JPS6379219A - 記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【産業上の利用分野Ｘ 本発明はテープ状記録媒体を用いて記録および／または
再生を行なうようにした記録再生装置に係り、特にテー
プ状記録媒体をヘッドドラムの外周面に円周方向に巻付
けるとともに、回転ヘッドを備えるヘッドドラムを軸線
方向に移動させることによって、テープ状記録媒体の表
面に互いに平行であってかつテープ状記録媒体の長さ方
向とほぼ一致する方向に延びる複数本のトラックを形成
するようにした記録再生装置に関する。 Ｋ発明の概要１ 本発明は、回転ヘッドドラムにテープ状記録媒体を平行
に巻付け、ドラムの軸線方向あるいはテープの幅方向に
ドラムを送りながら記録および／または再生を行なうよ
うにした磁気記録再生装置において、ヘッドドラムを支
持手段を介して軸線方向に移動可能に案内するとともに
、支持手段を送りねじと係合させ、この送りねじによっ
て支持手段を介してヘッドドラムを軸線方向に送るよう
にしたものである。 【従来の技術１ 従来の回転ヘッドを用いた磁気記録再生装置においては
、磁気テープをドラムに斜めに巻付けるようにしたヘリ
カルスキャン方式のものが広く普及している。この方式
は磁気テープをドラムに斜めに巻付けるために、テープ
走行系の機構が複雑になり、調整が難かしいという欠点
がある。またヘリカルスキャン方式では、キャプスタン
とピンチローラとによって磁気テープをその長さ方向に
送ることによって、トラックピッチ送りを行なっている
。しかしこの方式では、テープテンションの変動や、キ
ャプスタンとピンチローラとの間のスリップ等の要因に
よって、得られるピッチ送りの精度には限界があり、現
状よりもさらにトラックが狭くなった場合には、必ずし
も十分な精度を得ることができるとは限らない。 Ｋ発明が解決しようとする問題点】 デジタルＶＴＲのコンパクトな形態での実用化のために
は、より高密度な記録が必要となる。このような高密度
記録に対応する１つの方策は、トラックのピッチを小さ
くすることである。この場合には狭くなったトラックの
互換性を保証するためのトラックの直線性の要求精度が
厳しくなるとともに、ピッチ送りの高精度化が必要にな
ってくる。従って従来のキャプスタンとピンチローラと
によるテープ送りでは実現の難しい高密度なピッチ送り
を実現するために、例えば特開昭５２−２６８０７号公
報等によって開示されるように、回転ヘッドをヘッドド
ラムとともにその軸線方向に送りながら記録および／ま
たは再生を行なうパラレルスキャン方式が提案されてい
る。このような゛パラレルスキャン方式においては、確
実かつ高精度に回転ヘッドを軸線方向に移動させる機構
を必要とする。 本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、ヘッドドラムを軸線方向に確実に移動して往復運動
させることができるようにしだ記録再生装置を提供する
ことを目的とするものである。 に問題点を解決するための手段】 本発明は、テープ状記録媒体をヘッドドラムの外周面に
円周方向に巻付けるとともに、回転ヘッドを備える前記
ヘッドドラムを軸線方向に移動させることによって、前
記テープ状記録媒体の表面に互いに平行であってかつ該
テープ状記録媒体の長さ方向とほぼ一致する方向に延び
る複数本のトラックを形成するようにした装置において
、前記ヘッドドラムを支持手段を介して軸線方向に移動
可能に案内するとともに、前記支持手段を送りねじと係
合させ、この送りねじによって前記支持手段を介して前
記ヘッドドラムを軸線方向に移動させるようにしたもの
である。 １作用】 従って本発明によれば、モータを用いて送りねじをダイ
レクトドライブすることによって、送りねじを介してヘ
ッドドラムを軸線方向に移動させることが可能になり、
制御性にすぐれたヘッドドラムの移動機構を有する記録
再生装置を提供することが可能になる。

【実施例】

第１図〜第４図によって第１の実施例を説明すると、本
実施例に係るＶＴＲはヘッドドラム１０を備えている。 ヘッドドラム１０の外周面上には小さな開口１１が形成
