JPS6375101A

JPS6375101A - 靴下および靴下製造装置

Info

Publication number: JPS6375101A
Application number: JP21677686A
Authority: JP
Inventors: 喜幸横山
Original assignee: KINKI SANGYO KK
Current assignee: KINKI SANGYO KK
Priority date: 1986-09-12
Filing date: 1986-09-12
Publication date: 1988-04-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、靴下（スパッツ等の所謂身部部分に該当す
る部分を有するものを含む。本明細書において同じ）お
よびその製造装置に関する。

（従来技術及び発明が解決しようとする問題点）靴下、
例えばソックスは、第６図に図示されるように、大別し
て、足部Ａ、身部Ｂ、口ゴム部Ｃから構成されている。

そして、上記口ゴム部Ｃは、足に装着した際、靴下が下
方にずり落ちないように、編成の際地糸の中に定まった
一定の送り出し計でゴム糸が挿入され、伸縮性自在に構
成されている。

そして、上記口ゴム部の他の部分、即ち身部、足部には
、−ｉにゴム糸は挿入されていなかった。また、編機の
構成上、上記口ゴム部の編成においても一定の緊定状態
（一定の送り出し速度）で挿入されていた。

このため、靴下が履きはじめて暫くの間は、口ゴム部の
ゴム糸が作用し、また身部の地糸で編成された部分も弛
みがでないため、比較約定にフィツトしている。しかし
、使用しているうちに靴下の口ゴム部のゴム糸と共に身
部等の地糸も弛み、下方にずり落ちることとなる。この
ことは、靴下を履いている者にとって、そのずり落ちた
部分が甚だ気になり又気持が悪いものであった。

このため、靴下を履いている者は、上記ずり落ちた靴下
を適宜上方に上げなければならなかった。

しかし、女性の場合人前で上げることができず、しかも
スカートを着ている場合には、靴下の「ずり落ち（弛み
）」が目立つため甚だ厄介な問題であった。尚、他方に
おいて、靴下が新しい間等ロゴム部の締めつけ具合が強
い場合にはその部分のゴム糸が食い込んで、皮膚が痛く
なることもあった。

本発明は、上記現況に鑑み行われたもので、上述のよう
な問題のない靴下及びその製造装置を提供することを目
的とする。

（問題を解決するための手段）本発明にかかる靴下は、靴下の爪先及びかかと部分を除
いた任意の箇所に、適宜ゴム糸の緊定状態を任意に変化
させて挿入されていることを特徴とする。

また、本発明にかかる靴下製造装置は、シリンダの周囲
に編針が配設された円型の横編機からなる編機本体と、
靴下の各部のゴム糸の緊定度をデータとして予めインプ
ットした制御装置と、この制′４１■装置のデータに基
づいて送り出し量が自在に変化し得るゴム糸送り出し機
構と、編成に際しコースをカウントするコースカウンタ
ーを備えていることを特徴とする。

（作用）本発明にかかる靴下は、靴下の任意の箇所に、適宜緊定
状態を任意に変化させてゴム糸が挿入されているので、
靴下を履いた際、例えば、靴下の筒編みの径が足首から
上方に順次緊定状態が緩くなるようゴム糸を挿入した場
合には、靴下の身部の各部が足の太さに略合致した状態
になり、均等の押圧力で足（脚部）にフィツトする。こ
のため、従来の靴下と比べ、大変ずり落ち難くなる。ま
た、任意の箇所、例えば足首、身部の中間部、及び口ゴ
ム部で強い緊定状態でゴム糸を挿入した場合には、それ
らの箇所で強くフィツトするので、ずり落ち難くなる。

また、本発明にかかる靴下製造装置は、制御装置が、予
めインプットされたデータに基づいて、コースカウンタ
で所定位置を検出し、ゴム糸送り出し機構に、定められ
た部位で所定の速度（送り出し量）でゴム糸を送り出す
ように指令し、この指令に基づいてゴム糸が送り出され
て騙み込まれる。この結果、定められた部位で所定の緊
定状態でゴム糸が編み込まれた靴下を製造することがで
きる。

（実施例）以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。

第１図は本実施例にかかる靴下製造装置の概略の構成を
示す全体図、第２図はゴム糸の送り出し機構の概略構成
を示す斜視図である。

本靴下製造装置は、第１図に示すように、周知の円型の
横編機からなる編機本体１と、この編機本体１の近傍に
配設され該編機本体にゴム糸を供給するゴム糸送り出し
機構２と、このゴム糸送り出し機構２を制御する制御装
置３と、編成に際しコースをカウントするコースカウン
ター４と、ゴム糸が巻装されたボビン５を備えている。

そして、ゴム糸送り出し機構２は、第２図に図示するよ
うに、一定の速度で回転している円板２ａと、支持腕２
ｃの先端に取着され上記円板２ａに接触して駆動される
送りローラ２ｂと、支持腕２Ｃを介してこの送りローラ
２ｂを円板２ａ上で半径方向に移動させる送り機構２０
と、この送り機構２０を駆動するパルスモータ２ｄを有
する。この送りＪＲｔＲ２ｃは、パルスモータ２ｄの回
転軸に取着され回動自在なおねじ部２ｅとこのおねじ部
２ｅに螺合し支持腕２ｃ側に固着されためねじ２ｆから
なる。

