JPS6376214A - 回路しや断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ｆＡ業上の利用分野］ この発明は電路をしゃ断する回路しゃ断器、特にそのア
ーク消弧のための構造の改良に関するものである。

［従来の技術］ 第３図に従来の回路しゃ断器における接点・消％仮付近
の構造を示す、固定子３には、ロウ付けによって固定接
点・１およびアークランナ５が固定されている。ボルト
１２は、固定子３を＃！！！縁材料からなるベース６に
螺着するとともに、固定子３の折り返された先端部３１
′＠固定している。可動子１には可動接点２が設けられ
ており、閉路状態においては可動接点２と固定接点４は
接触した状態にある。

この閉路状態において、電路に過電流が流れると、引き
外し装置（図示せず）が作動し可動子ｌを聞難させる。

この時、可動接点２と固定接点ｌｌどの間にはアーク９
が生じる。このアーク９は電磁力によってアークランナ
５の上を矢印Ａの方向に移動させられる。この状態を平
面図として示したのが第４図である。磁性材料よりなる
消弧板１０には７′−り導入のための切欠き１０ａか設
けられている。このためアーク９は磁力線のかたよりに
よって矢印Ａの方向へ移動させられる。移動したアーク
は、消弧板１０によって、引きのばされ、分断され、消
弧される。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが、従来の回路しゃ断器には、次のような問題点
があった。

アークの移動がスムースに行なわれず、消弧板１０の切
欠き１０ａの側端部に移動した場合（Ｍ４図の７′−り
９ａ参照）には、消弧板１０からの熱電予成、！Ｉｔに
よりアークがこう若することがあった。このため、アー
クがすみやかに走行せず、消弧が遅れ、しゃ断性能が劣
下するという問題点があった。

この発明は、上記の１；４題点を解決して、しゃ断性能
の１１１５い回路しゃ断器を提供することを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る回路しゃ断器は、固定子、固定子上に設
けられた固定接点、引き外し装置によって駆動させられ
る可動子、可動子上に設けられており可動子によって固
定接点と継接する可動接点、一端が固定子に固定された
アーク誘導部材および消弧板を備えており、アーク誘導
部材に最も近接した消弧板のアーク導入端部に絶縁部材
を設けている。

［作用］ 消弧板のアーク導入端部に設けられた絶縁部材は、熱電
子の放出を抑え、アークのこう着を防止する。

［実施例］ この発明の一実施例をＳｌ’ｊ１図に示す、固定子３の
先端部３１は折り返して形成され、折り返し外面３ａに
はロウ付けによって固定接点４およびアーク誘導部材で
あるアークランナ５が固定されている。

アークランナ５の上部空間には、消弧板１０．３０が側
板１１に固定されて設けられている。消弧板１０は磁性
体によって構成されているが、アークランナ５に最も近
接した最下部の消弧板３０はその一部が絶縁部材３２に
よって構成されている。この底部消弧板３０は第２図に
示すように、磁性部材３４とｆｆ！縁部材３２によって
構成されている。絶縁部材３２はアーク導入のための切
欠き３０ａの両側、すなわちアーク導入端部３０ｂｔ−
構成するように設けられている。この絶縁部材３２とし
ては、ポリエステル、フェノールなどを用いることがで
きる。

第１図を参照しつつ、この実施例による回路しゃ新品の
動作を説明する。可動子１には可動接点２が設けられて
おり、閉路状態においては可動接点２と固定接点４は接
触した状態にある。この閉路状態において、Ｉｌ路に過
電流が流れると、引き外し装ｒＩ！（図示せず）が作動
し可動子１をＩｊＦＩ　ｇｌさせる。この時、可動接点
２と固定接点１１の間にはアーク９が生じる。このアー
ク９は電磁力によってアークランナ５の上を矢印Ａの方
向に移動させられる。このときに、アークが底８１１消
弧板３０に触れても、アーク導入端部３０ｂが絶縁部材
で構成されているので、熱電子を放出することがなくア
ークのこう着が起こらない、特に、アークのこう着は、
アークランナ５の近傍（アークの足という）で生じやす
いものであるから、アークランナ５に最も近い底部消弧
板３０の一部を絶縁部材で構成することは、アークの走
行を容易にするために効果的である。

上記実施例では、１１１！！縁部材３２と磁性部材３４
を接続して底部消弧板３０を構成したが、磁性部材３４
に絶縁材料を塗布することによって構成してもよい。

［発明の効果］ この発明に係る回路しゃ断器は、底部消弧板のアーク導
入端部を絶縁部材によって構成している。

したがって、アークの足付近において、アークのこう心
を生じること一４ｔなく、アーク力！すみやかに走行し
、しゃ断性能の向上を図ることができる。

すなわち、信頼性の高い回路しゃ断器を提供することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例としての回路しゃ断器の要
部を示す側面図、第２図は第１図の回路しゃ断器に用い
た底部消弧板の詳細を示す図、第３図は従来の回路しゃ
断器の要部を示す側面図、第・１図は第３図の回路しゃ
断器に用いられている消弧板の詳細を示す図である。 ■は可動子、２は可動接点、３は固定子、４は固定接点
、５はアークランナ、１０は上部消弧板、３０は底部消
弧板である。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）固定子、 固定子上に設けられた固定接点、 引き外し装置によって駆動させられる可動子、可動子上
   に設けられており、可動子によって固定接点と離接する
   可動接点、 一端が固定子に固定されたアーク誘導部材、アーク誘導
   部材の上部空間にアークに対してほぼ垂直な面を形成す
   るよう設けられ、アーク導入端部に絶縁部材を有する１
   枚の底部消弧板、底部消弧板の上部空間に設けられ、磁
   性材料よりなる複数枚の上部消弧板、 を備えたことを特徴とする回路しや断器。
2. （２）底部消弧板の絶縁部材はコーテイングによって形
   成されたものであることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の回路しや断器。
3. （３）底部消弧板は絶縁材料と磁性材料を接続して構成
   されたものであることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の回路しや断器。