JPS638347B2 - - Google Patents

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JPS638347B2
JPS638347B2 JP6297279A JP6297279A JPS638347B2 JP S638347 B2 JPS638347 B2 JP S638347B2 JP 6297279 A JP6297279 A JP 6297279A JP 6297279 A JP6297279 A JP 6297279A JP S638347 B2 JPS638347 B2 JP S638347B2
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JP
Japan
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port
flow
plunger
control
flow port
Prior art date
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JP6297279A
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JPS55155983A (en
Inventor
Kazumi Ooshima
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、1つのポンプからの流量を分流さ
せ、そのうち制御された一定流量を制御流ポート
へ、残流量を余剰流ポートへ流す流量制御弁に関
する。
(従来の技術) この種の制御弁として第8図に示すものが従来
から知られている。
すなわち、この第8図に示すものは、バルブ本
体29に、ポンプポート30、制御流ポート31
及び余剰流ポート32を形成するとともに、これ
ら制御流ポート31側からの制御流量と余剰流ポ
ート32側からの余剰流量とをそのときどきに応
じて切換え制御するスプール33を内装し、さら
に、制御流ポート側の圧力を設定値以内に保持す
るためリリーフバルブ41を設けている。
いま、第8図の状態において、ポンプポート3
0から作動油を供給すると、その作動油はオリフ
イス34、通油孔35及び室36を経由して制御
流ポート31に流れる一方、上記作動油の一部が
オリフイス37を介して圧力室38に流入し、そ
の圧力がスプール33の端面に作用する。
このときにポンプポート30からの供給流量が
制御流量以下であれば、オリフイス34前後の圧
力差が大きくならないので、上記のようにスプー
ル33端面に作用する圧力は、環状凹溝39が余
剰流ポート32と連通しない位置に当該スプール
33を移動させる。この状態において当該スプー
ル33とばね40のばね力とがバランスする関係
になる。
そして、ポンプポート30からの供給流量が制
御流量以上になると、オリフイス34前後の圧力
差が大きくなるので、圧力室38内の圧力がばね
40のばね力に打ち勝つてスプール33を移動さ
せ、環状凹溝39を余剰流ポート32に連通さ
せ、当該余剰流量を余剰流ポート32に流すよう
にしている。
そしてそのとき、制御流ポート31の圧力が設
定値以上に上昇したときには、その圧力がリリー
フバルブ41の受圧面42に作用し、リリーフバ
ルブ41をばね43に抗して移動させてタンクポ
ート44と制御流ポートとを開き、常に制御流ポ
ート31内の圧力を設定値に保つようにしてい
る。
換言すれば、従来から知られているこの種の流
量制御弁は、ポンプ吐出量が制御流量以上になら
ないと余剰流ポートには流れず、その全量が制御
流ポートに流れる構造になつている。
(本発明が解決しようとする問題点) 上記のようにした従来の流量制御弁において
は、オリフイス34の径を一定にしているので、
その直径は制御流量を確保するのに必要な大きさ
にしなければならない。
また、このオリフイス34前後の差圧に応じ
て、プランジヤ33を移動させ、制御流ポート3
0と余剰流ポート39とを開くようにしているの
で、オリフイス34の直径を上記のような大きさ
にしておくと、制御流量以上の流量が供給されな
いと、余剰流ポートが開かないことになる。
したがつて、ポンプの起動時、すなわちその回
転数が低く吐出量が少ないときには、余剰流ポー
トへ流出する余剰流量がなくなつてしまうことが
あつた。
換言すれば、ポンプの起動時から定速回転まで
の間の吐出量が少ないときでも、常に決められた
制御流量を制御流量ポートから流出させてしまう
ので、回転数が低いときには、余剰ポートからの
余剰流量がほとんど得られなくなる。
