JPS6391246A - 印刷試験法並びに印刷試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はグラビア印刷のための高精度印刷試験法及び印
刷試験装置に関する。

〔従来技術〕

印刷に於て、印刷物の刷）上ルの良否を左右する要因に
は種々あるが、その中でも印刷に用いるインキの色合い
が極めて重要である。通常色見本に合った色を出すには
数種類の標準色インキを配合して所望のインキを調合す
る。すなわちカラーマツチングが必要である。

従来、このカラーマツチングは配合したインキを使って
ヘラ引きによる比較試料の作成を繰り返し行ない、色見
本とヘラ引き試料の色を目視によって判断していたのが
普通であった。

しかし、近時、比較試料の作成を小型の電動式の印刷試
験機を使って定速で試し刷力をするとと亀に、該試し刷
りした試料を光学的、電気的測定手段により測定し、該
測定値をコンピューターにより演算処理するカラーマツ
チング法が採用されつつある。

そして、上記目的に沿った小型印刷試験機の１つが特開
昭６０−１８９４４６号公報によフ知られている。該公
知の小型印刷機は、圧胴をパルスモータ−によ゛多速度
制御しながら平らな凹版上を転動させるようにしたもの
である。

又、可逆回転式のモーターを使ったものも知られている
。

しかし、小型印刷試験機は、短い距離を短時間の間に相
轟の速度、例えば１００ｍ／分の速度に達し、しかる後
停止する機能が要される。しかも、平らな版を使用する
場合には、圧胴又は、版を水平移動しなければならない
。従って、その駆動手段並びに周辺機素は十分な強度、
耐久性を持ったものでなければならない。しかし、モー
ターを使った従来公知の印刷試験機では十分な強度、耐
久性を維持することが困難で、それゆえ良好な印刷再現
性を長期に亘って保つことが難しい。

又、従来公知の印刷試験機においては、圧胴の印圧、ド
クターブレードの圧力調整を調整ネジで行うものであシ
、版がえ、圧胴の交換、ドクターブレードの交換前後に
おいて同一条件を満たすことが困難であり、再現性のよ
い、精度のよい試し刷シをすることができなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明が解決しようとする問題点は、上記従来技術の問
題点に鑑み、常に所望する速度で版取付は台、ヘッド（
圧胴）を移動させることができる、すなわち常に所望す
る印刷速度を得ることができ、繰り返し長期間使用して
も、その駆動部に故障を来たさず、精度を低下させず、
又常に適正な印圧及びドクターブレードの接触圧が得ら
れる印刷試験法並びに、再現性に優れた長期間安定した
状態で使用出来る、保守管理が容易でかつ低価格の印刷
試験装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点は、版取付は台又はヘッド（圧胴）の移動及
びその移動速度調整をコンプレッサーに接続されたエヤ
シリンダー及び圧力調整手段によって行ない、又圧胴の
印圧及びドクターブレードの接触圧の付与並びにその調
整をエヤシリンダー又は油圧シリンダー等の圧力シリン
ダー及び圧力調整手段により行なうことにより解決され
る。

版取付は台移動用又はヘッド移動用のエヤシリンダー内
のピストンの移動速度は、各部品の摩擦抵抗、慣性力を
無視すればピストンに作用する単位面積当シの空気圧の
大小に比例する。従って、エヤシリンダーへの供給空気
圧力を絞り弁等により調整することにより、ピストンロ
ッドに連結すれた版取付は台又はヘット９（圧胴）の移
動速度、すなわち、印刷速度を自在に調整することがで
きる。移動ストロークは２０ｍ〜４０口あれば十分であ
る。

又、上記エヤシリンダーは、版取付は台、又はヘッドを
印刷工程のために移動させるときには、所望の印刷速度
を十分得られるに足る圧力空気を主／ｆイブによりエヤ
シリンダーに供給し、印刷が終了した後は速度を落し、
ついには停止させるため、主・ザイグによる圧力空気の
供給を断ち、直ちＫｌエヤシリンダーのピストンを挾ん
で前記主パイプとは反対側に接続された副ノやイブから
主ノＪＩ’イブからの圧力空気の圧力とｔｌぼ同等の圧
力空気を供給し、ピストンの動きを緩めるようにするタ
イプのものが望ましい。更に、１回の印刷終了後、次の
印刷に備えるため、版取付は台又はヘラｒを原位置へ復
帰させるには印速工程の速度より遅い速度で戻るように
した複動式エヤシリンダーが望ましい。

エヤシリンダーが上記の如き動作をするために、エヤシ
リンダーへの圧力空気の供給及び停止を急速に切換える
ことが必要で、その為には／４イグの流路に電磁弁を使
用し、該電磁弁を電気信号により自動的に制御するよう
にする。

