JPS6392721A - 複合繊維 - Google Patents

複合繊維

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JPS6392721A
JPS6392721A JP23662086A JP23662086A JPS6392721A JP S6392721 A JPS6392721 A JP S6392721A JP 23662086 A JP23662086 A JP 23662086A JP 23662086 A JP23662086 A JP 23662086A JP S6392721 A JPS6392721 A JP S6392721A
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JP
Japan
Prior art keywords
nylon
polyester
component
polyamide
composite
Prior art date
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Pending
Application number
JP23662086A
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English (en)
Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
Kenzou Aki
安岐 賢三
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特定のポリエステルとポリアミドとからなる
複合繊維に関するものである。
(従来の技術) ポリエチレンテレフタレートで代表されるポリエステル
とナイロン6やナイロン66で代表されるポリアミドと
からなる複合繊維は良く知られており、一部は工業的に
生産されている。
ところで、近年、ポリアミドとして、ナイロン46(ポ
リテトラメチレンアジパミド)が注目されており、ナイ
ロン46は、ナイロン6やナイロン66に比べて、高融
点であること、加熱による収縮率が小さく寸法安定性に
優れていること、吸湿性が大きいこと等の利点を有して
いる。
このようなナイロン46とポリエステルとを複合紡糸す
れば、従来にない特徴を持った複合繊維 ゛が得られる
ことが期待され、特開昭61−113823号公報には
、ナイロン46を低収縮成分とした1@縮縮性台繊維が
提案されている。
しかしながら9通常のポリエステルとナイロン46とは
親和性が乏しく、紡糸、延伸段階又は製編織段階で両成
分が剥離しやすく2毛羽やループ等の発生で製糸性や加
工性が悪く、製品の品位も低下しやすいという問題を有
している。
また、ポリエステル成分とナイロン46成分とを異色に
染色して変化に冨んだ織物を得る場合。
通常のポリエステルとナイロン46との組み合わせでは
、染色堅牢度が良好で、かつ鮮明な色調の染色織物を得
ることができない。
すなわち、ポリエステル成分を分散染料で染色し、ナイ
ロン46成分を酸性染料で染色することになるが、ナイ
ロン46成分も分散染料で染色されるため鮮明な色調が
得られず、また分散染料で染色されたナイロン46は染
色堅牢度が悪い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、ポリエステルとナイロン46とからなる複合
繊維における上記のような問題を解消し。
製糸性や加工性が良く、かつ風合、外観、耐熱性。
寸法安定性、吸湿性等の改良されたポリエステルとナイ
ロン46とからなる複合繊維を提供しようとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記の目的を達成するために鋭意検討の
結果、互いに親和性を有し、塩基性染料で染色し得る5
−アルカリメタルスルホイソフタル酸成分を共重合した
ポリエステルと優れた特性を有し、酸性染料で染色し得
るナイロン46とからなる複合繊維により上記の目的が
達成されることを見出し9本発明に到達した。
すなわち2本発明は、5−アルカリメタルスルホイソフ
タル酸成分を共重合したポリエステルとナイロン46又
はこれを主成分とするポリアミドとからなる複合繊維を
要旨とするものである。
以下2本発明について詳細に説明する。
本発明における5−アルカリメタルスルホイソフタル酸
成分を共重合したポリエステルを構成するベースとなる
ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−
ナフタレートポリ−p−エチレンオキシベンゾエート、
ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレ
ート等が挙げられる。また、5−アルカリメタルスルホ
イソフタル酸成分としては、5−ナトリウム又はカリウ
ムスルホイソフタル酸及びそれらのエステル形成性誘導
体が挙げられる。そして、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸成分を共重合したポリエチレンテレフタレート系
コポリエステルが汎用性の点で最も好ましい。
5−アルカリメタルスルホイソフタル酸成分の共重合割
合は、ナイロン46との親和性及び塩基性染料による染
色性を考慮するとコポリエステルを構成する酸成分の1
〜6モル%、特に1.2〜4モル%が適当である。
本発明におけるポリアミドは、ナイロン46及びこれを
主成分とするポリアミドである。ナイロン46を主成分
とするポリアミドとは、ナイロン46を主成分とした共
重合ポリアミド及び混合ポリアミドを意味し、融点が2
80℃以上のものが好ましい。
共重合成分としては、ε−アミノカプロン酸。
ω−アミノオクタン酸、ω−アミノウンデカン酸。
ω−アミノドデカン酸などのアミノ酸及びそれらのラク
タム、m−又はp−アミンベンゼンカルボン酸、ヘキサ
メチレンジアミン、m−又はp−フェニレンジアミン、
m−又はp−キシリレンジアミンなどのジアミンとセバ
シン酸、テレフタル酸。
イソフタル酸、ナフタル酸などのジカルボン酸との等モ
ル混合物又は塩などが挙げられる。また。
