JPS6377953A - 操縦性の良いラジアルタイヤ - Google Patents

操縦性の良いラジアルタイヤ

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Publication number
JPS6377953A
JPS6377953A JP61224496A JP22449686A JPS6377953A JP S6377953 A JPS6377953 A JP S6377953A JP 61224496 A JP61224496 A JP 61224496A JP 22449686 A JP22449686 A JP 22449686A JP S6377953 A JPS6377953 A JP S6377953A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber layer
hardness
syn
polybutadiene
styrene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61224496A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Isobe
磯部 典幸
Yasunori Yoshida
康則 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP61224496A priority Critical patent/JPS6377953A/ja
Publication of JPS6377953A publication Critical patent/JPS6377953A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はラジアルタイヤにおいて特にその操縦性の改
良に関するもので、走行時における操縦安定性、制動性
を飛躍的に向上させたラジアルタイヤに関す、るもので
ある。
〔従来の技術〕
近年、自動車のパワーアップ化、軽量化に伴い、タイヤ
に要求される性能としては、操縦安定性と制動性に対し
てより厳しい要望が発ぜられ、また燃費の点についても
シビアーな要望が強い。
とりわけ、車の走行時のレーン変更等におけるハンドル
の応答性や安定性、また高いコーナーリング特性が重要
であり、これらの性能を向上させたタイヤが要求されて
いる。
この方策として、ヒレ1ノド部の高剛性化を図り、ハン
ドルの応答性や安定性を向上し、また高摩擦係数化を図
って、グリップ性能の向上を期することが重要となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来の手法では、タイヤトレッド部の高剛
性化と高摩擦係数化の両立は(へめで困難である。剛性
をめげるには、カーボンの増橿等の方策がおるが、摩擦
係数を大幅に向上させるのは難しい。摩擦係数を向上さ
せる方策として、オイルの増量、軟化剤の利用等が考え
られるが剛性の低下を招き、より高い剛性を保ち高摩擦
係数を有するタイヤを得るのは困難な状態であった。
そこでこの発明の目的とするところは高剛性でかつ高摩
擦係数を有し、ハンドルの応答性や安定性及びグリップ
性能が改善され、すぐれた操縦安定性を発揮し得る操縦
性の良いラジアルタイヤを提供するところにある。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するため、この発明は、トレ゛ッド部
をその厚み方向に少なくとも2分される複合ゴムとなす
とともに、そのうちベルト層寄りの内側ゴム層は、ci
s−1,4−ポリブタジエンとシンジオタクチック(S
yn) −1、’ 2−ポリブタジエンとのブロックあ
るいはグラフト重合による共重合体から成るポリマーと
他のジエン系ポリマーの配合からなり、かつSyn−1
,2構造を全ポリマー成分中に1〜10重量%含む組成
となし、外側ゴム層はスチレン−ブタジエン共重合体を
必須成分とするゴム組成物とし、ざらにJIS硬度にお
いて内側ゴム層の硬度を外側ゴム層の硬度よりも2度以
上高くする構成を採用した。すなわち、トレッド配合組
成物に関し、高剛性化と高摩擦係数化の両立を図るため
、トレッド部はその厚み方向に少なくとも2分される複
合ゴムとするとともに、その外側ゴム層にて高摩擦係数
化を図り、内側ゴム層にて高剛性化を図る構成としたも
のである。
内側ゴム層の高剛性化に関しては、既述の通り、カーボ
ンの増量等の従来の手法があるが、この手法では転がり
抵抗を増大させる点で好ましくない。
そこでこの発明においてはゴム組成物において改良を図
るべく鋭意研究の結果、内側ゴム層にSyn−1,2構
造を含むポリマーを採用することにより、転がり抵抗の
増大を防ぎ、かつ硬度を上げる構成を採用したのである
。なお全ポリマー成分中におけるSyn−1,2構造の
含有量は1〜10%が適切で、好ましくは2〜8重量%
である。1小量%未満であれば硬度を上げる効果は十分
でなく、また10重量%を越えるとロール加工性が著し
く低下する点で好ましくない。
内側ゴム層と外側ゴム層の硬度差については、JIS硬
度において内側ゴム層の硬度が外側ゴム層の硬度よりも
2度以上高くなければ、硬度、摩擦係数のいずれかまた
は両方が十分でなく、所期の目的を達成できない。
なお、cis−1,4−ポリブタジエンとSyn−1,
2−ポリブタジエンとの共重合体から成るポリマー自体
におけるSyn−1,2構造の含有量は、10〜20重
間%が好ましく、10重最小より小さければ硬度を上げ
る効果は少なく、20重量%を越えると耐屈曲疲労性及
びロール加工性の点で好ましくない。
(作用) この発明は上記構成を採用したので、内側ゴム層で転が
り抵抗の増大及びロール加工性の低下を防止して高剛性
化を図り、一方性側ゴム層で高摩擦係数化を達成し、ト
レッド部全体として高剛性かつ高摩擦係数の両者を具有
し、操縦性のきわめて良好なラジアルタイヤとなし得た
〔実施例〕
以下この発明の実施例について詳細に説明する。
まず第1表に、この発明において使用するゴム組成物と
比較例の各種配合例を示す。表中に記載する以外に、亜
鉛華3部、ステアリン酸2部、5antoflexl 
3 (パラフェニレンジアミン系老化防止剤)1部、N
