JPS6397631A - ポリエ−テルエステルアミドの製造方法 - Google Patents

ポリエ−テルエステルアミドの製造方法

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JPS6397631A
JPS6397631A JP24193186A JP24193186A JPS6397631A JP S6397631 A JPS6397631 A JP S6397631A JP 24193186 A JP24193186 A JP 24193186A JP 24193186 A JP24193186 A JP 24193186A JP S6397631 A JPS6397631 A JP S6397631A
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JP
Japan
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nylon
polymer
tetramethylene oxide
chain
oxide glycol
Prior art date
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Pending
Application number
JP24193186A
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English (en)
Inventor
Teruhiko Matsuo
輝彦 松尾
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハードセグメントをポリアミド鎖、ソフトセグ
メントをポリエーテル鎖とするポリエーテルエステルア
ミドの製造方法に関する。
更に詳しくは、ポリアミド鎖をナイロン66、ポリエー
テル鎖をテトラメチレンオキシド鎖とするポリエーテル
エステルアミドの製造方法に関するものである。
(従来の技術) ポリアミド系弾性体は成形性が良く、耐摩耗性や消音特
性がすぐれているので、エンジニアリング樹脂として広
く研究され且つ実用化も進んでいる。
ポリアミド鎖とポリエーテル鎖をエステル結合で連結し
たポリアミド系エラストマーを製造するにあたっては、
まずジカルボン酸とジアミンあるいはラクタムからポリ
アミドを形成し、そのアミノ基末端とジカルボン酸を反
応させ、実質的に両末端がカルボキシル基であるポリア
ミドを作る。
次にこのポリアミドにポリアルキレンオキシドグリコー
ルを添加し、減圧且つ、触媒存在下でエステル化を起こ
させ、ポリエーテルエステルアミドを作ることが試みら
れている。しかし、ポリアミドとポリアルキレンオキシ
ドグリコールが、一般に相溶性が悪く、上記のエステル
化が進みにくく、満足な重合体が得られに(い、特開昭
59−213724号公報にはナイロン66とポリテト
ラメチレンオキシドグリコールの場合にその傾向が顕著
であるため、満足な重合体を得るには、ナイロン66以
外の特定のポリアミドを選ぶ必要があることが開示され
ている。米国特許3,044.987においては、ポリ
テトラメチレンオキシドグリコールのベンゼン溶液中に
アジピン酸クロリドを加え、CfC0(CHI)#CO
O+CJsO+a Co(COx)tcOcfを生成せ
しめ、次いでヘキサメチレンジアミンのジオキサン溶液
を加えて、急速に混合することによって、ポリエーテル
エステルアミドを得るという方法を採っている。すなわ
ち、相溶性の悪い反応物を溶液となし、混合によって均
質化しやすくするのと同時に、カルボキシル基末端を酸
クロリド基に換えておき、アミノ基との縮合反応の活性
を高めることによって、ナイロン66とポリテトラメチ
レンオキシドグリコールからのポリエーテルエステルア
ミドを得ている。
しかし、溶液法および酸クロリド法は共にコスト高の原
因となり、ポリマーのコストを大幅に高める。したがっ
て、米国特許3,044.987に開示されている方法
は、工業的には極めて不利な方法である。
(発明が解決しようとする問題点) ポリマーのコストを低く抑えるには、アジピン酸を酸ク