印圧付与用の圧力シリンダー並びにドクターブレード接
触圧付与用の圧力シリンダーは特に制限なく利用出来る
が、印圧付与用は往復とも圧力空気又は油圧を使う１動
式を使用し、ドクターブレード接触圧付与用には、ドク
ターブレードが軽量であるため、単動式で戻〕用にはバ
ネを利用するタイプでよい。

〔実施例〕

第１図は、本発明に係る実施例の１例を示す印刷試験装
置の斜視図であり、圧胴を定位置で回転させ、版取付は
台を移動させるタイプの装置である。第２゛図は同装置
における圧力空気の流路図を示す。本装置に於ては、版
取付は台の移動をエヤシリンダーにより行ない、圧胴の
印圧、ドクターブレードの接触圧も夫々エヤシリンダー
によって調整するようにした例である。

以下、第１図乃至第６図に沿つて詳細に説明する０機台
１に立設された壁状でその内側に案内レールを有する向
かい合っ良案内ガイＰ２．２に支持された表面に版４（
横１７０ＩＩＩＩ×縦３７０　ｍ　）を取〕付けた移動
可能な版取付は台３と、案内ガイド２の外側に機台１に
固定された１対のヘッド６と、ヘッド６内を上下に摺動
可能に設けた軸受７に軸着され自由回転可能な圧胴８と
、版取付は台３を移動させるための複動式エヤシリンダ
ー９（最大ストローク３００■）と、圧胴８と版４との
間に印圧を付与するためにヘッド６の上部にシリンダー
チューブを固定し、そのピストンロッド１０を前記軸受
７に連結して設けた複動式エヤシリンダー１１．１１と
、版４に滴下したインキを版の画線部５のみに供給し、
残余の部分のインキを掻き取るためのドクターブレード
１２と、ドクターブレードをヘッド６に取シ付けるため
の支持体１３と、ドクターブレード１２と版４との接触
圧を付与するためシリンダーチューブが固定された複動
式エヤシリンダー＝？１４，１４と、該エヤシリンダー
１４のピストンロッドに連結し、ピストンロッドの動き
をドクターブレード支持体１３に伝えるための上下に摺
動するブロック１５等から成る本体部と； 上記各エヤシリンダー９．１１．１４に圧力空気を供給
するためのコンプレッサー５０（最大吐山王カフ　ｋｇ
／ｃｍ”　）　（第２図）と、該コンプレッサーかう各
エヤシリンダー９．１１．１４への空気圧を調整するた
めのパルプ調整用ノブ３１，３２゜３３と、圧力表示用
メーター３４．３５，３６、動作指示用押ボタンスイッ
チ４１，４２，４３、印刷速度メーター４４等が表面に
装着され内部に制御機器の内蔵されたコントロールがッ
クス３０、版位置検出用ストツノ！−用リミツトスイッ
チ４５、印刷速度検出用光センサ−４６及び光し中へい
板４７、圧力空気流路開閉用電磁弁３７，３８．３９等
の制御部より構成される。

第３図はエヤシリンダー９及び圧力空気の制御手段の関
係を示す図である。第４図は、版取付は台３０走行・停
止の為の機構部を示す斜視図、第５図は、ヘッド６の側
面図、第６図はト０クターブレード１２の取付は機構を
示す部分斜視図である。

第３図及び第４図によって版取付は台３の移動及び停止
並びに原位置復帰動作について説明する。

第３図において実線で示す版取付は台３の位置を原位置
とする。圧１ｉ１８に被印刷材を巻き付け、インキを版
の上に滴下し、圧胴を下し印圧をかけ。

ドクターブレード１２を下し圧をかける等の印刷準備が
完了したならば、コントロールｆｙクスの印刷開始スイ
ッチを押して三方電磁弁３７を開にしてエヤシリンダー
９に圧力空気を供給し、ピストンＰを矢印入方向に高速
で移動させる。ピストンＰがＰ′位置まで進んだとき版
取付は台３も３′位置に移動され、そのときに版取付台
位置検出用リミットスイッチ４５が作動し、電気回路を
経て、三方電磁弁３７が閉位置となシ圧力空気のエヤシ
リンダー９への供給が停止されると同時に、三方電磁弁
３７”をタイマーＴにより、１秒以下の短時間だけ開に
し、ピストンＰにブレーキをかける圧力空気を供給する
。版取付は台３はその後少し移動した後、ストッパー４
８により完全に停止する。

停止時には、三方電磁弁３７及び３７′は大気圧に開放
するようにしてもよいし、閉のままにしておいてもよい
。

第４図は、リミットスイッチ４５、ストラミ量−４８、
案内ガイド２を詳細に示す図で、リミットスイッチ４５
はガイドバー５１に止め具で調整可能に取シ付けられて
おシ、印刷速度に応じて適宜位置に調整固定する。スト
ラミ量−４８はストン・母−本体４９内のスプリング及
びエヤダンノ！−により版取付は金側のストッパー４８
′との衝撃力を吸収する。

