JPS6399234A - ポリイミドコ−テイング剤組成物 - Google Patents

ポリイミドコ−テイング剤組成物

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Publication number
JPS6399234A
JPS6399234A JP29958886A JP29958886A JPS6399234A JP S6399234 A JPS6399234 A JP S6399234A JP 29958886 A JP29958886 A JP 29958886A JP 29958886 A JP29958886 A JP 29958886A JP S6399234 A JPS6399234 A JP S6399234A
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JP
Japan
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colloidal silica
polymer
polyamic acid
composition
coating
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Application number
JP29958886A
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English (en)
Inventor
Masuichi Eguchi
益市 江口
Yoshi Hiramoto
平本 叔
Shinichi Manabe
真鍋 信一
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/038Macromolecular compounds which are rendered insoluble or differentially wettable
    • G03F7/0387Polyamides or polyimides

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリイミドコーティング剤組成物に関するもの
であり、ざらに詳しくは、シリカを含有したポリイミド
コーティング剤組成物の改良に関するものである。
[従来の技術] シリカを含有したポリイミドコーティング剤組成物とし
ては、シリカの微粉末(ホワイトカーボン)をポリイミ
ド前駆体であるポリアミド酸に添加した組成物が知られ
ている(例えば実開昭59−76365>。しかし、上
記の方法により得られた組成物は顕微鏡下で観察すると
多数の粗大な二次凝集体が見られる。この粗大な二次凝
集体の存在のため、2μ以下の薄膜を形成しようとする
と、ピンホール、異常突起等が生じ、均一な塗膜が得ら
れない、すなわち、薄膜用途に適用できないという欠点
があった。
また、2μ以上の厚膜においても、塗布面の凹凸が大き
く、塗布面の上に配線などを形成する際、均一な膜形成
が困難となり、信頼性低下の原因となる。
[発明が解決しようと覆る問題点] 本発明は上記欠点すなわち、粗大な二次凝集体を無くし
、ピンホール、異常突起の無い均一な膜を形成できるシ
リカ含有の新規ポリイミドコーティング剤組成物を提供
することを目的としたものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、 (a)一般式 (ただし、式中R1は3価又は4価の有機基、R2は2
価の有機基、mは1又は2である。)で表わされる@造
単位[I]を有するポリアミド酸と、 (b)第3級アミン化合物および (C)コロイダルシリカ とから成ることを特徴とするポリイミドコーティング剤
組成物である。
本発明における@造甲位[I]をhするポリアミド酸と
は、前記一般式で示される構造を有し、加熱おるいは適
当な触媒によりイミド環や、その他の環状構造を有する
ポリマ(以後、ポリイミド系ポリマと呼ぶ)となり得る
ものである。
上記構造単位[I]中、R8は少なくとも2個以上の炭
素原子を有する3価または4価の有機基である。ポリイ
ミド系ポリマの耐熱性の面から、R1はポリマ主鎖のカ
ルボニル基との結合が芳香族環あるいは芳香族複素環か
ら直接性なわれる@造を有するものが好ましい。従って
、R1としては、芳香環又は芳香族複素環を含有し、か
つ炭素数6〜30の3価または4価の基が好ましい。
R1のより好ましい具体的な例としては、÷、 −Q−
o−Q−、−Q−sO==Cン(式中、結合手はポリマ
主鎖のカルボニル基との結合を表わし、カルボキシル基
は結合手に対してオルト位に位置するが、この結合手は
上記構造式には記載していない)。
などが挙げられるが、これらに限定されない。
また構造単位[I]を有するポリマは、R1がこれらの
うちただ1秤から構成されていてもよいし、2種以上か
ら構成される共重合体であってもよい。
R1として特に望ましいものは、 である(ただし式中、結合手の定義については前述と同
様である)。
上記構造単位[I]中、R2は少なくとも2個以上の炭
素原子を有する2価の有機基であるが、ポリイミド系ポ
リマとした時の耐熱性の面から、ポリマ主鎖のアミド基
との結合が芳香族環あるいは芳香族複素環から直接性な
われる@造を有するものが好ましい。従って、R2とし
ては芳香族環又は芳香族複素環を含有し、かつ炭素数6
〜30の2価の基が好ましい。
R2の好ましい具体的な例としては、 (式中、結合手は主鎖のアミド基との結合を表わす)な
どが挙げられる。また、これらがポリイミド系ポリマの
耐熱性に悪影響を与えない範囲内でアミノ基、アミド基
、カルボキシル基、スルホンアミド基などの各置換基を
有していても差し支えない。これらの各置換基を有する
ものの内で特に好ましい例として、 が挙げられる。
構造単位[I]を有するポリマは、R2がこれらのうち
ただ1種から構成されていてもよいし、2種以上から構
成される共重合体であってもよい。
さらに、ポリイミド系ポリマの接着性を向上させるため
に、耐熱性を低下させない範囲でR2として、シロキサ
ン構造を有する脂肪族性の基を共重合させることも可能
である。好ましい具体例となどが挙げられる。
構造単位[I]を主成分とするポリマの具体的な例とし
て、 ピロメリット酸二無水物と4,4−ジアミノジフェニル
エーテル、 ピロメリット酸二無水物および3,3°、tt、a’−
ベンゾフェノンテトラカルボン酸と4,4゛−ジアミノ
ジフェニルエーテル、 3.3’、4.4−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二
無水物と4,4°−ジアミノジフェニルエーテル、3.
