JPS6379822A - 動物用チアンフエニコ−ル注射用組成物及びその注射用溶液 - Google Patents
動物用チアンフエニコ−ル注射用組成物及びその注射用溶液Info
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- JPS6379822A JPS6379822A JP22570086A JP22570086A JPS6379822A JP S6379822 A JPS6379822 A JP S6379822A JP 22570086 A JP22570086 A JP 22570086A JP 22570086 A JP22570086 A JP 22570086A JP S6379822 A JPS6379822 A JP S6379822A
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Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、動物用チアンフェニコール注射用組成物及び
その注射用溶液に関する。
その注射用溶液に関する。
(従来の技術)
従来、チアンフェニコールは他の抗菌薬に比し体組織へ
の優れた浸透性と、併せて広域活性を有しており、大動
物に対しいかなる程度の中毒性副作用を伴わないことよ
り、クロラムフェニコール同様動物薬として広く使用さ
れている。
の優れた浸透性と、併せて広域活性を有しており、大動
物に対しいかなる程度の中毒性副作用を伴わないことよ
り、クロラムフェニコール同様動物薬として広く使用さ
れている。
しかしチアンフェニコールは水には僅かしか溶解せず、
この注射用溶液は現在迄製造されていない。しかしチア
ンフェニコールとしての注射剤の要望は多く、そのため
にチアンフェニコールを誘導体化し水溶性とした塩酸ア
ミノ酢酸チアンフェニコールが水溶性注射剤として市販
されてきた。
この注射用溶液は現在迄製造されていない。しかしチア
ンフェニコールとしての注射剤の要望は多く、そのため
にチアンフェニコールを誘導体化し水溶性とした塩酸ア
ミノ酢酸チアンフェニコールが水溶性注射剤として市販
されてきた。
(発明が解決しようとする問題点)
この注射剤は、使用時に注射用蒸留水を用いて溶解する
ものであり、注射用溶液にしてからの安定性が悪く、そ
の使用方法の記載の中にも溶解後24時間以内に使用す
ることになっている。従って、この注射剤は、使用時に
溶解後は総て使用仕切らねばならず、残液がある場合に
は廃棄する可能性が高くなる。単価も誘導体であり、溶
液は不安定で保存困難なことより、相当高くならざるを
得ない。
ものであり、注射用溶液にしてからの安定性が悪く、そ
の使用方法の記載の中にも溶解後24時間以内に使用す
ることになっている。従って、この注射剤は、使用時に
溶解後は総て使用仕切らねばならず、残液がある場合に
は廃棄する可能性が高くなる。単価も誘導体であり、溶
液は不安定で保存困難なことより、相当高くならざるを
得ない。
本発明の目的は、使用時に必要量だけ使用することが出
来、残液は保存して再度使用することが出来る安定で濃
厚な動物用チアンフェニコールの注射用溶液並びにその
組成物を提供するにある。
来、残液は保存して再度使用することが出来る安定で濃
厚な動物用チアンフェニコールの注射用溶液並びにその
組成物を提供するにある。
更に、本発明の別の目的は、注射後生体内においてチア
ンフェニコールが高濃度に持続する注射用溶液並びにそ
の組成物を提供するにある。
ンフェニコールが高濃度に持続する注射用溶液並びにそ
の組成物を提供するにある。
(問題点を解決するための手段)
上述の目的を達成するため、本発明者等は、チアンフェ
ニコールの含有量を低下することなしに溶液の安定性の
増大された濃厚なチアンフェニコールの動物用注射溶液
につき鋭意試作研究を重ねた結果、チアンフェニコール
を溶解させる為に2−ピロリドンを使用し、溶解後の安
