JPS6397332A - 製鋼法 - Google Patents

製鋼法

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JPS6397332A
JPS6397332A JP62141309A JP14130987A JPS6397332A JP S6397332 A JPS6397332 A JP S6397332A JP 62141309 A JP62141309 A JP 62141309A JP 14130987 A JP14130987 A JP 14130987A JP S6397332 A JPS6397332 A JP S6397332A
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JP
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ladle
slag
steel
synthetic
ppm
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JP62141309A
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ウィリアム・フレデリック・クノース・ジュニアー
ウダイ・ブハヌ・パル
バラジ・ヴィナヤク・パティル
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Allegheny International Inc
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Allegheny International Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C5/00Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
    • C21C5/28Manufacture of steel in the converter
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C1/00Refining of pig-iron; Cast iron
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C7/00Treating molten ferrous alloys, e.g. steel, not covered by groups C21C1/00 - C21C5/00
    • C21C7/04Removing impurities by adding a treating agent
    • C21C7/076Use of slags or fluxes as treating agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Heat Treatment Of Steel (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋼の製法に関する。本発明は特に、所望の低い
9素含量を有する、酸化物介在物不含の低炭素鋼の製法
に関する。より詳細には本発明は合金元素として約1.
0〜4.5%のケイ素シ含有し、鋼の磁性が重要とされ
る用途における電気工業の分野でシート状またはストリ
ップ状で用いられる上記種類の鋼の製法に関する。
一観点においては、本発明は、1合成スラグ材料”また
は“合成フラックス材料“の性質をもつ組成物、ならび
にこの組成物を特に上記種類の鋼の製造において不活性
ガスの噴入に際して使用する方法に関する。
他の観点においては、本発明は特(τ上記組成物の使用
を、鋼の処理に際して酸素製鋼容器への酸素噴入終了と
インゴット型または連続鋳造機への鋼のy込みとの間の
段階で他の特定の方法および手段と組合わせる方法に関
する。すなわち本発明は溶融鉄を後続の鋳込みまたは鋳
造工程に適した望ましい化学的性質、温度および均質度
にするためにこれをとりべ(取鍋)肉処理することに関
する。
本発明がなされた数か月前に本出願人により実施された
種類の電気用ケイ素鋼の製法は既知であると考えられろ
。この先行技術は結晶粒配向ケイ素鋼一般の製造に有用
であり、この溶融鋼は当初は下記の公称組成物 CMn    S   Si   Cu   FeO,
030,070,033,20,2残部および不純物を
含有するであろう。ここで不純物にはアルミニウム10
 ppm 、チタン15ppm。
酸素50 ppm、および窒素55 ppm程度が含ま
れるであろう。
上記の先行技術によれば、熱金属とりべ内で炭化カルシ
ウムの注入により鋼を脱硫し、次いで脱硫された加熱金
属およびスクラップの混合物を、組成物を炭素0.02
5〜0.035%に低下させる目的および温度低下の目
的で塩基性酸素炉(bas i Coxygen fu
rnace 、 BOF ) [送入することは既知の
方法である。BOFから得られたこの低炭素鋼約80ト
ンを次いで適量(約34021v、7500ボンド)の
低アルミニウムー低チタン−7エロシリコンを入れたゾ
ーンとりべ(zoned 1adle )またはバブラ
ー(babbler )  Kよりアルゴンを適切な流
量で、浴融物の洗浄度の改良に十分な時間噴入する。B
OFからの出湯後に採取した試料について観察された化
学的性質に基づいて、必要に応じとりべ内でマンガン、
炭素、イオウおよび銅?添加する。この先行技術におい
ては、とりべにフラックス材料を故意KL加してはいな
い。噴入工程でとリベ内に比較的高い含量のアルミナ(
8%)およびチタニア(0,5%)を含むスラグが生じ
る。
ゾーンとりべとは、とりべまたは容器の底および側壁が
種々の等級のアルミナ−シリカ系耐熱材で内張すされて
いるものを意味する。たとえはアルミナ40〜60%−
シリカ残部の耐火粘土を用いて容器を内張すすることが
できる。ただしスラグ層に近接した帯域を除く。この帯
域はアルミナ80%−シリカ残部の耐火粘土を備えてい
てもよい。
当業者は鋼の総酸素含量(溶存酸素士酸化物)を出来る
限り低くし、これを維持することが望ましいことに以前
から気づいていた。
酸素吹込み式の炉(たとえばBOF )から出る低酸素
鋼((0,05%)は大量の溶存酸素(<0.05%)
を含有する。この鋼中の溶存酸素は次いで、製造すべき
鋼の等級に応じて1種または2種以上の脱酸素剤、たと
えばAt、Si、Mnなどの添加により除去される。脱
酸素剤は酸化物を形成し、これが理想的には溶融物外へ
浮遊してスラグ相内へ吸収されることによr)溶存酸素
が除去される。
しかしこれらの酸化物の浮遊および吸収は常に不完全で
あり、溶融物中に懸濁された状態で残存し、結果的にこ
iは溶存酸素よりもはるかに多量の総酸素となる。
酸素は除去されなかった場合、存在する他の元素、たと
えば鉄、ケイ素、アルミニウムおよびチタンと反応して
混在物を形成し、“汚れた鋼”を生じる。約0.05%
以下の炭素を含有する低炭素鋼において所期の低い溶存
酸素含量を得ることは特に困難である。炭素含量がより
多い鋼については炭素−酸素の反応によって溶存酸素が
溶融物外へ駆出されるか、低炭素鋼においてはこの反応
はさほど著しい程度には起こらない。従って製品鋼が低
炭素含量である必要がある場合には(電気用ケイ素鋼の
場合のように;この場合は高い炭素含量に伴ってより大
きな鉄損が生じ、および/または他の電気的特性もしく
は磁性が損われる)、所望の低い溶存酸素含量を得るこ
とはより困難な問題を提起する。
ゾーンとりべを用いる前記方法については、溶融物中の
酸化物介在物な減少させるための手段をとる場合は常に
溶存酸素もわずかに低下するがそのアルミニウムおよび
チタン含量が望ましくないほど高くなることが認められ
た。この過程で起こることはスラグの化学組成と下層の
鋼の化学組成との平衡により制御され、あるいは大幅に
影響される。
ゾーンとりべを用いる前記の先行技術の場合は、はぼ石
灰28%、シリカ48%、アルミナ8%、チタニア0.
