JPS5852501Y2 - 温度測定装置 - Google Patents

温度測定装置

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JPS5852501Y2
JPS5852501Y2 JP1976118092U JP11809276U JPS5852501Y2 JP S5852501 Y2 JPS5852501 Y2 JP S5852501Y2 JP 1976118092 U JP1976118092 U JP 1976118092U JP 11809276 U JP11809276 U JP 11809276U JP S5852501 Y2 JPS5852501 Y2 JP S5852501Y2
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JP
Japan
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temperature
tank
thermocouple
thermocouple wire
terminal
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JP1976118092U
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JPS5335574U (ja
Inventor
康夫 藤原
哲郎 博多
宣房 福山
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえば電気機器等のタンクの如く内外温度
差の大きい壁面を貫通して熱電対線を引出す装置゛の改
良に関するものである。
一般に電気的信号を導線によってタンク外に引出す際は
たとえば第1図に示すような装置が用いられている。
第1図に訃いて1はタンク壁訃よび引出し部フランジ、
2はタンク内の測定リード線、3はタンク外に引出され
たリード線、4は黄銅等の材質よりなる植込みボルト(
スタッド)、5はリート導線を締め付は保持するナツト
座金類、6はスタッドを保持し、かつ液密乃至は気密で
あることを要するタンク壁の一部を構成する非導電性ポ
ート、7はこの貫通装置のケース、8はパツキン、9は
取付ボルトナツトである。
スタット1よ一般に多数あってよいが第1図には1対の
み示した。
さて熱電対線による温度測定に訃いても場合によっては
、これと同じ装置を使用することができる。
しかしたとえば油入電気機器の如くタンク内外の温度差
が大きく異なるような場合は以下に述べる理由によって
第1図に示す貫通部に誤差の熱起電力が発生する。
第1図の装置を用いて熱電対により温度を測定する原理
図を第2図に示す。
第2図に訃いて10は温度測定点11(十極性)12(
−極性)はタンク内熱電対線、15訃よび16は貫通ス
タッド19(+極性)20(−極性)はタンク外熱電対
線、21は温度既知の冷接点、22は冷接点の恒温装置
、23はリード線、24は温度計である。
一般にスタッド15および16は熱電対線と異なる材質
である場合がほとんどであるから上記装置に訃いては熱
起電力を生ずる異金属の接合点は第2図の10の測定点
21の冷接点の他に熱電対線とスタッドの接点13.1
4、訃よび17,18が増えて計6点となる。
い1第2図に訃いてθX:X:タンク内点定点温度〕、
θ1 :タンク内のスタッドと熱電対線の接続点温度〔
℃〕13および14で同一温度とする。
θ2 :タンク外のスタッドと熱電対線の接続点温度〔
℃〕17および18で同一温度とする。
θ。
:冷接点温度(’C)とし、かつに1:熱電対の単位温
度差当りの熱起電力(mv/’C)ただし温接点におけ
る起電力方向は(−極性)−→(十極性)十 k2:熱
電対線(+極性)とスタツド15の材料金属(合金)の
間の熱起電力(mw/℃〕ただし温接点における起電力
方向は(スタッド)−→(熱電対+極性)+、k3:熱
電対線(−極性)とスタッド16の材料金属(合金)の
間の熱起電力(mv/’C)ただし温接点に訃げる起電
力方向は(熱電対−極性)−→(スタッド)+とすると
第2図の6接点に訃ける起電力方向は仮想の基準温度(
たとえば0℃としてよい)に対して図中矢印の如くなり
温度計24に現われる電圧v1は接点21.18.14
.10,13.17゜21の順にループをたどるとvl
” k1θ0十に3θ2−に3θ1+に1θx−に2
θ1+に2θ2=に1(θX−02)+(k2+に3)
(θ2−θx)(mv) (i)つぎに熱電対線の途
中に異金属が介在しない理想的な温度測定では温度計に
現われる電圧v2はv2=に1(θX−θo ) (m