定性を増大させる為にポリビニルピロリドンを使用する
均一なチアンフェニコールの溶液組成物が前記本発明の
組成物としての目的に合致すること、この組成物を水又
は多価アルコール類に溶解した物は前記本発明の注射用
溶液としての目的に合致することを見出して本発明を完
成したものである。
ニコールの含有量を低下することなしに溶液の安定性の
増大された濃厚なチアンフェニコールの動物用注射溶液
につき鋭意試作研究を重ねた結果、チアンフェニコール
を溶解させる為に2−ピロリドンを使用し、溶解後の安
定性を増大させる為にポリビニルピロリドンを使用する
均一なチアンフェニコールの溶液組成物が前記本発明の
組成物としての目的に合致すること、この組成物を水又
は多価アルコール類に溶解した物は前記本発明の注射用
溶液としての目的に合致することを見出して本発明を完
成したものである。
即ち、本発明に係る動物用チアンフェニコール注射用組
成物は、チアンフェニコールを5〜35重量部、残@2
−ピロリドン、必要に応じ平均分子!15ooo〜10
000oのポリビニルピロリドン1〜15重量部を含む
ことを特徴とする。
成物は、チアンフェニコールを5〜35重量部、残@2
−ピロリドン、必要に応じ平均分子!15ooo〜10
000oのポリビニルピロリドン1〜15重量部を含む
ことを特徴とする。
ポリビニルピロリドンは極寒地使用などの低温にて結晶
析出防止用の安定剤となるもので、使用されるポリビニ
ルピロリドンは市販される物はいずれも使用可能であっ
て、その平均分子量は5000〜100000の範囲に
あるが、しかし好適には平均分子ff1lo000〜1
7000の物が良く、ポリビニルピロリドンに−15(
平均分子量約15000)、K−30(平均分子量約3
0000)が好適に使用される。
析出防止用の安定剤となるもので、使用されるポリビニ
ルピロリドンは市販される物はいずれも使用可能であっ
て、その平均分子量は5000〜100000の範囲に
あるが、しかし好適には平均分子ff1lo000〜1
7000の物が良く、ポリビニルピロリドンに−15(
平均分子量約15000)、K−30(平均分子量約3
0000)が好適に使用される。
本発明に係る動物用チアンフェニコール注射用溶液は、
上記動物用チアンフェニコール注射用組成物を水又は多
価アルコール類の1種又はそれ以上にチアンフェニコー
ルの所定濃度になるよう溶解してなることを特徴とする
。
上記動物用チアンフェニコール注射用組成物を水又は多
価アルコール類の1種又はそれ以上にチアンフェニコー
ルの所定濃度になるよう溶解してなることを特徴とする
。
使用される多価アルコール類は、トリエチレングリコー
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート、ポリエチレ
ングリコール4001プロピレングリコール、又はグリ
セリンである。チアンフェニコールの濃厚注射溶液の場
合は、エチレングリコールモノエチルエーテルが溶液安
定性良く、好適に使用される。
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート、ポリエチレ
ングリコール4001プロピレングリコール、又はグリ
セリンである。チアンフェニコールの濃厚注射溶液の場
合は、エチレングリコールモノエチルエーテルが溶液安
定性良く、好適に使用される。
使用されるチアンフェニコール注射用溶液の濃度は、通
常チアンフェニコール50〜200mg/rmQ (5
〜20 v/v%に相当)で使用出来、この濃度でバイ
アル封入製品として安定に長期貯蔵出来、使用残液も保
存出来るという、従来の考えでは想定出来ない特徴があ
り、かつ動物に適用した場合、後述の実施例に記載のよ
うに従来のチアンフェニコール剤よりも約2倍の血清中
濃度が持続出来る特徴がある。
常チアンフェニコール50〜200mg/rmQ (5
〜20 v/v%に相当)で使用出来、この濃度でバイ
アル封入製品として安定に長期貯蔵出来、使用残液も保
