JPS639800Y2 - - Google Patents

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JPS639800Y2
JPS639800Y2 JP1118684U JP1118684U JPS639800Y2 JP S639800 Y2 JPS639800 Y2 JP S639800Y2 JP 1118684 U JP1118684 U JP 1118684U JP 1118684 U JP1118684 U JP 1118684U JP S639800 Y2 JPS639800 Y2 JP S639800Y2
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JP
Japan
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planetary gears
input shaft
ring gear
planetary
gear
Prior art date
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JP1118684U
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JPS60127150U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は遊星歯車機構を使用した減速装置に
関する。
従来技術 従来この種の減速装置として、第1図に示すよ
うに入力軸aの軸方向に複数組の遊星歯車機構
b,cを設けたものがある。上記遊星歯車機構
b,cでは半径力Frの合力が零となるように、プ
ラネタリギヤd,eを例えば180゜位相をずらして
リングギヤfと噛合するように入力軸aに対して
偏心させている。このような偏心は各プラネタリ
ギヤd,eを支承するベアリングgのインナレー
スを偏心させることにより行つており、各プラネ
タリギヤd,eの間はベアリングgの偏心量に応
じて逆方向に偏心したクランク状の連結軸hで互
に連結されている。またこの連結軸hは精度を要
するため、製作に多くの手数を要して高価になる
と共に、組立ても大変で、しかもプラネタリギヤ
を入力軸aの軸方向に隙間なく固定した場合、各
プラネタリギヤc,d間の偏心により各ギヤc,
d間に摩擦が生じて効率が低下したり、スラスト
方向の力に対して弱くなるなどの不具合があつ
た。
考案の目的 この考案はかかる不具合を改善する目的でなさ
れたもので、クランク状の連結軸を必要とせずに
減速を可能とした減速装置を提供して、製作の容
易化とこれに伴うコストダウン及び効率の向上な
どを図ろうとするものである。
考案の構成 入力軸に対して偏心したインナレースを有する
ベアリングを介して複数組のプラネタリギヤを上
記入力軸に取付け、プラネタリギヤの1組は固定
リングギヤに、そして他の組は出力軸側のリング
ギヤに噛合させると共に、同位相同志のプラネタ
リギヤを直接状の連結軸で連結してなる減速装
置。
実施例 以下この考案の一実施例を第2図以下に示す図
面を参照して詳述すると、図において1は入力軸
で、この入力軸1に該入力軸1の中心Oに対して
インナレース2aの中心O1が偏心した2個を1
組とする2組計4個のベアリング2がインナレー
ス2aを入力軸1に固着されて取付けられてい
る。上記ベアリング2の各インナレース2aの中
心O1は180゜位相をずらして入力軸1に固着されて
いて、入力軸1の回転とともに回転されると共
に、各ベアリング2の外周部にプラネタリギヤ3
が設けられている。上記各プラネタリギヤ3のう
ち1組目のプラネタリギヤ31,32は例えば歯数
がZ3、そして2組目のプラネタリギヤ33,34
歯数がZ′3となつていて、1組目のプラネタリギ
ヤ31,32はケース4の内周面に形成された歯数
Z2の固定リングギヤ5に同時に噛合されている。
また2組目のプラネタリギヤ33,34は上記ケー
ス4の開口部にベアリング6を介して支承された
出力軸7の一端側内周に設けられた歯数Z4のリン
グギヤ8に噛合されていると共に、入力軸1のケ
ース5内側端部はベアリング9を介して出力軸7
の中心部に支承されている。
一方上記各プラネタリギヤ31,32,33,34
のうち同位相のプラネタリギヤ31,33及び32
4間は一直線状の連結杆10,11により互に
連結されており、連結杆10により連結されたプ
ラネタリギヤ31,32の間に位置するプラネタリ
ギヤ32には、連結杆10と干渉しないよう直径
Dよりなる透孔3aが、そして連結杆11により
連結されたプラネタリギヤ32,34間に位置する
プラネタリギヤ33にも連結杆11と干渉しない
よう直径Dよりなる透孔3bが穿設されていて、
これら透孔3a,3bに各連結杆10,11が挿
通されている。
また上記各透孔3a,3bの直径はベアリング
2の偏心量をε、連結杆10,11の直径をdと
した場合(第4図参照)、次式により求められる。
D=2(2e+d/2)=4e+d 一方各連結杆10,11には各プラネタリギヤ
