JPS6395248A - 貯蔵安定性の良いプラスチゾルおよびオルガノゾル - Google Patents

貯蔵安定性の良いプラスチゾルおよびオルガノゾル

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JPS6395248A
JPS6395248A JP23707887A JP23707887A JPS6395248A JP S6395248 A JPS6395248 A JP S6395248A JP 23707887 A JP23707887 A JP 23707887A JP 23707887 A JP23707887 A JP 23707887A JP S6395248 A JPS6395248 A JP S6395248A
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JP
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plastisols
polymer
plastisol
organosols
copolymer
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JP23707887A
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English (en)
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ヴオルフガング・ザウア
ヘルベルト・シユライバー
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Dow Automotive AG
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Gurit Essex AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 炎遣二L1 本発明は、ゲル化可能で長期間の貯蔵安定性を有するプ
ラスチゾルおよびオルガノゾル、特に、ゲル化可能で貯
蔵安定性の良い、多官能価塩基性反応物質と反応せしめ
られたカルボキシル基含有共重合体をベースにした微粒
化共重合体からなる分散系に関する。
所定粒度に微粒化された単独重合体および共重合体の液
相内への分散系はプラスチゾルといわれる;この場合重
要なことは、前記液相が重合体粒子と共に、貯蔵中に重
合体粒子が液相内へ実質的に溶解したりまたはその中で
凝結したりすることなく、混合物の工業的処理を可能と
するような粘度範囲の混合物を形成することである。
前記分散系を加熱すると、大部分の液相部分を取入れて
−ときにはへテロ重合により一重合体粒子の非可逆的な
膨潤および凝集が起る。
このような分散系に関する化学的背景知識および英語の
名称は、HoA、5arvetnick著: Plas
tisolsand Organosols (Van
 No5trand Re1nhold Co、。
NY、 1972)に記載されている。この本によると
、揮発性希釈剤を10%以下含む分散系をプラスチゾル
と呼び、揮発性希釈剤を10%以上含む分散系をオルガ
ノゾルと呼ぶ。
プラスチゾルの基本的な技術的性質は、通常の室温付近
の貯蔵条件においては、製品が流動状態であるように相
分離が阻止され続けることである。
この場合粘度は、高度な流動状態からこね粉状前までの
範囲にある。プラスチゾルは加熱により前記のようにゲ
ル化してすなわちもはや流動性のない状態になり、その
状態は、もろく堅いものからゴム状ないしは極めて粘稠
なものまでの範囲にある。
本発明のプラスチゾル及びオルガノゾルの液相成分とし
て用いられ得る可塑剤としては、高温でいわゆるゲル化
を惹起す液体であればすべて使用可能である。液相はあ
まり揮発性でない液体であることが重要で、もしもそう
でないとゲル化プラスチゾルの貯蔵中に、可塑剤は次第
に漏出して望ましくない性質変化が発生するからである
。技術的に重要な可塑剤は、たとえば、フタル酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、リン酸およびクエン酸などのエス
テル;塩素化炭化水素;液状ポリエステル:およびあま
に油または大豆油のような天然油のエポキシド化物;な
どである。可塑剤としては、ゲル化の際に組込み重合さ
れる( werdeneinpolyn+erisie
rt)高沸点重合化液体もまた使用可能である。このよ
うな液体としては、たとえば、沸点の高いとくに多官能
価のアクリル化合物またはアリル化合物がある。「可塑
剤」という用語および可塑剤と重合体微粒子との間の化
学的/物理的相互作用などの詳細な定義は、“K、 W
einmann著のBe5chichten adit
 Lacken und Kunststoffen(
