JPS6383562A - 多室形空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は１台の室外ユニットに複数台の室内ユニットを
接続した多室形空気調和機のデフロストに関するもので
ある。

従来の技術 従来、多室形空気調和機は、複数の室内ユニットを個別
に運転停止するために、各室内ユニットに電動膨脹弁を
それぞれ設け、冷房時は運転室内ユニットの電動膨脹弁
で減圧作用をなさしめ、停止室内ユニットの電動膨脹弁
は全閉とすることによって冷媒流通を停止していた。一
方暖房時は、運転室内ユニットの電動膨脹弁は全開とし
、停止室内ユニットの電動膨脹弁は微小開（例えば全開
の鴇）とすることによって冷媒流通を減少させながら、
停止室内ユニットに冷媒が溜まるのを防止し、正常運転
を行なっていた。また暖房時、外気温度が低下すると室
外側熱交換器に着霜し、衆知の逆サイクルデフロスト運
転を行なうが、前記電動膨脹弁は運転室内ユニットおよ
び停止室内ユニット共に全開とし、デフロスト時間の短
縮を行なっていた。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、デフロスト時各室
内側熱交換器への冷媒量が一定であり、設定室温に対し
て室温が低い室内でも同じ吸熱量となり、かつデフロス
ト終了後は室温が低いので立上り時間も長くなり、結果
としてさらに室温が低くなり不快感が増大することにな
る問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、デフロスト時、各室内ユニ
ットの設定温度と室温の温度差が大きい室内ユニットへ
の冷媒量を少なくして吸熱量を小さくシ、室温の低下を
小さくするとともに温度差の小さい室内ユニットへの冷
媒量を多くして吸熱量を大きくすることによって、デフ
ロスト時の快適性を向上させた、多室形空気調和機を提
供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の多室形空気調和機
は、デフロスト時に各室内ユニットの設定室温と室温の
温度差を検出する検出装置を設け、この温度差が大きい
室内ユニットの電動膨脹弁開度よりも前記温度差の小さ
い室内ユニットの電動膨脹弁開度を大きくする電動膨脹
弁の制御装置を備えたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、デフロスト運転時、各
室内ユニットの設定室温と室温の温度差が大きい室内ユ
ニットへの冷媒量を少なくして吸熱量を小さくすること
により室温の低下が小さくなるとともに、前記温度差の
小さい室内ユニットへの冷媒量を多くすることによシ吸
熱量が増大することになる。

実施例 以下本発明の一実施例の多室形空気調和機について図面
を参照しながら説明する。

図において、１は圧縮機、２は四方弁、３は室外側熱交
換器、４は暖房用減圧装置、５は冷房時暖房用減圧装置
４をバイパスする通路を形成する逆止弁、６はアキュム
レータでこれらは室外ユニット７に収納されている。ま
た室内ユニツ）８ａ。

ａｂ、ｓｃには、室内側熱交換器ｓａ、９ｂ、ｓｃおよ
び可逆特性をもった電動膨脹弁１０ａ、１０ｂ。

１０Ｇ＋が備えられ、液配管１１およびガス配管１２で
室外ユニット７と接続され、衆知の多室形空気調和機の
冷凍サイクルを形成している。１３は電動膨脹弁１０ａ
、１０ｂ、１０ａの制御装置で、室内ユニツ）８ａ、８
ｂ、８ｃが冷房時運転室内ユニットでは減圧作動をなさ
しめ、停止室内ユニットでは全閉とする。また暖房時運
転室内ユニットでは全開とし、停止室内ユニットでは微
小開として冷媒溜りを防止している。１４ａ、１４ｂ。

１４ｃは設定室温と室温の温度差を検出する検出装置で
あり、デフロスト時は前記温度差の大きい室内ユニット
の電動膨脹弁の開度よシも前記温度差の小さい電動膨脹
弁の開度を大きくするように調整される。

以上のように構成された多室形空気調和機について以下
その動作について説明する。

冷房運転時は、図中実線のように、圧縮機１から吐出し
た冷媒は四方弁２から室外側熱交換器３で放熱凝縮し、
逆止弁５、液配管１１を通って電動膨脹弁１０　ａ　、
　１０　ｂ　、　１０　ｃで減圧され室内側熱交換器９
ａ、ｓｂ、ｅｃで吸熱蒸発して冷房しガス配管１２、四
方弁２、アキュムレータ６、圧縮機１へ循環する。ここ
で例えば室内ユニット８ａが運転を停止すれば、電動膨
脹弁１０ａは全閉となシ、冷媒は流通しないことになる
。