ヘッド６は第５図に示すように機台１に固定して設けた
枠体６１　　ｔ６ｍ　　ｇ６１　　＊６４等により構成
され、枠体６２ｍ６Ｓの間には軸受７が装着されている
。軸受７は側面に設けた図示しない突条が枠体６３の溝
５２に嵌合して上下のみスライド可能に取）付けられて
いる。枠体６４にはエヤシリンダー１１のチューブが固
定され、ピストンロッド１０は前記軸受７に連結されて
いる。

ヘッド６にはドクターブレード１２が取り付けられてお
シ、該ドクターブレード１２は第５図及び第６図によっ
て示すように、二本の棒状支持体１３及び１３′によっ
て支持される。支持体１３はエヤシリンダー１４のピス
トンロッド１４′により上下されるスライドブロック１
５に連結され、支特休１３′は連結パー１３“によ〕支
持体１３に連結されている。ドクターブレード１２は支
持体１３′の端に取付けられたツマミ５４によ）角度が
調節される。

なお、エヤシリンダー１４は複動式であシ、ドクターブ
レードを下に下げ、版との間に接触圧を生じさせるとき
、及びドクターブレード１２を版より離すとき、エヤシ
リンダー１４内の圧力をピストンを逆向きに駆動する圧
力空気を供給するようになっている。なお、ドクターブ
レード１２を押し下げる際、エヤシリンダー１４への圧
力空気の圧力をニードル弁を使用し二段階にしてドクタ
ーブレード１２と版との急激な接触を避けるようにする
ことが望ましい。

以上、版移動式の実施例について述べたが、ヘッド移動
式も基本的には同じである。

以下、第２図に従って、本発明方法実施の手順について
説明する。

■　コンプレッサー５０を作動させ、所望する印刷速度
に見合った供給圧力空気なエヤシリンダ−９に与えるた
め、圧力表示メーター３４を見ながら絞り弁３１を調整
する。同様に必要な印圧、ドクターブレード接触圧を得
るため、圧力表示メーター３５．３６を見ながら夫々絞
り弁３２　、３３を調整する。

■　版取付は台３に版４を取り付は固定する。

■　圧胴８に被印刷材を貼り付ける。

■　インキをドクターブレード１２と版４の画線部５と
の間にドクターブレードと平行に滴下させる。

■　圧胴ダウンの押がタン４１を押し、ドクターブレー
ドダウンの押がタン４２を押し、次いで印刷スタートゲ
タン４３を押し、エヤシリンダー１１．１４．９を順次
作動させ印刷をする。印刷終了すると自動的に圧胴及び
ドクターブレードは上る・ ■　圧胴８から印刷された被印刷材を取シ外す。

■　リバースボタン４３′を押し、版取付は台３を元の
位置に戻し１版を溶剤とウェスで洗浄する。

ドクターブレード１２も上方にノ１ネ上げ洗浄し元の位
置に戻す。

なお、印刷速度は、予め検量線を用意しておきそれにも
とづき、絞シ弁３１と圧力表示器３４によって調整でき
るが、第１図に示す光センサ−４６と光し中へい板４７
により現実の印刷速度を測定することができる。この装
置は、光センサ−４６が受光する光線を光じゃへい板４
７がどれだけの時間し中断するかをコントロールがツク
ス内の演算手段により計算し、同がツクメの計器４４に
８０ｍ／分の如くデジタル表示することもできる。

以上■乃至■を繰り返すことによυ、同一の版で異なっ
たインキによる印刷を必要なだけ印刷することができる
。被印刷材、版、印刷速度、印圧、ドクター接触圧等の
条件が変るときには■〜■を順次実施する・ 〔発明の効果〕 ■　版取付は台の移動又は圧胴を取シ付けたヘッドの移
動をエヤシリンダーで行なうことにより、停止→高速移
動→スロー→停止の行程を正確かつ簡単に実施すること
ができ、移動のための駆動部本体を極めて剛性のあるも
のとすることができ、長期間安定した再現性を得ること
ができる。

■　圧胴の印圧を圧胴の両端部に設けたエヤシリンダー
又は油圧シリンダーによって付与することにより、版の
ソリ、傾き、等があっても、版のどの位置においても常
に同一の印圧がかかり、設定条件通シの印圧を付与する
ことができ、再現性を極めて優れたものとすることがで
きる。

■　ドクターブレードの接触圧についても■同様に優れ
た再現性を得ることができる。

■　版交換、圧胴の交換、ドクターブレードの交換、被
印刷材の変更をした後において本、極めて簡単、かつ迅
速に前の条件、又は新たな条件に高精度にセットするこ
とができる。