ラッカーおよびプラスチックの塗装) ” 、W、A。
CoIOlb社発行、ドイツ5tuttaart (1
967)、 47ないし158頁に記載されている。
ずべてのプラスチゾルの、とくに非Pvcプラスチゾル
の、基本的な性質は、貯蔵安定性とゲル化性との関係で
ある。十分な貯蔵安定性を得るためには、特定の重合体
に対し緩速ゲル化可塑剤が選択されなければならない。
しかしながらこの場合、たいてい少なくとも160℃と
いう高いゲル化温度が必要となる。このような高い温度
は、少な。
くとも多聞のエネルギー消費を必要とし、一方温度感受
性の高い材料にはプラスチゾルが使用できないので不都
合である。プラスチゾルの貯蔵安定性を向上しようとい
う従来の努力はまた、ゲル化性の悪化を導く結果ともな
っていた。
最も初期の技術においては、とくにPVC−プラスチゾ
ルが知られてきた。最近の知見によると、この分野には
他の重合体とくにアクリル酸ベースの共重合体も含まれ
ている。
2つのドイツ特許出願公開用2365583号および第
2346651号はエチレン不飽和酸単量体などをベー
スにした特定のニトリル含有三元共重合体を開示する。
一部のまたは全部のカルボキシル側鎖基は中和可能であ
る。
前記中和は、アンモニヤ、とくに好ましくは28%の水
溶液で行なうか、あるいは沸点が250℃未満の第一級
、第二級または第三級の有機モノアミンまたはポリアミ
ンのいずれかで行なうことが可能である。これらの定義
はきわめて多くの種類の有機アミンを含み、その中には
下記のものがある。
1、メチルアミン、エチルアミン、トリエチルアミン、
エタノールアミンまたはジエチルエタノールアミンのよ
うな炭素原子数1ないし4個の脂肪族または脂環式アミ
ンあるいはアルカノールアミン; 2、モルホリン、ピペリジン、シクロヘキシルアミン、
ピリジンまたはピロリジンのような環状アミン; 3、アニリン、ベンジルアミンまたはジフェニルアミン
のような芳香族アミン:および 4、エチレンジアミン、ジエチレントリアミンおよびト
リエチレンテトラミンのような多官能価アミン。
好ましい材料では、三元共重合体の側鎖カルボキシル基
の約80%はトリエチルアミンまたはジェチルエタノー
ルアミンで中和されている。前記三元共重合体から得ら
れたプラスチゾルは、たとえば板金容器内の金属表面上
の塗膜材の製造に適している。
米国特許第4176928号は、少なくとも1重量%の
イオン化可能単囲体を有する有機高分子電解質をベース
にした熱凝固性プラスチック分散系を開示する。とくに
、さらにアクリル酸またはメタクリル酸をベースにした
共重合体および三元重合体のカルボキシル基は、アルカ
リ金属水酸化物、水酸化アンモニウム、気体状NH、ジ
メチルココアミン、トリエチルアミン、ジメチルオクチ
ルアミン、トリエタノールアミン、トリエチレンテトラ
ミンなどを介して置換されてそれぞれ対応のアルカリ金
属塩、アンモニウム塩およびアミン塩が得られる。
この場合重合体はまず、そのイオン化(塩−)状態とす
るのが好ましく、次にプラスチゾルまたはオルガノゾル
に組立てられる。しかしながら重合体をその非イオン化
状態にして、可塑剤およびときには他の成分とともにイ
オン化反応物質も添加してこれをその場で塩状態に変換
することもまた可能である。
得られた分散系は光重合可能プラスチゾルとして適して
いる。
ドイツ特許明細書簡2454235号および第2529
732号においては、上記の安定性の問題は、ときによ
りN−複素環式単m体を含む35℃以上のTCI(ガラ
ス転移温度)のアクリル重合体を添加して、しかもTg
と、微粒子直径と、および分散された重合体微粒子と特
定可塑剤混合物との組成  “と、を調和させて解決さ
れる。使用された重合体におけるたとえばカルボキシル
基の中和は、この場合はあまり重要ではないようである
。前記材料と方法とを用いても、プラスチゾルの粘度は
8日間で係数3以上には上昇しないということのみはま
だ努力しなければならないので、不完全な問題解決にす
ぎなかった。
ドイツ特許明細書簡2543542号、第272275
2号、および第2949954号においては、特殊構造
のメタクリレート微粒子が開示され、これらは、とくに
可塑剤の親和性の良好なコアと可塑剤との親和性の悪い
シェルとから構成されることにより、液体プラスチゾル
に良好な貯蔵安定性を与えている。シェルは塩基性窒素
を有する単量体を含むのが好゛ましく;たとえ酸性およ
びアルカリ性基が存在しようともそれはとくに処理する
必要はない。
イギリス特許明細4第1598579号ならびにドイツ
特許明4m書簡2812(214号、第2812(21
5号および第2812(216号においては、アクリル
酸樹脂が熱凝集性プラスチゾルないしオルガノゾルに使
用され、アクリル酸樹脂はベースとなるアクリル酸重合
体または共重合体のアンモニウム塩またはジアミン塩を
示している。酸基含有重合体の置換は米国特許明ill
書簡4176028号と同様の方法で行われる。前記特
