JPS638425A - 改良された電解用陽イオン交換膜 - Google Patents

改良された電解用陽イオン交換膜

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JPS638425A JP14968286A JP14968286A JPS638425A JP S638425 A JPS638425 A JP S638425A JP 14968286 A JP14968286 A JP 14968286A JP 14968286 A JP14968286 A JP 14968286A JP S638425 A JPS638425 A JP S638425A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は改良された電解用特に塩化アルカリ電解用の陽
イオン交換膜に関するものである。
[従来の技術] 従来、カルボン酸基含有パーフルオロ陽イオン交換フィ
ルムとスルホン酸基含有パーフルオロ陽イオン交換フィ
ルムの二層からなるアルカリ電解用陽イオン交換膜は数
多く知られている。(特許公告公報間55−14148
.同昭57−53372など)又、スルホン酸基含有パ
ーフルオロ陽イオン交換フィル゛ムが二層からなり、該
フィルムのイオン交換容量の高い側に弱酸性の陽イオン
交換フィルムを1種以上有する合計三層以上からなる陽
イオン交換膜も知られている(特許公開公報間55−5
8228)。
これは塩水中の不純物の影響を軽減するため発明された
ものである。
又、カルボン酸基含有フィルムとスルホン酸基含有フィ
ルムの積層界面の剥離を防止するためにスルホン酸基含
有パーフルオロ陽イオン交換フィルムが2暦からなり、
そのイオン交換容量の低い側にカルボン酸基含有パーフ
ルオロ陽イオン交換フィルムを有する3層からなる陽イ
オン交換膜が提案されている(USP 4,401,7
11)。
この3暦からなる膜の中間のスルホン酸基含有パーフル
オロ陽イオン交換フィルムのイオン交換容量は、EW1
100〜1800であり、陽極側にイオン交換容量の高
い暦を積層しても膜抵抗が高い欠点を有していた。
[発明の解決しようとする問題点] 従来の電解用陽イオン交換膜は、膜抵抗を下げるために
イオン交換膜ポリマーのイオン交換容量を高めると、ポ
リマーの強靭性が失われ、イオン交換容量を下げて強靭
性を高めようとすると膜抵抗が高くなるという問題を有
していた0本発明は1強靭なポリマーを用いながら低い
膜抵抗の電解用陽イオン交換膜を提供することを目的と
するものである。
[問題点を解決するための手段] 陰極に面するカルボン酸基を有するフルオロカーボンポ
リマーの第一の層と、イオン交換容量0.9〜1.4 
ミリ当量/g乾燥樹脂(以下層eq/gとする)のスル
ホン酸基を有するフルオロカーボンポリマーの第二の暦
と、陽極に面し、膨潤度が上記第二の層のそれよりも5
%以上大きく、且つイオン交換基を宥するフルオロカー
ボンポリマーの第三の層との積層構造からなることを特
徴とする電解用陽イオン交換膜にある。
本発明者の知見によると、電解用陽イオン交換膜におい
て、上記第三の層の存在が重要な役割を果し、該層の存
在が層全体の抵抗を低下させることが判明した。即ち、
第三の暦を存在させた場合には、該層がなにかしか膜抵
抗を増大させるはずにもかかわらず、逆に該層のない膜
よりも抵抗が小さいことが見い出された。該知見は、新
規であるだけでなく、有用であり、これによって、膜の
他の層に、膜抵抗は大きいが、それぞれ良好な電気的又
は機械的な物性をもたしめるようにした場合も全体の膜
抵抗の増加を防止することができる。
本発明の陰極側に面するカルボン酸基を有するフルオロ
