JPS6391380A - 4−オキソ−4h−ピラン−3−カルボキサミド化合物を製造する方法 - Google Patents

4−オキソ−4h−ピラン−3−カルボキサミド化合物を製造する方法

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JPS6391380A
JPS6391380A JP23771786A JP23771786A JPS6391380A JP S6391380 A JPS6391380 A JP S6391380A JP 23771786 A JP23771786 A JP 23771786A JP 23771786 A JP23771786 A JP 23771786A JP S6391380 A JPS6391380 A JP S6391380A
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幸久 後藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は4−オキソ−4H−ピラン−3−力ルボキサ
ミド化合物の新規な製造法に関するものである。この発
明によって得られる化合物は医薬、農薬あるいはそれら
の合成中間体として有用である。
(従来技術) この発明に係る4−オキソ−4H−ピラン−3−カルボ
キサミド化合物を製造する方法としては従来幾つかの方
法が報告されている。エイ、マラムス(A、 Ma l
 l amS)等はアセトアセトアニリド誘導体の成る
ものが、ポリリン酸と加熱下に処理することによって、
対応する2、6−シメチルー4−オキソ−4日−ピラン
−3−カルボキサミド化合物を与えることを見出してい
る[ジャーナル、オブ、オルガニック、ケミストリー(
J。
OrQ、Chem、>、29.3548および3555
 (1964)参照]。アール、ガーナ−(R,Gar
ner)等[ジャーナル、オブ、ザ。
ケミカル、ソサエティ(J、Chem、Soc、)(C
)、186 (1966)参照]はマラムス等の報告が
電子吸づI性の置換基を有するアセトアセトアニリド誘
導体に特徴的な反応であることを支持している。しかし
、この方法によるとき、アセトアセトアニリドそのもの
を用いると、2−ヒドロキシキノリン誘導体i与え、ピ
ロン化合物は生成すら認められていない。
特公昭45−31663号公報はイソシアナート類とジ
ケテンとを酸性触媒の存在下反応させることを特徴とす
る、3.4−シバイドロー2,4−ジオキソ−6−メチ
ル−2日−1,3−オキサジン類および(又は)2,6
−シメチルー4−オキソ−4日−ピラン−3−カルボキ
サミド類(上記公報には3−カルバミル−2,6ジメチ
ルー4−ビロン類としている)の製造法を記載しており
、この併発反応においてO−クロロフェニルイソシアナ
ート、O−ニトロフェニルイソシアナート等のオルト置
換体、m−ニトロフェニルイソシアナート等のメタ置換
体は後者の2.6−シメチルー4−オキソ−4日−ピラ
ン−3−カルボキサミド類への反応が優勢であると観測
している。この方法は原料のイソシアナートが容易に入
手出来る場合には有効であるが、イソシアナートの溝道
が反応選択性に重大な影響を有している結果、一般的に
応用できる方法であるとは言い難い。
また、ジケテンと第1級アリールアミン類との反応成績
体として、2,6−シメチルー4−オキソ−4日−ピラ
ン−3−カルボキサミド化合物が得られることは知られ
ており、次記のごとくアニリン誘導体、アミノトロポン
類、アミノピリジン類についてその反応が詳細が報告さ
れている。
加熱等[薬学雑誌、旦ヱ、1212 (1967)参照
]はジケテンとアニリン誘導体との反応を検討し、塩基
性触媒の存在下ではピリドン型閉環体が得られることを
報告しており、例外として、p−ニトロアニリンは2.