そのため、この従来の流量制御弁をたとえば農
業用トラクターに使用した場合、制御流ポートを
パワーステアリング回路に、また余剰流ポートを
上下シリンダ等の作業機回路に接続したとする
と、ポンプ回転数が、低いアイドリング時に作業
機を使用できないという欠点があつた。
この発明の目的は、上記のようなアイドリング
時には、制御流ポートからの流出量を最小限に止
め、できるだけ多くの余剰流量を余剰流ポートか
ら流出させる一方、上記パワーステアリングを作
動させたときには、必要な流量を制御流ポートか
ら流出させるようにするものである。
(問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するために、この発明は、次
のように構成している。
ポンプポート、制御流ポート及び余剰流ポート
を形成したバルブ本体と、この本体に設けた第1
圧力室に一端を臨ませてなる第1プランジヤとを
備え、この第1プランジヤに形成した第1オリフ
イスを介してポンプポートとスプールに形成の通
油孔とを連通させ、かつ、この通油孔を制御流ポ
ートに連通させるとともに、上記第1オリフイス
の上流側を第1圧力室に連通し、しかも、この第
1圧力室における圧力作用で第1プランジヤが移
動するとともに、その移動量に応じて制御流ポー
トと余剰流ポートとの開度を制御する流量制御弁
において、ポンプポートから第1オリフイスを経
由して通油孔に流れる第1流通路とは別に、ポン
プポートと通油孔とを連通する第2流通路を形成
し、この第2流通路の流路過程に第2オリフイス
を形成し、かつ、この第2流通路を開閉するため
の第2プランジヤを設けるとともに、この第2プ
ランジヤの一端を、制御流ポートに連通した第2
圧力室に臨ませ、その他端に制御スプリングを作
用させ、第2圧力室の作用力が制御スプリングの
ばね力に打ち勝つて第2プランジヤが移動したと
き、第2流通路を開く構成にしている。
(本発明の作用) 例えば、当該制御流量弁の制御流ポートをパワ
ーステアリング回路に、また余剰流ポートを上下
シリンダ等の作業回路に接続したとする。
上記パワーステアリングを操作させていない場
合、ポンプポートから制御流量以下の作動油が流
れてきたとき、その作動油は第1オリフイスを介
して制御流ポートへ流れる。このとき、第1オリ
フイス前後の差圧により、上記作動油の一部が本
体に設けた第1圧力室に流入し、その圧力が第1
プランジヤの端面に作用して、ポンプポートと余
剰流ポートとを連通させるまで、第1プランジヤ
を移動させ、上記作動油を余剰流ポートに流す。
そして、パワーステアリングを操作して制御流
ポート側の圧力が上昇すると、その圧力が、、制
御流ポートに連通した第2圧力室に伝わる。する
とその第2圧力室の作用力が制御スプリングのば
ね力に打ち勝つて、第2プランジヤを移動させ、
ポンプポート、第2オリフイス及び制御流ポート
の流通路を開く。
したがつて、ポンプポートからの油は、第1、
2の両オリフイスを経由して制御流ポートに流
れ、制御流量以上の余剰流量が余剰流ポートから
流れる。
(本発明の効果) この発明の流量制御弁によれば、制御流ポート
に接続した、たとえば、パワーステアリングを作
動させないかぎり、その制御流ポートからの流出
量を最小限に保ち、余剰流量を有効に使用でき
る。
また、上記パワーステアリングを操作し、制御
流ポート側の圧力が上昇したときは、その作動に
必要の流量を制御流ポートに流すとともに、その
制御流量以上の余剰流量を余剰流ポートから流出
する。
(本発明の実施例) 以下にはこれを図示の実施例について説明す
る。
バルブ本体1には、ポンプポート2、制御流ポ
ート3、余剰流ポート4及びタンクポート5を形
成している。そしてこのバルブ本体1には、第1
プランジヤ6及び第2プランジヤ7を摺動自在に
内装している。
上記ポンプポート2は、第1プランジヤ6の第
1環状凹溝8に対して常時開口する関係にしてい
る。そしてこの第1環状凹溝8は連通孔9、第1
オリフイス10及び通油孔11を介して室12に
連通している。この室12は前記制御流ポート3
に連通するとともに、制御スプリング13を介装
し、第1プランジヤ6を図面左方向に押圧してい
る。第1プランジヤ6左端には圧力室14が形成
されているが、この圧力室14は第3オリフイス
15を介して前記第1環状凹溝8、すなわちポン
プポート2に連通している。
さらに前記第1プランジヤ6がスプリング13
に抗して移動することによつて、第1環状凹溝8
を介してポンプポート2と余剰流ポート4とが連
通する一方、室12に対する制御流ポート3の開
口を絞る関係にしている。