3’、、l!、4°−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と4,4−ジアミノジフェニルエーテル、3.3°
、4,4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物および
3.3’ 、 4.4−ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二無水物と4,4°−ジアミノジフェニルエーテル、 ピロメリット酸二無水物と3,3゛−ジアミノジフェニ
ルスルホン、 ピロメリット酸二無水物および3.3’、4.4−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と3.3’−(又
は4,4°−)ジアミノジフェニルスルホン、3.3°
、4,4−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と
3.3’−(又はa、A’−)ジアミノジフェニルスル
ホン、 3.3°、4,4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物と3,3°−(又は4.d’−)ジアミノジフェニル
スルホン、 3.3°、、4.4−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物および3.3’、d、4°−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物と3.3’−(又は4,4°−)ジ
アミノジフェニルスルホン、 ピロメリット酸二無水物と4,4−ジアミノジフェニル
エーテルおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメチ
ルジシロキサン、 ピロメリット酸二無水物および3,3°、4,4−ベン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と4,4−ジアミ
ノジフェニルエーテルおよびビス(3−アミノプロピル
)テトラメチルジシロキサン、3.3°、4.4’−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物と4,4゛−ジ
アミノジフェニルエーテルおよびビス(3−アミノプロ
ピル)テトラメチルジシロキサン、 3.3“、4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と4,4−ジアミノジフェニルエーテルおよびビス
(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン、 3.3’、L4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
および3.3’、d、d’−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物と4,4−ジアミノジフェニルエーテル
およびヒス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロ
キサン、 ピロメリット酸二無水物と3.3’−(又は4.4’−
)ジアミノジフェニルスルホンおよびビス(3−アミノ
プロピル)テトラメチルジシロキサン、ピロメリット酸
二無水物および3.3’、4,4“−ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物と3.3”(又は4.4’−)
ジアミノジフェニルスルホンおよびビス(3−7ミノプ
ロピル)テトラメチルジシロキサン、 3.3“、4.4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸
二無水物と3.3’−(又は/1.4’−)ジアミノジ
フェニルスルホンおよびビス(3−アミノプロピル)テ
トラメチルジシロキサン、 3.3°、4.4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物と3.3’−(又は4.4’−)ジアミノジフェニ
ルスルホンおよびビス(3−アミノプロピル)テトラメ
チルジシロキサン、 3.3“、4,4−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
物および3,3°、4,4°−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸二無水物と3.3”−(又は4.4’−)ジア
ミノジフェニルスルホンおよびビス(3−アミノプロピ
ル)テトラメチルジシロキサン などから合成されたポリアミド酸が好ましく用いられる
構造単位[I]を主成分とするポリマとは、構造単位[
