JP3320910B2 - 不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器 - Google Patents

不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器

Info

Publication number
JP3320910B2
JP3320910B2 JP19200094A JP19200094A JP3320910B2 JP 3320910 B2 JP3320910 B2 JP 3320910B2 JP 19200094 A JP19200094 A JP 19200094A JP 19200094 A JP19200094 A JP 19200094A JP 3320910 B2 JP3320910 B2 JP 3320910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
time
output value
incomplete
detection sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19200094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0835650A (ja
Inventor
敏宏 小林
Original Assignee
パロマ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by パロマ工業株式会社 filed Critical パロマ工業株式会社
Priority to JP19200094A priority Critical patent/JP3320910B2/ja
Publication of JPH0835650A publication Critical patent/JPH0835650A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3320910B2 publication Critical patent/JP3320910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Combustion (AREA)
  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、元止め式ガス湯沸器な
ど燃焼用空気を室内から採り、燃焼ガスをそのガス燃焼
機器よりそのまま室内に排出する給排出方式の開放型ガ
ス燃焼機器に関し、さらに詳しくは、このようなガス燃
焼機器が室内の換気不良あるいは熱交換器のフィン目詰
まり等に起因して不完全燃焼を起こす前にガス通路を遮
断させる不完全燃焼防止装置付きの開放型ガス燃焼機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開放型ガス燃焼機器とし
ては、例えば元止め式ガス湯沸器などでは、室内の換気
が不十分な時や器具内の熱交換器が汚れてフィンの目詰
まりを起こした場合などに燃焼に必要な空気が器具内に
取り込まれにくくなってくるが、そのような時にいずれ
の場合も不完全燃焼につながり、事故の原因となるおそ
れがある。ことに最近の気密性の高い住宅構造からみ
て、このことが大きな問題となってきている。そこでこ
れらの問題を解決し、より安全に使用できるように、こ
れらの開放型ガス燃焼機器に不完全燃焼防止装置を取り
付け、危険な状態になる前にガスを止めて安全を保つ仕
組みになっている。
【0003】そのような不完全燃焼防止装置は、たとえ
図13に示したように、熱電対(1)と熱交換器下部
の燃焼室窓に臨ませた熱電対(2)のプラス・マイナス
の極性が逆向きになるように接続し、マグネット安全弁
には熱電対(1)で発生した起電力(V)から、熱電
対(2)で発生した起電力(V)を差し引いた起電力
がマグネット安全弁を保持する力となる。そして室内の
酸素濃度が低下してきた場合、バーナの炎がリフトし熱
電対(1)の起電力が低下して、V−Vの合成起電
力が低下する為マグネット安全弁を保持できなくなり、
ガスの供給が遮断される。又、長年の使用により熱交換
器部が詰まってきた時は、内胴部の熱電対(2)の起電
力が燃焼排気熱により高くなり、前記同様V−V
合成起電力が低下する為、マグネット安全弁が閉じるよ
うになっている。そしてこれは、室内の酸素(O)濃
度が一定値に達するか、あるいはある燃焼状態になった
ときに燃焼を停止させるものである。
【0004】図14図16は、この不完全燃焼防止装
置の構成をより具体的に示したものである。図14の制
御ブロック図について説明すると、熱電対1、2の合成
起電力値が熱起電力検出回路3で検出され、一方不完全
燃焼が生じたときに燃焼を停止させる動作レベル(熱電
対1、2の合成起電力値)は予め検知センサ動作レベル
設定回路4にて設定されている。そして両者の合成起電
力値が燃焼継続可否判定回路5にて比較され、実際の起
電力値が燃焼停止のための動作レベルにまで低下した時
点で安全弁駆動回路6のマグネット安全弁7への通電が
遮断されガス流路が閉じられるものである。
【0005】図15は、この図14に示した制御ブロッ
ク図を実現するための具体的な電気回路図を示したもの
である。燃焼継続可否判定回路5としてのコンパレータ
8のマイナス(−)入力端子に不完全燃焼の検知レベル
