JPS638437A - 発泡履物用熱可塑性弾性体組成物 - Google Patents

発泡履物用熱可塑性弾性体組成物

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JPS638437A
JPS638437A JP14962586A JP14962586A JPS638437A JP S638437 A JPS638437 A JP S638437A JP 14962586 A JP14962586 A JP 14962586A JP 14962586 A JP14962586 A JP 14962586A JP S638437 A JPS638437 A JP S638437A
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JP
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weight
styrene
thermoplastic elastomer
parts
foamed
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JP14962586A
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English (en)
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Yoshinori Sasaki
佐々木 吉紀
Goro Yamamoto
五郎 山本
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NIPPON ERASUTOMAA KK
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NIPPON ERASUTOMAA KK
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は発泡履物用熱可塑性弾性体組成物に関し、更に
詳しくは、特定の熱可塑性弾性体、プロセスオイル、無
機充てん剤2発泡剤、また必要に応じて熱可塑性樹脂を
特定量配合してなる発泡後の比重が小さく、且つ引張強
度2反ばつ弾性、流動性が優れる発泡履物用熱可塑性弾
性体組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来、発泡履物用素材としては、ポリウレタン及びポリ
塩化ビニルが広く使用されている。ポリウレタンを素材
とした発泡靴は、軽量でしかも物性のバランスが優れて
いるが高価である。一方、ポリ塩化ビニルを素材とした
発泡靴は、非常に安価であるが、本質的に比重が大きい
ので発泡後も重く、しかも、熱安定性、低温特性2反ば
つ弾性及び滑り抵抗性等の物性が劣る。この様に、従来
の素材は経済性と性能のバランスにおいて問題がある。
これに対して、スチレン・ブタジェン系熱可塑性弾性体
(以下、TRと略す)は、反ばっ弾性、引張強度、低温
特性が優れ、且つ比重が小さく、これを素材とした発泡
靴は、軽量で且つコストと物性のバランスがとれたもの
である。TRはゴム工業において通常使われているゴム
類と本質的に異なり、未加硫状態でゴム的性質を示し、
しかも、高温下では一般の熱可塑性樹脂と同様に流動性
を有する。従って、通常のプラスチック用成形機で成形
できるという特徴を有している。
しかしながら、TRは通常の熱可塑性樹脂に比較して著
しく流動性が劣り、しかもTRは、より高温下では熱劣
化を起こし易いために成形時の加工温度を上げてTRの
流動性を改良する事が困難である。
一方、射出成形による発泡靴の製造には、発泡状態の均
一化のために高流動性が要求されている。
物性を損なう事なく流動性を改良する方法として、特公
昭45−19388号にTRと低分子量のスチレン又は
α−メチルスチレンのホモポリマーとからなる特定の組
成物が開示されている。しかし、その効果は不充分であ
り、反ばつ弾性については何ら開示されていない。
また、米国特許4408006号に、特定のTRによる
TR組成物が、硬度、#油性、引張強度を改良できる事
を開示しているが、逆に流動性を大きく損ねている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の熱可塑性弾性体組成物では射出成
形時の流動性と発泡靴とした時の比重及び発泡状態の均
一性、更にはゴム弾性(反ばつ弾性)、すべり抵抗性、
