JPS6410797B2 - - Google Patents

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JPS6410797B2
JPS6410797B2 JP55044532A JP4453280A JPS6410797B2 JP S6410797 B2 JPS6410797 B2 JP S6410797B2 JP 55044532 A JP55044532 A JP 55044532A JP 4453280 A JP4453280 A JP 4453280A JP S6410797 B2 JPS6410797 B2 JP S6410797B2
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gas
guide device
perforated plate
gas guide
passage
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JP55044532A
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English (en)
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JPS55135792A (en
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Shooningu Yosefu
Shubiiaazu Hansuugeorugu
Erutaa Kurausu
Sutoratsuke Uirufuriido
Mauaasuberugaa Rainharuto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOTSUHOTENPERATOORU REAKUTOORUBAU GmbH
Original Assignee
HOTSUHOTENPERATOORU REAKUTOORUBAU GmbH
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Publication date
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Publication of JPS6410797B2 publication Critical patent/JPS6410797B2/ja
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    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C1/00Reactor types
    • G21C1/04Thermal reactors ; Epithermal reactors
    • G21C1/06Heterogeneous reactors, i.e. in which fuel and moderator are separated
    • G21C1/07Pebble-bed reactors; Reactors with granular fuel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高温ガス冷却形原子炉の高温ガス集
合室を冷却ガスの環境領域に連結するために、屈
曲部分のある通路を有し、高温高圧で、かつ、高
速度で流れるガスを案内するガス案内装置
(Gasf∈hrung)に関するものである。
ガス冷却形原子炉において、たとえば、蒸気発
生器などの一次循環系の機器を共通の圧力容器内
に収納された原子炉の場合、炉心の部分を、遮蔽
手段によつて一次循環系から遮蔽し、これら一次
循環系の機器が直接的な中性子線によつて放射化
することを防止することは公知の技術である。遮
蔽体を特別に構成すれば、次のことがなされる。
すなわち、炉心の自由横断面領域からの有害な放
射線が一次循環系の機器に連結されたガス案内通
路に流れることなく、かつ、冷却ガスが圧力低下
を伴わずに炉心から一次循環系へと流れるように
することである。
