JPS6377358A - 発電機 - Google Patents

発電機

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JPS6377358A
JPS6377358A JP21808886A JP21808886A JPS6377358A JP S6377358 A JPS6377358 A JP S6377358A JP 21808886 A JP21808886 A JP 21808886A JP 21808886 A JP21808886 A JP 21808886A JP S6377358 A JPS6377358 A JP S6377358A
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JP21808886A
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Hisatoshi Tsuchiya
久利 土屋
Kazuo Tenma
天満 和夫
Yasuyuki Sakakibara
康之 榊原
Katsumi Kibe
木部 克美
Katsumi Minoda
箕田 克観
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Toyo Densan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Densan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業」二の利用分野〉 本発明は発電機に関するものであり、特に車両用に用い
て好適な発電機に関する。
〈従来の技術〉 発’Ih機を備える自動車などにおいて、二重圧を得る
方法として、従来、次のようものが知られている。
その一つは、一つの発電機を用い、これを外部回路と組
み合せる方法によるものであり、特開昭50−3634
1号公報、特開昭50−138529号公報に開示され
ている。
これら公報に開示されたものは、一つの発電機を用いる
ものではあるものの、その一つの発電機の発生電圧とし
て二種類の異なった電圧のものを発生させるのではなく
1発電機の外部で切替スイッチ等によって二重圧を得る
構成を採っている。
また、他の一つは、二つの発電機を具備するようにした
ものであり、この例は、特開昭60−161225号公
報、実開昭56=43265号公報に開示されている。
この特開昭60〒161225号公報に開示されたもの
は、自動二輪車に12V用と100V用の2つの発電機
を夫々搭載し、夫々ベルトで駆動して二重圧を得るよう
にしており、また、実開昭56−43265号公報のも
のも、同様であり、二つの発′If機を搭載して夫々ベ
ルトで駆動している。
更に、他の一つは、一つの発電機の中に二つの磁極及び
二つのステータコイルを夫々独立して設けたものであり
、この例としては、実開昭57−4256号公報、実開
昭58−136973号公報に開示されたものがある。
これら公報に開示されたものは、ロータ(回転子)とス
テータ(固定子)との組み合せを二つ、一つのケーシン
グ内に納めて二つの発電部分を構成し、これら両発電部
分を共通の回転軸により駆動する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記した各公報に開示された発電機乃至発電機システム
は、二重圧を得ることはできるが、いずれも、構造簡単
にして、しかも発電機発生電圧として同時に二種類の異
なった電圧を一つの発電機で発生させることはできない
すなわち、特開昭50−36341号公報のものの場合
は、発電機の外部の切替スイッチで二つの電圧を使い分
けるようにしており、切替スイッチで選択的に取り出す
構成であるから、一方の電圧を出すと、他方の電圧は出
せない。
従って、この場合は、二つの電圧を、同時に、取り出す
ことができない。
特開昭50−138529号公報のものの場合も、上述
のものと同様に、一つの発’li機で切替スイッチ等の
外部回路を組み合せており、二つの電圧を同時には取り
出すことはできない。
また、このものの場合は、切替スイッチ等の操作が複雑
であるばかりでなく、昇圧トランスが必要で、これによ
って重丑が増大してしまう0重量の増大を招くのは、特
に、車両用として用いる場合には、好ましくない、更に
