JPS6389512A - α−オレフイン重合用触媒成分の製造法 - Google Patents

α−オレフイン重合用触媒成分の製造法

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JPS6389512A
JPS6389512A JP23486686A JP23486686A JPS6389512A JP S6389512 A JPS6389512 A JP S6389512A JP 23486686 A JP23486686 A JP 23486686A JP 23486686 A JP23486686 A JP 23486686A JP S6389512 A JPS6389512 A JP S6389512A
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Sadahiko Yamada
山田 定彦
Masahito Harada
雅人 原田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術の分野〕 本発明は、α−第1/フィン重合用触媒成分の製造方法
に関する。更に詳しくは、溶液状態から析出させた3価
金属ハロゲン化物と2価金属の特定化合物との反応物を
主要構成4分とする担体にハロゲン化チタン等を担持さ
せて固体触媒成分とする該製造方法において、該担体と
してα−オレフィンで予i11重合させた担体を用いる
方法に関する。
〔先願の技術・その問題点〕
本発明者等は、先に特願昭80−244497号および
特願昭80−244498号(以下両者を併せて先願と
いうことがある)において重合活性が高く、高立体規則
性で重合活性の低下が少く、かつ、無臭のα−オレフィ
ン重合体を与える第1/フィン重合用触媒成分とこれを
用いたα−オレフィンの重合法につき提案した。
しかし、該先願で使用する固体触媒成分については、次
の諸問題が発生した。すなわち、先願の固体触媒成分は
、30℃以下での保存では長期間安定であるが、040
℃以上での保存中に触媒性能が変化すること、また、◎
固体触媒成分の大量生産時、製造装置内の激しい撹拌作
用、およびO重合用触媒フィードタンク内での撹拌、あ
るいはポンプ輸送過程において固体触媒成分の一部が摩
砕され、より微粉化されるという問題が発生した。
上述の保存温度が30℃以下ということは、該固体触媒
成分の容器を準保冷状態に保つ必要があるということを
意味し、工業用触媒薬剤としてその保存、輸送又は包装
費が準保冷を必要としない場合と比較して割高となり、
準保冷状態に保ったとしても十分に長い保存寿命を保持
することは困難である。また、該固体触媒の製造時に微
粉が発生すると該微粉の分離除去は困難であるか又は経
済的でなく、微粉を含む該成分を用いてオレフィン重合
用触媒を構成してオレフィンの重合に使用するとオレフ
ィン重合体の微粉の生成割合が増加して、該重合体の製
造後の取扱いならびに品質の均一性に関して不利な結果
を招く、因に、チーグラー・ナツタ系固体触媒成分の形
態と該成分を用いて得られたオレフィン重合体の形態と
は相似の関係にあるというのが、この技術分野における
専門家にとって公知の事実である。
〔発明の目的〕
本発明者等は、上述の問題につき研究中であったが、先
願に係る触媒の製法において、溶液状態から析出せしめ
た担体すなわち、固体生成物(2)に対して有機アルミ
ニウム化合物の共存下に炭素数2以上のα−オレフィン
で予備重合処理するときは、得られた最終の固体生成物
は、その保存温度を例えば、40℃のような常温を著し
く超える温度(以下超常温という)に保持しても、その
触媒活性が実質的に低下せず、また、固体触媒成分製造
時または、その後の取扱い時もしくは使用時(註、予備
活性化時または重合時)において前述のような諸問題(
微粉の発生)が殆んどないという事実を見出し本発明に
到達した。因に該予備重合処理は、固体生成物(2)に
対してされる点で、チタン化合物が担持された最純固体
(註、固体生成物(4))と有機アルミニウム化合物と
の組合せ(触媒)に対してα−オレフィン処理するいわ
ゆる予備活性化とは、その技術的意義が異る。
なお、固体生成物(I)が重合活性を保有しているのは
、該生成物中に特定の化学構造を有するチタン酸エステ
ルが含有されているからである。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は、長期
保存安定性、熱安定性および珈扱い時の耐庁砕性の改善
された固体触媒成分の製造方法を提供することである。
本発明は、下記(1)の主要構成と、(2)の実施態様
的構成を有する。