0BS (チアゾール系加硫促進剤)1部、DPG(グ
アニジン系加硫促進剤)0.4部及び硫黄2部を一律に
含み、全成分をバンバリーミキサ−により均一に混練し
てゴム組成物を得た。
なおゴム種Aは外側ゴム層用、B〜Hは内側ゴム用とし
た。
(以下次頁) なお表中、 #1)スチレン・ブタジェン共重合体(スチレン含量2
3,5%)。
112)スチレン・ブタジェン共重合体(スチレン含f
f135%)。
#3)  cis−1,4−ポリブタジエンとシンジオ
タクチック(Syn)−1,2−ポリブタジエンとのブ
ロックあるいはグラフト重合による共重合体が主成分で
、そのミクロ構造中にSyn−1,2構造が18.2重
子%占めるポリマー。
#4)アロマチック系プロセスオイル #5)沸騰したシクロヘキサンでポリマーを抽出し、そ
の不溶分における重量割合から求めた。
$6)J IS  K6301に従って測定した。
#7)1を不可、5を優として段階評価した。
試験例 次に第1表の配合組成物をトレッドに用い、タイヤサイ
ズ175/70HR13の乗用車用ラジアルタイヤを試
作し、評価した結果を第2表に示す。
(以下次頁) なあ表中、 #8)(内側ゴム層の硬度)−(外側ゴム層の硬度〉。
#9)サーキットにて15ラップ走行し、その周回ラッ
プの上位3タイムの平均タイム。
#10)荷車400kgで測定し、比較例8をコントロ
ールとしてインデックス表示した。値の大きいものほど
良好である。
111)米国自動車技術者協会報文SAE第77087
号に記載されている測定法の中のTWINROLL方式
に従い測定し、比較例8をコントロールとしてインデッ
クス表示した。値の小さいものほど良好である。
第2表から明らかなように、従来のごとく、硬度アップ
をカーボンブラックの増量で補った比較例7は、比較例
6に比して、硬度向上に伴い、サーキットラップタイム
は相対的に良好となり、かつコーナリング特性も向上し
ているが、転がり抵抗が増大しており、好ましくない。
これに対して、外側ゴム層にゴム種A、内側ゴム層にS
yn−1,2構造のポリマー成分が1,13wt%であ
るゴム種Bを適用した実施例1では、ポリマー成分中に
Syn−1,2構造を有するため、硬度がアップし、こ
れに伴い、比較例6及び8に比して、サーキットラップ
タイム及びコーナリング特性の向上が見られるとともに
、転がり抵抗も減少している。この傾向は、実施例2及
び3並びに比較例5における数値から明らかな様に、内
側ゴム層の3yn−1,2構造のポリマー成分量を増加
すればする程顕著なものとなっている。しかしながら比
較例5のように、Syn−1,2構造のポリマー成分量
が10.9wt%ともなると、第1表に示したロール加
工性が極端に悪く、タイヤ組成物としては不向でおる。
またSyn−1,2構造のポリマー成分量がQ、9wt
%である比較例4では、同構造の成分量が少ないため、
硬度アップが図れず、外側ゴム層と同一の硬度となり格
別の改良効果が得られていないことが判る。
〔発明の効果〕
以上のごとくこの発明に係るラジアルタイヤは、トレッ
ド部をその厚み方向に少なくとも2分する複合ゴムで構
成し、そのうちベルト層寄りの内側ゴム層は、cis−
1,4−ポリブタジエンと5yri−1,2−ポリブタ
ジエンとのブロックあるいはグラフト重合による共重合
体から成るポリマーと他のジエン系ポリマーからなり、
かつSyn−1゜2構造を全ポリマー成分中に1〜10
重量%含むポリマー成分となすとともに、外側ゴム層は
、スチレン−ブタジエン共重合体を必須成分とするゴム
組成物とし、剛性の高い内側ゴム層と外側ゴム層とのJ
IS硬度の差を2度以上とした構成を採用することによ
り、従来互いに両立困難であった高剛性化と高摩擦係数
化の両立を達成し、優れたハンドルの応答性や安定性、
グリップ性能を有する操縦安定性の良いラジアルタイヤ
を提供することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)トレッド部がその厚み方向に少なくとも2分され
    る複合ゴムから構成され、そのうちベルト層寄りの内側
    ゴム層は、cis−1,4−ポリブタジエンとシンジオ
    タクチック(Syn)−1,2−ポリブタジエンとのブ
    ロックあるいはグラフト重合による共重合体から成るポ
    リマーと他のジエン系ポリマーからなり、全ポリマー成
    分中に1〜10重量%のSyn−1,2構造を含み、外
    側ゴム層は、スチレン−ブタジエン共重合体を必須成分
    とするゴム組成物とし、JIS硬度において内側ゴム層
    の硬度を外側ゴム層の硬度よりも2度以上高くしたこと
    を特徴とする操縦性の良いラジアルタイヤ。
JP61224496A 1986-09-22 1986-09-22 操縦性の良いラジアルタイヤ Pending JPS6377953A (ja)

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JPS6377953A true JPS6377953A (ja) 1988-04-08

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ID=16814706

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7393902B2 (en) 2004-10-28 2008-07-01 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Rubber composition for base tread and tire comprising the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7393902B2 (en) 2004-10-28 2008-07-01 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. Rubber composition for base tread and tire comprising the same

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