JPS6410430B2 - - Google Patents
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- JPS6410430B2 JPS6410430B2 JP55046280A JP4628080A JPS6410430B2 JP S6410430 B2 JPS6410430 B2 JP S6410430B2 JP 55046280 A JP55046280 A JP 55046280A JP 4628080 A JP4628080 A JP 4628080A JP S6410430 B2 JPS6410430 B2 JP S6410430B2
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- JP
- Japan
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- rotation
- thread
- rotation mechanism
- coil
- passage
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Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 103
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- 239000004753 textile Substances 0.000 description 2
- 238000011282 treatment Methods 0.000 description 2
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000001012 protector Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000007669 thermal treatment Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H54/00—Winding, coiling, or depositing filamentary material
- B65H54/76—Depositing materials in cans or receptacles
- B65H54/80—Apparatus in which the depositing device or the receptacle is rotated
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2701/00—Handled material; Storage means
- B65H2701/30—Handled filamentary material
- B65H2701/31—Textiles threads or artificial strands of filaments
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
繊維工業において、繊維糸(fil textile、以下
“糸”と略す)は所定の化学的、機械的乃至は熱
的処理をうけるが、これらの処理は以前は個別の
処理ステーシヨンで不連続に行われていた。各々
の処理のあいだで、例えば糸かせ等で糸はストツ
クされたのであるが、これは処理ステーシヨンの
出口で人手により集められ、次のステーシヨンの
入口に運ばれていた。
“糸”と略す)は所定の化学的、機械的乃至は熱
的処理をうけるが、これらの処理は以前は個別の
処理ステーシヨンで不連続に行われていた。各々
の処理のあいだで、例えば糸かせ等で糸はストツ
クされたのであるが、これは処理ステーシヨンの
出口で人手により集められ、次のステーシヨンの
入口に運ばれていた。
生産性を高め、製造コストを低減するために、
ストツク及び運搬の操作をなくすよう処理ステー
シヨンを連続化する努力が払われてきた。しかし
処理設備の新しい配列をもたらしたこの改良にも
新しい問題が提起されてきたが、これは各処理が
同一のスピードで進行しないことに起因する。
各々の処理ステーシヨンでの糸の滞留時間が相違
することによるこの問題を解決するため、例えば
次工程へのベルトコンベヤ上にのせるなどして糸
を連続的にストツクするようになつた。更に、熱
処理による染色設備等のある種の設備では糸を蒸
気室等に多少の時間装入することが必要である
が、不均一な処理を避けるためには可能な限りの
長さの糸を同時に処理することが重要である。
ストツク及び運搬の操作をなくすよう処理ステー
シヨンを連続化する努力が払われてきた。しかし
処理設備の新しい配列をもたらしたこの改良にも
新しい問題が提起されてきたが、これは各処理が
同一のスピードで進行しないことに起因する。
各々の処理ステーシヨンでの糸の滞留時間が相違
することによるこの問題を解決するため、例えば
次工程へのベルトコンベヤ上にのせるなどして糸
を連続的にストツクするようになつた。更に、熱
処理による染色設備等のある種の設備では糸を蒸
気室等に多少の時間装入することが必要である
が、不均一な処理を避けるためには可能な限りの
長さの糸を同時に処理することが重要である。
仏国特許第1374350号及び第1488073号には広汎
に使用されている糸の連続ストツク設備が記載さ
れている。この設備は水平の処理ヘツドを有し、
このヘツドから定速度のベルトコンベア上に中心
が少しずつずれた円形に糸を排出するものであ
り、多くの場合に満足且つ有効な設備である。し
かしながら、この設備のストツク能力は十分なも
のではない。
に使用されている糸の連続ストツク設備が記載さ
れている。この設備は水平の処理ヘツドを有し、
このヘツドから定速度のベルトコンベア上に中心
が少しずつずれた円形に糸を排出するものであ
り、多くの場合に満足且つ有効な設備である。し
かしながら、この設備のストツク能力は十分なも
のではない。
本発明は簡易且つ効果的な機構を提供すること
によつて従来技術の欠点を解決するものであつ
て、三次元即ち立体的なストツクを実現してベル
トコンベアのストツク能力を向上するものであ
る。
によつて従来技術の欠点を解決するものであつ
て、三次元即ち立体的なストツクを実現してベル
トコンベアのストツク能力を向上するものであ
る。
この目的のために、本発明に従う装置は、糸
が、垂直な平面内に配列された小径の多数個の小