(1)溶液状態から析出させた3価金属ハロゲン化物と
2価金属の水酸化物、酸化物、炭酸化物、これらを含む
複塩または2価金属化合物の水和物との反応物を主要構
成々分とする担体にハロゲン化チタンおよび/又はハロ
ゲン化バナジル若しくはハロゲン化バナジウムを担持さ
せたα−オレフィン重合用触媒成分の製造法において、 I、3価金属ハロゲン化物と2価金属水酸化物、酸化物
、炭酸化物、これらを含む複塩、または2価金属化合物
の水和物とを反応させて得られる固体生成物(1)と、
チタン酸エステルおよびアルコールとを不活性炭化水素
溶剤中で加熱混合して溶解させ、 ■、かくして得られた溶液に一般式5iXeR2−e若
しくは5rXp (ORg )4−l若しくはSiXp
(OR7)4−p(d)(ここで又はClまたはBr、
RgおよびR7はそれぞれ炭素数1〜20のアルキル基
、アリール基または炭素数3〜20のシクロアルキル基
、見およびpは1〜4の数である)を混合反応させ析出
させて固体(以下固体生成物(2)という)を析出させ
、 III、該固体生成物〔2〕を有機アルミニウム化合物
の存在下、炭素a2以上のα−オレフィンで予備重合処
理して固体生成物(3)を得。
IV、該固体生成物(3)に、 一般式TiXq (OR@)4−qで表わされるハロゲ
ン化チタン(こ−でXはClまたはOr、R”は炭素数
1〜10のアルキル基、アリール基または炭素数3〜2
0のシクロアルキル基であり、qは1〜4の数である)
および/または、 一般式VOXs (ORg )!−s若しくはVXt 
(ORg )4−tで表わされるハロゲン化バナジル若
しくはハロゲン化バナジウム(こ\でXはClまたはB
r、R9および−は炭素数1〜20のアルキル基、アリ
ール基または炭素数3〜20のシクロアルキル基であり
、Sは1〜3、tは1〜4の数である)を反応させて固
体生成物(4)を収得するが、 ■、前記段階工、■若しくはIVのいづれか一の段階に
おいて反応混合物に芳香族多価カルボン醜エステルを混
合し反応させることを特徴とするα〜オレフィン重合用
触媒成分の製造法。
(2)3価金属化合物として無水塩化アルミニウムを、
2価金属化合物として水酸化マグネシウム、酸化マグネ
シウム若しくは含水塩化マグネシウムを用い、該3価金
属化合物1モルに対して該2価金属化合物を0.05〜
10モルの割合で、反応温度20〜Ml’lA ’Q 
le  松Ls イハr: n4= nn  E  4
)−I nAlt# nil ’IF Δし、粉砕しな
がら反応させることにより、取得した固体生成物(1)
を用いる前記第(1)項に記載の方法。
本発明の構成および効果につき以下に詳しく説明する。
最初に遷移金属化合物を担持させた担持型固体触媒成分
の製造法を述べる。
段階工。
固体生成物(1)は、3価金属ハロゲン化物と2価金属
化合物とを反応する事により得られる。
3価金属ハロゲン化物としては、三塩化アルミニウム(
無水)、三臭化アルミニウム(無水)、三塩化鉄(無水
)等が用いられる。
2価金属化合物としては、例えば)Ig(OH)z、C
a(OH)2、 Zn(OH)2、 Mn(OR)2の
ような水酸化物、 MgO5CaO1ZnO1>lnO
のような酸化物、MgAbO*、MgtSi04、Mg
s口0・のような2価金属の酸化物を含む複合酸化物、
HgC01、MnCO3のような炭酸化物、  NgC
Ozψ CaCO5のような2価金属の炭酸化物を含む
複合炭酸化物、5nCl2拳2 R20、HgCly*
  nHxO(nml 〜6)、NiCl2−6 R2
0、MnCl2e 4 ’khO、KMgCl3 ・6
 R20のようなハロゲン化物水和物、MgCl2e 
nMg(OH)z * mH2O(n−1〜3.mml
〜6)のようなハロゲン化物と水酸化物とから成る複合
化合物の本和物、3Mg0・2SiH2・2H20のよ
うな複合酸化物の水和物、3MgC:D3・)Ig(O
H)2・3H20のような炭酸化物と水酸化物とから成
る複合化合物の水和物、Mgg A 12 (0H)1
4CO1e4H20のような2価金属を含む水酸化炭酸
化物の本和物等が挙げられる。これらのうちマグネシウ
ムを含有する2価金属化合物は特に好ましい。
固体生成物(1)の製法は、03価金属ハロゲン化物と
2価金属化合物とをボールミル、振動ミル等の粉砕機中
で、粉砕しながら反応を行う方法。
03価金属ハロゲン化物と2価金属化合物とを粉砕、混
合した後、加熱により反応させる方法等がある。3価金
属ハロゲン化物と2価金属化合物との量比は、3価金属
ハロゲン化物1モルに対し、2価金属化合物0.01〜
20モルであり、好ましくは0.05〜10モルである
。粉砕しつつ反応させる場合には、粉砕反応条件は、室