6−シメチルーN−(4−ニトロフェニル)−4−オキ
ソ−4日−ピラン−3−カルボキサミドを与えることを
明らかにしている。
エイチ、トダ(H,TOda>等[ケミカル、アンド、
ファーマシューティカル、ブリティン(Chem、ph
arm、3u I l )19.1477(1971)
参照]はアミノトロポン類のジケテンとの反応を報告し
ているが、4−アミノトロポンおよび2−アミノトロポ
ンを用いた場合には4−ピロン体が得られ、5−アミノ
トロポロンを用いた場合にはピリドン閉環体が得られて
いる。
アミノピリジン類の反応の検討の結果[ティ、カド−(
T、Kato)等[ケミカル、アンド、ファーマシュー
ティカル、ブリティン(Chem。
Pham、Bu I 1.>、201133 (197
2)参照]、2−アミンおよび4−アミノピリジン誘導
体は主として4−ピロン体を生成し、3−アミノピリジ
ン誘導体では主としてピリドン型閉環体を生成すること
が明らからされた。また、異項環アミンの反応性につい
ての知見はアール、エフ、ローエル(R,F、Late
r)等[ジャーナル、オブ、ヘテロサイクリック、ケミ
ストリー(J、Heterocycl ic  Che
m、>1■、291 (1976)参照]の報告にも見
出すことができ、2−アミノ−1,3,4−チアジアゾ
ールが収率は不明ながら4−ピロン体を与える。以上の
ことから明らかなように、ジケテンと第1級アリールア
ミン類との反応は、アリールアミンの構造が反応の選択
性に重要な影響を及ぼし、原料として1級のアリールア
ミン類を用いる限り、この選択性を4−ピロン体生成に
有利となるように変化させることは従来不可能であった
同様にして、前記の方法で反応中間体と考えられるアリ
ールアミン類のアセトアセチル誘導体をジケテンと処理
した場合もアリールアミンの構造によってピリドン閉環
体が得られる場合および4一ビロン体が得られる場合が
報告されている。特筆すべきは、ピリドン閉環体の生成
が不可能である第2級アリールアミンであるN−メチル
アニリンの場合は、4級アンモニウムクロライドを触媒
としてほぼ定量的に4−ピロン体が得られる事実である
ニー、ファウ、デームロウ(E、V、DehmIow)
 、アー、エル、シエモウト(A、R。
shamout>[リービッヒス、アンナーレン、デア
、ヒエミー(1−iebicls  Ann、Chem
、>、2062 (1982)参照]。
また、2,2.6−ドリメチルー1,3−ジオキシン−
4−オンを用いて4−ピロン体を得る反応は知られてい
る。ティ、カド−等[ケミカル、アンド、ファーマシュ
ーティカル、ブリティン(Chem、、Pharm、B
u I 1.>30.1315 (1982)参照]は
、アミド類ならびにそのアセトアセチル体と、2,2.
.6−ドリメチルー1,3−ジオキシン−4−オンとの
反応を検討しており、その中でN−ホルミルアセトアセ
トアミドはN、N−ジメチルアニリン存在下、2゜2.
6−ドリメチルー1,3−ジオキシン−4−オンと反応
し、主生成物としてピリドン型閉環体を、副生成物とし
て4−ピロン体を与えることを報告している。
上述した範囲の4−オキソ−4日−ピラン−3−カルボ
キサミド化合物を製造する従来法は出発物質の構造によ
って選択率が影響をうける点で共通した特徴を有してお
り、一般的に応用しうる方法ではない。この困難さを回
避する方法も従来知られており、加藤等[薬学雑誌、1
01.40(1981)参照]は3−モルホリノクロト
ンアニリド誘導1体とジケテンとを加熱反応すると、対
応する4−ピロン体が得られることを報告しているが、
収率が低く、例えば3−モルホリノクロトンアニリドと
ジケテン空得られる2、6−シメチルー4−オキソ−4
日−オイラン3−カルボキサミドの収率は19%である
(発明の構成) この発明は、一般式(I> R4C=CHC0NHR1 [式(I)中、R1は置換基を有していてもよいアリー
ル基または異項環基であり、R2とR3とは同一または
異った低級アルキル基、シクロアルキル基、置換基を有
してもよいアリール基または、異項環基であり、R2と
R3とで環を形成してもよい。R4はC1〜C12のア
ルキル基、低級アルケニル基、低級ナルキル基、シクロ
アルキル基、低級アルコキシアルキル基、置換基を有し
てもよいアリール基、核がハロゲン原子、低級アルキル
基及び低級アルコキシ基の1〜2個で置換されていても
よいアラルキルi1ハロゲン化アルキル基又は5もしく
は6員の異項環基である。]で表ねされる化合物を第3