許明細書においては、これらの置換は共通して、分散系
の流動性の改善をもたらしている。
2つの米国特許明細書簡43(19)331号および第
4421619号はアクリル酸をベースとした光重合可
能プラスチゾルを開示し、これにおいては、重合体微粒
子のカルボキシル基は場合によりアンモニヤで中和され
る。
ドイツ特許公告明細書簡284(19)96号の開示に
よると、VC−またはアクリル酸をベースとした良粘着
性プラスチゾルは、重合体微粒子を粘着剤−一級ポリア
ミノアミドと共に加熱することにより得られる。
最少にドイツ特許出願後悔明細舎弟3308925号に
おいて、ビニルエステル共重合体、(メタ)アクリル酸
エステル共重合体および自由選択可塑剤のようなプラス
チゾルおよびオルガノゾル手合体をプラスチゾルおよび
オルガノゾルに組み合わせることが開示され、分散系を
保護コロイドおよび/または乳化剤を用いて、通常の常
温付近の貯蔵条件において安定化しているが、安定性は
高温におけるゲル化の際には失われ、安定化剤として作
用する保護コロイドは最終プラスチゲル内に包含されて
しまうことになる。保護コロイドは高分子物質である;
前記共重合体微粒子に対する好ましい保護コロイドない
し乳化剤は、特殊なポリアミドアミン、ポリアミノイミ
ダシリン、ポリエーテルウレタンアミン、ポリエチレン
イミンまたはステアリルアミンなどである。
発明の目的 本発明の目的は、通常の周[I11温度範囲において良
好な貯蔵安定性を有し、150℃未満の温度、さらには
100℃未満の温度においてすらも良好なゲル化性を示
すプラスチゾルおよびオルガノゾルを提供することであ
る。
1更匹l上 この目的は、とくに、多官能価塩基性反応物質と反応せ
しめられたカルボキシル基含有共重合体をベースにした
微粒化共重合体からなる、ゲル化可能で貯蔵安定性を有
する分散系であるプラスチゾルおよびオルガノゾルによ
り達成される。
重合体としては、重合可能な酸を有する任意の単m体か
らなる微粒子化共重合体が適し、重合可能な酸たとえば
、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸
、マレイン酸またはフマル酸などとの、たとえば塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、アクリレート、メタクリレート
、マレイネート、スチロール、メチルスチロール、ビニ
ルエステル、ビニルエーテル、アクリロニトリル、オレ
フィンまたはジエンなどの共重合体がその例である。重
合体は乳化重合または懸濁重合により製造され、続いて
平均粒径0,5ないし504ま範囲の粒子を噴霧乾燥す
るのが好ましい。
他の適当な製造方法は、たとえば、沈澱重合、溶液から
の析出または重合体の微粒化などがある。
とくに適した共重合体は、実質的に結合塩素を会まない
ものであり、とくに塩化ビニル共重合体でないものであ
る。とくに、アクリロニトリル、スチロール、(メタ)
アクリル酸エステルの重合可能なカルボン酸との共重合
体が適している。とくに適した重合体は0.5ないし3
0%のゲル部分を示す。この場合、重合体の中で、溶剤
には溶解しないでもっばらm潤可能な部分がゲル部分と
なると理解できる。この部分は、たとえば、抽出不可能
な部分として重合体薄膜の抽出によりまたは重合体溶液
の遠心分離により定量可能である。
とくに、多官能価塩基性反応物質と反応せしめられたカ
ルボキシル基含有共重合をベースにした微粒化共重合体
からなる、ゲル可能で貯蔵安定性を有する分散系である
本発明のプラスチゾルおよびオルガノゾルは、塩基性反
応物質が下記のものから選択されることを特徴とする: a)とくに、周期表の第1Ia、IIb、I[[aおよ
びmb族に屈する反応性形態の多価金属;それらの酸化
物、水酸化物、水素化合物または炭化物、あるいはpK
値〉5とくには〉6を有する有[fのそれらの塩:それ
らの有機金属化合物、とくにはグリニヤール化合物のよ
うなMeC−、、MeO−1MeS−およびMeN−結
合を有する化合物;1゜3−ジカルボニルの金属化合物
;または前記金属のアルコラート、フェノラードまたは
アミドおよびキサントゲネート、または b) 2個より多いとくには3個より多い相Hに連続す
るC原子の鎖を有する脂肪族または脂環式の少なくとも
2官能価残基にアミノ基の結合した少なくとも2官能価
の有機アミノ化合物。
とくに、前記塩基性反応物質は、金属のBe。
MO,Ca、Sr、Ba、Aj!またはznあるいの2
官能価アミンであり、ここにおいて、R、R、R6およ
びR7:H,好ましくは最大6個、とくには最大3個の
C 原子を有する脂肪族または脂環 式の残基; RおよびR:2個より多い、好ましくは3個より多いC
原子を有する脂肪族 または脂環式の残基あるいはア リール脂肪族残基: R4:へテロ原子またはへテロ原子を 含む原子団: n      :0または1;および m      :1ないし5.好ましくはコないし3.
