JPS637486Y2 - - Google Patents

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JPS637486Y2
JPS637486Y2 JP7221384U JP7221384U JPS637486Y2 JP S637486 Y2 JPS637486 Y2 JP S637486Y2 JP 7221384 U JP7221384 U JP 7221384U JP 7221384 U JP7221384 U JP 7221384U JP S637486 Y2 JPS637486 Y2 JP S637486Y2
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JP
Japan
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scraper
main body
rubber
elastic member
mounting hole
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JP7221384U
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JPS60183138U (ja
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Publication of JPS637486Y2 publication Critical patent/JPS637486Y2/ja
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  • Machine Tool Units (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、旋盤、フライス盤等の工作機械にお
いて用いられるスクレーパに関するものである。
(従来の技術) 一般に、上述した如き工作機械においては、ベ
ツドに刃物台、芯押台等の本体が移動可能に設け
られてなり、しかして該本体の摺動部への切粉等
の噛み込みによる摺動面の損傷、摩耗を防止する
ために、エツジ部がベツドの摺動面に接触するス
クレーパを上記本体に設け、摺動面の切粉等を掻
き落して、工作機械の寿命を向上するようにして
いる。
すなわち、第4図に示す工作機械51におい
て、ベツド52の摺動面53上に本体54(芯押
台、刃物台等)が載置され、該本体54の両側面
には上記摺動面53に対して接触するスクレーパ
55がビス等の締付具56にて取付けられ、ま
た、上記摺動面53と本体54の摺動部との相互
摩耗に対する間隔調整用のギブ57(くさび)が
設けられている。なお、上記ギブ57はその長さ
が本体54の摺動部の長さより短かく製作されて
取付けられているので、その両端部における本体
54の摺動部と摺動面53との間にはギブ挿入部
58として空間が生じている。
ところで、従来より使用されているスクレーパ
として、例えば実開昭58−191934号公報に示され
るように、ゴム状弾性部材61の前面側に補強板
62が一体的に接合されてなるスクレーパ63
(第5図参照)であつて、前記補強板62及びゴ
ム状弾性部材61を貫通する取付孔64に締付具
65を適用して、本体54に取付けられるものは
知られている。
(考案が解決すべき問題点) 上述した如きスクレーパ63では、第5図に示
すように、本体54へのスクレーパ63の取付時
に、締付具56で大トルクでもつて締付けると、
取付孔64周囲のゴム状弾性部材61が歪み補強
板62も変形し、それによつて先端エツジ部の浮
き上がりが発生し、掻き取り機能にむらが生じ、
該機能が低下するという問題がある。
(上記問題点を解決する手段) 本考案は、上述した問題点を解決するために、
本体への取付けのための取付孔の周囲をスクレー
パ厚さ方向全体に亘つて補強し、その補強構造で
もつて前記取付孔に適用される締付具による締付
力を負担させるようにしたことを特徴とするもの
である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
第4図に示すように工作機械51のベツド52
の摺動面53に沿つて移動する本体54に取付け
られる本考案に係るスクレーパ1は、第1図に示
すように、上記摺動面53に接触するエツジ部2
aを有する板状のゴム状弾性部材2の前面側に、
剛性を有する金属板、合成樹脂板等による補強板
3が焼付け又は装着などにより接合又は組立てら
れ、全体としてはエツジ部2aを除いて厚さを略
一定とした平板形状に形成されている。
スクレーパ1の上側部分には、ビス等の締付具
にて本体54に固定するための取付孔4が所定間
隔でもつて設けられ、その部分には、補強板3の
後側に筒状の剛性部材5が一体化又は、組立て
(貼り付け)等により装着され、しかして取付孔
4の周囲はスクレーパ厚さ方向全体に亘つて補強
されている。
前記エツジ部2aは、先端背面部2bが傾斜し
て形成されるとともに、先端より所定長さ内方に
先端縁の形状に沿つて溝2cが形成され、柔軟性
が付与されている。エツジ部2aは、上記摺動面
53の各面に接触すべく、その先端接触縁は摺動
面53の断面外形線と同一形状に形成されてお
り、各接触部におけるエツジ部2aの断面形状は
略同一である。
一方、補強板3は、ゴム状弾性部材2の前面側
に対し、エツジ部2a及び溝2cの部分を除いた
略全面に配設されている。また、ギブ挿入部(第
4図の58参照)に対応する部分の補強板3は、
ゴム状弾性部材2の前面側から背面側(本体54
への取付面側)に曲折されて裏打ち部(図示せ
ず)が形成されている。