5%、マグネシア10%、および酸化マンガン1%を含
有するスラグが生成した。
ゾーンとりべの代わりに全体が80%アルミナで内張す
されたとりべを用いた場合、本質的には同じであるが、
ただしチタニア含量がわすかに低い(0,3%)スラグ
組成物が得られた。より高含量のアルミナで内張すされ
たとりべを用いた場合、溶存酸素含量がわずかに低下し
ても、アルミニウムおよびチタンの含量が高すきるとい
う同じ問題があった。
先行技術には溶融鋼を処理してこれに含まねる溶存ガス
を除去し、または非金属系混在物を除去するための既知
の方法および装置が多数ある。たとえばドルトムントー
ホルダー法、RH法および■○D法、あるいは他の方法
、たとえば電気アークとりべ炉、ASEA−3KFとり
べ炉などの使用である。これらの方法の主な欠点は、こ
れらを実施するのにかなり費用がかかることである。
はぼ50%のシリカ、47%の石灰、および少量の各種
不純物を含有する市販の代表的ケイ酸カルシウム組成物
は先行技術に属すると考えられる。
この種の材料は約】544°C(281]”F)の融点
および約1.3 P/cm3(80tb/ f’t、3
) ノ嵩密flヲもち、十分に低い価格で入手できるの
で、こjを実質量用いても製鋼法を不経済なものにする
ことはない。しかし先行技術にはこの種の材料な用いて
本発明により得られる好ましい結果を得る方法について
は特に教示または指示されていない。事実、この種の材
料の使用を試みた本発明者らの最初の数回の実験(本発
明によらない方法)では目的とする結果は得られなかっ
た。
スラグを低粘度Kfるための物質として金石(7ツ化カ
ルシウム)な添加することは周知であると考えらjる。
金石の代替物または均等物は当業者に既知である。
溶融金属鉄を保持するための容器を内張すするのに用い
られる耐熱材の化学組成、および溶融金属鉄の頂部に生
じる(または与えられる)スラグの化学組成に関する多
数の先行技術がある。耐熱材は酸性(ケイ石れんがのよ
うに)、または塩基性(ドロマイトのように)、または
ほぼ中性(アルミナまたは耐火粘土のようK)のいずれ
であってもよい。スラグ組成物も、一般に存在する酸形
成酸化物および塩基形成酸化物の相対的割合に応じて酸
性または塩基性の特性なもつものであってよい。ノリ力
および酸化鉄に富むスラグは比較的酸性であり、石灰ま
たはマグネシアに富むスラグは比較的塩基性である。塩
基性耐熱材で内張すした容器中ではスラグが酸性になり
すぎるのを避けるのが重要であること、およびその逆も
知られている。これによってスラグが内張りを攻撃し、
その有効寿命を短縮するからである。酸性ではなく塩基
性のスラグを用いて行う鉄精錬法の方が、溶融鉄材料か
らイオウおよびリンをより良く除去する。
当業者は、酸素吹込み後の工程、すなわち電気用鋼に望
まれるケイ素含量水準(約1.0〜4.5重層%)に及
ぶ鋼組成な得るのに十分なフェロシリコンをとりべに添
加する工程では、空気または酸素(溶存酸素、またはあ
る種の金属酸化物の形の結合酸素)に溶融金属が接触す
る範囲以外は自然πはほとんどスラグが生じないことに
気づいている。溶融金属はスラグ被覆かない場合には存
在する酸素と容易に反応して金属酸化物を形成するだけ
でなく、これが空気と接触した場合には窒素をも容易に
取込む。フェロシリコン?酸素容器から取出された溶融
鉄と適切に混和し、主としてケイ素脱酸素の結果生成し
た酸化ケイ素混在物を溶融鉄から浮動させるために、ア
ルゴンの噴入が行われている。
フェロシリコンおよびBOFから取出さねた酸素吹込み
金属から均質な溶融物を調製する際に、適切な蓋または
カバーで檀ったとりべ内で不活性ガス(特にアルゴン)
を噴入する( 1anceまたはbebble )工程
は従来周知である。不活性カスとは溶融物中で化学的に
不活性であり、または許容できる程度の低い活性をもち
、使用できるいかなるガスをも意味する。
アルミン酸カルシウム系合成スラグに関する、または合
成フラックス材料もしくは合成スラグ材料の使用に関す
る先行技術文献がある。これらの材料はランシング、す
なわちこれらの材料を水蒸気またはキャリヤーガスによ
ってとりべ内の鋼中へ送入することにより導入される。
これらの文献には下記のものが含まrる。
1、ケー−すIJ 夕ら、) ランス、 l5IJ (
Trans。
l5IJ)、B−112頁、 vol、 20 、 A
4 、1980゜2、イー・ティー・タークドーガン、
アイアンメーキング・アンドースティールメーキング、
64頁、 vol、 ] 2 、A2 、1985 。
3、 エッチ・サイト−ら、トランス、l5IJ(Tr
ans、 l5IJ ) 、 B−345頁、vol、
22゜1982゜ 4、ニー・イシら、とりべ冶金学の原理と実際、AIM
E  鉄鋼学会発行、アール・ジエイ・フリューハン編
、137頁、1985゜ 5、ティー・タケノウチら、トランスrsIJ(Tra
ns、 l5IJ ) 、 758頁、vol、]9゜
】979゜ 6、  uss、o−ライ7−り’vホガ(LOrai
n−Cuyahohqa)  ry−クス−G A B
 、とりべ処理設備、パブリック・ドキュメント、リプ
