JPS6385250A - デイ−ゼルエンジンの燃料加熱装置および燃料加熱装置用の燃料タンク - Google Patents

デイ−ゼルエンジンの燃料加熱装置および燃料加熱装置用の燃料タンク

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JPS6385250A
JPS6385250A JP61230869A JP23086986A JPS6385250A JP S6385250 A JPS6385250 A JP S6385250A JP 61230869 A JP61230869 A JP 61230869A JP 23086986 A JP23086986 A JP 23086986A JP S6385250 A JPS6385250 A JP S6385250A
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fuel
heater
vegetable oil
diesel engine
oil
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Application number
JP61230869A
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English (en)
Inventor
Sachihiro Natsume
夏目 祥宏
Sadao Arakawa
荒川 貞雄
Hidenori Morooka
諸岡 秀憲
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、なたね油、パーム油等の植物油を燃料として
使用するディーゼルエンジンの燃料加熱装置および燃料
加熱装置用の燃料タンクに関するものである。
(従来技術及びその問題点) 東南アジア等の開発途上国では軽油が入手し雌いので、
近年、例えばパーム油等の植物油を燃料として使用でき
るディーゼルエンジンが要望されている。
この種の植物油は低温になると固化し、−旦固化してし
まうと溶融させるのに長時間を要するという問題がある
。また、植物油は軽油等と比較して粘度が高く、霧化し
難いという問題もある。
更に、この種の発電設備が設置される地域では商用電源
がない場合が多く、ディーゼルエンジン自体で発電する
電力の一部を使用するので、植物油燃料の加熱に使用す
る電力をできるだけ節約したいという要望もある。
ところで、燃料油の加熱装置について、従来から、実開
昭55−1.1oo49号、実開昭56−29267号
、特開昭47−32224号、実開昭54−16431
0号等が知られているが、これらの先行技術には前述の
植物油燃料に特有の問題を解決する技術については同等
開示されていない。
(発明の目的) 本発明は、植物油をディーゼルエンジンの燃料として使
用することができるディーゼル1ンジンの燃料加熱装置
および燃料加熱装置用の燃料タンクを提供することを目
的としている。
(発明の構成) (1)技術的手段 第1発明は、植物油を燃料として使用するディーゼルエ
ンジンにおいて、燃料タンクから噴射弁に至る燃料系統
のすべての構成要素を加熱するヒーターを設け、このヒ
ーターの内の燃料タンクから燃料噴射ポンプまでを加熱
する部分を、植物油が固化しない程度の温度に制御する
とともに、燃料噴射ポンプから噴射弁までを加熱する部
分のヒーターを、植物油の霧化を良好にする程度の温度
に制御する制御装置を設けたことを特徴とするディーゼ
ルエンジンの燃料加熱装置である。
第2発明は、植物油を燃料として使用するディーゼルエ
ンジンにおいて、燃料タンクから噴射弁に至る燃料系統
の主な構成要素を加熱するヒーターを設け、植物油を貯
留する燃料タンクと燃料噴射ポンプとを繋ぐ配管の途中
に、燃料切換弁を介装し、この燃料切換弁に軽油を貯留
している軽油タンクからの配管を接続し、始動時のみに
軽油を燃料として使用することを特徴とするディーゼル
エンジンの燃料加熱装置である。
第3発明は、植物油を燃料として使用するディーゼルエ
ンジンにおいて、燃料タンクから噴射弁に至る燃料系統
のすべての構成要素を加熱するヒーターを設け、各部の
ヒーターを適宜に制御する制御装置を設け、植物油が貯
留されている前記燃料タンクにヒーターと冷却水熱交換
器を設け、植物油の温度が低い時にのみ前記制御装置で
燃料タンクのヒーターを加熱するようにしたことを特徴