西ドイツ特許公告第1083945号公報から、シリ
ンダ状内側部材と外側の遮蔽リング部材とよりな
る炉心遮蔽体が公知である。ここにおいて、この
遮蔽体は別の遮弊リング部材と共働して、冷却材
のためのS字形流通路を構成している。しかし、
この遮蔽構造では材料の使用が過大となる問題が
ある。
西ドイツ特許公開第1464705号公報には、放射
線に対して遮蔽された配管系が開示され、その配
管系は炉心から導出されている。又、当該公報に
は、原子炉容器との導通領域に、遮蔽ブロツクを
設置した構造が示されている。これによつて、導
通部がおおわれ、ガスないし流体は遮蔽ブロツク
を迂回して流れる。しかし、この遮蔽構造では、
遮蔽ブロツクのある部分では流通断面が大きくな
る問題がある。
又、遮蔽壁によつてガスの流通路を90度曲げる
こと、ならびにわん曲したガス通路を用いること
は、すでに公知である。たとえば、この構造は、
THTR型−300MWeの原子炉に見られる。ここ
において、炉心で加熱されたガスは高温ガス集合
室に集められ、それぞれのガス案内装置を通して
蒸気発生器へと導かれる。このガス案内装置は、
まず、熱的シールドのなされた水平な通路と、そ
れに対し90度の角度で上方に曲げられた通路を備
え、その後者の通路部は蒸気発生器のカバー部分
に連結されている。
しかし、上記構造においても未だ問題があつ
た。というのは、わん曲したガス案内部における
ガスの流れが偏向される位置において、流れ速度
が不均一になるとともに温度分布も不均一になる
ことである。ガス流速が不均一になると、ガス案
内装置に接続された構成体に対する望ましくない
供給ガス流速比(Anstromverhaltniss)が生じ、
その結果、当該構成体に大きな熱負荷がかかり、
この構成体の下部が損傷するおそれがある。又、
温度分布が不均一になると、ガス流中に避けなけ
ればならない種々異なる高温の流線を含むことに
なる。
西ドイツ特許公開第2257699号公報からは高流
速媒体用の大きい直径を備えるとともに曲げられ
た流通管の構成が公知であり、ここにおいては、
管の曲り位置で流れ分布を改善するためにカスケ
ード(Schaufelgitter)が設置されている。
更に、原子炉の高温ガスを良好に混合させる装
置も、すでに提案されている。しかし、これは、
炉心の下方領域内にある高温ガス集合室に配置さ
れ、高温ガス案内部へのガスの流入前の温度分布
を均一にする働きをするものである。
このような装置は、たとえば、V字形の押しの
け部材(Verdrangungskorper)を有し、その部
材を各高温ガス案内通路の前位置で高温ガス集合
室の床上に設置し、高温ガスを上方に偏向させ
る。
更に、高温ガスの混合を良好に行なう次のよう
な構造の装置もみられる。すなわち、床部反射材
を支持する。高温ガス集合室におかれた複数の円
柱部材が中空状に構成され、それら中空の柱部材
の内部が、一方ではラジアル方向の孔を介して高
温ガス集合室に連結されるとともに、他方では床
部反射材内の冷却ガス流通空間に連結される。
従つて、本発明の目的は、わん曲構成のガス通
路内における均一なガス流速ならびに温度分布を
得ることができ、圧力損失を実質的に生じさせ
ず、かつ、耐久性に富むガス案内装置を提供する
にある。
上記目的を達成するために、本発明のガス案内
装置は、当該装置の変曲部ないし角部(Umlenk
−stelle)のところにおいて、孔あき板状体
(Lochpla−tte)を、角部における最大の横断面
領域をおおうように傾斜状態で設置し、その板状
体に複数個の、好ましくは円形状の、貫通孔を設
け、その貫通孔をガス通路の第2の通路を構成す
る壁面に対し実質的に平行となるように形成して
なる構成とした。
このような傾斜配置の孔あき板状体により、そ
の板状体の面全体、いいかえれば横断面全体にわ
たつて、ガスの均一な流速度が得られる。すなわ
ち、上記貫通孔は下流側である第2の通路の壁面
と平行であるため、これら貫通孔から噴出するガ
スの流れはこの第2の通路と平行であり、この第
2の通路内におけるガスの流れが均一化される。
ここにおいて、圧力損失はきわめてわずかで問題
がない。局部的な速度の違いは平滑化されるの
で、ガス案内装置の後に連結された構成体、たと
