JPH0761452B2 - 磨砕方法 - Google Patents
磨砕方法Info
- Publication number
- JPH0761452B2 JPH0761452B2 JP61179228A JP17922886A JPH0761452B2 JP H0761452 B2 JPH0761452 B2 JP H0761452B2 JP 61179228 A JP61179228 A JP 61179228A JP 17922886 A JP17922886 A JP 17922886A JP H0761452 B2 JPH0761452 B2 JP H0761452B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- roller
- raw material
- friction
- crushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Crushing And Grinding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主として各種の粒状固体の原料を摩擦して微
粉化する磨砕方法に関するものである。
粉化する磨砕方法に関するものである。
従来の技術と発明が解決しようとする課題 各種の微粉は今まで衝撃による粉砕と摩擦による粉砕と
で生産されてきたが、衝撃粉砕及び摩擦粉砕の双方と
も、粉砕工程中に粉砕された微粉の比表面積が大きく、
微粉の密度が空気混入のため小さくなり、衝撃力や摩擦
力が小さくなる。
で生産されてきたが、衝撃粉砕及び摩擦粉砕の双方と
も、粉砕工程中に粉砕された微粉の比表面積が大きく、
微粉の密度が空気混入のため小さくなり、衝撃力や摩擦
力が小さくなる。
また、衝撃力や摩擦力を大きくするために粉砕媒体を利
用することもあるが、消費する動力が大きい割には粉砕
能力が小さいなどの欠点があった。
用することもあるが、消費する動力が大きい割には粉砕
能力が小さいなどの欠点があった。
本発明は、これらの従来方式の欠点を解消し、簡単な構
成により小動力で効率良く微粉化処理を行える粉砕方法
を提供することを目的としている。
成により小動力で効率良く微粉化処理を行える粉砕方法
を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 この発明は、ドラム内に回転自在にローラーを支持し、
ドラムとローラーの回転中心を適正間隔ずらして配置
し、しかもドラムとローラーとを互いに離した状態でド
ラムを高速回転させ、ドラム内に投入した原料が遠心力
の作用でドラムの内周面に層を形成し、その原料の層が
ドラム内側に向って厚みを増やしていき、ドラムとロー
ラー間の原料の摩擦によってローラーが回転する状態で
原料が磨砕されることを特徴とする磨砕方法を要旨とし
ている。
ドラムとローラーの回転中心を適正間隔ずらして配置
し、しかもドラムとローラーとを互いに離した状態でド
ラムを高速回転させ、ドラム内に投入した原料が遠心力
の作用でドラムの内周面に層を形成し、その原料の層が
ドラム内側に向って厚みを増やしていき、ドラムとロー
ラー間の原料の摩擦によってローラーが回転する状態で
原料が磨砕されることを特徴とする磨砕方法を要旨とし
ている。
好ましくは、ドラムの原料の入口側内径を小さくし、出
口側内径を入口側内径より大きくし、一方向に原料が流
れやすい構成にする。また、遠心力の作用で磨砕時に投
入原料がドラムの内周面に層を形成するのでローラーの
回転軸を水平方向から垂直方向までの自由な角度に設置
することが可能である。
口側内径を入口側内径より大きくし、一方向に原料が流
れやすい構成にする。また、遠心力の作用で磨砕時に投
入原料がドラムの内周面に層を形成するのでローラーの
回転軸を水平方向から垂直方向までの自由な角度に設置
することが可能である。
実施例 本発明による磨砕方法においては、ドラム1の内側にロ
ーラー2を設け、ドラム1の回転中心をほぼ水平に配置
し、ドラム1の両端を開口してその開口部を原料の投入
口9と排出口10にし、排出口10側にドラム固定用円板3
を取り付けて、ドラム駆動用の軸5を通し、その軸5を
ベアリング4等で支えて回転可能にする。さらに、投入
口9よりドラム1内にベアリング7等で回転可能にした
ローラー2用の軸8をドラム1用の軸5と平行になる様
に組入れる。ドラム1の回転中心よりローラー2の回転
中心を少し(図面では距離a)ずらす。ドラム1用の軸
5はVプーリ6等を介して駆動する。
ーラー2を設け、ドラム1の回転中心をほぼ水平に配置
し、ドラム1の両端を開口してその開口部を原料の投入
口9と排出口10にし、排出口10側にドラム固定用円板3
を取り付けて、ドラム駆動用の軸5を通し、その軸5を
ベアリング4等で支えて回転可能にする。さらに、投入
口9よりドラム1内にベアリング7等で回転可能にした
ローラー2用の軸8をドラム1用の軸5と平行になる様
に組入れる。ドラム1の回転中心よりローラー2の回転
中心を少し(図面では距離a)ずらす。ドラム1用の軸
5はVプーリ6等を介して駆動する。
投入口9より投入された原料はドラム1の内周面に遠心
力で図に示すようにほぼ円環状の層を形成し、ドラム1
の回転と同じ速度で回転しながらドラム1内の原料層は
ドラム1の内側つまり回転中心に向かって厚みを増して
ゆき、やがて回転自由なローラー2とドラム1の間で加
圧されるようになるため、ローラー2はドラム1とロー
ラー2間の原料の摩擦で回転しだす。その状態で原料は
摩擦によって磨砕される。
力で図に示すようにほぼ円環状の層を形成し、ドラム1
の回転と同じ速度で回転しながらドラム1内の原料層は
ドラム1の内側つまり回転中心に向かって厚みを増して
ゆき、やがて回転自由なローラー2とドラム1の間で加
圧されるようになるため、ローラー2はドラム1とロー
ラー2間の原料の摩擦で回転しだす。その状態で原料は
摩擦によって磨砕される。
連続的に原料を投入すれば、ドラム1とローラー2間の
加圧による原料の摩擦がくりかえされ、排出口10の方向
へと原料が摩砕されて排出されていく。このようにして
原料を連続的に摩砕することができる。
加圧による原料の摩擦がくりかえされ、排出口10の方向
へと原料が摩砕されて排出されていく。このようにして
