JPS6394929A - 葉緑体の形質転換 - Google Patents

葉緑体の形質転換

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JPS6394929A
JPS6394929A JP62156367A JP15636787A JPS6394929A JP S6394929 A JPS6394929 A JP S6394929A JP 62156367 A JP62156367 A JP 62156367A JP 15636787 A JP15636787 A JP 15636787A JP S6394929 A JPS6394929 A JP S6394929A
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dna
chloroplast
plastid
site
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JP62156367A
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モーラ・シー・キャノン
フランク・シー・キャノン
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Biotechnica International Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • C12N15/82Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for plant cells, e.g. plant artificial chromosomes (PACs)
    • C12N15/8201Methods for introducing genetic material into plant cells, e.g. DNA, RNA, stable or transient incorporation, tissue culture methods adapted for transformation
    • C12N15/8214Plastid transformation

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は植物の遺伝子工学に関する。
「異種(heterologous)D N A ) 
 とは、非植物系遺伝子、修飾遺伝子、異なる植物種ま
たは系由来の遺伝子、または同じ植物の異なる部位、植
物の核、葉緑体、またはミドコント9リアゲノム由来1
の同種遺伝子であるDNAを意味する。
「ゲノム」という用語は、細胞またはオルガネラ内の全
てのDNA、すなわち、染色体の及び他の自律性複生D
NAを意味する。
葉緑体は植物中の光合成部位である。これらのオルガネ
ジ類はチラコイド9と呼ばれるサック状の膜状構造の積
重ねからなる内部ネットワークと外部膜とから構成され
ている。光線のエネルギーを利用することにより、植物
の光合成機構(酵素および他の蛋白)によって二酸化炭
素及び水が炭水化物と酸素として転化される。これらの
光合成酵素及びタンパクはチラコイドマトリックス(ス
トローマ)内で遊離しているか、またはチラコイド膜中
に埋め込まれており、このことがそのような条件が要求
される葉緑体機能のための保護されかつ高度に立体的な
構造をと、る環境を与えている。
葉緑体は、それら自体の環状DNA及び蛋白合成機構を
持っている。
葉緑体は色素体と称される細胞下オルガネラの群に属し
、プロ色素体と呼ばれる未分化細胞下オルガネラに由来
する。葉緑体は色素体の主なタイプである。他の色素体
は有色体(植物の非緑色部分を着色する)及び白色体(
この作用は完全には知られていない)である。バイオロ
ジー・オブ・プラノン(Biology ofPlan
ts)、 P、H,Raven& R,F、 Ever
t; HCurtis、 Worth出版社、ニューヨ
ーク、1981年、22〜23頁参照のこと。
ボイセル等(Boissel et al)、エク、X
/%?リエンチア(Experientia)  19
83年、39:  658にはクラミドモナス レイン
ハープイー(Oh 1 amy −domonas r
einhardii)の葉緑体のゲノムから自律複製D
NA断片をクローニングし配列を決定したことが報告さ
れている。
オーヤマ(○yama) Biotech、 Nows
watch。
p7,10/3/83には、pBR322−由来のE。
Co61プoモーター、pKC7カナマイシン耐性マー
カー、及び2つの複製起点を持つ植物葉緑体DNAから
成るはフタ−の造成が報告されている。
これまたはこれと同様の造成が葉緑体中の自律複製形質
転換ベヒクルとして使用できることが示唆されている。
グリンタ−(Crinter) のヨーロッパ特許出願
第83300542.4  には細菌の染色体中に外部
DNAを組込むためのベクターのクローニングが開示さ
れている。ベクターは、トランスポゾン、Tn7.に由
来し、抗生物質耐性の遺伝子を持ち、かつ所望の外部遺
伝子を有するDNAI含んでいる。
アルンツエン等(Arntzen et、al)、 T
he Four−teenth Lynen Lect
ure、 Academic press工nc、、ニ
ューヨーク(1983)  第273−294頁ではト
リアジン除草剤耐性遺伝子の単離、クローニング及び配
列決定が説明されている。フォトジーン32の修飾形は
耐性植物の葉緑体ゲノム中に存在している。
フォトジーン32の通常の形態の生成物は除草剤のだめ
のレセプターであり、葉緑体の光合成の本質的成分であ
る。通常の7オトジーン32生産物はトリアジンを基質
として受容し、不活性化する。トリアジン耐性植物に見
られるフォトジーン32の修飾形の生産物はトリアジン
を基質と認識せず、たとえ高濃度の除草剤が存在したと
しても普通に作用する。葉緑体は、修飾した耐性遺伝子
の導入によってトリアジン耐性に形質転換できるであろ
うことが示唆される。形質転換されたトリアジン−耐性
葉緑体はトリアジン感受性植物a胞中に導入でき、トリ
アジ/耐性を得ることができる。