円であつて、該小円の径よりも大径の円の周上に
おいて順次中心がずれた小円の群として配列され
該小円の群が上記平面に対して垂直な軸方向に重
なつた円筒状糸コイルのストツクとして形成され
る、二つの処理ステーシヨン間で使用される糸の
連続糸コイル形成装置において、水平な第1回転
軸上で一定の第1速度で駆動される第1回転機構
と、該第1回転機構と共に回転すると同時に第1
回転軸と離間して平行な第2回転軸上で一定の第
2速度で駆動され、円形の垂直な回転端面を有す
る第2回転機構とを有し、該第2回転機構は、上
記第2回転軸と同軸に延びた軸方向進入通路と、
この通路の対して連なりかつ垂直な半径方向中間
通路と、上記第2回転軸から離間した点で上記回
転端面上に通じる出口とから成る上記糸の通路を
含み、更に上記軸方向進入通路の入口に上記糸を
案内する手段とを有することを特徴とする(特許
請求の範囲第1項)。
が、垂直な平面内に配列された小径の多数個の小
円であつて、該小円の径よりも大径の円の周上に
おいて順次中心がずれた小円の群として配列され
該小円の群が上記平面に対して垂直な軸方向に重
なつた円筒状糸コイルのストツクとして形成され
る、二つの処理ステーシヨン間で使用される糸の
連続糸コイル形成装置において、水平な第1回転
軸上で一定の第1速度で駆動される第1回転機構
と、該第1回転機構と共に回転すると同時に第1
回転軸と離間して平行な第2回転軸上で一定の第
2速度で駆動され、円形の垂直な回転端面を有す
る第2回転機構とを有し、該第2回転機構は、上
記第2回転軸と同軸に延びた軸方向進入通路と、
この通路の対して連なりかつ垂直な半径方向中間
通路と、上記第2回転軸から離間した点で上記回
転端面上に通じる出口とから成る上記糸の通路を
含み、更に上記軸方向進入通路の入口に上記糸を
案内する手段とを有することを特徴とする(特許
請求の範囲第1項)。
上記第1回転機構は、上記回転端面と同一面内
の円形表面を含むほぼ円筒形の部材を有すること
が好ましい(特許請求の範囲第2項)。
の円形表面を含むほぼ円筒形の部材を有すること
が好ましい(特許請求の範囲第2項)。
上記案内手段は、一端が第1回転機構の軸心に
配され、他端が第2回転機構の中空軸部に配され
た可撓性チユーブから構成されていることが好ま
しい(特許請求の範囲第3項)。
配され、他端が第2回転機構の中空軸部に配され
た可撓性チユーブから構成されていることが好ま
しい(特許請求の範囲第3項)。
上記チユーブは巻目の詰つた金属コイルである
ことが好ましい(特許請求の範囲第4項)。
ことが好ましい(特許請求の範囲第4項)。
また、上記第2回転機構が、上記第1回転機構
と一体のデイスクと、デイスクの周縁部に全体と
して円形をなすようそれぞれ独立して装着された
一連のローラと、該ローラの描く円内で、上記第
2回転機構の上記第2回転軸の自由端に装着され
たドラムとからなる駆動部で駆動され、上記ロー
ラが各々、並列して配置された2つの円周トラツ
クを含み、これらトラツクに各々別個のベルトを
懸け、第1のベルトが各ローラの第1トラツク上
を走行して各ローラに一定速度の回転を与え、第
2のベルトが各ローラの第2トラツク上を走行す
ると共に上記ドラム上も走行するよう構成され、
かくして上記第2回転機構に上記第2速度の回転
を与えることが好ましい(特許請求の範囲第5
項)。
と一体のデイスクと、デイスクの周縁部に全体と
して円形をなすようそれぞれ独立して装着された
一連のローラと、該ローラの描く円内で、上記第
2回転機構の上記第2回転軸の自由端に装着され
たドラムとからなる駆動部で駆動され、上記ロー
ラが各々、並列して配置された2つの円周トラツ
クを含み、これらトラツクに各々別個のベルトを
懸け、第1のベルトが各ローラの第1トラツク上
を走行して各ローラに一定速度の回転を与え、第
2のベルトが各ローラの第2トラツク上を走行す
ると共に上記ドラム上も走行するよう構成され、
かくして上記第2回転機構に上記第2速度の回転
を与えることが好ましい(特許請求の範囲第5
項)。
また、第2発明は、上記特定発明の特徴に加え
て、内径が形成すべき糸コイルの外径とほぼ等し
い環状部分と、該環状部分の内縁に沿つて設けら
れ該環状部分の中心方向に延在する複数の屈曲可
能な切片部分とからなる糸コイル保持部材を更に
含み、該切片部分は該環状部分の平面に対して直
角に折り曲げ可能であることを特徴とする(特許
請求の範囲第6項)。
て、内径が形成すべき糸コイルの外径とほぼ等し
い環状部分と、該環状部分の内縁に沿つて設けら
れ該環状部分の中心方向に延在する複数の屈曲可
能な切片部分とからなる糸コイル保持部材を更に
含み、該切片部分は該環状部分の平面に対して直
角に折り曲げ可能であることを特徴とする(特許
請求の範囲第6項)。
また、第3発明は、上記特定発明の特徴に加え
て、円筒切片状(対応する多角形断面の筒も含
む。以下、同じ)の互いにほぼ同形の2枚のカバ
ーからなり、平行に配置されて装置出口で糸コイ
ルを支持、案内するコイル案内手段を有すること
を特徴とする(特許請求の範囲第7項)。
て、円筒切片状(対応する多角形断面の筒も含
む。以下、同じ)の互いにほぼ同形の2枚のカバ
ーからなり、平行に配置されて装置出口で糸コイ
ルを支持、案内するコイル案内手段を有すること
を特徴とする(特許請求の範囲第7項)。
本発明の装置によると、糸は、ほゞ垂直の平面
内に配列された比較的小径の多数の円であつて、
大径の円周上で少しづつ中心がずれている円の群
として配列され、著しく長い糸を短長の円筒状コ
イルとしてストツクすることを可能とする。
内に配列された比較的小径の多数の円であつて、
大径の円周上で少しづつ中心がずれている円の群
として配列され、著しく長い糸を短長の円筒状コ
イルとしてストツクすることを可能とする。
図面を参照すると、第1図には本発明の好まし
い態様に従う糸コイル連続形成装置が示されてい
る。糸コイル連続形成装置10は、第1回転軸1
2上を一定の第1回転速度で回転する第1回転機
構11と、第2回転軸14上を一定の第2回転速
度で回転する第2回転機構13とを有する。第1
回転機構11はほゞ円筒状の部材11aと、部材
11aよりも小径であるがこれと一体のほゞ円筒
状の第2部材11bとを含む。部材11aと11
bは単一部材で構成されてもよく、或いは適当な
方法で組立ててもよい。回転機構11は、図示の
如くボールベアリング又は他の適当な方法による
軸受16によつて支持体15上に載架されてい
る。
い態様に従う糸コイル連続形成装置が示されてい
る。糸コイル連続形成装置10は、第1回転軸1
2上を一定の第1回転速度で回転する第1回転機
