JPS6393797A - 塩基性ペプチドの精製法 - Google Patents

塩基性ペプチドの精製法

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JPS6393797A
JPS6393797A JP24012186A JP24012186A JPS6393797A JP S6393797 A JPS6393797 A JP S6393797A JP 24012186 A JP24012186 A JP 24012186A JP 24012186 A JP24012186 A JP 24012186A JP S6393797 A JPS6393797 A JP S6393797A
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JP
Japan
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basic peptide
aqueous solution
solution
basic
aqueous
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JP24012186A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Kimura
仁 木村
Tatsu Kishida
喜志多 達
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は医薬として有用なペプチド、詳しくはセクレチ
ン(5ecretin)77ミリーに関連する塩基性ペ
プチドの精製法に関する。
(従来の技術及びその問題点) 最近のペプチドホルモンに関する研究の進歩により、消
化管に存在する4ゾチドホルモンの多くは、脳にも存在
し、逆に脳で発見されたホルモンの多数が消化管にも認
められることが判9、これらのホルモンは脳−腸管ペプ
チド(Brain−gutpeptide)と呼称され
、これらホルモンに関する研究が神経内分易学として脚
光を浴びている。
従来よりセクレチンファミリーに属するペプチドホルモ
ンとしては、セクレチン、ムットブイらヨーロピアンノ
ヤーナルノぐイオケミストリー(Mutt、V。
et a)、、 Eur、 J、 Biochem、、
) 15.513(1970)、VIP、ヨーロピアン
ツヤ−ナルバイオケミストリー(Eur、 J、 Bi
ochem、、)42 、581 (1974)、PH
I。
(ペプチドヒスチジンイソロイシン)タケモトらプロシ
ーデングナショナルアカデミーサイエンスユーエスエイ
(Takemoto、に、 et aJl、、 Pro
c、 Natl、 Acad。
Sci、、 U、S、A、、)Vol、  78.41
1 、6603(1981)及びPHM (ペプチドヒ
スチノンメチオニン入ノブユキアイらネイチ−? −(
Nobuyuki、 1. et ai、、Natur
e、)Vol、304.547(1983)が知られて
いる。
これら塩基性ペプチドの精製法としては「被ゾチド合厄
」(泉屋信夫ら著、240頁(1975年〕、丸善株式
会社〕、[ペプチド合成の基礎と実験」(泉屋信夫ら著
、176頁(1985年)、丸善株式会社)などに一般
的手法という形式で記載されているが、いずれも少量で
の精製法であり、本発明者等の意図する大量の塩基性ペ
プチドの精製法としてはその利用が困難である。
(問題を解決するための手段) 本発明者らは塩基性ペプチドの精製に関し鋭意研究の結
果、陽イオン交換樹脂によるからムクロマトグラフを行
なうことにより塩基性ペプチドを高度に純化することを
見出し、さらに、該塩基性ペプチドを高速液体クロマト
グラフィにかけることにより微量の不純物を除去するこ
とができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は種々の合成法により合成された塩基性ペプチド
の精製法に使用することが出来るが、その代衣例として
固相合成法によシ合成されたVIPの精製法について述
べるが、これらについて限定するものではない。
本発明での精製の対象として塩基性アミノ酸の一種であ
るVIPは28個のアミノ酸残基からなる分子量332