続いて、上記実施例の構造の本考案形のスクレ
ーパ(第1図参照)と、従来形のスクレーパ(第
5図参照)とについて、エツジ部の浮き上り量S
を測定した。なお、スクレーパの厚さは6mmで、
補強板の厚さは3mmで、締付具としてはM6ボル
トを用いた。
その測定結果は、第3図に示す通りである。す
なわち、従来形は、締付トルクが10Kg・cmを越え
ると、エツジ部が浮き上がり、掻き取り機能が著
しく低下する。一方、本考案形は、締付トルクが
増加してもエツジ部2aの浮き上がりはほとんど
発生せず、通常の締付固定に要する締付トルクの
範囲(35〜50Kg・cm)では、全く問題は生じな
い。
したがつて、上記の構成によれば、ビス等の締
付具による締付力は、補強板3及び剛性部材5に
て負担され、ゴム状弾性部材2に歪は生じない。
その結果、エツジ部2aの浮き上がりがなくな
り、本体54の摺動面53への押え代が常時容易
にかつ正確に保持でき、切粉等の掻き取り機能が
安定して得られる。また、スクレーパ1の取付時
に、締付具の締付力を微妙に調整することなく、
容易にかつ正確に取付けることができる。さら
に、従来のものでは、取付けにおいて曲がるのを
防止するため低トルクで締付固定しているので、
長期使用中に締付具が緩み掻き取り機能が低下す
るおそれがあつたが、上記の構成によればそのよ
うなことも起らない。
上記実施例のほか、第2図に示すスクレーパ1
1のように、ゴム状弾性部材12に対し、前面側
から、バーリング加工により補強板と剛性部材と
を一体的に成形した補強部材13を一体的に接合
して形成してもよい。また、切り起こし加工を用
いて、上記剛性部材5に対応する部分を形成する
ようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成したから、安定した
掻き取り機能が得られ、しかも取付けが容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のスクレーパの断面
図、第2図は変形例の断面図、第3図は本考案形
と従来形のスクレーパの締付トルクの変化に伴う
エツジ部の浮き上がり量について比較した測定結
果の説明図、第4図は工作機械にスクレーパを取
付けた状態の斜視図、第5図は従来例の断面図で
ある。 1,11……スクレーパ、2,12……ゴム状
弾性部材、3……補強板、4……取付孔、5……
剛性部材、13……補強部材、51……工作機
械、53……摺動面、54……本体(芯押台、刃
物台等)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作機械の摺動面に沿つて移動する本体に取付
    けられるものであつて、ゴム状弾性部材の前面側
    に補強板が一体的に接合されてなり、前記ゴム状
    弾性部材及び補強板を貫通する取付孔が設けら
    れ、該取付孔にビス等の締付具を適用して本体に
    取付けられるスクレーパにおいて、前記ゴム状弾
    性部材の取付孔周囲に剛性部材が配設され、前記
    取付孔の周囲がスクレーパ厚さ方向全体に亘つて
    補強されていることを特徴とする工作機械用スク
    レーパ。
JP7221384U 1984-05-16 1984-05-16 工作機械用スクレ−パ Granted JPS60183138U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7221384U JPS60183138U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 工作機械用スクレ−パ

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JP7221384U JPS60183138U (ja) 1984-05-16 1984-05-16 工作機械用スクレ−パ

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JPS60183138U JPS60183138U (ja) 1985-12-05
JPS637486Y2 true JPS637486Y2 (ja) 1988-03-03

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ID=30610418

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020032336A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 三ツ星ベルト株式会社 ワイパー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08119Y2 (ja) * 1989-10-31 1996-01-10 株式会社アマダ 穴明け機
JP2012218911A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Inoue Shokai:Kk 除去機

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JP2020032336A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 三ツ星ベルト株式会社 ワイパー

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JPS60183138U (ja) 1985-12-05

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