v ) (2)であるから結局スタッド15pよび16
があるために生ずる誤差起電力(残留電圧)△Vは△V
=VI V2=(k2+に3)(θ2−θ、 > (
3)ところで熱起電力の性質については一般にに1+に
3(4)であることが知られているから△v=に1(θ
2−θ1 ) (5)となる。
上式は感度に1に相当する目盛を有するところの温度計
24に対して誤差がちょうどスタッド15訃よび16と
熱電対とのタンク内、外での接合点の温度差に等しい値
として現われθ1〉θ2の場合には正しい温度より低目
に測定されることを示している。
スタッド15j?よび16は熱の良導体ではあるが電気
機器等の如くタンク内外の温度差が数十℃以上あるもの
では、スタッドの両端に温度差が現われることは1ぬが
れない。
試験によれば直径677m、長さ7577X+71の黄
銅製スタッドの中央を厚さ35mmのエポキシ樹脂注型
ボードで固定保持した第1図に相当する装置に3いて鉄
−コンスタンタン熱電対で温度を測定したときタンク内
外温度差(平均)51.5℃のときの誤差起電力(平均
)は、3.5℃に相当する値であった。
このように電気機器の如くタンク内外の温度差の大きい
部分に異金属の貫通装置を介在させて温度を測定するこ
とは大きな誤差の原因となる。
誤差起電力を全く生じないようにするためには熱電対線
の途中に異金属を介在させない構造として第3図aの如
く熱電対線2,3を直接エポキシ系樹脂等で注型固定し
てボード6を構成するか、または同図すの如く金属リン
グ25をポー16℃司定し、上記金属リング25の穴を
熱電対2.3を貫通させ、上記穴はエポキシ系接着剤2
6等で閉塞して液密性乃至は気密性を保持する構造が考
えられる。
しかし、いずれの場合も経済的に問題があり熱電対材料
によっては、機械的な耐久性に劣り、また場合によって
は液密性乃至は気密性の保持が困難であるという欠点が
ある。
1だ、たとえば熱電対線による電気炉内の温度測定装置
として従来第4図の構造のものが用いられている。
図においてaは熱電対接点、bは熱電対線、Cは熱電対
線絶縁用碍管、dは熱電対線中継端子板、eは中継端子
、fは炉外に引出された熱電対線・gは熱電対線保護用
金属管、hは耐火レンガ等よりなる炉壁である。
このような構造の装置も材質を考慮すればたとえば油入
電気機器の温度測定に適用できないこともないがその際 1、測温点a付近のかなり広い範囲が等温の場でないと
装置の熱容量が大きいことから正しい測定ができず局部
温度の測定にはむかないこと。
2、保護管gと接点aとの間の熱伝導の訃くれにより過
渡的な温度の測定には誤差が生じること。
3、保護管を用いるために寸法が大きくなりまた可撓性
のある保護管を作ることが困難なために機器タンク内の
任意の狭い位置に接点aをもって行くことが困難なこと
4、保護管があるために接点aは、構造的には炉壁を貫
通していないから熱電対のある狽駄 すなわちタンク外
とタンク内との間に液密性乃至は気密性を保持しようと
すれば依然として密封問題が残ること等、種々の問題点
がある。
したがって、端子板d耘よび端子eが、温度一定の雰囲
気まで引出されたとしても、上に述べたような制約のた
めに、たとえば油入電気機器のタンク内の各点の温度測
定に使用することは困難である。
この考案は以上述べた誤差起電力を極力訃さえるととも
に経済性、耐久性、機械的強度の点でもすぐれた熱電対
線貫通装置を得ることを目的とするものである。
この考案の各実施例における温度測定装置を第5図に示
す。
先ず最初の実施例同図aにおいて2はタンク内の熱電対
線、3はタンクの熱電対線、6はエポキシ系樹脂等を注
型した非導電性ボード、27′:J、−よび29は熱電
対線と異なる材質の金属(合金)からなる端子部、28
は上記両端子部を接続するために設けられ熱電対線と同
材質の中継リードである。
中継リード28はスポット溶接等により端子部27′J
=−よび29に接続されており、タンク内外の熱電対線
2耘よび3は、本貫通装置使用時に・・ンダ付30によ
り端子部に接続される。
な訃当然のことであるが本貫通装置は正極性の熱電対2
乃至3を接続する端子27乃至29は、正極性の中継リ
ード28で中継しなげればならず、負極性の熱電対を接
続する端子は負極性の中継リードで中継しなげればなら
ない。
上記正、負極性の一対で7組の貫通装置が構成される。
したがって端子部または、ボード上に極性の表示をする
必要がある。
またこれを多数個同一ボード上に並べて貫通装置を構成
することができることは言う1でもない。
第5図aに耘いて端子部27訃よび29が熱電対線と異
なる材質である場合、また熱電対線2および3を端子部
27$−よび29にノ・/ダ付30したことにより誤差
