JPS637860A - 衝撃コニカル型スリツトバスケツト式遠心脱水機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 《産桑上の利用分野》 本発明は水砕スラグあるいは石炭等を脱水するためのコ
ニカル型スリットバスケット式遠心脱水機にＩＩＩツる
。なお水砕スラグとは、溶融状態の高炉スラグを高圧水
流で急冷、破砕して得たガラス質の粒状材料であり、セ
メントの補強材あるいはコンクリートの骨４４！ｓに利
用される。

（従来技術及びその問題点） 従来のこの種脱水機を本発明の第１図を利用して説明す
ると、スリット１８を有するコニカル型口ーター２の底
部に設けられる衝突板３に対して、従来は単に軸方向（
第１図の前方）に原料を噴出させて函突させ、それによ
り原料を破砕すると共にローター１により原料と水とを
分離させている。

ところが単に軸方向に衝突させる構造では、衝突力が弱
く、原料の破砕能力及び脱水能力が低く、１−１１−の
要望に充分に応えることはむつかしい。

（発明の目的） 本発明の目的は、衝突板に対する原料の衝突力を大きく
できるようにすることにより、原料の破砕性能及び脱水
性能を向上させることて゜ある。

（目的を達成するための手段） ｌ記目的を達成するために本発明は、ローターの回転方
向と反対方向に旋回する空気を発生する原料衝突用空気
供給装置を備え、該空気供給［置の旋回空気により、原
料をローター回転方向と反対方向に旋回させて衝突機に
衝突させるように構成している。

（作用） 原利は衝突板の回転方向とは反対方向に旋回しながら衝
突板に衝突するので、衝突力が増大し、原料の破砕効率
及び撹拌性能が向−しし、脱水効率が向上する。

（実施例） 本発明を適用したコニカル型スリットバスケット式遠心
脱水機の全体縦断面図を示す第１図において、ケーシン
グ１内にはコニカル型のローター２が配間されており、
ローター２は後方に行くに従い直径が拡大するように形
成され、その＠喘部（小径側端部）には円板状の例えば
クロム鋼製の衝突板３が一休的に設けられている。ロー
ター２の外周側の面には多数の補強リブ（兼補助ファン
）３６が形成されており、補強リブ３６はローター２の
内周側の空気を外周側に吸い出す機能をも果す。

衝突板３は水平な主軸５の後端部に固着されており、主
軸５はクーシング１の前壁を貝通して前方に延び出し、
軸受７を介して軸受ケース６に回転自在に支持されてい
る。主軸５の前喘部には駆動■ブーり１０が固着ざれ、
駆動Ｖブーり１０はベルト伝動機構を介して駆肋モータ
に連動連結し、主軸５を矢印し方向に回転（前方から見
て左回転）させるようになっている。軸受ケース６は支
持台８及び脚ａＳ９を介して床面等に支持されている。

ケーシング１の内周面には、ローター２の後端縁近傍ま
で半径方向外方から延びる隔壁部（内向７ランジ部）１
４が形成されており、該隔壁部１４によりローター２の
外方側に負圧室３７を形成している。

負圧室３７の下端部には下方に開口する水出口シュート
１１が形成され、また〇一ター２の後端縁より後方のケ
ーシング下端部分には、下向きに間口する製品出口シュ
ート１２が形成ざれている。

原料搬送用のスクリュウコンベア２０は搬送簡２１内に
挿入ざれ、ケーシング１の後方からケ・一シング１内に
突入し、前方のローター２の近傍まで至っている。スク
リュウ軸２２はローター２と同一軸心に揃えられると共
に、その後端部が軸受２３を介して軸受ケース２４に回
転自在に支持されている。ざらにスクリュウ軸２２は■
ブーり２５及びベルト伝動ＩＭ構を介して駆動モーター
に連動連結し、前記口−ター２の回転方向Ｌとは反対方
向、即ち矢印Ｒ方向に回転（館方から見て右回転）する
ようになっている。搬送筒２１の後端部には上方に向い
て開口する原料供給用ホッパ−２６が設けられている。

原Ｆｌ衝突用の空気供給装置３０は旋回流用の空気通路
管３１及び送風フ？ン３４等から構成されている。空気
通路管３１は搬送蜀２１の外方に搬送筒と同一軸心に配
置され、搬送ｖＩ２１の外周面との間に旋回流用の環状
空気通路３２を形成し、そしてケーシング１内に突入す
ると共に搬送筒２１の前端縁くらいまで前方に延びてい
る。空気通路管３１の前端部には半径方向外方に延びる
飛散防止板５１が形成されると共に、前方にゆくに従い
小径になる絞り部３８が形成ざれている。また環状空気
通路３２の前端部には環状空気通路３２の上半分を塞ぐ
上部カバー３９が嵌め込まれている。

送風ファン３４はその吸入部３４ａが吸入管３５及び気
水分［：５０を介してケーシング１の負圧室３７に接続
され、送風ファン３４の吸引力により負圧室３７に負圧
を発生させる。送風フ７ン３の空気吐出Ｗ３４ｂには単
数又は複数の空気供給管３３が接続され、各空気供給管
３３は空気通路管３１の後端部に接続されている。上記
気水分離器５０は、ローター２から吸引する空気に介在
する水及びリークした製品を空気から分１１１１る機能
ら果ず。

第１図の■一■断向拡人図を示ず第２図において、各空
気供給管３３は空気通路管３１の外周端部に円周方向に
互いに等間隔を隔てて接続されている。しかも各空気供
給管３３の空気出口部は空気通路管３１の接線方向に延
びるように形成され、しかも空気供給管３３の延びる方
向は、空気供給管３３から入る空気をスクリュウコンベ
ア２０の回転方向Ｒと同一方向に流れさせる方向である
。

即ち各空気供給管３３はスクリュウコンベア２０の回転
方向前方側に向いて問ロしており、それにより環状通路
３２内にＲ方向に旋回する空気流を発生させる。

第１図の■矢視拡大図を示す第３図において、環状空気
通路３２の上部カバー３９は前方から見て上方突出状の
円弧形に形成されており、前述のように環状通路３２の
前端出口部の上半分を閉塞している。さらに第４図に示
すように上部カバー３９の後面は右側が前方にくるよう
な螺旋面になっている。

［１−ター２の第１一図■矢視拡大図を示す第５図にお
いて、ロータ〜２には多数の放射状の水排出用のスリッ
ト１８が形成されている。第５図では図面の簡略化のた
めにローター２の一部にしかスリット１８を示していな
いが、勿論ローター２の全面にスリット１８は形成ざれ
ている。

次に作動について説明する。原料としては溶鉱炉からで
るスラブを高圧水流で怠冷、破砕したガラス質の水砕ス
ラグあるいは石炭等が用いられる。

原料は第１図の原料供給用ホッパ−２６から搬送１ｎ２
１内に供給ざれ、スクリュウコンベア２０の１｛方向の
回転により前方に搬送され、前端出口部に至る。

搬送ｆｉｌ２１内では第３図に仮想線で示ずように、原
料は搬送筒２７の容積の概ね１／３程度の聞が搬送され
てＪ３つ、前端出口部においては殆ｌυどが　−空気通
路管３１の前喘部の下半部内に落ちる。

一方第１図の送風ファン３４はケーシング１の負圧室３
７の空気を吸って負圧至３７を負圧に維持ずる。この時
〇一ター２からリークした製品も空気と一緒に吸い込む
が、それらのリーク製品は水と共に分１１１１５０によ
り空気から分離される。

送風フ７ン３４から圧送される空気は甲数又は複数の空
気供給管３３を介して環状空気通路３２に空気を圧送し
、第２図のように環状通路３２内に旋回空気流を生じさ
せ、旋回空気を環状通路３２の前端出口部に供給する。

環状空気通路３２の前端部では、第３図のように上部カ
バー３９の作用により環状通路３２の下半部分のみから
旋回空気が噴出ざれかつ、絞り部３８の作用により旋回
空気は高圧化される。従って前述のように搬送筒２１内
から環状空気通路３２の前端部の下半部分に落下する原
料は環状通路３２からの旋回高圧空気により矢印Ｒ方自
と同方向に向けて噴出され、第５図に示すように衝突板
３に衝突づる。この時口−ター２は矢印Ｒ方向とは反対
方向（矢印Ｌ方向）へと回転しているので、原料を大き
な衝突力で衝突させることができ、！！ｉ文による原料
の破砕あるいは撹拌効果が良い。