級アミンの存在下、ジケテン又は一般式(■); [式中Rs 、Rsは水素原子、アルキル基、あるいは
フェニル基またはRs 、 R6が共にアルキル基のと
きはシクロアルキル基を形成してもよい。)とを反応さ
せて一般式(■); [式中、R1、R4は上記に同じ]の化合物を得ること
を特徴とする4−オキソ−4日−ピラン−3−カルボキ
サミド化合物の製造法である。
一般式(1)によって、表わされる化合物は、次式(I
V)で表わされるβ−ケトアミド誘導体と、R4C0C
OCH2CONHR1(IV>[式中R1,R4は式(
I)、(II[>中の定義に同じ] 式(V)で表わされる第1級アミンとの脱水綿[式中R
2、R3は式(I>中の定義に同じ]によって得られる
生成物を意味する。
一般式(1)、(III)中のR1は、置換基を有して
いてもよいアリール基または異項環基を表わす。
アリール基としてはフェニル基またはナフチル基が含ま
れる。異項環基としては、窒素原子、硫黄原子、酸素原
子、°から選ばれた1〜3個の異原子を含有する5員環
または6員環の異項環基が含まれ、殊にフリル、テトラ
ヒドロフリル、チェニル、チアゾリル、イソチアゾリル
、オキサシリル、イソオキサシリル、ピラシリル、にょ
うな5員環の基、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル
、ピリダジニルのような6員環の基が挙げられる。
置換基は、この発明の反応に不活性な基であれば特に限
定されない。置換基の具体例としては、塩素原子、臭素
原子、フッ素原子のようなハロゲン原子:メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチルのようなアルキル
基:メトキシ、エトキシ、プロポキシのようなアルコキ
シ基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、のよ
うなアルコキシカルボニル基;シアン基、ニトロ基、ト
リフルオロメチル基などが挙げられる。上記のアリール
基または異項環基は、これらの置換基が1〜3個、好ま
しく1または2個置換されてもよい。
この発明は、前述のように反応自体に特徴を有するもの
であるが、R1は最終目的物(たとえば植物の成長抑制
作用を示す農薬、または抗炎症作用を示す医薬)として
有用な観点から選択するのが望ましい。
R2、R3は同−又は異なった低級アルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、または異項環基で必り、また
R2とR3とで環を形成にもよい。
低級アルキル基には、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、イソペンチ
ル基が挙げられる。
シクロアルキル基には、シクロプロピル、シクロペンチ
ル又はシクロヘキシル基などが含まれる。
また、2つのアルキル基には、それらが結合するアミン
基の窒素原子および場合により他の異原子と共に、異項
環基を形成してもよい。このような異項環基の具体例と
しては、ピロリジン環、ピペリジン環、ピペラジン環、
モルホリン環などが挙げられる。アリール基としてはフ
ェニル基またはナフチル基が含まれる。異項環基として
は、窒素原子、硫黄原子、酸素原子から選ばれた1〜3
個の異原子を含有する5員環または6員環の異項環基が
含まれ、ことにフリル、テトラヒドロフリル、チェニル
、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサシリル、イソオ
キサシリル、ピラゾリル、ピリダジニルのような6員環
の基が挙げられる。
置換基は、この発明め反応に不活性な基であれは特に限
定されない。置換基の具体例としては、塩素原子、臭素
原子、フッ素原子のようなハロゲン原子;メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチルのようなアルキル
基;メトキシ、エトキシ、プロポキシのようなアルコキ
シ基;メトキシカルボニル、エトキシカルボニルによう
なアルコキシカルボニル:シアノ基、ニトロ基、トリフ
ルオロメチル基などが挙げられる。上記のアリール基ま
たは異項環基は、これらの置換基が1〜3個、好ましく
は1または2個置換されてもよい。
式(I>、(II)のR4はC1〜C11のアルキル基
、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロアルキ
ル基、低級アルコキシアルキル基、任意に置換されても
よいフェニル基、核がハロゲン原子、低級アルキル及び
低級アルコキシ基の1〜2個で置換されてもよいアラル
キル基、ハロゲン化アルキル基、5員若しくは6員の異
項環基を表わす。
低級アルケニル基及び低級アルキニル基には、ビニル、
アリル、イソプロペニル、2−ブテニル、1.3−ブタ
ジェニル、2−ペンテニル、1,4−ペンタジェニル、
1,6−ブタジェニル、1−へキサニル、エチニル、2
−プロピニルなどが含まれる。
シクロアルキル基には、シクロプロピル、シクロペンチ
ル又はシクロヘキシル基などが含まれる。
ハロゲン化アルキル基には、トリフルオロメチル、クロ
ルメチル基などが含まれる。
低級アルコキシアルキル基には、メトキシメチル、エト
キシメチル、プロポキシメチル、ブトキシメチル基など
が含まれる。
ハロゲン原子には塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素原子が
挙げられる。
低級アルキル基には、メチル、エチメル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、イソペン
デル暴が挙げられる。
低級アルコキシ基には、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ基が挙げられる。
アラルキル基には、ベンジル、3−フェニルプロピル、
4−フェニルブチル基などが含まれる。
5員もしくは6員の異項環基には、窒素原子、酸素原子
、硫黄原子から選択されたヘテロ原子を1〜3個含有す
る5員もしくは6員の異項環基が含まれる。たとえば、
フリル、テトラヒドロフリル、チェニル、チアゾリル、
イソチアゾリル、オキサシリル、イソオキサシリル、ピ
ラゾリルなどの5員環の基:ピリジル、ピリミジニル、
ピラジニル、ピリダジニルなどの6員環の基が挙げられ
る。これらの基は、メチル又はエチルのようなアルキル
基、ハロゲン原子又は、フェニル基で置換されてもよい
。フェニル基で置換された場合、環内の2つの炭素原子
と結合して縮合環を形成してもよい。縮合環を形成した
場合の例としては、ベンゾチアゾリル、ベンゾフリル、
キナゾリニル、キノキサリニル基などが挙げられる。
一方、一般式(I>で表わされる化合物の反応相手とし
ては、ジケテンあるいは一般式(■)で表わされる6−
メチル−48−1,3−ジオキシン−4−オン化合物で
あり、後者はジケテンとケトンあるいはアルデヒドとの
付加物で従来既知の方法で製造することができる[エム
、エフ、キャロル(M、 F、 Ca r ro I 
) 、エイ、 7−)I、t。
バッター(A、R,Bader)、ジャーナルオブ ア
メリカン ケミカル ソサイアテイ(J。
Amer、Chem、Soc、>74.6305(19
52):同誌75.5400、(1953):工−、フ
ァウ、デームロウ(E、V、Dehml ow) 、ア
ー、エル、シエモウト(A、R,Shamout)[リ
ービツヒス、アンナーレン、デア、ヒエミー(Lieb
igs  Ann、Chem、>1753 (1982
)参照。
一般式(n)におけるRsとR6は水素原子、アルキル
基あるいはフェニル基を意味し、またはR5とR6が共
にアルキル基のとき両者が結合してシクロアルキル基を
形成していてもよい。これらのR5とR6は、目的物に
導入されない基であり、入手容易で安価なものを選択利
用するのが望ましい。一般式(n)の好ましい化合物と
しては、2.2.6−ドリメチノL;−4H−1.3−
ジオキシン−4−オンが挙げられる。
第3級有機塩基としては、脂肪族もしくは芳香第3級ア
ミンおよび窒素含有複素環塩基が含まれる。脂肪族第3
級アミンとしては、トリエチルアミン、トリプロピルア
ミン、トリインブチルアミン、N、N−ジメチルベンジ
ルアミン、N、N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N
、N、N’ 。
N′−テトラメチルエチレンジアミン、N、N。
N’ 、 N’−テトラメチル−1,3−プロパンジア
ミンなど、芳香族第3級アミンとしては、N。
N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリン、N
、N−ジメチル−〇−トルイジンなど、窒素含有複素環
塩基としては、N−メチルピロリジン、N−メチルモル
ホリン、1,4−ジアザシクロ(2,2,2)オクタン
などが挙げられる。
この発明において一般式(n)で表わされる化合物を用