、これに加えて、保護抵抗やリレー等の電気回路が必要
であり、また、保護抵抗には、大電流が流れるため無駄
な消費電力も発生する。
特開昭60−161225号公報のものは、前述した通
り、二つの発電機を用いている。
従って上記した構成のものも、一つの発TL機で二つの
電圧をその発電機の発生電圧として同時に取り出せるよ
うにしようというものではなく、やはり、一つの発電機
で二つの電圧を同時には取り出せない。
また、発’ilt機を二つ用いるから、発電機の搭載構
造や駆動力の伝達構造が複雑になり、このように複雑と
なるため、より広いスペースも必要とする。
こうした問題は、二つの発電機を具備する例としてもう
一つ挙げた実開昭56−43265号公報に開示された
ものについても、同じことがいえる。
更に、実開昭57−42565号公報に開示されたもの
は、一つのケーシング内に二つのロータとステータの対
を組み入れた構造で、夫々別個独立の各ステータから各
人なる電圧範囲の出力を取り出そうというものである。
各ステータは別個独立であり、従って、前述した通り二
つのステータコイルは夫々独立しているから、ロータも
夫々別個独立している。
いわば、このものは、この種の発電機の基本構造におけ
るロータとステータをはCそのま一二つ用いて、それら
を単に軸方向に並列するだけのものであり、このため、
二つのロータを軸方向に余り近付けると互いに磁気的な
干渉を起こし、エネルギーロスを招く。
従って、実開昭57−42565号公報のものの場合は
、そのような二つのロータとステータを一つの筐体内に
収めるに際しては、これら二つの発電部分を成る程度、
軸方向に蕩して設若しなければならず、軸方向寸法がか
なり大きくなるのを逃れ得ないのであり、このように、
一つのステータコイルに一つの電圧を出力させるために
、二つの磁極が互いに磁気的干渉しないようにしなけれ
ばならず、軸長寸法が長くなる。
また、発電容量については、かかる構造であるときは、
一つの電圧において一つの磁極分のものしか得られない
実開昭58−136973号公報に開示されたものも、
この実開昭57−4256号公報の場合と同じことがい
える。
本発明は、上述したような実情に鑑みてなされたもので
、発電機発生電圧として、同時に異なった電圧のものを
一つの発電機で発生させることができ、しかも、軸長寸
法の増大を招くような夫々別個独立のステータを用いる
ことなくこれを可能ならしめる構成の発電機を提供せん
とするものである。
く問題点を解決するための手段〉 本発明に係る発電機は、上記目的を構成するため; ステータコアの同一スロットに第1のコイルと第2のコ
イルとを挿入すると共に; 上記各コイルをvC続してその接続点を第1の電圧用の
端子とし、一方のコイルの他端を上記第1の電圧とは異
なる第2の電圧用の端子とし;上記各コイルにロータの
共通の磁界を作用させるようにしたことを特徴としてい
る。
〈作 用〉 ステータコアの同一スロットに挿入された第1のコイル
と第2のコイルには、ロータの回転時にその磁界が共通
に作用し、夫々電圧が発生する。
各コイルの接続点からは、かかる発生電圧により、第1
の電圧が取り出され、一方のコイルの他端からは上記第
1の電圧とは異なる第2の電圧が取り出され、このよう
に発電機発生電圧として同時に異なる電圧のものが一つ
の発電機によって得られる。
〈実 施 例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は車両用発電機とした場合、すなわち車両用二重圧
出力発電機とした場合における車両搭載バッテリーなど
の部分を含めて示す回路図であり、また、第2図はステ
ータコイルの結線部分を特に抜き出して示してあり、第
3図はそのステータコイルの3相のうちの1相のみに関
してそのコイル挿入の具体的−例を示している。
更に、第4図及び第5図はかかる車両用二重圧出力発電
機の態様を異にして示す発電機内部概略構造図である。
まず、第1図において、符号lは車両用二重圧出力発電
機全体を示す。
この発電filは、本実施例が二重圧出力の場合である
から、ステータコアにおいて同一スロットに積層して挿
入されるコイルとしては、第1図、第2図に示すように
、高圧コイルとしての第1のコイル2aと、低圧コイル
としての第2のコイル2bを有している。
このように1本実施例の発電機lでは、そのステータコ
アに第1のコイル2aと第2のコイル2bを同一スロッ
トに積層して挿入する。