存出来るという、従来の考えでは想定出来ない特徴があ
り、かつ動物に適用した場合、後述の実施例に記載のよ
うに従来のチアンフェニコール剤よりも約2倍の血清中
濃度が持続出来る特徴がある。
(実施例)
次に、本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1
(gm)
チアンフェニコール 5.02−ピロリド
ン 9.42−ピロリドンにチアン
フェニコールを添加し、35℃まで温浴で加温し、撹拌
下に完全に溶解させた。放冷後、この溶液の容量は10
n+Qであった。溶解物は常温で安定に保存できるチア
ンフェニコール・注射用溶液の調製に適した組成物であ
った。
ン 9.42−ピロリドンにチアン
フェニコールを添加し、35℃まで温浴で加温し、撹拌
下に完全に溶解させた。放冷後、この溶液の容量は10
n+Qであった。溶解物は常温で安定に保存できるチア
ンフェニコール・注射用溶液の調製に適した組成物であ
った。
実施例2
(gl)
チアンフェニコール 0.52−ピロリド
ン 9.92−ピロリドンにチアン
フェニコールを添加し、35℃まで温浴で加温し、撹拌
下に完全に溶解させた。放冷後、この溶液の容量は10
m(1であった。溶解物は常温で安定に保存できるチア
ンフェニコール注射用溶液の調製に適した組成物であっ
た。
ン 9.92−ピロリドンにチアン
フェニコールを添加し、35℃まで温浴で加温し、撹拌
下に完全に溶解させた。放冷後、この溶液の容量は10
m(1であった。溶解物は常温で安定に保存できるチア
ンフェニコール注射用溶液の調製に適した組成物であっ
た。
実施例3
(gll)
チアンフェニコール 5.02−ピロリ
ドン 30.0ポリビニルピロリド
ン K−152,52−ピロリドンにチアンフェニコー
ル、ポリビニルピロリドン K−15を添加し、35℃
まで温浴で加温し、撹拌下に完全に溶解させた。
ドン 30.0ポリビニルピロリド
ン K−152,52−ピロリドンにチアンフェニコー
ル、ポリビニルピロリドン K−15を添加し、35℃
まで温浴で加温し、撹拌下に完全に溶解させた。
溶解物は安定に保存出来、チアンフェニコール注射用溶
液の調製に適した組成物であった。
液の調製に適した組成物であった。
この組成物に蒸留水を添加して全量を100鳳lとした
。溶液調製は極めて容易で、単2こ室温で撹拌するだけ
で均一な溶液を与える。この溶液ハf7 ンフエ=コ−
Az 50 tag/+(1(5v/v%)の動物用チ
アンフェニコール注射溶液であり、常温で安定に保存出
来るものであった。
。溶液調製は極めて容易で、単2こ室温で撹拌するだけ
で均一な溶液を与える。この溶液ハf7 ンフエ=コ−
Az 50 tag/+(1(5v/v%)の動物用チ
アンフェニコール注射溶液であり、常温で安定に保存出
来るものであった。
実施例4
(gl)
チアンフェニコール 5.02−ピロリ
ドン 30.0ポリビニルピロリド
ン K−302,5エチレングリコールモノ
15.。
ドン 30.0ポリビニルピロリド
ン K−302,5エチレングリコールモノ
15.。
エチルエーテル
2−ピロリドンにチアンフェニコール、ポリビニルピロ
リドン K−30、エチレングリコールモノエチルエー
テルを添加し、35℃まで温浴で加温した。撹拌して完
全に溶解し、この溶液に蒸留水を添加して全量を100
m(とじた。
リドン K−30、エチレングリコールモノエチルエー
テルを添加し、35℃まで温浴で加温した。撹拌して完
全に溶解し、この溶液に蒸留水を添加して全量を100
m(とじた。
この溶液は実施例3と同じ性質の注射溶液であった。
実施例5
(gm)
チアンフェニコール 5.02−ピロリ
ドン 30.0ポリビニルピロリド
ン K−152,5ポリエチレングリコール 400
15.0実施例4に準じて同様に処理して注射用組成物
及びその溶液を得た。いずれも実施例4とほぼ同じ性質
のものであった。
ドン 30.0ポリビニルピロリド
ン K−152,5ポリエチレングリコール 400