に相当する基準電圧を設定し、コンパレータ8のプラス
(+)入力端子には熱電対1、2を接続する。そして不
完全燃焼の状態により熱電対の起電力が低下して一定の
不完全燃焼防止のための検知レベル以下になると、マグ
ネット安全弁7への通電を断ちガス通路が遮断されるも
のである。
【0006】図16は、この図15に示した電気回路図
における各部材の動作状態を説明するためのタイミング
チャートである。図示のように、燃焼を開始(点火)し
てからの熱電対1、2の合成起電力値(V−V)は
燃焼安定状態に向かって上昇し、燃焼安定状態に到達す
る。その間コンパレータの入出力値はある一定の熱起電
力値においてHiからLowへ反転し、その間はガス電
磁弁がオン(ON)されて開かれている状態となる。そ
の後燃焼状態が悪化しはじめ、熱電対1、2の合成起電
力が低下して一定の起電力値を下まわるとマグネット安
全弁7はオフ(OFF)されて閉じられている状態とな
る。尚、点火初期においてはマグネット安全弁7には通
電されないが、点火操作により機械的に開弁されるため
ガス流路は開くようになっている。
【0007】一方、この種のガス湯沸器では、タイマー
の作動により一定時間使用すると自動的に燃焼を停止
し、器具使用上の安全を保つようにしたものもあり、こ
のタイマーによる使用時間の規制と上述の不完全燃焼防
止装置との併用による器具使用上の安全を図ったものも
ある。上述の例では、不完全燃焼の検知センサによる検
知レベルは燃焼時間にかかわらず、一定したものとなっ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来一
般に知られているものは、いずれも個別の条件で器具使
用上の安全を図ったものである。たとえば、タイマーに
より使用時間を規制したものでは、予め決められた時間
が経過して初めて運転が停止されるし、不完全燃焼防止
装置を備えたものではその燃焼状態が一定条件に達した
ときに初めて運転が停止されるものである。
【0009】またタイマーによる使用時間の規制と不完
全燃焼防止装置とを併用したものでは、いずれかの条件
が満たされたときに初めて運転が停止されるものであっ
て、いずれの場合も個別の条件で運転の継続か停止かが
決定されるものであった。しかるに、この開放型ガス燃
焼機器は、使用環境、たとえば使用される(あるいは据
え付けられる)部屋の大きさ(広さ)やその部屋の換気
具合いによって部屋の空気の汚染速度が大きく違ってく
るし、それによって連続運転の場合の許容される運転時
間も自ずと違ってくる。
【0010】したがって、このような使用環境の違いを
考慮せずに、前述したように個別の条件で運転を制御し
ようとすると、安全を考えて実際の危険状態よりかなり
余裕のあるところで作動するようにしなければならな
い。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、燃
焼時間が長い程不完全燃焼状態の検知レベルを上げる、
あるいは検知センサからの出力値に応じて連続燃焼時間
を定めることにより安全性を確保できる本当に必要なと
ころで制御するようにした不完全燃焼防止装置付きの開
放型ガス燃焼機器を提供することにある。これにより使
用環境の違いによる安全性の確保と安全運転状態である
にもかかわらず不完全燃焼状態にあると誤作動すること
の問題を回避せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の開放型ガス燃焼機器は、まず第1の発明とし
て、フィン閉塞及び酸素濃度低下を検知する不完全燃焼
防止検知センサ手段と、この検知センサ手段からの出力
信号からフィン閉塞または酸素濃度低下による燃焼状態
の異常が検知されると燃焼を停止する燃焼停止手段とを
備える不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器にお
いて、前記検知センサ手段の出力値を読込むセンサ出力
値読込み手段と、現実の連続した燃焼時間を計時する燃
焼時間計時手段と、その計時される燃焼時間に応じて前
記燃焼停止手段が働く検知センサ手段の出力動作レベル
を変更する動作レベル変更手段とを備え、前記センサ出
力値読込み手段により読込まれたセンサ出力値が前記動
作レベル変更手段により変更された出力動作レベルに達
したときに燃焼が停止されるように構成したことを要旨
とするものである。
【0013】その場合に、前記センサ出力値読込み手段
により読込まれたセンサ出力値が前記動作レベル変更手
段により変更された出力動作レベルに達する少し前に警
報を発する予告警報手段や、前記センサ出力値読込み手
段により読込まれたセンサ出力値が前記動作レベル変更
手段により変更された出力動作レベルに達した時点で警
報を発する燃焼停止警報手段をさらに備えるようにする
とよい。そうすれば、このガス燃焼機器の使用者に部屋
内の換気が必要なこと、器具そのもののメンテナンスの
必要性が生じていること等が知らされることとなり、こ
の器具の使い勝手が一層良くなるものである。
【0014】また、本発明の2つめは、フィン閉塞及び
酸素濃度低下を検知する不完全燃焼防止検知センサ手段
と、この検知センサ手段からの出力信号からフィン閉塞
または酸素濃度低下による燃焼状態の異常が検知される
と燃焼を停止する燃焼停止手段とを備える不完全燃焼防
止装置付き開放型ガス燃焼機器において、前記検知セン
サ手段の出力値を読込むセンサ出力値読込み手段と、そ
の読込まれたセンサ出力値から許容される連続燃焼時間
