JPS638892A

JPS638892A - 紙葉類識別装置

Info

Publication number: JPS638892A
Application number: JP61151465A
Authority: JP
Inventors: 宮下　茂光
Original assignee: Fuji Electric Co Ltd
Current assignee: Fuji Electric Co Ltd
Priority date: 1986-06-30
Filing date: 1986-06-30
Publication date: 1988-01-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は紙葉類識別装置に関し、詳しくは紙幣等の紙面
上に印刷された模様を磁気的に検査してその紙幣等の真
偽を判定する紙葉類識別装置に関するものである。

〔従来の技術〕

昨今、この種紙葉類の識別装置が適用装備された機器の
普及は目覚しいものがあり、例えば自動仄売機、両待機
、遊技場のメダル貸し機等と設ｎ場所も多岐にわたって
いる。このため、上述識別装置の耐環境的性能が重要視
されるようになり、そのより一層の向上が求められるよ
うになってきている。

第４図は従来の紙葉類識別装置の一例を示し、ここで、
１はその識別装置である。一般に、この種識別装置は紙
葉類の搬送装置を具えており、２はその駆動モータ、３
は図示しない駆動伝達機構を介してモータ２により駆動
される駆動プーリ。

４は駆動プーリ３と受動プーリ５との間に張架された無
端ベルトである。また、これらのプーリ３と５との間に
は無端ベルト４によって連動されるアイドラプーリ６が
、更にまた、プーリ３，５および６のベルト４を介して
の対向位置にはそれぞれ押えローラ７が配設されている
。

かくして、無端ベルト４の上面と、その対向位置に設け
られた押えローラ７とによって、その間に搬送路８が構
成されるが、その搬送路８に沿って、受入口９の側およ
び途中にそれぞれ発光素子１０Ａと受光素子１１Ａ８よ
び発光素子１０Ｂと受光素子１１Ｂからなる光学的検知
センサが配置されて、それぞれ第１および第２検知セン
サを構成しており、第１の検知センサーＯＡ、ＩＩＡに
よって紙葉類の受入れられたことが検知され、更に第２
の検知センサーＯＢ、ＩＩＢによって紙葉類の通過中で
あることが検知される。なおここで、発光素子１０Ａお
よびＩＯＢは例えば発光ダイオードで、また受光素子１
１ＡおよびＩＩＢはり例えばフォトトランジ矛壬構成されたものである。

また、搬送路８に沿って、その中央近傍に磁気センサ１
２が設けられており、ここを通過する紙葉類は押えロー
ラ１３によって磁気センサ１２に向けて偏倚され、紙葉
類上面側に磁性を有するインクで印刷された磁気模様が
検知される。なお、このような装置では衝撃による雑音
発生の防止や磁気センサ１２の＃摩耗性の配慮から、押
えローラ１３は大力の場合ゴム等の弾性体で形成されて
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このように構成された従来の紙葉類識別
装置にあっては、その設置場所が機械工場やその近傍ま
たは遊技場であったりして、かかる場所に設置されると
、空気中の塵あいに磁性粉が含まれていたり、あるいは
識別装置の利用者の手を介して紙葉類、例えば紙幣に磁
性粉が付着していたりする。

そこで、このような磁性粉（以下で磁粉という）が識別
装２１１内に持込まれることになり、磁粉が特に磁気セ
ンサ１２の押えローラ１３の表面に付着する結果、磁気
センサ１２によって紙幣上の磁気模様が正しく検知され
ず、例えば本物の紙幣であるにかかわらずしばしば偽物
であると誤判断されてしまうことが起る。

また、このようなことになると、識別装置１０体には磁
粉を除去する手段が設けられていないために、人手によ
って押えローラ１３や搬送路８、更には全搬的な清掃を
丹念に行うしかなく、環境にもよるが、時にはこのよう
な清掃を一日にバー回しなければならず、メンテナンス
でカバーするために無駄な時間を要していた。

本発明の目的は、上述の問題点に着目し、その解決を図
るべく、識別に影響を与えるような磁粉を押えローラ上
から除去することによって、常に正しい識別が得られる
ようにした、耐環境性の優れた紙葉類識別装置を提供す
ることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

すなわち１本発明は、搬送路を介した対向位置に磁気セ
ンサと磁気センサに接触を保つ押えローラとが配設され
、搬送中の紙葉類を磁気センサと−押えローラとの間に
保持して磁気的に紙葉類の識別がなされる紙葉類識別装
置において、押えローラの周面に近接させて磁石を設け
、磁石により回転する押えローラの周面から磁性粉を吸
引させるようにしたことを特徴とするものである。

（作　用）紙葉類によって識別装置に持込まれ押えローラに付着し
た磁粉を、磁石によって取除くようにすることにより、
その識別動作への悪影響を取除き、耐環境性の大幅な向
上を図ることができる。

