JPS6383725A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPS6383725A
JPS6383725A JP22799286A JP22799286A JPS6383725A JP S6383725 A JPS6383725 A JP S6383725A JP 22799286 A JP22799286 A JP 22799286A JP 22799286 A JP22799286 A JP 22799286A JP S6383725 A JPS6383725 A JP S6383725A
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JP
Japan
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layer
electrophotographic photoreceptor
silicon
photoconductive
photoreceptor
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Pending
Application number
JP22799286A
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English (en)
Inventor
Hideji Yoshizawa
吉澤 秀二
Tatsuya Ikesue
龍哉 池末
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Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Intelligent Technology Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPS6383725A publication Critical patent/JPS6383725A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/08Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic
    • G03G5/082Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being inorganic and not being incorporated in a bonding material, e.g. vacuum deposited
    • G03G5/08214Silicon-based
    • G03G5/08264Silicon-based comprising seven or more silicon-based layers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、機南分離型の光導電層を有する電子写真感
光体に係り、特には、帯電特性、暗誠衰特性、光感度特
性および耐環境特性等に優れた電子写真感光体に関する
(従来の技術) 水素Hを含むアモルファスシリコン(以下、a−Si:
Hという)は、近年光電変換材料として注目されており
、太陽電池、薄膜トランジスタ、およびイメージセンサ
等のほか、電子写真プロセスの感光体にも応用されてい
る。
電子写真感光体としてのa−3i:Hは、下記のような
特長を有しているため、従来広く使用されてきた電子写
真感光体の光導電層構成材料すなわち、CdS、ZnO
,Seもしくは5e−Te等の無機材料や、ポリ(N−
ビニルカルバゾール(PVCZ) もしくはトリニトロ
フルオレノン(TNF)等の無機材料に代る電子写真プ
ロセスの感光体として注目されている。
a−5r:Hの第1の特長は、これが無公害物質である
ため、前記の無機および有機材料のように回収処理の必
要がないことである。
第2の特長は、可視光領域で高い分光感度を有し、また
表面硬度が高く耐摩耗性および耐衝撃性が優れている等
の利点を有していることである。
このような特長を有するa−3i:Hは、カールソン方
式(ゼログラフィ一方式)による感光体として検討が進
められている。この場合、感光体には光感度が高いこと
ばかりでなく、表面電荷を充分に保持でさる高い抵抗が
要求されるが、この両特性を単一のa−St:H構造で
満足させることは困難である。このため、a−3i:H