とするディーピルエンジンの燃料加熱5A置用の燃料タ
ンクである。
(2)作用 第1発明では、燃料系統の前半部分を植物油が固化しな
い程度の低い湿度に加熱して、電力を節約し、燃料系統
の後半では植物油が高温に加熱されるので、燃料の霧化
がよい。
第2発明では、ディーゼルエンジン始動時のみに軽油を
使用するので、短時間でディーゼルエンジンが始動し、
始動後には植物油を燃料として使用する。
第3発明では、燃料タンクのヒーターに植物油温度が低
い時だけ通電するので、電力が節約される。
(実施例) (1)第1実施例 第1発明および第3発明を採用した例えばパーム油等の
植物油を燃料とする発電設備用のディーゼルエンジンの
燃料系統を第1図に示す。
第1図中で10は燃料タンクであり、燃料タンク10の
内部にはクルードオイルと呼称されるパーム油11が貯
留されている。、燃料タンク10の底部には詳しくは後
述するヒーター12、熱交換器13、湿度計14が設け
られている。また、燃料タンク10の底部には配管15
が接続しており、配管15は燃料噴射ポンプ16に繋が
っている。
配管15の途中にはヒーター17、燃料フィードポンプ
18、燃料フィルター19、が介装されており、燃料フ
ィル4ター19にはヒーター20、温度計21が備えら
れている。燃料噴射ポンプ16にもヒーター22が備え
られている。
なお、前記燃料タンク10には補油口10a。
エアプリーザ10bが設けられており、燃料タンク10
の外面および配管15の外面には断熱材10Cが貼り付
けられている。
燃料噴射ポンプ16の高圧管23は噴射弁24に繋がっ
ており、噴射弁24からディーゼルエンジン25の燃焼
室26へ燃料を噴射するよう′になっている。高圧管2
3にはヒーター27が設けられており、噴射弁24には
ヒーター28、温度計29が設けられている。
なお、ヒーター12.17.20.22.27.28は
それぞれ加熱対象部位の全面を覆っている訳ではないが
、加熱対象部位の主要部を加熱して、他の部位はヒータ
ーからの伝熱で加熱するようになっている。
第1図中で30は、ヒーターコントロール装置(制御装
置)であり、このコントロール装@30に各ヒーターへ
の通電線および温度計14.21.29からの温度検出
信号が人力されている。またコントロール装置30は配
置131.32によってバラブリおよび運転制御装置(
いずれも図示せず)から電力が供給されている。
コントロール装置30は各ヒーターの温度を個別に制御
する機能を備えており、燃料系統の前半部分すなわち、
燃料タンク10から燃料噴射ポンプ16までの各ヒータ
ーを内部に潮流されているパーム油11が固化しない6
0’ C程度の比較的低い温度に加熱するようになって
いる。また、燃料系統の後半部分すなわち、燃料噴射ポ
ンプ16から噴射弁24までの各部位を加熱するヒータ
ーは、パーム油11の粘度を低くして通常の軽油と同様
に良好に霧化させ得る150°C程度の高温に加熱する
ようになっている。
次に、ヒーター12、熱交換器13による温度制御をよ
り詳しく説明する。熱交換器13の流入配管33にはデ
ィーゼルエンジン25からの冷却水が供給されており、
60’ Cで閉弁するサーモスタット34を介して流出
配管35からディーゼルエンジン25へ冷却水を戻す構
造である。
流入配管33から流入する冷加水の温度は、第2図の特
性36に示すように変化し、流出配管35から排出され
る冷却水の温度は特性37のように変化する。したがっ
て、燃料タンク10(第1図)内のパーム油11の温度
も特性38のように変化するので、ディーゼルエンジン
25の運転が停止した後には特性38は次第に低温にな
り、やがて固化してしまうが、特性38が設定温度t1
に迄Fがった時に、特性39のようにヒーター12へ通
電シて、ディーゼルエンジン25の運転停止後もパーム
油11の固化を防止できる例えば30°Cに維持するよ
うに配慮しである。このため、ディーゼルエンジン25
の運転が停止している状態でも燃料タンク10内のパー
ム油11が固化しない。
次に第3図を参照して噴射弁24に設けられているヒー
ター28の詳細構造を説明する。第3図中で、噴射弁2
4はホルダ40、ノズル41、ノズル押えナツト42、
発熱体43.44、断熱材45等で構成されており、噴
射弁24はディーゼルエンジン25のシリンダヘッド2
5aに嵌合している。断熱材45(例えばテフロン製)
はシリンダヘッド25aのボルダ取付穴46に密着する
略円筒状をなしており、同じく略円筒状の発熱体43.
