JPS637544Y2 - - Google Patents

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JPS637544Y2
JPS637544Y2 JP8402782U JP8402782U JPS637544Y2 JP S637544 Y2 JPS637544 Y2 JP S637544Y2 JP 8402782 U JP8402782 U JP 8402782U JP 8402782 U JP8402782 U JP 8402782U JP S637544 Y2 JPS637544 Y2 JP S637544Y2
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rail
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outer rail
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JP8402782U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、横方向への開口を有する略溝形断面
のアウタレールと、このアウタレールの断面内へ
インナレールが嵌挿され、アウタレールの開口へ
突出したインナレールの主立面壁とアウタレール
とのいずれか一方を車体側へ他方を座席側へ固結
することにより座席をスライド可能に支持する自
動車用シートスライド装置に関する。
自動車用シートスライド装置としては、略溝形
断面に形成されたアツパレールとローアレールと
が上下に配設されたものが一般的であつたが、レ
ール自体の巾が広いので前部座席の下の空間が狭
くなり、後部座席の乗員のレツグスペースが十分
にとれないため、略溝形断面のレールを横方向に
配設してレール自体の巾を狭くすることも行なわ
れている。ところが上下に配設されていたレール
を単純に横方向になるように倒すと、ベアリング
等の荷重方向が変化して円滑にスライドしなかつ
たり、強度不足のために、衝突時等にレールに荷
重が加わつて変形し剥離を起し破壊したりするお
それがあつた。そこで、従来は第1図に示すよう
に、アウタレール1内に、閉断面に形成され上下
にフランジ12,13が設けられたインナレール
14を嵌挿し、フランジ12,13とアウタレー
ル11との間に、スライド用樹脂15,16をイ
ンナレール14に一体的に固着成形することによ
り介装し、アウタレール11とスライド用樹脂1
5,16との間のすべり対偶関係により座席をス
ライドさせるものが存した。
しかし、このような従来のシートスライド装置
では、スライド用樹脂15,16とアウタレール
11の断面との嵌合が正確でないと円滑に摺動で
きないので高度な寸法精度が要求され製造コスト
の上昇をもたらすばかりで無く、すべり対偶であ
るため抵抗が大きくなりがちであるという問題点
があつた。
本考案は、上記従来の問題点に着目してなされ
たもので、ボールベアリングまたはローラベアリ
ングを用いたころがり対偶にて円滑にスライド
し、しかも強度上の問題も起さないようにした自
動車用シートスライド装置を提供することを目的
としている。
かかる目的を達成するため、本考案において
は、横方向への開口を有する略溝形断面のアウタ
レールと、該アウタレールの開口へ主立面壁が突
出して該アウタレールの断面内へ嵌挿されたイン
ナレールとより成る自動車用シートスライド装置
において、該アウタレールの断面は、立面状の主
壁の上下に上側壁および下側壁が水平方向に折設
され、該上側壁の先端に下向フランジ、該下側壁
の先端に上向フランジが折設され、これら下向フ
ランジと上向フランジとの先端間に前記横方向へ
の開口が溝状に形成されて成り、該インナレール
の断面は、主立面壁の上下に内方向を向いた上側
面壁および下側面壁が水平に折設され、該上側面
壁の先端に上向フランジ、該下側面壁の先端に下
向フランジが折設されたインナレール主部材と該
インナレール主部材の上向フランジおよび下向フ
ランジに固結されて該インナレール主部材の横方
向への開口を閉じるとともに該インナレール断面
内へ陥入した溝が形成されたインナレール補強部
材とにより閉断面に形成されて成り、該アウタレ
ールの上側壁と該インナレールの上側壁との間お
よび、該アウタレールの下側壁と該インナレール
の下側面壁との間にベアリングが介装されるとと
もに、該アウタレールの主壁と該インナレールの
補強部材との間に該補強部材の溝に両端を保持さ
れたローラベアリングが介装されたことを特徴と
する自動車用シートスライド装置としたものであ
る。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案を説明
する。
第2図乃至第6図は本考案の一実施例を示して
おり、第2図に示すように、座席Aの両側に一対
のスライドレール2,2が配設され、インナレー
ル3が座席Aの基台A1の側板A2へ固結され、
アウタレール4が取付ブラケツト51,52を介
して車体に固着されることにより座席Aが支持さ
れる。そして、基台A1には側板A2より進退す