発明の要約 一般に、本発明は異種DNAを含有する色素体、好しく
け葉緑体を有する植物;植物色素体のゲノム中にその一
部を組込むことのできるベクター:および植物細胞およ
びその細胞から誘導される植物を特徴とする。
好しい態様において、Rフタ−の組込み部位は選択可能
なマーカータンパクのだめの遺伝子、所望のDNA配列
、またはそれらの挿入部位を含んでいる。(フタ−は、
選択可能なマーカータンパクのだめの遺伝子のいずれか
の側に挿入配列を持つトランスポゾン、すなわち、マー
カータンパク遺伝子がトランスポゾンループである、を
も含むことが好しい。挿入配列のいずれか側において、
色素体ゲノム領域と同種のDNA領域があり、ベクター
を所望の領域(好しくは転写的にはサイレントな)領域
に向ける。
本発明は、植物に有用な特性、例えば除草剤耐性を与え
る蛋白を植物細胞内で生産でき、またこの蛋白は色素体
、例えば葉緑体の保護環境内で製造されることが有利で
ある。更に、色素体ゲノム組込みによれば、複数の細胞
分裂にわたり挿入DNAの安定性が与えられる。
本発明の他の特徴及び利点は以下の好しい態様の記述か
ら明らかであろう。
好しい態様の説明 以下の検討は色素体に関して行うが、他の色素体につい
ても同様に応用できる。
はフタ−成分 上記のように、本発明のはフタ−は以下に非常に具体的
に論及するいくつかのDNA領域及び部位を含むことが
できる。
もし、はフタ−が色素体DNAの領域と同種であるDN
Aを含有するか、またはトランスポゾンを含むか、また
はそれら両者を含むならば、所望の異称遺伝子を色素体
のゲノム中に持込むベクターの組込みが促進される。し
かしながら、組込みは低頻度にもかかわらず、一定の頻
度で生じる。
同種DNAによる組込みは古典的同種交差によって生じ
る。一方、トランスポゾンDNAによる組込みは古典的
交差によるものでなく、かつ広範囲のDNA同種の領域
を必要としない。トランスボ 。
シンは原核及び真核体のいずれにも見出されるDNA配
列であり、ループ及びステム配置であると考えられ、か
つ転化された反復挿入配列を含み、この配列は色素体ゲ
ノムの多数の部位のいずれにでもトランスポゾンループ
状のDNA1挿入できる。
したがって、トランスポゾンD N Aを用いるランダ
ム染色体部位の組込では有益であるある部位での染色体
中の所期DNAの組込み金生じ、しかも他の部位では実
質上色素体遺伝子を有害に破拶する組込みを生じる。従
って、色素体ゲ゛ツム中の部位に所望のDNAを含むト
ランスポゾンを組込むことは有益であり、ここで決定的
な天然遺伝子の転写の完全性が保たれるであろう。これ
を達成するために、挿入前に、色素体I)NAの断片(
cpDNA) 中にトランスポゾンを挿入し、それによ
って転写上サイレントであるとして知られている領域中
に挿入が生じる。適当なそのような遺伝子は2つの色素
体遺伝子の公知プロモーターのいずれかであり、例えば
色素体「リブロース ビフォスフエート カルボキンラ
ーゼの大きいサブユニット」およびベーターATPas
eの遺伝子のプロモーターのいずれかである。トランス
ポゾン中の色素体DNA断片は少くとも宿主色素体DN
Aの断片と同種である。cpDNA及び挿入トランスポ
ゾンの断片を含むベクターを色素体に導入する場合、そ
の断片は色素体のゲノム中の同種の領域を伴っている。
これを伴うことにより、l・ランスポシンの部位に向う
組込みは、互換的な組換え、好しくはトランスポゾンの
ホモゲニティゼーション(homogenitizat
ion)、即ち、遺伝子転換のいずれかによって行うこ
とができる。このような挿入によシ、遺伝子座、好しく
は転写サイレント領域に向けることができ、そこでは遺
伝子の不活化およびその後の機能の低下は生じない。
自己複製の原型 上記のような理由で、組込みが好ましいが1本発明の他
のベクターは、自律的DNA“自己複製のできる自己複
製の原型の特性によって葉緑体中に維持されている。適
当な原型は、P−型およびQ−型不合和性プラスミド(
ダラム陰性細菌の広宿主域プラスミド)1例えばpSU
P I O4である。
選択可能なマーカー 外来遺伝子を有するベクターと植物細胞の形質転換は比
較的おこりにくいので1本発明のベクターは、形質転換
の同定のために選択可能なマーカータンパクをコードす
るDNA部位を有することが望ましい。このマーカータ
ンパクは、植物細胞中で発現することができ、タンパク
を発現する植物細胞の表現型で同定できるいかなるタン
パク質であってもよい。望ましいマーカータンパクは、
lまたはそれ以上の除草剤あるいは抗生物質に耐性であ
るタンパク質であシ;現在最も好ましいのは、タンパク
質アミングリコシド フォス7オトランスフエラーゼ(
APHII)であり、これは、カナマイシン、ネオマイ
シン、およびG418のような抗生物質に不活性である
;形質転換体は抗生物質の存在下で生育しうる植物細胞
である。望ましい異種遺伝子は、例えば除草剤耐性遺伝
子の場合においては、標識遺伝子として二重であっても
よい。トランスポゾン上に運ばれたならば、選択可能な
マーカー遺伝子は、葉緑体クロモシームに組み込まれる
ような環状部位にあるべきである。
望ましい異種遺伝子 望ましい遺伝子は、葉緑体中で発現されることが可能な
、そして、植物に有益な形質を供給あるいは増幅するタ
ンパク質をコート9するいくつかの遺伝子であり得る。
1つの例はフォトジーン(photogene) 32
の修飾された翻訳である。トリアジン系除草剤の効果に
耐性である植物は、敏感な植物のとは1個のアミノ酸が
異なるフォトジーン32生産物をコードしている。敏感
な植物の葉緑体のゲノムに耐性−フォトジーン32をコ
ードしているようなものを導入すると、転移葉緑体を包
含する植物細胞に耐性が授けられるであろう。
更に、耐性を誘導しうる代替市販除草剤には。
2.2−ジクロロプロピオン酸〔「ダルポン」(”Da
1apon’) 、グリフオセイト(glyphosa
te)(N−ホスホノ−メチル グリシン;「ラウンド
アップJ (”Rounaup”)、  シアナジン、
コロスルフロン(cholosulfuron) 、L
−ホスフィノスリシン(L −phosphinoth
ricin) 、アトラジン。
イミダシリン及び6−クロロ−N−エチル−N−(l−
メチル−エチル) −1,3,5−トリアジン−2,4
