JPS6391174A - プラスチツクフイルム被覆金属板の製造方法 - Google Patents

プラスチツクフイルム被覆金属板の製造方法

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JPS6391174A
JPS6391174A JP23748886A JP23748886A JPS6391174A JP S6391174 A JPS6391174 A JP S6391174A JP 23748886 A JP23748886 A JP 23748886A JP 23748886 A JP23748886 A JP 23748886A JP S6391174 A JPS6391174 A JP S6391174A
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JP
Japan
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plastic film
film
adhesive
coating
metal plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP23748886A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Yamabe
秀敏 山辺
Takao Tomosue
友末 多賀夫
Koji Mori
浩治 森
Kenichi Masuhara
憲一 増原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチックフィルムの密着性、耐食性、耐沸
騰水性などの特性を高めたプラスチックフィルム被覆金
属板の製造方法に関する1゜(従来技術) 接着剤を介してプラスチックフィルムで金属板を被覆し
たプラスチックフィルム被覆金属板として、フィルムに
エンボス模様付きのもの使用して、意匠性を高めたもの
がある。従来この金属板の製造は金属板に前処理を施し
て、溶剤で希釈した熱硬化型接着剤を塗布した後、加熱
して、溶剤を蒸発させると同時に接着剤を硬化をさせ、
接着剤が粘着性のあるうちにフィルムをラミネートする
という方法で行っていた。
しかしこの方法でプラスチックフィルム被覆金属板を製
造する場合、エンボス模様付きフィルムは熱可塑性樹脂
のものであるため、ラミネートの際金属板の加熱温度が
高すぎると、金属板熱によりフィル!・が表面のエンボ
ス模様面まで軟化点以上に加熱され、エンボス模様が不
鮮明になったり、また艶消しフィルムの場合、艶戻りが
発生したりして、意匠性が損なわれてしまう。特に着し
い場合にはエンボス模様が消失してしまい、意匠性が完
全に失われてしまう。このため金属板はフィルム表面が
軟化魚具−ににならないように加熱しなければならない
が、金属板の温度は金属板の材質、寸法(1!73や幅
など)および通板速度などにより変化するため、製品の
種類毎に適性温度に制御[ることは難しく、接着不足や
不良を恐れでどうしても高めに制御しがちであった1、
このため、Q;匠1−1の劣るものが一部製遺されるこ
とは避けられなかった。
そこでかかる問題を生じさせない方法として、接着剤に
電子線照射などにより硬化する電離放射線硬化型のもの
を使用する製造方法が種々提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら従来の電離放射線硬化”t’! 4U 7
+削は一般に金属に対する親和性が1氏(、しが(J硬
化時に皮膜が収縮して、内部歪として残介)−るため、
ラミネートフィルムの密′Xf性は劣るものであった。
そこで密着性を向上させるのに接着剤中に14定のハロ
ゲン化樹脂を配合したり(特開昭、”1 fI−145
712号)、有機含リン(メタ)アクリド−1化合物を
配合したり(特開昭59 86 (i 7 (i v、
)する方法が提案されているが、前者の方法でも実用−
に満足し得る密着性が得られず、また後者の方法による
とラミネートフィルムの耐水性、耐沸騰水性が低下して
しまうものであった。
(問題点を解決するための手段) 本発明行らは接着剤として電離放射線硬化型接着剤を使
用したプラスチックフィルム被覆金属板の上記欠点を解
決すべく鋭意検討した結果、電離放射線硬化型接着剤の