構11と、第2回転軸14上を一定の第2回転速
度で回転する第2回転機構13とを有する。第1
回転機構11はほゞ円筒状の部材11aと、部材
11aよりも小径であるがこれと一体のほゞ円筒
状の第2部材11bとを含む。部材11aと11
bは単一部材で構成されてもよく、或いは適当な
方法で組立ててもよい。回転機構11は、図示の
如くボールベアリング又は他の適当な方法による
軸受16によつて支持体15上に載架されてい
る。
部材11aは円筒状の空所17を有し、空所1
7の中心軸は第2回転機構13の第2回転軸14
と対応しており、即ち第1回転機構11の回転軸
12から離間している。この空所は第2回転機構
13を取付けるためのものであり、第2回転機構
13の前部に位置する回転端面13′は回転機構
11の前部に位置する回転端面11′の平面内に
位置している。回転機構13は、好ましくは、円
形の第1部材13aと、円形の第2部材13bと
軸部13cとから成る。部材13bは、その厚み
のなかに頭を埋込んだボルト18の如き適当な固
定手段によつて部材13aと一体であり、軸部1
3cの端部には部材13a,13bが剛構に取付
けられている。取付けの便宜上、部材13bは円
筒形の段部19と軸部13cの端部を挿入する中
ぐり穴が設けられている。
7の中心軸は第2回転機構13の第2回転軸14
と対応しており、即ち第1回転機構11の回転軸
12から離間している。この空所は第2回転機構
13を取付けるためのものであり、第2回転機構
13の前部に位置する回転端面13′は回転機構
11の前部に位置する回転端面11′の平面内に
位置している。回転機構13は、好ましくは、円
形の第1部材13aと、円形の第2部材13bと
軸部13cとから成る。部材13bは、その厚み
のなかに頭を埋込んだボルト18の如き適当な固
定手段によつて部材13aと一体であり、軸部1
3cの端部には部材13a,13bが剛構に取付
けられている。取付けの便宜上、部材13bは円
筒形の段部19と軸部13cの端部を挿入する中
ぐり穴が設けられている。
後述する如く、糸の進行用の軸方向進入通路2
0を構成するように軸部13cは中空である。こ
の通路20は、その両端に取付けた2個のリング
21,22によつて限定されるが、リングの内径
は軸部13cの中ぐり孔の径よりも若干さい。リ
ング22側の進入通路20の端部は中間通路23
と連通している。中間通路23は、例えば円形部
材13aと13bとの隣接する接触面上で部材1
3aの厚みのなかに半円形の溝として設けてもよ
い。進入通路20と中間通路23の接続は直角の
エルボを形成している。部材13aの前方表面上
への出口24はリング21,22と同形の第3の
リング25によつて形成されるが、これは中間通
路23と直角のエルボをなしている。後述する如
く、第1回転機構11の回転軸12に沿つて導入
される糸は、種々の方法により第2回転機構13
の回転軸14に沿つて導かれ、進入通路20を軸
方向に進行し、中間通路23を進み、こゝで回転
部材の回転による遠心力を受けて、出口24より
表面13′の面内に出る。
0を構成するように軸部13cは中空である。こ
の通路20は、その両端に取付けた2個のリング
21,22によつて限定されるが、リングの内径
は軸部13cの中ぐり孔の径よりも若干さい。リ
ング22側の進入通路20の端部は中間通路23
と連通している。中間通路23は、例えば円形部
材13aと13bとの隣接する接触面上で部材1
3aの厚みのなかに半円形の溝として設けてもよ
い。進入通路20と中間通路23の接続は直角の
エルボを形成している。部材13aの前方表面上
への出口24はリング21,22と同形の第3の
リング25によつて形成されるが、これは中間通
路23と直角のエルボをなしている。後述する如
く、第1回転機構11の回転軸12に沿つて導入
される糸は、種々の方法により第2回転機構13
の回転軸14に沿つて導かれ、進入通路20を軸
方向に進行し、中間通路23を進み、こゝで回転
部材の回転による遠心力を受けて、出口24より
表面13′の面内に出る。
部材13a,13bと反対側の軸部13cの端
部には、軸部13cと単一部品で構成するか、或
いは公知の適当な方法により軸部13cに取付け
た円筒部材13dが延在する。部材13dは中ぐ
り孔26と円周トラツク27とを有し、トラツク
27には後述するように無端ベルト28が懸架さ
れている。
部には、軸部13cと単一部品で構成するか、或
いは公知の適当な方法により軸部13cに取付け
た円筒部材13dが延在する。部材13dは中ぐ
り孔26と円周トラツク27とを有し、トラツク
27には後述するように無端ベルト28が懸架さ
れている。
機台29は公知の適当な方法により支持体15
を載架している。回転機構11の後方端、すなわ
ち表面11′と反対の端部では、適当な方法によ
り円筒部材11b上にデイスク30が取付けられ
ている。デイスク30には複数、好ましくは7個
のローラ31をデイスクの周縁部と同心の円に沿
つて規則的に配設しており、これらローラ31の
軸32はデイスク31と一体である。これらのロ
ーラの各々はロールベアリング33又は他の適当
な手段によつてそれぞれの軸上で回転可能であ
る。各々のローラ31は同一径の円筒部分31
a,31bとこれらを離間する円筒形の中心部分
31cからなり、中心部分31cの径は31a,
31bの部分の径より大きくて、2つの円周回転
トラツクを形成するフランジとなつている。ロー
ラ31の部分31a,31bの円周表面によつて
形成されるこれら2つのトラツクは2本のベルト
34,28を支持し、後述するように第2回転機
構13の駆動手段を構成する。
を載架している。回転機構11の後方端、すなわ
ち表面11′と反対の端部では、適当な方法によ
り円筒部材11b上にデイスク30が取付けられ
ている。デイスク30には複数、好ましくは7個
のローラ31をデイスクの周縁部と同心の円に沿
つて規則的に配設しており、これらローラ31の
軸32はデイスク31と一体である。これらのロ
ーラの各々はロールベアリング33又は他の適当
な手段によつてそれぞれの軸上で回転可能であ
る。各々のローラ31は同一径の円筒部分31
a,31bとこれらを離間する円筒形の中心部分
31cからなり、中心部分31cの径は31a,
31bの部分の径より大きくて、2つの円周回転
トラツクを形成するフランジとなつている。ロー
ラ31の部分31a,31bの円周表面によつて
形成されるこれら2つのトラツクは2本のベルト
34,28を支持し、後述するように第2回転機
構13の駆動手段を構成する。
駆動ベルト35によつて第1回転機構11に前