5.8の塩基性ペプチドで次に示すようなアミノ酸配列
を有する。
本VIPは血流増加、血圧低下作用を有する塩基性に7
°チドである(特開昭56−128721参照〕。
本発明に使用したVIPはメリフィールド(Merri
f 1eld、R,B)固相合成方法〔ジャーナルオブ
アメリカンケミカルンサイティ(J、of Amer*
 Chem。
Soc、、)85.2149(1963))に従い、以
下の如くして合成した。即ち、C末端アミノ酸(アミノ
基を保護したもの〕をそのカルボキシル基によって、不
溶性担体に結合させ、次いでアミン保護基を除去した後
、アミノ酸配列に従い順次アミン基保護アミノ酸を、そ
の反応性アミン基及び反応性カルボキシル基との縮合反
応により結合させ、一段階ずつ合成し、全配列を合成し
た後、ペプチドを不溶性担体からはずすことによ5W造
される。ここで用いられる不溶性担体としてはベンズヒ
ドリルアミン系樹脂を用いることができる。
ペプチド合成において側鎖官能基を有する各アミノ酸、
例えばHis 、 Ser 、 Asp 、 Thr 
、 Arg及びLysは、その側鎖官能基を保護してお
くのが好ましく、これは通常の保護基により保護され、
反応終了後肢保護基は脱離される。また反応に関与する
官能基は、通常活性化される。これら各反応方法は、公
知であり、それらに用いられる試薬等も公知のものから
適宜選択される7オーニアーらペゾメイド(Fourn
ier、 A、 et a)、 Peptides、)
Vol 5゜169(1984年)、コイらインターナ
ショナルジャ〔 −ナルオブペグタイト リサーチ)Coy、 D、H,
、at BJ、。
Int、 J、 Peptide Res、、)■、7
3(1980年ン参照。
本発明によるVIPの精製法はまず不溶性担体からはす
されたペプチドを酸性水溶液で抽出し、不溶性担体から
分離する。酸性水溶液としては酢酸ギ酸、トリフロロ酢
酸もしくは塩酸等の水溶液である。続いて酸を減圧下に
除去後、残査に水又は有機酸アンモニウム塩水溶液を加
えて溶解させる。
有機酸アンモニウムとしては酢酸アンモニウム、ギ酸ア
ンモニウムなどがある。該水溶液を弱陽イオン父換樹脂
にかけて吸着させる。弱陽イオン交換樹脂としてはセル
ロースに解離基としてカルボキシメチル基を導入したイ
オン交換体であるCM−セルロースや、架橋デキストラ
ンに解離基としてカルぎキシメチル基を導入したイオン
交換体であるCM−セファディックスや親水性水酸基を
多数持つポリビニール系の合成ポリマーグルに解離基と
してカルボキシメチル基を導入したイオン交換体である
CM−)ヨパールなどがある。
次いで吸着した物質を有機酸アンモニウム塩水溶液で溶
出せしめる。次に溶出物より減圧下に、ギ酸及び酢酸な
どの有機酸およびアンモニアを除く。これらの一連の操
作により目的とする塩基性ペプチドが得られるが、この
ものは純粋に精製されるが微量の不純物は除かれていな
い。必要に応じて微量に含まれる不純物を除きより精製
度を上げるためには逆相系のからムであるODS −1
20Tからムを用いた高速液体クロマトグラクイ(以下
HPLCと略)を用いることによりこの不純物を除くこ
とができる。
(実施例) 以下具体的実施例によって本発明をさらに説明する。
実施例 1、不溶性担体からVIP画分の抽出(第1図参照〕側
鎖官能基が保護されたVIPを結合した不溶性担体(5
,Oj’)を公知の方法〔「ペプチド合成の基礎と実験
」(泉屋信夫ら著、225頁(1985年)、丸善株式
会社〕〕で処理し、0.1モル酢酸水溶液(170ml
)で抽出した。抽出液を減圧下に凍結乾燥しVIP画分
(1) 2.29を得た(斜称部VIP、)。
2、イオン交換クロマトグラフィー(第2図参照)約2
60PのCM−):lパール−65OS (東洋曹達製
)を水で膨潤させた後、0.1モル酢酸アンモニウム水
溶液にて平衡化し、3.2crnφX33cn1のから
ムに充填した。このからムに上記画分(1) 2.22
の0.1モル酢酸アンモニウム水溶液(20mA’)を
ロード後、60rnl!の0.1モル酢酸アンモニウム
水溶液で洗滌した。次に0.2モル酢酸アンモニウム水
溶液500mJ、続いて0.25モル酢酸アンモニウム
水溶液2000m/で溶出した。溶出液は約9 rnl
ずつ分取した。各分画は254 nmおよび280nm