第3図は、そのようなコイル挿入の一例を示しており、
各コイル2a、2b側のコイル部分2a’ 、2b’の
コイル逸失々が同一のスロットに挿入される様子を表わ
している。
なお、同図において、各コイル辺に付した数字は36ス
ロツト時のスロット番号を表わし、それらスロット番号
に添えた矢印は、そのコイル辺での電圧、すなわち誘導
電圧の向きを示している。
また、同図はU、V、W、の3相のU相のみについて例
示しである。他の二つの相に関しても、コイル挿入は第
3図に準じて行なわれるものであり、■相については、
スロット番号2,5,8゜・・・、 29.32.35
のスロットを使用して、また、W相については、スロッ
ト番号3,6,9.・・・。
30.33.36のスロットを使用して、上記のコイル
挿入がなされている。
そして、このように、同一スロットに挿入された第1の
コイル2a、第2のコイル2bについては、次のような
結線がなされている。
すなわち、第1図、第2図に示されているように、第2
のコイル2bの一端は、星形結線の中性点Cとされてい
る。また、この第2のコイル2bの他端と第1のコイル
2aの一端とが接続されている。この接続については、
夫々の発生電圧が直列になる方向に接続されており、そ
の接続点を低圧端子とし、そして第1のコイル2aの他
端を高圧端子としている。
第2図及びU相のみのコイル挿入例を示す第3図におい
て、低圧端子はU2 、V2 、W2で示され、高圧端
子はUl 、Ml 、Wlで示されている。
このように、上記発電機lは、前述の如く、同一スロッ
トに植層して挿入すると共に、第2のコイル2bの一端
を星形結線の中性点Cとし、更に、′!tS2のコイル
2bのもう一端と、高圧コイルである第1のコイル2a
の一端を発生電圧が直列になる方向に接続して、これを
低圧端子とし、上記高圧コイルである第1のコイル2a
のもう一端を高圧端子としている。
また、第1図に示すように、本実施例では、発電機lは
整流回路を有しており、第1のコイル2aと第2のコイ
ル2bの接続点は、図示の如く、3つの整流ダイオード
3aのカンードと整流ダイオード3bのアノードとの接
続点に接続されている。整流ダイオード3aのアノード
はアースされ、整流ダイオード3bのカンードは発電機
1から引き出されて車両のバッテリー4の陽極に接続さ
れている。
一方、第1のコイル2aの他端は、そのま覧発電機1か
ら引き出されてバンパー、車両等に設けたコネクターに
接続し、外部電源として使用する場合には上記コネクタ
ーにインバータ5を接続してコンセント6から取り出せ
るようになっている。
このように1発電機発生電圧として低圧、高圧の二種類
の異なった電圧を発生させ、高圧側の三相出力はインバ
ータ5へ供給し、低圧側はこれを整流してバッテリー4
に供給するようにしている。
バッテリー4の陽極は、本実施例の発電filが界磁磁
束を直流電圧の印加によって発生させる界磁コイルから
得る型式の発電機であるため、第1図に示すように、始
動用のスイッチ7と、レギュレータ9とを介して、発電
機lのロータの界磁コイル8に接続されている。ロータ
は、機関回転力により回転駆動されるようになっている
このロータに付された界磁コイル8は、ステータ側の第
1のコイル2aと第2のコイル2bとが前述の如く同一
スロットに挿入されている結果、これらコイル2a、2
bに共通のものとなっており、従って、界磁コイル8へ
の励りa電流の通電によって形成される界磁は第1のコ
イル2a、第2のコイル2b共に作用する。
更に、第1図に示すように、本実施例においては、次の
ような制御を行なう構成とされている。
上述の如く、界磁コイル8を1回路として(界磁コイル
が2個以上あるときはそれらを並夕哩回路とする)通電
し、発″trL機発生電圧として同時に異なった電圧の
ものを発生させるが、この場合、低圧側または高圧側の
発生電圧を検出して界磁制御すれば、一方の電圧も巻数
比によって比例した電圧を自動的に発生させることがで
きる。すなわち、第1図の構成の場合は、上記界磁コイ
ル8への通電を制御することにより二つの電圧を制御で
き、図示の例では、これを低圧側の発生電圧を検出して
行なうようにしている。
このため、上記第1のコイル2aと第2のコイル2bと
の接続点の低圧の発生電圧は整流ダイオード3Cにより
整流され発電検出信号として例えば運転席の計器盤に設
けたバッテリー川のチャージランプを制御するのに用い
る。