述した一定の第1速度の回転運動を与える。S字
形の2重屈曲チユーブ37によつて糸を最初は軸
12に沿つて、次いで軸14に沿つて送るが、軸
14は可動であり、軸12と一致した軸を有する
円筒形を描いた移動をする。上述の装置は糸の円
筒状のコイルを形成するものであり、このコイル
はほゞ垂直な面内に配列された一連の円形であつ
て、相互に若干中心位置のずれた円からなり、こ
れらの円の各々の半径は出口24と第2回転機構
13の軸14との間の距離に対応している。これ
らの円の中心によつて描かれる大円の中心軸は第
1回転機構11の回転軸12と同一である。この
ために、第1回転機構を部材11aの周表面に懸
架したベルト35によつて一定速度で駆動し、こ
の回転駆動は支持体15と機台29とによつて決
定される軸12を中心に行われる。
述した一定の第1速度の回転運動を与える。S字
形の2重屈曲チユーブ37によつて糸を最初は軸
12に沿つて、次いで軸14に沿つて送るが、軸
14は可動であり、軸12と一致した軸を有する
円筒形を描いた移動をする。上述の装置は糸の円
筒状のコイルを形成するものであり、このコイル
はほゞ垂直な面内に配列された一連の円形であつ
て、相互に若干中心位置のずれた円からなり、こ
れらの円の各々の半径は出口24と第2回転機構
13の軸14との間の距離に対応している。これ
らの円の中心によつて描かれる大円の中心軸は第
1回転機構11の回転軸12と同一である。この
ために、第1回転機構を部材11aの周表面に懸
架したベルト35によつて一定速度で駆動し、こ
の回転駆動は支持体15と機台29とによつて決
定される軸12を中心に行われる。
これに対して、固定した回転軸12と偏心して
いる第2回転機構13をより複雑な機構により駆
動するが、これを第1図、第6A図、第6B図を
参照して説明する。第1回転機構11と一体のデ
イスク30はベルト35によつて上記の一定の第
1速度で駆動されている。その結果、このデイス
ク上に取付けたローラ31も全体として回転軸1
2を中心として一定の第1速度で回転する。第6
A図、第6B図に正確に示すように、ベルト34
は常に4個のローラ31の円周部分31aの周表
面上に架つており、これらのローラを所定の速度
で駆動している。第6A、第6B図に示す如く、
ベルト28は各々のローラ31の円筒部分31b
の円周表面に架つており、更に隣接する2個のロ
ーラの間にループを形成し、このループによつ
て、第2回転機構13の軸部13cの端部に位置
する円筒部材13dの周表面27上をベルト28
が通過することが可能となる。ローラは、ローラ
を取付けているデイスク30の回転によつて軸1
2を中心とする回転を与えられる一方、他方では
ベルト34によつて各々の回転軸32上で駆動さ
れており、これによつて、ベルト28は円筒部分
31bの回転トラツクにより摩擦駆動され、この
回転運動を円筒部材即ちドラム13d、更に軸部
13cを介して第2回転機構13に伝達すること
が理解される。この伝動機構によつて、回転機構
11,13の2重の回転運動の実現が可能とな
る。
いる第2回転機構13をより複雑な機構により駆
動するが、これを第1図、第6A図、第6B図を
参照して説明する。第1回転機構11と一体のデ
イスク30はベルト35によつて上記の一定の第
1速度で駆動されている。その結果、このデイス
ク上に取付けたローラ31も全体として回転軸1
2を中心として一定の第1速度で回転する。第6
A図、第6B図に正確に示すように、ベルト34
は常に4個のローラ31の円周部分31aの周表
面上に架つており、これらのローラを所定の速度
で駆動している。第6A、第6B図に示す如く、
ベルト28は各々のローラ31の円筒部分31b
の円周表面に架つており、更に隣接する2個のロ
ーラの間にループを形成し、このループによつ
て、第2回転機構13の軸部13cの端部に位置
する円筒部材13dの周表面27上をベルト28
が通過することが可能となる。ローラは、ローラ
を取付けているデイスク30の回転によつて軸1
2を中心とする回転を与えられる一方、他方では
ベルト34によつて各々の回転軸32上で駆動さ
れており、これによつて、ベルト28は円筒部分
31bの回転トラツクにより摩擦駆動され、この
回転運動を円筒部材即ちドラム13d、更に軸部
13cを介して第2回転機構13に伝達すること
が理解される。この伝動機構によつて、回転機構
11,13の2重の回転運動の実現が可能とな
る。
第2図は本発明の別の態様の装置を部分的に示
している。上記の装置と同じく、この装置40も
固定回転軸42上を定速度で回転する第1回転機
構41と、第2回転軸44上を定速度で回転する
第2回転機構43とを有する。第1回転機構は略
図した軸受46上に載架した回転ドラム45より
本質的に構成される。回転ドラム45の一端部に
は、駆動ベルト(図示せず)と収容する溝部48
を有する動輪47が固定されている。ドラム45
を支持体49,50により支持し、支持体49,
50は例えばボルト52,53又は適当な方法に
よつて機台51に取付ける。他方、ドラムは支持
体49,50の間で中央ケース54によつて取囲
む。支持体50と一体の環状部材55によりドラ
ム及び支持体の前方面を閉鎖する。
している。上記の装置と同じく、この装置40も
固定回転軸42上を定速度で回転する第1回転機
構41と、第2回転軸44上を定速度で回転する
第2回転機構43とを有する。第1回転機構は略
図した軸受46上に載架した回転ドラム45より
本質的に構成される。回転ドラム45の一端部に
は、駆動ベルト(図示せず)と収容する溝部48
を有する動輪47が固定されている。ドラム45
を支持体49,50により支持し、支持体49,
50は例えばボルト52,53又は適当な方法に
よつて機台51に取付ける。他方、ドラムは支持
体49,50の間で中央ケース54によつて取囲
む。支持体50と一体の環状部材55によりドラ
ム及び支持体の前方面を閉鎖する。
第2回転機構は、上記実施例と同様に、隣接す
る2枚の回転デイスク43a,43bと、これら
デイスクとその前方端部が一体の軸部43cとか
ら本質的になり、該軸部43cは回転軸44上で
自在に回転可能となるように好ましくはロールベ
アリングである軸受56に取付けられる。第2回
転機構43の軸44が第1回転軸機構41の軸4
2と平行であり且つ所定距離になるように軸受5
6をドラム45に取付ける。デイスク43a,4
3bは環状フランジ58を有する中空円筒部材5
7内に設けられる。フランジ58は第2回転機構
43の前方面の平面内に配列する。中空円筒部材