また暖房運転時は、図中破線のように、圧縮機１から吐
出した冷媒は、四方弁２からガス配管１２を通って室内
側熱交換器９ａ、９ｂ、９ｃに送られ、放熱凝縮して暖
房し、全開の電動膨脹弁１０ａ。

１ｏｂ、１０ｃを通って、液配管１１から暖房用減圧装
置４に送られて減圧し、室外側熱交換器３で吸熱蒸発し
て四方弁２、アキュムレータ６を通って圧縮機１へ循環
する。ここで例えば、室内ユニ７　）　８　ａが運転を
停止すれば、電動膨脹弁１０ａは微小開となり冷媒流通
量は極端に減少し、暖房機能は停止し、かつ室内側熱交
換器９ａでの冷媒溜シを防止している。

一方、暖房運転時外気温度が低下すれば、室外側熱交換
器３に着霜し定期的にデフロスト運転を行なう必要があ
る。冷媒の流れは冷房運転と同じであるが、室内側熱交
換器用送風機および室内側熱交換器用送風機（図示せず
）は停止している。

室内ユニツ）８ａ、ｌＢｂ、８ｃの各設定室温と室温の
温度差をΔｔａ、Δｔｂ、Δｔ０とし、例えばΔ１ａ＞
Δｔｂ〉Δ１Ｃとなっていたとすれば、電動膨脹弁１０
ａ、１０ｂ、１０ｃのそれぞれの開度Ｐａ、Ｐｂ、Ｐｃ
は、Ｐａ＜Ｐｂ＜Ｐｃとなるように設定し、室内ユニッ
ト８ａ、８ｂ、８ｃへの各冷媒量Ｇａ、Ｇｂ、ＧｃをＧ
ａ＜Ｇｂ＜Ｇａに調整する。従って各室内での吸熱量Ｑ
ａ、Ｑｂ、ＱｃはＱａ＜Ｑｂ＜Ｑｃとなり、デフ。

スト終了後の立上り時間Ｔａ、Ｔｂ、ＴｃはＴａ＜Ｔｂ
＜Ｔｃとなるので各室内の温度降下ｔａ、ｔｂ、ｔ、は
ｔａ＜ｔｂ＜ｔＣとなる。

以上のように本実施例によれば、デフロスト時に各室内
ユニットの設定室温と室温の温度差を検出し、この温度
差の大きい室内ユニットの電動膨脹弁開度よシも前記温
度差の小さい室内ユニットの電動膨脹弁開度を大きくす
ることによシ、デフ室温はほぼ同一となり、各室内での
不快感は平均化されて、快適性が向上する。

発明の効果 以上のように本発明は、デフロスト時に、各室内ユニッ
トの設定室温と室温の温度差を検出し、この温度差の大
きい室内ユニットの電動膨脹弁開度よシも前記温度差の
小さい室内ユニットの電動膨脹弁開度を大きくする電動
膨脹弁の制御装置を設けたので、デフロスト後の前記温
度差がほぼ同一となり、各室内での不快感は平均化され
、快適性が向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例における多室形空気調和機の冷凍
サイクル図である。 １・・・・・・圧縮機、３・・・・・・室外側熱交換器
、７・・・・・・室外ユニット、ａａ、ｓｂ、ａｃ・・
・・・・室内ユニット、９ａ、９ｂ、９ｃ・・・・・・
室内側熱交換器、１０ａ。 １０ｂ、１０ｃ・・・・・・電動膨脹弁、１３・川・・
制御装置、１４ａ、１４ｂ、１４ｃ・・・・・・検出装
置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機、室外側熱交換器等を有する１台の室外ユニット
   と、この室外ユニットに接続される電動膨脹弁、室内側
   熱交換器等を有する複数台の室内ユニットと、設定室温
   と室温の温度差を検出する検出装置と、デフロスト時に
   前記温度差の大きい室内ユニットの電動膨脹弁開度より
   も前記温度差の小さい室内ユニットの電動膨脹弁開度を
   大きくする電動膨脹弁の制御装置とを備えた多室形空気
   調和機。