JPS639537Y2 - - Google Patents

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JPS639537Y2
JPS639537Y2 JP11270883U JP11270883U JPS639537Y2 JP S639537 Y2 JPS639537 Y2 JP S639537Y2 JP 11270883 U JP11270883 U JP 11270883U JP 11270883 U JP11270883 U JP 11270883U JP S639537 Y2 JPS639537 Y2 JP S639537Y2
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JP
Japan
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thin plate
pieces
hat
bone thin
plate pieces
Prior art date
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JP11270883U
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JPS6020537U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は沖縄地方に伝わる民族花笠構造を折畳
自在とした花笠に関するものである。
従来、一般に用いられている琉球舞踊にかかす
ことの出来ない花笠は、予め放射状に突設した傘
骨式張骨を形成し、この固定となる張骨に笠地を
張り笠本体とすると共に、この内側中央に頭受け
台座と外側中央にクラウン状となる装飾花弁を突
設した構成である。即ち、今までのこの種の花笠
は折畳みの出来ない固定型であり、極めて大きく
嵩のはるものであつた。このため、持運びに不便
で、且つ高価なものとなつている。
本考案は上記実情に鑑み、笠中央を芯軸線とし
360゜展開自在となる折畳式花笠を提供するもので
ある。
即ち、本考案はボール紙、合成樹脂板等よりな
る笠屈曲をもつ弯曲型梁骨薄板片を適宜枚数形成
し、この一端を展開用支持地に貼着して蝶着連設
とすると共に、この各梁骨薄板片間に二つ折込み
自在となる単位笠地を夫々張設し折畳自在の笠本
体とし、該笠本体の頂部に重なり収斂する装飾花
弁片を突設した構成で、折畳でなる両外側の梁骨
薄板片部を円弧状に展開し、該梁骨薄板片面に配
すベルベツト式フアスナーの接着により笠組立て
とするものである。
以下、本考案を実施例の図面について説明すれ
ば、次の通りである。
1はボール紙、合成樹脂板等よりなる薄板を裁
断して形成した一方に頭受け傾斜面2を配すかな
め部1aと他方に笠屈曲部1bを設けてなる全体
として弯曲型を呈す梁骨薄板片で、該梁骨薄板片
1を複数枚(図示にあつて、笠本体が八角形態を
採るため、接合面を加味して9枚を要す)を設け
ると共に、この梁骨薄板片1群を重ね各かなめ部
1aの端面1a′全域に展開用支持地3を貼着し、
各梁骨薄板片1を蝶着連設とする。4は前記支持
地3の中央に取付けた芯パイプ、5は梁骨薄板片
1群を一定間隔をもつて360゜展開し、この各対向
(隣接)の梁骨薄板片1の稜面1cに周縁を張設
する単位笠地で、該単位笠地5は全体として三角
状を呈し中央に二つ折込み部が構成される布地、
合成樹脂地よりなる、実際の単位笠地5の張設
は、8枚の単位笠地5を順次縫製し一端のみを開
口となるドーム状笠地としておき、展開せる梁骨
薄板片1群上へ被せ、該梁骨薄板片1の稜面1c
箇所を接着し、一挙に笠地張りを行なう。6は各
梁骨薄板片1のかなめ部1aと中央部1dに貫通
する通し紐で、該通し紐6は梁骨薄板片1の展開
時の間隔位置決め兼強張り材となり、これ等全体
にて折畳型花笠本体7となる。8a,8bは蝶着
連設となつた最外位置の梁骨薄板片1の側面に対
称位置に配すベルベツト式フアスナーで、梁骨薄
板片1群の360゜展開時に貼着する構成である。9
は組立てられた花笠本体7の頂部に突出して取付
く円弧状を呈す装飾花弁片で、該装飾花弁片9は
周縁に針金芯材10を挿入した布地、合成樹脂地
よりなる。この装飾花弁片9は前記単位笠地5と
同等の枚数を有し、該装飾花弁片9の両側下端に
突出した針金芯材10端を梁骨薄板片1の稜面1
c部にスポツト的に係止する。この場合、8枚の
装飾花弁片9中、隔置きの4枚を外側位置に、他
の4枚を内側位置となるよう重ね突設し、且つこ
の外側装飾花弁片9aごとの頂点及び内側装飾花
弁片9bごとの頂点を、夫々綴り糸15をもつて
絞り自在に連繋してなる。11は梁骨薄板片1の
適宜の箇所に一端を係止した顎紐である。図中、
12は笠地5′の周縁及び笠屈曲位置及び装飾花
弁片9の周縁及び中央に縁取りした装飾モール、
13は装飾波模様である。
いまこの花笠の作用を説明すると、先ず花笠の
組立てに際し、かなめ部1aを蝶着として重ね畳
んでなる花笠7′を(第3図参照)、この一方の外
側位置の梁骨薄板片1をかなめ部1a端の支持地
3を中心として円方向へ360゜展開すれば、該梁骨
薄板片1に単位笠地5及び通し紐6をもつて順次
連繋となる残る梁骨薄板片1群が夫々一定間隔を
もつて開いて、全体として360゜拡がるものとな
り、最先の梁骨薄板片1と最終の梁骨薄板片1の
対向面に配したベルベツト式フアスナー8aと8
bが係合し、全体として所定の笠屈曲aをもつた
花笠7が一挙に組立てられる。勿論、この場合、
各梁骨薄板片1の稜面1c部に下端を係合し一体
状となつた装飾花弁片9群も、梁骨薄板片1の展
開に伴つて順次重なり絞り状態を解いて拡がり、
花笠本体7の頂部位置にあつてクラウン突設bと
なる(第1図参照)。
然る後、この花笠7′を被る場合は、従来の固
定型花笠(図示せず)同様に花笠本体7の内部よ
り垂れ下がつた顎紐11を、両耳の跨ぐよう宛が
い先端中央部11aを顎部に位置させる。この中
央部11aにはゴム片14が埋設されているの
で、単に中央部11aを顎部へ望ませればよい。