光導電層と導電性支持体との間に障壁層を設け、かつ光
導電層上に表面電荷保持層を設けた積層型の構造とする
ことによって電荷保持使方を高め、上記の要求を満足さ
せる手段が採用されている。
(発明が解決しようとする問題点) 通常、a−St:H膜はシラン系ガスを使用したグロー
放電分解法により形成され、その際に膜中に取り込まれ
る水素によってシリコンのダングリングボンドが飽和さ
れる。従って、取り込まれる水素量の多少によって電気
的および光学的特性が大きく変動する。
すなわち、a  S i: Hgに取込まれる水素のに
が多くなると、ダングリングボンドの飽和度が高くなっ
て光学的バンドギャップが大きくなる。
これはa−5i:Hの抵抗を高くする反面、反波長光に
対する光感度を低下させるため1例えば長波長の半導体
レーザ光源を搭載したレーザビームプリンタに使用する
のは困難となる。また、a−3t :H膜中の水素含量
が過剰になると、成膜条件によってはS i−5i結合
の開裂を伴なって膜中の大部分に(SiH)nおよびS
 iHz″:gの結合構造が形成されることがある。こ
れはボイドの増加をもたらし、また新たなシリコンダン
グリングボンドを生成させるため、光導電特性が劣化し
、電子写真感光体として使用不能になってしまう。
逆に、a−5i:HWJ、中に取込まれる水素の量が低
下すると、光学的バンドギャップは小さくなる。このた
め抵抗は小さくなってしまうが、長波長に対する光感度
は増加する。また、シリコンダングリングボンドが飽和
されずに残留するから、発生するキャリアの移動度が低
下し、キャリア寿命が短くなる。そのため、光導電特性
が劣化し、電子写真感光体としては使用し難いものとな
る。
上記のように、電子写真感光体の光導電層を単一のa−
3i:H層のみで構成した場合、a−5i:Hllqの
製造条件によって特性が大きく変化し、望ましい特性が
得られないどう問題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、
基板との密着性および耐環境性に優れるとともに、?f
F電能電源れ、残留電位が低く、シかも近赤外領域まで
の広い波長領域にわたって感度が高い電子写真感光体を
提供することを目的とする。
[発明の構r!i、] (問題点を解決するための手段) 本発明者らは1種々検討を重ねた結果、感光体の少なく
とも上に、相互に光学的バンドギャップの異なるの薄い
半導体層を交互に積層したヘテロ接合超格子構造を使用
することによって上記の目的を達成できることに想到し
、この発明に至ったものである。
すなわち、この発明の電子写真感光体は、導電性支持体
と、電荷発生層および電荷輸送層によって構成された光
導電層とを有する電子写真感光体において、前記電荷輸
送層はケイ素を母体とした非晶質材料からなり、一方、
前記電荷発生層はケイ素を母体とし、その少なくとも一
部(すなわち、一部または全部)が微結晶化した半導体
層を積層して構成され前記半導体層の少なくとも一方が
炭素を含むことによって上記超格子構造をとるようにし
ている。
(作用) この発明の電子写真感光体における電荷発生層の超格子
構造は、光学的バンドギャップが小さい層を基準として
光学的バンドギャップが大きい層がバリアとなる周期的
なポテンシャルバリアを有する超格子構造となっている
。この超格子構造においては、バリア薄層が極めて薄い
ので、キャリアはトンネル効果によりバリアを通過して
超格子構造中を走行する。また、このような超格子構造
においては、光の入射により発生するキャリアの数が多
い、このようなことから、この領域では発生したキ;リ
アの寿命が長く、移動度も大きくなり、電子写真感光体
の感度は著しく向上する。
(実施例) 第1図は、この発明の一実施例に係る電子写真感光体の
断面図を示している。この電子写真感光体は、通常アル
ミニウム製のドラムで構成される導電性支持体!lを備
えている。支持体11の表面には、障壁層12が形成さ
れ、この障壁層12の上には、電荷輸送層21および以
後説明する超格子構造をとる電荷発生層22によって構
成される光導電層13が形成されている。光導電層13
の上には表面層!4が形成されている。
第1図に示す感光体おいては、光の入射により電荷発生
層22でキャリアが発生し、このキャリアの一方は電荷
輸送層21内を走行して支持体11まで到達する。
さて、第1図に示す実施例において、電荷発生層22は
、第2図にその断面を拡大して示すように、膜厚がそれ
ぞれ30〜500Aで光学的バンドギャップが相互に異
なる炭素を含むマイクロクリスタリンシリコン(gc−