混合することのできるポリアミドとしては、ナイロン6
、ナイロン66、ナイロン8.ナイロン12゜ナイロン
610などが挙げられる。
共重合又は混合成分の量は、ポリアミドの融点が280
℃以上、好ましくは285℃以上となるように設定され
るが9通常、20重量%以下である。融点が280℃以
下になると耐熱性が悪くなるため、好ましくない。
また9本発明におけるポリアミドは、製糸性及び強度特
性の点で固有粘度(96%硫酸を溶媒とし。
25℃で測定)が1.0〜2.0.好ましくは1.1〜
1.7のもの力(適当である。
複合繊維におけるポリエステルとポリアミドとの割合は
、目的、用途に応じて選定されるが、製糸性の点で、7
0/30〜30/70の重量比が好ましい。
このような複合繊維は、ポリエステル成分とポリアミド
成分とを複合溶融紡糸装置によって、常法に従って溶融
紡糸し、延伸するか、高速紡糸により延伸を省略する方
法で得ることができる。
複合の形態は、サイドバイサイド型、芯鞘型。
海島型、多分割型環、目的、用途に応じて選定され、具
体例を示せば9次のとおりである。
■捲縮糸の製造 サイドバイサイド型又は偏心芯鞘型の複合糸とし、熱処
理すると9両成分の熱収縮率の差により。
捲縮糸が得られる。
(本発明におけるポリエステルとポリアミドとは親和性
が良好であるため、成分間の剥離によるトラブルは生じ
ない。) ■混繊糸の製造 サイドバイサイド型又は多分割型のような両成分が表面
に露出した複合糸とし、軽度のアルカリ水溶液処理をす
ると両成分の溶解性の差により。
両成分が分割され、混繊糸が得られる。(アルカリ水溶
液処理は1通常、布帛にした状態で行われる。
そして、得られた混繊糸(布帛)を塩基性染料及び酸性
染料で染色すると異色染め製品が得られる。
■極細糸の製造 海島型又は多分割型の複合糸とし、一方の成分を完全に
溶解すると極細糸が得られる。
■風合等の改良された繊維の製造 適宜の複合形態で、複合割合を適当に選定することによ
り、ポリエステルの腰、シャリ感とナイロン46の耐熱
性1寸法安定性、吸湿性等が生かされた風合等の改良さ
れた繊維が得られる。
なお、複合繊維の断面形状は1円形に限られるものでは
なく、異形断面、中空断面等でもよい。
(実施例) 次に、実施例によって1本発明を具体的に説明する。
実施例 5−ナトリウムスルホイソフタル酸成分を2.0モル%
共重合したポリエチレンテレフタレート系コポリエステ
ル(フェノールとテトラクロロエタンとの等重量混合物
を溶媒とし、25℃で測定した固有粘度が0.70のも
の)Aとヘキサメチレンアジパミド成分を5.0モル%
共重合したナイロン46系コポリアミド(融点が290
℃で、固有粘度が1.3のもの)Bとをエクストルーダ
ー型複合溶融紡糸機に供給し、溶融温度310℃で、第
1表に示したサイドバイサイド型三葉状断面の複合糸(
一方の成分が三葉状で他方の成分が扁平状)を紡出し。
1000a+/minの速度で未延伸糸を巻き取った。
次いで、この未延伸糸を延伸温度90℃、延伸倍率3.
2倍の条件で延伸し、 75 d/16 f 、強度3
.4〜4.0g/d、伸度28〜33%の延伸糸を得た
(紡糸、延伸時には9両成分の分割は認められずループ
、毛羽、糸切れ等は発生せず、製糸性は良好であった。
) 第1表 得られた延伸糸を用いて、経110本/;ン、緯100
本/!′の織密度でタフタを製織し、精練後、4%の水
酸化ナトリウム水溶液中で、98℃、3分間の条件で処
理した。
(精練の段階では1両成分の分割は認められなかったが
、水酸化ナトリウム水溶液による処理により1両成分が
ほぼ完全に分割された。)続いて、この織物を青色塩基
性染料を含む浴中で、120℃、1時間の条件で染色し
、さらに赤色酸性染料を含む浴中で、100℃、1時間
の条件で染色した。
得られた染色織物は、ボリューム感に冨んだ風合を有し
、腰のあるものであり、また、青色と赤色とが細かく混
在した。高級感のある色調を示した。
比較例 実施例の1lhlにおいて、Aの代わりに通常のポリエ
チレンテレフタレートを使用して、紡糸、延伸したとこ
ろ、延伸時に両成分がほぼ完全に分割され、ループや毛
羽が多発した。
(発明の効果) 本発明によれば、ポリエステルとナイロン46の双方の
特徴が生がされた複合繊維を容易に製造することが可能
となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)5−アルカリメタルスルホイソフタル酸成分を共
    重合したポリエステルとナイロン46又はこれを主成分
    とするポリアミドとからなる複合繊維。
  2. (2)ポリエステルが5−ナトリウムスルホイソフタル
    酸成分を1〜6モル%共重合したポリエチレンテレフタ
    レート系コポリエステルである特許請求の範囲第1項記
    載の複合繊維。
  3. (3)ポリエステルとポリアミドとの複合比が重量比で
    70/30〜30/70である特許請求の範囲第1項記
    載の複合繊維。
JP23662086A 1986-10-03 1986-10-03 複合繊維 Pending JPS6392721A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017190647A1 (zh) * 2016-05-05 2017-11-09 东丽纤维研究所(中国)有限公司 一种芯鞘复合纤维及其织物
JP2020032558A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 富士電機株式会社 樹脂成形金型及び成形方法

Cited By (3)

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WO2017190647A1 (zh) * 2016-05-05 2017-11-09 东丽纤维研究所(中国)有限公司 一种芯鞘复合纤维及其织物
CN108884599A (zh) * 2016-05-05 2018-11-23 东丽纤维研究所(中国)有限公司 一种芯鞘复合纤维及其织物
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