JPS6379659A - 脱臭剤及びその製造方法 - Google Patents

脱臭剤及びその製造方法

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JPS6379659A
JPS6379659A JP61224141A JP22414186A JPS6379659A JP S6379659 A JPS6379659 A JP S6379659A JP 61224141 A JP61224141 A JP 61224141A JP 22414186 A JP22414186 A JP 22414186A JP S6379659 A JPS6379659 A JP S6379659A
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JP61224141A
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村上 益三
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NAGATA KAYOKO
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NAGATA KAYOKO
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、吸着タイプの脱臭剤及びその製造方法に係り
、特に天然産ゼオライト系鉱物を主材として粒状や球状
等に成型し且つ表面を着色してそれ自体に美感を持たせ
たものに関する。
〔従来技術及びその問題点〕
吸着タイプの脱臭剤特に家庭のものとしては、従来活性
炭(主としてヤシガラ活性炭)のみが用いられてきた。
しかし、活性炭自体は悪臭ガス特にアンモニアガスに対
する吸着能が低く、高価な割には不満足なものである。
従って、現在のところ主として冷蔵庫や車等小容積向き
のものに限られ、トイレとか居間用としては後述する芳
香性のものが殆どである。もっとも、各itガスの吸着
能に優れた添着活性炭も存在するが、極めて高価なため
家庭用には殆ど用いられていない。
そこで本発明者は、活性炭に代わるものとして同様に吸
着能のある天然産ゼオライトに着目し、性能の優れた脱
臭剤(特願昭58−197159)及び吸着剤(特願昭
6O−183460)を開発した。前者は、天然産ゼオ
ライトと水酸化第二鉄及びアルカリを混合し成型後焼成
発泡したもので、アンモニアガスや硫化水素等の吸着能
力(単位重量当たりの吸着量及び吸着スピード)は、通
常型活性炭の約2倍程度にもなる。また後者は、天然産
ゼオライトの粉砕品を成型後焼成発泡したもので、空気
中及び水中で優れた吸着能を示すものである。
ところで、現代はフィーリングとかファッション等外観
が重視される感性の時代であり、本来機能が重視される
べき脱臭剤も例外でない。しかし、活性炭は黒くしかも
粉塵がでるし、前記天然産ゼオライト製のものも褐色で
細粉が剥離するので、通気性の袋に充填した上で美麗な
透孔容器に収納されて商品化されており、中身よりも包
装にコストをかけているのが実情である。
また同様に香りも重要視されてきており、トイレ用、居
間用9軍用等多種多様な芳香剤が出回っている。芳香剤
は、そのマスキング作用のため一種の脱臭剤としても用
いられているが、芳香成分が悪臭気体と混じり合うと異
臭を放つ、従って、特にトイレ等悪臭気体濃度が高いと
ころでは、芳香剤と脱臭剤を併用することが望ましい。
しかし、活性炭は天然産ゼオライトと異なり有機物に対
する親和力が大きく、また微細孔の孔径も大きいため芳
香成分を吸着し易い。従って、活性炭と芳香剤の併用は
好ましくない。
C本発明の目的及び目的達成の手段〕 本発明は上記に鑑み、安価で各種悪臭ガスの吸着能に優
れ且つ芳香剤と併用ができ、しがもそれ自体美感を備え
ていて消費者にアピールする脱臭剤を提供することを目
的とする。
これらの目的は、天然産ゼオライト系鉱物を主材としこ
れに後で詳述する他の素材を用いたり種々な加工を施し
て抗体を形成し、該核体の表面に天然或いは合成鉱物の
粉砕品と着色剤をコーティングすることにより達成され
る。
〔本発明の構成〕
以下、本発明の詳細な説明する。