カーボンポリマーの第−暦としては、好ましくは一般式 %式% 1〜5、Rは炭素数1−IQのアルキル基)と四フッ化
エチレンの共重合体からなり、イオン交換容量は好まし
くは0.5〜1.5 raeq/g乾燥樹脂(Ha型)
で特には0.8〜1.3 tseq/g乾燥樹脂(Ha
型)である、イオン交換容量がこれ以下又は以上である
と、電流効率の発現性が不良となる。又、膜厚は好まし
くは5〜50ル特にはlO〜40ルである。膜厚が小さ
すぎる場合は電流効率、生成する苛性アルカリの純度等
の性能が不安定となり、大きすぎる場合は、膜抵抗を高
めるため好ましくない。
スルホン酸基を有するパーフルオロカーボンポリマーの
第二の層としては好ましくは一般式%式% 2、n=1〜5)と四フッ化エチレンの共重合体からな
り、イオン交換容量は好ましくは0.8〜1.4 me
q/gであり、イオン交換容量が低すぎる場合は、膜抵
抗が高くなりすぎ、又高すぎる場合は、ポリマーの強靭
性が低下して共に好ましくない、又、膜厚は好ましくは
膜の主体層を構成し、全体の膜厚の50%以上、特には
65%以上であり、好ましくは50〜300 JL特に
は100〜250鉢が良い、H厚が小さい場合は層全体
の強靭性向上への寄与が少なくなり好ましくない。
更に、陽極に面するフルオロカーボンポリマーの第三の
暦とには、膨潤度が、上記第二の層のそれより5%以上
好ましくは工0%以上大きな数値を有することが必要で
ある。膨潤度の差が上記より小さい場合は、膜抵抗を下
げる効果が小さく好ましくない。
又、膜厚は第二の層より小さい厚みであり、好ましくは
、主体層の%以下の厚みである。特にはlO〜50.が
好ましい、なお、ここでいう膨潤度は12% NaOH
,90℃中に浸漬処理した後、冷却し付着アルカリを除
去した後の膜重量Wl、この膜を水洗してドナンアルカ
リを除き水分がなくなるまで乾燥した時の膜重量W2 
より、ΔW” (W+ −W2 ) /W2 X100
(りニヨ’)求1)だ値である。
上記第三の暦の暦を形成するフルオロカーボンポリマー
としては好ましくは、カルボン酸基及び/又はスルホン
酸基をもつそれぞれ上記第一の層又は第二の層を構成す
るポリマーと同種のフルオロカーボンポリマーが使用で
きるが、なかでも接着性の点で第二の層と同種のポリマ
ーであるのが好ましい、イオン交換容量は、上記のよう
に、大きい膨潤度をもたしめるように好ましくは1.0
〜3.5鳳eq/gから選ばれる。
本発明の陽イオン交換膜は、上記第一の層〜第三の層の
少なくとも三層から形成されるが、必要に応じて付加的
な層を有していてもよい。
例えば、第一の暦と第二の層、更には、イオン交換基が
カルボン酸基である場合の第三の層と第二の層との接着
性を確実にするために、カルボン酸基とスルホン酸基が
共存するフルオロカーボンポリマーからなる共存層を上
記二つの層の間に配置させることができる。
共存層としては、カルボン酸型モノマーとスルホン酸型
モノマーとの共重合によるフルオロカーボンポリマーも
使用できるが、カルボン酸型フルオロカーボンポリマー
とスルホン酸型フルオロカーボンポリマーとのブレンド
ポリマーも使用できる。これらポリマーは、上記した第
一の層〜第三の層を構成するフルオロカーボンポリマー
と同種のものが用いられる。共存層の厚みは、その目的
からして、大きくする必要はなく、好ましくは5〜30
JL特には5〜20ルである。
本発明のイオン交換膜は、好ましくは上記第一の暦、第
二の層、第三の層、及び必要に応じ共存層を、夫々別々
に所定のフィルム状に製膜し、これら各層を積層一体化
することによって製造され得る。各層を積層一体化する
方法としては、平板プレス、ロールプレス等が挙げられ
る。積層プレス温度は80〜280℃、圧力は平板0.