57は、例えばボルト59によつてドラム45に
固定し、そのなかに収容する第2回転機構の保護
ケースとする。
る2枚の回転デイスク43a,43bと、これら
デイスクとその前方端部が一体の軸部43cとか
ら本質的になり、該軸部43cは回転軸44上で
自在に回転可能となるように好ましくはロールベ
アリングである軸受56に取付けられる。第2回
転機構43の軸44が第1回転軸機構41の軸4
2と平行であり且つ所定距離になるように軸受5
6をドラム45に取付ける。デイスク43a,4
3bは環状フランジ58を有する中空円筒部材5
7内に設けられる。フランジ58は第2回転機構
43の前方面の平面内に配列する。中空円筒部材
57は、例えばボルト59によつてドラム45に
固定し、そのなかに収容する第2回転機構の保護
ケースとする。
軸部43cは中空であり、糸の進入通路62を
画成するリング60,61を両端に有している。
この通路62は、デイスク43bとの分離表面上
でデイスク43a内に形成した中間通路63と連
通する。中間通路63はリング60,61と同一
のリング64に通じ、リング64は糸の出口通路
を形成し、かくして糸は上記のようにコイル状に
巻きとられる。
画成するリング60,61を両端に有している。
この通路62は、デイスク43bとの分離表面上
でデイスク43a内に形成した中間通路63と連
通する。中間通路63はリング60,61と同一
のリング64に通じ、リング64は糸の出口通路
を形成し、かくして糸は上記のようにコイル状に
巻きとられる。
第1回転機構を動輪の駆動ベルトによつて駆動
する。第2回転機構は、第1図、第6A図、第6
B図を参照して前記した機構と類似の構成(図示
せず)によつて駆動することができる。この場
合、動輪47にローラ31を設け、軸部43cの
後端をベル28によつて駆動される円筒部材13
dと連結すれば十分であり、これらの要素全体は
第1図に示した要素と同一である。
する。第2回転機構は、第1図、第6A図、第6
B図を参照して前記した機構と類似の構成(図示
せず)によつて駆動することができる。この場
合、動輪47にローラ31を設け、軸部43cの
後端をベル28によつて駆動される円筒部材13
dと連結すれば十分であり、これらの要素全体は
第1図に示した要素と同一である。
第3図に示す実施例は上記の2つの実施例と原
理が若干相違している。即ち第3図の実施例で
は、第2回転機構は第1回転機構を回転せしめる
機構とは別の駆動機構によつて回転せしめ、第2
回転機構とその駆動機構との間の連結を変形可能
な可撓性部材によつて達成し、この連結部材によ
つて糸を進行通路に案内して、糸を回転の第1軸
に沿つて設けた進路から第2回転機構の回転軸内
に設けた通路入口に対応し且つ上記第2回転軸に
沿つて設けた通路に案内するものである。
理が若干相違している。即ち第3図の実施例で
は、第2回転機構は第1回転機構を回転せしめる
機構とは別の駆動機構によつて回転せしめ、第2
回転機構とその駆動機構との間の連結を変形可能
な可撓性部材によつて達成し、この連結部材によ
つて糸を進行通路に案内して、糸を回転の第1軸
に沿つて設けた進路から第2回転機構の回転軸内
に設けた通路入口に対応し且つ上記第2回転軸に
沿つて設けた通路に案内するものである。
前述の実施例と同様に、図示の装置70は、第
1軸72の周りを一定の第1回転速度で駆動され
る第1回転機構71と、第2軸74の周りを一定
の第2回転速度で駆動される第2回転機構73と
を有する。第1回転機構71は、ボールベアリン
グ76を介して支持体75に載架した全体として
円筒形のドラム71aから構成される。支持体自
体をビス77によつて水平梁78に固定する。ド
ラム71aの後方端には動輪71bが延在し、第
3図の実施例では動輪71bはドラム71aと共
に単一部材で構成されているが、公知の適当な方
法によつてドラム71aとは別個の部材を組合せ
て構成してもよいことは勿論である。ドラム71
aの前方端は、例えば埋め込みビス79によりド
ラム71a上に取り付けたデイスク71cで覆
う。デイスク71cはビス80により連結したク
ラウン71dの支持をする。クラウン71dは第
2回転機構73の保護カバーとなる。動輪71b
はVベルト(図示せず)を収容する円周溝81を
有する。これは動輪71bとこれと一体の部材全
体、即ちドラム71a、デイスク71c及びクラ
ウン71dとを駆動するためのものである。ビス
83により支持体75に固定したリング82は第
1回転機構71が横方向前方に移動するのを防止
するためのものである。同様に、ボルト85によ
つて水平梁78に固定した環状部材84は第1回
転機構71が横方向後方に移動するのを防止する
ためのものである。
1軸72の周りを一定の第1回転速度で駆動され
る第1回転機構71と、第2軸74の周りを一定
の第2回転速度で駆動される第2回転機構73と
を有する。第1回転機構71は、ボールベアリン
グ76を介して支持体75に載架した全体として
円筒形のドラム71aから構成される。支持体自
体をビス77によつて水平梁78に固定する。ド
ラム71aの後方端には動輪71bが延在し、第
3図の実施例では動輪71bはドラム71aと共
に単一部材で構成されているが、公知の適当な方
法によつてドラム71aとは別個の部材を組合せ
て構成してもよいことは勿論である。ドラム71
aの前方端は、例えば埋め込みビス79によりド
ラム71a上に取り付けたデイスク71cで覆
う。デイスク71cはビス80により連結したク
ラウン71dの支持をする。クラウン71dは第
2回転機構73の保護カバーとなる。動輪71b
はVベルト(図示せず)を収容する円周溝81を
有する。これは動輪71bとこれと一体の部材全
体、即ちドラム71a、デイスク71c及びクラ
ウン71dとを駆動するためのものである。ビス
83により支持体75に固定したリング82は第
1回転機構71が横方向前方に移動するのを防止
するためのものである。同様に、ボルト85によ
つて水平梁78に固定した環状部材84は第1回
転機構71が横方向後方に移動するのを防止する
ためのものである。
第2回転機構73は第2図に示したものとほゞ
同一である。第2回転機構73は第1デイスク7
3aと、ビス86によつて固定した第2デイスク
73bと、これと一体の中空円筒スリーブ73c
と、中空軸部73dとからなり、スリーブ73c
によつて、第2回転機構73の回転軸74と一致
した軸上にデイスク73a,73bを取付けるこ
とができる。スリーブ73cの壁厚内に埋め込ん
だビス87によつてスリーブ73cと軸部73d
を一体構造とすることができる。上記の実施例と