(核体) 核体は、天然産ゼオライト系鉱物粉砕品のみ或いは更に
他の素材を加えたものからなる。そして、脱臭剤の吸着
能はこの核体の性能により略決定される。
天然産ゼオライトは、含水アルミケイ酸塩の一族でイオ
ン交換能を持ち、且つ加熱脱水により多孔質(孔径数〜
10人程度)となり、特にアンモニアその他極性分子や
分極性分子に対し大きな吸着能を示す。ただ、塩基置換
容量(CE C)は産出地よって40 = 180 t
meq/ 100gもの大差がある。これは主としてモ
ンモリロナイト(粘土)やシリカ等の不純物に起因する
。また、当然アンモニアガス等の吸着能も産地によりま
ちまちである(測定例−1参照)。しかも本発明方法で
得られる脱臭剤の諸性能の差は、原材料のCEC等の差
より拡大する。
従って本発明では、できるだけ純分の多い鉱石を選び、
且つ不純物を除去することが望ましい。
また、粉砕による表面積の増大や焼成発泡による結晶水
の除去を行なう。
(核体の製法 1) (11まず、天然産ゼオライト系鉱物を乾燥・選鉱し、
破砕・粉砕してゼオライト粉末を得る。ゼオライトの含
水率は、5〜10%程度であるが低い程粉砕し易いので
本発明では5%程度以下のものを用いた。尚粒子は細か
い程吸着能等に優れるが、コストや生産効率を考慮して
50〜300メツシユ、通常100〜250メツシユ程
度のものを用いる。
ところで、破砕時には破砕の程度や不純物の含量にもよ
るが、数〜数十%にも及ぶ粘土を主体とする不純物が粉
末として副生ずる。そこで、不純物の全部乃至一部を除
去し、残りの破砕物(この中にも不純物は含まれている
が)のみを粉砕するとよい。次いでゼオライト粉末の純
度を平均化するために攪拌器で数〜士数分攪拌混合する
。酸処理による精製は最も有効であるが、コスト高が難
点である。
(2)  攪拌済のゼオライト粉末100部(重量部、
以下同じ)に混和水を30〜40部程度加え、ニーダ−
等で十分混練する。尚混和水の割合は、造粒時の加圧力
が高い場合は少なくても良いが、1〜2Kg/cd程度
の圧力の場合は多口の方が硬いものが得られる。硬度を
上げたるために混和水中に固結剤を添加してもよい。
固結剤は、安価でしかも人畜無害なものが好ましく、ま
た焼成に耐えうるよう無機系のもの、例えばシリカゾル
、ポリリン酸ソーダ、珪酸ソーダ等が好適に用いられる
。使用割合は、ゼオライト粉末100部に対し0〜10
部、より好ましくは0.5〜5部程度である。ポリリン
酸ソーダは硬度を高くし、珪酸ソーダは耐水性を向上さ
せる。また、特殊な耐熱性フェノール樹脂系粉末(商品
名ベルパール:鐘紡■!i!りも有効である。
(3)  次いで、これをペレタイザー或いは押し出し
機構の付いた連続ニーグー等で顆粒状(ペレット状)に
造粒する。好ましくは、更にこれをそのまま或いは天然
産ゼオライト粉砕品をコーティングしながら球形機で球
状にする。その他、各種の転勤造粒機や流動層造粒機或
いは打錠機等を用いてもよい。顆粒や球の大きさは1〜
10mm径より好ましくは3〜6mm径程度である。
(4)  成型後、直ちに或いは暫く放置して膨潤させ
た後、乾燥器で乾燥或いは焼成(発泡)する、乾燥温度
は、高い程ゼオライト粉末の含水(結晶水)が多く除去
でき表面積が増大して吸着能力を高めるが(焼成発泡)
が、物体温度が500℃を越えると(クリノ系の場合は
700℃)結晶構造が変化して吸着能力が低下するので
、その温度以下で行なう。この際、数〜十数分間隔で5
0〜100℃程度ずつ昇温させるとよい。尚、乾燥・焼
成は熱風による流動乾燥が好まく、燃料としてイオウガ
ス等の生じないプロパンガスやブタンガスを用いること
が好ましい。
(5)かくして得られた核体(1)〔第1図〕は、不純
物除去の程度や乾燥温度などにもよるが単なるゼオライ
ト粉末に比べてイオン吸着能力が重量当たす20〜50
%、アンモニアガス吸着能力は30〜70%も増大し、
椰子殻活性炭に比べて10倍もの吸着能力を有する(表
−1参照)。
(核体の製法 2) ただ、天然産ゼオライトは硫化水素等硫黄系ガスの吸着
能が劣り、本発明者の実験によれば活性炭の半分以下で
ある。然るに家庭で問題となる冷蔵庫やトイレでは、硫
化水素の他アミン類、アルデヒド類、メルカプタン類等
多くの悪臭ガスが発生する。
これに対処するために、他の素材として水酸化第二鉄更
にはアルカリを併用した核体を用いる。