引張強度等の諸物性を十分満足するに至っていない。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、発泡後の比重
が小さく、発泡状態が均一であり、且つ引張強度2反ば
つ弾性、流動性が優れる発泡履物用熱可塑性弾性体ザ性
物を提供する事を目的とする。
[問題を解決するための手段及び作用]本発明者らは、
上記の問題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、
特定の分子構造を有するTRと、特定量のプロセスオイ
ル、無機充てん剤。
発泡剤、また必要に応じて熱可塑性樹脂を配合する事に
より本発明の目的を達成する事を見出し本発明を完成さ
せた。
すなわち、本発明は、 (a)少なくとも1個のブタジェンを主体とする重合体
ブロック(以下、Bと略す)と、少なくとも2個のスチ
レンを主体とする重合体ブロック(以下、Sと略す)と
から成るブロック共重合体に於いて、該ブロック共重合
体のスチレン含量が27〜60重量%9重量平均分子量
がI X 105〜2 X 105であり、且つ一般式
 (S −B+−P(式中、mは3〜6の整数 Pは多官能性カップリング剤残基を示 す。)で表わされる分枝状成分が85重量%以上である
熱可刊性弾性体100重量部に対し、(b)プロセスオ
イル 10 〜100 重Mm(c)無機充てん剤  
10 〜60重量部(d)発泡剤     0.1〜5
重量部(e)熱可塑性樹脂  O〜60重量部を配合し
て成り、発泡後の比重が0.55〜0.9である事を特
徴とする発泡履物用熱可塑性弾性体組成物である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に使用されるTRは、少なくとも1個のブタジェ
ンを主体とする重合体ブロック(以下、Bと略す)と、
少なくとも2個のスチレンを主体とする重合体ブロック
(以下、Sと略す)とから成り、このスチレン含量が2
7〜60重量%、好ましくは33重量%以上40重量%
未構である。
スチレン含量が27重量%未満では、引張強度が低下し
、60重量%を越えると滑り抵抗性及び反ばつ弾性が低
下し好ましくない。
本発明に使用されるTRの重量平均分子量は1×105
〜2 X 105 であり、好ましくは1.I X10
5〜1.8X105である。重量平均分子量は、ゲルパ
ーミェーションクロマトグラフィー(GPC)により測
定した標準ポリスチレン換算値である。
重量平均分子量が1X105未満であると流動性は優れ
るものの引張強度を著しく損い、2 X 105を超え
ると流動性が低下し好ましくない。
THの流動性改良としては、TRの分子量を低下させる
方法が考えられるが、THの分子量が低下するとスチレ
ンブロックの分子量が低下し、引張強度が著しく低下す
る事になる。従って、スチレンブロックの分子量をある
程度保持しつつTHの分子量を低下させる必要がある。
この為には、THのスチレン含量と重量平均分子量が上
記範囲である事が重要である。
更に、本発明に使用されるTRは、一般式%式%) (式中、国は3〜6の整数 Pは多官能性カップリング剤残基を示 す。)で表わされる様に分枝状である事が必要である。
分枝状でないTR1すなわち線状TRは流動性と引張強
度のバランスがとれない。
又、本発明に使用されるTRの分校状成分の割合は85
重量%以上、好ましくは90重量%以上である0分枝状
酸分が85重量%未満では反ばっ弾性が劣り、且つ流動
性と引張強度とのバランスがとれず好ましくない。
本発明に使用されるTRは、少なくとも1個のブタジェ
ンを主体とする重合体ブロック(以下、Bと略す)と少
なくとも2個のスチレンを主体とする重合体ブロック(
以下、Sと略す)とから成る。
スチレンを主体とする重合体ブロック(S)とはスチレ
ンを80重量%以上含有するスチレンとブタジェンとの
共重合体ブロック又はスチレン単独重合体ブロックを示
し、ブタジェンを主体とする重合体ブロック(B)とは
ブタジェンを80重量%以上含有するブタジェンとスチ
レンとの共重合体ブロック又はスチレンが漸増するテー
パーブロックを1〜10個有し、且つブタジェンを80
重量%以上含有するブタジェンとスチレンの共重合体ブ
ロック又はブタジェン単独重合体ブロックを示す。
S及び/又はBが共重合体ブロックである場合には、共
重合体鎖中のスチレンとブタジェンの配列は均一であっ
ても、不均一であってもどちらでもよい。
本発明で使用されるTRは、不活性炭化水素溶媒中、有
機リチウム化合物を重合開始剤として、スチレンを重合
させ、次いでブタジェンを重合させて得られるジブロッ
クポリマーに、更に、多官能性カフブリング剤を反応さ
せる事により製造される。
