JPS641065Y2 - - Google Patents

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JPS641065Y2
JPS641065Y2 JP259982U JP259982U JPS641065Y2 JP S641065 Y2 JPS641065 Y2 JP S641065Y2 JP 259982 U JP259982 U JP 259982U JP 259982 U JP259982 U JP 259982U JP S641065 Y2 JPS641065 Y2 JP S641065Y2
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air
die
cylindrical film
chamber
ring
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JP259982U
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JPS58104616U (ja
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインフレーシヨンフイルム成形装置に
係る。詳しくは、バブルを安定化させ、厚みむら
のないフイルムを高能率に製造し得るインフレー
シヨンフイルム成形装置に関するものである。
従来インフレーシヨン成形、すなわち、円形ス
リツトを有するダイから溶融樹脂を筒状に押出
し、この筒状体の内部に空気等の気体を吹き込ん
で膨張させ、筒状のフイルムを得ることが行なわ
れている。
そして、このダイから押出された筒状フイルム
をダイの近傍に設けられたエアーリングにより冷
却することも知られている。
しかしながら、このような従来のインフレーシ
ヨンフイルム成形装置はバブルを安定化するのが
まだ充分でなく、特に高速成形、高ブローアツプ
成形等には使用し得ない。
使用する樹脂の中でも特に密度0.94以上の高密
度ポリエチレンや近年注目を集めている線状低密
度ポリエチレン等の溶融張力の低い熱可塑性合成
樹脂を使用してフイルムにインフレーシヨン成形
することは大変難かしかつた。
本考案者等は、このような現状に鑑み、高密度
ポリエチレンや線状低密度ポリエチレン等を用い
て特に高速成形、高ブローアツプ成形が行ない得
るインフレーシヨンフイルム成形装置を提供する
べく鋭意検討を行なつた結果、エアーリングを特
殊な構造とすることにより問題を解決し本考案を
完成した。
すなわち、本考案の要旨は、円形スリツトを有
するインフレーシヨン成形用ダイと、該ダイの円
形スリツトを囲繞するように設けられたエアーリ
ングとからなり、該エアーリングの空気吹出口を
円形スリツトから押出された筒状フイルムの引取
方向に向つて拡径されたテーパー面を有する外側
リツプと該外側リツプよりダイ側に設けられた内
側リツプとの間に形成し、該内側リツプとダイと
の間には空気変動緩和室を形成し、該空気変動緩
和室は連通孔により外部と連通していることを特
徴とするインフレーシヨンフイルム成形装置に存
する。
本考案装置に適用し得る熱可塑性合成樹脂とし
てはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー
プロピレン共重合体、ポリブテン−1、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等のオレフイン系樹脂、ポ
リエチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン三
元共重合体等のスチレン系樹脂、ナイロン6、、
ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロン11、
ナイロン12等のアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体等の塩化ビニル系樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート等のエ
ステル系樹脂等、通常インフレーシヨン成形に用
いられる熱可塑性合成樹脂が適用し得るが、中で
もポリオレフイン系樹脂が好適であり、更に好ま
しくは高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチ
レン等の溶融張力の低いポリエチレンが良く、特
に線状低密度ポリエチレンが最適である。
線状低密度ポリエチレンとは、エチレンと他の
α−オレフインとの共重合物であり、従来の高圧
法により製造された低密度ポリエチレン樹脂とは
異なる。線状低密度ポリエチレンは、例えばエチ
レンと、他のα−オレフインとして1−ブテン、
1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン等との
共重合体であり中低圧法高密度ポリエチレン製造
に用いられるチーグラー型触媒又はフイリツプス
型触媒を用いて製造されたものであり、従来の高
密度ポリエチレンを共重合成分により短い枝分か
れ構造とし、密度もこの短鎖枝分かれを利用して
適当に低下させ0.91〜0.95g/cm3程度としたもの
であり、従来の低密度ポリエチレンより直鎖性が
あり、高密度ポリエチレンより枝分かれが多い構
造のポリエチレンである。
以下本考案の装置につき図面を用いて更に詳細
に説明する。
第1図は本考案の装置の一例を示す縦断面図で
ある。
第2図は本考案の装置の他の一例を示す縦断面
図である。
図中1はエアーリング、2はダイ、3は外側リ
ツプ、4は内側リツプ、5は空気吹出口、6は空
気変動緩和室、7は減圧発生部、8は冷却空気入
口、9は整流筒、10は筒状フイルム、11はス
ペーサー、12は連通孔、13は空気流入孔、1
4は膨張用空気導入口をそれぞれ示す。
第1図に示すようにエアーリング1は円形スリ
ツトを有するダイの上部に円形スリツトを囲繞す
るように設けられている。
エアーリング1には外側リツプ3と内側リツプ
4が設けられており、外側リツプ3の内面はダイ
2の円形スリツトから押出された筒状フイルム1
0の引取方向に向つて拡径されたテーパー面とさ
れており、内側リツプ4はこの外側リツプの下方
であつてダイ側に設けられている。内側リツプ4
の内面は外側リツプ3と同様に筒状フイルムの引
取方向に向つて拡径されているのが良い。
外側リツプ3と内側リツプ4との間には間隙が
形成されており、この間隙が空気吹出口5とされ
る。空気吹出口5は、該吹出口5から吹出された
空気が、外側リップ3のテーパー面と筒状フイル
ムの間をスムーズに流れるように筒状フイルム1
0の引取方向に向いて開口されているのが良い。
内側リツプ4とダイ2との間には空気変動緩和
室6が形成されており、該空気変動緩和室6は連
通孔12を経て外部に連通している。
上記空気吹出口5から吹出された空気は外側リ
ツプ3のテーパー面と筒状フイルム10の間をフ
イルムの引取方向に流れるため、空気変動緩和室
6内の空気は筒状フイルム10の方に吸引され
る。空気が吸引されると連通孔12を経て外部の
