JPS6395A - コンクリ−ト構造物の防食ライニング方法 - Google Patents
コンクリ−ト構造物の防食ライニング方法Info
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Landscapes
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、排水溝、排水管、貯槽などのコンクリート
構造物において、その表面を薬液やガス（こよる浸食か
ら保護するための防食ライニングの形成方法に関する。
構造物において、その表面を薬液やガス（こよる浸食か
ら保護するための防食ライニングの形成方法に関する。
コンクリート構造物の表面を、厳しい化学環境から保護
するために、耐食合成樹脂のライニングを施すことは、
従来から行われている。この合成樹脂ライニングは、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フラン樹脂、ビ
ニルエステル樹Ｊ］’１用いることが多く、樹脂単体で
使用する場合や、繊維、珪砂、充填材などを混合して使
用する場合がある。そして、これらの合成樹脂は、コン
クリート躯体上に直接塗布する場合の他に、非水系合成
樹脂プライマーの塗層上に塗布する場合や、プライマー
塗層の凹凸を更に非水系合成樹脂パテ或いは非水系合成
樹脂モルタルによって修正した上に塗布する場合がある
。
するために、耐食合成樹脂のライニングを施すことは、
従来から行われている。この合成樹脂ライニングは、エ
ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フラン樹脂、ビ
ニルエステル樹Ｊ］’１用いることが多く、樹脂単体で
使用する場合や、繊維、珪砂、充填材などを混合して使
用する場合がある。そして、これらの合成樹脂は、コン
クリート躯体上に直接塗布する場合の他に、非水系合成
樹脂プライマーの塗層上に塗布する場合や、プライマー
塗層の凹凸を更に非水系合成樹脂パテ或いは非水系合成
樹脂モルタルによって修正した上に塗布する場合がある
。
上述の諸合成樹脂は、耐食性の面では極めて優れており
、特に鋼材などの耐食ライニングに用いた場合は、長期
にわたシ優れた耐食性を発揮することができる。しかし
、コンクリート面のライニングに用いるときは、接着界
面での剥離現象が多発する。この現象は、コンクリート
がその性質上含有している水分によるものであり、ライ
ニング施工前にコノクリート表面を如何に乾燥させてお
いても、被覆後短時間内Ｃζコンクリート内部の水分が
接着界面へ移動してくるために、防ぐのが困難である。
、特に鋼材などの耐食ライニングに用いた場合は、長期
にわたシ優れた耐食性を発揮することができる。しかし
、コンクリート面のライニングに用いるときは、接着界
面での剥離現象が多発する。この現象は、コンクリート
がその性質上含有している水分によるものであり、ライ
ニング施工前にコノクリート表面を如何に乾燥させてお
いても、被覆後短時間内Ｃζコンクリート内部の水分が
接着界面へ移動してくるために、防ぐのが困難である。
ライニング樹脂として親水性のものを用いるときｊま、
剥離現象を防ぐことができるが、晶←φ→４１Ｌの耐食
性は期待できなくなる。
剥離現象を防ぐことができるが、晶←φ→４１Ｌの耐食
性は期待できなくなる。
この発明は、コンクリート躯体上に、水系合成樹脂エマ
ルジョンを含有するポリマーセメントモルタル層を塗装
し、その上に不透水シートを接着し、更にその上に耐食
性合成樹脂層を塗装する。
ルジョンを含有するポリマーセメントモルタル層を塗装
し、その上に不透水シートを接着し、更にその上に耐食
性合成樹脂層を塗装する。
上記不透水シートは、ポリエチレ／、ポリプロピレン、
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエ
チレン等の不透水性合成樹脂フィルムの両面に、フィル
ムと同種または異種の材質の繊維、織布、或いは不織布
を、熱融着などによって結合したものである。
ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリテトラフルオロエ
チレン等の不透水性合成樹脂フィルムの両面に、フィル
ムと同種または異種の材質の繊維、織布、或いは不織布
を、熱融着などによって結合したものである。
上記のポリマーセメントモルタルは、ニー体重４−ｒ−
→〒酢酸ビニル・エチレノ２元共重合物、酢酸ビニル・
エチレ／・第３モノマーの３元共重合物、ポリアクリル
酸エステル系枦脂、合成ゴム系また、耐食性合成樹脂と
しては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニ
ルエステル樹脂、フラン樹脂、ウレタン樹脂、塩化ゴム
などを始め、瀝青質材料など、広範囲のものを使用でき
る。そして、これらの耐食性合成樹脂は、単独で使用す
る他、ガラスフレーク、グラファイトフレーク、マイカ
などのフレーク状材料や、珪砂などの無機充填材を混入
して使用することができ、ガラス繊維、炭素繊維、ポリ
エステル繊維、ポリプロピレン繊維などの無機或いは有
機繊維によって補強することもできる。この耐食性合成
樹脂層の厚さは、通常は１間以下で十分であるが、特に
強度を要する場合は厚くすることもできる。
→〒酢酸ビニル・エチレノ２元共重合物、酢酸ビニル・
エチレ／・第３モノマーの３元共重合物、ポリアクリル
酸エステル系枦脂、合成ゴム系また、耐食性合成樹脂と