されるとともに、この開口１１に臨むように磁気ヘッド
１２が設けられており、ヘッドドラム１０によって支持
されるようになっている。そしてヘッドドラム１０の下
側には固定ドラム１３が配されており、固定ドラム１３
内にモータ１４が内蔵されている。モしてモータ１４の
出力軸１５に上記ヘッドドラム１０が固着されており、
モータ１４によってドラム１０が回転駆動されるように
なっている。 モータ１４の構造について説明すると、第１図に示すよ
うにステータヨークを兼用する固定ドラム１３にはステ
ータコイル１６が固着されており、このステータコイル
１６に対向するように、ロータヨーク１７にマグネット
１８が取付けられている。そしてロータヨーク１７が上
記回転軸１５に固着されるようになっている。ま、たヘ
ッドドラム１０と固定ドラム１３との間にはロータリト
ランス１９が設けられており、そのステータ２０が固定
ドラム１３に支持されるとともに、ロータ２１がヘッド
ドラム１０に支持されるようになっている。 つぎにヘッドドラム１０を軸線方向に移動するだの機構
について説明すると、固定ドラム１３はガイドブロック
２２に固着されるとともに、ガイドブロック２２には第
４図に示されるように、上下方向に延びる貫通孔２３が
形成されており、この貫通孔２３にガイドロッド２４が
嵌合されている。そしてガイドロッド２４によってスラ
イドベアリング２５を介してガイドブロック２２が移動
可能に支持されるようになっている。またガイドブロッ
ク２２には雌ねじ孔２６が形成されており、この雌ねじ
孔２６と係合するように送りねじ２７が配されている。 送りねじ２７はモータ２８に直結されており、このモー
タ２８によって回転されるようになっている。またモー
タ２８とガイドブロック２２との間には圧縮コイルば勾
２９が配されており、バックラッシュを除去するように
なっている。 以上のような構成において、カセットケーシング３６内
に巻装されている磁気テープ３５は、左右一対ずつのテ
ープガイド３１．３２によって第５図および第６図に示
すようにケーシング３６から引出されるとともに、ヘッ
ドドラム１０の外周面に円周方向に１８０°以上巻付け
られるようになる。なおこのときの磁気チー７３５の弛
みはテンションレギュレータ３３によって除去されるよ
うになっている。磁気テープ３５はピンチローラ３８に
よってキャプスタン３７に圧着され、これによって第５
図において矢印で示すように走行しながらヘッドドラム
１０に支持されている磁気ヘッド１２と対接されるよう
になる。 磁気ヘッド１２へは、磁気テープ３５と摺接する１８ｏ
０の区間のうちの半分の９０°の間記録電流を流すよう
にしている。同時に送り用モータ２８によって送りねじ
２７を駆動し、ガイドブロック２２および固定ドラム１
３を介してヘッドドラム１０を軸線方向に移動させるよ
うにしている。 モしてモータ２８によるドラム１０の軸線方向の移動と
磁気ヘッド１２への通電の同期をとるようにしており、
磁気ヘッド１２に通電されるタイミングを、ドラム１０
の上下動に従ってずらしていくようにしており、これに
よって第７図に示すように上下方向にまっすぐに配列さ
れるようにトラック４０を形成するようにしている。こ
のようなトラック４０の形成において、ドラム１０を下
から上に移動させながらトラック４０を形成して上端ま
できたならば、モータ２８を反転させ、今度は上から下
へ記録を行なう。そして下端までくると再びモータ２８
を反転させ、上記の動作を繰返すようにしている。 なおこのＶＴＲにおいて、送りねじ２７は滑りねじまた
はボールねじから構成されるとともに、バックラッシュ
を圧縮コイルばね２９で除去するようにして、精度の高
いドラム送りを達成している。またモータ２８にはロー
タリエンコーダ等の位置および速度センサを内蔵し、回
転の高精度な制御を行なうようにしている。さらにガイ
ドブロック２２を移動可能に案内するガイドロッド２４
は固体潤滑軸受けまたは漬り玉軸受けのようなスライド
ベアリング２５によって円滑に案内されるようになって
おり、これによってヘッドドラム１０の軸線方向の送り
をより高精度に行なうようにしている。 この実施例のＶＴＲによれば、ヘッドドラム１０に磁気
テープ３５を平行に巻付けるようにしており、カセット
ケーシング３６から出てきた磁気テープ３５を所定め経
路を通して再びケーシング３６に戻すまで、磁気テープ
３５の高さを一定に保って走行するテープ走行系を構成
することが可能になる。これによってヘリカルスキャン
方式の宿命であったガイド類を傾けてテープの高さを変
化させる複雑なテープ走行系が簡略化でき、構成部品の
削減による材料コストの低減およびテープ走行系の調整
の簡略化による製造コストの低減が可能になる。またト
ラックパターン４０のピッチ送りを磁気テープ３５の幅
方向にドラム１０を動かすことによって実現することに
より、テープテンションの変動による磁気テープ３５の
伸縮やキャプスタンとピンチローラとの間のスリップ等
の要因を取除くことができ、ピッチ送りの高精度化が期
待できるようになる。 またこの実施例のＶＴＲによれば、ヘッド１０の軸線方
向の移動をモータ２８および送りねじ２７を用いて行な
うようにしており、特にモータ２８によって送りねじ２
７をダイレクトドライブするようにしているために、送
りねじ２７の回転の制御性が良好になる利点をもたらす
。また送りねじ２７は第３図に示すように、２本のリニ
アガイド２４を結んだ線の中心に位置するようにしてい
るために、駆動によるモーメントの発生がないという特
徴を有することになる。 つぎに上記実施例の変形例を説明する。なお以降の変形
例および実施例において、上記第１の実施例と対応する
部分には同一の符号を付すとともに、同一の構成の部分
についてはその説明を省略する。 第８図〜第１０図は上記実施例の変形例を示しており、
固定ドラム１３を介してヘッドドラム１０を支持するガ
イドブロック２２の一端をリニアガイド２４によって移
動可能に支持するとともに、他端を送りねじ２７と係合
させるようにしている。 すなわち送りねじ２７を一方の案内手段と兼用するよう
にしている。またガイドブロック２２の後、方への突出
量を小さくするようにしており、これによって装置の小
型化を図っている。このような変形例によれば、リニア
ガイド２４を１本しか必要としなくなるとともに、後方
のスペースがあまりいらないという利点をもたらすこと
になる。 つぎに第１１図〜第１３図によって第２の実施例を説明
する。この第２の実施例は、ヘッドドラム１０の中心部
を貫通するようにガイドスリーブ４５を備えており、し
かもガイドスリーブ４５にボールベアリング４６を介し
てヘッドドラム１０が回転可能に支持されている。これ
に対してガイドスリーブ４５の上下には直接固定ドラム
４７．４８が固着されるようになっている。そしてヘッ
ドドラム１０と下側の固定ドラム４８との間にはモータ
１４が設けられており、そのステータコイル１６が固定
ドラム４８に、またマグネット１８がヘッドドラム１０
にそれぞれ取付けられている。 一方ヘッドドラム１０と上側の固定ドラム４７との間に
はロータリトランス１９が設けられており、そのステー
タ２０およびロータ２１は固定ドラム４７およびヘッド
ドラム１０にそれぞれ固着されるようになっている。 ガイドスリーブ４５の中心部には貫通孔が形成されると
ともに、この貫通孔を貫通するようにガイドロッド２４
が挿通されており、スライドベアリング２５によって活
動可能に嵌合されている。 そして上下のドラム４７．４８に固着されたガイドブロ
ック２２に形成された雌ねじ孔２６に送りねじ２７が係
合されている。この送りねじ２７はモータ２８に直結さ
れている。 従ってこのような構成によれば、ヘッドドラム１０はそ
の中心部に配されたガイドスリーブ４５を介して、ガイ
ドロッド２４によって軸線方向に移動可能に案内される
ことになる。従ってモータ２８を正転または逆転するこ
とによって、送りねじ２７が同じ方向に回転されるよう
になる。従って送りねじ２７と係合するガイドブロック
２２が上下方向に移動するようになり、これによってヘ
ッドドラム１０の回りに磁気テープを巻付けると、上記
第１の実施例と同様のパラレルスキャン方式の記録再生