えば蒸気発生器へ均一なガスの流れを提供するこ
とが保証される。このような供給ガス流速比の改
善に加えて、温度分布の均一化も得られる。とい
うのは、この孔あき板状体を通すことによりガス
が十分に混合されるからである。従つて、高温の
ガス流線の発生を避けることができる。
又、孔あき板状体はその平面の大きさに比して
肉厚ないし高さを大きくするのが望ましい。そう
することにより、板状体が放射線に対する遮蔽の
機能をも同時に果すことができ、特別に遮蔽体を
ガス流通路に設ける必要がない。この遮蔽効果
は、孔あき板状体を傾斜状態で設置すること及び
板状体の平面に対して貫通孔を斜めに形成するこ
と、更には、貫通孔の直径を孔の長さに対し適切
な比に設定することにより得られる。また、これ
らの貫通孔は第2の通路と平行であるから、第1
の通路からの放射線に対して傾斜することにな
り、放射線の遮蔽効果が大きい。
上記のように板状体を厚く構成した場合、板状
体の周面は、ガス通路を構成する壁面に対し平行
となるよう形成するのが望ましい。
孔あき板状体は金属材料又は陶器材料により作
られる。この材料の選択は、ガス通路で生じる圧
力分布の何により決められる。
又、孔あき板状体に設けられる貫通孔は、全て
同じ直径で、かつ、板状体の平面全体にわたつて
均一の格子状に配置されるのが望ましい。そし
て、これら貫通孔の好適な直径は、流通抵抗の位
置的変化についてガス流の検査をすることにより
求められる。たとえば、流速度分布が十分に滑ら
かになつていて、位置的速度変化の最大が平均速
度に対して約±10%の場合、孔あき板状体の自由
平面(freieFlache)、すなわち貫通孔の合計面積
は板状体の平面面積の少なくとも50%を占めるよ
うに設定される。そして、孔あき板状体中の孔は
より密集して形成するのが望ましい。そうするこ
とにより、生ずる定常的熱応力は小さくなり、非
定常的熱応力も大幅に避けることができる。も
し、このような孔あき板状体をガス通路に設置し
ない場合には、ガス流速度は局部的には平均流速
度に対し100%を越える速度変位を生ずるおそれ
がある。
本発明のガス案内装置では、更に、孔あき板状
体が、少なくとも3点の位置で当該装置の壁面部
に支持される。各支持点において、たとえば、支
持ボルトが壁面部に設けられ、これに対応して板
状体の側面には下方に向けて開口したくぼみが形
成され、このくぼみに支持ボルトが挿着される。
そして、支持ボルトの挿入端部には玉継ぎ手
(Kugelgelenk)が設けられ、これに、くぼみ内
に設けた半円形状の部材に係合するように構成す
る。
上記のような支持構造は、ヘリウムの雰囲気中
においても、又前述したガス圧力ならびに温度状
況においても、孔あき板状体を常に支持能力を損
なうことなく確実に支持する効果を発揮する。
又、この構造によつて、熱膨張によつて板状体が
自由にスライド運動ができるとともに板状体の取
付け、取外しが容易にできる。しかも、当該部分
の製作誤差は玉継ぎ手の採用により十分に小さく
することができる。
ガス通路内の圧力差が大きい場合、板状体のく
ぼみ内の半円形状部材及び玉継ぎ手の外側リング
部に硬質の金属よりなる軸受部を設け、その硬質
の軸受け部で孔あき板状体の接触支持ないし摩擦
支持をなすように構成する。又、この硬質の軸受
部には、炭化チタンにより被覆が施される。
更に、本発明では、各支持ボルトに対して冷却
手段を設け、孔あき板状体の支持機能ができるだ
け長期間維持できるように工夫した。
すなわち、各支持ボルトを中空シリンダ状の外
側部材と、その部材の中心部に心棒状に配置され
る内側部材より構成する。そして、中空シリンダ
状の外側部材の板状体側の一端部を小径に形成し
てピポツトを構成し、その上に玉継ぎ手を配置す
る。そのピポツトの内部には心棒状内側部材を挿
着する。
各支持ボルトの外側部材と内側部材の間に熱的
絶縁体を設け、これを支持ボルトのための冷却手
段の一部として構成する。更に、内側部材の、板
状体とは反対の端部に冷却板を取付ける。この冷
却板は冷却ガスにさらされるため、玉継ぎ手の部
分に生ずる熱が内側部材を介して冷却板へ伝達さ
れ、そこで効果的に放熱される。すなわち、この
冷却板も支持ボルトのための冷却手段の他の一部
を構成する。
更に望ましいことは、熱膨張による応力を避け