また、第1のコイル2a、第2のコイル2bに共通な1
回路とされた界磁コイル8はこのようなレギュレータ9
に接続されている。レギュレータ9は、整流ダイオード
3a、3bにより整流されて発生した出力電圧の大、小
によりオン、オフ制御されるスイッチ素子を備えており
、第1のコイル2aと第2のコイル2bとの接続点の電
圧の大きさに応じてスイッチ素子をオン、オフさせ、界
磁コイル8の通電を制御する。
すなわち、上記出力電圧が一定値以上のときは、スイッ
チ素子をオフさせて界磁コイル8への通電を断ち、出力
電圧が一定値より低い場合はスイッチ素子をオンさせて
界磁コイル8へ励磁電流を流すよう制御する。
レギュレータ9は、このような制御を行なうようになっ
ている。
次に、本実施例の車両m:電圧出力発電機1の動作につ
いて説明する。
今、スイッチ7が閉成されており、また、界磁コイル8
を有するロータが機関回転力により回転駆動されている
状態とすると、ステータは、界磁コイル8への通゛屯に
より発生している界磁磁束を相対的に切ることになる。
ステータには、第1のコイル(高圧コイル)2aと第2
のコイル(低圧コイル)2bとが同一スo−/トに間層
して挿入されているから、これら第1のコイル2a、第
2のコイル2bに共通の上記界磁コイル8の界磁磁束を
切ることになり、ステータに付されたこれら第1のコイ
ル2a、第2のコイル2bに夫々誘導起電力が発生する
第2のコイル2bの一端は星形結線の中性点とされ、ま
た、第2のコイル2bの他端と第1のコイル2aの一端
とは発生電圧が直列になる方向に接続されているので、
上述のように各コイル2a、2bに発生した電圧は、第
1のコイル2aと第2のコイル2bとの接続点からは低
圧の三相交流出力として取り出され、第2のコイル?a
の他端からは高圧の三相交流出力として取り出される。
このようにして、本実施例では、共通の界磁コイル8へ
の通電で、一つの発電機1の発生電圧として、同時に2
種類の異なった電圧を発生させることができる。
上記低圧側の発生電圧は、整流ダイオード3a、3bに
より整流されて車両に搭載のバッテリー4に供給され、
バッテリーチャージ電圧として利用される。また、高圧
側の発生電圧は、必要に応じてインバータ5に与えられ
、コンセント6を通して例えばAClooVの電気機器
用の電源として使用される。
上述のように、バッテリーチャージ用の゛電圧と7ft
気機器電源用の電圧は、同時に得ることができ、一つの
界磁制御でこれら二つの電圧を制御できるため、先に説
明した特開昭50−36341号公報、同50−138
529号公報のもののように1発電機の外部で切替スイ
ッチ等により二つの電圧を使い分ける必要もない。これ
ら公報に開示されたものの場合は、勿論、二つの電圧を
同時に取り出すことはできないし、長く使用すれば、エ
ンジンの点火プラグやチャージランプ等の電力でバッテ
リーが消耗してしまうことになる。すなわち、功科スイ
ッチ等で二つの電圧を使い分けるときは、バッテリーチ
ャージ電圧以外の電圧で使用する場合、バッテリーへの
充電は行なえないから、バッテリーが消耗してしまうの
に対し、第1図の車両用二電圧出力発TL機lは同時に
二つの電圧が取り出せるので、たとえコンセント6にA
ClooVの電気機器を接続し、これを使用していると
きにでも、バッテリー4への充電は常に可能であり、従
って、上述の如くにバッテリー4が消耗してしまうとい
うことはない。
また、二つの電圧共にレギュレータ9で電圧制御される
かかる制御は、次のようにして行なわれる。
もし、発TL機lの発生゛電圧が回転数等の変動によっ
て上昇したような場合、低圧側の発生電圧は整流ダイオ
ード3a、3bを介してレギュレータ9に供給されてい
るので、低圧側の発生電圧が予め定められた一定値以上
になれば、レギュレータ9のスイッチ素子がオフし、こ
れによって界磁コイル8への励磁電流が遮断される。励
磁電流がこのようにして遮断されれば、発電機1の発生
電圧は下降する。
この場合、第1のコイル2aと第2のコイル2bは同一
スロットに挿入され、界磁コイル8はこれらに共通のも
のだから、低圧側の第2のコイル2bの発生電圧のみな
らず、高圧側も同様に発生電圧が低下する。このように
して、発生電圧が下降し、低圧側の発生電圧が上述の一
定値よりも低くなれば、再びレギュレータ9のスイッチ
素子がオンし、これによって界磁コイル8への通電が行
なわれる。
回転数の変動時には、このような制御が行なわれること
