JPS6387094A - Ｐａｌ方式色信号処理回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明はＰＡＬ方式カラーテレビジョン受像機に使用さ
れるＰＡＬ方式色信号処理回路に関する。

（従来の技術） 従来、カラーテレビジョン方式はＮＴＳＣ。

ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭの３つの方式に分類される。

これら方式の内のＰＡＬ方式は、２つの色成分Ｂ−Ｙ、
Ｒ−Ｙを同時に送ることはＮＴＳＣ方式と同じであるが
、ＰＡＬ方式ではＲ−Ｙ信号を走査線ごとに位相反転し
、これとＢ−Ｙ信号とで副搬送波を直角変調して送信し
ている。受信機側では、Ｒ−Ｙ信号が走査線ごとに位相
反転されて送られてくるため、１走査線周期で動作する
位相反転回路によりＲ−Ｙ信号の位相を一定化した後復
調する。位相反転回路としては１Ｈ遅延線を用いた回路
が一般的である。

従来のＰＡＬ方式色信号処理回路は第２図に示すように
構成されている。この図において、入力端子１にはＰＡ
Ｌクロマ信号が入力し、この信号はパーストゲート回路
２でバースト信号が抜き取られ、搬送色信号のみが帯域
増幅器３を通過する。

そして、この増幅ｅＩ３からの信号は次に１Ｈｆｆ延線
４にて１Ｈ遅延した信号と遅延線を通さない直接信号と
になる。１８Ｍ延信９は可変コイルＶＬ及びコンデンサ
Ｃの回路を経て加算器５及び減算器６の一方の入力端に
加えられ、直接信ｑは分圧抵抗Ｒ１，Ｒ２及び可変抵抗
ＶＲの回路を経て加算器５及び減算器６のもう一方の入
力端に加えられる。加算器５及び減算器６はＰＡＬマト
リクス回路を構成しており、前記搬送色信号に含まれて
い°るＢ−ＹとＲ−Ｙの２つの色信号成分を分離する。

加算器５からＢ−Ｙ信号を得、減０器６からＲ−Ｙ信号
を得、これらを図示しない復調器に導く。一方、パース
トゲート回路２で抜き出したバースト信号はＰＬＬ　（
位相同期ループ）７でＶＣＯ（電圧制御発掻器）８から
の発成信号との位相合わせをし、ｖｃｏｓから色−１搬
送波ＣＷを畳で上記Ｗ調器に導く。

以上のＰＡＬ方式の色信号処理において、ＰＡＬマトリ
クス処理する場合には、１８Ｍ延線４を通過した遅延信
号と通過しない直接信号との振幅と位相を合致させるこ
とが必要であり、このため各信号に対して調整用の可変
コイルＶＬと可変抵抗ＶＲを具備させである。通常、１
ト１遅延線４にはガラスディレィラインが使用され、そ
の挿入損失と１８（６４μ５ｅｃ）の遅延時間のばらつ
きを補正するために、受信機外部に可変抵抗器と位相補
正コイルとを配置して手動にて振幅及び位相の調整を行
なっている。そして、この調整は、１Ｈ遅延線４の経時
変化に対しても行なわなければならなかった。

（発明が解決しようとする問題点） 上記の如く、ＰＡＬ方式の色信号処理回路においては、
１日遅延信号と直接信号の振幅と位相を合わせるため、
可変抵抗や可変コイルによる調整をしなければならない
という問題があった。

そこで、本発明は上記の問題を除去するためのもので、
無調整化を実現し、常に安定した色信号処理が行なえる
ＰＡＬ方式色信号処理回路を提供することを目的とする
ものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、ＰＡＬクロマ信号を入力し直接に及び１ライ
ン遅延して出力するための回路手段と、この回路手段か
らの信号中に含まれる直接バースト信号と１ライン遅延
バースト信号との位相差を検出するための位相検波手段
と、この検波手段からの検出信号を用いて前記回路手段
からの直接信号又は１ライン遅延信号の位相を制御し、
両信号の位相を同一にするための位相制御手段と、前記
回路手段からの信号中に含まれる直接バースト信号と１
ライン遅延バースト信号との振幅差を検出する振幅検波
手段と、この検波手段からの検出信号を用いて前記回路
手段からの直接信号又は１ライン遅延信号を振幅制御し
、両信号の振幅を同一にするための振幅制御手段とを具
備して構成される。

（作用） 本発明においては、バースト信号と搬送色信号を同時に
１日遅延線に入力して得た１ライン遅延信号と遅延線を
通さない直接信号とについて、バースト期間を各々ゲー
トし、１ライン遅延バースト信号と直接バースト信号と
の位相差と振幅差とを検出して、自動的に位相の合せ込
みと振幅の合せ込みを行なうようにした。