リント入手可。
7、 テイー−ジエイ・テイーデリツヒら、“バーおよ
びロンド製品に関する内部清浄度の改善“。
米国スチール・パブリケーション(オノ・イオ州ローラ
イン) 8、工−−モリャラ、スキャンジエクト(SCAN−I
NJECT)ffl 、 1部、32:1頁、 198
309、 ジエイ・ジー・ユーントおよびアール・ジエ
イ・ツアラネク、′ステイールメーキング・ブロシーデ
イングズ、194頁、vol、64゜】98】。
とりべの内張りが耐火粘土またはアルミナの代わりに低
アルミナ、低チタニア含有材料(たとえばドロマイト)
Kよりなされており、またとりべに金属を満なf前にフ
ェロシリコン上に合成スラグ(好ましくは、適宜な割合
のケイ酸カルシウム、石灰、マグネシアおよび螢石(s
par)を含有する予備溶融(pre−meltedま
たはpre −fused )混合物である)を添加し
、アルゴン噴入を前記のよ5K(ただし好ましくはそれ
よりもわずかに長い期間)行い、かつアルゴン貫入に際
してとりべに7−ドまたは蓋を施すと、所期のとおり溶
存酸素、混在酸化物、窒素およびイオウの含量は低く、
かつ最終鋼におけるアルミニウムおよびチタンの含量が
高くなるという形の応報を伴わない低炭素−ケイ素鋼が
得られる。
以上および以下の本発明についての説明を添付の図面と
関連づけることにより、本発明が完全に理解されるであ
ろう。第1図は本発明方法を示すフローダイヤグラムで
あり、第2図はCaO−3i○2−MgO系の状態図で
トリ、第1図は温度の関数としての溶存酸素値のグラフ
である。
第1図に示すように、熱金属2およびスクラップ4およ
びフラックスをBOF 6に装填し、次いでこれに当業
者に周知の様式で酸素8を吹込む。
目的が前記の電気用鋼の製造である場合、ドロマイト、
マグネサイトその他の適切な材料で内張りさねたBOF
  6は、内部の溶融金属鉄の炭素含量が約0.025
〜0.035%となるまで、所望の降下温度において操
作される。
本発明によねば、ミキサー10内でケイ酸カルシウム1
2、アルカリ土類14(たとえば石灰、マグネシアおよ
び/またはドロマイト)および螢石16もしくはその均
等物の適宜な混合物が調製される。BOF 6から取出
される80トンの量の鉄系材料を処理するためには、ケ
イ酸カルシウム680Kg(1500ポンド)、石灰5
44にワ(12007t?ンド)、マグネシア9) K
9 (200ボンド)および金石約9)に9(200ボ
ンド)が用いられるであろう。これによって、おおよそ
の融点1399°G(2550″F)および1.0の水
に対する比重的2,5をもつ合成7ランクススラグ?形
成するブレンドが得ら4る。従って液状ではこの合成フ
ラックススラグは1538℃(2800″F′)以上の
出湯および注湯温度においてケイ素鋼よりも軽量であり
、こσ)ためスラグは注湯およびアルゴン噴入期間全体
ンこわたって鋼上に浮遊して、外が空気に暴露されるの
を防止するであろう。ミキサー】0中の上記組成物は溶
融室18内で溶融させることか好ましい。
合成フラックス組成物は本質的に市販の純ケイ酸カルシ
ウム、約30〜80i量%、酸化J/’シウムおよび酸
化マグネシウムよりなる群から選ばれる酸化物約20〜
65重量%、ならびに流動性促進剤約2〜15]ji%
からなるであろう。好ましい形態においては、フラック
ス組成物はほぼ2〜】5重量%の流動性促進剤、20−
50重量%(r’、石灰、3〜11重量%のマグネシア
からなり、残部は実質的にすべてケイ酸カルシウムから
なる。
重要なことは、合成フラックス組成物はアルミナおよび
チタニアができるだけ少ないこと、好ましくはそれぞれ
5および2重量%以下、より好ましくはそれぞれ0.7
および0.1重量%以下であることである。
とりべ20が設けられ、これは耐火粘土またはアルミナ
で内張すされるのではなく、本発明に従ってドロマイト
で内張すされることが好ましい。
とりべ20には低アルミナ、低チタニア内張りを施すこ
とが重要である。たとえば耐火粘土の内張りは、とりべ
においては受容できない。合成フラックスラグが望まし
くない量のアルミナおよびチタニア(酸化チタン)で汚
染されるからである。
耐火粘土の内張りをもつとりべにおいて溶融物の総酸素
含量を減少させる試みはいずれも、溶融物中のアルミニ
ウムおよびチタンの量を受容できないほどに高めること
が認められた。とりべの内張りはアルミナ5重量%以下
およびチタン2重量%以下、を含有すること、より好ま
しくはアルミナおよびチタニアな実質的に含有しないこ
とが好ましい。
たとえばBOF  6から取出さねた80トンの量の金
属を処理するために、適量のフエ0.7 IJコン22
をとりべに装填する。グイ素約3.25%の最終組成を
もつ銅を製造するためには、含有ケイ素約2.6)ンの
量のフェロシリコンカ必要でアリ、これは好ましくは低
アルミニウム、低チタンフェロシリコンである。約75
%のケイ素を含有するフェロシリコン約3402Kg(
7500ボンド)をとりべに入れる。とりべ20は、ア
ルゴンをとりべ20の内容物に噴入する手段24を備え
ている。
フェロシリコン22をとりべ20に添加したのち、合成