とくには1 である。
VC共重合体をベースにしたプラスチゾルおよびオルガ
ノゾルにおいて、塩基性反応物質としてポリ塩化ビニル
の安定剤としてよく知られ一般に使用されているような
金属化合物は使用されない。
とくに適した金属□化合物は、アセチルアセトン、アセ
ト酢酸エステルまたはマロン酸エステルのような1,3
−ジカルボニルの金属化合物である。前記プラスチゾル
およびオルガノゾルの共重合体は、0.05ないし 1
.5、好ましくは0.25ないしo、a or当最/K
yの酸基を含む。
好ましい共重合体は、実質的に結合塩素とくに塩化ビニ
ル共重合体を含まず、5ないし60%、とくには10な
いし45%の成分のアクリロニトリルをを有する共重合
体、または15ないし95%、とくには30ないし75
%の成分のスチO−ル、アルファメチルスチロールおよ
び/またはビニルトルエンを有する共重合体からなる。
この場合、共重合体は、0ないし50%、とくには15
ないし30%の成分のアクリル酸エステルおよび/また
はメタクリル酸エステル、好ましくは2ないし12個の
C原子を有するアルコールのエステルからの共重合体が
とくに好ましい。
共重合体が0.5ないし30%、好ましくは1ないし1
0%のゲル成分を示すとき、本発明のプラスチゾルおよ
びオルガノゾルは好ましい加工性を示す。
微粒化重合体と可塑剤とからなる本発明のプラスチゾル
および/またはオルガノゾルの製造のために、カルボキ
シル基含有重合体は、可塑剤との混合の前、途中または
後に、前記多官能価塩基性反応物質と反応せしめられる
反応は液相でかつ少なくとも表面で行われるのが好まし
い。
前記反応は、可塑剤内で、塩基性化合物が存在しなけれ
ばゲル化時間が少なくとも1日、好ましくは7日以上、
とくには30日以上に達するような温度において行われ
、この場合重合体は可塑剤内でまず低温において、きわ
めて高い常温貯蔵安定性が得られるまで長時間かけて塩
基性物質と反応せしめられる゛ことも可能であり、さら
に重合体はまず緩速ゲル化可塑剤内で塩基性物質と反応
せしめられ、その後急速ゲル化可塑剤が添加混合される
ことも可能である。
一方、反応は、使用重合体が溶解しない溶媒内で行うこ
とも可能である。最後に、反応は、水中で、好ましくは
重合体の製造に続く分散系からの脱水の前に行われるこ
とも可能である。
いず゛れの場合も、反応に際に膨潤剤を添加することが
できる。
反応は、少なくとも、貯蔵温度におけるゲル化速度が好
ましくは塩基性物質との反応がない場合の値の半分以下
に減少されるほど長時間かけて行なうべきである。
本発明のプラスチゾルおよびオルガノゾルは、びん密封
におけるシール剤、自動車の防音剤および床保護剤、お
よび自動車組立における継目シール剤および接着剤、成
形品の製作および合成皮革の製作などに使用される。
化学反応の進行度は、たとえば40および50℃という
高温における粘度上昇を測定することにより最もよく追
跡可能である。この場合重要なのは粘度上界絶対速度で
はなく、むしろ種々の温度における上昇速度の相対関係
である。この相対関係は反応の進行と共に大となり、す
なわち、低温においては粘度上昇は減速され、一方高温
においては不変かまたは加速される。
(中和)反応度はさらに、たとえば、重合体内のカルボ
キシル基含有量の測定または重合体を分離した後の塩基
性物質含有量の測定などの分析法によって求めることが
可能である。
この反応の媒体としては、水、または重合体が溶解しな
いような任意の溶媒が適している。水中における反応は
、通常水性媒体内で行われる重合の後の噴霧乾燥の前に
行えるので都合がよい。記述のとおり、この場合重合体
に対し膨潤剤を添加可能である。
溶媒内における反応の場合、溶媒はそれに続いてその一
部または全部が、濾過、遠心分離または蒸発などの既知
の方法で除去可能であり、蒸発の場合は可塑剤および/
または他の成分の添加後に行なってもよい。オルガノゾ
ルの場合は、この方法は不要である。
プラスチゾル/オルガノゾルの製造にはそのほかに、通
常の方法で、すなわち、適当な混合装置および攪拌装置
内での成分の混合、場合によりたとえばローラまたはミ
ルによる粉砕、および真空脱気などが行われる。
プラスチゾルないしオルガノゾルの本発明による成分の
ほかに、場合により、たとえば、粘度調整剤、希釈剤、
沈降防止剤、濾過向上剤、香料、湿潤剤、粘着剤、老化
防止剤、酸化防止剤、紫外線抑制剤、発泡剤、単湯体、
天然および/又は合成樹脂またはこれらの前駆物質ない
し中間体、重合量始剤、重合抑制剤および重合調整剤、
増量剤、有機および/または無機の顔料および充填剤な
らびに可溶性色素などの添加剤および塗布技術、積層技