1〜100 kg/cm2、ロールプレスff10.1
〜100kg/cmにて行なわれる。
本発明においては、各層を製膜したりあるいはブレンド
共存層における混合を行なったりする場合には、従来よ
り公知乃至周知の種々の方法にて行なわれ得る0例えば
、イオン交換基含有パーフルオロカーボンポリマー水性
ディスパージョンや有機溶液、有機ディスパージョンな
どを使用して混合を湿式で行なったり、かかる有機溶液
や有機ディスパージョンなどからキャスト法などで製膜
することも可能である。勿論、トライブレンド方式の採
用や加熱溶融成形により製膜することもできる。加熱溶
融成形による各層の製膜の際に、原料ポリマーはその有
するイオン交換基の分解を招かないような適宜のイオン
交換基の形態、例えばカルボン酸基のときは酸又はエス
テル型で行なうのが好ましく、またスルホン酸基のとき
は、−9O2F型で行なうのが好ましい、さらには、原
料ポリマーを予め加熱溶融成形してペレット化し、それ
を押出し成形やプレス成形などにより製膜することもで
きる。
本発明のイオン交換膜は、その全体の厚さ100〜40
0鉢、好ましくは100〜300JJ、のものが採用さ
れる。そして、必要により、好ましくはポリテトラフル
オロエチレンなどからなる布、網などの織布、不織布、
又は金属製のメツシュ、多孔体などを好ましくは上記第
二の層及び第三の暦に存在せしめることにより、補強す
ることができる。また、特開昭53−149881号、
同54−1283号、同54−107479号、同54
−157777号公報などに記載されているポリテトラ
フルオロエチレンのフィブリル化ta雄あるいは特開昭
56−79110号公報などに記載されている酸型官能
基含有モノマーを少量共重合して変性したポリテトラフ
ルオロエチレンのフィブリル化繊維を好ましくは上記第
二の層及び第三の層にブレンドして補強してもよく、そ
の他低分子量体の配合による補強を採用してもよい。更
に1本発明のイオン交換膜は、その表面を粗面化したり
あるいは金属酸化物粒子からなる多孔質薄層をその表面
に形成することなども可能である。
本発明のイオン交換膜は各種の電解に使用できるが、そ
の電解槽は、単極型でも複極型でもよい。
電極を配置する場合、電極はイオン交換膜に接触して配
置しても、また適宜の間隔をおいて配置してもよい。電
極はむしろイオン交換膜面に強固に押圧するよりも、電
極はイオン交換膜面に例えば0〜2.0 kg/c+a
2にて好ましくは緩かに押接される。また電解槽を構成
する材料は、例えば塩化アルカリ水溶液の電解の場合に
は陽極室の場合には、塩化アルカリ水溶液及び塩素に耐
性があるもの、例えば弁金属、チタンが使用され、陰極
室の場合には水酸化アルカリ及び水素に耐性がある鉄、
ステンレス又はニッケルなど使用される。
本発明のイオン交換膜を使用して塩化アルカリ水溶液の
電解を行なうプロセス条件としては、既知の条件が採用
できる。例えば陽極室には好ましくは2.5〜5.0規
定(N)の塩化アルカリ水溶液を供給し、陰極室には水
又は希釈水酸化アルカリを供給し、好ましくは80℃〜
120℃、電流密度10〜10QA/dm2で電解され
る。かかる場合、塩化アルカリ水溶液中のカルシウム及
びマグネシウムなどの重金属イオンは、イオン交換膜の
劣化を招くので、可及的に小さくせしめるのが好ましい
。又、陽極における酸素の発生を極力防止するために塩
酸などの酸を塩化アルカリ水溶液に添加することができ
る。
以上は、主に塩化アルカリ水溶液の電解の例について本
発明のイオン交換膜の使用を説明したが、水、ハロゲン
酸(塩酸、臭化水素酸)。
炭酸アルカリの電解に対しても同様に適用できることは
もちろんである。また、イオン交換膜を使用する有機化
合物の各種電解合成反応での隔膜としても適用され得る
次に、本発明の実施例について更に具体的に説明するが
、かかる説明によって本発明が何ら限定されるものでな
いことは勿論である。尚。
実施例中の引張試験は、東洋ボールドウィン社製テンシ
ロンを用い、1号ダンベルで測定した。
折曲試験は、東洋精器製MIT式折曲試験機を用い、@
15+amの短ざく状サンプルで測定した。
[作 用] 本発明において、膜の抵抗を下げる作用機構は必ずしも