しては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニ
ルエステル樹脂、フラン樹脂、ウレタン樹脂、塩化ゴム
などを始め、瀝青質材料など、広範囲のものを使用でき
る。そして、これらの耐食性合成樹脂は、単独で使用す
る他、ガラスフレーク、グラファイトフレーク、マイカ
などのフレーク状材料や、珪砂などの無機充填材を混入
して使用することができ、ガラス繊維、炭素繊維、ポリ
エステル繊維、ポリプロピレン繊維などの無機或いは有
機繊維によって補強することもできる。この耐食性合成
樹脂層の厚さは、通常は１間以下で十分であるが、特に
強度を要する場合は厚くすることもできる。
ポリマーセメントモルタルは、合成樹脂エマルジョンの
水分とセメントとが反応するため、コンクリート躯体と
不透水シートとによって閉ざされた空間内にあっても硬
化し、不透水シートの表面の繊維質層に浸透し、これを
コンクリート躯体に強固に接着する。次いで、耐食性合
成樹脂層も不透水シートの表面の繊維質層に浸透し、強
固に結合する。このようにして、外表面の耐食性合成樹
脂層はコンクリート躯体の表面を強固に覆う。このとき
、不透水シートの内部の不透水フィルムはコンクｖ−ｚ
Ｂ体やポリマーセメントモルタルの水分がシート外表面
に滲出して、耐食性合成樹脂との結合を阻害するのを防
ぐ。
水分とセメントとが反応するため、コンクリート躯体と
不透水シートとによって閉ざされた空間内にあっても硬
化し、不透水シートの表面の繊維質層に浸透し、これを
コンクリート躯体に強固に接着する。次いで、耐食性合
成樹脂層も不透水シートの表面の繊維質層に浸透し、強
固に結合する。このようにして、外表面の耐食性合成樹
脂層はコンクリート躯体の表面を強固に覆う。このとき
、不透水シートの内部の不透水フィルムはコンクｖ−ｚ
Ｂ体やポリマーセメントモルタルの水分がシート外表面
に滲出して、耐食性合成樹脂との結合を阻害するのを防
ぐ。
図に示すように、コンクリート製廃酸槽１（材令１ケ月
）の内面をサンダーで研摩した後、水洗して塵を除去し
、湿潤状態のまま、アミン硬化性水系エポキシ樹脂エマ
ルジョンを混入したポリマーセメントモルタル２（日本
ジッコウ株式会ｔ［ハイドロＮＪモルタル）を塗布し、
不透水シート３を貼付ける。不透水シート３は、ポリエ
チレンフィルムの両面にポリエチレン、ポリエステル等
の不織布を熱溶着したもので、ＰＥシートの商品名で昭
和電工株式会社が生産している。更に、不透水シート３
の上に、メチルエチルケトンパーオキサイド硬化のビニ
ルエステル樹脂にガラスフレークを混入した重防食材４
（昭和高分子株式会社製リポキシフレークＦＣ−８３Ｎ
）を塗装する。このようにして形成したライニング層は
、湿潤状態のコンクリート面上に施工したにも拘らず、
接着強度は１７〜２０Ｋｇ／、２と甑めて良好で、剥離
はコンクリート１とポリマーセメントモルタル２との間
では起きず、不透水シート３の部分で繊維の破断によっ
て起った。
）の内面をサンダーで研摩した後、水洗して塵を除去し
、湿潤状態のまま、アミン硬化性水系エポキシ樹脂エマ
ルジョンを混入したポリマーセメントモルタル２（日本
ジッコウ株式会ｔ［ハイドロＮＪモルタル）を塗布し、
不透水シート３を貼付ける。不透水シート３は、ポリエ
チレンフィルムの両面にポリエチレン、ポリエステル等
の不織布を熱溶着したもので、ＰＥシートの商品名で昭
和電工株式会社が生産している。更に、不透水シート３
の上に、メチルエチルケトンパーオキサイド硬化のビニ
ルエステル樹脂にガラスフレークを混入した重防食材４
（昭和高分子株式会社製リポキシフレークＦＣ−８３Ｎ
）を塗装する。このようにして形成したライニング層は
、湿潤状態のコンクリート面上に施工したにも拘らず、
接着強度は１７〜２０Ｋｇ／、２と甑めて良好で、剥離
はコンクリート１とポリマーセメントモルタル２との間
では起きず、不透水シート３の部分で繊維の破断によっ
て起った。
比較のために、同様なコンク！Ｊ−トＱＸ０体内面をサ
ンダー研摩の後に水洗し、乾燥をまって非水性ビニルエ
ステル系樹脂（昭和高分子株式会社製リポキシＲ−８０
６）を塗布し、その上に前記リポキシフレークＦＣ−８
３Ｎを塗装した。この場合は、コンクリートとの接着界
面で接着不良が存在し、接着強度の測定は不能であった
。
ンダー研摩の後に水洗し、乾燥をまって非水性ビニルエ
ステル系樹脂（昭和高分子株式会社製リポキシＲ−８０
６）を塗布し、その上に前記リポキシフレークＦＣ−８
３Ｎを塗装した。この場合は、コンクリートとの接着界
面で接着不良が存在し、接着強度の測定は不能であった
。
以上のように、この発明によるときは、コンクリート中
の水分に災されずに耐食性合成樹脂にょる防食ライニン
グを形成することができ、そのライニングのコンクリー
トに対する接着強度は十分満足できるものであった。
の水分に災されずに耐食性合成樹脂にょる防食ライニン
グを形成することができ、そのライニングのコンクリー
トに対する接着強度は十分満足できるものであった。
図はこの発明を実施した廃酸槽の断面図である。
１・・・廃酸槽（コンクリート躯体）、２・・・ポリマ
ーセメントモルタル層、３・・・不透水シート、４・・
・耐食性合成樹脂層。
ーセメントモルタル層、３・・・不透水シート、４・・
・耐食性合成樹脂層。
Claims (1)
- （１）コンクリート躯体上に水系合成樹脂エマルジョン
を含有するポリマーセメントモルタル層を塗装し、この
ポリマーセメントモルタル層上に両面に繊維質が露出し
ている不透水シートを接着し、この不透水シート上に耐
