JPS6391274A - シリアルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シート状薄膜インクリボンにシリアルヘッド
を用いて印字を行なうシリアルプリンタに関するもので
ある。

従来の技術 従来、シート状薄膜インクリボンを用いたプリンタとし
ては、ラインヘッドを搭載したラインプリンタがあり、
第７図に示すような構成である。

第１図において、１は印字（ライン）ヘッド、２はプラ
テンローラ、３は記録紙４をプラテンローラ２に圧接し
て搬送するピンチローラ、５は使用済の薄膜インクリボ
ン６を巻き取る巻取りドラムであり、７は薄膜インクリ
ボン６を記録紙４から引き離す゛引き離し部材である。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、プラテンローラ２に記録紙
４を巻き付けて搬送するため曲率半径を小さくすること
ができず、そのために薄膜インクリボン６にシワやクル
ミが発生し、印字品質上好ましくないヌケ、ムラといっ
た現象が出現する。

また、鮮明な（切れの良い）印字品質を得るには、印字
ヘッドにより溶融・軟化されたインクが記録紙上に定着
・硬化した後に記録紙から引き離される際にはインクの
凝固点以下に下がっていなければならないが、ラインプ
リンタではヘッドの蓄熱量が大きく、また記録紙４およ
びインクリボン６を一定速度で搬送するために高温雰囲
気中等では、この条件を満たさない場合がありそのため
記録速度を遅くしなければならなかった。さらには、ラ
インヘッド自体の高コスト・高電力を必要とするためそ
の駆動電気回路部分も大型化、高コスト化するためにシ
ステム全体として高コスト、大型化するといっだ問題点
を有していた。本発明はこのような問題点を解決するも
ので、シート状薄膜インクリボンのシワやクルミを除去
し、シリアルヘッドにて高速印字を行なえる薄型、低価
格のシリアルプリンタを提供することを目的とするもの
である。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明は、シート状インク
リボンに対してプリンタ部両側板で保持された部材によ
り小さな曲率半径およびテンションを与え、シリアルヘ
ッドで印字を行ない、印字動作終了後、印字ヘッドの離
脱動作に伴い上記部材が側板に設けられたリンクの動作
によシ印字済のインクリボンの最上位ドツト下部付近ま
で移動し、記録紙送り動作に同期して使用済のインクリ
ボンを記録紙から引き離すように構成したものである。

作用 この構成により、シート状インクリボンに生ずるシワや
クルミを除去し、シリアルヘッドにて印字を行なうこと
ができる。また、引き離しの際には引き離し部材がライ
ンプリンタと異なり、印字法のインクリボンの最上位ド
ツト下部付近まで移動させ引き離し動作を行なうだめに
、印字ヘッドの熱によりインクリボン見料に生じた収縮
によるシワを引き離し動作の際に毎回除去できるため、
次行印字にはその影響が残らないこととなる。

実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。第１図は本
発明の一実施例におけるシリアルプリンタの印字動作時
の一部を省略した側面断面図である。２１は印字ヘッド
であり、ヘッドホルダ２２に固着されており、摺動ブロ
ック２３の溝２３＆に沿って摺動軸２４の回動に伴い上
下動ｉ、ｉＪ能となっている。また、印字ヘッド２１は
圧着バネ２６によって印字の際の抑圧を与えられている
。摺動ブロック２３は、摺動軸２４とリードスクリュー
２６とによってプラテン２７と平行に支１、〜されてお
り、図示されていない駆動源がリードスクリュー２６に
回転を与えて摺動する。２８はゴムローラであり、引張
バネ２９によってピンチ板３ｏを押付けられており、こ
の両者の間に記録紙３１をはさみ、図示されていない駆
動源の回転運動により搬送する。３２はシート状インク
リボンの供給側であり、ここから供給される未使用のイ
ンクリボン３３がピンチパー３４を経て、引き離し部材
３５０曲面に沿って一定の曲率半径およびテンションを
与えられてシワやクルミを除去され、安定な印字を行な
った後にピンチパー３４を経て、巻取側３６に至る。