を設定する許容燃焼時間設定手段と、現実の連続した燃
焼時間を計時する燃焼時間計時手段とを備え、この燃焼
時間計時手段により計時される燃焼時間が前記許容燃焼
時間設定手段により設定された許容連続燃焼時間に達し
たときに燃焼が停止されるように構成したことを要旨と
するものである。
【0015】その場合にも、前記燃焼時間計時手段によ
り計時される燃焼時間が前記許容燃焼時間設定手段によ
り設定された許容連続燃焼時間に達する少し前に警報を
発する予告警報手段や、前記燃焼時間計時手段により計
時される燃焼時間が前記許容燃焼時間設定手段により設
定された許容連続燃焼時間に到達した時点で警報を発す
る燃焼停止警報手段をさらに備えて、このガス燃焼機器
の使用者に部屋内の換気を促したり、器具のメンテナン
スについての必要性などが知らされることとなって、や
はり使い勝手の良いこの器具の使用が達成されるもので
ある。
【0016】
【作用】このような構成を有する本発明のガス燃焼機器
によれば、まず第1の発明によれば、この機器の燃焼状
態において不完全燃焼防止検知センサ手段により燃焼状
態が検知され、この検知センサ手段からの出力信号から
フィン閉塞または酸素濃度低下による燃焼状態の異常が
検知されると燃焼停止手段が働いて燃焼が停止される
が、その運転作動中に前記検知センサ手段の出力値がセ
ンサ出力値読込み手段により読込まれ、また現実の連続
した燃焼時間が燃焼時間計時手段により計時され(この
とき運転開始からの燃焼時間を計時するものであって
も、燃焼が安定状態に入ってからの燃焼時間を計時する
ものであってもよい。)、その計時された燃焼時間に応
じて前記燃焼停止手段が働く検知センサ手段の出力動作
レベルが動作レベル変更手段により変更される。そして
前記センサ出力値読込み手段により読込まれたセンサ出
力値が動作レベル変更手段により変更された出力動作レ
ベルに達したときに燃焼が停止されるものである。予告
警報手段を備えておれば、その変更された出力動作レベ
ルに達する少し前に警報が発せられるし、燃焼停止警報
手段を備えておれば、その変更された出力動作レベルに
達した時点で警報が発せられることになる。
【0017】また、第2の発明に係るガス燃焼機器によ
れば、やはりこの機器の燃焼状態において不完全燃焼防
止検知センサ手段により燃焼状態が検知され、この検知
センサ手段からの出力信号からフィン閉塞または酸素濃
度低下による燃焼状態の異常が検知されると燃焼停止手
段が働いて燃焼が停止されるが、その運転作動中に前記
検知センサ手段の出力値がセンサ出力値読込み手段によ
り読込まれ、その読込まれたセンサ出力値から許容され
る連続燃焼時間が許容燃焼時間設定手段により設定され
る。また現実の連続した燃焼時間が燃焼時間計時手段に
より計時され、この計時された燃焼時間が前記許容燃焼
時間設定手段により設定された許容連続燃焼時間に達し
たときに燃焼が停止されるものである。
【0018】そしてこの発明の場合にも、予告警報手段
を備えておれば、燃焼時間が許容連続燃焼時間に達する
少し前に警報が発せられるし、燃焼停止警報手段を備え
ておれば、燃焼時間がその許容連続燃焼時間に達した時
点で警報が発せられることになる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明する。図1は、本発明が適用されるガス湯沸
器の概略構成を示したものである。図示されるように、
このガス湯沸器10は、器具本体内に、給水管16と出
湯管18とを備える熱交換器12と、この熱交換器12
を加熱するためのガスバーナ14とが配置される。一方
で、給水管16には給止水栓20が接続され、前記ガス
バーナ14へガスを供給するガス管22の元には給ガス
栓24が接続されている。そして前記給止水栓20には
水栓パイロットバルブ26が設けられ、この水栓パイロ
ットバルブ26がモータ28の駆動により連動レバー3
0および32を介して開かれると、水が給水管16を流
れるようになっている。
【0020】前記ガスバーナ14のガス管22に設けら
れた給ガス栓24には、給水管16に水が流れると連動
して開かれる自動ガス弁34と、点火トラブル等の未然
防止のために設けられるマグネット安全弁36、および
給ガス流路を開閉するために設けられる器具栓38とが
それぞれ備えられている。
【0021】そして前述の水栓パイロットバルブ26と
自動ガス弁34とは弁軸40等を介して連繋され、水栓
パイロットバルブ26が開くことにより水が流れると、
自動ガス弁34が自動的に開かれるようになっている。
【0022】またマグネット安全弁36は、モータ28
の駆動により弁作動杆42が押され、マグネット保持電
流が流れて励磁されることにより開放状態に保持される
ようになっている。そしてマグネット安全弁36が開放
保持された後、次いで器具栓38が、モータ28の駆動
によって開かれ、これによって給ガス栓24内の給ガス
流路は完全に開かれ、ガスバーナ14へガスが供給され
ると共に、イグナイタ43のオン動作に伴なう点火用電
極44の連続スパークによってガスバーナ14が点火さ
れるようになっている。
【0023】またモータ28に近接してカムスイッチ4
6、48が設けられ、モータ28の駆動に伴なうこのカ
ムスイッチ46、48のオン/オフ信号の組合せにより
前記給止水栓20の水栓パイロットバルブ26が開かれ
たこと、マグネット安全弁36が励磁によって開放保持
されたこと、器具栓38が開かれたこと、給止水栓20
