JPS6411337B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6411337B2
JPS6411337B2 JP15008082A JP15008082A JPS6411337B2 JP S6411337 B2 JPS6411337 B2 JP S6411337B2 JP 15008082 A JP15008082 A JP 15008082A JP 15008082 A JP15008082 A JP 15008082A JP S6411337 B2 JPS6411337 B2 JP S6411337B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
roll
milling
propelling
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15008082A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5939349A (ja
Inventor
Akio Sugi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP15008082A priority Critical patent/JPS5939349A/ja
Publication of JPS5939349A publication Critical patent/JPS5939349A/ja
Publication of JPS6411337B2 publication Critical patent/JPS6411337B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、米の搗精方法と精米機に係り、搗
精工程内で摩擦度数を増大させて、米粒に働く摩
擦力が小荷重で搗精し得るようにして、砕粒の発
生、歩留りの低下、品質の劣化を防止し得るよう
にしたものである。
従来の摩擦精米は、主として加圧された状態で
米粒同志の摩擦、所謂粒粒摩擦によつて搗精する
もので、搗精の圧力を上げるか、搗精室を構成す
る搗精ロール又は除糠筒の構造を局部的に大きな
摩擦力が働くようにして搗精効果を上げるもので
あつた。
天産物である米の強度は一様ではなく、米粒一
粒毎に差異があつて通常少量の小強度の米が混入
する。
搗精に大きな摩擦力を作用させると米粒に働く
荷重は必然的に大きくなり、限度以上の荷重が働
いた米粒は破壊されて、ひび割れ、胴割れ、砕粒
となり、砕粒が発生すると割れた米の破砕面の鋭
角部分は崩壊しやすく、搗精の摩擦力が作用する
と、細い砕粒となり微粉化して歩留りが低下する
だけでなく、米粒同志の摩擦の接触面に介在し
て、胴割れ、砕粒の発生の原因となり、加速度的
に歩留りを低下させるだけでなく、砕粒の混入は
量に比例して食味と、外観を低下させる。
又、通常の摩擦搗精の粒粒摩擦では、澱粉層が
露出すると、硬い澱粉層同志の摩擦は殆んど摩耗
はなく、所謂無効摩擦となり、摩擦力は熱となつ
て無駄に費されるだけでなく、米の温度を上昇さ
せ甚しい場合は食味を甚しく低下させる。
発明者は、米の糠層を剥離除去する摩擦搗精に
於て、搗精回数の増加、即搗精工程を延重する
と、小搗精圧に分銅を調整して小電力消費量で搗
精が可能なことに着目し、搗精には必ずしも大摩
擦力を必要とせず、米粒一粒毎に働く摩擦力の大
きさを摩擦度数に置替え小荷重の摩擦力で搗精が
可能になるものと考察して、米が供給させて搗精
されて排出する一搗精工程内で摩擦度数を増加さ
せる方法として、搗精室内の米粒の公転運動の回
転力を自転運動の回転力に変えて自転運動の回転
を増加させることにより、小荷重の摩擦力で搗精
する発明に到達したものである。
搗精室内の粒粒摩擦は動摩擦で米粒同志の接触
点に於ける運動の方向又は速度差によつて発生
し、摩擦力は夫々の接触点の垂直力と摩擦系数に
よつて定まる。
又粒体群が推積した状態では1粒毎の接触点は
隣接する米粒の配位数に等しく、搗精室内の米粒
同志に於ても隣接する米粒の多数の配位数で接触
する。
搗精室内で米が搗精ロールの回転により一次的
に与えられる公転回転は米粒全体が搗精ロールの
回転と同一方向であるから、この公転回転では米
粒の摩擦は主として米粒同志の接触点の速度差に
より発生するが二次的に与えられる自転運動の回
転では、公転運動の回転の方向とは関係なく不規
側な方向に回転して米粒同志の摩擦は、多数の配
位数の接触点の方向差を生じ、方向差の変位によ
り発生する摩擦度数は、自転回転により著しく増
加する。
この発明は上述のような搗精室内の摩擦機構を
利用し、搗精工程に於て米粒の摩擦度数を増加さ
せるために、自転回転を増加させることをその基
本とするもので、搗精室内で垂直方向の上昇流と
なる米を充填密度が異つた状態で水平方向に公転
運動の回転をさせ、米が外周の除糠筒の内面で減
速又は失速して浮力を喪失して重力が働いて上昇
速度と水平回転の周速度が搗精室内の位置により
偏差を生じて乱流となつて撹拌され、一方搗精ロ
ールに短い非連続に設けた回転羽根、推進撹拌羽
根押圧撹拌羽根の複数組の組合せにより、搗精室
内の米の上昇流を公転運動の回転力を与えると同
時に撹拌し、これらの相互作用により自転回転を
増加させてその目的を達成したものである。
図面によつて発明の実施例を説明する。
回転軸1に推進ロール2と円筒形の搗精ロール
3を固定ねじ12により固定して取付け、同軸回
転させて供給口13より米を供給する。
