JPS6382713A

JPS6382713A - 型枠とその製造方法

Info

Publication number: JPS6382713A
Application number: JP62203960A
Authority: JP
Inventors: ロバート　エイ　ブラウン
Original assignee: Acushnet Co
Current assignee: Acushnet Co
Priority date: 1986-08-29
Filing date: 1987-08-17
Publication date: 1988-04-13
Also published as: NZ221562A; GB2195943B; US4757972A; AU577229B2; GB2195943A; JPH0560771B2; AU7761287A; CA1308532C; ZA876269B; GB8719797D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は型に関し、特に型枠の内に複数個の型を収容す
る圧縮成形作業用の型に関する。

（従来の技術とその問題点）ゴルフボールのような製品を圧縮成形するとき、ゴルフ
ボールの成形作業が１対の型板を含む型装置の中で実施
され、前記型板はそれぞれ型枠の中に複数個のばらばら
の型すなわち型コツプを備えている。前記型枠はばらば
らの型を収容するための開口を有する。このような構成
であるから個々の型が損傷または摩耗したときにそれを
取り換えるたけでよく、装置全体を交換する必要はない
。

圧縮成形法によってゴルフボールを作るとき、あらかじ
め作っであるゴルフボールのカバーの半割り殻が芯の周
りに置かれ、型装置を構成するため型板が結合され、か
つカバーの材料を芯の周りに均等に流れるよう溶かすた
めに前記カバー殻と芯に熱と圧力が加えられる。これに
よって芯の周りにカバーを成形する。カバーストックを
芯の周りで成形した後、つぎに型をなるべく冷却し、し
たがってカバーストックを冷却して型の再開前に該カバ
ーストックを固化する。

現在、ゴルフボールの製造に使用されている標準型圧縮
成形法によれば、多数の型を収容している型枠は隣接す
る型の列の間に１個以上の通路を備えている。必要に応
じ加熱用流体または冷却用流体がこれら曲りくねった通
路の中を流れる。これによって型枠の温度を変化させ、
つぎにばらばらの型を加熱または冷却して、カバースト
ックの温度を変化させる。

米国特許第４．５０８．３０９号並びに第４，５５８，
４９９号は、型を加熱冷却するために使用される熱媒体
に型コツプそれ自体を直接接触させるようになった急速
熱感式型装置の製造方法並びに製造装置について述べて
いる。したがって型の温度を変えるため、全体の枠を加
熱冷却することは不必要である。

前記米国特許第４，５０８．３０９号並びに第４，５５
８，４９９号の発明はゴルフ工業にとって重要な突破口
と考えられるが、この型装置は機構上の問題を発生する
。例えば、営業上の問題として型装置と半割り型の間を
密封しているＯリングは装着後間もなく漏洩し始める。

一般に型を加熱するために使用する熱媒体は蒸気である
。この型装置から漏洩する蒸気が該型装置を危険な状態
にし、また新品のＯリングを装着するためしばしば保守
や休止時間が必要となる。

（問題点を解決するための手段）良好な熱伝導性の薄い金属スリーブを型枠のキャビティ
の内部に入れて該キャビティを完全に密封することによ
り、前述の漏洩問題を解決できることが分った。このス
リーブは型の熱感性に大きな影響を与えないことが判明
した。このスリーブはＯリングを無くすことによって漏
洩問題を解決できることが分った。

（実　施　例）以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図にはゴルフボールを圧縮成形するために使用する
標準型モールドフレームすなわち型枠１０が図示されて
いる。前記型枠１０は複数個のキャビティ１２を備え、
このキャビティの中に標準型のゴルフボール半割り型（
図示せず）がとりつけられている。型枠１０の各列のキ
ャビティ１２の間に孔１４゜１４ａ　、　１４ｂ　、　
１４ｃが存在する。孔１４．　Ｌ４ａ　、　１４ｂ　。

１４ｃは型枠の両端において横孔１８．　ｌｅａにより
相互に連結されている。前記孔と横孔のぞれぞれの端部
は短いねじプラグ１８によって栓が施されている。

蒸気のような熱媒体や水のような冷却用流体が継手２０
から流入しかつ類似の継手（図示せず）から流出し、そ
の開孔１４．１４ａ　、　１４ｂ　、　１４ｃを通って
個々の型を加熱または冷却する。前記熱媒体を型枠の中
の曲りくねった連続通路に流通させるため第１図に示す
よう両側で隣接する孔１４．１４ａ　。

１４ｂ　、　１４ｃの間に交互に横孔１Ｂ、　ｌｅａの
中に挿入される長いねじプラグ２２によって前記横孔が
選択的に塞がれる。

それぞれのキャビティＩ２に入っている型を加熱または
冷却するため、キャビティ１２とキャビティ１２の間の
型枠の金属を、型枠１０を流れる熱媒体の温度まで、加
熱または冷却する必要がある。