15.0実施例4に準じて同様に処理して注射用組成物
及びその溶液を得た。いずれも実施例4とほぼ同じ性質
のものであった。
実施例6
(gm)
チアンフェニコール 10.02−ピル
リドン 30.0ポリビニルピロ
リドン K−305,0ポリエチレングリコール 40
0 30.0実施例4に準じて同様に処理して注射用
組成物をえた。
リドン 30.0ポリビニルピロ
リドン K−305,0ポリエチレングリコール 40
0 30.0実施例4に準じて同様に処理して注射用
組成物をえた。
この組成物に蒸留水を添加して全量を100ta(lと
した。この溶液はチアンフェニコール100μ1g/m
&(10v/v%)の動物用チアンフェニコール注射溶
液であり、常温で安定に保存出来るものであった。
した。この溶液はチアンフェニコール100μ1g/m
&(10v/v%)の動物用チアンフェニコール注射溶
液であり、常温で安定に保存出来るものであった。
実施例7
(gII)
チアンフェニコール 20.02−ピロリ
ドン 60.0ポリビニルピロリド
ン K−1520,02−ピロリドンにチアンフェニコ
ール、ポリビニルピロリドンを添加し、35℃まで温浴
で加温し、次いで撹拌して完全に溶解させた。
ドン 60.0ポリビニルピロリド
ン K−1520,02−ピロリドンにチアンフェニコ
ール、ポリビニルピロリドンを添加し、35℃まで温浴
で加温し、次いで撹拌して完全に溶解させた。
溶解物は常温で安定に保存出来るチアンフェニコール注
射用溶液の調製に適した組成物であった。
射用溶液の調製に適した組成物であった。
この組成物にエチレングリコールモノエチルエーテルを
添加して全量を100+Nとした。この溶液はチアンフ
ェニコール200 mg/112(20W/V%)の動
物用チアンフェニコール注射溶液であり、常温で安定に
保存出来るものであった。
添加して全量を100+Nとした。この溶液はチアンフ
ェニコール200 mg/112(20W/V%)の動
物用チアンフェニコール注射溶液であり、常温で安定に
保存出来るものであった。
実施例8
本発明に係る動物用チアンフェニコール注射溶液につき
、鶏への適用例。
、鶏への適用例。
実施例6で得られたチアンフェニコール注射溶液(I
OOmg/m(l含有)、及び塩酸アミノ酢酸チアンフ
ェニコール注射溶液(チアンフェニコールとして100
t@g/a(l含有)を、夫々、1群4羽−3群(計
12羽)の産卵鶏に 50 mg/kg体重の割合で筋肉内注射を行った。
OOmg/m(l含有)、及び塩酸アミノ酢酸チアンフ
ェニコール注射溶液(チアンフェニコールとして100
t@g/a(l含有)を、夫々、1群4羽−3群(計
12羽)の産卵鶏に 50 mg/kg体重の割合で筋肉内注射を行った。
筋肉内注射を行ってから1時間、2時間、4時間、6時
間及び8時間後の血清中のチアンフェニコール濃度を測
定した。測定結果を第1表にしめした。また、この結果
を第1図のグラフに示した。
間及び8時間後の血清中のチアンフェニコール濃度を測
定した。測定結果を第1表にしめした。また、この結果
を第1図のグラフに示した。
第1表
チアンフェニコール血清中濃度(μg/*(1)時間
チアンフェニコール 塩酸アミノ酢酸チア注射溶液
ンフエニコール注射溶液 1.0 14.4 8.32.
0 7.2 3.54.0
5.0 1.46.0
1.7 0.5B 、0
0.8 0.2第1図より夫々のチ
アンフェニコール血清中濃度−時間曲線下面積を求める
と、チアンフェニコール注射溶液で49.7 ug−F
ir/laQ 、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注
射溶液で22.5μg−1’lr/nfであった。これ
より、チアンフェニコール注射溶液は塩酸アミノ酢酸チ
アンフェニコール注射溶液よりもチアンフェニコール濃
度を約2.2倍持続することを実証した。
チアンフェニコール 塩酸アミノ酢酸チア注射溶液
ンフエニコール注射溶液 1.0 14.4 8.32.
