JPS6377658A - スラグ粉末による金属表面の洗浄方法 - Google Patents
スラグ粉末による金属表面の洗浄方法Info
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- JPS6377658A JPS6377658A JP22148486A JP22148486A JPS6377658A JP S6377658 A JPS6377658 A JP S6377658A JP 22148486 A JP22148486 A JP 22148486A JP 22148486 A JP22148486 A JP 22148486A JP S6377658 A JPS6377658 A JP S6377658A
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Landscapes
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、金属表面の地肌を損傷することなく、能率
よくかつ経済的に洗浄できるスラグ粉末による金属表面
の洗浄方法に関する。
よくかつ経済的に洗浄できるスラグ粉末による金属表面
の洗浄方法に関する。
ダストやミスト及びこれらの混合物、錆等の付着した金
属の具体的な一例として、高炉に付設された炉頂圧発電
タービンのタービン翼を挙げ、この翼の洗浄方法につい
て述べる。
属の具体的な一例として、高炉に付設された炉頂圧発電
タービンのタービン翼を挙げ、この翼の洗浄方法につい
て述べる。
炉頂ガスの圧力エネルギーを回収して発電するタービン
は、長時間運転しているとその翼表面に、高炉から発生
するガス中に含まれる10〜30g/ N r&程度の
コークスや鉱石等の原料粉であるダストや腐食性物質を
含む水薫気ミスト等が付着し、次第に堆積して固着物と
なりタービン性能を劣化せしめたり、翼表面を腐食した
りする。それ故、このタービン翼を定期的に洗浄して固
着堆積した上記ダスト、ミスト等を剥離除去し、劣化し
たタービン性能を復帰させる必要がある。
は、長時間運転しているとその翼表面に、高炉から発生
するガス中に含まれる10〜30g/ N r&程度の
コークスや鉱石等の原料粉であるダストや腐食性物質を
含む水薫気ミスト等が付着し、次第に堆積して固着物と
なりタービン性能を劣化せしめたり、翼表面を腐食した
りする。それ故、このタービン翼を定期的に洗浄して固
着堆積した上記ダスト、ミスト等を剥離除去し、劣化し
たタービン性能を復帰させる必要がある。
そこで、このタービン翼を洗浄するために、従来以下に
示すような方法が採られてきた。例えば、特開昭58−
173077号公報に開示された高圧水を吹付ける方法
、サンドペーパーで研掃する方法、特開昭53−315
28号公報に開示されたようなウェットサンドを吹付け
る方法等である。
示すような方法が採られてきた。例えば、特開昭58−
173077号公報に開示された高圧水を吹付ける方法
、サンドペーパーで研掃する方法、特開昭53−315
28号公報に開示されたようなウェットサンドを吹付け
る方法等である。
しかしながら、上記高圧水を吹付ける方法においては、
タービン性能を復帰させるに足る洗浄は可能であるが、
完全に金属翼の肌が研掃できないため、翼に生じた微細
な亀裂等の発見が困tIであるという欠点がある。また
、サンドベーパーによる研掃は、手作業であるために完
全に研掃するには長時間を要して非能率であり、タービ
ン停止時間が長くかつ費用の点でも問題がある。次にウ
ェットサンドによる方法は、上記洗浄方法の欠点を一部
補うことはできるものの、研磨材として金剛砂や微小ガ
ラスピーズ、プラスチック製微小サンド等の高価な材料
を使用するため費用が大きいといった問題がある。
タービン性能を復帰させるに足る洗浄は可能であるが、
完全に金属翼の肌が研掃できないため、翼に生じた微細
な亀裂等の発見が困tIであるという欠点がある。また
、サンドベーパーによる研掃は、手作業であるために完
全に研掃するには長時間を要して非能率であり、タービ
ン停止時間が長くかつ費用の点でも問題がある。次にウ
ェットサンドによる方法は、上記洗浄方法の欠点を一部
補うことはできるものの、研磨材として金剛砂や微小ガ
ラスピーズ、プラスチック製微小サンド等の高価な材料
を使用するため費用が大きいといった問題がある。
この発明は、このような従来の問題点にかんがみてなさ
れたものであって、高圧流体にスラグ粉末を添加するこ
とにより、上記の種々の問題点を解決することを目的と
している。
れたものであって、高圧流体にスラグ粉末を添加するこ
とにより、上記の種々の問題点を解決することを目的と
している。
〔問題点を解決するための手段]
この発明は、ダストやミスト及びこれらの混合物、錆等
の付着した金属表面を高圧流体の吹付けにより洗浄する
方法において、製鉄スラグ粉末を高圧流体に添加して前
記金属表面に吹付けるスラグ粉末による金属表面の洗浄
方法としたものである。
の付着した金属表面を高圧流体の吹付けにより洗浄する
方法において、製鉄スラグ粉末を高圧流体に添加して前
記金属表面に吹付けるスラグ粉末による金属表面の洗浄
方法としたものである。
金属表面にダストやミスト等が長時間を経過して付着堆
積した場合、これを高圧水の吹付けだけで完全に剥離除
去することは困難であり、研磨材の添加が必要となる。
積した場合、これを高圧水の吹付けだけで完全に剥離除
去することは困難であり、研磨材の添加が必要となる。
ここで、安価な研磨材としては製鉄スラグ粉末が適して
おり、また単に金属表面から固着物を剥離除去する場合
には、粒径の粗いスラグ粉末を高圧流体、例えば高圧水
に添加すればよく、さらに金属表面の地肌が過度の研磨
を受けることなく金属光沢を呈する程度に研掃するには
微小粒径のスラグ粉末を高圧水に添加して吹付けること
により、短時間で目的を達することができる。
おり、また単に金属表面から固着物を剥離除去する場合
には、粒径の粗いスラグ粉末を高圧流体、例えば高圧水
に添加すればよく、さらに金属表面の地肌が過度の研磨
を受けることなく金属光沢を呈する程度に研掃するには
微小粒径のスラグ粉末を高圧水に添加して吹付けること
により、短時間で目的を達することができる。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。第1図は本
発明に係る一実施例を示す図である。
発明に係る一実施例を示す図である。
図において、1は高圧洗浄車であって、ポンプ2及び水
タンク3を備えている。水タンク3内の水はポンプ2に
よって100〜250kg/a+Iに加圧されて高圧水
となり、フレキシブルホース4を通ってジェットガン5
より噴射される。また、この高圧水の噴射によって生じ
る負圧でホッパ7内のスラグ粉末6はゴムホース8を通
ってジェットガン5に吸引され、ここで高圧水に混入し
て懸濁した状態となってタービン翼9に吹付けられ、翼
表面の堆積物等を短時間内に洗浄する。
タンク3を備えている。水タンク3内の水はポンプ2に
よって100〜250kg/a+Iに加圧されて高圧水
となり、フレキシブルホース4を通ってジェットガン5
より噴射される。また、この高圧水の噴射によって生じ
る負圧でホッパ7内のスラグ粉末6はゴムホース8を通
ってジェットガン5に吸引され、ここで高圧水に混入し
て懸濁した状態となってタービン翼9に吹付けられ、翼
表面の堆積物等を短時間内に洗浄する。
ここで、タービン翼洗浄の目的とするところは、前述し
た固着物を剥離除去するとともに過度の研磨や微小底の
発生を避けて翼表面が金属光沢を呈する程度まで研掃す
ることにある。即ち洗浄効果を得るには固着物の剥離能
力と翼表面の研掃能力とを同時に有することが必要であ
るが、それには製鉄スラグ粉末を用いればその硬さがこ
の目的に適度であるため、タービン翼の地肌を傷めずに
固着物だけを除去し得ることを実験によって知見した。
た固着物を剥離除去するとともに過度の研磨や微小底の
発生を避けて翼表面が金属光沢を呈する程度まで研掃す
ることにある。即ち洗浄効果を得るには固着物の剥離能
力と翼表面の研掃能力とを同時に有することが必要であ
るが、それには製鉄スラグ粉末を用いればその硬さがこ
の目的に適度であるため、タービン翼の地肌を傷めずに
固着物だけを除去し得ることを実験によって知見した。
その要点は、使用するスラグ粉末の粒径と懸濁割合によ
って異なる洗浄効果を表すことから、いま高圧水の圧力
を一定として、比較的粒径の粗いスラグ粉末を用いた場
合は、固着物の剥離性は優れるが翼表面の研掃性が過度
となるので高圧水へのスラグ粉末の添加懸濁の割合を減
少した方が良く、反対に比較的粒径の細かいスラグ粉末
の場合は上記割合を増加した方が良い、ということであ
る。
って異なる洗浄効果を表すことから、いま高圧水の圧力
を一定として、比較的粒径の粗いスラグ粉末を用いた場
合は、固着物の剥離性は優れるが翼表面の研掃性が過度
となるので高圧水へのスラグ粉末の添加懸濁の割合を減
少した方が良く、反対に比較的粒径の細かいスラグ粉末
の場合は上記割合を増加した方が良い、ということであ
る。
以上の実験結果により、スラグ粉末の粒径は0〜0.5
m、スラグ粉末の高圧水に対する添加割合は5〜20%
が最適であることが判明した。
m、スラグ粉末の高圧水に対する添加割合は5〜20%
が最適であることが判明した。
また、本方法の実施に際しては、転炉精練で得られたス
テンレススラグを空気分級によって得たものを使用し、
スラグ粉末の粒径を2水準、スラグ粉末の高圧水への添
加懸濁割合を3水準として、第1表に示す結果を得た。
テンレススラグを空気分級によって得たものを使用し、
スラグ粉末の粒径を2水準、スラグ粉末の高圧水への添
加懸濁割合を3水準として、第1表に示す結果を得た。
表は目視、触指による官能検査でその良否を判定した。
これにより、スラグ粉末の粒径がO〜0゜5の場合は高
圧水への懸濁割合を減少させた方が効果が大であり、粒
径がO〜0.15の場合は懸濁割合を増加させた方が効
果が大であることが判る。
圧水への懸濁割合を減少させた方が効果が大であり、粒
径がO〜0.15の場合は懸濁割合を増加させた方が効
果が大であることが判る。
表 1
注:O良、 Δ 普通、 X 不良
なお、製鉄スラグ粉末としては、転炉精練時に発生する
ステンレススラグが好ましいが、これに限らず、高炉ス
ラグ、電気炉スラグ、転炉スラグなどの粉末を適宜、用
いることができる。
ステンレススラグが好ましいが、これに限らず、高炉ス
ラグ、電気炉スラグ、転炉スラグなどの粉末を適宜、用
いることができる。
また、本実施例では高圧流体として高圧水を使用したが
、高圧水の代わりに高圧空気を用いても同様な作用効果
を期待できる。さらに、洗浄すべき金属としてタービン
翼について述べたが、これに限らず他の金属板や金属塊
などについても、この方法を通用することによって同様
の効果を得られる。
、高圧水の代わりに高圧空気を用いても同様な作用効果
を期待できる。さらに、洗浄すべき金属としてタービン
翼について述べたが、これに限らず他の金属板や金属塊
などについても、この方法を通用することによって同様
の効果を得られる。
以上説明したように、本発明によればその構成を、高圧
流体に製鉄スラグ粉末を添加して金属表面に吹付ける方
法としたため、金属表面の地肌を傷めることなく短時間
に表面固着物を除去洗浄できるとともにその表面に光沢
を与えることができ、さらにその洗浄材料は極度に安価
で且つ作業時間も短縮できるので、極めて大きい洗浄効
果と経済効果が得られる。
流体に製鉄スラグ粉末を添加して金属表面に吹付ける方
法としたため、金属表面の地肌を傷めることなく短時間
に表面固着物を除去洗浄できるとともにその表面に光沢
を与えることができ、さらにその洗浄材料は極度に安価
で且つ作業時間も短縮できるので、極めて大きい洗浄効
果と経済効果が得られる。
第1図は本発明に係る実施例の概略図である。
6・・・・・・製鉄スラグ粉末、9・・・・・・金属表
面。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 有限会社 千葉衛生社
面。 特許出願人 川崎製鉄株式会社 有限会社 千葉衛生社
Claims (1)
- ダストやミスト及びこれらの混合物、錆等が付着した金
属表面を高圧流体の吹付けにより洗浄する方法において
、製鉄スラグ粉末を高圧流体に添加して金属表面に吹付
けることを特徴とするスラグ粉末による金属表面の洗浄
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22148486A JPS6377658A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | スラグ粉末による金属表面の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22148486A JPS6377658A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | スラグ粉末による金属表面の洗浄方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6377658A true JPS6377658A (ja) | 1988-04-07 |
Family
ID=16767433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22148486A Pending JPS6377658A (ja) | 1986-09-19 | 1986-09-19 | スラグ粉末による金属表面の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6377658A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105648456A (zh) * | 2016-01-27 | 2016-06-08 | 太仓捷公精密金属材料有限公司 | 一种金属表面清洗方法 |
CN106002641A (zh) * | 2016-06-13 | 2016-10-12 | 无锡强工机械工业有限公司 | 一种节水型除油除锈装置 |
-
1986
- 1986-09-19 JP JP22148486A patent/JPS6377658A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105648456A (zh) * | 2016-01-27 | 2016-06-08 | 太仓捷公精密金属材料有限公司 | 一种金属表面清洗方法 |
CN106002641A (zh) * | 2016-06-13 | 2016-10-12 | 无锡强工机械工业有限公司 | 一种节水型除油除锈装置 |
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