温(20℃)〜500℃、好ましくは50〜300℃で
、ボールミルでは5〜100時間、振動ミルでは5分〜
50時間で十分である。又、粉砕後加熱する場合は、ボ
ールミルで5〜100時間、振動ミルで10分〜50時
間粉砕後、室温(20℃)〜500℃でIO分〜50時
間加熱する。かくして固体生成物(1)が得られる。
該固体生成物(1)を不活性炭化水素溶剤中チタン酸エ
ステルおよびアルコールと場合により有機酸エステルと
共に混合し加熱して溶解させる。
チタン酸エステルとしては、Ti(ORg)4で表わさ
れるオルトチタン酸エステルおよび Rg−+0−Ti(OR3) (ORg ) 袖0−R
5テ表わさミルポリチタン酸エステルである。ここで、
R1、R2、R3,R4およびR5は炭素数1〜20の
アルキル基、アリール基または炭素数3〜20のシクロ
アルキル基であり、mは2〜20の数である。
アルコールとしては、炭素数1−18の脂肪族アルコー
ルおよびまたは炭素数6〜24の芳香族アルコールを使
用することができる。
その中でも炭素数4〜lOの脂肪族アルコールが好まし
い、これらの脂肪族アルコールに代えて若しくは脂肪族
アルコールと共にフェノール若しくはその誘導体のよう
なフェノール類も使用できる。
不活性炭化水素溶剤としては、脂肪族炭化水素、芳香族
炭化水素、およびハロゲン化炭化水素を使用することが
できる。その中でも脂肪族炭化水素が好ましい。
具体的に溶解させる方法としては、■固体生成物(1)
、チタン酸エステルおよびアルコールを不活性炭化水素
溶剤中任意の添加順序で混合して懸濁させ、その懸濁液
を撹拌しながら加熱して溶解させる、◎チタン酸エステ
ルおよびアルコールを不活性炭化水素溶剤中撹拌しなが
ら加熱し、その溶液に固体生成物(1)を加えて溶解さ
せる。あるいは、O不活性炭化水素溶剤中に固体生成物
(1)を加熱しながら懸濁させておき、その懸濁液にチ
タン酸エステルおよびアルコールを加えて懸濁物を溶解
させる、などの方法を挙げることができる。いずれの方
法においても、有機酸エステルはどの段階においても添
加することが可能である。
いずれの方法も採用することができるが、■の方法は操
作が極めて簡易なので好ましい、前述の懸濁液を溶解さ
せるためには懸濁液を加熱することが必要である。加熱
温度は40〜200℃、好ましくは50〜150℃であ
る。加熱時間は5分〜7時間、好ましくは10分〜5時
間である。チタン酸エステルの使用量は、固体生成物(
1)中の2価金属1グラム原子に対してオルトチタン酸
エステルの場合0.1〜5011O1、好ましくは0.
3〜30履O1であり、ポリチタン酸エステルの場合は
オルトチタン酸エステル相当の単位に換算してオルトチ
タン酸エステルと同様の使用量である。アルコールの使
用量は固体生成物(1)中の2価金属1グラム原子に対
して0.3〜100鳳OI、好ましくは0.5〜70s
olである。チタン酸エステルとアルコールの総使用量
は固体生成物(1)に対して多い程固体生成物(1)の
不活性炭化水素溶剤に対する溶解性が増すが、得られた
溶液中の固体生成物(1)相当物を再固体化するために
極めて多量のハロゲン化ケイ素を使用しなければならな
い上に、再固体化それ自身がむずかしくなり、固体化し
ても粒子形状の制御は極めて困難となる0反対に、チタ
ン酸エステルとアルコールの総使用量が少な過ぎると固
体生成物(1)が不活性炭化水素溶剤に可溶性とならず
、固体触媒は不定形となり、本願の目的を達成すること
はできない、チタン酸エステルとアルコールの使用量合
計は上述の個々の使用可能量合計の範囲より狭く固体生
成物(1)中の2価金属1グラム原子に対し0.5〜1
00鳳o1、好ましくは1〜50solである。
不活性炭化水素溶剤の使用量は、固体生成物(り中の2
価金属1グラム原子に対して0.1〜6文、好ましくは
0.3〜4!;Lである。
段階■。
かくして得られた溶液に有機酸エステルの存在下または
不存在下において、ハロゲン化ケイ素を混合反応させて
固体生成物(2)を得る。
固体生成物(2)を得る方法としては、固体生成物(1
)相当物を含む溶液に、■有機酸エステルを加えて反応
させた後ハロゲン化ケイ素を加えて固体を析出させる、
■有機酸エステルと共にハロゲン化ケイ素を加えて反応
させ固体を析出させる、あるいはO有機酸エステル不存
在下で行うなどの方法により固体を得た後該固体を不活
性炭化水素溶剤により洗浄し、固体生成物(2)を得る
方法を挙げることができる。
有機酸エステルとしては、脂肪族カルボン酸エステル若
しくは芳香族カルボン酸エステルを使用することができ
る。この段階で使用する有機酸エステルを有機酸エステ
ル(B)とする。
