JPS639898Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS639898Y2
JPS639898Y2 JP10823082U JP10823082U JPS639898Y2 JP S639898 Y2 JPS639898 Y2 JP S639898Y2 JP 10823082 U JP10823082 U JP 10823082U JP 10823082 U JP10823082 U JP 10823082U JP S639898 Y2 JPS639898 Y2 JP S639898Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
bent
cassette
winding
model registration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10823082U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5914182U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10823082U priority Critical patent/JPS5914182U/ja
Publication of JPS5914182U publication Critical patent/JPS5914182U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS639898Y2 publication Critical patent/JPS639898Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本案はカセツトテープの巻き乱れ防止シートに
係り、高速回転時の巻き乱れ防止効果が高く、か
つその効果が永続するようにすることを目的とし
た考案である。
カセツトテープの寸法形状は国際規格により統
一規格化されているが、各社各種のテープデツキ
に適合するため及びテープデツキへの着脱を容易
にするため、カセツトに対して磁気テープ及びこ
れを巻装したリールハブは可成り寸法的にルーズ
に取り付けられている。例えば第5図に示す如く
磁気テープAの幅Wは規格により3.81mmであるの
に対しカセツトBの内幅W′は5.0〜5.2mmに形成さ
れており、又、カセツトの内壁に突設した軸Cの
外径Dが約13mmであるのに対しリールハブEに形
成した軸受Fの内径D′が約14.5mmに形成されてい
る如きである。このためカセツトテープをテープ
デツキに装着して磁気テープを巻回する場合、特
に高速にて巻回するとリールハブEが軸Cに対し
て揺動し、磁気テープAの巻き乱れを生ずる。巻
き乱れは磁気テープAの変形の原因となり、これ
によつて音色が劣悪になつたり、或いはからみ付
いて巻き戻し不能を起したり、最悪の場合にはテ
ープ切断といつた不具合を生ずることになる。
従来上記の如きカセツトテープの巻き乱れを防
止するため、磁気テープAとカセツトBとの間に
スペーサーとして滑性に優れたシートを挾設し、
該部のクリアランスを減少する方法がとられてい
る。しかしながら従来用いられている巻き乱れ防
止シートは単なる平板状であつたり、或いは平板
状のシートの裏面に多数の小突起を突設して厚み
をもたせたものであつて、弾力性がなくクリアラ
ンスのバラツキを吸収する手段が何ら施されてい
ないため、或る場合にはクリアランスが詰り過ぎ
て巻回時磁気テープに過大な張力がかかり却つて
変形の原因となつたり、或いは逆に過大なクリア
ランスが残存してほとんど巻き乱れ防止効果を生
じない、といつた欠点があり、実用上いまだ充分
な効果があるとは言い難い。
本案は従来の巻き乱れ防止シートが、磁気テー
プAとカセツトBの内壁との間のクリアランスの
バラツキを吸収する手段を備えていないため適正
な巻き乱れ防止効果を発揮し得ないことに鑑みて
考案されたものであつて、シートを側面からみて
波形に折り曲げることによりシートに厚みと弾力
性を滞有せしめ、この弾力性によつて磁気テープ
Aの側面を常時軽く押圧して磁気テープAの動き
を規制し、例えば毎秒10数メートルといつた高速
で巻回する場合にも確実に巻き乱れを防止すると
共に、シートの裏面に複数個の小突起を突設して
不使用時カセツトを横倒して保存した場合にもシ
ートの曲折部が伸長せず、シートの弾力性が永久
的に継続するようにしたことを特徴とする考案で
ある。
次に本案の実施例を添付の図面に基いて説明す
る。
第1図において1は巻き乱れ防止シートであつ
て、滑性に優れたシート材料を用いてカセツトB
に内装するに足る大きさ及び形状に形成し、所要
の位置に窓孔2及び軸孔3を開設してある。4は
折曲げ辺であつて、シート1の右端から左端まで
一連に、かつ各折曲げ辺を相平行に曲折形成す
る。折曲げ辺4は第2図に示す如く、軸孔3,3
の中心を連結した左右の長手方向を谷部5として
その上下両側を上向きに折り曲げ、軸孔3,3に
接する部分から外側を水平に折り返して水平部
6,6を形成し、水平部6,6の先端附近を裏側
に折り下げ、その折り下げ片7,7の先端を谷部
5と略同一の位置に至らしめる。
上記は折曲げ辺の形状として中央部に谷部5を
形成してその外側に水平部6,6を形成し、水平
部6,6の上下端に折り下げ片7,7を形成した
場合の実施例であるが、本案巻き乱れ防止シート
の折曲げ形状は上記に限定されるものではなく、
例えば第4図に示す如く、山部8と谷部9とを連
続的に形成した波形に形成する等、任意の形状に
曲折することができる。この場合シート1の上下
端に曲折する折り下げ片7,7は裏側に曲折した
方が、使用時折り下げ片7,7の先端が磁気テー
プAに係合することがなく実用上より良好であ
る。
10は巻き乱れ防止シート1の裏面に突設した
小突起であつて、使用時磁気テープAを巻装した
リールハブEに当接する上下の水平部6,6に、
軸孔3を中心として夫々複数個相対称に突設す
る。この小突起10はカセツトを横倒した場合、
磁気テープA及びリールハブEの重量で巻き乱れ
防止シートを圧縮し、折曲げ辺4が伸長すること
を防止するためのものであつて、その設定位置及
び設定個数は上記の実施例に限定されるものでは
なく、水平部6,6上の任意の個所に設定するこ
とができる。11はスリツト孔であつて、折曲げ
辺4に沿つて任意の幅及び長さにて開設する。ス
リツト孔11は巻き乱れ防止シート1の弾力を各
部均一にすると共に磁気テープAの巻回張力に影
響を与えない程度の押圧力に調整するための手段
であつて、この手段としてはスリツト孔11を開
設する他、シート基材の厚さを極薄とする等任意
の手段を用いることができる。
本案の巻き乱れ防止シート1は、第5図に示す
如く、軸孔3をカセツトBに起立した軸Cの外周
に嵌装して水平部6をリールハブEに巻設した磁
気テープAに当接すると共に、谷部5及び折り下
げ片7の先端をカセツトBの内壁に当接し、磁気
テープAを常時一定の弾力にて挾圧して、巻回時
磁気テープAの巻き乱れを規制する。
本案のカセツトテープの巻き乱れ防止シート
は、シートを波形に曲折して厚みと弾力性とを滞
有せしめたので、磁気テープAとカセツトBとの