ブランクス材料をとりべ20に添加する。
この目的のためにはミキサー】0および浴融室18を用
いることは必須ではない。合成フラックスの各成分を直
接にとりべ内の7エロシリコン上に添加しつるからであ
る。
熱金属鉄、合成ブランクスおよびフェロシリコンをとり
べに、たとえばいかなる11伸序で添加してもよい。た
だし商業的には一般にフェロシリコンを入れたとりべに
熱金属を添加する。合成ブランクスはたとえばランス注
入により添加することができる。
次いで、矢印26により示されるように、BOF6から
の高温の鉄系金属をとりべ20に添加し、そして第1図
に参照番号28により示さjるように、所望により(た
だし望ましくは)BOF 6からとりべ20中へのスラ
グのキャリオーバーを防止するための何らかの手段をと
る。出湯に際して適切な手段がとられない場合、未知の
一貫しない量のスラグがBOF 6から、炉6の側部タ
ップホールな通って出湯する鋼によって撹拌されること
により、とりべに入るh」能性がある。炉6のスラグに
含有さt″Iる酸化鉄は、フェロシリコンに含有さjる
ケイ素との反応によりとりべ内のスラグにおけるシリカ
源として作用するであろう。これが起こり得た場合、シ
リカの生成によってとりべ20内の合成スラグの酸性度
が変化するであろう。この変化はスラグをより酸性にし
、容器の内張り(ドロマイト、すなわち塩基性耐熱材)
をより攻撃し、やすくする方向σ)ものである。さらに
炉6内のスラグはアルミナ約(22)%およびチタニア
約0.2%を含有する。これらの値は共に本発明に従っ
てとりべ20に用いられ、生成する鋼に要求される低い
値のアルミニウムおよびチタニウムを達成でるためにア
ルミナおよびチタニアができるたけ低く保つことが望ま
れる合成トップスラグに望まわる値のほぼ2倍の高さで
ある。当業者には容器6からとりべ20へのBOFスラ
グのキャリオ−バーを最小限に抑え、好ましくはすべて
避けるための手段1または2以上を必要に応じ採用する
方法が分かつているであろう。
合成フラックスブレンド°をとりべにあらかじめ装填し
ておき、その後BOF加熱材料(heat )をとりべ
中のブレンド°上に出湯すると、加熱材料による窒素の
取込みは最適フラックスブレンド”を用いた場合最小限
に抑えられる。のちにより詳細に示すように、出湯およ
びアルゴン噴入に際して付加的な窒素の取込みはないこ
とが見出された。出湯に際して11)pmの総窒素含量
低下が起こり、アルゴン噴入に際して41)pmの総低
下が起こったのである。ドロマイト内張りした注湯とり
べに最適合成スラグ?添加して得られた加熱材料につい
ては、窒素含量の平均低下は43 ppmであり、BO
F出湯およびアルゴン噴人後の最終窒素含量は38pp
mであった。他方、ゾーン注湯とりべに合成スラグを添
加せずに生じた普通の加熱材料は窒素含量の平均低下4
3 ppm 、ならびにBOF出湯およびアルゴン噴人
後の最終り素含量50 ppmであることが認められた
。合成スラグを添加せずにゾーンとリベな用いた場合の
普通の加熱材料を、ドロマイト内張りした注湯とりべ中
で最適合成スラグを添加した場合の加熱材料と比較した
。普通の加熱材料から採取した試料は35〜71 pp
mの9素含量をもち、平均9素含量は54 ppmであ
ることが認めらねた。有意の窒素含量低下が、合成スラ
グを添加したドロマイト内張り注湯とりべ中で溶融した
加熱材料から採取した試料において認めらねた。この試
料の窒素含量は18〜52 ppmに低下し、平均窒素
含量は36ppmであった。
第1図の参照番号30に示されるように、とりべ20は
蓋またはカバーを備えている。これは熱の損失なしによ
り長期間アルゴンを噴入しうるというその効果のため重
要であると思われる。これは最終鋼において目的とする
脱硫および目的とする低水準の酸素および窒素を得る際
に重要である。
さもに鋼溶融物が空気に暴露されるのを最小限に抑える
ためにもこれは望ましい。
アルゴン噴入の終了時に、最適な合成スラグ組成物、す
なわち石灰48%、シリカ40%、マグネシア10%、
アルミナ0.7%以下、チタン0.1%以下、およびM
n○ 0.2%以下を達成することが重要であると考え
られる。このスラグは、ゾーンとりべを用い、フラック
ス材料を添加しない先行技術に従ってアルゴン噴入の終
了時に通常得られるスラグについてのスラグ塩基度比0
.6と比較L テ1.2 (1’rスラグ塩基度比(C
a O/S + 02 )をもつ。また上記の先行技術
の実施によるスラグは、本発明のスラグ組成物に示され
る0、7%のアルミナ、およびドロマイト内張りとりべ
を用いただし合成スラグを添加しなかった数回分の加熱
材料において得た平均1.4%のアルミナの値と比較し
て、約8%のアルミナを含量していたことも注目に値す
る。
アルゴン噴入処理時間は、目的とする混在物の浮遊およ
びスラグ層中への吸収を完了し、鋼を目的とする程度に
低い水準(たとえば0.03%以下)にまで脱硫するの
に十分な長さでなければならない。アルゴン噴入中に多
数の試料を採取し、主とり、て脱硫の経過を監視し、鋼
の温度を測定することができる。合成フラックス添加物