ハロゲン化ケイ素としては、5iXaRニー9およびS
+Xp (ORg )4−Pで表わされる化合物を使用
することができる。ご覧でXはClまたはBr、Rgお
よびR7はそれぞれ炭素数1〜20のアルキル基、アリ
ール基または炭素数3〜20のシクロアルキル基であり
、文およびPは1〜4の数である。
ハロゲン化ケイ素の使用量は、使用した固体生成物(1
)中の2価金属1グラム原子に対して0.1〜100履
o1好ましくは1〜50solである。均一溶液にハロ
ゲン化ケイ素を加えて反応させることにより、固体が析
出してくる。
粒子形状の制御については、均一溶液とハロゲン化ケイ
素との反応条件により決定される。ハロゲン化ケイ素を
反応させる際の反応器の撹拌条件も粒子形状制御条件の
一つである。撹拌機回転数のかなり遅い弱い撹拌は1粒
子径の大きい固体粒子をもたらし、かつ、その粒度分布
も広くなるので好ましくない。
該析出した固体を不活性炭化水素溶剤により洗浄後固体
生成物(2)が得られる。
段Wjm − この段階では、前段階■で得られた固体生成物(2)を
炭素数2以上のα−オレフィンと予備重合させて固体生
成物(3)を得る。該予備重合処理の意義は前述したと
おりである。そして固体生成物(3)を得るより具体的
な方法としては、■固体生成物(2)を不活性炭化水素
溶剤に懸濁させておき、その懸濁液に後述と同様の有機
アルミニウム化合物を加え、混合した後α−オレンイン
を供給する。
■有機アルミニウム化合物を溶解させた不活性炭化水素
溶剤に固体生成物(2)を懸濁させた後α−オレフィン
を供給する方法などがあり、α−オレフィンは固体生成
物(2)Ig当り予備重合するオレフィン重合体がo、
ooi〜1000g、好ましくは0.01〜500gに
なるよう供給する。
有機アルミニウム化合物の使用量は、固体生成物(2)
に含まれるチタン原子1モルに対して0.1〜500モ
ル、好ましくは0.5〜100モルである。
不活性炭化水素溶剤の使用量は固体生成物1gちりO〜
 1000層文、好ましくは5〜500mMである。
予備重合する際の温度は一20〜+80℃、好ましくは
0〜30℃、時間は1分〜5時間、好ましくは3分〜3
時間である。
また、予備重合段階において、前述の有機酸エステル化
合物を共存させることも可能である。
このようにして固体生成物(2)はオレフィン重合体で
おおわれる。該固体を既述の不活性炭化水素溶剤により
洗浄後固体生成物(3)が得られる。
段階■。
次に、固体生成物(3)にハロゲン化チタンおよび/ま
たはハロゲン化バナジウムを反応させて固体生成物(4
)とする。
ただし、該段階I、■および■の少なくともいずれか一
段階において、芳香族多価カルボン酸エステルを混合し
反応させるものとする。
段階V。
芳香族多価カルボン酸エステルとしては、ベンゼン多価
カルボン酸エステルおよびナフタレン多価カルボン酸エ
ステルなどを挙げることができる。
多価カルボン酸エステルの使用量は固体生成物(1)中
の2価金属1gM子に対して0.01〜0.8mol、
好ましくは0.03〜0.7jolである。
ハロゲン化チタンとしてはTiXq (OR@)4−q
で表わされる化合物を使用することができる。ここでX
はCl、R”は炭素数1〜10のアルキル基、アリール
基または炭素数3〜20のシクロアルキル基であり、q
は1〜4の数である。これらのハロゲン化チタンの中で
も四塩化チタンが最も好ましい。
ハロゲン化バナジウムとしては一般式V OX5(OR
9)t−s若しくはVXt(0戸)4−もで表わされる
/\ロゲン化バナジル若しくはハロゲン化バナジウムで
ある。ここで、又は引またはBr、R9およびRoは炭
素数1〜20のアルキル基、アリール基または炭素数3
〜20のシクロアルキル基であり、Sは1〜3、tは1
〜4の数である。これらのハロゲン化バナジル若しくは
ハロゲン化バナジウムの中でも三塩化バナジルおよび四
塩化バナジウムが好ましい。
ハロゲン化チタンおよび/またはハロゲン化バナジウム
はそのままでもあるいは溶剤で希釈しても使用すること
ができる。その場合の溶剤は既述の不活性炭化水素溶剤
と同じものでよい。固体生成物(3)とハロゲン化チタ
ンおよび/またはハロゲン化バナジウムとの反応は、固
体生成物(3)の既述した不活性炭化水素中の懸濁液に
ハロゲン化チタンおよび/またはハロゲン化バナジウム
を加えるか、あるいはハロゲン化チタンおよび/または
ハロゲン化バナジウムの中に固体生成物(3)を加えて
反応させてもよい、ハロゲン化チタンまたはハロゲン化
バナジウムの使用量は使用した固体生成物(1)中の2
価金属1グラム原子に対して1〜1000厘01、好ま
しくは5〜500io1である。