空気が補充されて空気変動緩和室6は常に大気圧
に保持されている。
今、ダイ2の円形スリツトから押出された筒状
フイルム10が膨張用空気導入口14から導入さ
れた空気の流量或は圧力の変動等により外向きの
変形(筒状フイルム10が膨張しすぎる変形)が
起きたとする。
この場合、空気変動緩和室6は瞬間的に若干加
圧状態となるが連通孔12により外部と連通して
いるため該連通孔12から外部に空気が流出して
瞬時に大気圧に保持される。
逆に、筒状フイルム10が内向きに変形(筒状
フイルム10が縮径するような変形)した場合は
空気変動緩和室6内が若干減圧状態となるが連通
孔12から直ちに外部の空気が流入して大気圧に
保持される。
即ち、連通孔12は筒状フイルム10の変形に
伴なう空気変動緩和室6内の空気変動を緩和し、
筒状フイルム10を安定化させる働きをする。
第2図は、空気変動緩和室6とエアーリング1
の空気流路を連通させた装置を示す図である。
第2図の装置において、空気入口8から供給さ
れた空気は邪魔板により整流され空気吹出口5に
向つて送られる。送られた空気は空気流路と連通
された空気変動緩和室6の上方を連過する。この
空気変動緩和室6が空気流路と連通された部分に
は、ベンチユリー効果を生ずるような減圧発生部
7が形成されており、エアーリング内の空気流路
を流れる空気によるベンチユリー効果により空気
変動緩和室6内の空気を吸引する。
空気変動緩和室6には連通孔12を通つて外部
の空気が、また内側リツプ4とダイ2との間の空
気が補充されるので空気変動緩和室6内は常に大
気圧に保持されている。
この装置に於ても第1図に示した装置と同様、
筒状フイルム10の瞬間的な変動により空気変動
緩和室6内の空気圧変動が発生しても連通孔12
が空気圧変動を緩和し、筒状フイルム10を安定
化させる。
第1図に示した装置との相違は空気変動緩和室
6内の空気の流動方向にあり、第1図の装置で
は、空気変動緩和室6内の空気は筒状フイルム1
0の方向に流出しているが、第2図の装置では筒
状フイルム10側の空気を空気変動緩和室6内に
吸引している点である。筒状フイルム10の安定
化、筒状フイルム10の冷却効果の上からは第2
図に示した装置のように筒状フイルム10の側の
空気を空気変動緩和室6内に吸引するような装置
とするのが望ましい。
本考案の装置には外側リツプ3の上方に整流筒
9を設け、空気吹出口5から吹出された空気を筒
状フイルム10に沿つて更に良好に流れるように
するのが望ましい。
また、該整流筒9にはベンチユリー効果により
外部の空気を流入できるように、空気流入孔13
を設け、大量の空気を筒状フイルム10に当てる
ようにするのが望ましい。
なお、第1図、第2図に示すように外側リツプ
3はエアーリング1に螺合等の手段により取付
け、上下動可能としておくことにより空気吹出口
5からの吹出量や、空気変動緩和室6内の空気吸
引量等を調節し得るようになされているのが望ま
しい。
また、整流筒9もエアーリング1に螺合等の手
段により取付け、上下動可能としておくことによ
り空気吹出口5からの吹出空気の整風状態や、空
気流入量等を調節し得るようになされているのが
望ましい。
このように、本考案の装置によれば、ダイ2の
円形スリツトから押出された筒状フイルム10の
変形に伴なう空気変動緩和室6内の空気圧変動を
緩和し、筒状フイルム10を安定化させる効果を
奏する。これにより高速成形、高ブローアツプ成
形が可能となるので、実用上大変優れた装置であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の一例を示す縦断面図であ
る。第2図は本考案装置の他の一例を示す縦断面
図である。 図中1はエアーリング、2はダイ、3は外側リ
ツプ、4は内側リツプ、5は空気吹出口、6は空
気変動緩和室、7は減圧発生部、8は冷却空気入
口、9は整流筒、10は筒状フイルム、11はス
ペーサー、12は連通孔、13は空気流入口、1
4は膨張用空気導入口をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円形スリツトを有するインフレーシヨン成形
    用ダイと、該ダイの円形スリツトを囲繞するよ
    うに設けられたエアーリングとからなり、該エ
    アーリングの空気吹出口を、円形スリツトから
    押出された筒状フイルムの引取方向に向つて拡
    径されたテーパー面を有する外側リツプと該外
    側リツプよりダイ側に設けられた内側リツプと
    の間に形成し、該内側リツプとダイとの間には
    空気変動緩和室を形成し、該空気変動緩和室は
    連通孔により外部と連通していることを特徴と
    するインフレーシヨンフイルム成形装置。 (2) 空気変動緩和室はエアーリングの空気流路と
    連通しており、エアーリングの空気流によるベ
    ンチユリー効果により、外部の空気及び内側リ
    ツプとダイとの間の空気を空気変動緩和室に吸
    引するようにしたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の成形装置。
JP259982U 1982-01-12 1982-01-12 インフレ−シヨンフイルム成形装置 Granted JPS58104616U (ja)

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JP259982U JPS58104616U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 インフレ−シヨンフイルム成形装置

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JP259982U JPS58104616U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 インフレ−シヨンフイルム成形装置

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Publication Number Publication Date
JPS58104616U JPS58104616U (ja) 1983-07-16
JPS641065Y2 true JPS641065Y2 (ja) 1989-01-11

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ID=30015575

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JP259982U Granted JPS58104616U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 インフレ−シヨンフイルム成形装置

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JPS58104616U (ja) 1983-07-16

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