3i : C) 5111931゜32を交互に積層し
て構成されている。
光学的バ、ンドギャップの高い薄rse例えば薄膜31
)には、好ましくは0.2〜40原子%の炭素を含有さ
せる。
電荷輸送層21は、例えばa−3i:Hやa−3iC:
H等で形成することができる。
pc−Siおよび4cm5t:Cには、0.01ないし
30原子%、好ましくは1ないし25原子%の割合で水
素を添加することが好ましい、これによりシリコンダン
グリングボンドが補償され、暗抵抗と明抵抗との調和が
とれ、光導電特性が向上する。
pc−Siは、以下のような物性上の特徴によりa−3
i:Hおよび多結晶シリコンから明確に区別される。す
なわち、XM回折測定においては、a−5i:Hは、無
定形であるため、ハローのみが現われ、回折パターンを
認めることができないが、JLc−5iは、2θが28
〜28.5付近にある結晶回折パターンを示す、また多
結晶シリコンは暗抵抗が105Ω・Ccmであるのに対
し、p、c−3iは1o Ω・0m以上の暗抵抗を有す
るように調整することができる。p、、c−5iは粒径
が約数十オングストローム以上である微結晶のシリコン
と非晶質シリコンとの混合相により形成されているもの
である。この発明では、このような14. C−S i
の炭素濃度の異なる(0である場合も含む)ものを交互
に積層して超格子構造とするものである。
gc−3iはa−Si:Hと同様に、高周波グロー放電
分解法により、シランガスを原料として導電性支持体l
l上に障壁層12として成膜させることができる。その
場合、a−3i:Hを形成する場合よりも支持体の温度
を高く設定し、高周波電力もa−3t:Hを形成すると
きよりも高く設定すると、gc−3i:Hを形成しやす
くなる。また、支持体温度および高周波電力を高くする
ことにより、シランガス等の原料ガスの流量を増大させ
ることができ、その結果、成膜速度を速くすることがで
きる。また、原料ガスであるS i H4、S i2 
H6等の高次のシラン類ガスを水素で稀釈したガスを使
用することにより、gc−Si:Hをより高効率で形成
することができる。なお、炭素源としてメタン等の炭化
水素を原料中に添加すると、炭素を含むILc−5R:
Cが形成される。
また、光導電層22(pc−3f : C,gc −5
i)をp型またはn型とすることによって、支持体11
側から光導電層22へ電荷が移動することを防止するこ
とができる。p−c−3i:Cをp型とするためには周
wI率表第III族に属する元素例えば、ホウ素B、ア
ルミニウムA1.ガリウムGa、インジウムIn、タリ
ウムTI等をドープする。また、a−3t:Hをn型と
するためには、周期率表第V族に属する元素例えば、窒
素N、リンP、ヒ素AS、アンチモンsb、ビスマスB
i等をドープする。
第2図に示す超格子構造において、薄膜31として光学
的バンドギャップが1.65eVI714cmSi:C
を′用い、FM膜32として光学的バンドギャップが1
.5eVのgc−5iを用いた場合、そのエネルギーバ
ンド図は、第3図に示すようになる。このバンド図にお
いて、光学的バンドギ+ 7ブが1 、65 eVノp
c−3i : Cがポテンシャルのバリアとなり、光学
的バンドギャップ力1 、5 e Vのgc−5tがポ
テンシャルの井戸を形成する。
このように光学的バンドギャップが相互に異なる薄膜3
1 、32を積層することによって、光学的バンドギャ
ップの大きさ自体にかかわりなく、光学的バンドギャッ
プが小さい層を基準にして光学的バンドギャップが大き
い層がバリアとなる周期的なポテンシャルバリアを有す
る超格子構造が形成される。この超格子構造においては
、バリアN層は極めて薄いので、キャリアはトンネル効
果によりバリアを通過して超格子構造中を走行する。ま
た、このような超格子構造においては、光の入射により
発生するキャリア数が多く、光感度が高くなる。なお、
超格子構造の#1層のバンドギヤー2プと層厚を変更す
ることによって、ヘテロ接合超格子構造を有する層のみ
かけのバンドギャップを自由に調整することができる。
再び、第1図に戻ると、障壁層12は、支持体11と電
荷発生層22との間の電荷の流れを抑制することにより
、感光体表面における電荷の保持機部を高め、もって感
光体の帯電壱を高めるものである。
障壁層12はa−5i:Hまたはgc−3i:Hで形成
することができる。
障壁層12を7zc−5t:H,a−3t :H(1)
いずれで形成する場合でも、カールソン方式においては
、感光体表面を韮帯電させる場合には、支持体!■側か
ら光導電層へ電子が注入されることを防止するために、