前記ポンプポート2から分岐させた分岐通路1
6は、前記第2プランジヤ7の第1環状溝17に
対して常時開口する関係にしている。またこの第
2プランジヤ7の第2環状溝18は、通路19を
介して常時前記室12に連通する関係にしてい
る。
このようにした第2プランジヤ7はその右端を
室20内に臨ませているが、この室20にはスプ
リング21を介装し、第2プランジヤ7を図面左
方向に押圧している。
そして前記第2環状溝18は導入孔22を介し
て第2プランジヤ左端の圧力室23に連通してい
るので、制御流ポート3の圧力がこの圧力室23
に導入される。圧力室23の圧力が上昇して第2
プランジヤ7がスプリング21に抗して移動する
と、まず前記分岐通路16が第1環状溝17を介
して連絡路24に連通するが、この連絡路24は
前記第1プランジヤ6の第2環状凹溝25に常時
連通する関係にしている。この第2環状凹溝25
は第2オリフイス26を介して前記通油孔11に
連通している。
第2プランジヤ7がさらに右方向に移動する
と、第2環状溝18がタンクポート5と通路19
間にまたがり、それらを連通させる。
なお第2プランジヤ7に対して前記室20の直
径を若干大きくし、両者間に間隙を保持し、第2
プランジヤ7が右行するとき、室20内の油がこ
の間隙を介してタンクポート5へ流出するように
している。
そこで次には当該制御弁を農業用トラクタに使
用し、制御流ポート3をパワーステアリング回路
に、また余剰流ポート4を作業機回路に接続した
場合であつて、ポンプの吐出量に応じた当該制御
弁の作動を説明する。
ポンプ吐出量が第7図イで示す制御流量A以
下のとき ポンプ吐出量が制御流量A以下で、パワース
テアリングを操作していないときは、ポンプポ
ート2から流入した油は、第1環状凹溝8、連
通孔9、第1オリフイス10、通油孔11及び
室12を経由して制御流ポート3に流れる。こ
のとき第1オリフイス10前後の差圧により、
第1プランジヤ6はスプリング13に抗して少
し移動するが、第2図に示すように、ポンプポ
ート2と余剰流ポート4とを連通させるまでに
至らない。
この状態でパワーステアリングを操作する
と、制御流ポート3側の圧力が上昇し、その圧
力が第2プランジヤ7によつて形成される圧力
室23に導入される。したがつて第2プランジ
ヤ7がスプリング21に抗して右行し、第3図
に示すように分岐通路16と連絡路24とを第
1環状溝17を介して連通させる。その結果分
岐通路16に流入した油は第2環状凹溝25及
び第2オリフイス26を経由して制御流ポート
3に流れる。すなわちパワーステアリングを操
作すると、ポンプからの油は、2つのオリフイ
ス10及び26を通つて制御流ポート3に流れ
ることになる。
なおこの場合にも余剰流ポート4は閉じた状
態を維持する。すなわちポンプ吐出量が制御量
A以下のときは、余剰流ポート4に油が流れな
い。
ポンプ吐出量が制御流量Aを超えB以下のと
きポンプ吐出量が制御流量Aを超え、パワース
テアリングを操作していないときは、第1オリ
フイス10前後の差圧が前記の場合よりさら
に大きくなるので、第4図に示すようにポンプ
ポート2と余剰流ポート4とが第1環状凹溝8
を介して連通し、余剰流ポート4に油が流れ
る。
なお余剰流ポート4側の圧力が高くなると、
第4図に示す位置27を絞り、第1オリフイス
10前後の差圧を一定に保持して、制御流ポー
ト3からの流量Aを一定に保つ。
この状態でパワーステアリングを操作して制
御流ポート3の圧力が上昇すると、第1プラン
ジヤ6が押し戻され、余剰流ポート4をふさぐ
とともに、第2プランジヤ7を右行させ、前記
と同様分岐通路16と連絡路24とを第1環状
溝17を介して連通させる第3図の状態にな
る。したがつてポンプポート2からの油は、両
オリフイス10,26を経由して全量制御流ポ
ート3に流れることになる。
これを要約すればアイドリング時には、制御
流量Aを超える余剰流が余剰流ポート4に流れ
て作業機を作動させうるが、パワーステアリン
グを操作したときは、その全流量が制御流ポー
ト3に流れ、余剰流ポート4には油が流れない
構造である。
ポンプ吐出量が制御流量Bを超えるとき ポンプ吐出量が制御流量Bを超え、パワース
テアリングを操作していないときは、前記した
第4図と同じ状態になる。すなわち、制御流ポ
ート3からは前記制御流量Aが流れ、その流量
Aを超えた流量が余剰流ポート4から流れる。
この状態からパワーステアリングを操作する
と、制御流ポート3側の圧力が上昇し、前記し
たように第2プランジヤ7が右行して、分岐通
路16と第2オリフイス26とを連通させる。
したがつてポンプポート2からの油は、2つの