起電力を生ずる異金属接合点は、2−30−27−28
間訃よび2B−29−30−3間にできる。
しかし端子部を貫通面の両側に二分割し、これを熱電対
線中継リードで接続したことと端子部の熱伝導性のよさ
によりタンク内側の端子部2−30−27−28は、全
体がタンク内温度に近い一定温度、タンク外側の端子部
28−29−30−3は全体がタンク外温度に近い一定
温度となる。
すると、熱電対線の任意の二点間が均一温度の場合、こ
の二点の内側に何種類の異金属接合点が存在しても、誤
差起電力すなわち残留電圧が発生しないという原理によ
り2−30−27−28問および28−29−30−3
間には。
誤差起電力が発生せず精度の高い測定が可能になる。
この場合、中継リード28には長さ方向に温度勾配があ
ることは勿論であるがこれはなんら誤差起電力発生の原
因にはならないのである。
第5図b−fに示す他の実施態様例に訃いても端子部を
二分割しその間を熱電対線と同材質のリードで中継する
ことにより誤差起電力をほとんどなくすことができるこ
とは上記説明例と全く同様テアって単に構造上の相違の
みである。
このうち、第5図すは端子部にネジ孔をあげ、タンク内
外の熱電対線をビス止めするもの、Cは端子部にネジを
切りスタッド状とし、これに熱電対線をナツト締めする
ものdは、端子部と中継リードのスポット溶接を容易に
するため、端子部内側先端を細くして断面積を小さくし
たもの。
eは貫通面の液密性乃至は気密性を向上させるために端
子部内側先端を太くして非導電性ボードとの接触面積を
広げたもの。
fは上記dyeを同時に行なうため端子部中央を太くし
たものである。
なお第5図には端子部構造を貫通両面側で全く同一とし
た例のみをあげたが同図azfを組み合せてたとえばタ
ンク内側はaのタイプ、タンク外側はbのタイプの端子
部とすることは自由にできることは言う渣でもない。
以上のように、この考案は熱電対線が隔壁を貫通する部
分の両側部に、熱電対線と異なる金属からなる接続端子
を設けたことにより、誤差起電力を極力おさえるととも
に経済性、耐久性、機械的強度の点でも優れた温度測定
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電気信号引出し装置の断面図、第2図は
第1図の装置を用いて温度を測定する場合の測定系の原
理図、第3図は接点を有しない熱電対線貫通装置の概念
図、第4図は他の従来装置を示す概念図、第5図a ”
fはこの考案の各実施例をそれぞれ示す断面図である
。 図に訃いて、1はタンク壁訃よび引出し部7ランジ、2
はタンク内の測定リード線または熱電対線、3はタンク
外に引出されたリード線または熱電対線、4は植込みボ
ルト(スタッド)、5はナツト座金類、6は非導電性ボ
ード、7は貫通装置のケース、8はパツキン、9は取付
ボルトナツト、25は中心に穴を有する金属棒乃至は金
属リン久26は充てん接着剤、27はタンク内側端子、
28は熱電対材料からなる中継リード、29はタンク外
側端子、30はノ・ンダ付部分、31はビス、32はナ
ツトである。 な訃各図中同−符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 隔壁を貫通する熱電対線により温度を測定するようにし
    たものにおいて、上記熱電対線の上記隔壁を貫通する部
    分の両側部に上記熱電対線と異なる金属からなる接続端
    子を設けたことを特徴とする温度測定装置。
JP1976118092U 1976-09-01 1976-09-01 温度測定装置 Expired JPS5852501Y2 (ja)

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JP1976118092U JPS5852501Y2 (ja) 1976-09-01 1976-09-01 温度測定装置

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JP1976118092U JPS5852501Y2 (ja) 1976-09-01 1976-09-01 温度測定装置

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Publication Number Publication Date
JPS5335574U JPS5335574U (ja) 1978-03-29
JPS5852501Y2 true JPS5852501Y2 (ja) 1983-11-30

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