を使用せず、ゾーンとりべを使用し、かつ前記のアルゴ
ン流量を採用した先行技術の場合、平均噴入時間はより
短く、かつ出港後温度から噴火後温度への変化はより小
さかった。これに対し、ドロマイト内張りとリベおよび
合成フラックス添加物を使用した本発明により得られた
加熱材料の平均をとると、平均アルゴン咳入時間はより
長く、出港後温度はより高く、かつ平均噴人後温匣はよ
り低かった。注湯温度が低いほどより清浄な鋼(すなわ
ちより低い総酸素含量をもつもの)か得られるという説
に基づいて、出湯温度を実施可能と思われる程度低下さ
せるために、一部はより長い噴入時間が選ばれた。前記
の本発明方法によれば、第】図に参照番号二32により
示さ1+る注湯されろ鋼が得られ、これは34および3
6に示されろようにさらに処理されて、参照番号38に
より示されるように製品である電気用鋼シートまたはス
トリップが得られる。
当業者には認識されるであろうが、鋼の清浄度試験の1
つは熱間圧延バンドの酸素含量を測定することであり、
これは各末端、ホットトップエンh” (hot to
p and)および突合わせ末端(bu ttenci
 )から試料を採取することにより測定される。
先に説明した本発明による加熱材料から作成した試料に
ついては、熱間圧延バンドにおける平均酸素水準は15
ppmであり、89%の試料が酸素含量20 ppm 
以下であった。これに対し、ゾーンとりべを用い、合成
フラックスを添加しない先行技術の方法による加熱材料
から作成した試料においては、熱間圧延バンド“の平均
酸素含量は28ppmであり、20 ppm以下の酸素
含量をもつ試料はなかった。
本発明によりは、先行技術方法において熱金属がBOF
に添加さね、る前にこれについて実施される脱硫工程を
除くことができる。先行技術方法によるこの脱硫は、高
硫黄分の熱金属に炭化カルシウムを注入することにより
行われる。本発明による脱硫は本方法のアルゴン噴入工
程中に達成され、熱金属のイオウ含量が何らかの理由で
異常に高くない限り、先行技術による脱硫の実施を除い
ても十分に有効でトリ、従って満足すべき結果が得られ
る。
本′9F94による金属の脱硫が有効であることを立証
するために、ケイ酸カルシウム、454〜907にり(
1000〜2000ボンド)、石灰272〜544kg
(600〜1200ボンド)、マグネシア45〜9)に
9(100〜200ボンド)、および螢石45〜9】に
9<100〜200ボンド)の添加により生成した合成
スラグを含むとりべ中へ80トンの熱材料を出湯した。
スラグの比重は2.5であると推定された。選ばれた混
合物中の272〜544に?(600〜1200ボンド
)の石灰が1.2の塩基度をもつスラグを生じ、さらに
若干の石灰を別個の相として残すことをこの場合留意す
べきである。
この特色によって、未知のBOFキャリオーバースラグ
が少量存在でるにもかかわらず、きわめて一定の合成ス
ラグ組成が得られる。さらに別個の石灰相は、制御され
た目的量の脱硫を行うという付加的な利点な与える。た
とえば配合された混合物中に544kg(1200ボン
ド)の石灰を用いた場合、BOF  鋼をイオウ0.0
55%から0.015%にまで脱硫することができる。
これは、公称イオウ要求条件(fなわちイオウ0.03
%以下)に対して、溶金属側でさらに脱硫を行う必要が
ないことを意味する。アルゴン質入によって頂部の合成
スラグ層下および別個の石灰相下の溶融物が撹拌され、
溶融物からイオウが除去される。
この様式におけろイオウの除去は最初の約10分間の間
は実質的に一定の速度で起こることが認めもrだ。被験
試料はイオウ0.0011%/分のイオウ除去速度を示
す。次いでイオウ除去速度はアルゴン噴入の後段階で低
下することが認められた。
一般にこの合成スラグは主成分(重量%)として35−
60%のCab、 30〜50%(’) S i Oz
、および5〜】5%のMg0% ならびに付随する成分
を含有するであろう。%にこの合成スラグは5%掲下の
Al2O3および1%以下のTiO2となるであろう。
ケイ素鋼を含有する注湯とりべにおける合成スラグの最
適組成はアルゴン噴入の終了時に下記のものであること
が認められた。この時点でル低の酸素残留、ならびに低
いアルミニウム含量、低いチタン含量および低い窒素含
量が得られ、従って最良の総体的性能が得られろ。
48%CaO40%Si○2 】0%MgO0,7%月
下Al2O30,1%以下TlO2および0.2%Mn
O アルゴン噴人後の注湯とりべから採取したスラグ試料の
組成はこのスラグ系がCaO−8102−Mg0 系に
相当することを示f(第2図に示−1)。
この種の三元系においては、酸化物介在物を吸収しうる
流体状の低融点単−相がオーケルマナイト相(塩基度1
.2、MgO−so%、およびおおよその融点]399
℃(2550″F′))に近似する組成をもつことが認
めらtた。単−相の流動性は4〜5%のCaF2(螢石
)の添加によってさらに高めることができる。先に説明
したように、選はれた単・−相の容積は混在酸化物の大
部分を吸収し、鋼表面を空気から完全に保@するのに十