術ならびにプラスチゾル施工技術上必要なその他の添加
剤などを添加可能である。
本発明によるプラスチゾルはきわめて多方面に使用可能
である。代表的な使用例は、キャンパスや衣服などの織
物量の表面塗膜又は積層(この場合はゲル化温度が低い
ことが特に好ましい)、王冠コルクのシール剤、たとえ
ば自動車用の防音剤および床保護剤などの塗膜、とくに
低い燃焼温度を有する自動車用継目シール剤および接着
剤、成型品、箔、積層剤および合成皮革などである。
本発明により製造されたプラスチゾルの施工は通常のプ
ラスチゾル技術で行なうことができる。
以下の実施例により、本発明によるプラスチゾルおよび
オルガノゾルならびにその性質がさらに詳しく理解され
ようが、実施例は本発明を限定するものではない。
実施例 1A及び1B 2%のイタコン酸を有するメチルメタクリレートの噴霧
乾燥した乳化重合体から、次の2種のプラスチゾルが製
造された。
IA:100g  重合体 150m  ベンジルオクチルフタレートIB:100
g  重合体 150rId!  ベンジルオクチルフタレート5g 
  酸化亜鉛 両サンプルとも最初は希釈ペースト状である。
23℃における貯蔵において20日後に、サンプル1A
は濃縮されてこね粉状になったが、サンプル1Bはなお
ペースト状のままであった。両サンプルとも120℃に
おいてゲル化して柔かい弾性ゲルとなる。ショアー硬度
は、1AでA16.18でA20であった。
実施例 2A及び2B 82%のスチロール、15%のブチルアクリレートおよ
び3%のアクリル酸からなる噴霧乾燥乳化重合体から、
次の2種のプラスチゾルが製造された。
2A:5(19)  重合体 55g  ジイソデシルアジベート 2B:5Gg 重合体 55g ジイソデシルアジベート 59  酸化亜鉛 こね粉状のプラスチゾルを8℃に2日間、次に23℃に
貯蔵した。サンプル2Aは8日後にゲル化したが、サン
プル2Bは14日後もなおこねることが可能であった。
100℃において、両サンプルとも弾性ゲルを形成する
実施例 3A及び3B この実施例は、比較的ゲル化の早いプラスチゾルに対す
る酸化亜鉛の影響を示す。組成が52%のスチロール、
30%のアクリロニトリル、15%のブチルアクリレー
ト、3%のアクリル酸からなる噴霧乾燥乳化重合体が使
用された。
プラスチゾルの組成: 両プラスチゾルは8℃において熟成された。第1表は粘
度および安定性の測定結果を示す。
第   1   表 熟成されてないサンプルにおいては、まず10℃におけ
る初期粘度も50℃における粘度増加速度も酸化亜鉛の
添加により増加した。
14日間の熟成の侵、サンプル3△においては粘度はほ
とんど変化はなかったが、50℃において、100 P
asに達するまでの時間は705 ”から606 ”に
低下した。
酸化亜鉛を有するサンプル3Bにおいては、熟成の結束
、粘度(10℃)は明らかに低下し、23℃における貯
蔵時間の増加は顕著であり、サンプル3Aの6倍にも達
した。100 Pasに到達するまでの相対時間は、物
質温度が高ければ高いほど増加が緩慢となり、100℃
では、両サンプルともちょうど同じ程度にゲル化する。
実施例 4Aないし4G 42%のスチロール、40%のアクリロニトリル、15
%のブチルアクリレート、および3%のアクリル酸から
なる噴霧乾燥した乳化重合体の400gを600dのベ
ンジルブチルフタレートと混合した。
このプラスチゾル各100gを各2gの第2表に示す添
加剤と混合し、摩砕した。その後プラスチゾルはまず8
℃にて8日間熟成され、続いて23°ないし25℃で貯
蔵されて、最初流動状態であったプラスチゾルがこね粉
状の粘度に到達するまでの時間が測定された。さらに真
空中で脱気し、100℃および120℃で各々20分間
ゲル化したプラスチゾルからディスクを成形した。ゲル
のショアー硬度、伸び、ならびにいくつかの引張強さが
測定された。
第2表の値が示すように、添加により貯蔵安定性が延長
されるばかりでなく、ゲルの硬度および強度ら増大され
た。
第   2   表

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)とくに、多官能価塩基性反応物質と反応せしめた
    カルボキシル基含有共重合体をベースにした微粒化共重
    合体からなる、ゲル化可能で貯蔵安定性を有する分散系
    であって、塩基性反応物質は下記のものから選択される
    ことを特徴とするプラスチゾルおよびオルガノゾル。 a)多価金属、とくに、周期表の第IIa、IIIb、IIIa
    およびIIIb族に属する反応性形態の多価金属;それら
    の酸化物、水酸化物、水素化合物または炭化物、あるい