塗布前にガラス転位温度が所定の範囲にある樹脂の下塗
り塗料を塗装すればよいことを見出した。
すなわち本発明は金属板表面に面処理を施した後、電離
放射線硬化型接着剤を塗布してプラスチックフィルムを
ラミネー11、Lかる後に電離放射線を照射して接着剤
を硬化させるプラスチックフィルム被覆金属板の製造ノ
j法にす;いて、前記接着剤の塗布前にガラス転位温度
が35〜55℃の熱硬化型ポリエステル系樹脂の下塗り
塗料を塗装し、規付乾燥することにより密着性、耐水性
、耐沸騰水性などを向上さぜたのである。
ここで接着剤塗布前にポリエステル系樹脂の下塗り塗料
を塗装するは接着剤の加工性を向」ニさせるためである
。すなわち従来のプラスチックフィルム被覆金属板は電
離放射線硬化型接着剤として、加工時プラスチックフィ
ルl\より加わる大きな応力を支えることができるよう
に抗張力の高いものを使用しでいる。しかし抗張力が高
いと柔軟性がないため、接着剤層の加工性は劣り、密着
性が低下してしまっているのである。そこで本発明では
接着剤層の下に柔軟なポリエステル系0(脂JC4を設
けて、接着剤層の加工性を向」二させ、密着性、耐水性
、耐沸水性を向上させるのである。
下塗り塗料として樹脂がポリエステル系のものを使用す
るのは、ポリエステル系1B脂は電離、放射線硬化型接
着剤より抗張力が小さく、柔軟でかつ金属板との密着性
に優れているからである。このポリエステル系樹脂とし
ては、ポリエチレンテレフタレート系のものが好ましく
、抗張力i1″II整用に配合する硬化剤としてはメラ
ミン系および尿素系のものが好ましい。
またポリエステル系樹脂のガラス転位温度35一55℃
のものにするのは、通常使用する厚さのラミネートフィ
ルムの応力を支えるに下塗り塗膜の抗張力を3Kg/l
lll112以上にする必要があり、そのrこめには樹
脂な〃ラス転位温度35℃以上のものにする必要がある
ことおよび下塗り塗膜自体を加−「に耐える柔軟なもの
にするにはその抗張力を7K B / tn m 2以
下にする必要があり、そのためには塗膜樹脂のガラス転
位温度を55℃以下のものにする必要があることによる
なおこの下塗り塗膜には耐食性を向上させるためにクロ
ム酸ストロンチウム、クロム酸亜鉛、酸化鉄、亜鉛粉末
などの防錆顔料を添加することも可能である。
一ド塗り塗膜の厚さは乾燥塗膜厚で4〜8μ川で充分で
ある。
ポリエステルAll脂下塗り塗膜によるラミネートフィ
ルムの密着性や耐水性などの向上は接着剤が放射線によ
りラジカル重合可能なエチレン性不飽和二重結合を有す
る電離放射線硬化型のものであれば認められる。例えば
接着剤が不飽和ポリエステル樹脂、ポリエステル(メタ
)アクリト−ト、エポキシ(メタ)アクリレ−1、ポリ
ウレタン(メタ)アクリレート、ポリアミド(メタ)ア
クリレート、ポリオール(メタ)アクリレートなどのオ
リゴマー、あるいは(ポリ)エチレングリコール(メタ
)アクリレート、トリメチロールプロバントす(メタ)
アクリレートおよびその他の(メタ)アクリレートエス
テル類などのモノマーであっても、さらにはこれらにN
−ビニルピロリドンを添加して、プラスチックフィルム
との密着性を高めたらのであっても認められる。
従来接着剤はプラスチックフィルム」、り加えられる応
力に耐え、しかも金属板との密X1性を羅保しなければ
ならないため、限られた配合のものしか使用できなかっ
たが、ポリエステル系tH1111を塗装すれば金属板
との′f:着性を考慮する必要がな(なるため、種々の
配合のものを使用することができる。この接着剤の塗布
膜厚は乾燥塗膜厚で5−10μ艶で充分である。
本発明の製造方法はプラスチックフィルムとしてエンボ
ス模様を施したものを使用する場合に意匠性が失われな
いという効果を発揮するが、表面が滑らかなフィルムを
使用する場合にも適用できるものである。
また金属板が杵通鋼の熱延鋼板、冷延鋼板、めっき鋼板
、ステンレス鋼板、アルミニウム板または他の金属板で
あっても、金属板の種類に応じた前処理を施せば適用で
きる。
次に実施例により本発明を説明する。
(実施例) 本発明法 めっき付着量が(i097m2の溶融亜鉛めっき鋼板に
り117−ト処理を施した後、まず添付図面に示すよう
なガラス転位温度の異なる熱硬化型樹脂の下塗り塗料を
その塗膜を変えて塗装して、熱風により焼付乾燥した。