・マグネット安全弁36・器具栓38が全て閉じられた
こと等が検知されるようになっている。
【0024】そして前述の水栓パイロットバルブ26と
自動ガス弁34とを連繋する弁軸40に近接して水流検
知スイッチ50が設けられ、この弁軸40の移動によっ
て水流検知スイッチ50がオンされることにより給水管
16の水の流れが検知されると共に、この水流検知スイ
ッチ50のオン信号により前記したモータ28の駆動お
よびイグナイタによるガスバーナ14の点火動作が開始
されるようになっている。
【0025】尚、器具本体の操作パネル(図示せず)に
は、給湯ボタン54とこれの押圧によりオンされる点火
スイッチ56が設けられ、また符号58はガスバーナ1
4の立ち消えおよび酸欠を検知する一次熱電対を示し、
さらに符号60は熱交換器12のフィン閉塞による不完
全燃焼を防止するために設けられる二次熱電対を示して
いる。
【0026】図2は、さらにこのガス湯沸器10の概略
構成をブロック図的に示したものである。図1に示した
構成と同一の構成部分については同一の符号を付してそ
の詳細な説明は割愛するが、図示されるように給水管1
6に設けられる給止水栓20、ガス供給系路(ガス管2
2)に設けられるマグネット安全弁36および器具栓3
8はそれぞれモータ28に連繋される。またこのモータ
28と前述の水流スイッチ50はバーナコントローラ6
2へ接続されている。このバーナコントローラ62には
点火スイッチ56が接続され、さらには前述の熱電対5
8、60とも接続されている。さらにまた、このバーナ
コントローラ62には燃焼停止状態が近づいたことをこ
の器具の使用者に予めブザー等により警告する予告警報
器64および燃焼を停止したことを使用者に知らせる燃
焼停止警報器66が必要に応じて接続されている。
【0027】そしてこの実施例では、前述のガスバーナ
14に近接して設けられる一次熱電対58と熱交換器1
2に近接して設けられる二次熱電対60とはプラス
(+)・マイナス(−)の極性が逆向きに接続され、一
次熱電対58で発生した起電力(V)から二次熱電対
60で発生した起電力(V)を差し引いた起電力(V
−V)がバーナコントローラ62へ信号として送ら
れる。
【0028】そしてバーナコントローラ62では、この
一次熱電対58と二次熱電対60の合成起電力(V
)が低下すれば、ガスバーナの炎がリフト現象など
を起こして立ち消え状態となったり、あるいは熱交換器
のフィン詰り等により燃焼排気熱が高くなり結果として
不完全燃焼を起こしていること等を判断する。そしてバ
ーナコントローラ62よりモータ28へ指令信号が送ら
れることによりモータ28は駆動し停止される。モータ
28の停止位置ではマグネット安全弁36と器具栓38
のいずれもが閉じられ、不完全燃焼が起こったときのガ
ス洩れの危険性は回避されるものである。
【0029】次に本発明が適用されるガス燃焼機器の各
種の実施態様について順に説明していく。初めに図3〜
図5は、本発明の第1の実施態様を示したものである。
これは燃焼状態の連続燃焼(運転)時間に応じて不完全
燃焼防止検知センサの燃焼停止のための出力動作レベル
(比較用しきい値)を変更するようにしたものである。
図3の制御ブロック図について説明すると、一次熱電対
58と二次熱電対60の合成起電力値は熱起電力レベル
検出回路70で検出される。
【0030】そして一方、このガス燃焼機器の運転開始
と同時に燃焼時間がタイマ駆動回路74によって計時さ
れ、このタイマ駆動回路74によって計時された燃焼時
間に応じて燃焼停止のための熱電対の合成起電力しきい
値(動作レベル)が検知センサ動作レベル変更回路76
にて変更される。そしてその動作レベル変更回路76に
て変更された動作レベルと、前述の熱起電力検出回路7
0により検出された熱電対の合成起電力値とが燃焼継続
可否判定回路78において判定され、この燃焼継続可否
判定回路78において熱電対の合成起電力値が燃焼を停
止させる動作レベル(しきい値)に達していない、つま
り合成起電力値が動作レベルを上まわっていると判断さ
れれば燃焼は継続されるし、その合成起電力値が動作レ
ベルに達している(下まわっている)と判断されれば、
安全弁駆動回路80のマグネット安全弁36への通電が
遮断されガス流路が閉じられることになる。
【0031】図4は、この図3に示した制御ブロック図
を実現するための具体的な電気回路図を示している。た
だこの図4に示した電気回路図の中で燃焼(運転)時間
の計時は、マイクロコンピュータ等によるデジタル式の
ものでもアナログ式のものでも同様に構成することがで
きることは言うまでもない。
【0032】そこでこの図4に示した電気回路図では、
燃焼継続可否判定回路78としてのコンパレータ90の
マイナス(−)入力端子に不燃防止検知センサ(熱電
対)の検知レベルに相当する基準電圧を設定する分圧回
路を複数用意する(この実施例ではa及びbの2つの分
圧回路を用意している。)。そしてこの複数の不燃防止
検知レベルを燃焼時間の経過とともに順次切り替えるよ
うにしたものである。具体的には、連続燃焼時間計時回
路74においてコンデンサ91の充電時間を利用し、コ
ンパレータ92により充電電圧が所定値に達するまでは
トランジスタTr1をON,Tr2をOFFするように
し、充電電圧が所定値に達した後はトランジスタTr1
をOFF,Tr2をONするようにしている。従って、
不燃防止検知レベルを決めるコンパレータ90の基準電
圧が切り替えられる。