固体生成物(3)とハロゲン化チタンまたはハロゲン化
バナジウムの反応温度は40〜150”O1好ましくは
50〜130℃、時間は5分〜5時間、好ましくは10
分〜3時間である0反応後は濾別またはデカンテーショ
ン法により固体分離後該固体を不活性溶剤で十分に洗浄
し、未反応物あるいは副生成物などを除去する。
以上のようにして得られた固体生成物(4)は微量の酸
素あるいは水により容易に失活するので、固体生成物(
4)の製造、保存あるいは使用の段階において酸素ある
いは水などの混入がないよう注意しなければならない。
固体生成物(3)を使用してオレフィン重合体を製造す
る以前に、固体生成物(3)をさらに予備重合処理する
ことも可詣である0段階■において、固体生成物(1)
の代りに固体生成物(3)を用いること以外は段階■と
同様に予備重合することができる。この予備重合処理は
、翅理後の固体生成物が七のまヘオレフィンの正規の重
合に使用されるものでない点で、いわゆる予備活性化と
区別される。
次にオレフィン重合体製造法について述べる。
固体生成物(4)は固体触媒成分として有機アルミニウ
ム化合物および有機ケイ素化合物と組合わせることによ
り、α−オレフィンの重合体製造用の触媒とすることが
できる。
有機アルミニウム化合物としては、A IXr RgJ
−rで表わされる化合物を使用することができる。ここ
でXはC!、R”は炭素数1〜20のアルキル基、アリ
ール基または炭素数3〜20のシクロアルキル基であり
、rはO〜2の数である。
有機ケイ素化合物としては、 一般式sig (OR” )4−tl、mコテR”8ヨ
ヒRgli炭素数1〜20のアルキル基、アリール基ま
たは炭素数3〜20のシクロアルキル基であり、Eは0
〜3の数である。
固体生成物(4)、有機アルミニウム化合物および有機
ケイ素化合物の組合せ方法は、■固体41成物(4)、
有機アルミニウム化合物および有機ケイ素化合物を独立
に重合器に供給する、■有機アルミニウム化合物と有機
ケイ素化合物の混合物および固体生成物(4)を独立に
重合器に供給する、■固体生成物(4)、有機アルミニ
ウム化合物および有機ケイ素化合物の混合物を重合器に
供給する、などの態様があり、いずれの方法も採用でき
る。
それらの中で■または■が好ましい場合もある。
以上の如く王者を組合せる際、それぞれの成分あるいは
いずれかの成分をブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、ノナン、デカンおよびケロシンなどの脂肪族炭化水
素に溶解あるいは懸濁させて使用することもできる。
有機アルミニウム化合物の使用量は、固体触媒成分とし
ての固体生成物(4)に含まれるチタン原子1モルに対
して1〜1000モル、好ましくは5〜500モルであ
る。有機ケイ素化合物の使用量は有機アルミニウム化合
物1モルに対して0.01〜2モル、好ましくは0.0
5〜1モルである。混合有機アルミニウム化合物あるい
は混合有機ケイ素化合物を使用する場合は、それぞれの
総和のモル数が上述の範囲に入ればよい。
本発明に係る固体触媒成分としての固体生成物(4)、
有機アルミニウム化合物および有機ケイ素化合物の組合
せにより得られる触媒を用いて得られるα−オレフィン
重合体は、炭素数3以上のα−オレフィンの単独重合の
みならず、他の炭素数2以上のα−オレフィンのlsま
たは2種以上との共重合をも含むものである。
それらの他のα−オレフィンの使用量は共毛合体中に5
0モル%以下含有される量である0重合は液相中あるい
は気相中で行うことができる。液相中で重合を行う場合
は、例えばヘキサン、ヘプタン、ノナン、デカンあるい
はケロシンなどの不活性炭化水素溶剤を重合媒体として
使用してもよいが、α−オレフィン自身を反応媒体とす
ることもできる。気相中で重合を行う場合は、原則とし
て反応媒体を使用しないが、触媒またはその成分のいず
れかを上述の不活性炭化水素に溶解または懸濁させて使
用することもできる0重合は重合器内において、触媒と
α−オレフィンを接触させることにより行われる6重合
温度は40〜200℃、好ましくは50〜150℃であ
り、重合圧力は大気圧〜100kg/crn” CG)
 、好ましくは5〜50kg/cゴ(G) テある0重
合は回分式、半連続式あるいは連続式のいずれの態様に
よっても行うことができるが、工業的には連続式重合が
好ましい。
また、重合を重合条件の異なる多段重合によって行うこ
とも可能である0重合体の分子量を調節するためには、
fi合系に水素のような分子量WRWj剤を加えること
が効果的である。
以上述べた固体触媒成分の製造や保存、触媒の調整およ
び重合体の製造は窒素あるいはヘリウムなどの不活性気