44で発生した熱mが放熱してしまうことを防止してい
る。なお、47.48は発熱体43.44へ電力を供給
するリード線である。
次に作用を説明する。まず、ディーゼルエンジン25の
起動シーケンスを示す第4図において、ステップS1で
起動ボタンが押されると、燃料タンク10から燃料噴射
ポンプ16までの配管系の温度が特性50に示すように
変化する。すなわち、ヒーター17.20,22 (第
1図)へ通電が開始されると、ステップ$2で設定温度
になる。この時配管系内のパーム油11は溶融し、燃料
噴射ポンプ16で圧縮可能な状態になる。
ステップS2で設定温度に達したことを、燃料フィルタ
ー19内の温度計21で検出すると、コント1コール装
置30は燃料噴射ポンプ16から噴射弁24に至る噴射
系に設けられているヒーター27.28へ通電を開始す
る。やがて、特性51に示すようにステップS3で設定
温度に達すると、ディーゼルエンジン25は自動的もし
くは起動OKの表示が出て、手動で起動される。
このステップS3以後は、温度計21からの検出信号で
配管系内のパーム油11の温度が50゜C〜70゛Cに
制御される。また、噴射系では温度計29からの検出信
号で100″C〜150゜Cに制御される。ただし、配
管系の温度はパーム油の場合は60” Cが最適である
。なぜなら、配管系の温度が60°Cであれば、パーム
油11中の固形成分は略完全に溶融しており、燃料フィ
ルター19に目詰まりを発生させることもなく、またパ
ーム油11中に気泡を発生させる恐れもないので、燃料
噴射ポンプ16に気泡を噛み込ませてしまう恐れもない
噴射系の温度は、同じくパーム油の場合には軽油と略同
等の粘度を得るという点で150°Cが最適である、な
お、噴射系の場合は高圧であるので、パーム油11中に
気泡が発生するという問題はない。
前記燃料タンク10は運転停止中も第2図に示すように
、コントロール装置30による通電制御でヒーター12
から供給される熱りを受けて、パーム油11が凝固点以
下に冷えないように加熱されている。すなわち、パーム
油11は燃料温度Tf−比tfi6の関係を表す第5図
に示すように、−旦凝固点まで温度が下がって固化する
と、再び溶融させるのに長時間を要するので、ディーぜ
ルエンジン25の運転停止中もパーム油11を保温して
お(。
ディーゼルエンジン25が起動した後には、熱交換器1
3から供給される冷却水で燃料タンク10内のパーム油
11が加熱されるが、パーム油11が高温になり過ぎる
と、パーム油11にタンパク質が生成して、燃料フィル
ター19に目めまりを発生させるので、冷却水の温度を
サーモスタット34(第1図)で60°程度に制御する
したがって、燃料タンク10内に貯留されているパーム
油11は、ディーゼルエンジン25の運転停止後もヒー
ター12で保温され、しかもヒーター12への通電はコ
ント0−ル装置30で最小限に節約されているので、ヒ
ーター12での消費電力は極めて少ない。ディーゼルエ
ンジン25の゛ 起動後は熱交換器13による冷却廃熱
を利用するので、ヒーター12への通電は殆んど不要に
なり、ヒーター12での電力消費は益々少なくなり、省
エネルギ効果が大きい。
第3図に示すように、噴射弁24には発熱体43.44
が直接に設けられているので、ホルダ40およびノズル
41内のパーム油11を短時間で加熱し、第4図のステ
ップS1からステップS3迄の起動に要する時間は短い
。また発熱体43.44からの熱量tよホルダ取付穴4
6′c保温されているので、加熱効率が一層よい。
(2)第2実施例 第2発明を採用した燃料系統を第6図で説明する。なお
、第6図において、第1図と同一符号を付した部分は同
一あるいは相当部分を示す。
第6図中で、燃料フィードポンプ18は燃料フィルター
19と燃料噴射ポンプ16の間の配管15に設けれてい
る。この燃料フィードポンプ18と燃料フィルター19
の間の配管15には、電磁弁55(燃料切換弁)が介装
されている。電磁弁55には軽油配管56が分岐接続し
ており、軽油配管56は軽油タンク57に繋がっている
。軽油タンク57には軽油58が貯留されている。図中
で59は燃料フィルターである。
この燃料系統では、燃料タンク10には電気ヒーターは
設けられておらず、熱交換器13だけが設けられている
第6図の実施例では、ディーゼルエンジン25の起動時
には、パーム油11を使用せずに、軽油タンク57の軽
油58で起動する。すなわち、電磁弁55を切換えて、
軽油配管56から軽油を配管15へ流し、燃料噴射ポン
プ16から噴射弁24へ圧縮された軽油を供給し、噴射
弁24から通常のディーゼルエンジンと同様に軽油を噴
射する。
起動と同時にコントロール装置30からヒーター17.