    はpk値>5とくには>6を有する有機酸のそれらの塩
    ; それらの有機金属化合物、とくにはグリニヤール化合物
    のようなMeC−、MeO−、MeS−およびMeN−
    結合を有する化合物、1,3−ジカルボニルの金属化合
    物または前記金属のアルコラート、フェノラードまたは
    アミドおよびキサントゲネート、または b)2個より多いとくには3個より多い相互に連続する
    C原子の鎖を有する脂肪族または脂環式の少なくとも2
    官能価残基にアミノ基を結合した少なくとも2官能価の
    有機アミノ化合物。
  2. (2)塩基性反応物質が、金属Be、Mg、Ca、Sr
    、Ba、AlまたはZnあるいはこれらの化合物である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のプラス
    チゾルおよびオルガノゾル。
  3. (3)2官能価アミンが、一般式が ▲数式、化学式、表等があります▼ である化合物であり、ここにおいて、 R_1、R_2、R_6およびR_7がH、好ましくは
    最大6個、とくには最大3個のC 原子を有する脂肪族または脂環 式残基; R_3およびR_5が2個より多い、好ましくは3個よ
    り多いC原子を有する脂肪族 または脂環式残基あるいはアリ ール脂肪族残基; R_4がヘテロ原子またはヘテロ原子を 含む原子団; nが0または1;および mが1ないし5、好ましくは1ない し3、とくには1 であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    プラスチゾルおよびオルガノゾル。
  4. (4)VC共重合体をベースにしたプラスチゾルおよび
    オルガノゾルにおいて、塩基性反応物質として、ポリ塩
    化ビニルの安定剤としてよく知られ一般に使用されてい
    るような金属化合物が使用されていないことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載のプラスチ
    ゾルおよびオルガノゾル。
  5. (5)1,3−ジカルボニル金属化合物がアセチルアセ
    トン、アセト酢酸エステルまたはマロン酸エステルの金
    属化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載のプラスチゾルおよびオルガノゾル
  6. (6)共重合体が0.05ないし 1.5、好ましくは
    0.25ないし0.8g当量/Kgの酸基を含むことを
    特徴とする特許請求の範囲前記各項のいずれかに記載の
    プラスチゾルおよびオルガノゾル。
  7. (7)前記共重合体が実質的に結合塩素とくに塩化ビニ
    ル共重合体を含まないことを特徴とする特許請求の範囲
    前記各項のいずれかに記載のプラスチゾルおよびオルガ
    ノゾル。
  8. (8)前記共重合体が5ないし60%、とくには10な
    いし45%のアクリロニトリルとの共重合体からなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲前記各項のいずれかに記
    載のプラスチゾルおよびオルガノゾル。
  9. (9)前記共重合体が15ないし95%、とくには30
    ないし75%の成分のスチロール、アルファメチルスチ
    ロールおよび/またはビニルトルエンとの共重合体から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載のプ
    ラスチゾルおよびオルガノゾル。
  10. (10)共重合体が0ないし50%、とくには15ない
    し30%の成分のアクリル酸エステルおよび/またはメ
    タクリル酸エステル、好ましくは2ないし12個のC原
    子を有するアルコールのエステルとの共重合体からなる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第8項または第9項に
    記載のプラスチゾルおよびオルガノゾル。
  11. (11)共重合体が0.5ないし30%、好ましくは1
    ないし10%のゲル成分を示すことを特徴とする特許請
    求の範囲前記各項のいずれかに記載のプラスチゾルおよ
    びオルガノゾル。
  12. (12)カルボキシル基含有重合体が可塑剤との混合の
    前、途中または後に、多官能価塩基性反応物質と反応せ
    しめられることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の微粒化重合体と可塑剤とからのプラスチゾルおよび