I]のみから成るものであってもよいし、他の構造単位
との共重合体でおってもよい。共重合に用いられる構造
単位の種類、量は最終加熱週理によって得られるポリイ
ミド系ポリマの耐熱i生を著しく損わない範囲で選択す
るのが望ましい。
ポリアミドアミド酸、ポリエステルアミド酸の構造単位
が典型的な例として挙げられるが、これらには限定され
ない。
本発明における第3級アミン化合物としては、下記の一
般式[A] (ここで、R3,R4,R5は炭素数1〜30の炭化水
素基で、R3−R5の何れもその炭素にの如き種々な置
換基、結合基を含むことができ、nは1,2.3でおる
。)で表わされるものが好ましく用いられる。
好ましい具体例としては、 トリメデルアミン、トリエチルアミン、トリーロープロ
ピルアミン、トリーローブチルアミン、メチルジエチル
アミン、ジメチル−n−プロピルアミン、N、N−ジブ
チル−2−エチルヘキシルアミン、3−ジメチルアミツ
ブロバノール、−ジメチルアミノエタノール、3−ジメ
チルアミツブロバノール、N−イソブヂルジエタノール
アミン、ジメチル−3−メトキシプロピルアミン、N、
N、N’、N’−テトラメチル−1゜2−ジアミノエタ
ン、N、N、N“、N−テトラメチルジアミノプロパン
、N、N、N’、N’−ペンタメチルジエチレントリア
ミン、゛ジメチルアミノアセトアルデヒドジエチルアセ
テール、2−ジメチルアミンエチルアセテート、2−ジ
エチルアミノエチルアセテートなどが挙げられるが、こ
れらに限定されない。
特に、塩基性が強い脂肪族第3級アミンは、塗膜の透明
性を向上させる効果が大きく好ましい。
特に好ましい具体例として、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、トリブチルアミン、2−ジメチルアミン
エチルアセテート、2−ジエチルアミノエチルアセテー
トなどが挙げられるが、これらに限定されない。
これらの化合物は単独で使用してもよいし、おるいは2
種以上の混合物として使用してもよい。
また、塗布性、溶液の安定性および塗膜の透明性に悪影
響を与えない範囲内で第1級アミン、第2扱アミン、第
4級アミンおよびピリジン誘導体、ピペリジン誘導体な
どの有機の塩基性化合物を添加してもよい。
第3@アミンの添加量はポリアミド鼠のカルボキシル基
に対して0.3〜4.0当聞添加するのが好ましく、よ
り好ましくは0.5〜3.O光D添加するのがよい。下
限の量未満を添加する場合には、塗膜の透明性を向上す
る効果が充分認められず、上限量を越えて添加する場合
には、貯蔵時の粘度安定性が悪くなる。
本発明で用いられるコロイダルシリカとは、高分子四無
水珪醒のコロイド溶液である。この1例はシリカゾルと
して市販されているもので、分散媒は通常水であるが、
有は溶媒に分散したもの(オルガノシリカゾル)も市販
されている(例えば触媒化成工業(株)装の03CAL
)。
有機溶媒に分散したシリカゾルは、水性シリカゾルの分
散媒である水を有機溶媒で置換することで調整される。
分散媒の置換は水性シリカゾルに有機溶媒を添加し、蒸
溜などの手段で水を留去させる方法で行なうことができ
る。溶媒の種類によっては、低級アルコールを添加し、
シリカ粒子の表面を一部エステル化される場合もめる。
ポリアミド酸との相溶性の点から、有機溶媒に分散した
オルガノシリカゾルが望ましい。特にポリアミド酸の溶
媒で必るジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
、N−メチル−2−ピロリドンなどの非プロトン性極性
溶媒に分散したオルガノシリカゾルが好ましい。
また、本発明で使用できる他のコロイダルシリカとして
は、アルキルシリケートから合成されるコロイダルシリ
カが挙げられ、この場合には、絶縁性の向上と配線の腐
蝕防止の効果が期待できる。
ここで、アルキルシリケートとは、−11式Si (O
RTh)4(ただし、式中Rは炭素数1〜15の炭化水
素である。)で表わされる。
Rの炭素数が大きいと、シリカの生成用が減少するため
、Rとしては炭素数1〜3の炭化水素がより好ましい。
さらに人体に対する安全性の点から、アルキルシリケー
トはS i  (OC82CH3)4で表わされるテト
ラエチルシリケートが特に好ましい。
本発明において使用されるアルキルシリケートから合成
されるコロイダルシリカは、アルキルシリケートの加水
分解縮合によって生成されるもので、例えばメタノール
とアンモニア水混合液に、テトラエチルシリケートを加
えた後、加水分解縮合を行ない、ついで適当な分散媒を
添加してメタノールとアンモニアを留去することによっ
て得られるものでおる。なお留去する際の温度条件とし
ては、コロイダルシリカの凝集を防止するために、低温
、例えば160℃以下の温度で行なうのが好ましい。
分散媒としては、ポリアミド酸との相溶性の点から有機
溶媒を使用するのが好ましい。好適な有機溶媒としては
、ポリアミド酸の溶媒であるジメチルアセトアミド、ジ
メチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドンなど
の非プロトン性極性溶媒が挙げられるが、特に好ましく
はN−メチル−2−ピロリドンを使用するのがよい。
アルキルシリケートから合成されたコロイダルシリカの
濃度は、分散媒の添加量によって調整できるが、該濃度
としては、ワニスの混入のしやすさの点から、5〜30
wt%の範囲が好ましいが、これに限定されない。
コロイダルシリカの添加ffis(wt%)は0.5〜
90(wt%)が好ましく、より好ましくは2〜80(
wt%)がよい。なお、コロイダルシリカの添加ffi
s(wt%)は次式で与えられる。
5in2量(C1) S (wt%)=                 
X 100Si020(a)+ポリアミド酸量((])
下限の口未満を添加する場合には、特性向上の効果が顕
著でなく、上限量を越えて添加する場合には、塗膜形成
能が悪くなる。
次に本発明の組成物の製造方法の一例について説明する
。まず溶媒中でジアミン化合物と駿二無水物を反応させ
、構造単位[I]を主成分とするポリマを得、次にこの
溶液に第3級アミン化合物、コロイダルシリカおよび必
要に応じて他の添加剤を溶解調合することにより製造す
ることができる。
コロイダルシリカは通常の攪拌により充分均一に組成物
中に分散するが、さらに必要に応じてホモミキサーによ
る高速攪拌、超音波分散等の方法を用いることができる
上記製造方法で用いる溶媒としてはポリマの溶解性の面
から、非プロトン性極性溶媒が好適である。非プロトン
性極性溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドン、N
、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセト
アミド、ジメチルスルホオキシド、ヘキサメチルホスホ
ロトリアミド、T−ブチロラクトンなどが好ましく用い
られる。
これらの溶媒が単独もしくは2種以上の組合せで用いら
れる。またケトン類、エチレングリコール誘導体、アル
コール類、水などのポリマの非溶媒をポリマの溶解性を
損わない範囲で添加してもよい。
伯の添加剤としては、界面活性剤、あるいは基板との接
着改良剤を含んでいてもよい。
このようにして得られた組成物は目的に応じて粘度、濃
度を調整し、;濾過をして用いられる。濾過は通常加圧
下で実施され、濾材は目的に応じて適宜選定ずればよく
、デプスフィルターがよく用いられる。
次に本発明の組成物の使用方法について説明する。
まず本発明の組成物を適当な支持体の上に塗布する。塗
布方法としては、スピンナーを用いた回転塗布、スプレ
ーコータを用いた噴霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーテ
ィングなどの手段が可能である。塗布膜厚は塗布手段、
組成物の固形分濃度、粘度によって調節することができ
る。
本発明の組成物を塗布する支持体の材質としては、例え
ばシリコンウェハー、金属、ガラス、半導体、金属酸化
物絶縁体く例えば、TiO2,Ta2O3,SiO2な
ど)、窒化ケイ素などが挙げられる。
塗布後、熱処理によりイミド環やその他の環状構造を有
する耐熱ポリマとなる。熱処理温度は200〜400℃
で行なわれる。熱処理時間は5分〜30分位でよい。熱
処理は単一温度で行なってもよいし、段階的に、おるい
は連続的に昇温しながら行なってもよい。
またレリーフパターンが必要な場合は、ネガ型フォトレ
ジストをマスクにして、ヒドラジンとエヂレンジアミン
の混合液でエツチングし形成することも可能である。な
お、ポジ型フォトレジストを使用して通常のポリイミド
前駆体と同様レリーフパターンを形成することも可能で
おる。
本発明のポリイミドコーティング剤組成物は液晶用配向
膜、半導体のパッシベーション膜、多層集積回路の層間
絶縁膜、混成集積回路の層間絶縁膜、プリント回路の半
田付は保護膜などの形成に供せられる。
[作用1 本発明は構造単位[I]のポリアミド酸にコロイダルシ
リカを添加することにより、熱処理後、シリカを含有し
たポリイミド系ポリマとなり、従来のポリイミド系ポリ
マには見られない特性が発現する。
第3級アミン化合物は粗大な二次凝集体を無くす作用を
し、塗布性、溶液の安定性、塗膜の透明性、塗膜の強靭
性などが向上するという予想外の効果を得ることができ
る。
さらに、本発明において、アルキルシリケートから合成
されるコロイダルシリカを用いた場合には、該コロイダ
ルシリカ中に絶縁特性の低下や金属配線などの腐蝕を引
き起す要因となるナトリウムなどの金属不純物や、ハロ
ゲン化物などを実質的に含まないため、ポリイミド膜自
体の電気特性や信頼性が低下しないという利点かある。
即ち、本発明の組成物にすることにより、ポリイミド系
ポリマの長所とシリカの長所を兼ね備えたものを得るこ
とができる。
[発明の効果] 本発明は、上述のごとく構成したので、次のごとき優れ
た効果を秦するものでおる。
(1)  粗大な二次凝集体がなく、ピンホール、異常
突起のない薄膜が形成できる。
〈2)塗膜の強靭性、透明性共に優れた塗膜が1qられ
る。
次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
[実施例] 実施例1〜8、比較実施例1〜5 ジアミノジフェニルエーテル564.5CI、ビス(3
−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン44.7
CIをN−メチル−2−ピロリドン6800qに溶解し
、アミン溶液を調合した。このアミン溶液にピロメリッ
ト酸二無水物327q、ベンゾフェノンテトラカルボン
酸二酸無水物483qを加えて、50℃で3時間反応さ
せ、30℃で15ポアズのポリマ溶液(A>を得た。
このポリマ溶液(A)に表1に示したようなアミン化合
物をポリアミド酸のカルボキシル基に対して当量計算で
添加し、ざらにN−メチル−2−ピロリドンに分散した
コロイダルシリカ(触媒化成工業(株)製、03CAL
)を添加した組成物を調合した。これらの組成物につい
て、スピンナーで塗布し、80℃、200℃、300℃
各30分熱処理して、膜厚1μの塗膜と、1000人の
塗膜を作成し、粗大な二次凝集体、ピンホール、異常突
起および膜透明性を調べた。この結果を条件とともに表
1に示す。なお、粗大な二次凝集体、ピンホール、異常
突起は100倍の光学顕微鏡を用いて暗視野照明下で評
価した。また、透明性は目視で評価した。コロイダルシ
リカ単独では、塗膜の形成能が無いのに対し、ポリアミ
ド酸を2Qwt%以上添加すると強靭で透明な塗膜が得
られる。
また第3級アミン化合物を添加しない系および第1級、
第2@アミン化合物添加系は粗大な二次凝集体、ピンホ
ール、異常突起が認められ、かつ透明性も不良である。
表1から明らかなように本発明の組成物は粗大な二次凝
集体、ピンホール、異常突起がないなど塗布性が優れて
いると共に膜の強靭性、透明性も優れていることがわか
る。
実施例9〜16 実施例1〜8のコロイダルシリカを後述のアルキルシリ
ケートから合成されたコロイダルシリカに変更した以外
、実施例1〜8と同様に実施した。
実施条件および結果を表2に示す。
実施例13のポリマ溶液を金属分析した結果、ナトリウ
ムイオンは、0.3ppm以下、塩素イオンはlppm
以下であった。これはコロイダルシリカを含まないポリ
マ溶液と同レベルであり、絶縁性および信頼性に悪影響
を及ぼさない量であることがわかる。
表2より明らかなごとく、アルキルシリケートから合成
されるコロイダルシリカを用いた組成物の場合、塗布性
に優れているうえ、ナトリウムイオンや塩素イオンを実
質的に含まないため、市販のコロイダルシリカ使いのも
のより、一層信頼性が向上することがわかる。
(コロイダルシリカの合成) メタノール100部とアンモニア水(アンモニア濃度2
5%)10部の混合液に、テトラエチルシリケートを1
0部添加した後、30℃で60分間攪拌する。次にN−
メチル−2ピロリドンを15部加えた後、30℃で減圧
処理してアンモニア、アルコールおよび水を留去させ、
N−メチル−2ピロリドン溶媒の透明なシリカゾルを得
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・[ I
    ] (ただし、式中R_1は3価又は4価の有機基、R_2
    は2価の有機基、mは1又は2である。)で表わされる
    構造単位[ I ]を有するポリアミド酸と、 (b)第3級アミン化合物および (c)コロイダルシリカ とから成るポリイミドコーティング剤組成物。
  2. (2)コロイダルシリカがアルキルシリケートから合成
    されたコロイダルシリカである特許請求の範囲第(1)
    項記載のポリイミドコーティング剤組成物。
JP29958886A 1986-06-02 1986-12-16 ポリイミドコ−テイング剤組成物 Pending JPS6399234A (ja)

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JP12593186 1986-06-02

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Cited By (1)

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