るために、少なくとも当該案内装置の一端部を移
動可能に構成することである。
以下、図面に示す本発明のガス案内装置の実施
例を説明する。
第1図には、本発明のガス案内装置を装備した
原子炉の炉心構造が断面形で示されている。この
原子炉は、基本的に言つて、空胴部101を有す
るプレストレスト・コンクリート圧力容器100
と、炉心102と、蒸気発生器103と、冷却ガ
スの循環のために必要な送風装置(Geblase)1
04よりなる。この炉心102は堆積した球形燃
料体、いわゆるペブルベツト燃料よりなり、その
燃料体は上方から供給されるとともに下方の使用
済燃料球排出管105より排出される。この原子
炉の駆動及び制御は、制御材としての吸収棒10
6によりなされる。この棒106は堆積した燃料
体内に挿入されている。
炉心102は反射体により囲まれていて、その
反射体は天井部反射材107とシリンダ状の側部
反射材108と床部反射材109より構成されて
いる。天井部及び床部反射材107,109は冷
却ガス用の流通路をもつている。天井部反射材1
07より上の領域は冷却ガス集合室110になつ
ているとともに床部反射材109より下の領域は
高温ガス集合室111になつている。そして、そ
の高温ガス集合室111には、複数のガス案内装
置112が接続されている。これらガス案内装置
112はわん曲状に構成されるともに高温ガス集
合室111は蒸気発生器103に連結する。この
ガス案内装置はガスの流通する通路からなり、こ
の通路は上流側の第1の通路、わん曲部すなわち
変曲部ないし角部、および下流側の第2の通路と
から構成され、ガスはこの第1の通路、わん曲
部、第2の通路の順に流れる。各ガス案内装置1
12の変曲部ないし角部(Umlenkstelle)には、
孔あき板状体(Lochplatte)113が設置されて
いる。
反射体のまわりには、天井部遮蔽材114と側
部遮蔽材115とよりなる熱遮蔽体が配置され、
側部反射材108と側部遮蔽材115の間には環
状の室116として自由空間が設けられている。
この室116を通して送風器104から来る冷却
ガスが冷却ガス集合室110に取入れられる。そ
のガスの還流は自由流通室117において蒸気発
生器103に沿つて下方に流された後に生ずる。
ガス案内装置112は、その上端部が蒸気発生
器103のおおい(Mantel)に固定されている。
ガス案内装置の他端部はシリンダ状側部反射材1
08の外壁に移動可能に装着されている。そし
て、この装置の取付部分は金属の薄片により保護
されている。
以上は本発明のガス案内装置を含む原子炉の全
体構造の概略説明であり、以下、ガス案内装置を
具体的に説明する。
第2図及び第3図には、第1図に示すガス案内
装置112に対応するガス案内装置1の詳細構造
が示されている。当該装置1は水平に配置された
第1の通路2と、それと直角をなすように上方に
曲げられた第2の通路3とを有するこれら通路
2,3は通路壁2a,3aによつて形成されてい
る。これら通路の間の変曲部ないし角部は4a,
4bで示してある。また、これらガス案内装置の
通路2,3を構成する通路壁2a,3aの内面に
は金属製の比較的肉薄の絶縁部材5を有しその内
側には被覆6が設けられている。
水平な第1の通路2は垂直な断面で見た場合、
矩形をなし、支持部材8を介して、黒鉛よりなる
遮蔽体7に支えられている。第2の通路3は、水
平断面で見た場合円環状の断面を有する。この第
2の通路壁3aは下部領域において、他の遮蔽体
9に対して動き得るように装着されている。すな
わち、熱膨張に従つて第2の通路壁3aは第1の
通路壁2aとともに水平に移動するように案内さ
れている。その遮蔽体9は第2の通路壁3aと原
子炉の空胴部の壁面との間に配置されている。第
1の通路壁2aと遮蔽体7の間、及び第2の通路
壁3aと遮蔽体9の間には、それぞれ自由空間1
0,11があり、この両空間は第1図における空
間117に相当するとともにガス通路の一部分と
なつており、ここにも冷却ガスが流れる。その冷
却ガスは蒸気発生器に連通する送風装置から送り
込まれ、炉心の外壁に沿つて流され、次いで炉心
内に入れられる。
第2の通路3のところには相当に厚さのある孔
あき板状体12が設置されている。この板状体1