体の雰囲気下で行わなければならないが、場合によって
はモノマーの雰囲気下あるいは真空条件下でも行うこと
ができる。
本発明の主要な効果は次の通りである。
1、保存安定性および熱安定性に優れるので、長期間に
渡り気温の高低にかかわらず安定に保存が出来る。
2、触媒成分の耐摩砕性に優れるので、触媒製造過程の
みならず重合体製造過程においても摩砕を受けにくい、
このことは微粉触媒の生成を防ぎ、ひいては微粉オレフ
ィン重合体の生成を防ぐことを示している。よって気相
重合プロセスの長期間重合、あるいは多段重合プロセス
でのエントレイン問題を解決することができた。
本発明の他の効果は、 3、極めて重合活性が高く、重合体中の歿触媒除去の必
要がないことである。
4、得られる重合体は無臭であり、重合時間の経過に伴
なう重合活性低下が小さいことである。
5、重合体の立体規則性が極めて高いα−オレフィン重
合体を得ることができる。
実施例および比較例中、重合体を規定する諸性質の定義
あるいは測定方法は次の通りである。
(1)メルトフローレート(NFRと略す)の測定法は
ASTM D 1238(L)による。
(2)重合体のかさ密度(BDと略す)の測定法はAS
TM D 18115による。
(3)固体生成物(3)、固体生成物(4)および重合
体粒子の形状観察は光学顕微鏡による。
(4)重合体の粒径分布はJIS Z 8801による
篩を用い求めた。
(5)重合体の微粉体とは、粒径がf05pm未満の重
合体である。
(6)抽出法立体規則性(ESS)とは重合体を沸とう
n−へブタン(88℃)で6時間抽出した後の抽出残分
の抽出前の全量に対する割合である。
以下実施例および比較例によって本発明を説明する。
実施例1 ■相持型固体触媒成分の調製 三塩化アルミニウム(無水) 18[1gと水酸化マグ
ネシウム58gを振動ミルで250℃にて3時間粉砕さ
せながら反応させた所、塩化水素ガスの発生を伴いなが
ら反応が起こった。加熱終了後、窒素匁流中で冷却し、
固体生成物(1)を得た。
ガラスフラスコ中において、デカンGOIIlfL、固
体生成物(1) 10.0g、オルトチタン酸n−ブチ
ル34.2g、 2−エチル−1−ヘキサノール39.
2gを混合し、撹拌しながら、 130℃に2時間加熱
して溶解させ均一な溶液とした。その溶液を70℃とし
、 p−トルイル酸エチル2.0gを加え1時間反応さ
せた後、フタル酸ジイソブチル4.0gを加え更に1時
間反応させ撹拌しなから四塩化ケイ素104gを2詩間
30分かけて滴下し固体を析出させ、更に70℃、1時
間撹拌した。固体を溶液から分離し精製へキサンにより
洗炸し固体生成物(2)を得た。
該固体生成物(2)残量全てをヘキサン5QOmJlに
懸濁させ、25℃に保ちつつトリエチルアルミニウム3
0mmolを加え撹拌しながら同温度において重合体収
率がI、0g−重合体/g−固体生成物(2)になるよ
うにエチレンを1時間にわたり導入し、その後さらに1
時間同温度にて撹拌した後、濾液中にトリエチルアルミ
ニウムが検出されなくなるまでヘキサンで洗浄して固体
生成物(3)を得た。
該固体生成物(3)全量をI、2−ジクロルエタン10
0層文で希釈した四塩化チタン10huとともに2タル
酸ジイソブチル4.0gを加え、撹拌しながら100℃
に2時間反応させた後、同温度にてデカンティションに
より液相部を除き、再びI、2−ジクロルエタン100
m1、四塩化チタン100腸文を加え、撹拌しながら 
100℃に2時間反応させた後、熱濾過にて固体部を採
取して精製ヘキサンで洗浄し、25℃、減圧下で1時間
乾燥して固体生成物(4)を得た。この固体生成物(4
)を担持型固体触媒成分とした。
上述の操作および以後の実施例、比較例中の同た。この
固体生成物(4)を相持型固体触媒成分とした。
上述の操作および以後の実施例、比較例中の同様の操作
はすべて精製窒素雰囲気下で行った。
固体生成物(4)は球形に近い形状であり、T4I、4
%およびポリエチレン55%を含有していた。
■α−オレフィン重合体の製造 プロピレン置換した内容積3文の多段撹拌機付きステン
レス製反応器に、トリエチルアルミニウム 2.0mm
al、ジフェニルジメトキシシラン0.4腹履OI、該
固体生成物(4) 33.4mgおよび水素800層文
添加後、70℃において全圧22kg/crn’ (G
)になるようにプロピレンを連続的に導入しながら2時
間重合を行った。その後未反応プロピレンを排出して粉
末状ポリプロピレン245gを得た。
その粉末状ポリプレロピレンのBDは0.41、MFR
は6.9、重合体粒子は球形ないしは球形に近い形状で
あり、粒径が105μm以下の微粉量割合は全体の0.