障壁層12をp型とする。また、感光体表面を負帯電さ
せる場合には、支持体11側から光導電層へ正孔が注入
されることを防上するために、障壁層12をn型とする
。さらに、障壁M12として、絶縁性の高いものを用い
ることもできる。
障壁層12をp型またはn!!!にするには、光導電層
をp型またはn型とする場合と同様の不純物をドープす
ればよい、また、障壁層12を高抵抗の絶縁性の高いも
のとするには、炭素、窒素および(または)酸素を添加
すればよい。
障壁層12の厚さは、100Aないし10pmであるこ
とが好ましい。
電荷発生層22の上には、表面層!4が形成されている
。電荷発生FF+22を構成する用c−Si、トC−5
i:Cは、その屈折率が3〜3.4と比較的大きいため
1表面における光反射が起やすい、このような光反射が
生じると、電荷発生層22に吸収される光量の割合が低
下し、光損失が大きくなる。それ故、表面層14を設け
て光の反射を防止することが好ましい、この表面層14
は、電荷発生層22を損傷から保護するものでもある。
また、この表面層14を形成することにより、帯電1爺
が向上し1表面に電荷がよくのるようになる。
表面層14を形成する材料としては、a−5LN:H(
窒素および水素を含有するアモルファスシリコン)、a
−SiO:H(酸素および水素を含有スるアモルファス
シリコン)、a−5iC:H(炭素および水素を含有す
るアモルファスシリコン)等の無機材料、あるいはポリ
塩化ビニル、ポリアミド等の有機材料がある。
上記第1図に示す実施例に係る電子写真感光体の表面を
コロナ放電により約500vの正電圧で帯電させると、
第4図に示すようなポテンシャルバリアが形成される。
この感光体に光(hν)が入射すると、電荷発生層22
の超格子構造において電子と正孔のキャリアが発生する
。この伝導帯の電子は、感光体中の電界により、表面層
14に向けて加速され、正孔は導電性支持体11側に向
けて加速される。この場合に、光学的バンドギャップが
異なる薄層の境界で発生するキャリアの数は、バルクで
発生するキャリアの数よりも極めて多い。
このため、この超格子構造においては、光感度が高い、
またポテンシャルの井戸層においては、量子効果のため
、超格子構造でない単一層の場合と比べて、キャリアの
寿命が5〜lO倍長くなる。
さらに、超格子構造においては、バンドギャップの不連
続性により、周期的なバリア層が形成されるが、キャリ
アはトンネル効果により容易にバリア層を通り抜けるの
で、キャリアの実効移動度はバルクにおける移動度と同
等であり、キャリアの走行性が優れている。
以上のように、光学的バンドギャップが異なるFJ層を
a層した超格子構造によれば、高光導電特性を得ること
ができ、従来の感光体よりも鮮明な画像を得ることがで
きる。
第5図は、この発明の電子写真感光体をグロー放電によ
り製造するための装置を示している。ガスボンベ41.
42.43.44には、例えば、シランS i H4、
ジポランB2H6,水素、メタンがそれぞれ収容されて
いる。これらガスボンベ内のガスは、流量調整用のバル
ブ46および配管47を介して混合器48に供給される
。各ボンベには、圧力計45が設置され、この圧力計4
5を監視しつつバルブ46を調整することにより、混合
器48に供給する各ガスの流量および混合比をm箇する
。混合器48によって混合された混合ガスは、反応容器
43に導入される。
反応容器48の底部51には、回転軸50が鉛直方向の
回りに回転可能に取りつけられており、この回転軸50
の上端に、円板状の支持台52がその面を回転軸50に
垂直に向けて固定されている。また、反応容器49内に
は、円筒状の電極53がその軸中心を回転軸50の軸中
心と一致させて底部51上に設置されている。感光体と
してのドラム基体54が支持台52上にその軸中心を回
転軸50の軸中心と一致させてaiされいる。ドラム基
体54の内側には、ドラム基体加熱用のヒータ55が配
設されている。電極53とドラム基体54との間には高
周波電源5Bが接続されており、電極53とドラム基体
14との間に高周波電流を供給する6回転軸50はモー
タ58により回転駆動される0反応容器49は、ゲート
バルブ58を介して真空ポンプ等の排気手段に連結され
、反応容器49の圧力は、圧力計57により監視される
この装置により感光体を製造するには、反応容器48内
にドラム基体54を設置した後、ゲートバルブ58を開
にして反応容器4s内を約0 、 i Torr以下の
圧力に排気する。ついで、ボンベ41,42,43゜4