いて反応させる場合、無溶媒下に行なうコトが可能であ
るが、より好ましくは例えばベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素系の溶媒中均一系として反応
を行なうことが推奨される。また反応温度の設定は、一
般式(II>で表わされる化合物の熱分解温度を目安と
して、約100℃から150℃の範囲で行なう。反応速
度の点からこの温度は110℃及至140’Cが特に望
ましい範囲である。
また一般式(II)で表わされる化合物の使用量は、一
般式(■)、で表わされる化合物に対して1当量以上用
いることは当然であるが、好ましくは1.5〜3.0当
最の範囲で好結果が得られる。
一般式(II)で表わされる化合物を用いる場合には、
熱分解生成物として式(Vl)で表わされるカルボニル
化合物が反応系中に発生する。
この化合物の融点が反応設定温度より低い場合には、反
応中使用溶解の一部と共に系外に留去しながら反応を行
なうこと厚有利である。従って反応は一般に使用溶解の
還流温度で行なうことが好ましいといえる。
一方、この発明においてジケテンを用いて反応する場合
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどかの芳香
族炭素系の溶媒中均一系として反応を行なうことが好ま
しく、反応温度は、約、−20℃から130’Cの範囲
で行なうことができる。
この反応の上限温度はジケテンの融点によって制限を受
けるものでてあり、加圧下に反応を行なう場合にはこの
限りではない。またジケテンは一般式(I)で表わされ
る化合物に対して、1当日以上、好ましくは、1.5〜
3.0当量用いた場合好結果が得られる。
一般式(I>で表わされる化合物とジケテン又は、(I
)との反応の際使用する第3吸付機塩基の使用量は、一
般式(I>の化合物に対して、0゜5当量以上、好まし
くは1当量以上用いた場合に好結果が得られる。10当
量以上用いてもより大きな効果はえられない。第3吸付
機塩基は上記に例示したものから適宜選択利用すればよ
いが、トリエチルアミン、N、N、N’ 、N’ −テ
トラメチルエチレンジアミン、N、N−ジメチルアニリ
ン、N−メチルピペリジンなどの使用が望ましい。
(発明の効果) この発明の方法によると、従来選択的な合成が不可能で
あった4−オキソ−4日−ピラン−3−カルボキサミド
化合物が、入手しゃすい原料を用い、簡単な操作によっ
て、収率よく得ることができるようになった。
以下実施例によってこの発明をざらに具体的に説明する
実施例1 2.6−シメチルー4−オキソ−N−フェニル−4日−
ピラン−3カルボキサミドの合成り一モルホルソノクロ
トンアニリド2.4g(10mmol> 、トリエチル
アミン6.06g(6Qmmol) 、トルエン12m
1の混合物を加熱還流させなかせら、ジケテン2.1 
’j (25mmol)のトルエン(8r111)溶液
を加熱還流させながらジケテン2.1!J(25mmo
l) (M−ルエン(8rd)溶液を12分間かけて滴
下、ざらに2.5時間加熱還流した。溶媒留去したのち
、残渣を塩化メチレン、と水とともに分液ロートに移し
、抽出し、有機層を1N@酸、飽和炭酸水素ナトリウム
水、続いて水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。
常法により処理した後、得られた結晶性残渣を酢酸エチ
ルで再結晶して題記化合物を1.3g(収率53%)得
た。
融点:148−149℃ JR(KBrディスク):1652.16.82cm−
INMR(CDCl2)δ値:2.24 (s、 3H
) 。
2.82 (s、3H)、6.20 (s、1H)。
6.80〜7.80 (m、5H)、11.97(br
、、1H)。
実施例2゜ 出発原料をβ−(N、N−ジメチルアミン)クロトンア
ニリドを使用するほか、以外は実施例に1に従って、2
.6−シメチルー4−オキソ−N−フェニル−4日−ピ
ラン−3−カルボキサミドを50%の収率で得た。
実施例3゜ 2−エチル6−メチル−4−オキソ−N−フェニル−4
日−ピラン−3−カルボキサミドβ−モルホリノ−2−
ペンテン酸アニリド2゜6g(10mmol) 、N、
 N−ジメチルエチレンジアミン0.88g(10mm
ol)、トルエン(25d)の混合物を加熱還流させな
がら、2,2.6−ドリメチルー4H−1,3−ジオキ
シン−4−オン3.55g(25mmol)のトルエン
(12d)溶液を30分間かけて滴下し、さらに、2.