によって、低圧側、高圧側のいずれも夫々所定の値に安
定して保たれることになる。
先に説明した特開昭50−36341号公報のものの場
合は、界磁コイルがバッテリーと直結しているために発
電機の回転数や負荷電流の変化によって電圧が大きく変
動してしまうのに対し、第1図の発電機1ではそのよう
なことはなく、回転数や負荷が変動しても端子電圧は常
に一定に保つことができ、しかも、前述の如く、同時に
得られる二つの電圧に対して、このような電圧制御を行
なうことができる。
また、先に説明した実開昭57−42565号公報のも
のの場合は、夫々別個独立して設けたロータとステータ
のうち、一方のステータコイル(低圧側)はレギュレー
タより界磁電流が与えられ発生電圧が一定に制御される
ものの、もう一方のステータコイル(高圧側)は、レギ
ュレータがなく1発電機の回転数や負荷電流の変化によ
って電圧が大きく変動してしまうから、やはり、二つの
電圧のいずれに対しても、共通の界磁コイル8を用いた
一つの制御で、回転数や負荷の変動にかかわらず端子電
圧を常に一定に保つようにすることはできない。
第4図は、前述したように、ステータコアに第1のコイ
ル2aと第2のコイル2bを同一スロットに積層して挿
入し、これらコイル2a。
2bを用いて共通の界磁コイル8で2種類の異なった発
生電圧を発生させるようにした車両用二重圧出力発電機
の内部構造を示している。
この第4図に示す発電機は、第1磁極性(例えばN極)
の第1磁極片と、この第1磁極性と反対の第2磁極性(
S極)の第2磁極片とを周方向に適宜間隔をこいて複数
個、交互に配したロータと、このロータに対し半径方向
内向きに臨むステータとを有する車両用発電機に本発明
を適用した場合のもので、ロータ10と、ステータ2と
から成っている。
回転軸乃至駆動シャフト11に固定されたロータlOは
、第1磁極性、例えばN極の第1磁極片12と、この第
1磁極性と反対の第2磁極性、すなわちS極の第2磁極
片13を周方向に適宜間隔を置いて複数個、交互に有し
ており、各周方向にエア・ギャブを8いて隣接したN極
12と5Fi13との間にはC周方向に平行な磁力線J
を発生する。
また、この発TL機においては、第1.第28a極片群
は、夫々コア14に巻いた界磁コイル8に直流電流を通
ずることにより上記したような所定の極性に励磁される
が、そのようにするために、第1の磁極片12・・・は
軸方向外側で一体化されて第1の櫛型磁極構造15を構
成し、コア14に磁気的、機械的に結合される一方で、
同様に第2磁極片13・・・も軸方向の対向端側で一体
化されて第2の櫛型磁極構造16を構成し、コア14に
磁気的、機械的に結合されている。
すなわち、軸方向に互いに逆の磁極性で向かい合う一対
の櫛型磁極構造15.16が構成されることになり、こ
の櫛型磁極構造15.16を基準に考えると、各wi型
磁極構造15.15は、各々各爪、5磁極片12(また
は13)を夫々相手方の横型磁極構造中で周方向に隣接
する一対の爪型磁極片13 、13 (または12.1
2)間に入れることにより、両者相俟って入れ子構造を
形成するものということができる。
こうしたロータ10は、第4図に示すように回転軸11
ともども、適当なケーシング17内に収められ、また、
このケーシング17内においては、ロータlOに半径方
向内向きに臨みながら周方向に亘るステータ2が備えら
れる。
ステータ2は、前述したように、そのステータコアに第
1のコイル2aと第2のコイル2bを同一スロットに積
層して挿入しである。各コイル2a、2bの結線につい
ても、前述と同様であってよい。
回転軸11の一端はケーシング17の外に伸び出し、こ
の突出端にはプーリ18が備えられて、このプーリ18
と1図示していない車両機関のクランク舎シャフト側の
プーリとの間にベルトを掛けることにより、機関回転に
伴うクランク・シャフトの回転力が回転軸11に伝達さ
れる。
車両搭載のバッテリーからはブラシ19、スリップ・リ
ング21を介して界磁コイル8に励磁電流がグーえられ
、これにより各櫛型磁極構造の各爪型磁極片12.13
は、既述の如くの磁極性N、Sに励磁される。
そのため、一方の爪型磁極片12から上記第1のコイル
2a、第2のコイル2bを横切り、周方向に隣接した他
方の爪型磁極片13を介してコア14に戻る図示した閉
ループ経路で磁力線Jが発生する。
この状態で機関回転力により回転軸11が回転駆動され