4から所要のガスを所定の混合比で混合して反応容器4
9内に導入する。この場合、反応容器4S内に導入する
ガス流量は反応容器4θ内の圧力が061〜1Torr
になるように設定する0次に、モータ58を駆動してド
ラム基体54を回転させ、ヒータ55によりドラム基体
54を一定の温度に加熱するとともに高周波電源56に
より電極53とドラム基体54との間に高周波電流を供
給して両者間にグロー放電を形成する。これによりドラ
ム基体上にpc−3tが堆積する。なお、原料ガス中に
N20、NH3、No2 、N2.CH+、CH,02
,ガス等をΣ+ 添加することによって、窒素、酸素および(または)炭
素を所要の膜中に含有させることができる。
このように、この発明に係る電子写真感光体は、クロー
ズドシステムの製造装置を用いて製造することができる
ため、人体に対して安全である。
以下に、この発明に係る電子写真感光体を作製し、電子
写真特性を試験した結果を示す。
試験例 l 必要に応じて、干渉防止のために酸処理、アルカリ処理
およびサンドブラスト処理を施して直径80mm・幅3
50 m mのアルミニウム製ドラム基体を反応容器内
に設置した後、反応容器を約10−ゞTorrの真空度
に排気した。ドラム基体を350℃に加熱し、10rp
mで自転させつつ、シランガスを500SCCM、ジポ
ランガスをシロ ランガスに対する!i量比でlO、およびメタンガスを
11005CCの流量で反応容器内に導入し、反応容器
内をlτorrに調節した。ついで、13.56MHz
の高周波電力を印加してプラズマを生起させ、p型のa
−SiC:H障壁層を形成した。
q 次に、ジポラン/シラン比を10  、  メタンガス
をOに設定し、500Wの高周波電力を投入して厚さ2
0gmのi型a−3i:H電荷輸送層を形成した。
その後、′放電を一旦停止し、シランガスを11005
CC、メタンガスを2SCCMおよび水素ガスを120
03C−CMの割合で導入し、圧力を1 、8Torr
に調節し、1.2KWの高周波電力を印加して厚さが5
OAのp−c−Si:C(結晶化度60%、結晶粒径3
0A)薄層を形成した。ついで、電力を印加したままメ
タンガスを5SCCMに上げて厚さ50Aのgc−3t
:C(結晶化度70%、結晶粒径40A)薄層を形成し
た。この操作を繰返して、各薄層250層ずつをそれぞ
れ交互に積層してヘテロ接合超格子構造の電荷発生層を
5gmの厚さに形成した。最後に、厚さ0.1弘mのa
−Si:C表面層を形成した。
こうして得た感光体表面を約5oovで正帯電させ、白
色光を露光すると、この光は電荷発生層で吸収され、電
子・正孔対のキャリアが発生する。この試験例において
は、多数のキャリアが発生し、キャリアの寿命が長く、
高い走行性が得られた。これにより、鮮明で高品質の画
像が得られた。また、この試験例で製造された感光体を
鰻返し帯電させたところ、転写画像の再現性および安定
性は極めて良好であり、さらに、耐コロナ性、耐湿性お
よび11Pj耗性等の耐久性が優れていることが実証さ
れた。
また、」二足感光体は、半導体レーザの発振波長である
780〜790nmの長波長光に対しても高い感度を有
する。この感光体を半導体レーザプリンタに搭・成して
カールソンプロセスにより画像を形成したところ、感光
体表面の露光量が252層gclIZである場合でも、
鮮明で高解像度の画像を得ることができた。
さらに、白色光の場合と同様、この感光体を繰返し帯電
させたところ、転写画像の再現性および安定性は極めて
良好であり、さらに、耐コロナ性、耐湿性および耐摩耗
性等の耐久性が優れていた。
試験例 2 この試験例においては、障壁層としてp型ルC−5i:
Cを用いた以外は試験例1と同様の感光体を作製−した
、p!1終c−5i:Cは、シランガスを11005C
C、水素ガスを1500SCCM、メタンガスを203
 CCM、ジポラン/シラン比を1xlOとなるように
導入し、1 、5 Torrの圧力下、1.2KWの高
周波電力を印加して厚さ0 、5 gmの薄層とした。
この薄層の結晶化度が65%であり、結晶粒径は70A
であった。
この感光体を複写機およびレーザプリンタに搭載して画
像を形成させたととる、いずれの場合も鮮明で高解像度
の画像が得られた。さらに、繰返し帯電させたところ、
いずれの場合の画像の再現性および安定性が高く耐コロ
ナ性、耐湿性および#摩耗性などの耐久性も優れている
ことが実証された。
なお、上記の各試験例では電荷発生層の厚さを5μmと
したが、これに限らず、lまたは3pm等に設定しても
感光体として実用可能である。FJ層は、上記試験例の