分なほど大きくなげればならない。生じるスラグ相はケ
イ素鋼の溶融物特性のために、アルミナ(Al2O3)
およびチタニア(T i O2)  もきわめて低くな
ければならない。
実施例1〜】7 本発明による方法を採用して低炭素鋼の加熱材料17回
分を調製した。
より詳細には下記の一般的な溶融物組成(重量%)をも
つ、一定等級の鋼を製造した。
炭素   0.031 ケイ素      3.22 マンガン     0.071 銅           0.22 イオウ      0.026 アルミニウム   6.7   ppmチタン    
 12.5   ppm窒素  49ppm 残部は本質的に鉄である。
これら17加熱材料を調製した際に、本発明を構成する
と思われる特定の実施法が見出された。
すなわち酸素容器からとりべ中にスラグが運ばれるのを
避けるために注意を払った。ドロマイトで内張すしたと
りベン用いた。とりべ中に(フェロシリコン上に注ぐ)
適切な組成なもつ合成スラグ、すなわち市販の高純度ケ
イ酸カルシウムを使用し、これに石灰およびマグネシア
および螢石な添加したものな供給した(80トンの加熱
材料に対しケイ酸カルシウム680にg(1500ボン
ド)、石灰54439 (1200ボンド)、マグネシ
ア9)に7(200ボンド)、および螢石9) kf 
(200ボンド))。とりべに蓋をし、十分なアルゴン
噴入を行った。
これら17加熱材料から下記の興味深い結果が得られた
。すなわち熱間圧延バンドの酸素含量(64試料に基づ
く)は一般に、ゾーンとりべを用い、合成フラックスを
添加しない先行技術方法によって得られたものよりもか
なり良好であった。
こねら64種の試料は範囲8〜37ppm、平均15p
pmの酸素含量を与え、89%の試料が20ppm以下
であった。これを先行技術方法についての結果と比較す
ると、この場合、ゾーンとりべを用い、合成スラグを添
加せずに行われた、同一等級の鋼の14加熱材料につい
て62試料を採取し、酸素は範囲21〜46ppm、平
均28 ppmであった。すなわち先行技術方法では2
0 ppm 1M下という良好な熱間圧延バンドの酸素
含量は決して得られなかった。
アルゴン貫入終了時の溶存酸素を標準加熱材料について
、および最適なケイ酸カルシウム系ブラックス使用下の
加熱材料(最適ケイ酸カルシウム系ブラックス加熱材料
)について、酸素グローブを用いて測定した。これらの
溶存酸素値を温度の関数として第1図にプロットする。
特に第1図は標準加熱材料と最適ケイ酸力ルシワム系フ
ラックス加熱材料との溶存酸素活性の比較を示すグラフ
である。定義によりは、ある元素の活性は無単位であり
、その元素の測定状態対標準状態の蒸気圧の比である。
アルゴン質入後にはいかなる特定の温度においても、最
適ケイ酸カルシウム系ブラックス加熱材料について測定
された溶存酸素値はその温度範囲における標準加熱材料
の場合よりも約20〜25%低かったことが認められる
。これは、ケイ酸カルシウムフランクス混合物がシリカ
の活性を低下させ、従って一定のケイ素含量の溶融物に
ついては平衡下での溶存酸素も減少するという事実によ
って説明される。
上記のように、前記】7加熱材料についての結果は製品
鋼の窒素含量に関して改善を示す。BOFターンダウン
(turndown )時、とりべ中への出湯後、およ
びアルゴン質入終了時にピン試料(pin sampl
e )を採取した。これらは出湯に際し約1 ppmの
窒素減少、さらにアルゴン噴入に際し約4ppmの減少
を示した。ピン試料はターンダウン時、出湯後、および
アルゴン質入後にそれぞれ43.42および38 pp
mの平均窒素含量を示した。これは酸素容器ターンダウ
ン時に平均窒素含量43 ppmであったこと、および
先行技術によるゾーンとりべ法、すなわちとりべ内で窒
素を取込んでアルゴン噴入終了時には49または59p
pmの水準に達したことと比較すべきである。
さらに上記の酸素および窒素の水準の改善は、製品鋼に
おけるアルミニウムおよびチタンの実測水準に関して何
ら実質的な劣下または不利益なしに得られた。下記の表
1〜■には4群の加熱材料についての各とりべにおける
化学的測定結果を示す。すなわち表Iは本発明による前
記の番号1〜17を付した17加熱材料を示す。表1は
ゾーンとりべを用い、合成スラグな添加しない先行技術
の方法、すなわち先行技術による開業的生産法を示す】
4加熱材料(A−Nと表示する)を表わす。
表出は80%アルミナ内張りとりべにおいて、アルミン
酸カルシウム系合成スラグを添加した9加熱材料の群(
p−xと表示する)を表わす。表■はドロマイト内張り
とりべを用い、最適組成の合成スラグ組成物が定められ
る以前に調製さねたケイ酸カルシウム系フラックス組成
物を添加した6加熱材料の群(AA−FF’と表示する
)を表わす。
表  1 ドロマイト内張りとりべおよび合成スラグを(含量、 
pl)m ) 9   31     4    10    :37
12   22     8     ] ]    
49】−17平均 31.6    5、]     
11.3  37.8表n 耐火粘土内張りとりべを用い、合成フラックス(含量、
