JPS6380119A - 燃焼器の安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は使用時間を制限するタイマ機能の付いたガス湯
沸器等の安全装置に関するものである。

従来の技術 近年、開放式ガス瞬間湯沸器は不完全燃焼防止装置の取
付けが一般化しているが、不完全燃焼防止装置自体完全
に不完全燃焼を防止するに至っておらず、そこでタイマ
を使って長時間使用時に強制的に燃焼を停止する方法が
検討されている。

以下図面を参照しながら前述した従来のガス瞬間湯沸器
の不完全燃焼防止装置の一例について説明する。

第２図は従来のガス瞬間湯沸器の不完全燃焼防止装置の
回路構成図を示すものである。１は電源、２はスイッチ
、３は一定の周波数を発生する発振器、４は種火焦電対
で種火火炎中にとりつけられ、６は逆バイアス熱電対で
主バーナ火炎上部にとりつけられている。６は比較器で
、内蔵基準電圧と、種火熱電対４と逆バイアス熱電対５
との発生起電力差とを比較し、発生起電力差の方が高い
場合、発振器３の出力と同じ周波数の出力を出す。７は
比較器６の出力に接続した電磁弁駆動回路で入力が交流
信号であると出力電流を発生し、８は電磁弁駆動回路７
に接続した電磁弁で主バーナ、種火バーナのガス通路に
取付けられて前記出力電流により作動する。

以上のように構成されたガス瞬間湯沸器の不完全燃焼防
止装置についてその動作について説明する。

湯沸器の着火操作時その操作と連動してスイッチ２がＯ
Ｎする。この時主バーナ（図示せず）と種火バーナ（図
示せず）に点火され火炎が形成され、種火熱電対４、逆
バイアス熱電対５にそれぞれ起電力Ｅ１、Ｅ２ｔ−発生
する。スイッチ２がＯＮすると発振器ａが発振を開始し
比較器６に発振を伝える。比較器６では基準電圧ｖｒを
発生し、前記起電力Ｅ１、Ｅ２との（Ｅｌ−Ｅ２）Ｖｒ
）関係になる時のみ発振器３と同じ周波数を出力する。

この出力により電磁弁駆動口ｇｌｒ７は交流成分が入力
すると電磁弁８に電流を流し、ガス通路を開いた状態を
保持する。

酸欠やフィン詰まシで不完全燃焼を起こしそうになった
時、種火熱電対４の起電力Ｅ１が降下あるいは逆バイア
ス熱電対５の起電力Ｅ２が上昇し、前述のＥｌ−Ｅ２＞
Ｖｒの関係を満足せず、（Ｅｌ−Ｅ２＜Ｖｒ）の関係に
なった時、比較器６の出力が直流あるいは０になシ、電
磁弁駆動回路７の出力電流もなくなり電磁弁８がガス通
路を閉ざし、燃焼を停止し不完全燃焼を防止する。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、不完全燃焼をＥｌ
の低下あるいはＥ２の上昇により検知しているだけで、
実際に不完全燃焼を起こしているか、あるいは起こしそ
うになっているのかを判断しておらず、（Ｅｌ−Ｅ２〉
ｖｒ）の関係を満たしていても不完全燃焼を起こしてい
る可能性もある。

本発明はかかる従来の問題を解決するもので、長時間連
続使用すると燃焼が停止し、従来の不完全燃焼防止装置
の補完を目的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の燃焼器の安全装置
は、電源と、その電源を不完全燃焼防止機能に加えて、
さらに着火操作に連動してＯＮ、ＯＦＦするスイッチの
ＯＮ時にバーナのガス通路の電磁弁を作動させ、かつ一
定時間経過後に電磁弁をＯＦＦするタイマ回路を設けた
構成である。

作　　用 本発明は上記した構成によって燃焼状態いかんにかかわ
らず一定時間経過後に燃焼が停止することにより従来の
不完全燃焼防止装置を補完することが可能である。

実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例における回路構成図を示した
ものである。従来例で示した第２図と同じ部品について
は同一符号を付してその詳細な説明は省略し従来例と異
なる点のみ説明する。９はタイマ回路であシ、ｒｌ、ｒ
２、ｒ３、ｒ４は抵抗、Ｃはコンデンサ、ＩＣはオペア
ンプまたはコンパレータ、Ｄｌ　、Ｄ２、Ｄ３はダイオ
ードである。

上記構成のタイマ付湯沸器の回路図について、以下第１
図を用いてその動作を説明する。点火操作に伴いスイッ
チ２がＯＮすると従来例で説明した通り種火熱電対４、
逆バイアス熱電対５の起電力差を検知し電磁弁８に電流
を流す。スイッチ２がＯＮすると同時にタイヤ回路９が
作動する。オペアンプＩＣの非反転入力側に抵抗ｒ１と
ｒ２で基準電圧を作シ、オペアンプＩＣの反転入力側に
抵抗ｒ３とコンデンサＣでＣＲ充電回路を作り、スイッ
チ２がＯＮＩ、コンデンサＣに充電を開始しオペアンプ
ＩＣの反転入力電圧が基準電圧より高くなるとオペアン
プＩＣの出力はＨｉレベルからＬｏｗレベルになシ、比
較器６からの交流出力が消されるため電磁弁８に電流が
流れなくなり閉弁し燃焼を停止する。したがって抵抗ｒ
３とコンデンサＣの定数を選定することによってスイッ
チ２をｏＮしてから電磁弁８が閉じるまでの時間を適当
に選ぶことができる。また従来の不完全燃焼防止装置も
タイマ時間よシ短かい時間で作動する際にはなんら影響
を受けない。

発明の効果 以上のように本発明は、従来の不完全燃焼防止装置にタ
イマ回路を設けることによシネ完全燃焼防止装置をより
完全にすることが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるタイマ付湯沸器の回
路構成図、第２図は従来の不完全燃焼防止装置の回路構
成図である。 １・・・・・・電源、２・・・・・・スイッチ、８・・
・・・・電磁弁、９・・・・・・タイマ回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
’を辣 箔　２　図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）種火バーナに加熱される種火熱電対および主バー
   ナに加熱される逆バイアス熱電対と、前記両熱電対の起
   電力差が基準電圧より低くなった時に前記両バーナへの
   ガス通路の電磁弁を閉じる電磁弁駆動回路と、着火操作
   に連動するスイッチのＯＮ時に前記電磁弁を作動させ、
   かつ一定時間経過後に電磁弁をＯＦＦするタイマ回路を
   設けた燃焼器の安全装置。
2. （２）タイマ回路はＩＣを用いたＣＲ回路で構成され、
   その出力信号で前記電磁弁の駆動回路をＯＦＦする構成
   とした特許請求の範囲第１項記載の燃焼器の安全装置。