20122.27へ通電が始まり、熱交換器13へは加
熱された冷却水が供給されるので、短時間でパーム油1
1 Sat溶融する。
パーム油11が溶融した後には、電磁弁55を切換えて
、第1図の場合と同様に燃料噴射ポンプ16へパーム油
11を供給し、噴射弁24がらパーム油11を噴射する
ディーゼルエンジン25の停止直前には、次の起動の場
合のために再び電磁弁55を切換えて、軽油配管56か
ら軽油58を燃料噴射ポンプ16へ供給し、燃料噴射ポ
ンプ16から噴射弁24までの間に軽油が充満した状態
でディーゼルエンジン25を停止する。
したがって、この実施例では第1図の場合のようにディ
ーぜルエンジン25の起動に先だって、パーム油11を
加熱するための時間を要せず、ディーゼルエンジン25
は即時に起動する。
(発明の効果) 以上説明したように第1発明によるディーゼルエンジン
の燃料加熱装置では、第1図に示すように、植物油(例
えばパーム油11)を燃料として使用するディーゼルエ
ンジン25において、燃料タンク10から噴射弁24に
至る燃料系統のすべての構成要素を加熱するヒーター1
2.17.20.22.27.28を設け、この各ヒー
ターの内の燃料タンク10から燃料噴射ポンプ16まで
を加熱する部分を、植物油が固化しない程度の温度(例
えば60°C)に制御するとともに、燃料噴射ポンプ1
6から噴射弁24までを加熱する部分のヒーター27.
28を、植物油の霧化を良好にする程度の温度(例えば
150°C)に制御する制御装置(例えばコントロール
装置30)を設けたので、次の効果を奏する。
燃料タンク10から燃料噴射ポンプ16までの配管系で
は、ヒーター12.17.20.22への通電をコント
ロール装置130で制御して、パーム油11を例えば6
0” C程度まで加熱し、パーム油11中の固形物を溶
融して流動性を確保することができ、燃料フィルター1
9の目詰まりを防止することができる。
燃料噴射ポンプ16から噴射弁24までの噴射系では、
ヒーター27.2Bへの通電をコントロール装置30で
制御して、パーム油11を例えば150°C程度まで加
熱し、噴射弁24から噴射されるパーム油11の粘度を
軽油と同等にすることができ、噴射弁24から噴射され
るパーム油11の霧化を軽油並に良好にできる。したが
って、燃焼特性が悪いパーム油11を使用した場合でも
ディーゼルエンジン25の燃焼状態がよくなる。
次に第2発明によるディーゼルエンジンの燃料加熱装置
では、第6図に示すように、燃料タンク10から噴射弁
24に至る燃料系統の主な構成要素を加熱するヒーター
17.20.22.27.28を設け、植物油を貯留す
る燃料タンク10と燃料噴射ポンプ16とを繋ぐ配管1
5の途中に、燃料切換弁(例えば電磁弁55)を介装し
、この燃料切換弁に軽油を貯留している軽油タンク57
からの配管56を接続し、始動時のみに軽油58を燃料
として使用するようにしたので、次の効果を奏する。
ディーゼルエンジン25の起動時には、燃料タンク10
のパーム油11を使用せずに軽油タンク57の軽油58
を燃料噴射ポンプ16へ供給して、即時にディーゼルエ
ンジン25を起動することができる、したがって、第1
図の場合と比較して第4図のステップ81〜S3の1コ
スタイムを無くすことができ、緊急時にはディーゼルエ
ンジン25を急速に起動することができる。
第3発明による燃料タンク10では、第1図に示すよう
に、植物油が貯留されている前記′Mnタンク10にヒ
ーター12と冷却水熱交換器13を設け、植物油の温度
が低い時にのみnη記副制御装置燃料タンク10のヒー
ター12を加熱するようにしたので、次の効果を奏する
ディーゼルエンジン25が停止している間も、ヒーター
12で第2図に示すように、パーム油11が固化しない
程度に保温することができ、ディーゼルエンジン25を
起動するのに要する時間を短縮できる。しかも、ヒータ
ー12への通電はコントロール装置30で必要最小限に
制限されているので、消費電力が少なく、ディーピルエ
ンジン25で発電した電力を利用するこの種の機関に好
適である。
更に、燃料タンク10にはヒーター12の他に熱交換鼎
13が設けられているので、ディーゼルエンジン25の
運転中にはディーピルエンジン25の冷却廃熱を利用し