15重量%であった。なお、標準的な粒径250〜50
0 g mの粒子の全体に対する割合も測定したところ
89.1重量%であった。また、得られた粉末状ポリプ
ロピレンは、エステル臭もなく無臭であった・ その他の結果を表1に示す。
実施例2 実施例1で得られた固体生成物(4)を使用し、耐摩破
性試験を行った。
■窒素雰囲気下においてマグネット駆動式循環ポンプ(
イッキマグネットポンプMO−10型)を使用して、ヘ
キサンlfL中に固体生成物(4) 16.7gを懸濁
させた溶液を、流速I、IJJ/sin、温度25℃の
条件下で3時間循環させた後、α−オレフィン重合体製
造に供した。  ′ ■α−オレフィン重合体の製造 プロピレン置換した内容積31の多段撹拌機付きステン
レス製反応器に、トリエチルアルミニウム 2.0mm
ol、ジフェニルジメトキシシラン0.4mmol、ポ
ンプリサイクル後の固体触媒成分スラリー2.0m文(
33,4I1g相当)および水素800国!l添加後、
 70℃において全圧22kg/cm” (G)になる
ようにプロピレンを連続的に導入しながら2時間重合を
行った。その後未反応プロピレンを排出して粉末状ポリ
プロピレン240gを得た。
その粉末状ポリプレロピレンのHDは0.40、MFR
は6.5、重合体粒子は球形ないしは球形に近い形状で
あり、粒径が105gm以下の微粉量割合は全体の0.
25重量%であった。なお、標準的な粒径250〜50
0μmの粒子の全体に対する割合も測定したところ88
,7重量%であった。また、得られた粉末状ポリプロピ
レンは、エステル臭もなく無臭であった・ その他の結果を表1に示す。
実施例3〜5 実施例工の■と同様にして得た固体生成物(4)を窒素
雰囲気下40℃に保存し、1ケ月後(実施例3)、3ケ
月後(実施例4)および6ケ月後(実施例5)にそれぞ
れ実施例1の■と同様にしてα−オレフィン重合体を製
造した。
結果を表1に示す。
比較例1 実施例1と同様にして固体生成物(2)を得た。
該固体生成物(2)を予備重合することなく全量をI、
2−ジクロルエタン100m文で希釈した四塩化チタン
100mflとともにフタル酸ジイソブチル4.0gを
加え、撹拌しながら 100℃に2時間反応させた後、
同温度にてデカンティションにより液相部を除き、再び
I、2−ジクロルエタン100cJ1、四塩化チタン1
00】文を加え、撹拌しながら 100℃に2時間反応
させた後、熱濾過にて固体部を採取して精製へキサンで
洗浄し、25℃、減圧下で1時間乾燥して固体生成物(
4)相当物とすること以外は実施例1と同様にしてオレ
フィン重合体の製造を行った。
その結果を表1に示す。
比較例2 比較例1で得られた固体生成物(4)相当物10g用い
て実施例2と同様の#摩砕性試験を行い、α−オレフィ
ン重合体の製造を行った。
その結果を表1に示す。
比較例3〜5 比較例1と同様にして得られた固体生成物(4)相当物
を窒素雰囲気下40℃に保存し、1ケ月後(比較例3)
、3ケ月後(比較例4)および6ケ月後(比較例5)に
それぞれ実施例1の■と同様にしてα−オレフィン重合
体を製造した。
その結果を表1に示す。
実施例6 ■相持型固体触媒成分の調製 三塩化アルミニウム(無水) 133gと酸化マグネシ
ウム40gを振動ボールミルで150℃にて5時間加熱
粉砕させながら反応させた所、塩化水素ガスの発生を伴
いながら反応が起こった。加熱終了後、窒素気流中で冷
却し、固体生成物(1)を得た。
ガラスフラスコ中において精製ノナン120m1、固体
生成物(1) 20.0g、オルトチタン酸n−ブチル
H,4g、2−エチル−1−ヘキサノール78.4gを
混合し、撹拌しながら 130℃、3時間加熱して完全
溶解させた6その均一溶液を70℃とし、撹拌しながら
フタル酸ジイソブチル8.0gを加え、70℃でさらに
1時11rl加熱させた。この均一溶液に四塩化ケイ素
204gを3時間かけて滴下し、固体を析出させ。
更に同温度に1時間撹拌した後、固体を精製へキサンに
より洗浄し固体生成物(2)を得た。固体生成物(2)
のT1含有率は3.0%であった。
該固体生成物(2)半分を10℃に冷却したトリエチル
アルミニウム 懸濁させ、撹拌しながら同温度において重合体収率がI
、0g−重合体/g一固体生成物(2)になるようにプ
ロピレンを2時間かけて導入した後、ヘキサンで洗浄し
て固体生成物(3)とし、該固体生成物(3)全量をI
、2−ジクロルエタン100mlで希釈した四塩化チタ
ンI、 O O ll1文と混合し撹拌しながら 10
0℃に2時間反応させた後、同温度にてデカンティショ
ンにより液相部を除き、再びI、2−ジクロルエタン1
00塵文、四塩化チタン1001文を加え、撹拌しなが
ら 100℃に2時間反応させた後2熱濾過にて固体部
を採取して精製へキサンで洗浄し、25℃。
減圧下で1時間乾燥して固体生成物(4)を得た。
この固体生成物(4)を担持型固体触媒成分とした。
この固体生成物(4)は球形に近い形状であり、Ti 
L.6%およびポリプロピレン45%を含有していた。
該固体生成物(4) 13.7gをヘキサン1u中に懸