(1)まず、前記例同様に粉砕・精製した天然産ゼオラ
イト系鉱物粉砕品55〜90%、水酸化第二鉄粉末5〜
45%、及び消石灰等のアルカリO〜20%(水酸化第
二鉄粉末と同量以下、特に水酸化第二鉄の15〜50%
程度が好ましい)に、水及び固結剤を0〜10%(より
好ましくは2〜5%)加えて混合する。
ゼオライト粉末が55%以下だとアンモニアガスの吸着
力が低下するうえ水酸化第二鉄粉末の割合が増えてコス
ト高となり、90%以上だと硫化水素の吸着能力が低く
なる。より好ましくは60〜85%である。一方、水酸
化第二鉄粉末が5%以下だと硫化水素の吸着能力が低下
し、45%以上だとアンモニアガスの吸着能力が低下し
且つコスト高となる。より好ましくは10〜35%であ
る。アルカリは硫化水素吸着能力を高めるとともに硬度
を与える効果があるが、多すぎるとアンモニア吸着能が
低下する。より好ましくは2.5〜6%である。尚、天
然産ゼオライト粉砕品のCECが高い場合アルカリを省
略しても実用上差支えない。この場合、ゼオライト粉末
を60〜90%、水酸化第二鉄を10〜50%程度用い
る。
尚本発明では、水酸化第二鉄としてF e (OH) 
3を54%程度含むもの、消石灰として純度73%程度
のものを用いた。またアルカリとしては、その他苛性ソ
ーダ、苛性カリ、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム
等が使用可能であるが、pHの高いものがより好ましい
0割合は純度により変わる。
(2)  これらを均一に分散するよう混合し水を加え
て王者(又は王者)の結合を良くする。その際、°まず
水酸化第二鉄粉末とアルカリを攪拌機中で水を加えてよ
く攪拌混合してパサパサの塊としたものを粉砕機で粉砕
して均一に混合し、次いでゼオライト粉末に水を加え同
様に処理した後、両者を攪拌機中で更に良く攪拌混合す
ることが好ましい。
これは水酸化第二鉄粉末とアルカリを緊密に接触させて
一部化学反応を起こさせるためとも思われる。
次に、充分均一になるよう攪拌混合した混合粉末に、含
水率が12〜17%程度になるよう水を噴霧して混和し
、暫く (好ましくは30分以上)放置して熟成させる
。これにより、吸着能力が散開向上する。その後、更に
水を加えて造粒に必要な含水率(35〜45%前後)と
し、前記例同様にして粒状体や球体等に成型する。
(3)次いで、上記粒状体酸いは球体を水分が5%以下
になるように乾燥・焼成する。この場合、物体温度が3
50℃前後になると水酸化第二鉄粉末が酸化鉄に変化し
硫化水素の吸着能力を喪失する。
そこで350℃以下の温度で、例えば50〜100℃ず
つ十数分銀に段階的に昇温する等の方法をとるとよい。
(4)かくして得られた本例の核体(2)〔第2図〕は
、各原料の配合割合及び製造条件にもよるが、硫化水素
に対しては単位重量当たり活性炭の1.5〜2倍乃至そ
れ以上の吸着能力を示し、吸着スピードも優れている。
また、アンモニアガスの場合は、活性炭よりも遥かに優
れ、単位重量当り3倍程度も吸着する。しかも、比重が
活性炭の約1.5倍もあるため、小容積で優れた税奥効
果を示す、更に、熟成した果物が発する各種エチレンガ
スも有効に吸着する。
(5)尚、水酸化第二鉄やアルカリ以外に、炭カル。
タルク、パーライト、ベントナイト、セピオライト、合
成ゼオライト等の鉱物粉砕品の添加も自由である。但し
、合成ゼオライトを除きその分だけ脱臭能力が落ちる。
またこの核体(2)は、水酸化第二鉄のため特に表面の
着色コーティング層(3)が白色や淡色の場合着色剤の
変色等により税臭剤表面が汚(なる虞がある。そこで、
この核体(2)の表面に第3図の如くゼオライトその他
の鉱物粉末等からなる保護層(4)を設け、これを核体
(5)〔第3図〕として用いてもよい、この場合、焼成
は保護層(4)のコーティング後行なうとよい。保護層
(4)がゼオライト粉砕品の場合、吸着能力の持続性(
特にアンモニアガスに対する)を高める。尚、コーティ
ングに要した分(10%前後)だけ核体のゼオライト粉
末の割合を減らしてもよい。
(着色コーティング層) 着色コーティングFi (31は、天然産ゼオライト系
鉱物や水酸化第二鉄により茶系統に帯色している核体(
11・(2)・(5)を、任意の種々な色に彩色して美