ものに限らないこと!±勿論である。また、8Rの種類
は、上記試験例のように2種類に限らず、3種類以上の
薄層を積層してもよく、要するに、光学的バンドギャッ
プが異なる薄層の境界を形成すればよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明の電子写真感光体におい
ては、電荷発生層の一部または全部に、光学的バンドギ
ャップが相互に異なる薄層を薄層して構成される超格子
構造を使用しているので、可視光から近赤外の広い波長
領域にわたって高感度であり、キャリアの走行性が高い
とともに、高抵抗で帯電特性が優れる等顕著な効果を得
ることができる。特に、この発明においては、薄層を形
成する材料を適宜組合せるとこにより、任意の波長帯の
光に対して最適の光導電特性を有する感光体を得ること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係る電子写真感光体を
示す断面図、第2図は、第1図の一部を拡大して示す断
面図、第3図は、超格子構造のエネルギーバンドを示す
図、第4図は感光体のエネルギーバンドンプを示す模式
図、第5図は、この発明の電子写真感光体を製造するた
めの装置の一例を示す図。 11・・・導電性支持体、12・・φ障壁層。 !3會・−光導電層、14・・・表面層、2!・・Φ電
荷輸送層、22・・11電荷発生層。 31.32mmaILc−5i:C薄層出願人代理人 
弁理士  鈴 江 武 金弟1図 第2図 第3図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体と、電荷発生層および電荷輸送層に
    よって構成された光導電層とを有する電子写真感光体に
    おいて、前記電荷輸送層はケイ素を母体とした非晶質材
    料からなり、前記電荷発生層はケイ素を母体とし、その
    少なくとも一部が微結晶化した半導体層を積層して構成
    され前記半導体層の少なくとも一方が炭素を含むことを
    特徴とする電子写真感光体。
  2. (2)前記電荷発生層を構成する半導体層がそれぞれ3
    0〜500Aの厚さを有することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の電子写真感光体。
  3. (3)前記電荷輸送層は炭素を含むことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の電子写真感光体
  4. (4)前記支持体と前記光導電層との間に、ケイ素を母
    体とした非晶質層または少なくとも一部が微結晶化した
    半導体層からなる障壁層を有する特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  5. (5)前記光導電層は、周期率表第III族または第V族
    に属する元素から選択された少なくとも一種の元素を含
    有することを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    3項のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
  6. (6)前記障壁層は、周期率表第III族または第V族に
    属する元素から選択された少なくとも一種の元素を含有
    することを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の電子
    写真感光体。
  7. (7)前記障壁層は炭素、酸素、窒素のうち少なくとも
    一種の元素を含有することを特徴とする特許請求の範囲
    第4項または第6項記載の電子写真感光体。
  8. (8)前記光導電層の上に表面層が形成されていること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第7項のいず
    れか1項に記載の電子写真感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2481610C1 (ru) * 2009-04-20 2013-05-10 Кэнон Кабусики Кайся Электрофотографический фоточувствительный элемент и электрофотографическое устройство

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