JPS6387499A - 高所作業装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、伸縮可能な支柱の上端にバケットを具えてな
り、電柱、樹木等のような高さのある柱状物に自刃で取
付き、任意高さの作業箇所に作業者を運搬させることが
できる高所作業装置に関するものである。

（従来の技術及びその問題点） 電柱や樹木のように垂直に高く立設した柱状物の上方に
作業者を運び上げる装置としては、走行車両に昇降手段
を設けたタワーワゴンやクレーンにバケットなどを備え
た、いわゆる高所作業車がある。

上記のような高所作業車は、機動性に優れているが、ト
ラック、クレーン等の走行車両と一体に構成されている
ので、車両の用途転用が不可能であり、また、高所作業
に際して車両乃至クレーンが拘束されるので合理的でな
かった。更には、作業に際して、柱状物に接近させて作
業車を停止させておく必要があるため、交通を妨げる等
の問題があった。

しかして、本発明の目的は、作業対象となる柱状物と運
搬車両との間を自刃で移動でき、柱状物に取り付いた状
態で作業者を載せて任意の高さに昇降させることが可能
であり、これによって、高所作業時には運搬車両を解放
できるので比較的狭い場所でも所期の作業が行える高所
作業装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するための本発明による高所作業装置
は、折曲可能な折曲継手を有する支持腕と、支持腕の上
部及び下部に設けられた柱状物を挟着するクランプと、
上記支持腕の上端部に傾動可能な傾動継手を介して連結
された伸縮駆動可能な支柱と、該支柱上端に設けられた
バケットとから成る。

（作用） 上下にクランプを持つ支持腕の折曲継手を直角状に折曲
させることで支持腕の下半部を水平に配することができ
、トラック等の運搬車両の荷台に固設した保持体に支持
腕下部のクランプを咬持させる。こうした運搬状態で支
持腕上部のクランプを作業対象となる柱状物に臨ませる
ように車両を位置づけ、上部クランプで柱状物を挟着す
る。そこで、下部クランプを車両上の保持体から解放し
、折曲継手を延ばすことで下部クランプも柱状物を挟着
可能な状態になる。上下クランプで柱状物を挟着すると
装置全体は安定し、バケッ゛トに作業者を載せたまま支
柱を上昇させ、これと同時に、必要に応じて傾動継手を
適宜に駆動させろことで、柱状物に対して任意の位置、
高さにバケットに載せた作業者を運び上げることができ
る。

作業終了後に装置を運搬車両を戻すには上記の手順を逆
に行えばよい。

（実施例） 以下、図面について本発明の詳細な説明する。

第１図は側面図、第２図はクランプの概略構成を示す平
面図である。図中、１は支持腕である。

この支持腕１は上半部１ａと下半部１ｂとで成り、これ
らを前後に折曲可能な折曲継手２で連結している。また
、折曲継手２を中心に支持腕１を折曲させるための駆動
シリンダ３が上半部１ａと下半部１ｂ間に架設されてい
る。

支持腕１の上半部１ａには上部クランプ４ａが、また下
半部１ｂには下部クランプ４ｂが設けられている。これ
らクランプ４ａ、４ｂは、第２図に平面図で示すように
、支持腕１に固定された略コ字形の枠体５の指部５ａ、
５ｂに、内側に向かって進退可能に設けられた挟着部材
６ａ、６ｂと、これら挟着部材を進退駆動するピストン
装置７ａ。

７ｂを設けている。したがって、ピストン装置７ａ、？
ｂを作動させることで、挟着部材６ａ１６ｂ間に位置さ
せた柱状物Ｓを挾圧することができろ。この実施例では
、支持腕１の上半部１ａを伸縮可能な構造にしているが
、必須構成ではない。

また、前記上下クランプ４ａ、４ｂを支持腕１に対して
旋回装置を介して回転自在に取り付けることも可能であ
る。この場合は、後述の旋回装置１１を用いなくても、
支持腕１及び支柱８を軸回りに回転させることができる
。

８は伸縮可能な支柱である。この支柱８は、前後に傾動
可能な傾動継手９を介して前記支持腕１の上端に連結し
ている。

また、傾動継手９を挾んで支持腕１と支柱８とを駆動シ
リンダ１０で接続しており、この駆動シリンダ１０を作
動させることで、支柱８は、傾動継手９を中心に支持腕
１に対して前後に傾動する。

１１は支柱８に設けられた旋回装置である。この旋回装
置１１を回転作動させると−とで支柱８を軸回ゆに回転
させることができる。

この実施例の支柱８は３段ロッド８ａ、８ｂ。

８ｃを入れ子状に構成して伸縮可能にしているが、ロッ
ドの構成本数は特に限定するものではな（、また必ずし
も入れ子状にすることもない。１２は支柱８の最上段ロ
ッド８ａの上端部に固定したバケットである。