る係合爪53とこれを進退操作するレバー54と
が設けられ、インナレール3には係合爪53の挿
通孔55が穿設され、アウタレール4には座席A
のスライド位置に応じて係合爪53が挿通孔55
を介して選択的に嵌合する嵌合孔56,56……
が穿設されている。
第3図乃至第5図に示すように、アウタレール
4は、横方向、ここでは座席A内方を向いた開口
41を有する略溝形断面をしており、立面状の主
壁42の上下に上側壁43および下側壁44が座
席A内方への水平方向に折設され、さらに、上側
壁43の先端に下向フランジ45、下側壁44の
先端に上向フランジ46が折設され、下向フラン
ジ45と上向フランジ46との先端の間に開口4
1が溝状に形成されている。そして、アウタレー
ル4の前端には取付ブラケツト52がスポツト部
Cで溶着されるとともにリベツト57で固着さ
れ、後端側には同様に取付ブラケツト51がスポ
ツト部Cで溶着されるとともに内側が平滑にされ
たリベツト58で固着されており、主壁42には
係合爪53の挿通孔56,56…が穿設されると
ともに前後に、内部突起を有するストツパリベツ
ト59,60が取り付けられている。
インナレール3は主部材7と補強部材8とで閉
断面に形成され、主部材7はアウタレール4の開
口41から突出する主立面壁71の上下に、アウ
タレール4方向の内方向を向いた水平な上側面壁
72および下側面壁73が折設され、上側面壁7
2の先端に上向フランジ74、下側面壁73の先
端に下向フランジ75が折設されて成り、補強部
材8は、主部材7の上向フランジ74と下向フラ
ンジ75との間に橋渡されて主部材7の開口を閉
じており、中央部がインナレール3断面内へ陥入
されて溝81が形成されて成り、第6図で明瞭に
わかるように主部材7と補強部材8とは、主部材
7の上向フランジ74と下向フランジ75とに補
強部材8の上フランジ82と下フランジ83とが
スポツト溶接結合され閉断面を形成して長手方向
に延びている。
インナレール3はアウタレール4内に長手方向
に摺動可能に嵌挿され、アウタレール4の上側壁
43とインナレール3の上側面壁72との間にボ
ールベアリング84が介装され、同様に下側壁4
4と下側面壁73との間にボールベアリング85
が介装され、さらに、アウタレール4の主壁42
とインナレール3の補強部材8との間にローラベ
アリング86が介装されており、このローラベア
リング86は、補強部材8の溝81に嵌入されて
両端が保持されている。ボールベアリング84,
85およびローラベアリング86はリテーナ87
で遊動不能に保持されて一組になつたものがレー
ル前後に設けられており、これらベアリングおよ
びリテーナの位置決めならびにインナレール3と
アウタレール4との抜け止めのために、レール前
部から順にストツパボス88,89,90,91
が補強部材8の溝81の底に突設されている。
インナレール3とアウタレール4とが組み合わ
されたスライドレールは、インナレール3には、
その断面内に溶着されたウエルドナツト92,9
2…に座席Aの側板A2がボルトA3により固着
され、アウタレール4は、前部の取付ブラケツト
52および後部の取付ブラケツト51により車体
のフロアに固着される。
上記構成を有する自動車用シートスライド装置
では、リテーナ87に保持されたボールベアリン
グ84,85およびローラベアリング86がイン
ナレール3とアウタレール4とを長手方向にのみ
滑動可能に嵌合させており、インナレール3が最
後退位置にあるとき(第3図および第4図に示す
位置)、後部ストツパリベツト60に後部のロー
ラ86が当接し、中間部のストツパボス90がロ
ーラ86に当接して後退位置が規制され、このと
き、前端部のストツパボス88が前部ローラ86
に当接して前部のベアリング等が抜け出さないよ
うにし、逆に、インナレール3の最前進位置で
は、ベアリングは相対的に移動して前部ストツパ
リベツト59と中間部のストツパボス89との間
に前部のローラベアリング86が挾まれ、後端部
のストツパボス91が後部のローラベアリング8
6に当接する。座席Aはインナレール3とともに
前後に移動するから、その間の適宜な嵌合孔56
に係合爪53を係合させて座席Aを位置決めして
固定する。なお、ボールベアリング84,85は
ローラベアリングにしても良い。
なお、ローラベアリングとしては、第7図に示
すように、製造誤差等によりレール嵌合部に生ず
るガタツキを吸収可能な、少なくとも縮径方向に
弾撥力を有するスプリングローラベアリングとし
ても良い。すなわち、第7図aに示すものは、外
周にスリツトを入れて筒状にしたスプリングロー
ラベアリング86aであり、第7図bに示すもの
はこれを二重構造にしたスプリングローラベアリ
ング86b、第7図cに示すものは、密接して筒
形に巻いたコイルスプリング状で両端が平面にさ
れコイル端末を内部に曲げ込んで形成したスプリ
ングローラベアリング86cである。また、イン
ナレールを固定レール、アウタレールを可動レー
ルとして配設しても良いことはもちろんである。
本考案に係る自動車用シートスライド装置によ
れば、インナレールを閉断面に形成し、アウタレ
ールとの間にローラベアリングあるいはボールベ
アリングを介装してころがり対偶によりアウタレ