〔実施例〕

以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

なお以下で第４図と同様な機能を有する個所には同一符
号を付してその説明を省略する。第１Ａ図および第１Ｂ
図において、２１は永久磁石、２２は永久磁石を支持す
るためのホルダであり、本例では紙葉類の搬送方向に対
し押えローラ１３の後側における近接位置にホルダ２２
を介して永久磁石２１が配設しである。なおここで、ホ
ルダ２２は例えばプラスチック等の非磁性体で形成され
ており、永久磁石２１の磁力が押えローラ１３の表面に
作用するように、永久磁石２工には搬送方向とモ行な方
向に着磁がなされている。

ま−た、本例では磁気センサ１２およびその押えローラ
１３と横ならびの位置に光学的検知センナ（以下で第３
光学的検知センサという）２６が設けてあり、紙葉類、
例えば紙幣の先端がこのセンナ２６の位置、すなわち磁
気センサ１２を通過するときに、これを検知して磁気セ
ンサ１２の出力を介し紙幣の真偽の判別が不図示の制御
部で実施される。

このように構成した紙葉類識別装置にあっては、いま、
被検査体として紙幣が受入口９から挿入されると、入口
側の光学的第１検知センサ１０Ａ、ＩＩＡからの検知信
号が制御部に送出されることによってモータ２が起動さ
れ、搬送装置により紙幣が識別装置１００内に取込まれ
る。

かくして紙幣の先端が第３光学的検知センサ２６を通過
すると同時に、制御部ではその検知信号により磁気セン
サ１２からの出力を監視して紙幣の真偽の判別を開始す
る。また、押えローラ１３は磁気センサ１２と接触を保
っているので、紙幣が磁気センサ１２と押えローラ１３
との間に導かれてくることにより紙幣に沿って回転させ
られるが、このとき紙幣の裏面側に付着していた磁粉が
押えローラ１３の表面に転写されるような形態で付着す
る。

しかるに、本例では押えローラ１３がそのあと、ホルダ
２２の位置にまで回転したところでその度に永久磁石２
１によって押えローラ１３の表面から磁粉がホルダ２２
の面側に吸引取除かれ、これによって押えローラ１３が
引続き回転して磁気センサ１２の対向位置にきても押え
ローラ１３には磁粉が付着していないことによって、そ
のような識別への影響を解消することができる。

なお、先に述べたように制御部では紙幣の先端が磁気セ
ンナの位置を通過する時点で紙幣の真偽の鑑別を開始し
ており、真の紙幣として不適と判断されたならば、Ｊｉ
ｍ部によりモータ２が逆回転させられて紙幣を受入口９
に戻される。また真の紙幣として適正であると判断され
た場合は、引続き正方向の搬送が継続され、第２光学的
検知手段１０Ｂ、ＩＩＢによって紙幣後端の通過が検知
されると制御部では真券信号を出力すると共に、紙幣を
識別袋２Ｊ　１００の外へ送り出すまでの時間タイマを
トリガし、所定の時間が経過した後モータを停止Ｆさせ
る。

なお、以ヒの説明では、磁気センサ１２および押えロー
ラ１３が一組配設されている場合について述べたが、複
数組のこのような装置が設けられている場合についても
本発明を同様に適用して構成することができるのはいう
までもなく、また、磁気センサ１２および押えローラ１
３の上下相対位置が上記の例と反対の場合であっても同
様に構成して効果が得られることは勿論である。

第２Ａ図および第２Ｂ図は本発明の他の実施例を示す、
本例は、上述した第１の実施例で永久磁石を使用したの
に対して、長時間磁力による磁粉除去効果を保持させる
ために、電磁石を使用するようにしたもので、装置の非
使用時においては電磁石を消磁状態とすることによって
磁粉の回収を図ることができる。すなわち、ここで、３
１は一方の磁極面を押えローラ１３の表面に向けるよう
にして配置された電磁石であり、不図示の支持手段およ
びねじ等によって搬送路下部案内板２２の下面側に固定
されている。更にまた、３２は支切フレームであり、こ
の支切フレーム３２によって下部のモータ２等の駆動ａ
構および制御部等が配置される空間との間が仕切られ、
かつ支切フレーム３２の上面側に電磁石３１から落下さ
せられた磁粉が収納される。

第３図は電磁石３１の励磁を制御する回路の一例を示す
、ここで、第１光学的検知センサの受光素子１１Ａおよ
び第２光学的検知センサの受光素子ｌＩＢからのそれぞ
れ検知信号はインバータ４１Ａおよび４１Ｂにより論理
レベルに変換され、インバータ４１Ａおよび４１Ｂから
は受光素子１１ＡおよびＩＩＢの位置を紙幣が通過中の
ときにのみ“Ｈ”レベルの出力がオアゲート４２にそれ
ぞれ送出される。