米は推進室内に充満し推進ロール2の回転によ
り搗精ロール3と除糠筒5の間隙で構成する搗精
室6内に上昇し、搗精室6内に充満し分銅7で所
定の圧力に加圧された状態となり、圧力板8を押
上げて排穀口9より溢流し排穀樋14を経て排出
するように設ける。
搗精ロール3に搗精ロール3の回転により搗精
室6内の米に水平回転の回転運動を与える軸に平
行な短い突起の回転羽根10を夫々半回転した対
向位置に複数組設ける。(図面は3組のものを示
す)回転羽根10より夫々1/4回転した対向位置
にリード角が推進ロール2と逆方向の短い突起の
押圧撹拌羽根11Aと、リード角が推進ロール2
と同方向で押圧撹拌羽根11Aと同形の推進撹拌
羽根11B(図面では背面になり点線で示す)を
複数組設ける。撹拌羽根11は共に米の充填密度
を変え、撹拌を主目的とするものでリード角が小
さく、短い形状で、局部的に大きな摩擦力が働か
ない構造に設ける。
除糠筒5は、4隅を丸くした4角筒形で、糠を
篩分除去する金属網よりなる。
搗精室6内に上昇流となつて押上げられた米は
搗精ロールの回転羽根10の回転により水平回転
の公転回転の運動が与えられ浮力と遠心力を生じ
除糠筒5の内面に接する米粒は減速され、隅の部
分では1部は失速する。
搗精室6内は回転羽根10および押圧撹拌羽根
11A推進撹拌11Bの回転により充填密度は常
に差異がある状態で米は回転していて、搗精室6
内で公転回転する米は除糠筒5内面で減速又は失
速して浮力を失い重力が働き、上昇流が乱流とな
り、1対の回転羽根10は充填密度が変動しなが
ら水平回転させるが回転羽根10近くと、除糠筒
5内面近くでは速度差を生じ、押圧撹拌羽根11
A、推進撹拌羽根11Bにより、搗精ロール1回
転毎に逆方向に撹拌され、且これらの羽根は非連
続で複数段で複数回の撹拌がされるので搗精室6
内は極めて大きな自転の回転運動が与えられ、前
述するように、工程内で摩擦度数を著しく増大さ
せることができる。
搗精室6内の米は、給気管15より供給された
空気が搗精ロール3に多数設けた噴気孔16より
噴出し、摩擦により発生した糠は水平回転の遠心
力と共に空気の気流により除去され、糠室17を
経て排気管18を通じ機外に排出される。
この発明は、搗精室内で米の摩擦度数を増大さ
せることにより分銅重力の圧力等による大きな摩
擦力を働かせて搗精する場合と同様な効果を生じ
させる精米方法と精米機であつて、米に小摩擦力
を大度数働かせて搗精するもので、搗精工程に於
て、米には大きな荷重が働くことなく搗精し得ら
れるので、ひび割れ、胴割れ、砕粒の発生、搗精
温度の上昇等の要因で歩留り低下、精米品質の劣
化を防止し得られ、発明者の特許出願昭和54年特
許願第056327号等1連の長工程で摩擦搗精して不
淘洗加工する精米方法には特に顕著な効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施態様を示すもので、第1
図は1部を破砕して断面で示す側面図、第2図
は、除糠筒の横断面図である。 2……推進ロール、3……搗精ロール、5……
除糠筒、6……搗精室、10……回転羽根、11
A……押圧撹拌羽根、11B……推進撹拌羽根。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下方に推進ロール2を備え、その上方に搗精
    ロール3除糠筒5を設け、その間隙で搗精室6構
    成し、搗精ロール3に、2個1対で半回転した対
    向位置に付設した長方形の突起よりなる回転羽根
    10と、推進ロール2のねじのリード角と逆方向
    に傾斜した押圧撹拌羽根11A、およびリード角
    と同方向に傾斜した推進撹拌羽根11Bを1対と
    する回転羽根10と類似形の撹拌羽根11を、回
    転羽根より1/4回転した対向位置に付設した竪型
    精米機で、推進ロール2の回転で上昇する米が、
    常に重力により降下する力が働く状態で、搗精ロ
    ール3の回転羽根10、撹拌羽根11の回転によ
    り、米の上昇運動と回転運動が位置により速度差
    を生じて、水平回転の公転運動の回転力の一部
    が、米の自転運動の回転力となつて米粒同志の摩
    擦度数を増加させることを特徴とする米の搗精方
    法。 2 竪型精米機で、推進ロール2の上方に設けた
    搗精室6内に、推進ロール2と同軸回転する搗精
    ロール3を設け搗精ロール3に長方形の突起の回
    転羽根10をその長手方向が垂直で軸心に平行に
    回転する2個1対で半回転した対向位置に付設
    し、その上方に、推進ロール2のねじのリード角
    と逆方向に傾斜した押圧撹拌羽根11A、および
    リード角と同方向に傾斜した推進撹拌羽根11B
    を1対とする回転羽根10と類似形の撹拌羽根1
    1を、回転羽根10と1/4回転した対向位置に付
    設し、且、回転羽根10、撹拌羽根11それぞれ
    が非連続に1組もしくは複数組、撹拌ロール3に
    付設したことを特徴とする精米機。 3 除糠筒5を四角筒形又はその類似形としたし
    したことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の精米機。