ールとインナレールとが滑動するようにしたか
ら、移動抵抗が小さく円滑に作動し、しかも、イ
ンナレールの剛性が高いので、衝突時等に強い荷
重が加わつても、ベアリングを介装した部分への
集中荷重に耐えることができる。また、ボールベ
アリングあるいはローラベアリングは介装部に点
接触あるいは線接触するので、面接触する場合ほ
どの高い精度は必要としないから製造コストを低
減させることができる。レールを横方向に配設し
てアウターレール、インナレールとしたので、レ
ール全体の巾を狭くすることができ、シート下面
を広く使うことができる。さらに、インナーレー
ルとアウターレールとの夫々のフランジ部の間に
ボールベアリングを介装し、インナーレールの溝
にローラベアリングを介装したものは、インナー
レールの上下のフランジ部とアウターレールの上
下のフランジ部との間にローラベアリングを介装
する場合に比べレール巾をさらに小さくできるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すスライドレールの断面
図、第2図乃至第6図は本考案の一実施例を示
し、第2図はシートスライドの配設状態を示す分
解斜視図、第3図はスライドレールの側面図、第
4図はスライドレールの平面図、第5図は第3図
のV視図、第6図はインナレールの斜視図であ
る。第7図a,b,cは各種スプリングローラベ
アリングの正面図、第7図dは第7図cに示すも
のの平面図である。 2……スライドレール、3……インナレール、
4……アウタレール、42……主壁、43……上
側壁、44……下側壁、45……下向フランジ、
46……上向フランジ、7……(インナレール)
主部材、71……主立面壁、72……上側面壁、
73……下側面壁、74……上向フランジ、75
……下向フランジ、8……(インナレール)補強
部材、81……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横方向への開口を有する略溝形断面のアウタレ
    ールと、該アウタレールの開口へ主立面壁が突出
    して該アウタレールの断面内へ嵌挿されたインナ
    レールとより成る自動車用シートスライド装置に
    おいて、該アウタレールの断面は、立面状の主壁
    の上下に上側壁および下側壁が水平方向に折設さ
    れ、該上側壁の先端に下向フランジ、該下側壁の
    先端に上向フランジが折設され、これら下向フラ
    ンジと上向フランジとの先端間に前記横方向への
    開口が溝状に形成されて成り、該インナレールの
    断面は、主立面壁の上下に内方向を向いた上側面
    壁および下側面壁が水平に折設され、該上側面壁
    の先端に上向フランジ、該下側面壁の先端に下向
    フランジが折設されたインナレール主部材と、該
    インナレール主部材の上向フランジおよび下向フ
    ランジに固結されて該インナレール主部材の横方
    向への開口を閉じるとともに該インナレール断面
    内へ陥入した溝が形成されたインナレール補強部
    材とにより閉断面に形成されて成り、該アウタレ
    ールの上側壁と該インナレールの上側面壁との間
    および該アウタレールの下側壁と該インナレール
    の下側面壁との間にベアリングが介装されるとと
    もに、該アウタレールの主壁と該インナレールの
    補強部材との間に該補強部材の溝に両端を保持さ
    れたローラベアリングが介装されたことを特徴と
    する自動車用シートスライド装置。
JP8402782U 1982-06-04 1982-06-04 自動車用シ−トスライド装置 Granted JPS58188237U (ja)

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JP8402782U JPS58188237U (ja) 1982-06-04 1982-06-04 自動車用シ−トスライド装置

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Publication Number Publication Date
JPS58188237U JPS58188237U (ja) 1983-12-14
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JP8402782U Granted JPS58188237U (ja) 1982-06-04 1982-06-04 自動車用シ−トスライド装置

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JP5431076B2 (ja) * 2009-09-03 2014-03-05 日本発條株式会社 車両用シートのスライド構造

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JPS58188237U (ja) 1983-12-14

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