勿論、この花笠7′を被るときは、組立てられた
花笠本体7の内面中央には放射状に配されかなめ
部1a群が支柱状となり、この下面の頭受け傾斜
面2群全体が受け皿的構造となるため、頭部への
所謂座りもすこぶる良いものである。
又、不使用時となる花笠7′の折畳みに当つて
は、前記と逆に、単にベルベツト式フアスナー8
a,8bの配した突き合わせ接合となつている梁
骨薄板片1,1部を押し拡げるだけで、前記ベル
ベツト式フアスナー8a,8bの係合が解かれ両
端の梁骨薄板片1,1が離反する。従つて、この
一方を基準とし他方を360゜戻し回動してやれば、
花笠7′は簡単に折畳まれるものとなる。この場
合、各単位笠地5の中央には折線cが付いてなる
ため、この折りぐせにより単位笠地5は自然と内
方へ二つ折込みとなり、確実な折畳みとなる。こ
のとき、装飾花弁片9部にあつては、その取付端
が針金芯材10によるスポツト的な点係止となつ
ているため、上方円弧部が横捻りとなつて絞ら
れ、この部分も実質的に畳まれた状態となる。
上述の様に本考案の花笠本体の構成を全体とし
て弯曲型を呈す梁骨薄板片を複数枚形成し、この
一方となるかなめ部端面を支持地をもつて蝶着連
設とすると共に、この各梁骨薄板片間に夫々三角
状の単位笠地を張り円周方向へ展開自在としたこ
とにより、着用時のみ梁骨薄板片部を360゜展開し
て笠組立てとすればよい。この場合、最先、終端
の梁骨薄板片面にはベルベツト式フアスナーの装
着による係止手段をもつてなるため、その作業は
ワンタツチで良い。しかも、組立自在タイプのた
め、運搬とか収納時に嵩ばることもなく便利であ
る。勿論、花笠本体頂部に構成される装飾花弁片
も前記単位笠地と同枚数の構成となつていて、梁
骨薄板片の展開に確実に追従し得、折畳自在とな
つている。更に、本考案の梁骨薄板片は、ボール
紙、合成樹脂板の裁断をもつて簡単に形成し得る
ため、製作が簡単で安価(旧来の固定骨タイプ製
品は2万円程する高価品に対し、本件では2〜3
千円程度)となる。しかも主体がボール紙、合成
樹脂板のため花笠全体が軽量となり、頭に被つた
時の負荷が少なく、延いては踊り動作に支承を来
たさない。なお、ボール紙地使用の場合、ボール
紙地は縦使用となるため強度的にも充分耐える等
の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
組立てられた斜面図、第2図は同内側を示す斜面
図、第3図は折畳んだ斜面図、第4図は半分拡げ
た状態の正面図、第5図は梁骨薄板片の正面図、
第6図は単位笠地の正面図、第7図は装飾花弁片
の正面図、第8図は梁骨薄板片群の展開状態の説
明図である。 1……弯曲型梁骨薄板片、1a……同かなめ
部、1b……同笠屈曲部、2……頭受け傾斜面、
3……展開用支持地、5……単位笠地、5……通
し紐、7……折畳型花笠本体、8a,8b……ベ
ルベツト式フアスナー、9……装飾花弁片、10
……針金芯材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方に頭受け傾斜面付きかなめ部を他方に笠屈
    曲部を配す弯曲型梁骨薄板片を複数枚形成し、該
    梁骨薄板片群を重ねた各かなめ部端面に展開用支
    持地を貼着して蝶着連設とすると共に、この梁骨
    薄板片群を一定間隔をもつて360゜展開した各梁骨
    薄板片の対向間隙部に、折込み自在となる三角状
    の単位笠地を夫々張設し、且つ各梁骨薄板片のか
    なめ部側となる基部及び先部に間隔規制兼補強張
    りとなる通し紐を貫通し全体として折畳型花笠本
    体とし、この花笠本体の頂部に、前記単位笠地と
    同数の周縁に針金芯材を配す装飾花弁片を、該装
    飾花弁片の両側下縁を各々梁骨薄板片の稜面位置
    に点係止とすると共に、この上端中央を花笠本体
    頂部中心上方にあつて綴り糸にて結束し絞り自在
    とした花笠。
JP11270883U 1983-07-20 1983-07-20 花笠 Granted JPS6020537U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11270883U JPS6020537U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 花笠

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11270883U JPS6020537U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 花笠

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6020537U JPS6020537U (ja) 1985-02-13
JPS639537Y2 true JPS639537Y2 (ja) 1988-03-22

Family

ID=30261187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11270883U Granted JPS6020537U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 花笠

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JP (1) JPS6020537U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0415572Y2 (ja) * 1985-12-17 1992-04-08
JPS62100279U (ja) * 1985-12-17 1987-06-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6020537U (ja) 1985-02-13

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