0 7.2 3.54.0
5.0 1.46.0
1.7 0.5B 、0
0.8 0.2第1図より夫々のチ
アンフェニコール血清中濃度−時間曲線下面積を求める
と、チアンフェニコール注射溶液で49.7 ug−F
ir/laQ 、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注
射溶液で22.5μg−1’lr/nfであった。これ
より、チアンフェニコール注射溶液は塩酸アミノ酢酸チ
アンフェニコール注射溶液よりもチアンフェニコール濃
度を約2.2倍持続することを実証した。
g
本発明に係る動物用チアンフェニコール注射溶液につき
、豚への適用例。
、豚への適用例。
実施例6で得られたチアンフェニコール注射溶液(10
0mg/mff1) 、及び塩酸アミノ酢酸チアンフェ
ニコール注射溶液(チアンフェニコールとして100
erg/m(1)を、夫々、豚3頭についてクロスオー
バー試験を行った。豚IRに10 ng/kg体重の割
合で筋肉内注射を行った。
0mg/mff1) 、及び塩酸アミノ酢酸チアンフェ
ニコール注射溶液(チアンフェニコールとして100
erg/m(1)を、夫々、豚3頭についてクロスオー
バー試験を行った。豚IRに10 ng/kg体重の割
合で筋肉内注射を行った。
筋肉内注射を行ってから、0.5時間、1時間、2時間
、4時間、6時間、8時間、及び12時間後の血清中の
チアンフェニコール濃度を測定した。測定結果を第2表
に示した。また、測定結果を第2図のグラフに示した。
、4時間、6時間、8時間、及び12時間後の血清中の
チアンフェニコール濃度を測定した。測定結果を第2表
に示した。また、測定結果を第2図のグラフに示した。
第2表
チアンフェニコール血清中濃度(μg/15)時間 チ
アンフェニコール 塩酸アミノ酢酸チア注射溶液
ンフエニコール注射溶液 0.5 3.2 5.41.0
3.5 4.12.0 3
.3 2.54.0 2.6
1.36.0 2.3
0.6S、0 1゜5 0.21
2.0 0.9 0第2図より夫々
のチアンフェニコール血清中濃度−時間曲線下面積を求
めると、チアンフェニコール注射溶液で33.8 μg
−Hr/s(1、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注
射溶液で15.4μg−Hr/lanであった。これよ
り、チアンフェニコール注射溶液は塩酸アミノ酢酸チア
ンフェニコール注射溶液よりもチアンフェニコール濃度
を約2.2倍持続することを実証した。
アンフェニコール 塩酸アミノ酢酸チア注射溶液
ンフエニコール注射溶液 0.5 3.2 5.41.0
3.5 4.12.0 3
.3 2.54.0 2.6
1.36.0 2.3
0.6S、0 1゜5 0.21
2.0 0.9 0第2図より夫々
のチアンフェニコール血清中濃度−時間曲線下面積を求
めると、チアンフェニコール注射溶液で33.8 μg
−Hr/s(1、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注
射溶液で15.4μg−Hr/lanであった。これよ
り、チアンフェニコール注射溶液は塩酸アミノ酢酸チア
ンフェニコール注射溶液よりもチアンフェニコール濃度
を約2.2倍持続することを実証した。
また、半減期においては、チアンフェニコール注射溶液
が5゜9時間、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注射
溶液が1.7時間で約3.5倍であることを実証した。
が5゜9時間、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注射
溶液が1.7時間で約3.5倍であることを実証した。
実施例10
本発明に係る動物用チアンフェニコール注射溶液につき
、牛への適用例。
、牛への適用例。
実施例6で得られたチアンフェニコール注射溶液(10
0t+g/m(1)、及び塩酸アミノ酢酸チアンフェニ
コール注射溶液(チアンフェニコールとしテl 00
x+g/1a(1)を、夫々、牛3頭ニツいてクロスオ
ーバー試験を行った。牛1頭に101g/kg体重の割
合で筋肉内注射を行った。
0t+g/m(1)、及び塩酸アミノ酢酸チアンフェニ
コール注射溶液(チアンフェニコールとしテl 00
x+g/1a(1)を、夫々、牛3頭ニツいてクロスオ
ーバー試験を行った。牛1頭に101g/kg体重の割
合で筋肉内注射を行った。
筋肉内注射を行つてから、0.5時間、1時間、2時間
、4時間、6時間、8時間、及び12時間後の血清中の
チアンフェニコール濃度を測定した。測定結果を第3表
に示した。また、測定結果を第3図のグラフに示した。
、4時間、6時間、8時間、及び12時間後の血清中の
チアンフェニコール濃度を測定した。測定結果を第3表
に示した。また、測定結果を第3図のグラフに示した。
第3表
チアンフェニコール血清中濃度(μg/vυ時間 チア
ンフェニコール 塩酸アミノ酢酸チア注射溶液
ンフェニコール注射□ 溶液 0.5 2.7 5.41.0
3.4 5.12.0 3
.3 3.14.0 2.7
1.56.0 2.1
0.88.0 1.5 0.