かくして、オアゲート４２から“Ｈ”のオア出力が抵抗
Ｒ１を介してトランジスタ４３のベースに供給されるこ
とによりトランジスタ４３のコレクタ電流によって電磁
石３１を励磁状態とすることができる。なお、Ｒ２はト
ランジスタ４３の誤動作を防止するためにベースと接地
間に設けた抵抗、また４４はトランジスタ４３保護用の
ダイオードである。

このように構成した紙葉類識別装置においては、例えば
紙幣の場合であれば紙幣が受入口９から挿入されると、
第１光学的検知センサ１０Ａ。

１１Ａからの検知信号を受けて制御部ではモータ２を駆
動し、搬送動作が開始されると同時に上述した回路によ
り電磁石３１が励磁状態となる。

しかして、第３光学的検知センサ２６の位置にまで紙幣
が搬送されてくると、その検知信号により制御部では磁
気センサ１２の出力を監視すると共に紙幣の真偽の判別
がなされ、このあとその真偽に対応して先に第１の実施
例のところで述べたと同様な搬送動作が行われるが、第
３図に示した回路により第１または第２の検知センサの
少なくともいずれかで紙幣が検知されている限りは、電
磁石３１が励磁されていることによって、押えローラ１
３の表面から電磁石３１によって磁粉が吸引されローラ
表面を綺麗にして電磁石３１の対向する磁極面に磁粉を
集積させることができる。

また、紙幣の後端が第２の検知センサ１０Ｂ。

１１Ｂの位置を通過したあとは、第３図に示すようにオ
ア回路４２からのオア出力が“Ｌ″となることにより電
磁石３１が消磁状態となる。そこで、電磁石３１の磁極
面に吸引され集積されていた磁粉は上記の消磁によりフ
レーム３２内に落下し、再び磁極面がクリアーとなるこ
とによって磁粉の累積により電磁石３１のクリーニング
機能が損われるようなことがなく、長期的にその機能を
維持させることができる。なお、フレーム３２は下部の
空間との間を仕切っているので、このフレーム３２によ
り磁粉が下部空間に配置されている例えば制御部のプリ
ント基板等に落下するのを防止することができる。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、本発明によれば、押えローラ
の周面と近接する位置に周面から磁性粉の吸引が可能な
磁石を設け、回転する押えローラの周面から磁石により
磁性粉が吸引されるようにしたので１紙葉類から押えロ
ーラに転写のようにして付着した磁粉の影響で磁気セン
サの正常な識別検知機能が損われるのを防止することが
でき、機械工場や遊技場などのように磁粉を含んだ粉塵
が多く存在する瑚境においても、艮期安定した識別を継
続することが可能となり、耐環境性の向上を著しく高め
ることができる。

また、磁石を電磁石となし、搬送中にのみ電磁石を励磁
させるようにすることによって、電磁石の磁極面に集積
された磁粉を搬送の終了ごとに下方に落下させて回収す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図は本発明紙葉類識別装置の構成の一例を示す模
式図、第１Ｂ図はその搬送路の上面図、第２Ａ図は本発明の他の実施例の構成を示す模式図、第２Ｂ図はその搬送路の上面図、第３図はその紙葉類識別装置の電磁石を励磁制御するた
めの回路の一例を示す構成図、第４図は従来の紙葉類識
別装置の構成の一例を示す模式図である。１．１００・・・（紙葉類）識別装置、２・・・モータ
、３・・・駆動プーリ、５・・・受動プーリ、７・・・無端ベルト、８・・・搬送路、９・・・受入口、（ＩＯＡ、ＩＩＡ）、（ＩＯＢ、ＩＩＢ）、２６・・・
光学的検知センサ、１２・・・磁気センサ、１３・・・押えローラ、２１・・・永久磁石、２２・・・ホルダ、３１・・・電磁石、３２・・・支持フレーム、４１Ａ、４１Ｂ・・・インバータ、４２・・・オアゲート、４３・・・トランジスタ、４４・・・ダイオード。第３図

Claims

【特許請求の範囲】１）搬送路を介した対向位置に磁気センサと該磁気セン
サに接触を保つ押えローラとが配設され、搬送中の紙葉
類を前記磁気センサと押えローラとの間に保持して磁気
的に紙葉類の識別がなされる紙葉類識別装置において、前記押えローラの周面に近接させて磁石を設け、当該磁石により回転する前記押えローラの周面か
ら磁性粉を吸引させるようにしたことを特徴とする紙葉
類識別装置。２）特許請求の範囲第１項に記載の紙葉類識別装置にお
いて、前記磁石が電磁石であり、該電磁石を前記押えローラの回転動作中励磁させるようにしたことを特
徴とする紙葉類識別装置。