原料を連続的に摩砕することができる。
摩砕テストによると、従来のローラーミルにて硅砂を10
0メッシュ以下の粉砕に必要な動力を比較すると、1000K
g/時間当たり75Kw/Hrであるのに対し、本発明では11Kw/
Hrとなり、動力費が約7分の1ですむことが確認され
た。
0メッシュ以下の粉砕に必要な動力を比較すると、1000K
g/時間当たり75Kw/Hrであるのに対し、本発明では11Kw/
Hrとなり、動力費が約7分の1ですむことが確認され
た。
発明の効果 本発明によれば、簡単な構成により省エネルギーで種々
の粒状原料を効率良く摩砕することができる。
の粒状原料を効率良く摩砕することができる。
図は本発明の好適な実施例による磨砕方法を実施するた
めの装置の一例を示す概略断面図である。 1……ドラム 2……ローラー 3……ドラム固定用円板 4……ベアリング 5……駆動軸 6……Vプーリ 7……ベアリング 8……軸 9……投入口 10……排出口 11……投入シュート 12……排出口カバー 13……排出シュート
めの装置の一例を示す概略断面図である。 1……ドラム 2……ローラー 3……ドラム固定用円板 4……ベアリング 5……駆動軸 6……Vプーリ 7……ベアリング 8……軸 9……投入口 10……排出口 11……投入シュート 12……排出口カバー 13……排出シュート
Claims (1)
- 【請求項1】ドラム内に回転自在にローラーを支持し、
ドラムとローラーの回転中心を適正間隔ずらして配置
し、しかもドラムとローラーとを互いに離した状態でド
ラムを高速回転させ、ドラム内に投入した原料が遠心力
の作用でドラムの内周面に層を形成し、その原料の層が
ドラム内側に向って厚みを増やしていき、ドラムとロー
ラー間の原料の摩擦によってローラーが回転する状態で
原料が磨砕されることを特徴とする磨砕方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61179228A JPH0761452B2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 磨砕方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61179228A JPH0761452B2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 磨砕方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6092914A Division JP2548681B2 (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 摩砕装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6336848A JPS6336848A (ja) | 1988-02-17 |
JPH0761452B2 true JPH0761452B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=16062180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61179228A Expired - Lifetime JPH0761452B2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | 磨砕方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0761452B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006218339A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Kajima Corp | 再生骨材製造装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69423287T2 (de) * | 1993-09-24 | 2000-08-31 | Sintokogio, Ltd. | Vorrichtung zum Entfernen von an der Oberfläche der Körner von Giessereisand haftendem Material |
JP2629614B2 (ja) * | 1994-09-12 | 1997-07-09 | 株式会社竹六商店 | 破砕装置 |
CN105268532A (zh) * | 2015-11-27 | 2016-01-27 | 成都熠铭机械设备制造有限公司 | 联合碎磨系统 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2707395A1 (de) * | 1977-02-21 | 1978-08-24 | Heinz Jaeger | Federrollenmuehle |
JPS6142347A (ja) * | 1984-08-01 | 1986-02-28 | 川崎重工業株式会社 | 横型ロ−ラミル |
JPS6142348A (ja) * | 1984-08-01 | 1986-02-28 | 川崎重工業株式会社 | 横型ロ−ラミル |
-
1986
- 1986-07-30 JP JP61179228A patent/JPH0761452B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006218339A (ja) * | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Kajima Corp | 再生骨材製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6336848A (ja) | 1988-02-17 |
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JPH0331098B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |