JPS639917A - 放電灯用安定器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は放電灯用安定器に関する。

（従来の技術） 周知のように放電灯用安定器は、鉄心にコイルを巻回し
て構成した安定器本体をケースに収納し、充填剤をその
ケースに充填して構成される。ところでこの種放電灯用
安定器における重要な問題は。

これから発生する騒音の低減化である。

従来では安定器本体を組み立てたあと、これにできるだ
け接着力の大きいワニスを含浸し、これを乾燥、硬化さ
せたあとケース内に収納し、ポリエステルなどの充填剤
を充填している。このようなワニスを含浸させると、鉄
心を構成している鋼板同志および鉄心とコイルとが密に
接着されて互いに一体化する。

これによれば安定器素体全体が一体化するので、電磁歪
による振動が低下するとしても、このような安定器を照
明器具に組み込むことによる、共振音的な騒音のレベル
を下げることは極めて回連である。

すなわち安定器自体は一見低振動となったように見受け
られるが、その周囲に照明器具の鉄板などが存在してい
ると、洩れ磁束によって共振音的な振動音が発生するよ
うになる。したがって照明器具に組み込んだときの騒音
は、現行の構成では約３０ホーンに近いものをそれ以下
にするのは極めて困憇であるとされている。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は鉄心にコイルを巻回して構成される安定器本
体を、ケースに収納して構成される放電灯用安定器にお
いて、その騒音の低減化を図ることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） この発明は鉄心にコイルを巻回して構成される安定器本
体を、非接着性の絶縁性樹脂で含浸して硬化させ、これ
をケースに収納してから充填剤を充填して構成したこと
を特徴とする。

（作用） 安定器本体に非接着性の絶縁性樹脂を含浸すると、鉄心
を構成している鋼板なり、コイルは自由に振動するよう
になる。したがって振動エネルギーの一部はそれにより
消費される。そして鉄心間の摩擦、歪音の発生は少なく
できるようになる。

一方この安定器本体をケースに収納し、これに充填剤を
充填している。このようにすれば前記充填剤とケースと
によって、外部にある照明器具への振動の伝播が阻止さ
れるようになる。

（実施例） 次にこの発明の詳細な説明する。この発明でいう非接着
性の絶縁性樹脂として、四弗化エチレン（弗素樹脂、２
０ミリミクロン）を主剤とし、これに溶剤として等量の
フロン液を混入したものを使用した。その粘度は２０〜
３０ポイズであった。これを安定器本体に含浸硬化させ
る。そのあとこれを金属製のケースに入れて、ポリエス
テル系の樹脂を充填して硬化させた。このようにして得
た安定器を照明器具に組み込んで使用したときの騒音は
、２５ホーンであった。

（発明の効果） 以上詳述したようにこの発明によれば、安定器本体を非
接着性の樹脂で含浸硬化させてから、ケースに収納し充
填剤を充填するようにしたので、従来構成に比較して、
これを照明器具に組み込んで使用したときの騒音を、従
来構成のものよりも充分に低減させることができるとい
った効果を奏する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉄心にコイルを巻回して構成される安定器本体を、非接
   着性の絶縁性樹脂で含浸して硬化させ、これをケースに
   収納してから充填剤を充填してなる放電灯用安定器。