2は第1図の板状体113に相当し、金属又は陶
器材料より作られている。板状体12は断面がだ
円形状をなすとともに、そこには多数の円形の貫
通孔13が設けられている。これら貫通孔13は
全て同じ直径を有するとともに板状体12の平面
全体にわたつて均一な格子14の態様をなしてい
る。貫通孔13の寸法ならびに数は板状体12の
自由断面(freier Querschnitt)、すなわち貫通孔
の合計面積が少なくとも50%を占めるようにきめ
られる。
孔あき板状体12は第2の通路3に対して傾斜
状態で設置される。その傾斜角度は、この実施例
において、第2図に示してあるように水平面に対
し20度となつている。この板状体の配置からわか
るように、板状体12は角度4a,4bのところ
の最も大きい横断面領域を占める。すなわち、第
2図に示すように板状体12は一方の角部4aか
ら他方の角部4bにまで延出している。又、この
板状体12の側面15と貫通孔13は第2の通路
3の壁面に平行となつている。
第3図からわかるように、孔あき板状体12
は、ガス案内装置1の通路壁2a,3aに3つの
点A,B,Cで支持されている。
板状体12を通過することにより炉心からこの
第2の通路3内に送り込まれる高温ガスの流速度
の均一化ならびに温度分布の均一化がなされる。
それによつてこの第2の通路3を介して連結され
た蒸気発生器に対して良好なガス流を供給するこ
とができ、蒸気発生器に対し過負荷を与えること
がないので、耐久性の向上が果せる。
第4図ないし第6図には、第1図に示すガス案
内装置112に対応する類似構造の他の実施例の
ガス案内装置21が示されている。この装置は水
平に配置された第1の通路22と、それに対し90
度曲げられて上方に延出した第2の通路23を有
する。これらの通路の間の変曲部又は角部には参
照番号24a,24bが付されている。このガス
案内装置の通路を構成する通路壁22a,23a
の内側には金属製の肉薄の絶縁部材25が設けら
れ、その部材25の内側には被覆26が設けられ
ている。
水平な第1の通路壁22aは矩形の断面を有す
るとともに支持部材28を介して、黒鉛よりなる
遮蔽体27に支えられている。そして、これは原
子炉の空胴部の床面におかれている。一方、第2
の通路壁23aは円環状の断面を有し、下端部領
域において、他の遮蔽体29に第4図に示す通り
挿着されている。この遮蔽体29は第2の通路壁
23aと原子炉の空胴部の壁面との間に配置され
ている。水平な第1の通路壁22aと遮蔽体27
の間、及び第2の通路壁23aと遮蔽体29の間
には、それぞれ自由空間30,31が設けられ、
それら空間は第1図における空間117に相当す
る。その空間を通して冷却ガスが流れる。冷却ガ
スは、たとえば第1図に示す送風器104のとこ
ろから送り込まれるとともに炉心まで案内され
る。
第2の通路23において、相当に肉厚のある孔
あき板状体32が配置されている。この板状体3
2は第1図に示す板状体113に相当し、金属又
は陶器材料より作られ、楕円形の断面を有すると
ともに多数の円形貫通孔33が形成されている。
全ての貫通孔33は等しい直径をもち、板状体全
体にわたつて均一な格子34の態様をなしてい
る。貫通孔33の寸法及び数は、板状体12の自
由断面、すなわち貫通孔全体の面積が50%を占め
るように決められる。
孔あき板状体32は第2の通路23に対して傾
斜状態で配置されている。この実施例において
も、板状体32の傾斜角度は図示のように水平面
に対し20度に設定してある。そして、角部24
a,24bにわたる最大の断面領域が、この板状
体32よりおおわれる。すなわち、板状体32は
一方の角部24aから他方の角部24bまで延出
している。板状体32の側面35と貫通孔33は
第2の通路23の壁面に対し平行になつている。
板状体32を通過することにより、炉心から流
れてくる高温ガスの流速度の均一化がなされると
ともに温度分布も均一になる。それによつて、第
2の通路部分23に連結された蒸気発生器に対し
て良好なガス流を供給する。この蒸気発生器は第
1図における蒸気発生器103に相当する。
孔あき板状体32は、第3図に示す板状体12
と同様3つの点A,B,Cでガス通路の通路壁に
支持されている。各点における支持手段としてボ