不活性炭化水素溶媒としては、シクロヘキサン、n−へ
キサン、ベンゼン、トルエン、オクタン等が単独、若し
くは混合物で使用されるが、シクロヘキサンが好ましい
。又、不活性炭化水素溶媒には、TRのポリブタジェン
ブロックのミクロ構造を調整する為に少量のエーテル、
第三級アミン等の極性化合物を共存させてもよい。具体
的には、エチレングリコール°ジメチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、α−メトキシテトラヒドロフラン、 
N、N、N’ 、N’−テトラメチルエチレンジアミン
等が挙げられるが、中でも、テトラヒドロフラフ 、 
N、N、N’、N’−テトラメチルエチレンジアミンが
好ましい。
有機リチウム化合物としては、Ω−ブチルリチウム、S
−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム等が使用される
が、n−ブチルリチウムが好ましい。
多官能性カップリング剤としては、トリクロロメチルシ
ラン、四塩化ケイ素、ヘキサクロロジシラン等の如きポ
リハライド、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシ
ランの如きポリアルコキシシラン等が使用される。好ま
しくはポリハライドであり、特に好ましくは四塩化ケイ
素である。
アジピン酸ジエステルの如きエステル類は、特公昭47
−14132号で開示されている様に、分枝状成分が8
5重量%未満となり本発明には適さない。
又、ブタジェンを主体とする重合体ブロックのミクロ構
造については、特に限定するものではないが、l、2ビ
ニル含量は低い程度ばつりi性、引張強度の優れたTR
となり、1,2ビニル含量は、通常、45%以下が好ま
しく、特に20%以下が好ましい。
本発明に使用されるプロセスオイルは、ナフテン系、パ
ラフィン系あるいはこの混合系に限られる。アロマ系は
、引張強度を損なうのみならず汚染性が著しく本発明に
は適さない。
プロセスオイルの量は、流動性、引張強度、硬度と密接
に関係する。従って、熱可塑性弾性体100重量部に対
し、10〜100重量部としなければならない。プロセ
スオイルの量が10重量部未満であると、引張強度は優
れるものの、流動性が低下し、発泡状態の均一性が得ら
れない。更に硬度も80を越え発泡靴の履き心地が悪く
なる。又。
100重量部を越えると流動性は優れるものの、引張強
度が低下する。
本発明に使用される無機光てん剤は、各種炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、各種クレー、シリカ、二酸化チ
タン等、通常無機光てん剤として公知のものが用いられ
るが、更に、各種カーボンブラック、ホワイトカーボン
等の補強剤も用いる事ができる。好ましくは、炭酸カル
シウムと二酸化チタンの組合せである。
無機光てん剤の量は、流動性、引張強度及び発泡後の比
重と密接に関係する。従って、熱可塑性弾性体100重
量部に対し、10〜60重量部としなければならない。
無機光てん剤の量が10重量部未満であると硬度が低下
し発泡靴の履き心地が悪くなる。更に加えて、コスト高
となり、60重量部を越えると、流動性、引張強度を著
しく損ねる。更に加えて発泡後の比重が0.9を越え好
ましくない。
本発明に使用される発泡剤としては、重炭酸ナトリウム
、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム等の無機発泡
剤、N、N’−ジニトロソペンタンテトラミン、N、N
’−ジメチル−N 、N’−ジニトロンテレフタルアミ
ド等のニトロソ化合物、アゾジカルボンアミドに代表さ
れるアゾ化合物、ベンゼンスルホニルヒドラジド、P−
1ルエンスルホニルヒドラジド等のスルホニルヒドラジ
ド類、更には、トリヒドラジノトリアジン、アゾビスイ
ンブチロニトリルが挙げられる。中でも、アゾ化合物及
びアゾ化合物を主成分とする複合発泡剤が好ましい。こ
れらの発泡剤は尿素及び尿素誘導体等の公知の発泡助剤
と併用してもよい。
発泡剤の量は、発泡後の比重2発泡状態の均一性と密接
に関係する。従って、熱可塑性弾性体100重量部に対
し、0.1〜5重量部としなければならない。発泡剤の
量が0.1重量部未満であると発泡後の比重が0.9を
越え、しかも発泡状態の均一性が得られず、5重量部を
越えると著しく実用特性を損ね好ましくない。
本発明の組成物を発泡させた後の比重が0.55〜0.
9であり、好ましくは0.6〜0.8である。比重0.
55は、高発泡化技術1発泡状態の均一性、実用上の緒
特性を考慮した現技術での限界であり、また比重が0.