同様に、中空軸部73dの内部に形成した軸方向
進入通路88はその両端部に取付けた2個のリン
グ89,90によつて画定される。軸方向進入通
路88はデイスク73a厚み内に形成した中間通
路91と連通し、該中間通路91はリング89,
90と同一のリング93により画定される出口9
2と連通している。回転軸部73dは第1回転機
構を貫通し、ボールベアリング94によつて第2
回転軸74上で自在に回転できる。
同一である。第2回転機構73は第1デイスク7
3aと、ビス86によつて固定した第2デイスク
73bと、これと一体の中空円筒スリーブ73c
と、中空軸部73dとからなり、スリーブ73c
によつて、第2回転機構73の回転軸74と一致
した軸上にデイスク73a,73bを取付けるこ
とができる。スリーブ73cの壁厚内に埋め込ん
だビス87によつてスリーブ73cと軸部73d
を一体構造とすることができる。上記の実施例と
同様に、中空軸部73dの内部に形成した軸方向
進入通路88はその両端部に取付けた2個のリン
グ89,90によつて画定される。軸方向進入通
路88はデイスク73a厚み内に形成した中間通
路91と連通し、該中間通路91はリング89,
90と同一のリング93により画定される出口9
2と連通している。回転軸部73dは第1回転機
構を貫通し、ボールベアリング94によつて第2
回転軸74上で自在に回転できる。
以上の構成とともに、第2回転機構の独立した
駆動は以下に記載する駆動ブロツク100によつ
て得られる。ブロツク100は、ビス102によ
つて梁78に取付けた支持体101と、これによ
り支持される2個の軸受103,104と、これ
ら軸受上に装着された回転軸部105と、該軸部
の自由端に取付た動輪106とから本質的に構成
される。軸部105は中空で、リング89,9
0,93と類似のリング107を前方端に有す
る。軸部105の前方端と軸部73dの後方端と
を、可撓材のチユーブ又は好ましくは巻目の詰つ
たスパイラルバネから成る可撓性部材108で連
結する。動輪106は円周溝109を有して、V
ベルト(図示せず)を懸架する。これによつて一
方では動輪106とこれに固定した回転軸部10
5とを駆動し、他方可撓部材108を介して回転
軸部73dとこれと一体の第2回転機構73とを
駆動せしめる。駆動ブロツク100の軸部105
は第1回転機構の固定軸72上に取付けられてい
る。その結果、可撓性連結部材108の後端は固
定軸72上でそれ自体回転し、他方、軸部73d
と連結している先端はそれ自体を軸として回転し
且つ軸72を中心とする円を描く。従つて、可撓
性連結部材108は、装置70の後端部をブロツ
ク100の先方端部と連結している円錐形プロテ
クタ110の内部で円錐形を描くよう回転する。
上記の実施例と同様に本実施例に於いても第1及
び第2回転機構71,73の2重の回転が達成さ
れ、その第1の回転は固定軸上で、第2の回転は
その第1軸と平行に離間した軸上で行われる。第
3図の実施例においては、糸は駆動ブロツク10
0の後端から進入し、固定軸72上に延長する中
空軸部105内を進行し、可撓性連結部材108
を貫通して中空軸部73dの軸方向進入通路88
へ進行し、出口92から第2回転機構73の先端
へ出る。
駆動は以下に記載する駆動ブロツク100によつ
て得られる。ブロツク100は、ビス102によ
つて梁78に取付けた支持体101と、これによ
り支持される2個の軸受103,104と、これ
ら軸受上に装着された回転軸部105と、該軸部
の自由端に取付た動輪106とから本質的に構成
される。軸部105は中空で、リング89,9
0,93と類似のリング107を前方端に有す
る。軸部105の前方端と軸部73dの後方端と
を、可撓材のチユーブ又は好ましくは巻目の詰つ
たスパイラルバネから成る可撓性部材108で連
結する。動輪106は円周溝109を有して、V
ベルト(図示せず)を懸架する。これによつて一
方では動輪106とこれに固定した回転軸部10
5とを駆動し、他方可撓部材108を介して回転
軸部73dとこれと一体の第2回転機構73とを
駆動せしめる。駆動ブロツク100の軸部105
は第1回転機構の固定軸72上に取付けられてい
る。その結果、可撓性連結部材108の後端は固
定軸72上でそれ自体回転し、他方、軸部73d
と連結している先端はそれ自体を軸として回転し
且つ軸72を中心とする円を描く。従つて、可撓
性連結部材108は、装置70の後端部をブロツ
ク100の先方端部と連結している円錐形プロテ
クタ110の内部で円錐形を描くよう回転する。
上記の実施例と同様に本実施例に於いても第1及
び第2回転機構71,73の2重の回転が達成さ
れ、その第1の回転は固定軸上で、第2の回転は
その第1軸と平行に離間した軸上で行われる。第
3図の実施例においては、糸は駆動ブロツク10
0の後端から進入し、固定軸72上に延長する中
空軸部105内を進行し、可撓性連結部材108
を貫通して中空軸部73dの軸方向進入通路88
へ進行し、出口92から第2回転機構73の先端
へ出る。
第4図は上述した装置によつて形成した糸コイ
ルの透視図である。これはコイル120の形状
で、長手方向軸に垂直な平面で切断した各々の面
は相互に少しづつ中心のずれた一連の小円122
からなる輪環121の形をしている。各々が円筒
切片状の形をした2つのカバー123,124に
よつて処理装置の出口でコイル120を支持す
る。小円122は上記の糸コイル連続形成装置の
第2回転機構の回転によつて形成され、他方、こ
れら小円の中心位置のずれは第1回転機構の回転
によるものである。この形状より第2回転機構は
第1回転機構よりも高速度であることが理解でき
る。即ち、第2回転機構が1回転する間に第1回
転機構は隣接する2つの小円の中心位置のずれに
対応する円弧部分だけ回転する。この実施例で
は、糸の出口オリフイスと第2回転機構の回転軸
との距離は第1及び第2回転機構の回転軸間の距
離よりも小さい。その結果、コイルの軸に対応す
る第1回転機構の回転軸は小円122の各々の外
部に位置している。これとは逆に第4B図の実施
例では、コイルの中心位置は、第2回転機構によ
つて形成される小円122の内側にある。この場
合、糸の出口オリフイスと第2回転機構の回転軸
との距離は第1及び第2回転機構の回転軸間の距
離よりも大きい。
ルの透視図である。これはコイル120の形状
で、長手方向軸に垂直な平面で切断した各々の面
は相互に少しづつ中心のずれた一連の小円122
からなる輪環121の形をしている。各々が円筒
切片状の形をした2つのカバー123,124に
よつて処理装置の出口でコイル120を支持す