ロリド化することなく使用し、縮合重合も水共存下また
は溶融系で行なうことが必要である。そのためには、ナ
イロン66とポリテトラメチレンオキシドグリコールと
の親和性を改善し、両者の相溶性が悪いながらも、両者
を溶融状態で攪拌混合するのみで、縮重合を進行せしめ
ることが必要である。
本発明の目的は溶融状態でナイロン66鎖とポリテトラ
メチレンオキシド鎖をエステル結合で連結したポリエー
テルエステルアミドエラストマーを製造する方法の提供
である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、ナイロン66を形成する際にアジピン酸とn
−ブタノールとの縮合体を共存させ、両末端が−COO
CHgCHxCHgCHgOHであるナイロン66を作
り、これとポリテトラメチレンオキシドグリコールと好
ましくは溶融状態で強制混合することによって上記問題
点を解決した。
すなわち、本発明はハードセグメントをナイロン661
1K、ソフトセグメントをテ、トラメチレンオキシド鎖
とするポリエーテルエステルアミドエラストマーの製造
方法において、アジピン酸とヘキサメチレンジアミンお
よび CHsCHzCIhCHxOCCHmClhCHgCH
gCOOH(以後縮合体Bと呼称する)とを混合し、ア
ミド化反応によつン66(以後ポリマーAと呼称する)
を形成し、次いで該ナイロン66とテトラメチレンオキ
シドグリコールを強制混合しエステル交換反応によって
縮重合することを特徴とするポリエーテルエステルアミ
ドの製造方法である。
本発明においては、ポリエーテルエステルアミドは、ポ
リアミド成分がナイロン66鎖すなわちポリヘキサメチ
レンアジパミド鎖でなければならない、ナイロン66は
その結晶の凝集力が高く、エラストマーの弾性限界範囲
を広げるのに寄与する。
本発明において、ポリエーテル成分はポリテトラメチレ
ンオキシド鎖でなければならない、ポリテトラメチレン
オキシド鎖はエラストマーの回復力を大きく保つのに最
も有利である。
本発明においては、アジピン酸とへキサメチレンジアミ
ンと、更に縮合体Bとを混合し、アミド化反応を起こさ
せ、ポリマーAを形成せしめなければならない。
アジピン酸とへキサメチレンジアミンを等量仕込んで縮
重合を行なわせると、通常はナイロン66の両末端にア
ミノ基とカルボキシル基がほぼ等量残る。
しかし、アジピン酸とへキサメチレンジアミンに加えて
縮合体Bを混合するとアミド化反応によって、ポリマー
Aが形成される。また該縮合体Bを1:1のアジピン酸
およびヘキサメチレンジアミンに混合することによって
、形成されたナイロン66のアミノ基末端を縮合体Bで
封鎖することになるので、該縮合体Bとアジピン酸およ
びヘキサメチレンジアミンとの仕込比によってエラスト
マー中のナイロン66の重合度も制御出来る。
通常はアジピン酸とへキサメチレンジアミンは両者の塩
(以後AH塩と呼称する)の形で使用され、ナイロン6
6の縮重合はAH塩の水溶液で、あるいは水存在下で行
なわれる。
ポリマーAを形成するにあたっては公知の条件が用い得
る。例えば、AH塩と縮合体Bとを水の存在下で、圧力
を17.5kg/cjに保ちながら縮重合が進められる
。この時、水は徐々に系外に排出される。水が除去され
た後に270℃以上に昇温し、縮重合を更に進める。
この結果、重合度が制御され、両端が であるポリアミドが得られる。
本発明においては、ポリマーAを得たのちに次いで、ポ
リマーAとポリテトラメチレンオキシドグリコールを強
制混合して、エステル交換反応によって、縮重合するこ
とが必要である。ポリマーAとポリテトラメチレンオキ
シドグリコールは強制混合しなければ、二相分離する。
しかしポリマーAの両末端はポリテトラメチレンオキシ
ドと親和性が高いので、末端のみはポリテトラメチレン
オキシドグリコール相に潜り込むことが出来る。
したがって、ポリマーAとポリテトラメチレンオキシド
グリコールを強制的に混合することによって、両相のミ
クロ相分離状態を生じさせ、n−ブタノールが脱離する
エステル交換反応を円滑に進めることが出来る。その結
果、ナイロン66鎖とポリテトラメチレンオキシド鎖が
