JP2529257Y2 - 攪拌造粒機の構造 - Google Patents

攪拌造粒機の構造

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JP2529257Y2
JP2529257Y2 JP1990051803U JP5180390U JP2529257Y2 JP 2529257 Y2 JP2529257 Y2 JP 2529257Y2 JP 1990051803 U JP1990051803 U JP 1990051803U JP 5180390 U JP5180390 U JP 5180390U JP 2529257 Y2 JP2529257 Y2 JP 2529257Y2
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tank
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blades
stirring
upper blade
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JP1990051803U
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剛 石川
良章 小矢島
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三井鉱山株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、粒度分布のシャープな造粒物を得るため
の撹拌造粒機の構造に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、撹拌による造粒機としては、タンクの内底部よ
り突出した撹拌軸に上下一組の撹拌羽根を取付け、この
撹拌羽根を回転してタンク内の粉末を撹拌することによ
って造粒物を得るものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の造粒機は、撹拌軸に上羽根と下
羽根が一体に取付けられ同一速度で回転するものである
から、タンク壁部の遠心力、剪断力が大きくなり、タン
ク側壁への処理物の付着が多くなると共に、中央部と側
壁との剪断力の差が大きくなるため、均一の大きさの造
粒物が得られなかった。
そこで、この考案は、上記従来の欠点に鑑み、これを
解決すべくなされたものであって、タンク側壁面の滞
溜、付着をなくし、転動と高速羽根の剪断作用によっ
て、均一に撹拌し、粒度分布のシャープな造粒物を製造
することのできる造粒機を得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
これを達成する手段として、この考案は、タンクク中
央部に同一の回転中心を有し別駆動の上下複数の攪拌羽
根を持ち、上側の羽根は放射状でタンク内部範囲長さと
し、下側の羽根はタンク底面および側壁に沿って微小隙
間を隔てて取付けられ、下側と上側の羽根が互いに異方
向に異なった回転速度で回転すること、上記攪拌羽根の
回転速度を上側の羽根より下側の羽根が低速で回転する
こととしたものである。
〔実施例〕
タンク1は高さが比較的低く、例えばタンクの径を高
さの1.5乃至3倍とした盥状に形成され、その外周には
加熱又は冷却のためのジャケット2を有し、フレーム3
上に支持固定されている。タンク1の底部にはフレーム
3内に軸受箱4が設けられ、上下の軸受5,5によって筒
状の下羽根取付用外軸6を回転自在に支承し、該外軸6
の円孔部の上下に軸受7,7を取付けて、これに上羽根取
付用中軸8が回転自在に支持されている。外軸6の上部
には先端が上方に弯曲した下羽根9をタンク1の底面1a
および側壁1bと微少隙間eを隔てて取付けられており、
また外軸6より上方に突出する中軸8の上部には互いに
直交する2段の上羽根10を放射状に取付けたクラウン11
を嵌合し、その先端にキャップ12を螺着してクラウン11
を固定する。さらに上記外軸6および中軸8の下部には
各々動力伝達用のVプーリ13,14が取付けられ、各Vプ
ーリ13,14は夫々別々のモータ(図示省略)で駆動さ
れ、これによって上記下羽根9と上羽根10とは夫々互い
に逆方向に回転し、且つ下羽根9は上羽根10よりも相当
低速で回転するように駆動される。タンク1の上部には
盥15を被蓋し、その中央にバインダ投入用のスプレーノ
ズル16が取付けられており、該スプレーノズル16は供給
装置(図示省略)より供給されるバインダをタンク1内
に噴霧する。
なお、17は蓋15上に取付けたガス抜き、18はジャケッ
ト2内に加熱又は冷却用溶媒を供給するノズルを示す。
この様に構成されているので、スプレーノズル16によ
ってタンク1内に処理物を所定量投入した後、下羽根9
を低速度で、且つ下羽根9を矢印A方向に、上羽根10を
矢印B方向に互いに反対方向に回転する。これにより下
羽根9は処理物を転動させつつタンク1の中央部に向っ
て掻き込むように作動し、上羽根10は中央部に掻き寄せ
られた処理物に剪断力を付加しながらタンク1の側壁1b
方向に放出するように作動する。その際、放出された処
理物は側壁1b付近に下羽根9が低速度で回転しているの
で、この下羽根9によって放出力は緩和され、タンク側
壁1bへの付着、滞留を防止することができ、下羽根9と
上羽根10の相互作用によって造粒と大きなものの破砕が
効果的に行われ、粒度分布のシャープな製品が得られ
る。
なお、タンク1の形状を第3図に示すように側壁1bを
底面1aに向って拡がる傾斜aとした上すぼまり型として
も良い。
〔考案の効果〕
以上、実施例について詳述したように、この考案は、
上下の羽根を互いに異なる方向に異なった回転速度で回
転させたので、一方の羽根で掻き込まれた処理物は、他
方の羽根の逆方向から加えられる力によって効果的な剪
断力が発生し、均一な造粒化が促進されて高品質な造粒
物を得ることができる。
下羽根によるタンク底面および側壁と微小隙間による
処理物のタンク中央への掻き寄せ、上羽根の放射状でタ
ンク内部範囲長によるタンク外方への放出作用によっ
て、上羽根による外方への放出力は緩和され、タンク側
壁への処理物の付着、滞溜は防止されるものであるか
ら、従来のシングルドライブ方式の如く、処理物が遠心
力でタンク側壁に付着し、撹拌羽根の回転数を高速化で
きず、造粒効率を高めることができない等の問題点を解
消し、下羽根と異方向に異なった回転速度の上羽根で、
極めて均一な造粒物を短時間に製造することができる。
上側の羽根より下側の羽根が低速で回転することによ
り、極めて均一な造粒物を効率的に製造することができ
る等の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の縦断側面図、第2図は同じくタンク
内の平面図、第3図はタンクの他の実施例の一部縦断側
面図を示す。 1…タンク 9…下羽根 10…上羽根

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク中央部に同一の回転中心を有し別駆
    動の上下複数の攪拌羽根を持ち、上側の羽根は放射状で
    タンク内部範囲長さとし、下側の羽根はタンク底面およ
    び側壁に沿って微小隙間を隔てて取付けられ、下側と上
    側の羽根が互いに異方向に異なった回転速度で回転する
    ことを特徴とする攪拌造粒機の構造。
  2. 【請求項2】上記攪拌羽根の回転速度を上側の羽根より
    下側の羽根が低速で回転することを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の攪拌造粒機の構造。
JP1990051803U 1990-05-18 1990-05-18 攪拌造粒機の構造 Expired - Lifetime JP2529257Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01102290A (ja) * 1987-10-13 1989-04-19 Katsuyuki Ogura ロータリキルンにおけるシエルの支持輪用防摩器

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