る。小円122は上記の糸コイル連続形成装置の
第2回転機構の回転によつて形成され、他方、こ
れら小円の中心位置のずれは第1回転機構の回転
によるものである。この形状より第2回転機構は
第1回転機構よりも高速度であることが理解でき
る。即ち、第2回転機構が1回転する間に第1回
転機構は隣接する2つの小円の中心位置のずれに
対応する円弧部分だけ回転する。この実施例で
は、糸の出口オリフイスと第2回転機構の回転軸
との距離は第1及び第2回転機構の回転軸間の距
離よりも小さい。その結果、コイルの軸に対応す
る第1回転機構の回転軸は小円122の各々の外
部に位置している。これとは逆に第4B図の実施
例では、コイルの中心位置は、第2回転機構によ
つて形成される小円122の内側にある。この場
合、糸の出口オリフイスと第2回転機構の回転軸
との距離は第1及び第2回転機構の回転軸間の距
離よりも大きい。
第5図は糸コイル連続形成装置前方に装着する
デイスク130を示し、このデイスクは環状部分
131とデイスクの中心の方へ半径方向に延在す
る一連の可撓性切片132とからなる。第5図で
は切片132は静止位置で示している。コイルが
形成されると、切片132をデイスク130の面
と垂直に直立せしめてコイルの周表面を支えなが
らコイルを囲撓せしめる。
デイスク130を示し、このデイスクは環状部分
131とデイスクの中心の方へ半径方向に延在す
る一連の可撓性切片132とからなる。第5図で
は切片132は静止位置で示している。コイルが
形成されると、切片132をデイスク130の面
と垂直に直立せしめてコイルの周表面を支えなが
らコイルを囲撓せしめる。
糸を装置の内部通路に取り込むと、圧縮空気の
ジエツト(装置は図示せず)によつて糸を処理デ
イスク(disque de de′pose)と称する第2回転
機構の出口オリフイスまで送り込む。処理装置の
出口で糸の最初の巻きつけを形成できるようにす
るため、環状部分131の内側に予め剛構な棒を
挿入して、切片132でこの棒を保持させる。糸
の端部は処理デイスクの表面と棒の隣接面との間
に保持される。処理が進行すると巻線がたい積し
て重なり合つたリングを形成して棒を序々に押し
出し、棒をカバー123,124の出口で回収す
ることができる。カバーの出口でコイルはベルト
コンベア(図示せず)上に載せられる。
ジエツト(装置は図示せず)によつて糸を処理デ
イスク(disque de de′pose)と称する第2回転
機構の出口オリフイスまで送り込む。処理装置の
出口で糸の最初の巻きつけを形成できるようにす
るため、環状部分131の内側に予め剛構な棒を
挿入して、切片132でこの棒を保持させる。糸
の端部は処理デイスクの表面と棒の隣接面との間
に保持される。処理が進行すると巻線がたい積し
て重なり合つたリングを形成して棒を序々に押し
出し、棒をカバー123,124の出口で回収す
ることができる。カバーの出口でコイルはベルト
コンベア(図示せず)上に載せられる。
上記した本発明の糸コイル連続形成装置の各種
の態様によつて、著しく長い糸を比較的小さな空
間内にストツクする問題が解決され、熱処理の如
き操作を連続的に行うことができる。
の態様によつて、著しく長い糸を比較的小さな空
間内にストツクする問題が解決され、熱処理の如
き操作を連続的に行うことができる。
本発明は上記の実施例に限定されるものではな
く、当業者にとつて自明な各種の態様を包含する
ものである。
く、当業者にとつて自明な各種の態様を包含する
ものである。
第1図は本発明の1実施例に基ずく装置を一部
断面で示したものである。第2図は本発明の別の
実施例の装置の一部断面立面図である。第3図は
本発明の更に別の実施例の装置の一部断面立面図
である。第4A図及び第4B図はそれぞれ本発明
の装置による糸コイルを示している。第5図は本
発明の装置の前面に装着するデイスクを示してい
る。第6A図は第1図の線−に沿つた部分断
面図であり、第2回転機構の駆動原理を駆動開始
位置で示している。第6B図はデイスク30が4
分の1回転した状態を示す第6A図と同様の図で
ある。 10,40,70……糸コイル連続形成装置、
11,41,71……第1回転機構、12,4
2,72……第1回転軸、13,43,73……
第2回転機構、14,44,74……第2回転
軸、20,62,88……糸の進入通路、23,
63,91……中間通路、24,92……出口、
37,108……糸の案内手段、120……糸コ
イル、121……糸コイル断面、122,12
2′……糸の小円群、130……糸コイル保持部
材、27……第2回転機構の動輪上のトラツク、
31……ロール、28,34……無端ベルト。
断面で示したものである。第2図は本発明の別の
実施例の装置の一部断面立面図である。第3図は
本発明の更に別の実施例の装置の一部断面立面図
である。第4A図及び第4B図はそれぞれ本発明
の装置による糸コイルを示している。第5図は本
発明の装置の前面に装着するデイスクを示してい
る。第6A図は第1図の線−に沿つた部分断
面図であり、第2回転機構の駆動原理を駆動開始
位置で示している。第6B図はデイスク30が4
分の1回転した状態を示す第6A図と同様の図で
ある。 10,40,70……糸コイル連続形成装置、
11,41,71……第1回転機構、12,4
2,72……第1回転軸、13,43,73……
第2回転機構、14,44,74……第2回転
軸、20,62,88……糸の進入通路、23,
63,91……中間通路、24,92……出口、
37,108……糸の案内手段、120……糸コ
イル、121……糸コイル断面、122,12
2′……糸の小円群、130……糸コイル保持部
材、27……第2回転機構の動輪上のトラツク、
31……ロール、28,34……無端ベルト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 糸が、垂直な平面内に配列された小径の多数
個の小円であつて、該小円の径よりも大径の円の
周上において順次中心がずれた小円の群として配
列され該小円の群が上記平面に対して垂直な軸方
向に重なつた円筒状糸コイルのストツクとして形
成される、二つの処理ステーシヨン間で使用され
る糸コイル連続形成装置において、水平な第1回
転軸上で一定の第1速度で駆動される第1回転機
構と、該第1回転機構と共に回転すると同時に第
1回転軸と離間して平行な第2回転軸上で一定の
第2速度で駆動され、円形の垂直な回転端面を有
する第2回転機構とを有し、該第2回転機構は、
上記第2回転軸と同軸に延びた軸方向進入通路
と、この通路に対して連なりかつ垂直な半径方向