第２図において、本発明の型枠を総体的に２４で示して
いる。ゴルフボールの半割り型（図示せず）を入れる複
数個のキャビティ２Ｂが型枠プレート部材２８に配置さ
れている。型はなるべくびっしり詰めた状態に配置され
ている。ここで言うびっしり詰めた状態とは、各列のキ
ャビティの中心を結ぶ線の間の距離がキャビティの半径
の２倍以下である配列を言う。キャビティの列の間の間
隔はキャビティの半径の約１．２５乃至１．３７５の範
囲にあるのがよい。その他の配列であってもよいが、本
発明の型枠の中のスペースを少くする効果を得るため図
示の配列が好まれる。びっしり詰まった配列は一定の大
きさのプレスと型によって成形されるボールの数を増大
させ、生産性を高めかつエネルギー消費量を減少させる
。従来の型の中の４２個のキャビティ・をなるべく８３
個のキャビティに換える。

このような配列において、列が９本であり、各列に７個
のキャビティか存在する。

複数個の孔３０．３２．３４．３８．４０．４２が各列
のキャビティ２６に通じ、これによってその列の隣接し
ているキャビティ２６の間を連通させる通路を形成する
。その他の相互連通法を組入れてもよいが、連続的な相
互連通が好まれる。孔３０〜４２は型枠２８の両端の溝
孔４４．４８によって相互連結されている。

流体を受は入れるためのインレット４８が孔３ｏの１端
に配置され、このインレット４８の反対側の孔４２の端
部にアウトレット５０が配置されている。前記各社と横
孔の残りの端部はそれぞれねじ込み式の複数個の短いプ
ラグ５２によって栓を施されている。前記孔の端部を密
封するためにその他の装置例えばエクスパンションプラ
グを使用してもよい。

前記プレートの両側における接近した孔の間に交互に配
置されている長いプラグ５４は前記横孔を選択的に塞い
で隣接したキャビティの中に熱媒体を曲りくねって連続
的に流通させる。必要に応じ前２ｔ＆孔を流れる流体を
塞ぐために押し込みプラグのような別の装置を使用して
もよい。本発明によれば各キャビティ２６に流体密封ス
リーブ５８を取付けている。このスリーブはなるべ（キ
ャビティの周囲に成形されているが、その他の流体密封
装置を取付けてもよい。

第３図は第２図の線３−３に沿ったゴルフボールの成形
のための作動位置において、半割り型を衝合状態に備え
た１対の型プレートの１分断面図である。前記プレート
は実質的に同一であるから、図面の中の参照番号はそれ
ぞれについて同一である。

第３図に示すように、型枠２８は成形作業時に対向衝合
状態に保持されている。半割り型５６は型枠２８のキャ
ビティ２６の中に対向衝合状態に保持されている。スリ
ーブ５８が各キャビティ２６に取付けられている。スリ
ーブ５８は型枠２８に溶接または半田付は作業によって
固定してもよいが、なるべくはスリーブ５８を型枠２８
に蝋付けする。スリーブ５８を型枠２８に蝋付けすると
きにニッケルと銀の合金が良好な蝋である。

つぎに型枠２８を結合して位置決めする。つぎに上部と
下部の両方の型枠のスリーブ５＆を機械加工して、スリ
ーブ５８が対向する半割り型５６を適正な配列で互に整
合した状態で受は入れできるようにする。半割り型５６
がスリーブ５８の中に押し嵌めされて良好な熱伝導を行
えるようスリーブ５８の大きさを定めている。キャビテ
ィ２６が孔３２−４２の中の流体に対し耐漏洩性となる
よう、スリーブ５８を該キャビティ２６に取付けである
。スリーブ５８を型枠と同じ材料で作ることが推奨され
る。適当な材料は快削鋼や４１０不銹鋼である。前記ス
リーブの良好な最終の厚さは０．０８乃至０．１インチ
（１，９３〜２゜５４ｍｍ）である。これによって流体
と型５６の間に良好な熱伝導を可能にしかつ良好な構造
上の剛性を保持する。

スリーブ５８をキャビティ２６に固定しているので、熱
媒体がスリーブ５８の周囲から通路５９を流通すること
が特に第３図から認められる。このようにして型枠２８
の内部の流体通路は密封されており、型５６と型枠２８
の間にＯリングやその他の密封装置を設ける必要がない
。

半割り型を型枠の中に一般に知られた方法で取り付ける
ため、必要に応じ、唇状部６Ｂにボス７０を設けてもよ
い。また、第２図に示すように、一つの型枠に整合ピン
７２または取付用突起７４を使用し、それに対応する孔
や突起（図示せず）の別の型枠に設けてもよい。

