JPS637878Y2 - - Google Patents

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JPS637878Y2
JPS637878Y2 JP10204182U JP10204182U JPS637878Y2 JP S637878 Y2 JPS637878 Y2 JP S637878Y2 JP 10204182 U JP10204182 U JP 10204182U JP 10204182 U JP10204182 U JP 10204182U JP S637878 Y2 JPS637878 Y2 JP S637878Y2
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JP
Japan
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terminal
terminal box
thermocouple
connector
connection structure
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JP10204182U
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JPS596739U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、熱電対の接続構造に関する。特に高
温炉の温度を測定するに適する熱電対の接続構造
に関する。
〔従来技術の説明〕
従来、第1図に示すように、焼却炉や熔鉱炉等
の高温炉1の炉内の温度を測定する熱電対2の保
護管3は、高温にさらされ1〜2箇月で焼損して
しまうため、定期的に新しい保護管と取り替える
必要があつた。
従来のこの種の熱電対2は、遠方に設けられた
図外の記録計と補償導線4を介して接続されてい
るため、保護管3の取り替え作業は、保護管3の
基端に取付けられた端子箱5内の端子ネジ6を弛
めて、補償導線4を外して端子箱5と一緒に取り
替えていた。
しかし、この端子箱5は高温炉1の外壁近傍に
設けられるため、保護管3の取り替え作業を高温
炉の稼動中に行うときには、80〜100℃の高熱の
悪い作業環境下で行わなければならなかつた。
したがつて、従来の接続構造で保護管を取り替
える場合には、端子箱の内部の端子ネジを弛め、
古い熱電対を外した後で、新しい熱電対を高温炉
に挿入して再び補償導線を端子ネジに締付けてい
たため、保護管の取り替えに比較的長い時間がか
かり、取り替え作業者からは、保護管を短時間で
取り替えられる熱電対の接続構造が要望されてい
た。
現在、プラグおよびジヤツクとも接続部は補償
導線と同一の材質の補償導線用中継コネクタが市
販されているが、この中継コネクタはプラグとジ
ヤツクとの接触抵抗が不安定であるため、正確な
温度測定をすることができないことがあつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上記問題点を解決するもので、 (a) 保護管の焼損時にドライバ等の工具を用いる
ことなく、ワンタツチで短時間に新しい保護管
と取り替えることができ、 (b) 温度の測定誤差が極めて微少で、正確な温度
測定をすることができ、 (c) 既設の熱電対にも簡単に取付けられる 熱電対の接続構造を提供することを目的とす
る。
〔考案の要旨〕
本考案は、測温接点となる熱電対素線を収容す
る保護管と、この保護管の基端に絶縁材を介して
取付けられ上記素線が接続された第一の端子と、
この第一の端子を収容し上記基端に取付けられた
第一の端子箱と、一端が上記第一の端子に接続さ
れ他端が遠方に配置された基準接点に接続される
補償導線とを備えた熱電対の接続構造において、
上記補償導線に介装された第二の端子と、この第
二の端子を収容する第二の端子箱と、一方が上記
第一の端子箱に取付けられ他方が上記第二の端子
箱に取付けられその電気接点部分に上記補償導線
が接続された着脱自在のコネクタとを備え、上記
コネクタの電気接点部分は金または銀メツキされ
た銅合金により構成されたことを特徴とする。
なお上記電気接点部分の一方がおすコンタクト
であり、他方がめすコンタクトであり、コネクタ
にはローレツトを備えることが好ましい。
また上記電気接点部分と上記補償導線とが半田
付けにより接続されることが好ましい。
本明細書で「補償導線」とは、熱電対の端子の
温度変化によつて起る誤差を補償するため、端子
と基準接点との間に接続し、その温度差に相当す
る熱起電力を発生させるようにした導線をいう。
〔実施例による説明〕
以下実施例図面に基づいて説明する。
第2図は本考案一実施例熱電対の接続構造図、
第3図はその接続を外したときの要部拡大断面図
である。第2図および第3図において、保護管3
の基端には端子箱5の一方の開口部が螺着され
る。この保護管3の中には、一対の熱電対素線7
が絶縁碍子8に被包されて収容されている。この
熱電対素線7の基端は、端子箱5内に固着された
セラミツク板10を貫通して、それぞれ金メツキ
された銅合金からなる一対の端子11にネジ止め
されている。この一対の端子11には、端子ネジ
6により一対の補償導線4aの一端が接続され
る。(第3図の熱電対素線7、端子11、および
端子ネジ6は、それぞれ一対のうちの1つを示
す。)12は端子箱5のキヤツプであつて、上記
熱電対素線7を端子箱5に接続するために開閉自
在に構成される。
この端子箱5の他方の開口部にはコネクタ13
のプラグ14がグランドパツキン15を介して螺
着される。このプラグ14の内部には、おすコン
タクト14aが設けられ、このおすコンタクト1
4aの基端は前記補償導線4aの他端と半田付け
により接続される。このおすコンタクト14aに
は、コネクタ13のレセプタクル16の内部に設
けられためすコンタクト16aが嵌合する。プラ
グ14およびレセプタクル16は、レセプタクル
16の外側のローレツト17により一体に結合さ
れる。おすコンタクト14aおよびめすコンタク
ト16aは、ともに金メツキされた銅合金により
構成され、その嵌合状態の長さは1〜2cmであ
る。
このめすコンタクト16aの基端には、一対の
補償導線4bの一端が半田付けにより接続され
る。前記レセプタクル16の基端は、前記端子箱
5と同一形状の別の端子箱19の一方の開口部に
おすアダプタ20を介して螺着される。また前記
補償導線4bの他端は、この端子箱19の一方の
開口部を通つて、端子箱19内に固着されたセラ
ミツク板21を貫通して、それぞれ金メツキされ
た銅合金からなる端子22に半田付けにより接続
される。
この端子22には、端子ネジ23により一対の