そして、上記パルスモータ２ｄは、上述の制御装置３と
電気的に接続され正逆回転自在に制御されるよう構成さ
れている。

また、上記制御装置３は、第３図に図示するように、デ
ータを読取るための読取装置３ａｓ　読取ったデータを
記憶する記（ｇ装ｆｆ　３　ｂ、データの入出力を制御
する演算装置３ｃｍ、読取装置３ａあるいは上述したパ
ルスモータ２ｄ及びコースカウンター４等の機器と演算
装置３ｃとの接続をつかさどるＩ　１０ユニツト３ｄを
有する。そして、上記読取装置３ａから読みこまれ記憶
装置３ｂに記憶されたデータに基づいて、ゴム糸送り出
し装置のパルスモータ２ｄの制御が行われるよう構成さ
れている。即ち、このデータには、靴下を編成する際、
イ可コース目から何コース目まで、−コース毎に緊定度
をどの程度の割合で増加あるいは減少させながら、また
は一定の状態で、ゴム糸を挿入するかのデータが書き込
まれている。また、上記データには、連続的にゴム糸を
挿入する場合、あるいは′Ｉｇｒ続的にゴム糸を挿入す
る場合のデータもある。尚、このデータは、磁気テープ
、穿孔カード、フロッピーディスク等の形態で供給され
る。従って、上記制御装置３には、必要に応じて、デー
タの供給される形態のものが読み取れるような読取装置
３ａが具備されることとなる。

しかして、このように構成された靴下製造装置は、以下
のように作用する。例えば、いまデータとして、第３図
に図示するような、足部の中央近傍にゴム糸が均一な緊
定状態で挿入されるよう、且つ身部の下端（足首）から
身部の上端に至る部分で、足の太さの変化に概略合致す
るよう下端から上端に徐々にゴム糸の緊定状態が減少す
るようデータが入力されている場合について説明する。

編機本体１のシリンダが回転するとともに編針が上下動
し、この編針近傍に糸（ゴム糸以外の糸をいう）が供給
され靴下は足部側から順次編成されていく。かかる際、
−コース編成する毎にコースカウンタ４がコースの数を
検知し、この値を制御装置３に伝達する。そして、所定
コース編成され、その所定コース目のカウントをコース
カウンタ４がカウントした旨の信号を制御装置３に伝達
すると、制御装置３は所定コース編成されたことを判断
し、予め入力されているデータに基づいてパルスモータ
２ｄにパルス信号を伝達して送りローラ２ｂを円板２ａ
上の所定位置に移動させる。この所定位置に移動した送
りローラ２ｂは、円板２ａの回転中心Ｏから隔たった距
離Ｒ１に比例した回転数Ｒｅを得る。即ち、Ｒｅ＝（Ｒ
１／Ｒ２）　ＸＲｅ’となる（ここで、Ｒ２は送りロー
ラの回転半径、Ｒｅは円板の回転数とする）。

従って、ゴム糸は上記送りローラ２ｂによりその周速に
等しい速度で編機本体１に供給される。

そして、この送りローラ２ｄの周速は、各コース毎に設
定されている上記データに基づいて制御装置３がパルス
モータに指令することにより変化する。部ち、本実施例
の場合には、６０コース目から８０コース目までは送り
ローラ２ｄは所定位置（例えば送り速度５０ｃ＋ｎ／ｓ
ｅｅの位置）に位置して同じ緊定状態でゴム糸を供給し
、次ぎに１２０コースから２５０コースまでは送りロー
ラ２ｄが半径Ｒ２の値が大きくなる方向に連続的に移動
（例えば、送り速度５０ｃｍ／ｓｅｃ〜８０ｃｍ／ｓｅ
ｃ　）　して順次連続的に緊定状態が低くなるようゴム
糸を供給する。

この結果、第４図に図示するような、足部に均一の緊定
状態でゴム糸が挿入され、且つ足首から身部の上端（従
来の口ゴム部）まで、上方にゆくに従って順次緊定状態
が緩くなった靴下を提供することができる。

また、入力するデータを変化させることにより、第５図
に図示するように、身部の上下、中央部の三箇所で絞り
込んだような靴下環、任意の箇所で、適宜緊定状態を任
意に変化させてゴム糸が挿入されている靴下を提供する
ことかできる。

尚、上記実施例においては、円板とローラによりゴム糸
の送り出し速度を変化させているが、ゴム糸の送りロー
ラそのものの回転軸に速度可変モータを取着し、このモ
ータの回転を制御してゴム糸の送り出し速度を変化させ
るよう構成してもよい。

（発明の効果）本発明にかかる靴下は、上述のように、任意の箇所で任
意にゴム糸の緊定状態を変化させて挿入しであるため、
従来のものに比べて足の各部によくフィツトし、格段に
ずり落ち難（い。

このため、靴下を常に正規の状態で履いていることがで
き、おしゃれな人も靴下のずれに気を使う必要はない。

また、スポーツをする場合にも、靴下のすり落に気を使
うことなく、スポーツに専念することができる。

また、本発明にかかる靴下製造装置は、上述のような、
任意の箇所に任意の緊定状態でゴム糸を挿入した靴下を
容易に量産することを可能とする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例にかかる靴下製造装置の概略の構成を
示す全体図、第２図はゴム糸の送り出し機構の概略構成
を示す斜視図、第３図は第１図に示す制御装置の詳細な
構成示す構成図、第４図は本実施例にかかる靴下を示す
側面図、第５図は他の実施例にかかる靴下を示す側面図
、第６図は従来の靴下の形状を示す側面図である。１・・・編機本体、２・・・ゴム糸送り出し機構、３・
・・制御装置、４・・・コースカウンタ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　靴下の爪先及びかかと部分を除いた任意の箇所
に、適宜ゴム糸の緊定状態を任意に変化させて挿入され
ていることを特徴とする靴下。
（２）　シリンダの周囲に編針が配設された円型の横編
機からなる編機本体と、靴下の各部のゴム糸の緊定度を
データとして予めインプツトした制御装置と、この制御
装置のデータに基づいて送り出し量が自在に変化し得る
ゴム糸送り出し機構と、編成に際しコースをカウントす
るコースカウンターを備えていることを特徴とする靴下
製造装置。