（実施例） 以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を説明する
。

第１図は本発明のＰＡＬ方式色信号処理回路の一実施例
を示すブロック図である。

この図において、入力端子１１にはバースト信号と搬送
色信号から成るＰＡＬクロマ信号が入力し、この信号は
帯域増幅回路１２を通過し、次に１Ｈ遅延線１３にてＩ
Ｈ遅延した信号と遅延線を通さない直接信号とになる。

１Ｈ遅延信号は移相器１４、位相検波器１５、及びピー
ク検波器１６に同時に加えられ、直接信号は分圧抵抗Ｒ
１゜Ｒ２の回路を経て位相検波器１５、ピーク検波器１
６、及び利得制御回路１７に同時に加えられる。

上記位相検波器１５では、１日遅延信号と直接信号のバ
ースト期間をパーストゲートパルスで各々ゲートして１
日遅延バースト信号と直接バースト信号を得、それらの
位相差を位相検波し、その検波信号を移相器１４に制御
信号として供給し１日遅延信号の移相量をコントロール
し両信号の位相を同一とするようにする。また、上記ピ
ーク検波器１６では、１日遅延信号と直接信号のバース
ト用間をパーストゲートパルスで各々ゲートして１日遅
延バースト信号と直接バースト信号を得、それらの振幅
差を検出し、その検出信号を利得制御回路１７に制御信
号として供給し直接信号の振幅をコントロールし両信号
の振幅を同一とするようにする。次に、移相器１４にて
位相合わせした１日遅延信号を加算器１８及び減ｎ器１
９の一方の入力端に加え、利得制御回路１７にて振幅合
わせした直接信号を加算器１８及び減算器１９のもう一
方の入力端に加える。そして、加算器１８からはＢ−Ｙ
信号が、減算器１９からはＲ−Ｙ信号が取り出されて図
示しない復調器に供給される。−方、入力端子１１に加
えられたＰＡＬりＯマ信号はパーストゲート回路２１に
も供給されており、この回路２１で抜き出したバースト
信号はＰＬＬ（位相同期ループ）２２でＶＣＯ（電圧制
御発娠器）２３からの発揚信号との位相合わせをし、■
ＣＯ２３から色副搬送波ＣＷとして上記復調器に導く。

以上のように構成した回路では、バースト信号と色信号
成分を同時に１Ｈ遅延線１３に入力して得た１日遅延信
号と、直接信号とで、バースト期間を各々ゲートし、Ｉ
Ｈｆｆ延バースト信号と直接バースト信号との位相差と
振幅差を検出して、自動的に位相の合わせ込みと振幅の
合わせ込みを行なう。これによって、安定したＰＡＬマ
トリクス処理を行なうことが可能となる。

尚、上記実施例では、１ｔ−ｔａ延信号を移相器１４に
て位相制御し、直接信号を利得制御回路１７にて振幅制
御する構成としであるが、本発明では直接信号を位相制
御し、１日遅延信号を振幅制御するように構成してもよ
い。

［発明の効果］ 以上述べたように本発明によれば、無調整化が実現し、
１日遅延線の挿入損失や、遅延時間のばらつき、及び経
時変化に左右されない常に安定した色信号処理が可能と
なる。したがって、回路の信頼性及び性能を著しく向上
させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のＰＡＬ方式色信号処理回路の一実施例
を示すブロック図、第２図は従来のＰＡＬ方式色信号処
理回路を示すブロック図である。 １１・・・ＰＡＬクロマ信号入力端子、１３・・・１日
遅延線、　　１４・・・移相器、１５・・・位相検波器
、　　１６・・・ピーク検波器、１７・・・利得制御回
路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 搬送色信号及びバースト信号を含むＰＡＬクロマ信号を
   直接に及び１ライン遅延して出力するための回路手段と
   、 この回路手段からの直接信号と１ライン遅延信号にそれ
   ぞれ含まれる直接バースト信号と１ライン遅延バースト
   信号との位相差を検出する位相検波手段と、 前記回路手段からの直接信号又は１ライン遅延信号の位
   相を、前記位相検波手段からの検出信号にて制御し、前
   記直接信号と前記１ライン遅延信号の位相を同一にする
   ための位相制御手段と、前記回路手段からの直接信号と
   １ライン遅延信号にそれぞれ含まれる直接バースト信号
   と１ライン遅延バースト信号との振幅差を検出する振幅
   検波手段と、 前記回路手段からの直接信号又は１ライン遅延信号の振
   幅を、前記振幅検波手段からの検出信号にて制御し、前
   記直接信号と前記１ライン遅延信号の振幅を同一にする
   ための振幅制御手段とを具備したことを特徴とするＰＡ
   Ｌ方式色信号処理回路。