エステル結合で連結され、縮重合が進行し、ポリエーテ
ルエステルアミドエラストマーが得られる。
エステル交換反応による縮重合は次のように進む。
NIICO(CHg)4cOo(CHt)mOH+IO
十C4HIO+1%HNHCO(CIlg) 4cOO
+ C4C41l + −H+ CHsCHgCHzC
ToOH もし強制混合をしなければ、二相分離して、縮重合は進
まない。
上記のエステル交換反応は無触媒でも可能であるが、S
b、0.、Ti(OBu)nなどの触媒を添加した方が
反応速度が大きくなり、好ましい。
また、このエステル化反応は常圧下で行なわせるよりも
、減圧下で行なわせるのが、反応速度が大きく好ましい
ポリマーAとポリテトラメチレンオキシドグリコールの
仕込み比は等量が好ましく、反応温度は260〜270
℃が好ましい。
また、減圧度は5 w Hg以下、更にはl +n H
g以下が好ましい。
縮重合が進むと同時にn−ブタノールが留出してくるの
で、系外に除去することが必要である。
本発明において、ポリエーテルエステルアミドの重合度
は反応時間で調節するのが好ましい、相対粘度(ηr)
=1.6〜2.0で反応を終了させることが、エラスト
マーとして使用する時に好都合である。
相対粘度(ηr)の測定法は以下の如くである。
tI剤       オルトクロロフェノールポリマー
濃度  Q、5 wt% 測定温度    35℃ 測定法     粘度測定の常法に従う実施例I AH塩26.2g、縮合体Bを4.1 g 、および水
4.0gを200−オートクレーブ中で混合し、270
℃に保ったオイルバス中に投入する。内圧が17.51
g/dGになるまで昇温し、その後はバルブをやや開い
て、内圧が17.5kg/dGになるように調節しなが
ら、270℃に内温がなるまで昇温し、270℃になっ
てから約30分放置する。
その時、攪拌を行なう。留出して来たn−ブタノールは
コンデンサーによってトラップする。
次に、オートクレーブ中に、ポリテトラメチレンオキシ
ドグリコール(分子量1000)を34gと0.03g
のSb2O2を添加し、真空度0.5鶴Hgの減圧にし
、270℃で2時間、強制攪拌する。
その後、室温に戻し、エラストマーを得る。
赤外吸収スペクトルによってηr−1,6ポリエーテル
エステルアミドが生成していることを確認した。
比較例1 実施例1と縮合体Bを添加する代りにアジピン酸を2.
9g添加する点以外は、同じ実験を行なった。ポリエー
テルテトラメチレンオキシドグリコールを添加しても、
反応が進まず、最後に得られた生成物は弾性のない粘土
のような物質で、赤外吸収スペクトルにおいてもエステ
ル結合の生成がわずかであることが確認された。
(発明の効果) 本発明によって、従来は困難であったハードセグメント
をナイロン66u![、ソフトセグメントをポリテトラ
メチレンオキシド鎖からなるポリエーテルエステルアミ
ドエラストマーを製造するにあたって、有機溶剤を使用
することなく、すなわち、アミド化反応を水存在下で、
エステル交換反応を溶融状態で行なうことが可能となり
、原料も価格の高い酸クロリドも使う必要がなくなり、
その結果、製造コストを低く抑えることが可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ハードセグメントをナイロン66鎖、ソフトセグメント
    をテトラメチレンオキシド鎖とするポリエーテルエステ
    ルアミドエラストマーの製造方法において、アジピン酸
    とヘキサメチレンジアミンおよび ▲数式、化学式、表等があります▼を混合し、アミド化
    反応によつて両末端が ▲数式、化学式、表等があります▼であるナイロン66
    を形成し、次いで該ナイロン66とテトラメチレンオキ
    シドグリコールを強制混合し、エステル交換反応によつ
    て縮重合することを特徴とするポリエーテルエステルア
    ミドの製造方法
JP24193186A 1986-10-14 1986-10-14 ポリエ−テルエステルアミドの製造方法 Pending JPS6397631A (ja)

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