てパーム油11を加熱することができ、−層ヒーター1
2での消費電力を節約できる。
(別の実施例) (1) 第3発明による燃料タンク10は、第1図、第
6図の場合に限らず、例えば第7図に示すような構造に
もできる、すなわち、第7図中で、燃料タンク10には
仕切り板60が設けられており、仕切り板60で燃料タ
ンク10内部を上部と下部に区画している。
仕切り板60の上部にはフランジ61が形成されており
、このフランジ61を蓋状のキャップ62で覆って、詳
しくは後述する流入口63と流出口64を通ってパーム
油11が流通するようにしである。キャップ62にはエ
ア抜き孔65が形成されている。また燃料タンク10の
底部にはドレン溜り66が設けられ、ドレン抜き67が
備えられている。
第7図の燃料タンク10では、仕切り板60で区画され
た燃料タンク10の下半分のパーム油11だけをヒータ
ー12で加熱すればよいので、ヒーター12で消費され
る電力が一層少なくなる。
したがって、第8図に示すように、仕切り板60で凹ま
れた燃料タンク10の底部のパーム油11の温度は特性
68に示すように変化するが、燃料タンク10の上部の
パーム油11の温度は特性6つに示すように緩やかに変
化する。
ディーゼルエンジン25の停止中には、ヒーター12か
らの熱量で仕切り板60内のパーム油11が加熱されて
いるが、この場合第9図に示すように、仕切り板60内
に貯留されている暖かいパーム油11と燃料タンク10
の上部の冷たいパーム油11との間に、サーモサイホン
(熱対流)が発生する恐れがあるが、フランジ61を蓋
状のキ1?ツブ62で覆い、高低差のある流入口63、
流出口64を形成しているので、上部のパーム油11と
下部のパーム油11との間でサーモサイホンが発生する
恐れはない。
(2) ヒーター27による高圧管23の加熱は、第1
図、第6図の場合に限らず、第10因に示すように、排
気温度検出用熱電対7oによる温度検出信号を温度リレ
ー71に入力して、温度リレー71で通電線72への通
電を制御してもよい。すなわち、温度リレー71は噴射
弁24が高温になる排気温度400’ C以上でヒータ
ー27への通電をOFF動作し、排気温度400°C以
下でヒータ・−27への通電をON動作する。
更に、第11図に示ずように、燃料噴射ポンプ16の燃
料噴射aを噴射量レバー検出スイッチ75で検出し、リ
レーボックス76で通電線72への通電を制御するよう
にしてもよい。この場合には、燃料噴射ポンプ16から
の噴04憬が増加している時にはヒーター27への通電
をOFF動作し、噴射量が少ない時にはヒーター27へ
の通電をOFF動作する。
以上のようなヒーター27への通電のON、OFF制御
を行なわない場合には、低負荷時の少ない噴射量に合せ
た発熱量にヒーター27の発熱量を設定しておけば、高
負荷の場合には燃料温度が低くなるが、燃焼状態が良好
になるため問題はない。
停止、スタート時には、燃料ボンブラック(またはガバ
ナーレバー)の停止位置でヒーター27への通電を停止
する。またスタート位置(噴射量は中程度)ではヒータ
ー27は通電状態である、すなわち、第11図の場合で
は、噴射mレバー検出スイッチ75の設定噴射量より少
ない位置であり、これによって、スター1−時の燃料加
熱を行なう。
(3) 噴射弁24の加熱装置は第1図に示すような場
合に限らず、第12図に示ずような構造でもよい。すな
わち、高圧管23と噴射弁24の接続部にリレーボック
ス76を設けてもよい。
このリレーボックス76は第13図に示すように、ナツ
ト77と本体78の間にセラミックヒータ−79を介装
し、通路80から供給されて通路79aを通るパーム油
11をセラミックヒータ−79で加熱して通路81から
噴射弁24へ供給するようになっている。セラミックヒ
ータ−79の周囲には、断熱スリーブ82(テフロン製
)が設けられており、セラミックヒータ−79と本体7
8の間にパツキン83.84が設けられている。
セラミックヒータ−79にはリード線85から電力が供
給される。
更に、セラミックヒータ−79は第14図に示すように
、略有底円筒状をなし、図中の左端部には7ランジ86
が設けられている。7ランジ86にはねじ部87が形成
されており、ねじ部87が本体78に螺合してセラミッ