明確ではないが、陽極側の高いwff1度の層は高度に
水和したNaイオンの膜内侵入を許し、このNaイオン
が陽極側から膜内を陰極側に移動する過程で膜全体を膨
部させ膜抵抗を下げるものと考えられる。
[実施例] 実施例I CF2 =CFO(CFz)3cOOGH:+と四フン
化エチレンとの共重合体でイオン交換容量が1.2me
q/g、 I!2厚30ルのフィルムAを得た。
又、CF2 =CFOCF2CFO(CF2)2S02
Fと四フッ化工CF3 チレンとのコポリマーでイオン交換容量が1.0rse
q/g 、膜厚200μのフィルムBとイオン交換容量
が1.3 meq/g 、膜厚20μのフィルムCを得
た。フィルムBとCのW 1lf4度は12X NaO
H中で夫々18L32$であった。フィルムA、B、C
の順に積層した3層膜を50デニールポリエステル犠牲
糸と200デニールポリテトラフロロエチレン(PTF
E)糸との混繊布(犠牲糸40メツシュ、PTFE系2
0メツシュ)を圧入することにより補強した。
次いで、粒径5ルの酸化ジルコニウム粉末10部、メチ
ルセルロース(2%水溶液の粘度1500センチボイズ
)0.4部、水19部、シクロヘキサノール2部および
シクロ−キサノン1部を含む混合物を混練してペースト
を得た。該ペーストをメツシュfi200 、厚さ75
座のテトロン製スクリーン、その下に厚さ30ALのス
クリーンマスクを施した印刷板及びポリウレタンスキー
ジを用いて、前記積層して作成したイオン交換膜のC層
側の面にスクリーン印刷した。膜面に得られた付着層を
空気中で乾燥した。
一方、かくして得られた多孔質層を有する膜の他方の面
に同様にして、平均粒径0.374のβ−炭化ケイ素粒
子を付着させた。しかる後、温度140°C1圧力30
kg/cm2の条件で各膜面の粒子子及び炭化ケイ素粒
子が、それぞれ膜面1 cm2当りそれぞれ1.0mg
 、0.7tng付着したイオン交換膜を作成した。該
イオン交換膜を25%KOH,70”018hr加水分
解を行ない、更に、Z NNaC1中室温16hr浸漬
してナトリウム塩型のイオン交換膜とした。
かくして得られた膜の0層の側に、チタンのパンチトメ
タル(短径2■、長径511111)に酸化ルテニウム
と、酸化イリジウムと酸化チタンの固溶体を被覆した低
い塩素過電圧を有する陽極を、またA層側にはSUS 
304製パンチトメタル(短径2mm、長径5 ■)に
ルテニウム入すラネーニッケル(ルテニウム5%、ニッ
ケル50%、アルミニウム45%)を電着して、低い水
素過電圧を有するようにした陰極を加圧接触させ、陽極
室に5規定の塩化ナトリウム水溶液を、陰極室に水を供
給しつつ陽極室の塩化ナトリウム濃度を3.5規定に、
また陰極室の苛性ソーダ濃度を35重量%に保ちつつ、
90℃、30A/d112の条件で電解を行なった。
この結果、電流効率は96.5%であり電圧は3、lO
Vであった。10日間電解使用し膜を観察したが異常は
認められなかった。この膜の引張破断伸度は40%であ
り、MIT式折曲疲労テストは20回であった・ 比較例1 実施例1において、フィルムAとBを積層して2層膜を
得た他は同様に行なったところ、電流効率は96.5%
であり、電圧は3.13Vであった。
比較例2 実施例1においてCF2 =CFOCF20FO(GF
2hS02FCF3 と四フフ化エチレンとのコポリマーでイオン交換容量が
1.3 meq/g 、膜厚200μのフィルム(D)
とAを積層して2層膜を得た他は同様に行なったところ
、電流効率は96.0%であり、摺電圧は3.0?Vで
あったが、10日間電解後膜を取り出す際破損した。こ
の膜の引張り破断伸度は10%であり、MIT式折曲疲
労テストは5回であった。
実施例2 CF2 =CFOCCF2’)3CoOcH3と四フッ
化エチレンとの共重合体でイオン交換容量が1.1me
q/g、膜厚30延のフィルムAを得た。
又、CF2=CFOCF2CFO(CF2)2502F
と四フン化工CF3 チレンとの共重合体でイオン交換容量が0.95meq
/g 、膜厚150μのフィルムBを積層して2層膜を
得た。一方、CF2 =CFOC:F2CF (CF2
 )2 S02 FとCF3 四フフ化エチレンとの共重合体でイオン交換容量が1.