5時間加熱還流した。溶媒を留去させたのち、残渣を塩
化メチレンと水と共に分液ロートに移し抽出、有機層を
1N@酸飽和炭酸水素ナトリウム水、水で洗浄した債、
Fa酸マグネシウムで乾燥した。
常法により処理した後、得られた結晶性残渣を酢酸エチ
ルとヘキ修ンの混液で再結晶して、題記化合物を1.1
g(収率42.8%〉得た。
融点:154.5−156℃ IR(にBrディスク): 1650.1670cm−
INMR(CDCl2>δ値:1.31 (t、 3H
)。
2.27 (s、3H) 、3.28 (q、4H)。
6.18 (s、IH)、6.90−7.70 (m。
5H)、11.90 (br、、1H)。
実施例4〜5 実施例1の方法に従い、対応するβ−ケトアミド誘導体
とN、N−ジメチルアミンより得ることができるエナミ
ンを出発原料として用い以下の化合物を得た。
6−メチル−N−(2・3−ジメチルフェニル)−4−
オキソ−N−フェニル−4H−ピラン−3−カルボキサ
ミド(実施例4) 収率45% 融点:164〜166℃ JR(KBrディスク):1655.1697cm−1
HMR(CDCl2>δ値:2.24 (s、 61−
1>、2.31 (s、3H) 、6.23 (s、I
H)、6.70〜7.65 (m、8H) 、10.4
7(br、、1H)。
N−(2−クロロフェニル)−6−メチル−4−オキソ
−2−フェニル−4日−ピラン−3−カルボキサミド(
実施例5) 収率:55% 融点:168〜170℃ IR(KBrディスク):’1655.1700crn
−INMR(CDCl2)δ値:2.34 (s、 3
H)、6.31 (s、3H) 、6.80〜8.32
 (m。
9H) 、10.23 (br、、1H)。
実施例6−7 実施例1の方法に従い、対応するβ−ケトアミド誘導体
とモルホリンより合成されるエナミンを出発原料として
用い以下の化合物を得た。
N−(4−クロロフェニル)−6−メチル−4−オキソ
−2−フェニル−4日−ピラン−3−カルボキサミド(
実施例6) 収率:60% 融点:194〜197°C゛ JR(KBrディスク): 1650.1688cm−
INMR(CDCl2 >δ値:2.27 (S、 3
H)、2.81 (s、3)1) 、6.20 (s、
1)1)、7.00〜7.80(旨、4H)、12.0
5(br、、1H>。
6−メチル−N−(2−メチルフェニル)−4−オキソ
−2−プロピル−4日−ピラン−3−カルボキサミド(
実施例7) 収率:48% 融点:118.5−120,5°C IR(にBrディスク): 1620、1657.1697cm−INMR(CDC
l2 )δ値:1.00 (t、 3H)、1.75 
(s ix、2H> 、2.28 (s、3H>2.3
6 (s、3f−(> 、3.23 (t、2H)、6
.16 (s、1H)6.80〜8.10 (m。
4H)、11.76(br、、1H)。
実施例8 N−(2・6−ジニチルフエニル)−6−メチル−4−
オキソ−2−2エニルー4H−ピラン−3−カルボキサ
ミド N−(2・6−ジニチルフエニル)−3−モルホリノク
ロトンアミドを出発原料とし、カラムクロマトグラフィ
ーで単離すること以外は実施例1の方法に従って題記化
合物を得た。
収率42% 融点 68−69℃ IR(KBrディスク): 1627.1640.1670cm−INMR(CDC
l2 )δ値:0.98 (t、 3H)、1.17 
(t、6H)、1.75 (six、2H)2.28 
(s、3H) 、2.63 (Q、4H)、3.24 
(t、2H) 、6.24 (s、1H)7、06 (
s、 3)−1> 、10.98 (br、 、 IH
)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式( I )中、R_1は置換基を有していてもよいア
    リール基または異項環基であり、R_2とR_3とは同
    一または異った低級アルキル基、シクロアルキル基、置
    換基を有してもよいアリール基または、異項環基であり
    、R_2とR_3とで環を形成してもよい。R_4はC
    _1〜C_1_2のアルキル基、低級アルケニル基、低
    級アルキル基、シクロアルキル基、低級アルコキシアル
    キル基、置換基を有してもよいアリール基、核がハロゲ
    ン原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基の1〜2
    個で置換されていてもよいアラルキル基、ハロゲン化ア
    ルキル基又は5もしくは6員の異項環基である。]で表
    わされる化合物を第3級アミンの存在下、ジケテン又は
    一般式(II); ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中R_5、R_6は水素原子、アルキル基、あるい
    はフェニル基またはR_5、R_6が共にアルキル基の
    ときはシクロアルキル基を形成してもよい。]とを反応
    させて 一般式(III); ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [式中、R_1、R_4は上記に同じ]の化合物を得る
    ことを特徴とする4−オキソ−4H−ピラン−3−カル
    ボキサミド化合物を製造する方法。
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