    /またはオルガノゾルの製造方法。
  13. (13)特許請求の範囲第2項ないし第11項のいずれ
    かに記載の重合体および塩基性反応物質を使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲第12項に記載の方法。
  14. (14)反応が液相で行われることを特徴とする特許請
    求の範囲第12項または第13項に記載の方法。
  15. (15)反応が少なくとも表面で行われることを特徴と
    する特許請求範囲第12項、第13項または第14項に
    記載の方法。
  16. (16)反応が可塑剤内で、塩基性化合物が存在しなけ
    ればゲル化時間が少なくとも1日、好ましくは7化以上
    、とくには30日以上に達するような温度において行わ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第12項に記載の
    方法。
  17. (17)重合体が可塑剤内で、まず低温において、きわ
    めて高い常温貯蔵安定性が得られるまで長時間かけて塩
    基性物質と反応せしめられることを特徴とする特許請求
    の範囲第16項にき記載の方法。
  18. (18)重合体がまず緩速ゲル化可塑剤内で塩基性物質
    と反応せしめられ、その後急速ゲル化可塑剤が添加混合
    されることを特徴とする特許請求の範囲第16項に記載
    の方法。
  19. (19)反応が使用重合体が溶解しない溶媒内で行われ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の方
    法。
  20. (20)反応後、溶媒が全量または一部除去されること
    を特徴とする特許請求の範囲第19項に記載の方法。
  21. (21)反応が水中で、好ましくは重合体の製造に続く
    分散系からの脱水の前に行われることを特徴とする特許
    請求の範囲第14項に記載の方法。
  22. (22)反応の際に膨潤剤が添加されることを特徴とす
    る特許請求の範囲第12項ないし第21項のいずれかに
    記載の方法。
  23. (23)反応が少なくとも、貯蔵温度におけるゲル化速
    度が好ましくは半分以下に減少されるほど長時間かけて
    行われることを特徴とする特許請求の範囲第12項ない
    し第22項のいずれかに記載の方法。
  24. (24)びん密封におけるシール剤、自動車用防音剤お
    よび床保護剤、自動車組立における継目シール剤および
    接着剤、成型品の製作および合成皮革の製作のための特
    許請求の範囲第1項ないし第12項に記載のプラスチゾ
    ルおよびオルガノゾルの使用。
JP23707887A 1986-09-22 1987-09-21 貯蔵安定性の良いプラスチゾルおよびオルガノゾル Pending JPS6395248A (ja)

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CH038006/86-7 1986-09-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5298542A (en) * 1991-11-27 1994-03-29 Nippon Zeon Co., Ltd. Acrylic ester copolymer plastisol composition
WO1995027006A1 (fr) * 1994-04-01 1995-10-12 W.R. Grace & Co. - Conn. Plastisol stable donnant un film a durete et resistance a la chaleur excellentes

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US5298542A (en) * 1991-11-27 1994-03-29 Nippon Zeon Co., Ltd. Acrylic ester copolymer plastisol composition
WO1995027006A1 (fr) * 1994-04-01 1995-10-12 W.R. Grace & Co. - Conn. Plastisol stable donnant un film a durete et resistance a la chaleur excellentes

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