クヒータ−79を本体78に固定するようになっている
またセラミックヒータ−79には抵抗体プリントパター
ン88が設けられており、プラス側接点89が形成され
ている。前記フランジ86はマイナス側接点を兼用して
いる。
(4) 更に噴射弁24の加熱装置は第15図に示すよ
うな構造でもよい。すなわち、噴射弁24のホルダ40
に隣接してグローヒーター91を設け、グローヒーター
91の発熱部92をノズル41が嵌合しているホルダ取
付穴46に、第16図の連通口93で連通してホルダ4
0、ノズル41の通路94.95を通るパーム油11を
加熱するようにしてもよい。
また第17図に示すように、グローヒーター91を挿入
するグローヒーター取付穴96はホルダ取付穴46の中
心線に対して傾斜させて、グローヒーター取付穴96の
一部を連通口97にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明を採用した燃料系統を示す構造略図、
第2図は燃料タンクの温度制御を示すグラフ、第3図は
燃料噴射弁の縦断面図、第4図は第1図の燃料系統にお
ける起動シーケンスを示す概略線図、第5図はパーム油
の燃料温度−比重の関係を示すグラフ、第6図は第2発
明を採用した燃料系統を示す構造略図、第7図は燃料タ
ンクの別の実施例を示す縦断面概略部分図、第8図は第
7図の揚台の燃料タンクの温度制御を示すグラフ、第9
図は第7図の要部拡大図、第10図、第11図はそれぞ
れ高圧管を加熱する電気ヒーターの別の実施例を示す構
造略図、第12図は高圧管の加熱装置の更に別の実施例
を示す構造略図、第13図は第12図の要部縦断面図、
第14図はセラミックヒータ−の縦断面図、第15図は
噴射弁を加熱するグローヒーターを示す縦断面部分図、
第16図はグローヒーターの取付穴を示す構造略図。 第17図はグローヒーター取付穴の別の実施例を示す構
造略図である。10・・・燃料タンク、11・・・パー
ム油、12.17.20.22.27.28・・・ヒー
ター、13・・・熱交換器、15・・・配管、16・・
・燃料噴射ポンプ、24・・・噴射弁、30・・・コン
トロール装置、55・・・電磁弁、57・・・軽油タン
ク特許出願人 ヤンマーディーゼル株式会社第2!”4 −’JIQ− 第8図 第5図 鴬料温屋Tf 第7図 第9コ ′ 第70 N 第1I 15 76′ ソし一ホック入 第12図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 植物油を燃料として使用するディーゼルエンジ
    ンにおいて、燃料タンクから噴射弁に至る燃料系統のす
    べての構成要素を加熱するヒーターを設け、このヒータ
    ーの内の燃料タンクから燃料噴射ポンプまでを加熱する
    部分を、植物油が固化しない程度の温度に制御するとと
    もに、燃料噴射ポンプから噴射弁までを加熱する部分の
    ヒーターを、植物油の霧化を良好にする程度の温度に制
    御する制御装置を設けたことを特徴とするディーゼルエ
    ンジンの燃料加熱装置。
  2. (2) 植物油を燃料として使用するディーゼルエンジ
    ンにおいて、燃料タンクから噴射弁に至る燃料系統の主
    な構成要素を加熱するヒーターを設け、植物油を貯留す
    る燃料タンクと燃料噴射ポンプとを繋ぐ配管の途中に、
    燃料切換弁を介装し、この燃料切換弁に軽油を貯留して
    いる軽油タンクからの配管を接続し、始動時のみに軽油
    を燃料として使用することを特徴とするディーゼルエン
    ジンの燃料加熱装置。
  3. (3) 植物油を燃料として使用するデイーゼルエンジ
    ンにおいて、燃料タンクから噴射弁に至る燃料系統のす
    べての構成要素を加熱するヒーターを設け、各部のヒー
    ターを適宜に制御する制御装置を設け、植物油が貯留さ
    れている前記燃料タンクにヒーターと冷却水熱交換器を
    設け、植物油の温度が低い時にのみ前記制御装置で燃料
    タンクのヒーターを加熱するようにしたことを特徴とす
    るデイーゼルエンジンの燃料加熱装置用の燃料タンク。
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