オリフイス10及び26を経由して制御流ポー
ト3から流出するが、このときの流量は制御流
量Bである。そしてこの制御流量Bを超えた余
剰流量は余剰流ポート4から流出する。
このとき、余剰流ポート4側の圧力が制御流
ポート2側の圧力より低いと、両オリフイス1
0,26前後の差圧を一定に保つように第1プ
ランジヤ6を左行させ、第5図に示すように位
置28を絞る。
また反対に制御流ポート3側の圧力が低くな
ると、第2プランジヤ7が左方に戻され、前記
した第4図の状態、すなわち第2オリフイス2
6が閉ざされるので、制御流ポート3には制御
流量Aが流れる。
制御流ポート3側の圧力が設定圧に達する
と、圧力室23内の圧力がさらに上昇するの
で、第2プランジヤ7は、第6図に示すよう
に、その第2環状溝18がタンクポート5とオ
ーバーラツプする位置まで右行し、制御流ポー
ト3の油はタンクに戻される。したがつてこの
第2プランジヤ7はリリーフバルブとしても機
能する。
なお第7図イ,ロは、パワーステアリング操
作したときの流量特性が実線から破線に変化す
ることを示している。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の1実施例を示すもので、第1
〜6図は作動状況を示す断面図、第7図は流量特
性を示すグラフ、第8図は従来例を示す断面図で
ある。 1…バルブ本体、2…ポンプポート、3…制御
流ポート、4…余剰流ポート、5…タンクポー
ト、6…第1プランジヤ、7…第2プランジヤ、
10…第1オリフイス、21…制御スプリング、
26…第2オリフイス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポンプポート、制御流ポート及び余剰流ポー
    トを形成したバルブ本体と、この本体に設けた第
    1圧力室に一端を臨ませてなる第1プランジヤと
    を備え、この第1プランジヤに形成した第1オリ
    フイスを介してポンプポートとスプールに形成し
    た通油孔とを連通させ、かつ、この通油孔と制御
    流ポートとを連通させるとともに、上記第1オリ
    フイスの上流側を第1圧力室に連通し、しかも、
    この第1圧力室における圧力作用で第1プランジ
    ヤが移動するとともに、その移動量に応じて制御
    流ポートと余剰流ポートとの開度を制御する流量
    制御弁において、ポンプポートから第1オリフイ
    スを経由してスプールに形成の通油孔に流れる第
    1流通路とは別に、ポンプポートと通油孔とを連
    通する第2流通路を形成し、この第2流通路の流
    路過程に第2オリフイスを形成し、かつ、この第
    2流通路を開閉するための第2プランジヤを設け
    るとともに、この第2プランジヤの一端を、制御
    流ポートに連通した第2圧力室に臨ませ、その他
    端に制御スプリングを作用させ、第2圧力室の作
    用力が制御スプリングのばね力に打ち勝つて第2
    プランジヤが移動したとき、第2流通路を開く構
    成にした流量制御弁。
JP6297279A 1979-05-22 1979-05-22 Discharge control valve Granted JPS55155983A (en)

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JP6297279A JPS55155983A (en) 1979-05-22 1979-05-22 Discharge control valve

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JP6297279A JPS55155983A (en) 1979-05-22 1979-05-22 Discharge control valve

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JPS55155983A JPS55155983A (en) 1980-12-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4441386B2 (ja) * 2004-11-08 2010-03-31 株式会社豊田自動織機 流量切換型フローディバイダ

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JPS55155983A (en) 1980-12-04

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