濁させた溶液を実施例2の■と同様にマグネット駆動式
循環ポンプで流速I、1文/win、温度25℃の条件
下で3詩間循環させた後、α−オレフィン重合体製造に
供した。
■αーオレフィン重合体の製造 プロピレン置換した内容積3文の多段撹拌機付きステン
レス製反応器に、トリエチルアルミニウム 2.Qmm
ol、ジフェニルジメトキシシラン0.4mmo 1、
前述固体触媒成分スラリー2.0ml ( 27.4B
相当)および水素800m文添加後、70℃において全
圧22kg/crn’ CG)になるようにプロピレン
を連続的に導入しながら2時間重合を行った。その後未
反応プロピレンを排出して無臭の粉末状ポリプロピレン
を得た。
その他の結果を表1に示す。
実施例7 重合時間を4時間にした以外は、実施例6と同様にして
実験を行った。
得られた結果は表1に示す。
比較例6 実施例6の固体生成物(2)残り半分を予fI11重合
することなくI、2−ジクロルエタンIOQ薦見で希釈
した四塩化チタン100m1と混合し撹拌しながら 1
00℃に2時間反応させ、同温度にてデカンティション
により液相部を除き、再びI、2−ジクロルエタン10
0ta n、四塩化チタン100+JLを加え、撹拌し
ながら 100℃、2時間反応させた後、熱鑓過にて固
体部を採取して特製へキサンで洗浄し、25℃、減圧下
1時間乾燥して固体生成eF(4)相当物とすること以
外は実施例6と同様に耐摩砕性試験を行った後、α−オ
レフィン重合体の製造を行った。
その結果を表1に示す。
比較例7 重合時間を4時間にした以外は、比較例6と同様にして
実験を行った。
得られた結果は表1に示す。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の触媒成分とα−オレフィン重合体の製造
工程を示すフローシートである。 以  上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶液状態から析出させた3価金属ハロゲン化物と
    2価金属の水酸化物、酸化物、炭酸化物、これらを含む
    複塩または2価金属化合物の水和物との反応物を主要構
    成々分とする担体にハロゲン化チタンおよび/又はハロ
    ゲン化バナジル若しくはハロゲン化バナジウムを担持さ
    せたα−オレフィン重合用触媒成分の製造法において、 I 、3価金属ハロゲン化物と2価金属水酸化物、酸化
    物、炭酸化物、これらを含む複塩、または2価金属化合
    物の水和物とを反応させて得られる固体生成物(1)と
    、チタン酸エステルおよびアルコールとを不活性炭化水
    素溶剤中で加熱混合して溶解させ、 II、かくして得られた溶液に一般式SiX_lR^5_
    4_−_l若しくはSiX_p(OR^7)_4_−_
    p(d)(ここでXはClまたはBr、R^6およびR
    ^7はそれぞれ炭素数1〜20のアルキル基、アリール
    基または炭素数3〜20のシクロアルキル基、lおよび
    pは1〜4の数である)を混合反応させ析出させて固体
    (以下固体生成物(2)という)を析出させ、 III、該固体生成物(2)を有機アルミニウム化合物の
    存在下、炭素数2以上のα−オレフィンで予備重合処理
    して固体生成物(3)を得、 IV、該固体生成物(3)に、 一般式TiX_q(OR^8)_4_−_qで表わされ
    るハロゲン化チタン(こゝでXはClまたはBr、R^
    8は炭素数1〜10のアルキル基、アリール基または炭
    素数3〜20のシクロアルキル基であり、qは1〜4の
    数である)および/または、 一般式VOX_s(OR^g)_3_−_s若しくはV
    X_t(OR^1^0)_4_−_tで表わされるハロ
    ゲン化バナジル若しくはハロゲン化バナジウム(こゝで
    XはClまたはBr、R^gおよびR^1^0は炭素数
    1〜20のアルキル基、アリール基または炭素数3〜2
    0のシクロアルキル基であり、sは1〜3、tは1〜4
    の数である)を反応させて固体生成物(4)を収得する
    が、 V、前記段階 I 、II若しくはIVのいづれか一の段階に
    おいて反応混合物に芳香族多価カルボン酸エステルを混
    合し反応させることを特徴とするα−オレフィン重合用
    触媒成分の製造法。
  2. (2)3価金属化合物として無水塩化アルミニウムを、
    2価金属化合物として水酸化マグネシウム、酸化マグネ
    シウム若しくは含水塩化マグネシウムを用い、該3価金
    属化合物1モルに対して該2価金属化合物を0.05〜
    10モルの割合で、反応温度20〜500℃において反
    応時間5分〜100時間混合し、粉砕しながら反応させ
    ることにより、取得した固体生成物(1)を用いる特許
    請求の範囲第(1)項に記載の方法。
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