−ジアミン〔[ダサプリ7 500LJ(”Gesa−
prim 500L’)が含まれる。
本発明によりタンパク質が介在する除草剤耐性をコード
するベクターが植物に導入され得る機構は、次の通シで
ある。
解毒−これは、除草剤分子を置換基を移動することによ
りて分子を無毒性に酵素的に変化させること;分子を開
裂するとと;又は分子に置換基を付加して無毒性にする
ことのいずれをも含む。第1の機構、置換基の移動は、
微生物の脱ハロダン酵素による不活性化機構であシ、除
草剤ダルポンの、塩素原子の移動による機構である。脱
ハロダン酵素の遺伝子を導入する微生物プラスミドは既
に分離されておシ、ビーチング(Beeching)等
(1983年)  J、 Gen、 Microbio
l、 129.2071に記載されている。植物にとっ
ての毒性物質を解毒するだめの置換基付加の例は、上記
のアミノグリコシド9 ホスホトランスフェラーゼによ
ってカナマイシンにリン酸基を酵素的に付加するもので
ある。
除草剤標的の修飾−これは、除草剤による毒に敏感では
ない除草剤−標的酵素の形態をコードする突然変異遺伝
子を植物に導入することを包含する。
標的における増加−これは、除草剤によって力をなくさ
れた酵素をコート9する遺伝子を植物に導入して、植物
によって生産される酵素量を増加させることを包含する
種々の細菌は、これらの機構を使って、除草剤耐性を自
分で得ることができる。これらの細菌は。
遺伝子に除草剤耐性を付与するのに都合のよい材料であ
る。このような遺伝子は、初めに栄養分として除草剤上
で生育しうる。あるいは除草剤を解毒化しうる細菌を選
択することによって細菌(一般には土壌細菌)から通常
は分離される。これらの細菌中で除草剤解毒の任を負う
酵素は特徴的であり、酵素をコードする遺伝子は標準的
方法により分離される。
他の望ましい異種遺伝子の例は、窒素固定中に担持され
る酵素である。他の望ましい遺伝子は、IJ 4  J
リサソカライド膜中に埋没して働かなければならない酵
素、例えば光合成酵素あるいは亜硝酸塩還元酵素、をコ
ードするものである。
望ましい異種遺伝子の挿入部位は、エンドヌクレアーゼ
が異種遺伝子の挿入のためにベクターを切断するように
働くことのできるトランスポゾンループ内の部位である
。特に望ましいのは、エンドヌクレアーゼが望ましい位
置でのみベクターを切断するように、部位がベクターで
唯一箇所であることである。
特にpFcc41 :: Tn5≠4においては、特別
なプラスミドは、とうもろこしくmaize)  の成
育で開始し、以下のように創製した(第1a図および第
11)図)。
とうもろこしの成育 第1段階は、 z8(l may のFRB73種のタ
ネ1000耐を6−16時間、タップウォーター(ta
p water)  中に浸けておいた。タネを4イ固
のプランタ−(各々6インチ×20インチ)に6crn
深さにバームキュライト中にまき、6−16時間タップ
ウォーターで浸し、それから水を流し出した。タネlo
oom/あたり茶さじ2杯の殺菌剤、キャプテン(Ca
ptan)でタネを処理し、1 cm深さにプランタ−
に密にうえた。成育条件は、植物が2−3葉の状態にな
るまで7−14日間、16時間ずつ29℃に維持した。
植物は、でん粉を減するために収穫する前に48−72
時間暗所に移した。植物は、必要に応じ、特に収穫の1
−2日前には。
水やりをした。おおよその収量は、タネl O00ra
lあたり300−100]を葉であった。
葉緑体の調製 冷室内で迅速に、全ての溶液およびガラス器具類を4℃
に冷却した。葉を切断し、重量を測定し、はさみで細か
く切り、それから、4%漂白剤中と、蒸留水(dH20
)中ですすいだ。約2009 の細切した葉を800m
A’のMET+ (77=ト一ル330mM;  pH
8,トリス塩酸 50mM;pi(8゜Na2EDTA
  5mM;β−メルカプトエタノール5mM;  O
,i%ウシ血清アルブミン)と混和した。
葉との混合物をブレンダーで低速で、次いで高速で2−
3秒バーストしてホモジーナイズした。ホモシュネート
を一層に伸ばし、次いでミラクロス(Miracl○t
h)  、s層を伸ばした。試料を顕微鑵観察のために
、一点および他の適当な点に移した。
葉緑体を集め、4℃で6X250−のアングルローター
中で3000 rpmで10分間遠心分離をした。得ら
れたはレットをそのままにしておいて、上澄液について
操作をくり返した。第2のRレットを集め、はじめのと
合わせ、MET+ に再懸濁した。葉2009に約10
00++tA’のMET+を用いた。
懸濁液を工KC臨床遠心分離機でスピード≠7でスイン
グアウトローター中で10分間遠心分離した。ベレット
をそのままにし1MET+  loomlに再懸濁し、
操作を繰シ返した。
前の手順よシ得られたはレットヲ、25mI!のMMT
+(330mMのマンニド−” ; 50 mMのトリ
ス塩酸塩、pH8;lomMのMgC71!2: 5 
mMのベーターメルカプトエタノール;0.1%のウシ
血清アルブミン)中に再懸濁し、そしてデオキシリボヌ
クレアーゼを、最終濃度25μ9/me tで添加した
。調製物を、おだやかに混合し、間欠的におだやかに混
合しながら30分間、氷上で培養した。最終濃度20m
MまでEDTAを添加し、次いで10分間、速度≠7で
混合物を遠心分離した。
ベレットを、2回、総量25m1!のSEM(330m
Mのマンニド−”: 150mMのNa(J ; 50
 mM(7)Na2EDTA 、 p)18 )で洗っ
た。葉緑体DNAのためのDAPI試験を、次いで実施
した(ネーチャー第253巻第461頁1975年参照
)。
スクロース勾配遠心法 TE(50mMのトリス塩酸塩、pH8; 0.25m
MのNa2 EDTA 、 pH8) + PH8+中
の連続スクロース勾配を、まずTEの45%スクロース
溶液を作り、次いで、複数のホリアロマー製試験管中に
その溶液を33mA’アリコツトに分配することによっ
て調製した。試験管を、−20℃で凍結し、勾配を作る
ために使用する直前に4℃で解凍した。葉緑体を12〜
36ゴのTEに再懸濁した。3ml!の層の葉緑体懸濁
物を、各勾配の頂部に位置させ、そして、追加のTEで
試験管を満たした。60分間、4℃で、5W280−タ