次にこの下塗り塗装鋼板に多官能ポリエステルアクリレ
ート(東亜合成化学工業、アロエクスM8100)60
部、エチレングリコールジアクリレート(新中村化学、
NKエステル4.G)20部、2−ヒドロキシエチルア
クリレート(東京化成)20部からなる電子線硬化型接
着剤を乾燥塗膜厚で10μ「0になるように塗布して、
その上に厚さ200μInの軟質ポリ塩化ビニルフィル
ムをラミネートシた後、300 KcV(7) ’il
i了線を1 (LMrud(電子波16.6+4)照射
して、接着剤を硬化させ、ラミネート鋼板を製造した。
その後この鋼板に対してJTS−K−6744[塩化ビ
ニル樹脂金属積層板]に規定されたエリクセン試験およ
び剥離試験を行うとともに、耐沸騰水性試験、耐塩水噴
霧試験を施した。。
従来法1 上記本発明法で使用したのと同・の溶融i11’−鉛め
っき鋼板に同様のクロメ−1処理を施した後、ウレタン
アクリルオリゴマー(チオコール社、ユービタン893
、分子量1300) 100部、トリメチロールメタン
テトラアクリレ−1・70部、シ゛ペンタエリスリトー
ルペンタへキサアクリレ−1・10部、テトラブルフリ
ルモアアクリレ−1,7(1部からなる電子線硬化型接
着剤を乾燥塗膜厚で1()μIllになるように塗布し
、以後上記本発明法と同一条件でラミネート鋼板を製造
し、その特性試験を行った。
従来法2 接着剤として上記従来法1で使用した接着剤にビスメタ
クリロキシエチル7オス7エートを5部添加したものを
使用して、上記従来法1と同一条件でラミネート鋼板を
製造し、その特性試験を行った。
従来法!( 接着剤としてポリエステルアクリレート(宇部興産、0
X−2−2700) :(0部、MANDA(日本化i
 ) 50部、テトラエチレングリコールン′アクリレ
ート(新中刊化学、NKエステル3G)10部、7デカ
塩化ゴ1.cR−5(地組化)10部からなる電子線硬
化型接着剤を使用して、前記従来法1と同一条件でラミ
ネート鋼板を製造し、その特性試験を行った。
以上の本発明法および従来法1.2.3の結果を」、ど
めて表1に示す。
表1より明らかなように下塗り塗Di #14111i
のガラス転位温度が90℃のものであると、塗膜に柔軟
性がないため、エリクセン試験で接着剤ノC4が剥離し
てしまう。同様に樹脂のガラス転位温度が20℃である
と、塗膜の抗張力が小さいため、エリクセン試験でフィ
ルムと接着剤層より加えられる応力を支えきれず破断し
てしまう。
これに対して樹脂のガラス転位温度が35〜55℃であ
ると、塗膜の抗張力が添付図面に示すように3〜7Kg
7m「o2と適度になり、かつ伸び率も充分であるので
、エリクセン試験で・全く剥離しない。
またポリエステル系樹脂の1:塗り塗料を塗装しない従
来法1へ3の場合、エリクセン試験、剥離試験、耐沸騰
水性試験および耐塩水噴霧試験で良好な結果が得られず
、充分なる実用性能を有していない。
【図面の簡単な説明】
添付図面は実施例の本発明法で使用した熱硬化型樹脂下
塗り塗料の塗膜の抗張力と伸び)臀との関係を示すグラ
フで、ガラス転位温度2()℃、35℃145℃および
55℃のものがポリエステル系樹脂塗膜のものであり、
90℃のものがエポキシ系樹脂塗膜のものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属板表面に前処理を施した後、電離放射線硬化型接着
    剤を塗布してプラスチックフィルムをラミネートし、し
    かる後に電離放射線を照射して接着剤を硬化させるプラ
    スチックフィルム被覆金属板の製造方法において、前記
    接着剤の塗布前にガラス転位温度が35〜55℃の熱硬
    化型ポリエステル系樹脂の下塗り塗料を塗装し、焼付乾
    燥することを特徴とするプラスチックフィルム被覆金属
    板の製造方法。
JP23748886A 1986-10-06 1986-10-06 プラスチツクフイルム被覆金属板の製造方法 Pending JPS6391174A (ja)

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JPS6391174A true JPS6391174A (ja) 1988-04-21

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