を行なうことが可能になる。 そしてこのような構成によれば、単一のガイド２４のみ
によって軸線方向の案内を達成することができるととも
に、送りねじ２７がモータ２８に直結されているために
、制御性が良好になる。また送りモータ２８をドラム１
０と並置しているために、高さ方向のスペースファクタ
が良好になる。 なお回転ドラム１０の回転を制御するために、周波数発
電機あるいはパルスジェネレータをドラム１０の内部に
内蔵するようにしてもよい。 つぎに第３の実施例を第１４図〜第１７図によって説明
する。この実施例は、上記第２の実施例における送りね
じ２７とガイドロッド２４の関係を逆にしたものであっ
て、ヘッドドラム１０の中心部を貫通するように送りね
じ２７を配するようにしている。すなわちヘッドドラム
１ｏをベアリング４６によって回転可能に支持するガイ
ドスリーブ４５の中心部に雌ねじ孔２６を形成するとと
もに、この雌ねじ孔２６にモータ２８に直結された送り
ねじ２７を係合させるようにしている。これに対して上
下のドラム４７．４８はその左右の突部において、スラ
イドベアリング２５によってガイドロッド２４で移動可
能に案内されるようになっている。そしてガイドロッド
２４の長さ方向の中間部分が小径部に構成されており、
この小径部がテープガイド３１を形成している。 このような構成によれば、送りねじ２７によってドラム
１ｏの中心部を駆動して軸線方向に移動することが可能
になるために、ガタや隙間によるヘッド１２の高さ方向
の精度の悪化等を少なくすることが可能になる。またガ
イド２４をテープガイド３１と兼用することが可能にな
り、これによって部品点数を削減できるようになる。ま
たドラム１０の後方に余分なスペースを必要とせず、ス
ペースファクタが良好になる。さらに送りねじ２７がモ
ータ２８に直結されているために、制御性に優れたもの
となる。

【発明の効果】

以上のように本発明は、ヘッドドラムを支持手段を介し
て軸線方向に移動可能に案内するとともに、支持手段を
送りねじと係合させ、この送りねじによって支持手段を
介してヘッドドラムを軸線方向に移動させるようにした
ものである。従ってこのような構成によれば、ヘッドド
ラムを軸線方向に確実に移動させることが可能になり、
これによってパラレルスキャン方式の記録再生装置を提
供することが可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の実施例のヘッドドラムの部分の縦断面図
、第２図は同外観斜視図、第３図は同平面図、第４図は
ガイドブロックの案内機構を示す縦断面図、第５図は磁
気テープの架装状態を示す全体の平面図、第６図は同正
面図、第７図はトラックパターンを示す磁気テープの平
面図、第８図は変形例の移動機構の外観斜視図、第９図
は同平面図、第１０図は同背面図、第１１図は第２の実
施例のヘッドドラムの外観斜視図、第１２図は同平面図
、第１３図は同縦断面図、第１４図は第３の実施例のヘ
ッドドラムの外観斜視図、第１５図は同平面図、第１６
図は同正面図、第１７図は同縦断面図である。 なお図面に用いた符号において、 １０・・・ヘッドドラム １２・・・磁気ヘッド ２２・・・ガイドブロック ２４・・・ガイドロッド ２５・・・スライドベアリング ２６・・・雌ねじ孔 ２７・・・送りねじ ２８・・・送り用モータ ３５・・・磁気テープ ４０・・・トラック である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープ状記録媒体をヘッドドラムの外周面に円周方向に
   巻付けるとともに、回転ヘッドを備える前記ヘッドドラ
   ムを軸線方向に移動させることによって、前記テープ状
   記録媒体の表面に互いに平行であってかつ該テープ状記
   録媒体の長さ方向とほぼ一致する方向に延びる複数本の
   トラックを形成するようにした装置において、前記ヘッ
   ドドラムを支持手段を介して軸線方向に移動可能に案内
   するとともに、前記支持手段を送りねじと係合させ、こ
   の送りねじによって前記支持手段を介して前記ヘッドド
   ラムを軸線方向に移動させるようにしたことを特徴とす
   る記録再生装置。