食性合成樹脂層を塗装することを特徴とするコンクリー
ト構造物の防食ライニング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61144083A JPH07102874B2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | コンクリ−ト構造物の防食ライニング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61144083A JPH07102874B2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | コンクリ−ト構造物の防食ライニング方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6395A true JPS6395A (ja) | 1988-01-05 |
| JPH07102874B2 JPH07102874B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=15353851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61144083A Expired - Lifetime JPH07102874B2 (ja) | 1986-06-19 | 1986-06-19 | コンクリ−ト構造物の防食ライニング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07102874B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0354177A (ja) * | 1989-07-20 | 1991-03-08 | Koken Kaihatsu Kk | コンクリート構造物表面保護層の施工法 |
| JPH0450483U (ja) * | 1990-09-04 | 1992-04-28 | ||
| US5283915A (en) * | 1992-08-10 | 1994-02-08 | Softub, Inc. | Power package for spa apparatus |
| JP2001030412A (ja) * | 1999-07-16 | 2001-02-06 | Noritake Co Ltd | コンクリート被覆材及び被覆方法 |
| JP2006240950A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Aica Kogyo Co Ltd | コンクリート構造物の防食方法 |
| JP2021091561A (ja) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | 日本ジッコウ株式会社 | コンクリート構造物の防食工法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5248823A (en) * | 1975-10-16 | 1977-04-19 | Kubo Toso Kogyo Kk | Repairing process for tanks |
| JPS5529414A (en) * | 1978-08-09 | 1980-03-01 | Hitachi Ltd | Lined storage tank |
-
1986
- 1986-06-19 JP JP61144083A patent/JPH07102874B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5248823A (en) * | 1975-10-16 | 1977-04-19 | Kubo Toso Kogyo Kk | Repairing process for tanks |
| JPS5529414A (en) * | 1978-08-09 | 1980-03-01 | Hitachi Ltd | Lined storage tank |
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| JPH0450483U (ja) * | 1990-09-04 | 1992-04-28 | ||
| US5283915A (en) * | 1992-08-10 | 1994-02-08 | Softub, Inc. | Power package for spa apparatus |
| JP2001030412A (ja) * | 1999-07-16 | 2001-02-06 | Noritake Co Ltd | コンクリート被覆材及び被覆方法 |
| JP2006240950A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Aica Kogyo Co Ltd | コンクリート構造物の防食方法 |
| JP2021091561A (ja) * | 2019-12-09 | 2021-06-17 | 日本ジッコウ株式会社 | コンクリート構造物の防食工法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07102874B2 (ja) | 1995-11-08 |
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