ルト36が用いられる。板状体32の対応する各
支持位置において、側面にはくぼみ37が形成さ
れている。このくぼみ37は側面に向かつてのみ
ならず、着脱自在とするために下方に向かつても
開口している。そして、これらくぼみ37に対応
するボルト37の端部がくぼみ内に挿入されてい
る。これらボルトの挿入端部には玉継ぎ手
(Kugelgelenk)38が設けられている。そして、
この孔あき板状体32ははその自重によつて上記
ボルト37に支持されている。原子炉構造におい
て通常用いられている構造と同様に、この孔あき
板状体32の自重は比較的大きく、流通するガス
の圧力によつて浮き上ることがないように構成さ
れている。
第6図からわかるように、各くぼみ37には半
円形状(halbschalenformig)の部材39が嵌入
されている。ここには、硬質金属よりなる軸受部
材40が設けられている。その部材40には炭化
チタン(TiC)よりなる被覆41が設けられてい
る。これと同様の硬質の金属よりなる軸受部材4
2が玉継ぎ手38の外側リング部38aに埋め込
まれている。そして、その部材42上に炭化チタ
ンよりなる被覆41が接触するようになつてい
る。なお、部材42上にも炭化チタンの被覆を設
けるのが、より望ましい。軸受部材40,42は
孔あき板状態32の保持のための摩擦ならびに滑
動をなす位置を提供する。そして、このような構
造のため、熱膨張によりガス案内装置の案内部を
含む構造体がスライド運動することが許容され
る。
前述の3つの支持ボルト36の各々は、第6図
に示すように、中空シリンダ状の外側部材43と
その内部に軸心に沿つておかれた心棒状の内側部
材24よりなる。外側部材43の一端部は小径の
ピポツト45にすぼめられており、そのピポツト
45は心棒状内側部材24の端部46に直接係合
している。又、外側部材43の外周面には玉継ぎ
手38が支持されている。
各支持ボルト36の外側部材43と内側部材2
4の間には熱的絶縁体47が配置され、冷却手段
49の一部を構成している。この冷却手段は各支
持ボルトにそれぞれ設けられている。又、この冷
却手段49には冷却板48も含まれる。この冷却
板48は各内側部材24の、孔あき板状態32と
は反対側の端部に取付けられている。これら冷却
板48は自由空間31内に位置する。この自由空
間31に送風器104(第1図)から送られて来
る冷却ガスが流れることは前述と同様である。従
つて、冷却ガスは冷却板48及び心棒状内側部材
24を介して、高温ガスにさらされる玉継ぎ手3
8のところで生ずる熱を放出する働きをなす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるガス案内装置を設置した
原子炉の縦断面図、第2図は第1図に示すガス案
内装置の部分のみを拡大し、かつ、参照番号を別
に付して示す第3図の2−2線より見た縦断面
図、第3図は第2の通路部分を特に示す第2図の
上面図、第4図は第2図に類似し、孔あき板状体
の変形支持構造を含む第5図の4−4線より見た
他の実施例の縦断面図、第5図は第3図に類似す
る、第4図の上面図、第6図は第4図に破線で囲
んだX部分の拡大断面図である。 112,1,21……ガス案内装置、12,3
2……孔あき板状体、13,33……貫通孔、4
a,4b、24a,24b……変曲部又は角部、
36……支持ボルト、100……圧力容器、10
3……蒸気発生器、110……冷却ガス集合室、
111……高温ガス集合室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高温ガス冷却形原子炉の高温ガス集合室を冷
    却ガスの循環領域に連結する第1の通路2,22
    および第2の通路3,23を備え、高温高圧で、
    かつ、高速度で流れるガスを案内するガス案内装
    置において、当該装置の両角部4a,4b,24
    a,24bにかけて孔あき板状体113,12,
    32を、この両角部にわたつて形成される最大の
    横断面領域をおおうように、傾斜状態で配置し、
    その板状体にガスの流れを偏向する複数個の貫通
    孔13,33を設け、また上記通路の壁に設けら
    れた少なくとも3個の支持ボルト36およびこれ