感を高め、開口容器にいれて直接室内空気に触れさせた
り、透明・通気性容器に入れて脱臭ととも′に鑑賞に耐
え得るものとする役目を果たす。また、少量の着色剤で
有効に着色する役目を果たす。
ただ、核体に着色剤溶液等を直接噴霧すると、色ムラに
なりやすいし着色剤を多く消費する難点がある、また、
淡色の場合は無理である。そこで直接噴霧する場合は、
−旦鉱物粉砕品をコーティングしそれが未乾燥の間に着
色剤溶液やエマルジョンを噴霧或いは散布するとよい、
この場合、鉱物粉砕品として炭カルやタルク等白色のも
のが好ましい。
着色コーティングの最も好ましい方法は、鉱物粉砕品と
着色剤の混合粉砕品と混和水を供給しながら行なう方法
である。かくすると色が均一になるし着色剤の量も少な
くてすむ(通常対鉱物粉砕品0.1〜1%特に0.5%
前後)、或いは、鉱物粉砕品と着色剤溶液或いはエマル
ジョンを供給しながら行ってもよい。
鉱物としては、天然や合成ゼオライト、炭カル。
タルク、パーライト、ベントナイト、セビオライト酸化
チタンその他白色乃至淡色のものが用いられる。ただ、
ゼオライトの場合脱色作用があるので着色剤が変褪色す
る可能性があり、吸着性能との兼ね合いで使用割合を勘
案するとよい。
着色剤としては、顔料、染料9食品添加用色素等の単体
や、塗料、絵具(好ましくは水性)等の配合品などが用
いられる。尚、炭酸カルシウムやクルク、酸化チタン等
はそれ自身が白の着色剤としても作用する。また、着色
コーティング層(3)の安定化や着色剤の付着を良くす
るために、バインダーや固結剤或いは展着剤を用いる。
これには、無機系のシリカゾル、ポリリン酸ソーダ、珪
酸ソーダ、有機系のCMC,澱粉質、各種の樹脂系バイ
ンダーがある。これらの割合は、対鉱物粉砕品1〜20
%程度である。塗料には、元々展着剤や隠蔽剤が配合さ
れているのでそれを利用してもよい。
尚、以上各場合とも水分は10〜30%程度で、コーテ
イング後着色剤の種類に応じて80℃以下或いは100
〜200℃程度の温度で数分間乾燥する0着色コーティ
ング層(3)の厚みは、薄過ぎると色ムラになるし厚過
ぎると吸着能特に吸着スピードが低下する。核体の形状
にもよるが0.1〜1mm程度で、通常は0.5m−も
有れば十分である。
かくして、第1図〜第3図の脱臭剤(6)が得られる。
(用法) 本発明の脱臭剤(6)は、その特性に鑑み外部から見え
る状態で使用することが望ましい0例えば、種々な色の
ものを好みに合わして第4図の如く広口グラス(7)に
入れたり、第5図の如く表面を透明なプラスチックフィ
ルム裏面を和紙や不織布で構成した袋(8)に収納した
り、第6図のように脱臭剤(6)よりは小さい隙間のあ
る容器(9)好ましくは透明なものに収納して用いると
よい。この場合、容器(9)中にファンを組み込んで空
気の強制循環をさせると税臭効果は格段に大きくなろう
第7図はその一例で、体型の容器(10)内にモーター
駆動のファン(11)と造花(12)を組み込み、脱臭
剤(6)・・・と少量の芳香剤(I3)・・・をセット
したものである。芳香剤(13)は、例えばプラスチッ
ク或いは鉱物粉砕品を原料とする球状のものに香料を含
浸させたものが用いられる。芳香剤を着色しておくとな
お良い。
芳香剤と組み合わす代わりに、脱臭剤自体に好みに合わ
して香水やオーデコロン等を振り掛けて芳香剤兼用とし
て使用することもできる。
〔実施例〕
次に、本発明の好適な実施例を説明する。
実施例 1 天然産ゼオライト系鉱物(福島県飯坂産:cEC17B
、水分lO%)を乾燥・選鉱した後破砕し、全量をハン
マーミルにより粉砕し、これを篩分けして100〜30
0メツシユのものを得た。
この100部にシリカゾル5部及び混和水35部を加え
、混線機により5〜IO分間十分混練する。
次いで、押し出し式造粒機により直径3IIlll長さ
9mm程度の顆粒状とし更に球形機(回転板式)にかけ
、6III11径程度の球状とした。1m分程度放置し
た後、トンネル状乾燥炉内を通して物体温度が500℃
を越えないように数〜十数分ごとに50〜100℃ずつ
昇温しく約30〜50分間)て焼成発泡させ、薄ベージ
ュ色の核体を得た。
この核体と、活性白土と白色の天然産ゼオライト系鉱物
(島根県仁摩産:CEC140)の粉砕品を等量混合し
たちの93部、食添用顔料(緑:キリャ化学■製)0.