【0033】図5は、この図4に示した電気回路図にお
ける各部材の動作状態を説明するためのタイミングチャ
ートを示したものである。図示のように、燃焼を開始
(点火)してからTa秒経過するまではaの不完全燃焼
防止検知レベルが選ばれ、Ta秒以降はbの不完全燃焼
防止検知レベルが選ばれている。このaの検知レベルは
コンパレータ90の入力値としては比較的高い値であ
り、一方bの検知レベルはコンパレータ90の入力値と
しては比較的低い値である。従って、ガス点火後の時間
が経過したときには燃焼状態の悪化に対して、つまり熱
電対の合成熱起電力値の低下に対して早目にそのマグネ
ット安全弁36が閉じるように配慮されたものである。
【0034】図6及び図7は、上述の図3〜図5に示し
た実施例の変形例としてマイコン制御による事例を示し
たものである。またこの変形例では、合わせて予告警報
器64の動作にまで言及している。
【0035】初めに図6の制御フローチャートについて
説明すると、給湯ボタン54のオン(ON)操作により
燃焼(運転)が開始される(ステップ1、図中「S1」
と表記する)と、タイマが起動し運転時間の計時が開始
される(S2)。そしてそれと並行して一次熱電対58
と二次熱電対60の2つの検知センサによる合成起電力
値(X)が継時的に読込まれる(S3)。
【0036】このような運転状態において、検知センサ
の合成起電力値(X)の変化がある一定の値よりも大
きいか否か、すなわち直前回読み込んだ合成起電力値
(Xn−1)との差が所定値以下か否かの判断によって
燃焼状態が安定したか否かが判断される(S4)。そし
て検知センサの合成出力値が大きく上昇しているときは
未だ燃焼状態の安定期に入っていない、つまり燃焼初期
(S4、「NO」)と判断され、検知センサの出力値の
読込みが継続されるが、安定した燃焼状態に入ったと判
断された場合(S4、「YES」)、次に上述の計時
(カウント)されているタイマ(t)の読込みが行なわ
れ(S5)、また併せて警報レベル(K)と燃焼停止
レベル(S)のセットが行なわれる(S6)。ここに
「警報レベル」とは、不完全燃焼が生じて燃焼(運転)
停止に近づいたことをこの器具の使用者に知らせるとき
の検知センサの合成起電力値を指称し、また「燃焼停止
レベル」とは、不完全燃焼により燃焼を停止させるとき
の検知センサの合成起電力値を指称する。
【0037】図7には、そのタイマ値(t)と警報レベ
ル(K)、燃焼停止レベル(S)との関係をテーブ
ルに示したものである。このテーブルに示されるよう
に、タイマ(t)値によって警報レベル(K)及び燃
焼停止レベル(S)を数段階に分けて基準を設けてい
る。そしてタイマ(t)値が大きい程警報レベル
(K)と燃焼停止レベル(S)の値を大きくし、検
知センサのTC出力しきい値を上げていっている。これ
は、燃焼(運転)を開始してからの運転時間が長ければ
長い程、部屋内の空気の汚染(酸素濃度の低下)が進行
し、あるいは部屋の換気状態が悪いから早目に警報を発
し、また燃焼を停止させることが必要だとの判断に因る
ものである。また、運転時間が長ければ長い程、わずか
の空気汚染で人体への影響が大きくなるからでもある。
逆に、燃焼(運転)を開始してからの運転時間が短かい
場合は部屋内の空気の汚染がそれほど進んでいないし、
部屋の換気状態は悪くないからよほどTC出力値が落ち
てこない限り運転を停止させる必要はないとの判断であ
る。
【0038】この図7に示したテーブルではタイマ
(t)値によって段階的に警報レベル(K)、燃焼停
止レベル(S)を上げているが、勿論これを時間の関
数としてもよい。 K=f(t)、S=f(t)
【0039】次に図6のフローチャートに戻って、この
ようにしてタイマ値に応じて警報レベル(K)と燃焼
停止レベル(S)がセットされる(S6)と、当然熱
電対(検知センサ)の合成起電力値(X)が常時警報
レベル(K)に達したか否かが判断され(S7)、警
報レベル(K)に達したと判断されれば(S7、「Y
ES」)、次にこの検知センサの合成起電力値(X
が燃焼停止レベル(S)に達したか否かが判断される
(S8)。ここでは燃焼停止レベル(S)は警報レベ
ル(K)よりも少し低い出力しきい値に設定されてい
るので「NO」と判断され、予告警報器64が鳴って器
具使用者に注意が喚起される(S9)。
【0040】そして再びS3へ戻って検知センサの合成
出力値(X)が読込まれるが、S8において燃焼停止
レベル(S)に達したと判断されれば(S8、「YE
S」)、燃焼(運転)は停止され、合わせて予告警報器
の停止およびタイマの作動停止が行なわれる(S1
0)。このとき予告警報器64が鳴って(S9)から燃
焼を停止させる(S10)までの間に燃焼(運転)時間
は時々刻々と経過するが、その間でのS5におけるタイ
マ読込みの値(X)は変化していくのでS8における
燃焼停止レベル(S)の値もそれに応じたものとな
る。
【0041】図8は、図6に示したフローチャートのS
10の部分をさらに別の実施例として示したものであ
る。この図8に示したフローチャートでは、この器具に
警報を停止させるリセットボタン(図示せず)を備えて
いて、検知センサの合成出力値(X)が燃焼停止レベ
ル(S)に達した時に燃焼を停止させる(S11)
が、その後リセットボタンが押されたか否かが判断され
(S12)、押されたと判断されれば(S12、「YE
S」)、警報器を停止させるようにしている。
【0042】次に図9〜図12は、本発明の別の実施態
様を示したものである。これは不完全燃焼防止検知セン