本発明の半割り型５６になるべく黄銅やその他の良好な
熱伝導性金属で作り、このため型の温度が急速に熱媒体
そのものの温度に平衡して、型枠そのものが必要温度に
達するため時間遅れを生じないようになっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術の型枠の平面図、第２図は本発明の型
枠の平面図、第３図は第２図の線３−３における部分断
面図であり作動状態に在る型を備えた型プレートを示す
。ＩＯ・・・型　　　枠　　　　１２・・・キャビティ１
４、１４ａ　、　１４ｂ　、　１４ｃ　−・・孔１８、
１８ａ・・・横　　孔　　２２・・・ブ　ラ　グ２４・
・・型　　　枠　　　　２６・・・キャビティ２８・・
・型枠プレート部材　３２〜３４・・・　孔４２・・・
　　孔　　　　　４４．４６・・・横　　孔４８・・・
インレット　　　　５０・・・アウトレット５２・・・
プ　ラ　　グ　　　　　　５４・・・プ　　ラ　　グ５
Ｇ・・・半割り型　　　５８・・・スリーブ５９・・・
通　　　路　　　　６６・・・唇　状　部７０・・・ボ
　　　ス　　　　７２・・・ビ　　　　ン７４・・・突
　　起

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数個の半割り型を入れるための型枠において、
（ａ）複数列のキャビティを有する枠プレート部材、（
ｂ）前記各列のキャビティ内に固定され、交換自在の半
割り型を収容する流体密封状スリーブ、および（ｃ）前記各キャビティの壁とそのスリーブとの間に形
成された流体通路からなり、（ｄ）隣接する前記キャビティ列の間の前記流体通路が
連結されていることを特徴とする型枠。
（２）相互間に曲りくねった流体連通を行うため孔によ
ってそれぞれ互に連結された複数個のキャビティを有す
る枠プレート部材を有し、複数個の半割り型を入れるの
に適する型枠において、前記各キャビティにスリーブを
固定し、前記スリーブがそれ自体と前記キャビティの壁
との間にスペースを形成し、前記スペースが前記キャビ
ティの周囲に流体を流動させる手段を提供し、かつ前記
スリーブが前記半割り型を収容するようになっているこ
とを特徴とする型枠。
（３）前記キャビティが複数列に配置され、各列の隣接
キャビティが前記孔によって相互に連結されている特許
請求の範囲第２項記載の型枠。
（４）前記スリーブが不銹鋼で作られている特許請求の
範囲第２項記載の型枠。
（５）前記スリーブの厚さが約０．０８〜０．１インチ
（１．９３〜２．５４ｍｍ）である特許請求の範囲第２
項記載の型枠。
（６）複数個のキャビティを有する枠プレート部材と、
前記キャビティ内に固定されたスリーブであって、それ
自体と前記キャビティの間にスペースを形成し、複数個
の交換自在の半割り型を収容するスリーブと、前記キャビティ内の前記スリーブを囲繞するスペースの
間を曲りくねって流体を流通させる手段とからなる型枠
。
（７）前記流通装置が複数個の前記キャビティを相互に
連結する前記プレート部材の孔である特許請求の範囲第
６項記載の型枠。
（８）複数個の半割り型を入れるための型枠を作る方法
において、（ａ）複数個の相互に間隔をおいたキャビティをそれぞ
れ有する少くとも４列を型プレートに形成する工程；（ｂ）前記各列に列孔を形成する工程であって、前記列
孔が各列におけるキャビティを相互に接続し、かつ前記
列孔が各列の端部キャビティを越えて延びること；（ｃ）２個の横孔を形成する工程であって、第１の横孔
が前記列の１端において前記列孔を相互連結し、かつ第
２の横孔が前記列の他端において前記列孔を相互連結す
ること、；（ｄ）前記各キャビティにおいて前記枠にスリーブを固
定する工程であって、前記スリーブがそれ自体と前記キ
ャビティの壁の間にスペースを形成すること、（ｅ）前記第１列孔と第２列孔と第３列孔と第４列孔の
間の第１横孔を封鎖し、かつ前記第２列孔と第３列孔の
間の前記第２横孔を封鎖する工程；（ｆ）前記第１列に
おいて横孔にインレットを形成する工程；（ｇ）最終列において横孔にアウトレットを形成し前記
インレットから入って各列のキャビティの列孔を通って
前記アウトレットから出る曲りくねった流体連通を行う
工程；を包含する型枠の製造方法。
（９）前記スリーブが蝋付け作業によって前記枠に固定
される特許請求の範囲第８項記載の方法。