ーを使用して、27,000r、p、m、で試験管を遠
心分離した。多量の緑色上相の総て(10〜20m/)
を除去(伝相の微粒状緑色帯及び白色Rレフ14−避け
て)し、TEで約1=IOに希釈した。葉緑体をベレッ
ト化し、スクロースを洗い流すために、混合物を10分
間速度す7で遠心分離した。このRレットを小量のTE
に再懸濁し、遠心分離を繰返した。
DNA精製のための葉緑体の溶解 前の手順で得られたRレットを、8〜32WLlのTE
中に再懸濁し、そして、最終濃度が2%になるまで10
%サルコシル(Sarkosyl) f添加した。
懸濁物を、おだやかに振とうして混合し、溶解するまで
、5〜10分間、氷上で培養した。
。pDNA精製 前の手順よシ得られた溶解物に、19 /rtteの0
sClを加え、溶解するまで1時間室温で放置するか、
4℃で一夜放置した。葉緑体を、イソはンチルアルコー
ルで澄明になるまで2〜3回抽出し、    ゛各回速
度≠5で遠心分離し、相に分離し、中間相にタンパク質
外被を形成した。0.8 rrtlのEtBr(10m
q/me)を添加し、屈折率を1.393に調節した。
調製物を、中位の大きさの開閉を直ちにできる試験管に
入れ、次いで、同じ屈折率のCs0g溶液で満たした。
試験管を、ベックマン遠心分離機中で44.OOOXg
、40〜65時間、Tt 70.10一ター中15℃の
条件で遠心分離した。DNA帯を集め、EtBr fイ
ソ啄ンチルアルジールで抽出し、そしてDNAを8リツ
トルのT5”’0.25 (5mMのトリス塩酸塩、p
H8; 0.25 mMのNa 2EDTA 。
p)1B)で4℃で透析した。I)NA浴溶液合せ、濃
度を決定するために光学的濃度(0,D、)a:測定し
た。DNAをアガロースダル上を泳動したところcpD
NA  のサイズは約130kl)であった。DNAの
平均収量は50μg  c pDNA/ 1kg・葉で
あった。
クローニングcpDNA 転写のない領域、すなわち第2図に示されているように
リブロースビホスフエート カルボキシラーゼ(=LS
RUBISCO”、  止L)の大サブユニットの遺伝
子及びβ−ATPアーゼ遺伝子の両転写出発部位の間の
領域、を含むと思われる、トウモロコシの葉緑体遺伝子
マツプの配列を選択した。この配列は、葉緑体デノムの
Bam HI 9  フラグメント上に位置し、順に、
Sa/工Aフラグメント上に完全に含まれている。従っ
て、まず5adIAフラグメントをクローニングするこ
とによるBamHI9  フラグメントのクローニング
を選択した。
ニ 精製したcpDNAをSaβIで消化し、脱ホスホリル
化されているpBR327に、ベクタ対フラグメント比
2:lで連結し1次いで大腸菌(E。
coll) GM4の形質転換に続けた。挿入物の1種
は予想したAフラグメントのサイズ(2Bkb)を示し
た。この挿入物(及び他のもの、8.9kbの挿入物)
を運搬するプラスミドをpAE と記した。
プラスミドpAE f 5alIで切断し、両フラグメ
ントを再連結した。これは、Sad A (pA)及び
5aeE (pE)  に対応するフラグメントサイズ
でプラスミドを得た。後者を、下記に示すBanHI制
限マツプ手順によシ、Sad E フラグメンフラグメ
ントを運搬することで確認した。
−ユング プラスミ)pAfSal工で切断し、そして発生予定の
5alA  7ラグメントを、アガロースゲル電気泳動
により精製した。このフラグメントをBam H工で切
断し、発生した7ラグメントをサブクローニングし、補
正すべきことを確認した。予想されるBamHI7ラグ
メン)−すなわち、艷!9.9’、 10.15’、 
18. 19. 22’ −−に加えて、870bp及
び500bp  においても二ッHエフラグメントヲ両
立して得た。これらもpAcyc  184上でクロー
ニングした。
Bam H工9フラグメントを、プラスミドpFCC3
4A及びpF’cc34B (第3図及び第4図)を得
る、両方向づけにおいて、pAcYc l 84の肘H
工部位にクローニングした(チャンク(Chang)等
著、ジェー・バクテリオ−/l/ (J、 Bacte
riol)第134巻、第1141頁(1978年)参
照)。 このBam HI7ラグメントは、LSRUB
ISC○ 遺伝子及びそのプロモーターを運搬する。そ
れは、ATPアーゼ及びそのプロモーターの1494 
塩基対(54kd ポリペブタイドのためにコード化す
る)−?−ターサブユニットの1098  塩基対(3
6,6ka JIJdブタイドのためにコード化する)
も運搬する。これらの2種の構造遺伝子間で、157塩
基対DNA配列は、2種の遺伝子のためのプロモーター
及び明らかに非転写、非本質のDNAの短い配列を運搬
する。これは1本発明に従う外来遺伝子の組込みのため
のcp ゲノム中の目標配列である。
次のサブクローニングは、pFc034B よシなされ
る。BamHI9フラグメントの±Ill Iエフラグ
メントに対する937塩基対EcoRI f、プラスミ
)−”pFcc41を与えるpBR327のBam H
工部位に対するEcoR工へクローニングした(第5図
)。サブクローニングされたフラグメントは、転写のな
い組込み領域と転写開始部位及びatpBとrbcL遺
伝子のその他の部分を含む。
E、 coliを用いての実験で、我々は、トランスポ
ゾンTn 5が高周波数において均質化することを発見
した。従って、我々は、Tn 5を担持するE、  c
oll、菌株中でプラスミドを増殖させることにより、
均質化によりTn 5をpFCC4,1中へ挿入する方
法を選択する。このように、して、我々は、cpDNA
のサイレント領域中へTn 5が挿入した分子を選定す
ることができだ。Tn 5担持菌株であるE、C01i
 UNF 510中へプラスミ)’pFCC41を伝達
した。1 mq / atのカナマイシ/及び100μ
g/me  のアンピシリンを含むルリア(Luria
)寒天平板にUNF510 を塗布した。37℃での一
晩のインキュベーションで増殖したコロニイを継代培養
し、それらのDNA1ミニプレプ(mini−prep
)沸とう法により単離した。EcoR工及びXho工に
よる制限分解に次いで、DNAを、トリス・アセテート
緩衝液中のアガロースゲル上に流布した。試験した70