 ppm ) A    42     7    15   79B
    42     8   13   53C40
71246 D    33     7    13   60E
    48     4   10   55F  
  43     9    13   61G   
 53    12    12   33H3661
262 I    35     7   15   57J 
   26     7    12   60K  
  46     9    14   71L   
 36     6    12   51M    
42     7    12   45N    5
7     7    11   6]A−N平均  
41.4    7.4   12.6  56.9表
  m アルミナ内張りとりべおよびアルミン酸カルシウム系合
成フラックスを用いた場合の製品(含量、 ppm ) P    5]      7    11   53
Q    38    15    16   48R
639)338 S    61     7    13   48T
    43    9    14   51しT 
     45        9       13
     37V    41    9    11
   41W    30    12    14 
  45X    3]     2]     14
   53P−X平均 44,8   10.9   
13.2  46表 ■ ドロマイト内張りとりべおよび非最適ケイ酸カルシウム
系合成フラックスを用いた場合の(含量、 ppm ) AA    54    8    10  46BB
    41    6     9  53CG  
  37    7    10  38DD    
30    8    11  34EE    27
    8    12  34FF    32  
  7    11  34AA−FF平均 36.8
    7.3    10.5  39.84当業者
には、用いる合成スラグの化学的特性を変更し、若干具
なる成分および/または割合を用いて、実質的に同じ結
果を得る方法が認識されるであろう。
)fイf1i−hルシウム(CaO8i○2)は100
%がすでに石灰およびシリカが化学的(で結合した市販
製品に由来するものである必要はなく、その少なくとも
一部を等量の石灰およびシリカと交換fることができる
たとえば米国特許第4,249,906号明細書から、
酸化カルシウム(burnt lime )を基本酸素
製鋼法においてフラックスとして用いると、通常は実質
量の石灰微粒子が得られ、これを回収し、結合剤を用い
ずにブリケラティングし、フラックス材料として使用で
きることが知もrている。この種の方法により生じるブ
リケットは純粋な石灰またはある割合のシリカと物理的
に混和した石灰のいすねであっても、ケイ酸カルシウム
の使用に対する代替品と考えることができる。
マグネシウムおよびカルシウムは共にアルカリ土元素で
ある。それらの分子量の差およびその差から予測される
特性の差については許容される。
従ってケイ酸カルシウムの一部または全部力置換材料と
して純ケイ酸マグネシウムを使用することにより、ある
いはマダネシアとシリカを併用することにより、均等な
結果が得られる。
加熱アルゴンまたは他の均等な不活性ガスを用いること
は本発明の範囲に含まれる。この考えは非加熱ガスな用
いた場合に生じる熱の損失を減少させ、または避けるた
めのものである。
本発明の特定の実施態様につきここに示し、説明したが
、本発明の精神および範囲から逸脱することなくなしう
る変更および修正も同様に本発明に包含されるものとす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を示f70−ダイヤグラムであり、
第2図はCaO−8iO□−MgO系の状態図であり、
第1図は温度の関数としての溶存酸素値のグラフである
。 (外4名)

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸素製鋼容器中で低炭素鉄溶融物を調製し、該溶
    融物を受容するために低アルミナ、低チタニア内張りと
    りべを用意し、 溶融物を該とりべに移し、 とりべに合成フラックス組成物を添加し、 とりべに蓋を施し、 とりべ内の溶融物に不活性ガスを噴入して製品鋼を製造
    し、そして 該鋼を回収する 工程からなる、所望の低い総酸素含量を有する低炭素鋼
    の製法。
  2. (2)合成フラックスの添加によつて、不活性ガスの噴
    入工程で溶融物を脱硫し、酸化物介在物を吸収し、溶存
    酸素を減少させ、窒素をフラツシし、かつ製品鋼におけ
    る低いアルミニウムおよびチタンの残留水準を維持する
    のに有効な石灰相および合成スラグ相が生成する、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)合成スラグの成分がアルミナ5%以下およびチタ
    ニア2%以下を含有する、特許請求の範囲第2項に記載