ると、相対的にステータ2の第1のコイル2a、第2の
コイル2bが上記発生した磁力線Jを切ることになり、
このステータ2に付されたこれら第1のコイル2aと第
2のコイル2bに夫々誘導起電力が発生する。
これらの電力は、低圧側についてはリード線群22を介
してケーシング17内の三相整流器3に導かれ、端子部
23からバッテリーチャージ電圧として、また、前述の
ような界磁制御のための制御電圧として取り出される。
一方、高圧側については、リード線群24を介して外部
に取り出されることとなる。
第5図は、上記第4図に示した構造が磁極が1対の場合
のものであるのに対し、磁極が2対の場合の例を示すも
ので、本出願人による先の実願昭61−58869号に
係る発電機に本発明を適用した場合の構造である。
すなわち、上記の先の出願に係る発電機は、共通の回転
軸にロータを複数個、隣接して配置すると共に、これら
複数のロータ相互の関係において、一つのロータの第1
磁極片と他のロータの第1磁極片同志、及び一つのロー
タの第2磁極片と他のロータの第2磁極片同志の各位置
を、周方向に見て夫々同一の位ごとなるよにした」二で
、ステータを、上記複数のロータに共通の一個のものと
した構造のものであり、第5図に示す車両用二1rj、
圧出力発電機は、かかる構造に本発明を適用している。
なお、第5図において、第4図と同一または同様の機能
をする4II成部分については同一の符号を付して説明
を省略しである。
第5図に示すように、この発電機に用いられているロー
タlOa 、 jobの夫々は、それ自体第4図に示す
ロータ10と同一の構成であってよいが、こうしたロー
タlOa 、 IObを共通の回転軸11に固定するに
際し、第5図の如く、その磁極性に関し丁度背中合せに
している。
すなわち、N極側の櫛型磁極構造を第1磁極構造15、
S極側のそれを第2磁極構造16とするならば、一方の
ロータIDaを図中、M方向に沿って左手から右手に見
て第1の磁極構造15、第2の磁極構造16の順番にな
るように配置したなら、軸方向右手でこれに隣接する第
2のロータ10bは、第27il11極構造16、第1
磁極構造15の順番になるように配するのである。但し
勿論1図示のように界磁を励ai電流の供給によって得
る型式の発電機の場合は、上記磁極性は各界磁コイル8
.8に互いは逆方向の特定方向の直流電流を流したとき
に現われ、また、このように界磁コイル8が2個以上あ
る場合において、前述の如く、界磁コイルを1回路とし
て通電するときは、界磁コイル8を並列接続する。
そしてまた、一方のロータ10aの各N極12と他のロ
ータIObの各N極12.及び一方のロータのS極13
と他力のロータのS極13とは、一対づ一1周方向で同
一位置となるように配する。
従って、第5図の場合は特に、両ロータのS極13同志
が全く背中合せになっているため、互いには磁気的に反
発し合い、相手方の磁気力を吸収したりすることがない
、すなわち、一方のロータで発生した磁力線Jが他方の
ロータ側に漏洩したり、両ロータで発生した磁力線J、
J相互が互いに干渉し合って打ち消し合ったりすること
がない。
以上のような相互の配置a成をなしたロータ10a 、
 10bは、第5図に示すように、共通の回転軸11と
もども、同一のケーシング17内に収められている。
そして、このような背中合せの構造において、ステータ
20は、ロータ10a 、 jobの外周に共通に臨む
一つのものとする6 勿論、このステータ20にも、そのステータコアに前述
したように第1のコイル20aと第2のコイル20bを
同一スロットに桔層して挿入しである。
そして、発電機発生電圧として2種類の異なる電圧を発
生させるようにしている。
第5図の発電機の場合も、第4図の場合と同様に、ロー
タ10a 、 Jobの1回路とされた界磁コイル8に
は、ブラシ19からスリップeリング21を介して外部
より直流電流が与えられ、磁力線J。
Jが生ずる。
この状態下において、クランク会シャフトによりベルト
等を介してプーリ18が回されると1回転軸11が回転
することにより、ロータ10a 、 10bが共に回転
し、相対的にステータ20の第1のコイル20a、第2
のコイル20bはロータ10a 、 10bの発する両
磁力!iJ、Jを周方同各位置で横切ることになる。
そのため、ステータ20の各コイル20a、20bには
、ロータlOa 、 10bの発生した磁力線の総和に
基づく増強された出力電力が夫々話起される。
このようにして発生された交流誘導起電力は、第4図の
場合と同様、低圧側については、リード線群22.1流
器3、端子部23を介して外部に取り出され、また、こ
れと同時に高圧側については。
リード線群24を介して外部に取り出される。
このようにして取り出された電圧は、バッテリーチャー
ジ用の電圧、AClooVの電源用の電圧として使用さ
れる。
第5図の構成の発電機の場合は、更に、次のような利点
を有する。すなわち、先に説明した実開昭57−425
65号公報、同57−42565号公報のもののように
、同一軸上に二つの磁極を独立して設けた発電機の場合
、夫々の発電容量は一つの磁極分しか容量を持たないが
、上述のように1本出願人の先の実願昭61−5886
9号に係る二つの磁極を背中合せで使用する方法と併用
すれば、一方の負荷がなければ一方は二つの磁極分の容
量を有し、夫々の負荷が同じであれば磁極一つ分の容量
が各電圧の容量となる。これは、使用者側から見れば二
つの電圧を有効に使い分けることができることとなり、
非常に便利である。
〈発明の効果〉 本発明によれば、一つの発m機で、簡単な構成によって
発電機発生電圧として同時に異なった電圧のものを発生
させることができる。
異なった電圧を得るに当って、ステータコアの同一スロ
ットに各コイルを挿入しているため、外部で切替スイッ
チ等により二つの゛電圧を使い分けるようにしたり、あ
るいは昇圧トランスを用いたりするなどの構成を採る必
要がないのはいうまでもなく、ステータとロータを夫々
独立して各別に設ける構造でもないので、発電機の軸長
寸法を変えないでも、同時に異なる’1=tt圧を取り
出すことは可能であり、要するに、従来の二つの発電機
部分を単に一つの発電機内に組み込むもののように軸長
寸法が長くなることはない。
勿論、二つの別々の発電機を用いるものではないから、
発電機2台分のスペースを必要としたり、ロータ駆動力
の伝達機構が複雑化することもなく、構造は簡単であり
、特に車両用の発゛1を機に用いて好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至、第5図は本発明の実施例を示すもので、第
1図は車両用二重圧出力発電機とした場合の構成を示す
回路図、第2図はステータコイルの結線例を示す回路図
、第3図はコイル挿入例を示す説明図、第4図は磁極が
1対の場合の車両用二重圧出力発電機の内部構造説明図
、第5図は磁極が2対の場合の同じく内部構造説明図で
ある。 図中、lは発電機、2,20はステータ、2a。 20aは第1のコイル、2b、20bは第2のコイル、
8は界磁コイル、10. lOa 、 jobはロータ
である。 特許出願人     東 洋 電 産 株式会社第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ステータコアの同一スロットに第1のコイルと第2のコ
    イルとを挿入すると共に; 上記各コイルを接続してその接続点を第1の電圧用の端
    子とし、一方のコイルの他端を上記第1の電圧とは異な
    る第2の電圧用の端子とし;上記各コイルにロータの共
    通の磁界を作用させるようにしたことを特徴とする発電
    機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3444926A4 (en) * 2016-04-15 2019-11-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG GENERATOR STATOR AND GENERATOR

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3444926A4 (en) * 2016-04-15 2019-11-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG GENERATOR STATOR AND GENERATOR
US10978927B2 (en) 2016-04-15 2021-04-13 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Generator stator and generator

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