0のクローンのうちで、426のプラスミド9がTn 
5を有していたが、そのうちわずか300のものがc 
p D N A挿入体中に位置したTn Sを有してい
た。これらのクローンの制限マツピンクは、cpDNA
  挿入体の転写サイレント領域中に、またはそれに接
近してトランスポゾンが挿入した10のクローンを同定
した。これらを、さらに研究するために選定した。Tn
 5が挿入したクローンは、 「pFC:C41: :Tn5J (第1A図)と称さ
れてきており、挿入体のlOのクローンは、■からIO
までの番号が付された。第6図は、 rbcLとatp
 Bとの間の157 bp領域内での、これら10のク
ローンのそれぞれにおけるTn 5挿大の概略位置を示
している。除草剤耐性コード化DNAも、第1A図に点
線で示したように、Tn S中へ挿入されうる。
Tn 5挿大体の分析 未切断pFGC41: :Tn 5プラスミドは、アガ
ロースゲル上で電気泳動したときに、種々の多娼二体形
を示したが、単量体形金示さなかった。制限酵素で切断
したときには、これらのプラスミドは、pFcc41 
: :Tn 5及びpF CC41のそれぞれの寸法で
ある9、5kb及び3.81cbのところにバンドを有
する。
予想されえたように、Tn 5は均質化によシブラスミ
ドポピユレーションの全体にわたって拡がらなかった。
各回毎に単離されたコロニイから始めてAPHIIにつ
いて選択しながら行なった10回の継代培養、ならびに
I X 10”’の稀釈を経た10回の継代培養の後、
プラスミドの両ポビエレーション、すなわちpFcc4
1及びpFcc41::Tn5は、なおもほぼ等しい位
置に存在していた。これらの結果は、E、 C011菌
株MM294及びGM 4 (recA)の両方で得ら
れた。
pFCC41及びpF’cc41 : : Tn 5 
の混合ポピユレーションを、そのDNAをEcoRI 
(各DNA分子を一度に切断する)で切断し;アガロー
スダル上で寸法によってプラスミド#ヲ分離し;pF’
cc41::Tn5を精製し;そのDNAを稀釈し;自
己結紮させ;このDNAを昼二三中へ伝達し;そしてカ
ナマイシン耐性及びアンピシリン耐性について選択する
;ことによシ分離した。この方法からもたらされたすべ
てのクローンはpFcc4t::Tn5であった(一つ
のプラスミド9ポピユレーシヨンのみ)。これらは非常
に安定であp、GM4中及びMM294中に存在する。
このlOの候補クローンをさらに研究して、どの挿入物
がrbcL及びatpB遺伝子の転写を障害しないかを
決定した。lOすべてのクローンを配列分析して挿入位
置を同定した。Slマツピング、イン・ビトロ(試験管
内)転写/翻訳検定、及びpF’cc41 : : T
n S上のrbcL遺伝子の下流側に挿入したクロラム
フェニコール耐性遺伝子についての検定等を含む多くの
方法を用いて、遺伝子の転写に及ぼす挿入の影響を試験
した。これらの研究から、各々、−21/−22及び−
40/−41の位置(rbcL転写開始部位から測って
)にTn5を挿入して有する二つのプラスミド、≠1及
び≠4は、rbc L遺伝子またはatpB遺伝子のい
ずれの転写も妨害しないことが示された。
タバコ・ベクター 第7図において、プラスミ)”pFcc71は、タバコ
植物体の葉緑体を伝達するように特異的に設計されたは
フタ−である。pFCC41はpFcc41::Tn5
Φ4に構造的に類似であるが、pFcc71は、ニコチ
アナ・タバクム(Ntcotia−na tabacu
m ;タバコ)の葉緑体ゲノムのDNAを含んでおシ、
このものはそのベクターをニコチアナ・タバコ葉緑体中
へ組込むことを可能とする。pFcc41 : : T
n 5≠4におけるように、トランスポゾンTn 5は
、Z、 mays  葉緑体ゲノムの転写サイレント領
域中へ挿入されるが、pFCC41においては、このサ
イレント領域は、rbc して側面を迂回される。Z、
 mays のサイレント領域はN、タンパクムのサイ
レント領域の非常に類似している。従ってI)FCC7
1上のバイブリドDNA配列全体は、タバコ葉緑体ゲノ
ム中への示向組込みのために適当である。pFcc71
  は、Z。
mays転写サイレント領域、カナマイシン耐性遺伝子
含有Tn5  トランスボゾン、及び所望の異質遺伝子
の挿入のためのユニークBam HI部位を与えるpF
’cc41::Tn≠4から;及びN、タバクム配列の
ためのストレージベクターであるpEH37Bから;誘
導された。pFCC71の構成は、まずタバコの生育か
ら始めて、以下に説明する。
タバコの生育 タバコ葉緑体を形質転換するためのベクターを創製する
第1工程はタバコの生育である。ニコチアナ・タバクム
(Nicotiana tabacum)(Ms Bu
r−1ey X Ky 10)  を生育キャビネでコ
ーネルピートーライトミックス(CornellPea
t−xite Mix)中にて28℃/16時間明、1
6℃78時間暗の周期で合計12〜16週間生育した。
浅いトレーに種を播き、1ケ月目に最も元気の良い若い
植物体を1ポツト当たり1本の割で移植した。最大の葉
が約1インチ×4インチで、植物体の高さが約18イン
チとなったところで葉を収穫の前2日間は澱粉含有量を
減じるために植物体を暗所におい   ・た。
タバコ葉緑体およびタバコcpDNAの単離トウモロコ
シについて上記したのと同様の方法によってタバコ葉緑
体を単離し、該葉緑体からDNAを単離した。
タバコcpDNA のクローニング 上記したトウモロコシの配列に対応するタバコ葉緑体ゲ
ノムからの配列を単離することとした。
この配列はrbc L遺伝子とatp B遺伝子との間
にある仮定の転写サイレント(silent)領域を有
しており、また転写開始部位および遺伝子の5′末端を
含む側面配列(flankingsequence)も
有している。タバコでは、この配列は2.lkbのBa
m HIフラグメント上に含まれており、このBan 
Hエ フラグメント全体が更に15.2 kb (7)
 Sad 工6フラグメント上に含まれている。従って
我々はまずSad 工6フラグメントをクローニングす
ることによってBam Hエフラグメントをクローン化
することとした。
ニング 精製したタバコcpDNAをSad工で切断し、pBR
327のSagI部位にクローン化した。小断片をゲル