5部及びCMC6,5部を加えて100〜300メツシ
ユに粉砕混合したものを球形機に入れ、水(体粉末15
%程度)を噴霧しながら0.31厚程度にコーティング
する。
次いで、80℃程度の物体温度で十数乾燥し、緑色に着
色した脱臭剤を得た。
実施例 2 水酸化第二鉄粉末(Fe (OH)2含量54%、30
0メツシユ、水分2%のもの)25部と消石灰粉末(純
度72%以上、300メツシユ、水分2%のもの)5部
をリボンミキサーに投入して攪拌し、ついで水を3.5
部加えて更に良く攪拌混合パサパサの塊とする。この塊
を高速粉砕機に投入し粉砕・混合して5〜10μ程度の
微粒子混合物にする。次に実施例1と同じ飯坂産ゼオラ
イト粉砕品65部とシリカゾル5部及び水6.5部を同
様リボンミキサーと高速粉砕機で処理して微粒子混合物
とする。
この両者をリボンミキサーで更に十分均一になるまで攪
拌混合し、含水率が15%になるまで水を噴霧しつつ混
和した後密閉容器に移し60分間放置して十分膨潤させ
る。その後火に水を噴霧して含水率27%にし混練する
。この混練したものを実施例1と同様にして直径6Il
1m程度の球状に成型する。得られた粒状体を乾燥機に
入れ、100℃から50℃刻みで15分毎に昇温し、3
50℃になった時点で乾燥を止める。かくして、褐色の
核体を得た。
この核体に、実施例1と同様にして炭酸カルシウム粉末
(300メツシユアンダー)と水を加えて0.6mn+
厚にコーティングし、150℃程度の物体温度で3分間
乾燥して白色に着色した脱臭剤を得た。
実施例 3 実施例2の炭酸カルシウムコーティングが未乾燥の間に
、青色染料(カチロン・ブルー5−GLH:保土谷化学
@1i!りの3%水溶液を噴霧しく染料濃度対コーティ
ング層0.4%)、150℃で5分間乾燥して薄いブル
ーに着色した脱臭剤を得た。
実施例 4 実施例2の核体を乾燥する前に飯坂産ゼオライト粉砕品
と水(対粉砕品20%)を用いて厚さ約11の保護層を
コーティングした後同様に乾燥して核体を得、次いで仁
摩産ゼオライト粉砕品にベンガラを1%加えて混合粉砕
したものを水を噴霧しながら0.7mm厚程度にコーテ
ィングし、200℃で5分間乾燥して赤色に着色した脱
臭剤を得た。
比較例 活性炭(冷蔵庫用椰子殻活性炭、成田薬品■製)。
測定 1 (アンモニアガス破過時間)実施例1の吸着
剤及びその他の物質についてアンモニアガス吸着試験(
破過時間)を行ったところ、第一1表の如き結果が得ら
れた。
試験方法は、内径301.長さ20cn+の円筒状ガラ
ス管内に各試料を一定密度で50sv+の長さく略28
g)ニ充填し、C0=3%のアンモニアガスを含む窒素
ガスをおくり込む。ガス流量は100cc/分と一定に
し、試料を通ったガスは吸収液(水)内に導いて、漏出
ガスの三法コックにより10分管ごとに表−1 切り換えて1分間だけ吸収させ、N15〇−塩酸溶液で
pHメーターを見ながら滴定してアンモニア濃度Cを求
めた。得られたCの値からC/C,を計算し、時間との
関係即ち破過曲線を求めた。このは破過曲線から、試料
のアンモニアガス吸着能力を表わす基準として破過時間
、即ちC/Co=0.1の場合を破過点とし、その時間
を読み取った。
表−2 尚表−1中、ゼオライト粉末は何れも鉱石をそのまま1
00〜250メツシユに粉砕したもので、1は島根県仁
摩産、2は福島県飯坂産のものである。
この表より、本発明品は何れもアンモニアガス吸着能力
(容量)が大きいことが判る。
測定 2(ガス吸着試験) 上記各実施例1〜4及び比較例の吸着剤について、吸着