512.0 0.9 0第3図より
夫々のチアンフェニコール血清中濃度−時間曲線下面積
を求めると、チアンフェニコール注射溶液で32.9
μg−Hr/a4 、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコー
ル注射溶液で19.1 μg−Hr/m(lであった。
ンフェニコール 塩酸アミノ酢酸チア注射溶液
ンフェニコール注射□ 溶液 0.5 2.7 5.41.0
3.4 5.12.0 3
.3 3.14.0 2.7
1.56.0 2.1
0.88.0 1.5 0.
512.0 0.9 0第3図より
夫々のチアンフェニコール血清中濃度−時間曲線下面積
を求めると、チアンフェニコール注射溶液で32.9
μg−Hr/a4 、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコー
ル注射溶液で19.1 μg−Hr/m(lであった。
これより、チアンフェニコール注射溶液は塩酸アミノ酢
酸チアンフェニコール注゛射溶液よりもチアンフェニコ
ール濃度を約1.7倍持続することを実証した。
酸チアンフェニコール注゛射溶液よりもチアンフェニコ
ール濃度を約1.7倍持続することを実証した。
また、半減期においては、チアンフェニコール注射溶液
が6.2時間、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注射
溶液が2.1時間で約3.0倍であることを実証した。
が6.2時間、塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注射
溶液が2.1時間で約3.0倍であることを実証した。
(発明の効果)
本発明によると、常温で安定で、治療に必要とされる充
分な濃度の動物用チアンフェニコール注射溶液が提供出
来、かつ、この注射溶液を工場にて簡単な溶解操作で調
製するのに極めて便利な組成物も提供される。また、本
発明に係る動物用チアンフェニコール注射溶液は、鶏体
内で2.2倍、豚″体内で2.2倍、牛体内で1.7倍
従来のチアンフェニコール注射溶液(塩酸アミノ酢酸チ
アンフェニコール注射溶液)と比較してチアンフェニコ
ール濃度(チアンフェニコール濃度−時間曲線下面積)
があること、更に、豚及び牛体内においてその半減期が
3倍以上延長することが実証され、治療上の利点と共に
常温安定性及び経済性による使用上の手軽さと相まって
、家畜を主体に広く動物の細菌による疾患治療に大きな
貢献を可能とするものである。
分な濃度の動物用チアンフェニコール注射溶液が提供出
来、かつ、この注射溶液を工場にて簡単な溶解操作で調
製するのに極めて便利な組成物も提供される。また、本
発明に係る動物用チアンフェニコール注射溶液は、鶏体
内で2.2倍、豚″体内で2.2倍、牛体内で1.7倍
従来のチアンフェニコール注射溶液(塩酸アミノ酢酸チ
アンフェニコール注射溶液)と比較してチアンフェニコ
ール濃度(チアンフェニコール濃度−時間曲線下面積)
があること、更に、豚及び牛体内においてその半減期が
3倍以上延長することが実証され、治療上の利点と共に
常温安定性及び経済性による使用上の手軽さと相まって
、家畜を主体に広く動物の細菌による疾患治療に大きな
貢献を可能とするものである。
第1図は本発明に係るチアンフェニコール注射溶液と従
来の塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注射溶液とを鶏
に適用した時の夫々のチアンフェニコールの血清中濃度
曲線を示すグラフ、第2図は豚に適用した第1図と同じ
内容のグラフ、第3図は牛に適用した第1図と同じ内容
のグラフである。 特許出願人 フジタ製薬株式会社 1三 続 ネ市 −tE ヤ下(方式〕n#’ト
[?61年10月2を口 特許庁15官 川 1) 明雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第225700号 2、発明の名称 躬物用チアンフェニコール注射用組成物及びその注射用
溶液3、補正をする者 事件との関係 特許用1臥 住所 東京都八王子市IFJr口町1211名称 フジ
タ製薬株式会社 代表者藤 1) 信 − 4、代理人
来の塩酸アミノ酢酸チアンフェニコール注射溶液とを鶏
に適用した時の夫々のチアンフェニコールの血清中濃度
曲線を示すグラフ、第2図は豚に適用した第1図と同じ
内容のグラフ、第3図は牛に適用した第1図と同じ内容
のグラフである。 特許出願人 フジタ製薬株式会社 1三 続 ネ市 −tE ヤ下(方式〕n#’ト
[?61年10月2を口 特許庁15官 川 1) 明雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第225700号 2、発明の名称 躬物用チアンフェニコール注射用組成物及びその注射用
溶液3、補正をする者 事件との関係 特許用1臥 住所 東京都八王子市IFJr口町1211名称 フジ