における吸光度と、各分画から10μjを取シ、HPL
Cにより下記の条件で分析し、VIP量を測定した。か
らムはTSK gel ODS −120T (0,4
6X25crIt)(東洋曹達製)を用い、アセトニト
リル−0,1%トリフロロ酢酸水溶液(混合比28ニア
2)にて分析定量した。この様にして分析した結果を第
3図に示した。
上記の分析に従い画分180〜259(720m/)f
集め減圧下に凍結乾燥し有効画分(■) 420 m9
を得た。
3、 HPLCによる不純物の除去 分収用からムとしてTSK gel−ODS −120
T(2,15X30cm)(東洋曹達製〕を用い、高速
液体クロマトグラフィ(HPLC、ベックマンシステム
332)による微量不純物の除去を行なった。
0、1 % ) +) 70口酢酸水溶液4.2 ml
に上記有効画分(It)(4207りを溶解した。この
溶液約0.2mlを上記分取用からムにロードし、アセ
トニトリル−0,1%トリフロロ酢酸水溶液(混合比3
ニア)で溶出した(流速8 ml /分〕。メインのピ
ークを分取し、減圧下にアセトニトリル、0.1%トリ
フ0口酢酸水溶液を除き、精製VIP 221 m9を
得た。
この精製VIPの純度をアミノ酸分析およびHPLCで
測定したところ98%以上であった。HPLCでの測定
結果を第4図に示す。
(発明の効果〕 本発明に記載された方法を用いる事により、これまで塩
基性ペプチドの精製法としてグル濾過クロマトグラフィ
ー、分配クロマトグラフィー、イオン交換クロマトグラ
フィ及び高速液体クロマトグラフィーのうちから数種の
クロマトグラフィーを併用して行なっていた精製法に比
較し、著しく簡便で、かつ大量の塩基性ペプチドの精製
が容易に行なえることが明確にされた。
【図面の簡単な説明】
第1図は未精製のVIPのHPLCのスペクトルである
。 第2図は未精製のVIPのイオン交換クロマトグラフで
ある。 第3図は粗W VIPのイオン交換クロマト処理後(7
) HPLC分析スペクトルである。 第4図は精w vrpのHPLC分析スペクトルである

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、合成法により合成された塩基性ペプチドを分離・精
    製するに当り、 (ア)未精製塩基性ペプチドを酸性水溶液で抽出し、(
    イ)酸性水溶液抽出物を弱陽イオン交換樹脂に吸着させ
    た後、有機酸アンモニウム塩の水溶液で溶出し、 (ウ)必要に応じて、高速液体クロマトグラフィにより
    微量の不純物を除去する、 (ア)、(イ)、(ウ)の工程から成る塩基性ペプチド
    の分離・精製方法。 2、塩基性ペプチドの分子量が300から5,000の
    範囲である特許請求の範囲第1項記載の精製法。 3、塩基性ペプチドがセクレチンファミリーに属するV
    IP(Vasoactive Intestinal 
    Polypeptide)である特許請求の範囲第1項
    記載の精製法。 4、工程(ア)の抽出用酸性水溶液が酢酸、ギ酸、トリ
    クロロ酢酸、もしくは塩酸の水溶液である特許請求の範
    囲第1項、第2項、第3項記載の精製法。 5、工程(イ)の弱陽イオン交換樹脂がCMセルロース
    、CMセファデックスもしくはCM−トヨパールである
    特許請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項記載の
    精製法。 6、工程(イ)の有機酸アンモニウム塩がギ酸アンモニ
    ウムもしくは酢酸アンモニウムである特許請求の範囲第
    1項、第2項、第3項、第4項、第5項記載の精製法。
JP24012186A 1986-10-08 1986-10-08 塩基性ペプチドの精製法 Pending JPS6393797A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001837A1 (en) * 2006-06-28 2008-01-03 Kyowa Hakko Bio Co., Ltd. Method for purification of oligopeptide

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