サの出力信号値に応じて許容される連続燃焼(運転)時
間を変更するようにしたものである。
【0043】図9の制御ブロック図について説明する
と、一次熱電対58と二次熱電対60の合成起電力値
(出力値)は熱起電力検出回路70で検出され、このセ
ンサ出力値の経時的変化が小さくなったとき熱起電力安
定状態判定回路72で燃焼状態が安定期に入ったと判断
されるが、その判断結果に基づいて次にこの熱起電力検
出回路70で検出された合成起電力値(出力値)に基づ
いてこのガス燃焼機器の許容される一回の連続した燃焼
(運転)時間は予めコンピュータにより設定されてい
て、この燃焼時間が経過するとこのガス燃焼機器は、マ
グネット安全弁36が自動的に遮断されるようになって
いるが、この一回の連続した運転時間が許容連続燃焼時
間設定回路82にて変更される。
【0044】そして一方、このガス燃焼機器の運転開始
と同時に燃焼時間がタイマ駆動回路74によって計時さ
れ、このタイマ駆動回路74によって計時された燃焼時
間と前述の変更された連続燃焼時間との比較において燃
焼を継続するか否かが燃焼継続可否判定回路78におい
て判定される。そしてこの燃焼継続可否判定回路78に
おいて未だ燃焼時間がその変更された連続燃焼時間に達
していないと判断されれば燃焼は継続されるし、燃焼時
間がその変更された連続燃焼時間に達すれば、安全弁駆
動回路80が駆動されてマグネット安全弁36が遮断さ
れることになる。
【0045】図10は、この図9に示した制御ブロック
図を実現するための具体的な電気回路図を示している。
ただこの電気回路図においても燃焼(運転)時間の計時
は、マイクロコンピュータ等によるデジタル式だけでな
くアナログ式のものでも同様に構成することができるこ
とは言うまでもない。そして、この電気回路図では、熱
電対(58、60)をマイクロコンピュータ100のA
/D入力ポートに接続し、デジタル値としてその合成起
電力値を取り込む。そして取り込んだ起電力値より燃焼
制限時間T[分]をマイクロコンピュータ内のテーブ
ル又は関数により決める。そして燃焼開始より計時して
いる時間T[分]とT[分]とを比較し、燃焼継続判
定を行ない、T≧Tであれば、マグネット安全弁36
をOFFし、消火動作するものである。
【0046】図11は、この実施態様の動作を説明する
フローチャートである。これについて説明すると、燃焼
(運転)を開始すると、初めに許容される一回の連続燃
焼(運転)時間の初期値設定が行なわれ、そして運転時
間の計時(T)が開始される(S21)が、それと並行
して一次熱電対58と二次熱電対60の2つの検知セン
サによる合成起電力値が経時的に読み込まれ(S2
2)、その検知センサ出力値から許容される一回の連続
燃焼(運転)時間(T)が決定される(S23)。
尚、熱起電力安定状態判定回路72により、点火時の合
成起電力の立ち上がり時には上記の動作を行わないよう
にする。
【0047】図12に検知センサの合成出力値と許容さ
れる連続燃焼時間との関係を示したが、検知センサ出力
値が高い程、許容される連続運転時間(T)は長くし
ている。これは、検知センサ出力値が高い程、部屋内の
空気の汚染(酸素濃度の低下)が少なく、あるいは部屋
の換気が悪くない状態であることを意味し、運転時間を
少々長くしても使用上安心できるとの判断に因るもので
ある。逆に、検知センサ出力値が低い場合は部屋内の空
気の汚染が進んでいる、あるいは部屋の換気が悪い等の
安全上の問題があるため、運転時間を短くして早く停止
させるという判断である。
【0048】そして前述のS23において連続運転時間
(T)が決定された後は、運転開始からの運転時間
(T)がTに達したか否かが常時判断され(S2
4)、Tに達していない限りは継続されるが、その時
間(T)になった時点でマグネット安全弁36がオフ
(OFF)されて消火動作が行なわれ、運転は停止され
る。
【0049】以上、各種の実施例について説明したが、
本発明の趣旨は、要するにこの種の開放型ガス燃焼機器
の運転状態において部屋内の空気が汚染(酸素濃度の低
下)されたり、あるいは部屋の換気が悪い等によって不
完全燃焼が生じ始めたときに、その燃焼(運転)時間が
長くなる程燃焼を停止させるセンサしきい値(動作レベ
ル)を高くする、あるいは検知したセンサ出力値が低く
なる程連続した運転時間を短くすることにより早く燃焼
を停止させるようにし、一方、燃焼時間が短いときには
燃焼停止のセンサしきい値(動作レベル)を低くする、
あるいは検知センサ出力値が高い程連続した運転時間を
長くすることにより燃焼停止を遅らせるようにすること
にある。これによりこのガス燃焼機器の使用環境(部屋
の大きさ、換気性等)を考慮して適切に運転の継続・停
止を行なわせるようにしたものである。
【0050】したがってこの本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々の変更・改良が可能であることは勿論であ
る。たとえば燃焼状態の検知センサとしては熱電対に代
えてガスセンサ等を用いることも可能であるし、またそ
の運転時間に応じて変更される検知センサの燃焼停止動
作レベルあるいは検知センサ出力値に応じて変更される
連続運転時間も別に段階的に変えなくとも連続した無段
階的なものとすることも可能であろう。また、使用する
ガス種に応じて検知センサの動作レベルや、センサ出力
値と燃焼時間との関係を変更できるようにガス種切替対