1,32,33,34の間に位置するようスラスト
プレート12が嵌挿されている。これらスラスト
プレート12は銅合金などの低摩擦材により形成
されていて、スラスト方向の力を担持すると同時
に、各プラネタリギヤ31ないし34間の摩擦を低
減する作用をなしている。
次に作用を説明すると、入力軸1の回転により
180゜位相差をもつたベアリング2のインナレース
2aが回転し、その偏心運動によりベアリング2
の外周部に設けられたプラネタリギヤ31ないし
4のうち、プラネタリギヤ31,32は固定リン
グギヤ5の内側を自転しながら公転して、各プラ
ネタリギヤ31,32と固定リングギヤ5の歯数差
で入力軸1の回転が減速される。また1組目のプ
ラネタリギヤ31,32と2組目のプラネタリギヤ
3,34とは連結杆10,11により互に連結さ
れているため、減速された回転は2組目のプラネ
タリギヤ33,34に伝えられて、さらに出力軸7
側のリングギヤ8の間で、その歯数差により減速
されて出力軸7へ伝えられる。
以上により入力軸1と出力軸7間の減速比は 出力軸回転数/入力軸回転数=1−Z2・Z′3/Z3・Z4 となる。
なお上記実施例ではプラネタリギヤ3を2組と
したが、必要とする減速比に応じて3段以上とし
てもよい。
考案の効果 この考案は以上詳述したように、プラネタリギ
ヤ間を連結する連結杆を直軸により形成できるた
め、従来のクランク状連結軸に比べて製作が容易
であると共に、各プラネタリギヤ間にスラストプ
レートを設けてスラスト力を担持するようにした
ことから、スラスト力に対して強度を増大させる
ことができる。また上記スラストプレートを低摩
擦材により形成することにより、各プラネタリギ
ヤ間の摩擦損失を減少させることができることか
ら、効率の向上も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の減速装置の説明図、第2図はこ
の考案の実施例になる減速装置の断面図、第3図
は第2図−線に沿う断面図、第4図は同拡大
図である。 1は入力軸、2はベアリング、2aはインナレ
ース、3はプラネタリギヤ、3a,3bは透孔、
4はケース、5は固定リングギヤ、7は出力軸、
8はリングギヤ、10,11は連結杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力軸1に、該入力軸1の中心Oに対して偏心
    したインナレース2aを有する複数組のベアリン
    グ2を、上記インナレース2aの中心O1に位相
    差をもたせて取付け、かつこれらベアリング2を
    介して複数組のプラネタリギヤ3を設け、上記プ
    ラネタリギヤ3の1組をケース4に設けた固定リ
    ングギヤ5に、そして他の組を出力軸7側に設け
    リングギヤ8に噛合すると共に、上記各プラネタ
    リギヤ3の同位相同志を、他のプラネタリギヤ3
    に設けた透孔3a,3bを貫通する連結杆10,
    11を介して連結してなる減速装置。
JP1118684U 1984-01-31 1984-01-31 減速装置 Granted JPS60127150U (ja)

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JP1118684U JPS60127150U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 減速装置

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JP1118684U JPS60127150U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 減速装置

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Publication Number Publication Date
JPS60127150U JPS60127150U (ja) 1985-08-27
JPS639800Y2 true JPS639800Y2 (ja) 1988-03-23

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ID=30493072

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JP1118684U Granted JPS60127150U (ja) 1984-01-31 1984-01-31 減速装置

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JP5533194B2 (ja) * 2010-04-23 2014-06-25 株式会社ジェイテクト 変速歯車装置

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JPS60127150U (ja) 1985-08-27

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