次に上記構成の高所作業装置の作用を第３図及び第４図
に示す使用例に就いて説明する。

第３図に示すように、支持腕１の折曲継手２を直角状に
折曲した状態で、支、持腕下半部１ｂの下部クランプ４
ｂを、たとえばトラックＴの荷台に固設した保持体Ｈに
咬持させろ。これにより、支柱８、バケット１２を含む
装置全体がトラックＴに確実に載荷されるので運搬が可
能である。こうして、作業現場に高所作業装置を運び、
作業対象となる柱状物Ｓに上部磨ランプ４ａが臨むよう
に位置づけろ。そこで、上部クランプ４ａの挟着部材５
ａ、Ｓｂ間に位置する柱状物Ｓを挟着部材５ａ、５ｂで
挾圧し、装置を柱状物Ｓに対して固定させる。

次に、下部クランプ４ｂを緩めてトラックの保特休Ｈを
解放し、トラックＴを離した状態で駆動シリンダ３を作
動させて折曲継手２を伸ばす。これによって支持腕１は
垂直に直線状になり、下部クランプ４ｂの挟着部材６ａ
、Ｓｂ間に柱状物Ｓが介入するのでピストン装置７ａ、
７ｂを作動させて柱状物Ｓを挟着する。

以上のようにして、装置全体はトラック等の運搬車両か
ら自刃で柱状物Ｓに取付き、自刃で柱状物Ｓに安定して
固定できる。この時、バケット１２は柱状物Ｓに背向し
ているが、ここに作業者を載せて任意の高さまで上昇さ
せる。

このバケット１２を柱状物Ｓ側に向けるには、この状態
のまま旋回装置１１を回転駆動させるとバケット１２が
柱状物Ｓに当るので、駆動シリンダ１０を作動させて傾
動継手９を後方に価かに傾動させてから、旋回装置１１
を回転駆動して支柱８を回転させる。これによって第４
図に示すように、バケット１２が柱状物Ｓから適当な間
隔をおいて位置し所期の作業が実行できる。

柱状物Ｓが樹木のように、上方に障害物が広がっている
場合は傾動継手９の曲がり角度を大きくすればよい。

また、支柱８の上端の、バケット１２の取付部分には、
水平維持装置３０が構成されているため支柱８が傾動し
ても、バケット１２は常に水平を保つことができ作業環
境が良好となる。この水平維持装置３０は、例えば油圧
駆動やローブを用いたものなど任意の形式を採用できる
。

作業終了後に、装置をトラック荷台等に移す場合は、上
記の作業手順を逆に行えばよい。また、トラック荷台の
保持体Ｈから下部クランプ４ｂを外す場合、支持腕１の
伸縮可能な上半部１ａを伸したまま上部クランプ４ａを
柱状物Ｓに挟着固定させておき、下部クランプ４ｂを解
放して伸縮可能な支持腕上半部１ａを縮めればトラック
荷台からの移動が比較的容易になる。更に支持腕上半部
１ａの伸縮機能を利用すれば、一方のクランプを挟着状
態にし、他方のクランプを解放して、支持腕上半部１ａ
を伸展と短縮を繰り返すことで柱状物Ｓを自刃で登ｌ乃
至降下することが可能となる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によれば、上下にクランプを
持つ折曲可能な支持腕の上端に傾動継手を介して、バケ
ット、旋回装置を有する伸縮可能な支柱を連結している
ため、支持腕を折曲駆動することでトラック等の運搬車
両から作業対象となる柱状物に自刃で移動できると共に
、柱状物に自刃で固定保持した状態で作業者を載せたバ
ケットを任意の高さに移動できるので、高所作業時に運
搬車両を解放でき、しかも、狭隘な作業現場でも有用に
機能する。支柱に設けた傾動継手を適宜に操作すること
で、支持腕が柱状物に取付いた固定場所に対して広範囲
の上方空間内で自由にバケットを位置づけできるため、
上方に障害物を持つ柱状物でも適用できろ。また、トラ
ック等の運搬車両から独立しているため、保管管理、取
扱いが簡便に行える。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による高所作業装置の一実施例を示すもの
で、第１図は側面図、第２図はクランプの概略構成を示
す平面図、第３図は運搬車両からの移動状態を示す側面
図、第４図は高所作業の適用例を示す側面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上部と下部にクランプを具えた折曲駆動可能な支持腕と
   ；該支持腕の上端部に傾動可能な継手を介して連結し、
   上端部にバケットを具えた伸縮駆動可能な支柱とから成
   ることを特徴とする高所作業装置。