■　以上の各効果の相乗的効果として、高精度の印刷を
極めて優れた印刷再現性でもって行なうことができ、カ
ラーマツチングを極めて精度の高いものとすることが可
能となシ、ひいては、印刷工減の１１イ６、色材生産の
歩留を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す装置の斜視図、第２図
は同上装置の圧力空気の流路図、第３図は版移動用エヤ
シリン！−の動作を説明する図、第レード及びその取付
は部を示す図である。 １・・・機台、２・・・案内ガイド、３・・・版取付は
台、４・・・版、５・・・画線部、６・・・ヘッド、８
・・・圧胴、９・・・版取付は台移動用エヤシリンダー
、１１・・・印圧付与用エヤシリンダー、１２・・・ド
クターブレード、１３・・・ドクターブレード支持体％
　１４・・・ドクターブレード接触圧付与用エヤシリン
ダー、３０・・・コントロールボックス、４５・・・版
位置検出用リミットスイッチ、５０・・・コングレッサ
ー。 代理人　弁理士　　高　橋　勝　利 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、平らな凹版上にインキを滴下し、次いでドクターブ
   レードにより画線部へインキを供給し、次に被印刷材が
   その周面に巻かれた圧胴を前記版に対し一定印圧の下で
   転動させるか、又は版を移動し、圧胴を版との摩擦抵抗
   によって定位置において自由自転させ、被印刷材に画線
   部のインキを転写印刷する印刷試験法において、 圧胴の転動又は版の移動をエヤシリンダーにより行ない
   、該エヤシリンダーへの供給圧力を調整することにより
   、印刷速度、圧胴又は版の移動停止並びに印刷終了後の
   圧胴又は版の原位置への復帰えを制御することを特徴と
   する印刷試験法。 ２、機台と、機台に設けた案内ガイドに沿って移動する
   版取付け台と、機台に固着したヘッドと、該ヘッドに回
   転自在に軸着され被印刷材をその周面に巻きつける圧胴
   と、上記ヘッドに設けたドクターブレードからなり、上
   記版取付け台の移動速度、圧胴の印圧、ドクターブレー
   ドと版との接触圧が夫々調整できるようにされた印刷試
   験装置であって、 ピストンロッドを版取付け台に連結し、シリンダーチュ
   ーブを機台に固定した版取付け台移動用エヤシリンダー
   を設け、圧胴両端の圧胴軸受ブロックをヘッドに上下ス
   ライド可能に設けるとともに、該軸受ブロックにピスト
   ンロッドを直接又は間接に連結し、シリンダーチューブ
   をヘッドに固定した印圧付与用圧力シリンダーを設け、
   ドクターブレードを支持するドクターブレード支持体を
   ヘッドに上下スライド可能に設けるとともに、該ドクタ
   ーブレード支持体両端にピストンロッドを直接に又は間
   接に連結し、シリンダーチューブをヘッドに固定したド
   クターブレードの接触圧調整用圧力シリンダーを設け、
   更に上記各シリンダーへの圧力媒体供給装置及び圧力媒
   体の圧力調整手段を設けたことを特徴とする印刷試験装
   置。 ３、機台と、機台に設けた版取付け台と、機台に設けた
   案内ガイドに沿って移動するヘッドと、該ヘッドに回転
   自在に軸着され被印刷材をその周面に巻き付ける圧胴と
   、上記ヘッドに設けたドクターブレードからなり、上記
   ヘッドの移動速度、圧胴の印圧、ドクターブレードと版
   との接触圧が夫々調整できるようにされた印刷試験装置
   であって、 ピストンロッドをヘッドに連結し、シリンダーチューブ
   を機台に固定したヘッド移動用エヤシリンダーを設け、
   圧胴両端の圧胴軸受ブロックをヘッドに上下スライド可
   能に設けるとともに、該軸受ブロックにピストンロッド
   を直接又は間接に連結し、シリンダーチューブをヘッド
   に固定した印圧付与用圧力シリンダーを設け、ドクター
   ブレードを支持するドクターブレード支持体をヘッドに
   上下スライド可能に設けるとともに、該ドクターブレー
   ド支持体両端にピストンロッドを直接又は間接に連結し
   、シリンダーチュ−ブをヘッドに固定したドクターブレ
   ードの接触圧調整用圧力シリンダーを設け、上記各シリ
   ンダーへの圧力媒体供給装置及び圧力媒体の圧力調整手
   段を設けたことを特徴とする印刷試験装置。 ４、圧力シリンダーがエヤシリンダー又は油圧シリンダ
   ーであることを特徴とする特許請求の範囲第２項及び第
   ３項に記載の印刷試験装置。