応スイッチ等を設けてもよい。更に、マグネット安全弁
による制御に代えて、電磁弁の開閉制御を用いてもよ
い。また、湯沸器に限るものでなく、ストーブ等の種々
の開放型燃焼器に適用できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の開放型ガス燃焼機器によれば、この機器が使用さ
れる環境(部屋の広さ・換気性など)に応じて不完全燃
焼が生じ始めたときの燃焼停止のタイミングを適正に判
断して燃焼停止を早過ぎず、遅過ぎずという状態で使用
できるようにしたものであるから、機器使用上の安全性
は確保され、また誤作動による燃焼停止も回避されてい
っそう使い勝手が良いものとなる。したがってこれを開
放型ガス湯沸器などの従来の不完全燃焼装置付きのもの
に適用することは安全性向上等の面で極めて有益なもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される開放型ガス燃焼機器の一
例としての元止め式ガス湯沸器の概略構成図である。
【図2】 図1に示したガス燃焼器の構成の要部をブロ
ック図的に示した概略構成図である。
【図3】 本発明の一実施例としての制御ブロック図で
ある。
【図4】 図3に示した実施例を実現するための具体的
な電気回路図である。
【図5】 図4に示した実施例の電気回路における各部
材の動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】 本発明の別の実施例としてのフローチャート
である。
【図7】 図6に示したフローチャートの説明におい
て、運転時間と検知センサ出力値の警報レベルあるいは
燃焼停止レベルとの関係を示した図である。
【図8】 図6に示したフローチャートの変形例として
のフローチャートである。
【図9】 本発明の別の実施例としての制御ブロック図
である。
【図10】 図9に示した実施例を実現するための具体
的な電気回路図である。
【図11】 図10に示した実施例の発明を実行するた
めのフローチャートである。
【図12】 図11に示したフローチャートの説明にお
いて、検知センサ合成出力値と連続燃焼時間との関係を
示した図である。
【図13】 従来一般に知られているこの種ガス燃焼機
器における不完全燃焼防止装置の構成説明図である。
【図14】 従来例としての制御ブロック図である。
【図15】 図14に示した従来例を実現するための具
体的な電気回路図である。
【図16】 図15に示した従来例の電気回路における
各部材の動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 元止め式ガス湯沸器 36 マグネット安全弁 58 一次熱電対 60 二次熱電対 64 予告警報器 66 燃焼停止警報器 70 熱起電力検出回路 74 連続燃焼(運転)時間計時回路 76 検知センサレベル変更回路 78 燃焼継続可否判定回路 80 安全弁駆動回路 82 許容連続燃焼(運転)時間変更回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィン閉塞及び酸素濃度低下を検知する
    不完全燃焼防止検知センサ手段と、この検知センサ手段
    からの出力信号からフィン閉塞または酸素濃度低下によ
    燃焼状態の異常が検知されると燃焼を停止する燃焼停
    止手段とを備える不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃
    焼機器において、前記検知センサ手段の出力値を読込む
    センサ出力値読込み手段と、現実の連続した燃焼時間を
    計時する燃焼時間計時手段と、その計時される燃焼時間
    に応じて前記燃焼停止手段が働く検知センサ手段の出力
    動作レベルを変更する動作レベル変更手段とを備え、前
    記センサ出力値読込み手段により読込まれたセンサ出力
    値が前記動作レベル変更手段により変更された出力動作
    レベルに達したときに燃焼が停止されるように構成した
    ことを特徴とする不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃
    焼機器。
  2. 【請求項2】 前記センサ出力値読込み手段により読込
    まれたセンサ出力値が前記動作レベル変更手段により変
    更された出力動作レベルに達する少し前に警報を発する
    予告警報手段をさらに備えることを特徴とする請求項1
    に記載された不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機
    器。
  3. 【請求項3】 前記センサ出力値読込み手段により読込
    まれたセンサ出力値が前記動作レベル変更手段により変
    更された出力動作レベルに達した時点で警報を発する燃
    焼停止警報手段をさらに備えることを特徴とする請求項
    1又は2に記載された不完全燃焼防止装置付き開放型ガ
    ス燃焼機器。
  4. 【請求項4】 フィン閉塞及び酸素濃度低下を検知する
    不完全燃焼防止検知センサ手段と、この検知センサ手段
    からの出力信号からフィン閉塞または酸素濃度低下によ
    燃焼状態の異常が検知されると燃焼を停止する燃焼停
    止手段とを備える不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃
    焼機器において、前記検知センサ手段の出力値を読込む
    センサ出力値読込み手段と、その読込まれたセンサ出力
    値から許容される連続燃焼時間を設定する許容燃焼時間
    設定手段と、現実の連続した燃焼時間を計時する燃焼時
    間計時手段とを備え、この燃焼時間計時手段により計時
    される燃焼時間が前記許容燃焼時間設定手段により設定
    された許容連続燃焼時間に達したときに燃焼が停止され
    るように構成したことを特徴とする不完全燃焼防止装置
    付き開放型ガス燃焼機器。
  5. 【請求項5】 前記燃焼時間計時手段により計時される
    燃焼時間が前記許容燃焼時間設定手段により設定された
    許容連続燃焼時間に達する少し前に警報を発する予告警
    報手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載
    された不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器。
  6. 【請求項6】 前記燃焼時間計時手段により計時される
    燃焼時間が前記許容燃焼時間設定手段により設定された
    許容連続燃焼時間に達した時点で警報を発する燃焼停止
    警報手段をさらに備えることを特徴とする請求項4又は
    5に記載された不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼
    機器。
JP19200094A 1994-07-22 1994-07-22 不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器 Expired - Fee Related JP3320910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19200094A JP3320910B2 (ja) 1994-07-22 1994-07-22 不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19200094A JP3320910B2 (ja) 1994-07-22 1994-07-22 不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0835650A JPH0835650A (ja) 1996-02-06
JP3320910B2 true JP3320910B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=16283945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19200094A Expired - Fee Related JP3320910B2 (ja) 1994-07-22 1994-07-22 不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3320910B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0835650A (ja) 1996-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100194965B1 (ko) 가스연소장치
JP3320910B2 (ja) 不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器
JP3233788B2 (ja) 不完全燃焼防止装置付き開放型ガス燃焼機器
JP2540258B2 (ja) 燃焼安全制御装置
JPH11304144A (ja) 開放型ガス燃焼器具
JP2000088246A (ja) 燃焼装置
JP3881774B2 (ja) 開放型ガス燃焼器具
JP2768635B2 (ja) 燃焼装置
JP2971723B2 (ja) 燃焼装置
JP2675516B2 (ja) 燃焼機器
JPH10132268A (ja) 燃焼装置
JP2591826B2 (ja) 燃焼機器の点火制御装置
JPH033804Y2 (ja)
JP2000146167A (ja) 燃焼装置
JPH08233259A (ja) フィン詰まり検出装置を備えた給湯器
JP2735465B2 (ja) 燃焼機器の不完全燃焼検出装置
JPH08145355A (ja) 燃焼制御装置
JPH0218431Y2 (ja)
JPS5896942A (ja) 瞬間湯沸器の制御装置
JPH08147051A (ja) 電源制御装置
JP2619205B2 (ja) 燃焼機器
JP2000161664A (ja) 燃焼装置
KR930000632B1 (ko) 수류검지식 시동장치
JPH09210462A (ja) 水量制御装置
KR0169885B1 (ko) 가스보일러의 재운전 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090621

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100621

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130621

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees