JPS6374898A - 位置合わせ用スライドプレ−トを有するキヤリア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワークやバレントを収納するストッカと、工
作機械やパレットチェンジャとの間でワークやパレット
を殿送し、ＦＬＩ互に交換を行うキャリアに関する。

〔従来の技術〕

ワーク又はこれを搭載するためのパレット（以下本明細
書ではパレットと総称する）を工作機械から所定のスト
ッカまで搬送して格納したり、逆にパレットをストッカ
からこれを取り出して必要とする工作機械まで搬送して
取り付けたりするために、従来のキャリアは、工場の床
下に敷設された誘導用のケーブルから発せられる信号に
ガイドされてストッカや工作機械のパレット載置位置の
前面に至って停止し、その床上の所定位置に突出して設
けられた位置決めコーンに対して自らの搭載している位
置合わせ部材を降下させ、それに設けられている雌花を
該位置決めコーンに係合させて微小な誤差を自己修正し
つつ、キャリア全体を床上に浮上させてその位置を合わ
せていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、キャリアそのものの精度や、パレット等を搭載
するフォークの取り付は精度にはバラツキがあり、最終
的にパレット等とフォークとの位置を厳密に精度よく一
致させることは困難であると共に、前述のキャリアの位
置決め機構自体が複雑な構造を有し、又多大のエネルギ
を必要とするので、通常、バッテリを動力源とするキャ
リアには不向きな点が少なくなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、軟土の従来技術の問題点を解決して、パレッ
トストッカや工作機械のパレット搭載位置とキャリアの
フォークの位置とが厳密に一致していなくても、確実な
パレット等の交換が可能となるような手段を提供するこ
とを目的とする。

即ち、この目的は、ストッカと工作機械からパレットを
受け取り、これを搬送して他の工作機械又はストッカに
受け渡すキャリアであって、前記パレットの昇降を行う
ための昇降部材を具え、該昇降部材には、前記パレット
の位置決め用所定個所に係合可能なガイド部を具えたス
ライドプレートが載置され、その係合の際に前記ガイド
部に加えられる力によって、前記スライドプレートを前
記昇降部材に対して二次元水平面内で移動可能になすス
ライド機構が設けられていることを特徴とする位置合わ
せ用スライドプレートを有するキャリアによって達成さ
れる。

前記昇降部材は２本の平行なフォークからなっているこ
とが望ましい。

前記スライドプレートのガイド部は前記パレット等の底
面に穿設された飛び込み孔に嵌合可能なテーバ状の先端
を有するガイドビンであることが望ましい。

前記スライド機構が、前記昇降部材上に固定された係止
ビンと、これに遊合可能に前記スライドグレートに穿設
された、該係止ビンよりも大径の動台孔とを含み、更に
前記スライドプレートと前記昇降部材との間に低摩擦部
材を具えていることが望ましい。

かかる構成によって、パレットの受け渡し時にキャリア
のガイド部とパレットの位置決め用所定個所との相互位
置に若干の誤差があっても、この位置の不一致によって
昇降部材に設けられたスライドプレートに力が作用し、
該スライドプレートが水平面内で自己調心的に移動して
前記誤差を吸収し、常に正確な位置合わせが可能となる
。従って、従来装置のような複雑な位置合わせ機構が不
要となる。

〔実施例〕

以下、図面に示す好適例によって本発明を更に詳細に説
明する。なお、以下の説明においてはワークをパレット
に載置して搬送する例について述べるが、パレットを廃
してワークを直接搬送する場合にも全く同じ方式で実施
可能であることを理解すべきである。

第２図は本発明にかかるキャリア１の概略の機構を示す
側面図である。このキャリア１は車輪２によって床３上
を走行し、工作機械とパレットストッカ間でパレットの
ＩＩＷ送を行う。この床上走行は、例えば床下に埋設さ
れたケーブル（図示しない）から発せられるガイド信号
により、キャリアの走行・停止を行う公知の制御システ
ムによって行われる。キャリア１は昇降自在に構成され
た平行で水平方向前方に突出した２本のフォーク４を有
し、該フォーク４の上には後述するスライドプレート５
が取り付けられている。第２図には、スライドプレート
５の上にパレット６が載置されている状態が示されてい
る。

第１図はフォーク４とスライドプレート５の斜視図であ
り、スライドプレート５は２本のフォーク４のそれぞれ
の上面にその長さ方向に延在する２本の縦部材５ａと、
これを後方で連結する１本の横部材５ｂとからなるＵ字
形をなしている。この縦部材５ａの上面の中央には、先
端が先細り状のテーパを有するガイドビン７が垂直に凸
段されている。このガイドピン７は後述するようにパレ
ット６の底面に設けられた飛び込み孔８と嵌合するもの
である。

更に、縦部材５ａには、前記ガイドピン７を挟んで二つ
の遊合孔９が穿設され、これに後述するスライド機構の
係止ビン１０が遊合している。

第３図は前述のスライド機構とスライドプレート５及び
フォーク４との関係を示す。係止ピン１０は平坦な基礎
１０ａをフォーク４の上面にねじ１１で固定されている
。スライドプレート５は前記遊合孔９を係止ピン１０に
遊合させた状態で基礎１０ａの上に載せられ、両者の接
触面間には樹脂材料からなるリング状の含油軸受材１２
が介装され、両者間での低摩擦接触を可能としている。

前記遊合孔９は比較的小径の、しかし前記係止ピン１０
の外径よりも所定の値だけ大きい内径を有する下半部９
ａと、これよりも大径の上半部９ｂからなっている。係
止ピン１０の上部にはスナップリング１３が嵌入して固
定され、更にその直下に座金１４が前記孔９の上半部９
ｂの底面との間に僅かな間隙を以て介挿されている。従
ってスライドプレート５は、座金１４とスナップリング
１３とによって上方への移動は制限されるが、水平方向
には係止ピン１０の外径と孔９の下半部９ａの内径の差
の範囲内で二次元的に滑動可能になされていることが理
解されるであろう。

パレット等の受け渡し時におけるキャリア１とパレソト
ストンカ１５との位置関係の平面図を第４図に示す。こ
の図はキャリアｌが前進してパレットストッカ１５上に
１Ｉ３２Ｗされたパレット６を受け取りにｊテこうとし
ている状態を示す。パレット６はその両縁部に設けられ
たブラケット６ｂの切欠き６ａを、ストッカ１５の置台
１５ａの両側に固定されている位置決めビン１６に係合
させることによって、正確に定位置に維持されている。

次にこの状態からキャリヤ１にパレット６を移行させる
手順を第５図に基づいて説明する。

先ず、キャリア１は更に前進して、フォーク４に設けら
れたガイドピン７がパレット６の底面に設けられた飛び
込み孔８と上下に対応する位置まで移動する（第５図ａ
）。

次にフォーク４はガイドピン７と飛び込み孔８とが係合
可能となる位置まで」二昇する（第５図ｂ）。

両者７，８の位置が正６１には一致していない場合には
、ガイドピン７のテーパ部が飛び込み孔８の内周の一方
に接触するが、フォーク４の上昇につれて横力向く図示
の例では左方向）の力を受け、これによってスライドプ
レート５は同じ方向に移動し、ガイドピン７は最後には
正確に心出しされた状態で飛び込み孔８内に嵌合する（
第５図Ｃ）。

フォーク４は更に上昇を続けてパレット６を持ち上げ、
ストン力１５の位置決めビン１６と切り欠き６ａとの係
合が外され、パレ、トロは完全にキャリア１上に移転す
る（第５図ｄ）。

これと逆に、フォーク上のパレットをストッカ上に移行
させる手順を第６図に基づいて説明する。

キャリア１はこれに載置されたバし・ノド６の両縁部に
設けられたブラケット６ｂの切り欠き６ａが、ストッカ
１５の置台１５３の両側に設けらねた位置決めビン１６
と対応する（力置士で前進して停止する（第６図ａ）。

次にフォーク４は前記切り欠きｆ−ｓ　ａと位置、／１
％めビン１６とが接触するまでド隆を続ける（第６図ｂ
）。

この場合、両者６ａ、１６が正確に一致してぃないと、
フォーク４の下降につれ位置決めピン１６のテーパ状　
の先端部はどらちかの（図示の例では右側の）切り欠き
６ｂの壁に接触して、横方向（図示の例では左方向）の
力を受け、この力によってスライドプレート５はフォー
ク４上を横方向に移動し、最後に両者の完全な位置合わ
せが完了した状態でパレット６は置台１５ａ上に載置さ
れる（第６図Ｃ）。

フォーク４は更に下降を続け、ガイドピン７が飛び込み
孔８から脱出し、パレット６は完全にストフカ１５上に
移転される（第６図ｄ）。

以上の説明において、位置合わせ用にスライドプレート
にはガイドピンを、又パレットには飛び込み孔を設けた
が、これを逆に設けても差し支えはない。又、パレット
にワークを載せて搬送する例について述べたが、パレッ
トを用いず、ワークを直接搬送する場合にも、これと同
じ思想で本発明を適用することが可能であることは前述
した通りである。

〔発明の効果〕

以上詳述した通り、本発明によれば、キャリアのフォー
ク上に一定の範囲で水平方向に二次元的にスライド可能
なスライドプレートを設けたので、少な（ともこのスラ
イド範囲内までの精度でキャリアの位置合わせを行えば
、多少の誤差があっても、後はスライドプレートの自己
調心的な動きによって無理なく完全な位置合わせが可能
となり、確実且つ円滑なパレット交換が可能となる。

更に従来のような複雑で大掛かりな位置決め機構が必要
でなくなったため、キャリアの構造が簡単となり、製造
コストの低減と、保守の容易性が実現される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にかかるキャリアのフォークとスライド
プレートの外観を示す斜視図、第２図は本発明にかかる
キャリアの側面図、第３図は第１図のｍ−ｍ線に沿う断
面図であり、キャリアのフォークとスライドプレートと
の間に設けられたスライド機構の詳細を示し、第４図は
キャリアが前進してストッカへパレットを受け取りに行
こうとしている状態を示す平面図、 第５図は本発明の装置によってストッカからキャリアへ
のパレットの移転の手順を示す動作図、第６図は同じく
逆の場合の手順を示す動作図である。 １・・キャリア　　　　　　　２・−車輪３−床　　　
　　　　　　　　４・・・フォーク５−スライドプレー
ト　　　６−パレツド７−・ガイドピン　　　　　　８
−飛び込み孔９−・−遊合孔　　　　　　　１０・・・
係止ピン１１・−ねじ　　　　　　　１２−含油軸受部
材１３−・−スナップリング　　１４−座金１５・−ス
トッカ　　　　　１６−位Ｍ決めピン６ａ−切り欠き 嶌１図 第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ストッカや工作機械からワーク又はパレット（以下
   パレット等と総称する）を受け取り、これを搬送して他
   の工作機械又はストッカに受け渡すキャリアであって、
   前記パレット等の昇降を行うための昇降部材を具え、該
   昇降部材には、前記パレット等の位置決め用所定個所に
   係合可能なガイド部を具えたスライドプレートが載置さ
   れ、前記パレット等の位置決め用所定個所と前記スライ
   ドプレートとの係合の際に前記ガイド部に加えられる力
   によって、前記スライドプレートを前記昇降部材に対し
   て二次元水平面内の一定範囲で移動可能になすスライド
   機構が設けられていることを特徴とする位置合わせ用ス
   ライドプレートを有するキャリア。 ２、前記昇降部材が２本の平行なフォークからなってい
   る特許請求の範囲第１項に記載された位置合わせ用スラ
   イドプレートを有するキャリア。 ３、前記スライドプレートのガイド部が前記パレット等
   の底面に穿設された飛び込み孔に嵌合可能なテーパ状の
   先端を有するガイドピンである特許請求の範囲第１項又
   は第２項に記載された位置合わせ用スライドプレートを
   有するキャリア。 ４、前記スライド機構が、前記昇降部材上に固定された
   係止ピンと、該係止ピンに遊合可能に前記スライドプレ
   ートに穿設された、該係止ピンよりも大径の遊合孔とを
   含み、更に前記スライドプレートと前記昇降部材との間
   に低摩擦部材を具えている特許請求の範囲第１項ないし
   第３項のいずれか１項に記載された位置合わせ用スライ
   ドプレートを有するキャリア。