中間通路と、上記第2回転軸から離間した点で上
記回転端面上に通じる出口とから成る上記糸の通
路を含み、更に上記軸方向進入通路の入口に上記
糸を案内する手段とを有することを特徴とする糸
コイル連続形成装置。 2 上記第1回転機構は、上記回転端面と同一面
内に円形端面を成すほぼ円筒形の部材を有する特
許請求の範囲第1項記載の装置。 3 上記案内手段は、一端が上記第1回転機構の
軸心に配され、他端が上記第2回転機構の中空軸
部に配された可撓性チユーブから構成されている
特許請求の範囲第1項記載の装置。 4 上記チユーブは巻目の詰つた金属コイルであ
る特許請求の範囲第3項記載の装置。 5 上記第2回転機構は、上記第1回転機構と一
体のデイスクと、デイスクの周縁部に全体として
円形をなすようそれぞれ独立して装着された一連
のローラと、該ローラの描く円内で、上記第2回
転機構の上記第2回転軸の自由端に装着されたド
ラムとからなる駆動部で駆動され、該ローラは
各々、並列して配置された2つの円周トラツクを
含み、これらトラツクに各々別個のベルトを懸
け、第1のベルトは各ローラの第1トラツク上を
走行して各ローラに一定速度の回転を与え、第2
のベルトは各ローラの第2トラツク上を走行する
と共に上記ドラム上も走行するよう構成され、か
くして上記第2回転機構に上記第2速度の回転を
与える特許請求の範囲第1項又は第2項記載の装
置。 6 糸が、垂直な平面内に配列された小径の多数
個の小円であつて、該小円の径よりも大径の円の
周上において順次中心がずれた小円の群として配
列され該小円の群が上記平面に対して垂直な軸方
向に重なつた円筒状糸コイルのストツクとして形
成される、二つの処理ステーシヨン間で使用され
る糸コイル連続形成装置であつて、水平な第1回
転軸上で一定の第1速度で駆動される第1回転機
構と、該第1回転機構と共に回転すると同時に上
記第1回転軸と離間して平行な第2回転軸上で一
定の第2速度で駆動され、円形の垂直な回転端面
を有する第2回転機構とを有し、該第2回転機構
は、上記第2回転軸と同軸に延びた軸方向進入通
路と、この通路に対して連なりかつ垂直な半径方
向中間通路と、上記第2回転軸から離間した点で
上記回転端面上に通じる出口とから成る上記糸の
通路を含み、更に上記軸方向進入通路の入口に上
記糸を案内する手段とを有する糸コイル連続形成
装置において、内径が形成すべき糸コイルの外径
とほぼ等しい環状部分と、該環状部分の内縁に沿
つて設けられ該環状部分の中心方向に延在する複
数の屈曲可能な切片部分とからなる糸コイル保持
部材を更に含み、該切片部分は上記環状部分の平
面に対して直角に折り曲げ可能である糸コイル連
続形成装置。 7 糸が、垂直な平面内に配列された小径の多数
個の小円であつて、該小円の径よりも大径の円の
周上において順次中心がずれた小円の群として配
列され該小円の群が上記平面に対して垂直な軸方
向に重なつた円筒状糸コイルのストツクとして形
成される、二つの処理ステーシヨン間で使用され
る糸コイル連続形成装置であつて、水平な第1回
転軸上で一定の第1速度で駆動される第1回転機
構と、該第1回転機構と共に回転すると同時に上
記第1回転軸と離間して平行な第2回転軸上で一
定の第2速度で駆動され、円形の垂直な回転端面
を有する第2回転機構とを有し、該第2回転機構
は、上記第2回転軸方向進入通路と、この通路に
対して垂直な半径方向中間通路と、上記第2回転
軸から離間した点で上記回転端面上に通じる出口
とから成る上記糸の通路を含み、更に軸方向進入
通路の入口に上記糸を案内する手段とを有する糸
コイル連続形成装置において、円筒切片状の互い
にほぼ同形の2枚のカバーからなり、平行に配置
されて装置出口で糸コイルを支持、案内するコイ
ル案内手段を有することを特徴とする糸コイル連
続形成装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR7910259A FR2453813A1 (fr) | 1979-04-11 | 1979-04-11 | Dispositif de conditionnement en continu de fil textile |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5637963A JPS5637963A (en) | 1981-04-11 |
JPS6410430B2 true JPS6410430B2 (ja) | 1989-02-21 |
Family
ID=9224619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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ES (1) | ES8200055A1 (ja) |
FR (1) | FR2453813A1 (ja) |
GB (1) | GB2047760B (ja) |
IT (1) | IT1140825B (ja) |
Families Citing this family (2)
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AT368556B (de) * | 1976-11-04 | 1982-10-25 | Superba Sa | Verfahren und vorrichtung zur kontinuierlichen thermischen behandlung von garnen |
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-
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- 1980-04-10 JP JP4628080A patent/JPS5637963A/ja active Granted
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---|---|
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JPS5637963A (en) | 1981-04-11 |
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DE8009434U1 (de) | 1989-08-17 |
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