間のクリアランスにバラツキがあつても夫々磁気
テープAを確実に挾圧し、磁気テープを高速で巻
回した場合にもほとんど巻き乱れを生じない。。
この場合シートの弾力性は、スリツト孔11を開
孔する等の手段を施して極く微弱になるよう構成
したので磁気テープに過大な張力を負荷するおそ
れがない。又、折曲げ辺4はシート1の右端から
左端まで一連に形成したので磁気テープが引掛る
おそれがなく、巻回がスムースに行われる。又、
シート1の裏面に多数の小突起10を突設して、
不使用時カセツトを横倒して保存した場合にも磁
気テープ等の重量を該小突起10にて受ける如く
構成したのでシート1に滞有せしめた弾力性が永
続し、半永久的に使用できる等、多くの実用的効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
添付の図面は本案の実施例図であつて、第1図
は巻き乱れ防止シートの正面図、第2図は同側面
図、第3図は同斜視図、第4図は他の実施例を示
す巻き乱れ防止シートの側面図、第5図は使用状
態を示すカセツトの断面図である。 1……巻き乱れ防止シート、2……窓孔、3…
…軸孔、4……折曲げ辺、5……谷部、6……水
平部、7……折り下げ片、8……山部、9……谷
部、10……小突起、11……スリツト孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 滑性に優れたシート材料を用いてカセツトに
    内装するに足る大きさ及び形状に形成し、所要
    の位置に窓孔2及び軸孔3を開設したシート
    を、正面から見て左右に連続する山部8と谷部
    9とを交互に形成する如く曲折し、曲折部の所
    要の位置に補強用の小突起10を裏向きに突設
    すると共に、シート各部の弾力を均一化する手
    段を施して成る、カセツトテープの巻き乱れ防
    止シート。 2 シートの曲折形状として、軸孔3,3の中心
    を連結した左右の長手方向を谷部5としてその
    上下両側を上向きに折り曲げ、軸孔3,3に接
    する部分から外側を水平に折り返して水平部
    6,6を形成し、水平部6,6の先端附近を下
    向きに折り下げてその先端を谷部5と略同一の
    高さに至らしめて成る、上記実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のカセツトテープの巻き乱れ
    防止シート。 3 小突起10の突設位置として、磁気テープA
    を巻装したリールハブEに当接する上下の水平
    部6に、軸孔3を中心としてそれぞれ複数個の
    小突起10を相対称に突設して成る、上記実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のカセツトテー
    プの巻き乱れ防止シート。 4 シート各部の弾力を均一化する手段として、
    山部8及び谷部9の折曲げ辺に沿つて任意の幅
    及び長さを有するスリツト孔11を任意の配置
    で開設して成る、上記実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のカセツトテープの巻き乱れ防止シ
    ート。
JP10823082U 1982-07-19 1982-07-19 カセツトテ−プの巻き乱れ防止シ−ト Granted JPS5914182U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10823082U JPS5914182U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 カセツトテ−プの巻き乱れ防止シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10823082U JPS5914182U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 カセツトテ−プの巻き乱れ防止シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5914182U JPS5914182U (ja) 1984-01-28
JPS639898Y2 true JPS639898Y2 (ja) 1988-03-24

Family

ID=30252588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10823082U Granted JPS5914182U (ja) 1982-07-19 1982-07-19 カセツトテ−プの巻き乱れ防止シ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5914182U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5914182U (ja) 1984-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4770367A (en) Magnetic tape cassettes
US4736904A (en) Tape guide means for a tape to be transported, in particular in a magnetic tape cassette or in a tape transport apparatus
JPS639898Y2 (ja)
JPH0621104Y2 (ja) テ−プカセツト用の板ばね
KR0131208B1 (ko) 자기테이프 카세트용의 리일 스프링, 슬랙 리미터 및 테이프 가이드
US4974791A (en) Magnetic tape cassettes
US5216563A (en) Reel spring structure for a video tape cassette
EP0443450A2 (en) Magnetic tape cassette
US4516737A (en) Storage reel with peripheral core relief
JP2570053Y2 (ja) シートのスライド機構
US5115365A (en) Magnetic tape cassette having elastic pad element
JPH0519906Y2 (ja)
JPH0450615Y2 (ja)
JPH0352671B2 (ja)
JPS639897Y2 (ja)
JPS5822306Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジ
CN212600298U (zh) 一种防止铝带运行过程中跳动的结构
JPS624947Y2 (ja)
JPS6237461B2 (ja)
DE530393C (de) Halter fuer Bandrollen
JPS629576Y2 (ja)
JPH0596982U (ja) テープカセット
JPS6215911Y2 (ja)
JPS6312572Y2 (ja)
KR950007804Y1 (ko) 테이프 팬-케이크 감기용 허브