補償導線4cの一端が接続される。この補償導線
4cは、第2図に示すように端子箱19の他方の
開口部に螺着されたグランド24を通り、この補
償導線4cの他端は端子箱19から数10m離れて
配置される図外の記録計に接続される。
このような構成で、保護管3を新しい保護管と
取り替える方法について説明する。まず、予め高
温炉1とは別の場所で新しい保護管を第3図に示
すように、プラグ14の螺着された端子箱5に取
付けておく。次いで、取り替えを要する保護管の
設置場所に行き、コネクタ13のローレツト17
を弛めて外し、レセプタクル16をプラグ14か
ら引き抜き、端子箱5と端子箱19とを分離す
る。
次に、焼損した保護管3を高温炉1から引き抜
いた後、新しい保護管を高温炉1に挿入し、前記
と反対の手順で新しい端子箱5と従前の端子箱1
9とをコネクタ13により結合して取り替え作業
は完了する。
このように接続された熱電対について、その熱
電対素線にK型(CA)を用いたときの温度測定
誤差を調べたところ、基準温度0〜900℃に対し
て測定誤差±0℃、同じく900〜1200℃に対して
±0.5以下であつた。また他のB、R、S型等の
型式の熱電対素線についても同様の結果が得られ
た。
なお上記例では、一対式の熱電対について述べ
たが、調節機能の付いた二対式またはそれ以上の
多対式の熱電対に場合にも、端子数、コンタクト
数、および補償導線数をそれぞれ増加することに
より同様に実施することができる。
またプラグ14およびレセプタクル16にそれ
ぞれキーガイドを設けることにより、端子の接続
を誤ることがなくなる。
また補償導線とコンタクト等を半田付けにより
接続する例を示したが、他の接続手段でもよい。
またプラグ14を端子箱5に取付け、レセプタ
クル16を端子箱19に取付ける例を示したが、
その反対に取付けてもよい。
また端子およびコンタクトのメツキは、金メツ
キに限らず、銀メツキでもよい。
さらにおすアダプタ20を用いる代りに、レセ
プタクル16の基端を雄ねじにして、レセプタク
ル16を端子箱19に螺着してもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、保護管の
基端に取付けられた端子箱と、この端子箱に接続
される補償導線との間に、着脱自在なコネクタお
よび第二の端子箱を介装させることにより、 (a) 保護管の焼損時にドライバ等の工具を用いる
ことなく、ワンタツチで短時間に新しい保護管
と取り替えることができ、 またこのコネクタの電気接点を金または銀メ
ツキされた銅合金により構成することにより、 (b) 温度の測定誤差が極めて微少で、正確な温度
測定をすることができ、 さらにコネクタを既設の端子箱の他方の開口
部に螺合するように構成することにより、 (c) 既設の熱電対の接続構造を直ちに本考案の接
続構造にすることができる 優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例熱電対の接続構造図。第2図は
本考案一実施例熱電対の接続構造図。第3図はそ
の接続を外したときの要部拡大断面図。 1……高温炉、2……熱電対、3……保護管、
4……補償導線、5,19……端子箱、6,23
……端子ネジ、7……熱電対素線、8……絶縁碍
子、10,21……セラミツク板、11,22…
…端子、12……キヤツプ、13……コネクタ、
14……プラグ、14a……おすコンタクト、1
5……グランドパツキン、16……レセプタク
ル、16a……めすコンタクト、17……ローレ
ツト、20……おすアダプタ、24……グラン
ド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 測温接点となる熱電対素線7を収容する保護
    管3と、 この保護管の基端に絶縁材を介して取付けら
    れ上記素線が接続された第一の端子11と、 この第一の端子を収容し上記基端に取付けら
    れた第一の端子箱5と、 一端が上記第一の端子に接続され 他端が遠方に配置された基準接点に接続され
    る補償導線4と を備えた熱電対の接続構造において、 上記補償導線に介装された第二の端子22
    と、 この第二の端子を収容する第二の端子箱19
    と、 一方が上記第一の端子箱に取付けられ 他方が上記第二の端子箱に取付けられ その電気接点部分に上記補償導線が接続され
    た着脱自在のコネクタ13と を備え、 上記コネクタの電気接点部分は金または銀メ
    ツキされた銅合金により構成された ことを特徴とする熱電対の接続構造。 (2) 電気接点部分の一方がおすコンタクト14a
    であり、他方がめすコンタクト16aであり、
    コネクタにはローレツト17を備えた実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の熱電対の接続構
    造。 (3) 電気接点部分と補償導線とが半田付けにより
    接続された実用新案登録請求の範囲第(1)項また
    は第(2)項記載の熱電対の接続構造。
JP10204182U 1982-07-05 1982-07-05 熱電対の接続構造 Granted JPS596739U (ja)

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JP10204182U JPS596739U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 熱電対の接続構造

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JP10204182U JPS596739U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 熱電対の接続構造

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Publication Number Publication Date
JPS596739U JPS596739U (ja) 1984-01-17
JPS637878Y2 true JPS637878Y2 (ja) 1988-03-08

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ID=30240704

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JP10204182U Granted JPS596739U (ja) 1982-07-05 1982-07-05 熱電対の接続構造

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