9を越えると軽さの点で今−歩不足す。
る。
発泡状態において、より高度な均一性を得るためには、
重合開始剤の残渣であるリチウムの含量を少なくする事
が好ましい。具体的には、TR中のリチウム含量は80
ppm以下が好ましい。TR中のリチウム含量を少なく
する手法としては、例えばスチームストリッピングにて
ゴム溶液を処理する方法がある。
更に、多官能性カップリング剤としてポリハライドを使
用した場合には、多官能性カップリング剤の残渣である
ハロゲンの含量を少なくする事が好ましい。具体的には
、TR中のハロゲン含量は500ppH以下が好ましい
。TR中のハロゲン含量を少なくする手法としては、例
えば、スチ−ムストリッピングいてゴム溶液を処理する
方法がある。
本発明に使用される熱可塑性樹脂は、ポリスチレン、ゴ
ムグラフトポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレン等
のスチレン系樹脂、1,2ポリブタジエン、クマロンイ
ンデン樹脂、テルペン樹脂等の粘着付与剤樹脂が用いら
れるが、好ましくはポリスチレン系樹脂、特に好ましく
は、ポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレンである。
熱可塑性樹脂の使用は、反ばつ弾性、引張強度、硬度に
密接に関係するので、熱可塑性弾性体100重量部に対
し、0〜60重量部とする事が重要である。
熱可塑性樹脂の量が60重量部を越えると反ばつ弾性、
引張強度が著しく低下する。加えて、硬度が80を越え
発泡靴の履き心地が悪くなり好ましくない。
尚、本発明の組成物には、更に他の添加剤を加える事も
できる。
例えば離型剤としては、高級脂肪酸、高級脂肪酸の金属
塩、ワックス類、脂肪酸アミド、脂肪酸エステルなど、
通常公知なものが用いられる。
安定剤としては、2,6−ジーt−ブチル−4−メチル
フェノール、n−才クタデシル−3−(4’−ヒドロキ
シ−3’ 、5’−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオ
ネートの如きヒンダードフェノール系老化防止剤、ジラ
ウリルチオジプロピオネート、ラウリルステアリルチオ
ジプロピオネートの如き硫黄含有老化防止剤、トリ(ノ
ニルフェニル)ホスファイトの如きリン含有老化防止剤
等、通常公知のものが用いられる。
紫外線吸収剤としては、2−(2’−ヒドロキシ−5′
−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール。
2−(2’−ヒドロキシ−3’、5’−t−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2(2’−ヒドロキシ−3
’ 、5’−ジ−t−ブチル−フェニル)−5−クロロ
−ベンゾトリアゾールの如きベンゾトリアゾール系化合
物、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンの如
きベンゾフェノン系化合物、又、光安定剤としては、ヒ
ンダードアミン系化合物が用いられる。
本発明の組成物は、公知の方法で混合し得られる0例え
ば、TR,プロセスオイル、無機充てん剤と場合により
熱可塑性樹脂及び他の添加剤を発泡剤と共にロール、ニ
ーグー、バンバリーミキサ−又は押出機によって、発泡
剤が分解する温度以下で混合する方法、又はTR,プロ
セスオイル、無機充てん剤と場合により熱可塑性樹脂、
その他の添加剤を予めロール、ニーグー、バンバリーミ
キサ−又は押出機により混合した後、発泡剤をヘンシェ
ルミキサー、ドラムブレンダーにて混合する方法、更に
は、TR,プロセスオイル、無機充てん剤2発泡剤と場
合により熱可塑性樹脂及び他の添加剤をヘンシェルミキ
サー、ドラムブレンダーにて混合する方法によって得ら
れ、上記配合物を射出成形機に投入し発泡履物材を得る
かくして得られた発泡履物材は、軽量で耐久性に優れて
いるので、発泡ダイレクトソール、発泡ユニットソール
等の発泡靴底に最適である。
[実施例コ 以下、実施例によって本発明を説明するが、これらの実
施例は本発明を限定するものではない。
実施例に於ける、↑R2本発明の組成物及び本発明の組
成物から得られる発泡履物材の物性等の測定法は以下の
通りである。
THの基体特性の測定法 スチレン含量は、紫外線分光光度計(日立Uv−200
)を用いて、282m+sの吸収強度より測定した。
重量平均分子量及び分枝状成分の割合は、ゲルパーミェ
ーションクロマトグラフィー(apc、Hはウォーター
ズ製であり、カラムは、デュポン製のZORBAX P
SIII 1000−3を2本とZORBAX PSM
 80−9の計3本の組合せである。溶媒にはテトラヒ
ドロフランを用い、測定条件は、流速0.7 mp/w
in、試料濃度0.1重量%、試料注入量100 糾ρ