第２図は第１図中の要部断面図であシ、第３図は同じく
印字動作終了後、記録紙の搬送、インクリボンの巻取動
作開始時の要部断面図であシ、さらに第４図は記録紙の
搬送、インクリボンの巻取動作終了時の要部断面図であ
る。

第６図、第６図はそれぞれ第２図、第３図に対応する引
き離し部材３５を開閉させるリンクの動作を示しており
、摺動軸２４に連結されたリンクムロ１とリンクＢ６２
から構成されている。リンクＢ６２の先端には滑らかな
曲面を持つカム６２ａが形成されており、側板６３に取
付けられたピン６３ａで上死点、下死点が決定されてい
る。引き離し材３５は側板６３に設けられたガイド孔６
３ｂによって横方向にのみ移動可能となっており、常時
、バネ６４で閉方向に力を受けている。この引き離し部
材３６は、印字状態では第３図のように開いており、シ
ート状インクリボン３３に適度な曲率半径およびテンシ
ョンを与えており、印字終了後、インクリボン巻取の際
には第４図のように閉じ、記録紙の搬送量に応じてイン
クリボン３３を記録紙３１から安定に引き離す役割を果
たしている。

発明の効果 以上のように本発明によれば、次のような効果が得られ
る。

（１）　　シート状インクリボンに適度な曲率半径およ
びテンションを与えてシワやクルミを除去できるために
、ヌケ、ムラといった現象が発生せずに安定した印字品
質を得ることができる。

（２）　　ラインプリンタと異なり、印字済のインクリ
ボンの最上位ドツト下部付近まで引き離し材を移動させ
てから引き離し動作を行なうので、インクリボン基材に
生じた収縮によるシワを引き離し動作の際に毎回除去で
きる。したがって、次行印字にはその影響が決して残ら
ない。

（３）　　シリアルヘッドにて印字を行なうので蓄熱量
がラインヘッドに比較して小さく、短時間で凝固点以下
に降下するため、記録速度を下げることなく鮮明な印字
品質を得ることができる。

（４）寸だ一般的なシリアルプリンタと異なり、キャリ
ッジ部分にインクリボン巻取機構を持っていないために
双方向印字等の高速対応が可能である。

（５）同Ｕ＜キャリッジ部分にインクリボン巻取機構を
搭載していないために、キャリッジ部分が小型化でき、
またインクリボンを線としてでなく面として使えるため
に巻径を小さくできるので、プリンタとして薄型化が可
能である。

（６）第２図等の例でわかるように、記録紙を弯曲させ
ることなく扱えるためにハガキ等の腰の強い記録紙も無
理なく使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるシリアルプリンタの
印字動作時の一部省略した側面断面図、第２図は第１図
中の要部断面図、第３図は同じく印字動作終了後、記録
紙の搬送、インクリボンの巻取動作開始時の要部断面図
、第４図は同じく終了時の要部断面図、第６図、第６図
はそれぞれ第２図、第３図に対応する引き離し部材を開
閉させるリンクの動作説明図、第７図は従来技術として
引用した一般的なラインプリンタ概略断面図である。 ２１・・・・・・印字ヘッド、２２・旧・・ヘッドホル
ダ、２３・・・・・・摺動ブロック、２３ａ・旧・・溝
、２４・・団・摺動軸、２５・・・・・・圧着バネ、２
６・・・・・・リードスクリュー、２７・・・・・・プ
ラテン、２８・旧・・ゴムローラ、２９・・・・・・引
張バネ、３ｏ・旧・・ピンチ板、３１・・・・記録紙、
３２・・・・・・供給側、３３・旧・・インクリボン、
３４・・・・・・ピンチバー、３５・旧・・引き離し部
材、９　′・　・ ３６・・・・・・巻取側、６１・・・・・・リンク人、
６２・・・・・・リンクＢ、６２ａ・・・・・・カム、
６３・旧・・側板、６３ａ・・・・・・ビン、６３ｂ・
・・・・・ガイド孔、６４・旧・・バネ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱転写、通電転写方式のシート状薄膜インクリボンに対
   して、プリンタ部両側板で保持された部材により、所定
   曲率半径およびテンションを与えることを特徴とするシ
   リアルプリンタ。