JP15008082A 1982-08-31 1982-08-31 米の搗精方法と精米機 Granted JPS5939349A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15008082A JPS5939349A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 米の搗精方法と精米機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15008082A JPS5939349A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 米の搗精方法と精米機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5939349A JPS5939349A (ja) 1984-03-03
JPS6411337B2 true JPS6411337B2 (ja) 1989-02-23

Family

ID=15489072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15008082A Granted JPS5939349A (ja) 1982-08-31 1982-08-31 米の搗精方法と精米機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5939349A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03151529A (ja) * 1989-11-08 1991-06-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料噴射ポンプの制御方法および装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS644258A (en) * 1987-06-24 1989-01-09 Satake Eng Co Ltd Grain refining apparatus
JPH01301455A (ja) * 1988-05-30 1989-12-05 Chigusa Sakudo Kk 単軌条運搬車の停止ブレーキ取付構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2423494A1 (fr) * 1977-06-02 1979-11-16 Parcor Benzo (b) thieno pyridines, leur procede de preparation et leurs applications therapeutiques

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03151529A (ja) * 1989-11-08 1991-06-27 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 燃料噴射ポンプの制御方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5939349A (ja) 1984-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100470317B1 (ko) 분쇄기
CA1180926A (en) Pulp refining apparatus and methods
JPS59109253A (ja) 少なくとも1つの垂直または斜めに延びる円筒粉砕室を有するビ−タ粉砕機
US3808962A (en) Method of and apparatus for making substantially uniformly shaped flakes
JPS6411337B2 (ja)
JP4409759B2 (ja) 粉砕ミル
EP0379588B1 (en) Method and apparatus for grinding and pulverization
US3117343A (en) Pellet mill
WO2003090913A1 (fr) Appareil rotatif d'emulsion uniforme d'un liquide ou de particules
CN210305761U (zh) 金属铬破碎机
US3671019A (en) Apparatus for material fluffing
EP0040968A1 (en) Method for treating granular material
US2204039A (en) Treatment of grain, especially wheat
JPH05177146A (ja) 米穀処理装置
FI68269C (fi) Anordning foer desintegrering av fibermaterial
JP2828190B2 (ja) 竪型粉砕機
JPS5847946Y2 (ja) 前処理摺擦機
US4081558A (en) Processes and apparatus for producing active dried yeast
US3618864A (en) Methods of comminuting particulate matter
JPH0761452B2 (ja) 磨砕方法
CN219463532U (zh) 一种用于化学制药的碾磨装置
JPS62173163A (ja) 小物体を研磨する装置
JP2529257Y2 (ja) 攪拌造粒機の構造
JPS6051403B2 (ja) 木屑や木皮の粉砕機
SU1146079A1 (ru) Коллоидна мельница