2 meq/gのポリマーを酸型化したのち、エタノー
ルに溶解して濃度10%液の溶液を得た。この溶液を2
層膜のスルホン酸ポリマー側にキャストして10pの層
を形成し、3層の膜を形成した。フィルムBとキャスト
層の膨潤度は12%NaOH中で夫々15%、27%で
あった。その他は、実施例1と同様にして陽イオン交換
膜を得た。この膜を実施例1と同様に膜処理した後電解
槽に組み込み電解したところ、電流効率98%、摺電圧
は3.15Vであった。この膜の引張破断伸度は40%
であり、HIT式折曲疲労テストは30回であった。
比較例3 実施例2において、キャスト層を形成せず2層膜で行な
った他は同様に行なったところ、電流効率は98.0%
、摺電圧は3.18Vであった。
実施例3 CF2 =CFOCF20FCCF3)OCCF2)3
COOCH3と四フッ化エチレンとの共重合体でイオン
交換容量が0.9a+eq/g、膜厚30ルのフィルム
Aを得た。
又、CF2 =CFOCCF2)2SO2Fと四フッ化
エチレンとの共重合体でイオン交換容量が1.2 me
q/g、膜厚200μのフィルムBを得た。又、フィル
ムAと同一のポリマーでイオン交換容量が1.5履eq
/gのポリマーとフィルムBを1:1にブレンドして膜
厚15ルのフィルムCを得た。フィルムBとCの膨潤度
は12%NaOH中で夫々20%、28%であった。フ
ィルムA、B、Cの順に積層して3層膜とした他は、実
施例1と同様にして、陽イオン交換膜を得た。同様に膜
処理した後電解を行なった。電流効率は96.5%であ
り、摺電圧は3.12Vであった。この膜の引張破断伸
度は35%であり、HIT式折曲疲労テストは15回で
あった。又、フィルムA、Bを積層して2層膜を得た他
は同様に行なったところ、電流効率は98.5%、摺電
圧は3.14Vであった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)陰極に面するカルボン酸基を有するフルオロカー
    ボンポリマーの第一の層と、イオン交換容量0.9〜1
    .4ミリ当量/g乾燥樹脂のスルホン酸基を有するフル
    オロポリマーの第二の層と、陽極に面し、膨潤度が上記
    第二の層のそれよりも5%以上大きく、且つイオン交換
    基を有するフルオロカーボンポリマーの第三の層との積
    層構造からなることを特徴とする電解用陽イオン交換膜
  2. (2)第一の層のイオン交換容量が、0.5〜1.5ミ
    リ当量/g乾燥樹脂であり、第三の層が、スルホン酸基
    をイオン交換基とする特許請求の範囲(1)の膜。
  3. (3)第二の層の厚みが、全体の50%以上である特許
    請求の範囲(1)又は(2)の膜。
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