JP2004025312A - ブラスト処理方法 - Google Patents

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Akira Okubo
大久保 彰
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TATEYAMA TOSHIO
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TATEYAMA TOSHIO
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Abstract

【課題】環境汚染のおそれがなく、比較的安いコストで実施することができるブラスト方法を提供する。
【解決手段】所定の粒径の石炭灰又は木炭灰から成る研掃材を所定の圧力で処理しようとする物体に向かって噴出させることによりブラスト処理を行うことを特徴とする。また、所定の粒径の石炭灰又は木炭灰を含む研掃材を所定の圧力で処理しようとする物体に向かって噴出させることによりブラスト処理を行うことを特徴とする。研掃材の粒径は、10ミクロン〜25mmであり、研掃材の噴出圧力は、1気圧以上である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に、ブラスト処理方法に関する。より詳細には、本発明は、研掃材として石炭灰又は木炭灰を用いたブラスト処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物や産業用装置等の外面を被覆した塗料、コーティング、スケール、錆、汚れ等を除去するブラスト処理方法が知られている。このようなブラスト処理方法は、大別して、約5気圧以上の吐出圧で研掃材を物体に当てるハードブラスト処理方法と、約5気圧以下の吐出圧で研掃材を物体に当てるソフトブラスト処理方法に分けられる。ハードブラスト処理方法としては、研掃材として水を用いるウォータージェット工法、研掃材として鋼球を用いるショットブラスト工法、研掃材として砂を用いるサンドブラスト工法等が知られており、ソフトブラスト処理方法としては、研掃材としてドライアイスを用いるドライアイス工法、研掃材として重曹を用いる重曹ブラスト工法等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ハードブラスト処理方法は、研掃作用が優れているものの、研掃しようとする物体が破損するおそれがあるという欠点を有しており、ソフトブラスト処理方法は、精密なブラストを行うことができるものの、ブラストに用いる研掃材が比較的高価であり、従って、ブラスト処理費用がコスト高になるという欠点を有している。また、研掃材として鋼球や砂等を用いた場合には、周囲の環境を汚染するおそれがある。
【0004】
したがって、本発明は、環境汚染のおそれがなく、比較的安いコストで実施することができるブラスト方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に記載のブラスト方法は、所定の粒径の石炭灰又は木炭灰から成る研掃材を所定の圧力で処理しようとする物体に向かって噴出させることによりブラスト処理を行うことを特徴とするものである。
【0006】
本願請求項2に記載のブラスト方法は、所定の粒径の石炭灰又は木炭灰を含む研掃材を所定の圧力で処理しようとする物体に向かって噴出させることによりブラスト処理を行うことを特徴とするものである。
【0007】
本願請求項3に記載のブラスト方法は、前記請求項1又は2の方法において、前記粒径が10ミクロン〜25mmであることを特徴とするものである。
【0008】
本願請求項4に記載のブラスト方法は、前記請求項1から3までのいずれか1項の方法において、前記圧力が1気圧以上であることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。本発明のブラスト処理方法は、研掃材として石炭灰又は木炭灰を用いることを特徴とする。ここで、石炭灰とは、火力発電所等で石炭を焚いた時に発生する灰であり、0.1mm以下の粒径のフライアッシュ・シンダアッシュ等と、フライアッシュ・シンダアッシュ等と比べて比較的大きな粒径のクリンカの両方を含む。また、木炭灰とは、木炭の製造過程において発生する灰である。
【0010】
本発明のブラスト処理方法は、ウェット方式でもドライ方式でも使用することができる。ここで、ウェット方式とは、防塵のため水を利用して研掃材を噴出させる方式である。図1は、ウェット方式によるブラスト処理方法を概略的に示した図である。すなわち、図1(a)は、水に研掃材を混合してノズルから噴出させる状態を示した図であり、図1(b)は、研掃材用ノズルの先端付近に水噴出用ノズルを配置し、研掃材を圧搾空気で研掃材用ノズルから噴出させる際に水噴出用ノズルから噴出した水を混合させる状態を示した図である。
【0011】
図2は、ドライ方式によるブラスト処理方法を概略的に示した図である。すなわち、ドライ方式では、ブラスト処理しようとする媒体はノズル先端との間に飛散防止カバーを配置し、集塵機(図示せず)を使用して飛散防止カバーの開口から研掃材や粉塵を回収する。
【0012】
本発明のブラスト処理方法では、所定の粒径の石炭灰又は木炭灰を所定の圧力で処理しようとする媒体に向かって噴出させることにより、媒体の表面を研磨する。
【0013】
研掃材として用いる石炭灰又は木炭灰の粒径は、約10ミクロン〜約25mmであり、ブラスト処理しようとする媒体に応じて適当な粒径の石炭灰又は木炭灰を用いる。すなわち、例えばコンクリート壁の目荒らし等の土木建築向けブラスト処理や硬度のあるスケール除去等のブラスト処理には、比較的大きな粒径の石炭灰又は木炭灰を使用し、機器洗浄や金属面の塗膜処理等には、中程度の粒径の石炭灰又は木炭灰を使用し、スケール洗浄等には比較的小さな粒径の石炭灰又は木炭灰を使用する。
【0014】
ブラスト処理時に研掃材に加える圧力は、1気圧以上であり、ブラスト処理の用途に応じて適当な圧力が用いられる。
【0015】
研掃材として石炭灰又は木炭灰を用いて実際にブラスト処理を行ったところ、砂、鋼球、ドライアイス等の従来の研掃材を使用したブラスト処理と比較して、ブラスト効果に遜色のないことが判明した。
【0016】
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0017】
例えば、前記実施の形態においては、研掃材として専ら石炭灰又は木炭灰が用いられているが、石炭灰又は木炭灰に他の物質(例えば、重曹)を混合したものを研掃材としてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明の方法において研掃材として用いられる石炭灰又は木炭灰はアルカリ性であるため、ブラスト処理した際に物体にアルカリ性の膜が一時的に形成され、物体の酸化防止に役立つとともに、周囲の環境を汚染するおそれが少ない。また、石炭灰又は木炭灰は産業廃棄物であるため、低コストで入手することができると同時に、資源の有効利用にも寄与する。さらに、本発明の方法は、従来の研掃材を使用した方法と比較しても、遜色がないブラスト効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェット方式によるブラスト処理方法を概略的に示した図である。
【図2】ドライ方式によるブラスト処理方法を概略的に示した図である。

Claims (4)

  1. 所定の粒径の石炭灰又は木炭灰から成る研掃材を所定の圧力で処理しようとする物体に向かって噴出させることによりブラスト処理を行うことを特徴とするブラスト処理方法。
  2. 所定の粒径の石炭灰又は木炭灰を含む研掃材を所定の圧力で処理しようとする物体に向かって噴出させることによりブラスト処理を行うことを特徴とするブラスト処理方法。
  3. 前記粒径が10ミクロン〜25mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のブラスト処理方法。
  4. 前記圧力が1気圧以上であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のブラスト処理方法。
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