    らの先端に設けられた玉継ぎ手38を介して上記
    孔あき板状体が支持され、またこの孔あき板状体
    の各貫通孔を当該装置の上記第2の通路3,23
    を構成する壁面に対して実質的に平行となるよう
    に形成してなるガス案内装置。 2 孔あき板状体113,12,32はその平面
    の面積に比して肉厚に構成されてなる特許請求の
    範囲第1項に記載のガス案内装置。 3 孔あき板状体113,12,32の側面は当
    該装置の第2の通路3,23を構成する壁面と実
    質的に平行をなす特許請求の範囲第2項に記載の
    ガス案内装置。 4 孔あき板状体113,12,32は金属材料
    より構成されてなる特許請求の範囲第1項に記載
    のガス案内装置。 5 孔あき板状体113,12,32は陶器材料
    により構成されてなる特許請求の範囲第1項に記
    載のガス案内装置。 6 孔あき板状体113,12,32に形成され
    た各貫通孔13,33は円形状をなすとともに等
    しい直径を有し、かつ、これら貫通孔は板状体の
    全体にわたつて均一な格子14,34の態様で配
    置されてなる特許請求の範囲第1項に記載のガス
    案内装置。 7 孔あき板状体113,12,32の横断面積
    において貫通孔の占める自由断面が少なくとも50
    %の面積となる特許請求の範囲第4項に記載のガ
    ス案内装置。 8 前記両角部4a,4b,24a,24bを境
    としてその一方の前記第2の通路3,23が設け
    られ、その通路は断面が円環状をなし、他方に断
    面矩形状の第1の通路2,22が設けられてなる
    特許請求の範囲第1項に記載のガス案内装置。 9 高温ガス冷却形原子炉の高温ガス集合室を冷
    却ガスの循環領域に連結するためのガス案内装置
    であつておおむね垂直方向に沿つて配置された通
    路を少なくとも有し、この通路に横断面がだ円形
    の孔あき板状体を当該装置の角部において傾斜上
    体で配置し、前記孔あき板状体に前記通路を構成
    する壁面と平行に複数の貫通孔を設けてなるもの
    において、孔あき板状体113,12,32は当
    該装置の壁面に設けられた少なくとも3つの支持
    ボルト36により支持され、これら各支持ボルト
    は前記板状体の側面35に形成されるとともに下
    方に向かつて開口した窪み37にそれぞれ装着さ
    れ、その各支持ボルトの挿入端部に玉継ぎ手38
    が設けられ、その玉継ぎ手は前記各くぼみ内に配
    置された対応半円形状の部材39と係合してなる
    ガス案内装置。 10 前記玉継ぎ手38の外側リング部38aと
    半円形状の部材39のそれぞれの係合部分に硬質
    金属よりなる軸受部40,42を設けて、これら
    軸受部の係合によつて孔あき板状体32の接触支
    持位置を構成するとともに、前記軸受部上に炭化
    チタンの被覆41を設けてなる特許請求の範囲第
    9項に記載のガス案内装置。 11 前記各支持ボルト36に冷却手段49を設
    けてなる特許請求の範囲第10項に記載のガス案
    内装置。 12 各支持ボルト36を、中空シリンダ状外側
    部材43とその外側部材の中心軸線に沿つて配置
    された心棒材の内側部材44とより構成し、外側
    部材の一部を小径にして玉継ぎ手38を外周に配
    設するためのピボツト部45を構成し、かつ、そ
    のピボツト部の内部に前記内側部材を支持させて
    なる特許請求の範囲第9項に記載のガス案内装
    置。 13 前記各支持ボルト36の外側部材43と内
    側部材44の間に熱的絶縁部材47を配置すると
    ともに内側部材の、孔あき板状体32とは反対の
    端部50において冷却ガスにさらされる冷却板4
    8を支持させてなる特許請求の範囲第11項又は
    第12項に記載のガス案内装置。 14 当該ガス案内装置の一端部は移動可能に構
    成されてなる特許請求の範囲第9項に記載のガス
    案内装置。
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