タ製薬株式会社 代表者藤 1) 信 − 4、代理人
Claims (10)
- (1)チアンフェニコールを5〜35重量部及び残部が
2−ピロリドンより成る動物用チアンフェニコール注射
用組成物。 - (2)チアンフェニコールを5〜35重量部、平均分子
量5000〜100000のポリビニルピロリドン1〜
30重量部及び残部が2−ピロリドンより成る動物用チ
アンフェニコール注射用組成物。 - (3)ポリビニルピロリドンが平均分子量10000〜
17000である特許請求の範囲第2項記載の動物用チ
アンフェニコール注射用組成物。 - (4)チアンフェニコールを5〜35重量部及び残部が
2−ピロリドンより成る動物用チアンフェニコール注射
用組成物を水又は多価アルコール類の1種又はそれ以上
の溶媒にチアンフェニコールの所定濃度になるよう溶解
してなる動物用チアンフェニコール注射用溶液。 - (5)多価アルコール類がトリエチレングリコール、エ
チレングリコール、モノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテルアセテート、ポリエチレング
リコール400、プロピレングリコール、又はグリセリ
ンである特許請求の範囲第4項記載の動物用チアンフェ
ニコール注射用溶液。 - (6)チアンフェニコールの所定濃度が50〜200m
g/mlである特許請求の範囲第4項又は第5項に記載
の動物用チアンフェニコール注射用溶液。 - (7)チアンフェニコールを5〜35重量部、平均分子
量5000〜100000のポリビニルピロリドン1〜
30重量部及び残部が2−ピロリドンより成る動物用チ
アンフェニコール注射用組成物を水又は多価アルコール
類の1種又はそれ以上の溶媒にチアンフェニコールの所
定濃度になるよう溶解してなる動物用チアンフェニコー
ル注射用溶液。 - (8)ポリビニルピロリドンが平均分子量10000〜
17000である特許請求の範囲第7項記載の動物用チ
アンフェニコール注射用溶液。 - (9)多価アルコール類がトリエチレングリコール、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、ポリエチレングリ
コール400、プロピレングリコール、又はグリセリン
である特許請求の範囲第7項又は第8項記載の動物用チ
アンフェニコール注射用溶液。 - (10)チアンフェニコールの所定濃度が50〜200
mg/mlである特許請求の範囲第7項〜第9項のいず
れか1項に記載の動物用チアンフェニコール注射用溶液
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22570086A JPS6379822A (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 動物用チアンフエニコ−ル注射用組成物及びその注射用溶液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22570086A JPS6379822A (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 動物用チアンフエニコ−ル注射用組成物及びその注射用溶液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6379822A true JPS6379822A (ja) | 1988-04-09 |
Family
ID=16833426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22570086A Pending JPS6379822A (ja) | 1986-09-24 | 1986-09-24 | 動物用チアンフエニコ−ル注射用組成物及びその注射用溶液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6379822A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4796258B2 (ja) * | 2000-04-11 | 2011-10-19 | ザンボン グループ エス.ピー.エー. | クラミジア・ニューモニエ感染症の治療に有用な医薬組成物を製造するためのチアムフェニコール及びその誘導体の使用 |
-
1986
- 1986-09-24 JP JP22570086A patent/JPS6379822A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4796258B2 (ja) * | 2000-04-11 | 2011-10-19 | ザンボン グループ エス.ピー.エー. | クラミジア・ニューモニエ感染症の治療に有用な医薬組成物を製造するためのチアムフェニコール及びその誘導体の使用 |
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