上で分析したところ、予期した11個の5adIフラグ
メントのうちの5個を同定した。これらはフラグメント
4.6.9.10および11であった。15.2kbの
5adI  6フラグメンIf有するプラスミド”pR
3NtS6  (第8図)を以下のようにしてサブクロ
ーン化した。
グメントをアガロースダル電気泳動にて精製した。
このフラグメントをBamHIで切断し、得られたフラ
グメント1pBR328のBam H工部位にサブクロ
ーン化した。分析したクローンにおいて、問題となる2
、1kl)のフラグメントを含む予期した7個のBam
 HIフラグメント全てを同定した。このフラグメント
を含むプラスミ)’1pR338A(第9図参照)と命
名した。
次いで、以下のようにしてpEH37B (第10図)
を創製した。プラスミ)”pBR327Δ (Ja(第
11図)は、pBR327をCga工で切断し、末端を
フレノウポリメラーゼで修復し、再結合し、そして(J
a工部位が欠失したクローンをスクリーニングすること
によって創製した。次いで、pR338A(第9図)か
らの2.1kbのシニHエフラグメン)kpBR327
Δ旦ムのBamH工部位にクローン化することによって
、所望のフラグメント用の貯蔵ベクターであるpEH3
7Bを創製した。
TSl およびTS2ばatp B  の2つの可能性
のある転写開始部位であり、TS2については既に文献
があり、TS’は我々自身の配列データに基いて同定さ
れた。rbc L遺伝子のための転写開始部位もまたこ
のサブクローン上に含まれている。
pFc066 (第12図および第13図)を創製する
には、pFCC41: Tn5 * 4 f EcoR
I  で切断し、末端をフレノウポリメラーゼで修復し
、そして修復した末端をASp718  リンカ−(G
GGTACCC)に連結した。このベクターi Tn5
の他方の端部においてDra 工で切断し、(Ja工I
Jンカーに連結し、そしてTn5−含有フラグメントに
次いでpEH37B (第10図)を±ユニで切断し、
末端をフレノウポリメラーゼで修復し、Asp718 
 リンカ−に連結し、Asp718およびCga Iで
切断し、そして精製した。pFCC41:Tn5 ≠4
からのTn5−含有フラグメンIf上記のようにしてp
E837Bのプラスミド枠中に挿入した。
pFCC66(第12図)を創製するには、タバコat
pB  遺伝子の2個の転写開始部位のうちの一方(上
流部位にあるTS’)を欠失させた。atpBi発現す
るにはこの部位が極めて重要であることを見い出した。
ベクターによって形質転換された葉緑体中におけるゲノ
ムatp B遺伝子の正しい発現を確実にするために、
pEH37Bの208’bpOCeaI7ラグメントを
pFcc66のCeaI部位に挿入してpFcc71 
(、第7図)を得た。pEH37B(第10図)iHh
aIで切断し、得られた1011bpのフラグメント全
精製し、フレノウポリメラーゼで末端修復し、C6a工
’Jンカーに連絡し、そしてこれをCga工で切断する
ことによって、208bpのCgaエ フラグメントを
得た。得られたフラグメン)ecJaIで切断したpB
R327に連絡して貯蔵ベクターpFcc69A(第1
4図)を得たが、このベクターには208bpの(Ja
I  フラグメントが含まれている。このC1aIフラ
グメントをpFCC69Aから切り出し、pFcc66
の(JaI部位に連結することによってpFc071″
f:得た。
pFcc71は、葉緑体をin vivo  でエレク
トロポレーション法によって形質転換するか或いは単離
した葉緑体をin vitroでエレクトロポレーショ
ン法または葉緑体の外側の膜をカルシウムで透過させる
方法によって形質転換するのに用いうるベクターである
。しかしながら、pFcc71は広宿主領域を用するベ
クターではないので、植物中の細胞自体の葉緑体中にア
グロバクテリウム(Agrobacterium)を介
してDNA1導入するためには用いることができない(
以下に更に詳述する)。この方法の使用を可能にするた
めに、以下にのべるように関連のDNA1広宿主領域を
有するベクターであるpsUPIO4の誘導体、pFc
G73に挿入してpFCC712(第15図)を創製し
た。
pFcC73は第16図に示すように、pSUP104
から創製した。pSUP104をHind [1および
5alIで切断し、末端をフレノウポリメラーゼで修復
し、そしてBglII’Jンカーに連結した。
DNAiBgttmで切断し、稀釈し次いで再連結する
ことによって第16図に示すようなpFCC73を得た
3つのBamHI制限部位を有するpFcc71 ’e
BamHIで部分的に切断し、最大限2個所で切断し、
そしてpFCC,73(第16図)に唯一のBg6■制
限部位でクローン化した。得られたプラスミドは第15
図に示す通シ、pFCC712である。
無作為組込みおよび自律的複製ベクター上記した通シ、
葉緑体ゲノムの転写サイレント領域への異種DNAの挿
入に方向性を有することが望ましい場合があるが、これ
は必須ではない。
第17図に、Tn5から得たカナマイシン耐性遺伝部位
に挿入することによって創製されたpFCC59A ’
i示す。該ベクター上の唯一のEcoRI部位は所望の
異種遺伝子を挿入するだめの部位として作用することが
できる。pFCC59Aは異種遺伝子には存在しない唯
一の制限部位で線状化して、エレクトロポレーションに
よって葉緑体中に挿入することができ、これによシ葉緑
体ゲノム中に無作為に組込まれる。線状化に適した制限
部位にはpBR327のHlndll、 BamHIま
たはEcoRI部位を含む。
第18図に示されるように、pFcc60AはpFcc
59Aと同じTn5 のフラグメントを有しているが、
これはpsUP104に挿入されている。
pFCC60Aは葉緑体中で自律的に複製し、或いは上
記した唯一の制限部位のうちの1つの部位で線状化する
ことによって葉緑体ゲノム中に無作為に組み込まれる。
pFc060B(第19図)はp FCC60Aとは逆
方向にTn5の5a71+■フラグメントヲ有している
所望DNAの葉緑体ゲノム中への組込みを容易にするた
めには、ブキャナンーウォーラストン(Buchana
n−Wollaston)らの米国特許出願箱845.
457号(1986年3月28日出願、 本願の譲受人
に譲渡、該特許出願は参照によシ本明細書中に包含され
る)に記載するように、組込まれたT1 プラスミドの
境界DNAまたは合成の境界DNA1用いることができ
る。第20図に示されるように、ブキャナンーウォール
ストンらの上記特許出願に記載の25bp の合成境界
フラグメントを含む48bpのHlnd [1−Bam
 HI  フラグメントをpsUP104に挿入してp
FH25を得た。
次いでTn5  からの上記Sagエフラグメントe1
)EH25の5alI部位に挿入し、pEH25K(第
21図)を得たが、これは葉緑体中で自律的に複製する
かまたはそのゲノム中に無作為に組込まれる。
第22図に示されるように、pFCC61はTn5から
のカナマイシン耐性遺伝子含有フラグメントを有してお
り、カナマイシン耐性遺伝子のプロモーターを欠いてお
り、そしてカナマイシン耐性遺伝子をよシ効率良く転写
するためにrbc LまたはatpBプロモーターのよ
うな葉緑体プロモーターの挿入用のBggn部位を含ん
でいる。これらのプロモーターは本発明の全てのRフタ
−中の選択マーカー遺伝子の天然型プロモーターと置換
することができ、また所望の異種タンパク質製造の為の
遺伝子の転写を制御するためにも用いうる。
第23図に示されるように、pFCC62はカナマイシ
ン耐性遺伝子のプロモーターを含んでいるが、遺伝子自
体は含んでいない。遺伝子自体は他の選択マーカー用の
遺伝子を挿入するためのBgl■部位で置換されている
他の(フタ− とうもろこしとタバコの葉緑体のサイレント領域に対す
る充分な相同性を有しない植物種の葉緑体への部位特異
的組込みのために、所望の葉緑体ゲノムの転写について
のサイレント領域を利用して上記と同様の方法を使用し
て当業者は(フタ−を造成できるであろう。
所望の異種遺伝子はこれらのプラスミド9のトランスポ
ゾン訪導部分のBamHI部位または他のいくつかの都
合の良い部位に挿入できる。
葉緑体の形質転換 無作為な組込みと自律的複製のための上記ベクターを使
用していかなる植物種の葉緑体を形質転換することもで
きる。部位特異的組込みのための上記ベクターを使用し
て特定の植物種の葉緑体を形質転換できる。プラスタ)
”pFCC41: : Tn 5≠4およびその誘導体
を使用してとうもろこし葉緑体を形質転換でき、又、も
ろこしおよび米の葉緑体(とうもろこしのatp B 
−rbc Lサイレント領域に対する相当な相同性があ
ることが知られている)も形質転換できる。pFCC7
1とpFC,G712 およびこれらの誘導体を使用し
てタバコ葉緑体を形質転換することができる。これらの
ベクターを使用すれば、とうもろこしまたはタバコ葉緑
体ゲノムのサイレント領域に対する充分な相同性を有す
る葉緑体を有するいかなる植物種の葉緑体をも形質転換
できる。
葉緑体の外層膜に電気的に孔をあけることあるいは該膜
をカルシウムで透過性にすることによって、単離された
葉緑体および/またはプロプラスチドは上記ベクターを
使用してin vitroで形質転換される。これらの
葉緑体は、たとえば電気的融解によって植物a胞原形質
体に挿入できる。形質転換体は選択マーカー(すなわち
カナマイシン耐性)によって選択される。
上述の如く、これらのプラスミドで葉緑体を形質転換す
るために葉緑体を単離する必要はないかもしれない。最
近の報告(デブロック(DeBlock)ら、EMBO
ジャーナル(Journal) 4 : 1367゜1
985)  はアグロバクテリウム・ツメファシェンス
(Agrobacterium tumetacien
e)放出系によって導入されたDNAは無傷の植物細胞
の葉緑体に入っていけることを示している。この方法を
使用するために、目的とするDNA−1上述の如くpR
K290またはpsUP104のような広宿主領域のベ
クターに移してアグロバクテリウム・ツメファシェンス
における複製を可能にしなければならない。得られたプ
ラスミドを次いでアグロバクテリウム・ツメファシェン
ス株たとえばT−DNA領域を削除して共培養しても植
物lli′!瘍全形成しないようにしたT1 プラスミ
ド、すなわちpLBA4404 を有するLBA440
4に移す。(pLBA4404 及び2種共培養はヘー
ケマ(Hoekema)ら、(1983)ネイチ−? 
−(Nature) 303゜5913)  に記載さ
れている。)しかし、pLBA4404 は、本発明の
ハイブリッドプラスミド9のアグロバクテリウム・ツメ
ファシェンスLBA4404から宿主植物細胞への移行
に不可欠な生来のTi ” vir”  (ビルレンス
のための)機能全保有している。上記ハイブリッドプラ
スミドを含むアグロバクテリウム・ツメファシェンスを
次いで植物細胞とともに共培養してハイブリノドプラス
ミドヲ植物細胞に挿入し、該細胞においてプラスタKD
NAは葉緑体染色体に組込まれる。形質転換体は選択マ
ーカーによって選択される。
葉緑体ゲノムへの組込みは上述の如く生じる。
葉緑体D N A、たとえばベクター上のrbc Lお
よびatpB遺伝子は、該ベクターを染色体上の相当す
る相同性領域に向わせる。次いでベクターのTn5  
部分は所望のDNA(カナマイシン耐性遺伝子及び異種
遺伝子の挿入のための部位)lrbcLおよびatpB
遺伝子のプロモーターの間の染色体の転写上のサイレン
ト領域に挿入する。他には、無作為な組込みが生じ、あ
るいは自律複製ベクターの場合には何ら組込みはあり得
ない。
植物再生 形質転換体の選択に次いで、植物細胞(原形質体または
他の細胞)を成熟細胞の再生を生ぜしめる条件下に培養
する。そのような方法としてはたとえばカルス培養物か
らのタバコ植物の再生のための方法が知られている。(
たとえば1プラント・ティシュ−・カルチャー:メリッ
ズ・エンド・アプリケーションズ・イン・アグリカルチ
ャー1゜トレボー・A・ソープ編、アカデミツク・プレ
ス出版、ニューヨーク、  1981(”Plant 
Ti5sueCub−ture: Methoas a
nd Application 1nAqricult
ure’、 Trevor A、 Thorpe、 e
d、。
Academic  Press、  Nevr  Y
ork、  1981  ;  )、 特にO,L、ガ
ンボーグ(Gamborg)とJ、P、シラツク(Sh
yxuk)によるp21〜44とp33の章を参照せよ
。)その葉緑体が本発明のベクターの組込まれたDNA
を含む得られた成熟植物は葉緑体DNAからの所望の異
種遺伝子を発現する。
大腸菌(E、coxt) HB 101のベクターpF
cc41::Tn5す4およびpFcc71は1986
年6月10日にアメリカン・タイプ・カルチャー・コレ
クション(メリーランド州、ロックビル)に寄託され、
各々ATCC番号67130および67129、として
受理された。出願人の譲受人であるバイオチクニア・イ
ンターナショナル社(BioTechnicaInte
rnational、 Inc)は、これらの培養物が
特許権存続期間終了前あるいは培養物についての最後の
申請後5年、すなわち30年経過前(いずれが長いにし
ても)に死滅したら、差し換える責任    ゛および
特許の授与について寄託機関に知らせてその時点で寄託
物を公衆が入手できるようにする責任を承認している。
その時点まで、寄託物は37CFRセクション1−14
および35USCセクシヨン112の下に特許庁長官が
入手できるものとされよう。
他の具体例も本発明の範囲に入るものである。
【図面の簡単な説明】
第1a図および第1b図は、除草剤耐性遺伝子を有する
fa)、有さない(1))の本発明のベクターの構造お
よび組み替えの模式図である。 第2図は、遺伝子それぞれの位置を示すとうもろこし、
ホウレンソウ、エンドゝつ豆、タバコの遺伝子の模式地
図である。TSは転写開始部位であり; atpBはβ
−ATPaseをコート” L/ ; rbc Lはリ
ブロース ビフォスフエイト カルボキシラーゼの大き
いサブユニットをコードする。遺伝子の位置は点線内に
示した。 第3図および第4図は2種のとうもろこし葉緑体遺伝子
の位置も含むクローンされたDNAを有するベクターの
模式図である。 第5図は、第3図および第4図のベクターのサブクロー
ンの模式図である。 第6図は、第5図のにフタ−の遺伝子位置へのトランス
ポゾンTn5  の挿入部位を例示している。 第7図は、クローンされたタバコ葉緑体DNAを含む本
発明のベクターの模式図である。 第8−14図は、第7図のベクターの組み替えで用いら
れる中間体の構造と組み替えの模式図である。 第15図は、本発明の広宿主域ベクターの模式第16−
23図は、葉緑体DNAを含まない、本発明のはフタ−
、あるいはそれの組み替えに用いる中間体の模式図であ
る。 (外4名) ゛図面の浄書(内容に変更なし) pFcc41 :: Tn 5 IGlb 下記a物f11化与潜り市場−サイで 1!り載ん雫  、52 bp           
FIG  2え紀ビな立、   152bQ りI?コ   146 bl) pFcc34AFIG3 pFCC34BFIG4 47.6Kd IG 5 Fcc41 bcL IG  6 ■ 7 bp IG 8 pR’3Nls6 pR538A FIG 9 1G IQ pE8378 FIG 12 pFcc66の遇へ pFCC4ビTn5”4        pE837B
総合 FCC66 2、Cc66FIG13 、、co7.2FIG 15 FIG 20 pFccaIFIG 21 pFCC62 FIG 23 手続補正書□ 2、発明の名称 葉緑体の形質転換 3、補正をする者 事件との関係  出 願人 住所 名 称 バイオテクニカ・インターナショナル・インコ
ーホレーテッド 4、代理人 住所  東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手町
ビル 206号室

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)色素体のゲノムが異種DNAを含んでいる色素体
    を有する植物。
  2. (2)前記異種DNAが選択可能なマーカータンパクを
    コード化するDNAを含んでいる特許請求の範囲第1項
    記載の植物。
  3. (3)前記異種DNAが所期の異種タンパクをコード化
    する遺伝子挿入のための部位を有する特許請求の範囲第
    1項記載の植物。
  4. (4)前記所期異種タンパクをコード化する遺伝子が前
    記の部位に挿入されている特許請求の範囲第3項記載の
    植物。
  5. (5)前記色素体が葉緑体である特許請求の範囲第1項
    記載の植物。
  6. (6)色素体のゲノム中にその一部分を組込むことがで
    きるベクターであって、該ベクターが選択可能マーカー
    タンパクをコード化する遺伝子を含むトランスポゾンを
    含みかつ該選択可能マーカー蛋白をコード化する遺伝子
    のいずれかの部位に挿入配列を持ち、更に該ベクターは
    該挿入配列のいずれか側において、前記色素体のゲノム
    のDNA領域と同種のDNA領域をいっしょに含んでい
    る第1及び第2のDNA領域を含んでいることを特徴と
    するベクター。
  7. (7)前記トランスポゾンが、所期の異種タンパクをコ
    ード化する遺伝子の挿入のための部位を含んでいること
    を特徴とする特許請求の範囲第6項記載のベクター。
  8. (8)前記所期の異種タンパクをコード化する遺伝子が
    前記部位に挿入されている特許請求の範囲第7項記載の
    ベクター。
  9. (9)前記色素体が葉緑体である特許請求の範囲第8項
    記載のベクター。
  10. (10)前記所期の異種タンパクが化学反応に関与し、
    葉緑体外よりも葉緑体内でより効果的に該反応が生じる
    特許請求の範囲第9項記載のベクター。
  11. (11)特許請求の範囲第6項のベクターの組込まれた
    部分にそのゲノムが組込まれているプラスミド。
  12. (12)前記色素体が葉緑体である特許請求の範囲第1
    1項の色素体。
  13. (13)特許請求の範囲第11項の色素体を含有する植
    物細胞。
  14. (14)特許請求の範囲第13項の複数の細胞からなる
    植物。
  15. (15)(a)植物から色素体を単離し、 (b)該色素体を特許請求の範囲第6項のベクターで形
    質転換することから成る、所期の遺伝子を発現する細胞
    から成る植物の造成方法。
  16. (16)前記色素体が葉緑体である特許請求の範囲第1
    5項記載の方法。
  17. (17)異種DNAで形質転換される色素体。
  18. (18)該色素体が葉緑体である特許請求の範囲第17
    項の色素体。
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