能力を測定した結果を表−2に示す。尚、表−2の内「
原濃度」とは、21のプラスチック容器に1gの吸着剤
と一定量のアンモニアガス並びに硫化水素を夫々注入し
た時点に測定した濃度(単位はppm )である。また
「処理濃度」とは、上記の時点から30分又は60分経
過した後の容器内のガス濃度である。濃度測定はガス検
知管(北沢産業■製)で行った。
〔効果〕 以上詳述したように、本発明の脱臭剤は天然産ゼオライ
ト系鉱物の粉砕品を主体とする造粒品に鉱物粉砕品と着
色剤からなる着色コーティング層を施したものである。
従って、機能面では特に家庭で問題となるアンモニアや
硫化水素に対し優れた吸着能を示すとともに、様々な色
に着色された球状1粒状のもの故それ自体美感を備えて
いる高目で見て楽しめ、従来の脱臭剤使用法の概念をか
える実用上の大きな効果を有するものである。また、芳
香剤特に同様に成型し着色したものと組み合わして匂う
インチリヤとして用いられる等脱臭剤の用途を拡げるも
のである。
しかも材料は安価で入手しやすいものを用い、製法も粉
砕・造粒・乾燥と言う簡単な操作でよく安価大量に得ら
れる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は夫々異なる構造の脱臭剤を
示す模式的断面図、第4図、第5図、第6図及び第7図
は本発明脱臭剤を夫々異なる容器に収納した状態の斜視
図である。 1・2・5・・・・・・核体 3・・・・・・着色コーティング層 4・・・・・・保護層 6・・・・・・脱臭剤 7・・・・・・広口グラス 8・・・・・・袋 9・10・・・・・・容器 11・・・・・・ファン 12・・・・・・造花 13・・・・・・芳香剤

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、天然産ゼオライトを主体とする吸着能のある核体の
    表面に、鉱物粉砕品と着色剤よりなる着色コーティング
    層を設けたことを特徴とする脱臭剤。 2、核体は、天然産ゼオライト系鉱物粉砕品を用いるも
    のである特許請求の範囲第1項記載の脱臭剤。 3、核体は、天然産ゼオライト系鉱物粉砕品と水酸化第
    二鉄を用いるものである特許請求の範囲第1項記載の脱
    臭剤。 4、核体は、天然産ゼオライト系鉱物粉砕品と水酸化第
    二鉄及びアルカリを用いるものである特許請求の範囲第
    1項記載の脱臭剤。 5、天然産ゼオライト系鉱物粉砕品単体或いは天然産ゼ
    オライト系鉱物粉砕品に水酸化第二鉄更にはアルカリを
    混合したものに混和水を加えて粒状、球状等に成型後乾
    燥・焼成して核体を形成し、該核体の表面に鉱物粉砕品
    と着色剤をコーティングし、次いで着色剤が変色しない
    範囲の温度で乾燥することを特徴とする脱臭剤の製造方
    法。 6、コーティングは、鉱物粉砕品と着色剤の混合粉砕品
    と水を供給しながら行なうものである特許請求の範囲第
    5項記載の脱臭剤の製造方法。 7、コーティングは、鉱物粉砕品と着色剤溶液或いはエ
    マルジョンを供給しながら行なうものである特許請求の
    範囲第5項記載の脱臭剤の製造方法。 8、コーティングは、鉱物粉砕品のコーティングに続い
    て、着色剤溶液或いはエマルジョンを噴霧或いは散布す
    ることにより行なうものである特許請求の範囲第5項記
    載の脱臭剤の製造方法。
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