    の方法。
  4. (4)合成フラックス組成物の添加が酸化物介在物を最
    小限に抑え、溶存酸素を減少させるのに有効である、特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. (5)とりべ内での溶融物への不活性ガスの噴入が溶融
    物をイオウ0.02%以下にまで脱硫するのに十分な期
    間行われる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. (6)とりべ内での溶融物への不活性ガスの噴入が、合
    成フラックス組成物により生成した合成スラグにより溶
    融物が覆われた状態で、溶融物の窒素含量を低下させる
    のに十分な期間行われる、特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。
  7. (7)とりべにアルミナ5%以下およびチタニア2%以
    下を含有する内張りが施される、特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。
  8. (8)不活性ガスがアルゴンである、特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  9. (9)低炭素鋼が約0.05%以下の炭素を含有するも
    のである、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  10. (10)酸素容器内のスラグがとりべ中へ移行するのを
    避ける工程を特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。
  11. (11)製造される鋼がケイ素1.0〜4.5重量%を
    含有する鋼であり、とりべに合成フラックス組成物を添
    加する前にこれに適量のフエロシリコンが添加される、
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  12. (12)製品鋼が酸素35ppm以下、窒素45ppm
    以下、アルミニウム10ppm以下、およびチタン15
    ppm以下を含有する、特許請求の範囲第11項に記載
    の方法。
  13. (13)平均とりべ化学組成において、製品鋼が代表的
    には酸素30ppm、窒素40ppm、アルミニウム7
    ppm、およびチタン11ppmを含有する、特許請求
    の範囲第11項に記載の方法。
  14. (14)不活性ガスがアルゴンである、特許請求の範囲
    第11項に記載の方法。
  15. (15)酸素容器内のスラグがとりべ中へ移行するのを
    避ける工程を特徴とする、特許請求の範囲第11項に記
    載の方法。
  16. (16)合成スラグが主として、カルシウム、マグネシ
    ウム、およびケイ素よりなる群から選ばれる金属の酸化
    物からなるスラグであり、該スラグがスラグ塩基度比(
    CaO/SiO_2)約1.1〜1.3を有し、かつ有
    効量の流動促進剤を含有する、特許請求の範囲第11項
    に記載の方法。
  17. (17)合成フラックス系添加物が本質的に市販の純ケ
    イ酸カルシウム約30〜80重量%、酸化カルシウムお
    よび酸化マグネシウムよりなる群から選ばれる酸化物約
    20〜65重量%、ならびに流動促進剤約2〜15重量
    %からなる、特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  18. (18)流動促進剤が螢石である、特許請求の範囲第1
    7項に記載の方法。
  19. (19)合成フラックス系添加物が実質的にアルミナお
    よびチタニアを含有しない、特許請求の範囲第17項に
    記載の方法。
  20. (20)市販の純ケイ酸カルシウムをほぼ等量の、石灰
    、マグネシアおよびそれらの混合物よりなる群から選ば
    れるアルカリ土系フラックス材料、ならびに有効量の流
    動促進剤と混合することにより調製された、合成スラグ
    として使用される組成物。
  21. (21)流動促進剤が螢石である、特許請求の範囲第2
    0項に記載の組成物。
  22. (22)35〜60重量%のCaO、30〜50重量%
    のSiO_2、5〜15重量のMgO、5重量%以下の
    Al_2O_3、および1重量%以下のTiO_2から
    なる、所望の低い溶存酸素含量の低炭素鋼を製造する際
    に合成スラグとして使用される組成物。
  23. (23)組成物が高められた温度にあり、その主量部分
    が液体状態であり、その副量部分が固体状態である、特
    許請求の範囲第22項に記載の組成物。
  24. (24)副量部分が実質的に石灰からなる、特許請求の
    範囲第22項に記載の組成物。
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