である。)を用い測定した。尚、重量平均分子量は標準
ポリスチレン換算値である。
発泡靴底材の物性 硬度は、発泡靴底材の平面部をJIS KJ301によ
り測定した。比重は、ASTM D−297により測定
した。
発泡状態の均一性は、発泡靴底材をカッターにて切りそ
の切断面の発泡の均一性を目視により、O2へ、XCO
が発泡の均一性が最も優れている)の3ランクで評価し
た。
尚、発泡靴底材は、射出成形機(シリンダ一温度200
℃)により成形し得た。
実施例1〜4.比較例1〜6 ジャケットと攪拌機の付いた41ステンレス製反応器を
十分窒素置換した後、表−1に示す様に所定量のシクロ
ヘキサン、テトラヒドロフラン。
スチレン(第1スチレンと呼ぶ)を仕込み、ジャケット
に温水を通水して内容物を約70℃に設定した。
この後、n−ブチルリチウム(シクロヘキサン溶液)を
所定量添加し、スチレンの重合を開始した。約20分後
、スチレンがほぼ完全に重合し、温度が約80℃になっ
た時点で、ブタジェン(1,3−ブタジェン)を所定量
添加し、重合を継続した。
約15分径ブタジェンが完全に重合し、温度が約95℃
になった後、更にこの状態で5分間保持し、表−1に示
す様に所定量の多官能性カー、プリング剤を加え反応さ
せた。
約30分後、2.6−ジーt−ブチル−4−メチルフェ
ノールとトリス(ノニルフェノール)ホスファイトを、
各々18g添加した。
得られたゴム溶液をスチームドリッピングする事により
溶媒を除去し、TRを得た。尚、TRは熱ロールにより
乾燥した。
この様にして得たTRを表−2に示す配合に従って、熱
ロールにて混練し組成物を得た。更に、発泡靴底材は、
射出成形機(シリンダ一温度200℃)により成形し得
た。
比較例7 ジャケットと攪拌機の付いた402ステンレス製反応器
を充分窒素置換した後、表−1に示す様に所定量のシク
ロヘキサン、テトラヒドロフラン。
スチレン(第1スチレンと呼ぶ)を仕込み、ジャケット
に温水を通水して内容物を約80℃に設定した。
この後、n−ブチルリチウム(シクロヘキサン溶液)を
所定量添加し、スチレンの重合を開始しエン)を所定量
添加し、重合を継続した。
約15分径ブタジェンが完全に重合し、温度が約95℃
になったら、更にこの状態で3分間保持し、再度スチレ
ン(第2スチレンと呼ぶ)を所定量添加し重合を続けた
。第2スチレンを添加してから20分間保持し重合を完
結させ、メタノールLogを加えて重合を停止させた。
後は、実施例と同様にしてTR,組成物及び発泡靴底材
を得た。
これらのTI’lの基本特性及び配合物及び発泡靴底材
の物性を表−3に示す。
実施例1〜4は、比較例1〜7に比較して、引張強度2
反ばつ弾性、流動性のバランスに優れている。更には、
発泡靴底材の特性でも、実施例1〜4は、比較例1〜7
に比較して、硬度、比重2発泡状態の均一性のバランス
の点で優れている。
表  −2 (注−1) ダイアナプロセスオイルMS−100゜出
光興産製 (注−2) ホワイトンSB、白石カルシウム製(注−
3) タイベークA−100.石原産業製(注−4) 
セルマイクC1三協化成製(注−5) スタイロン67
9.旭化成製(注−6) スミライザーTNP 、住友
化学製[発明の効果] 本発明の発泡履物用熱可塑性弾性体組成物は、引張強度
9反ばつ弾性、流動性に優れており、且つ発泡後の比重
が小さく、発泡状態が均一であるので発泡ダイレクトソ
ールや、発泡ユニットソール等の履物用素材として広く
使用する事ができ、その工業的意義は大きい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)少なくとも1個のブタジエンを主体とする重合体
    ブロック(以下、Bと略す)と、少なくとも2個のスチ
    レンを主体とする重合体ブロック(以下、Sと略す)と
    から成るブロック共重合体に於いて、該ブロック共重合
    体のスチレン含量が27〜60重量%、重量平均分子量
    が1×10^5〜2×10^5であり、且つ一般式▲数
    式、化学式、表等があります▼ (式中、mは3〜6の整数 Pは多官能性カップリング剤残基を示 す。)で表わされる分枝状成分が85重量%以上である
    熱可塑性弾性体100重量部に対し、 (b)プロセスオイル10〜100重量部 (c)無機充てん剤10〜60重量部 (d)発泡剤0.1〜5重量部 (e)熱可塑性樹脂0〜60重量部 を配合して成り、発泡後の比重が0.55〜0.9であ
    る事を特徴とする発泡履物用熱可塑性弾性体組成物。
JP14962586A 1986-06-27 1986-06-27 発泡履物用熱可塑性弾性体組成物 Pending JPS638437A (ja)

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