遠心力によりローター２の内周面に至った原料は「１−
ター２の内周面に押し付けられながら遠心力により第１
図の後方に移動し、その途中において遠心力により水が
分頗し、水はスリット１８からローター２の外部に排出
ざれる。しからローター２の外方側が負圧室３７となっ
ていることと、口−ター２の補強リブ３６が吸引作用を
果すことにより、原料からの水の分離排出作用は一層効
果的に行なわれる。

また飛散防止板５１により、ローター中央に集まり易い
軽微な原料の飛散が防がれ、ロータ内面に押し付けられ
る。

脱水後の製品は【］一ター後端開口部から製品出口シュ
ート１２に供給され、一方スリット１８からの水分は水
出口シュート１１から排出される。

（別の実施例） （１）第６、第７図に示す実施例は、也突根３に複数枚
の第１、第２破砕羽根４０、４１を設けた例である。こ
れらの破砕羽根４０、４１は例えば硬いクロム鋼で出来
ており、第７図に示すＪ；うに衝突板３の平面状後面に
対して略直角に後方に突出している。

第１、第２破砕羽Ｍｉ４０、４１はそれぞれ４枚ずつ衝
突板３に形成されている。第１破砕羽根４０は空気通路
管３１の間口部の外径と略同一径の円周上に互いに円周
方向に等間隔を隔てて配置され、第２破砕羽根４１は第
１破砕羽根４０よりｂ＊径方向外方側に１７いに円周方
向に等間隔を隔てて配買されている。また各第２破砕羽
根４１の配置位置は、第１破砕羽根４０の円周方向間で
あり、それにより各第１破砕羽根４０と各第２破砕羽根
４１とが半径方向で重なり合わないようになっている。

また各羽根４０、４１は衝突板中心を通る放射線に対し
て、半径方向外方側端部がローター回転方向Ｌ側にくる
ように傾斜状に配置されている。

即ち原料を破砕羽根４０、４１に衝突させて破砕させる
ことにより、原料内部の水分を一層効果的に除去寸るこ
とができ、それにより脱水効率が向上する。

（２）第１図の実施例では、原料の搬送にスクリュウコ
ンベア２０を利用しているが、本発明は空気搬送装置に
より原料をロータ近くまで搬送する構造の脱水機にも利
用できる。

《発明の効果》 以上説明したように本発明は、ローター２の回転方向Ｌ
と反対方向に旋ｌする空気を発生ずる原ＦＩＶｆＩ突用
空気供給装ｊ３０を備え、空気供給装置３０の旋回空気
により、原料をローター回転方向と反対方内に旋回させ
て衝突板３に衝突させるように構成しているので、従来
のように原料を単に軸方向に衝突させる構造に比べ、衝
突力が大幅に増大し、それにより原料は細かく砕（ノか
つ撹拌されることになり、原料内部の水分も効率よく取
除くことができ、脱水＋！ｉ能が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したコニカル型スリットバスケッ
ト式遠心脱水機の１断面図、第２図は第１図のＩｔ−Ｉ
ｆ断面拡大図、第３図は第１図の■矢祝拡大部分図、第
４図は第３図のＩＶ矢視図、第５図は第１図の〇一ター
のＶ矢視拡大図、第６図は別の実施例のローターの後面
図、第７図はｖｉ　−　ｖｔ断面図である。２・・・ロ
ーター、３・・・衝突板、１８・・・スリット、２０・
・・スクリュウコンベア、３０・・・衝突用空気供給ｖ
ｔ″ｆ，Ｔ？ 特許出願人　　　株式会社メックス 第３図 第４図 ３δ 桐 第５図 区 区 ト へ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. コニカル状のローターに多数の水排出用のスリットを形
   成し、上記ローターの小径側の底部に円板状の衝突板を
   固着し、衝突板に原料を衝突させるコニカル型スリット
   バスケット式遠心脱水機において、ローターの回転方向
   と反対方向に旋回する空気を発生する原料衝突用空気供
   給装置を備え、該空気供給装置の旋回空気により、原料
   をローター回転方向と反対方向に旋回させて衝突板に衝
   突させるように構成していることをことを特徴とするコ
   ニカル型スリットバスケット式遠心脱水機。